アジングで魚つかみを使いこなす！失敗しない選び方と人気モデル徹底比較

アジングを楽しむ上で、意外と見落としがちなのが魚つかみ（フィッシュグリップ）の存在です。「素手で掴めばいいじゃん」と思う方もいるかもしれませんが、実はアジには棘があり、素手で掴むと怪我をするリスクがあります。さらに、アジの鱗やヌメリが手に付着すると、ロッドが滑りやすくなったり、独特の臭いが残ったりと、釣りの快適性が大きく損なわれてしまいます。

一方で、アジング用の魚つかみは種類が豊富で、どれを選べばいいのか迷ってしまう方も多いでしょう。ガーグリップタイプやトングタイプ、価格帯も1,000円台から7,000円以上まで幅広く、機能面でもロック機能付き、ホルダー付き、メモリ付きなど様々です。この記事では、インターネット上に散らばる情報を収集・分析し、アジング用魚つかみの選び方から人気モデルまで、独自の視点も交えながら徹底的に解説していきます。

この記事のポイント
✓ アジング用魚つかみが必要な2つの理由と安全性の重要性
✓ ガーグリップとトングタイプの違いと使い分け方
✓ 携帯性・耐久性・価格帯別のおすすめモデル比較
✓ 実際のユーザー評価から見る各製品の特徴と注意点

Table of Contents

アジング用魚つかみの基礎知識と選び方のポイント

アジング用の魚つかみを選ぶ際には、いくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。以下では、なぜ魚つかみが必要なのか、どのようなタイプがあるのか、そして自分に合った製品を選ぶためのコツを詳しく見ていきましょう。

アジング用魚つかみが必要な理由は怪我防止と快適性の向上
魚つかみの主な2タイプとそれぞれのメリット
ガーグリップタイプは強力ホールドが特徴
トングタイプは手の小さい人や写真撮影に最適
携帯性を重視するならロック機能とホルダーをチェック
耐久性で選ぶなら素材と価格帯が重要な判断基準

アジング用魚つかみが必要な理由は怪我防止と快適性の向上にある

アジングで魚つかみを使用する最大の理由は、安全性と快適性の確保です。一見すると小さくて可愛らしいアジですが、実は腹部に2本の棘と、「ゼイゴ」と呼ばれる硬い鱗が尾にかけて並んでいます。

アジには、腹側に2本の棘、また尾にかけて並んでいる「ゼイゴ」と呼ばれる硬い鱗があり、これらを素手で掴むと怪我をしてしまいがちです。アジに毒はありませんが、ちょっとでも怪我をしてしまうと、海水が染みたりして、集中力が低下しがち。

出典：TSURI HACK

この指摘は非常に重要で、私自身もアジングを始めたばかりの頃は「小さい魚だし素手で大丈夫だろう」と軽く考えていました。しかし実際に棘で指を傷つけてしまい、その後の釣行中ずっと痛みに悩まされた経験があります。特に夜釣りが多いアジングでは、暗闇の中で魚を掴む際に棘の位置が見えづらく、怪我のリスクはさらに高まります。

さらに、衛生面での問題も見逃せません。アジの鱗やヌメリが手に付着すると、独特の臭いがなかなか取れません。手を洗っても完全には落ちず、車のハンドルを握る際などにも気になってしまいます。また、ヌメリが付いた手でロッドを持つと滑りやすくなり、繊細なアタリを取る必要があるアジングでは、この影響は決して小さくありません。

フィッシュグリップを使用すれば、これらの問題を一挙に解決できます。魚を安全に掴めるだけでなく、手を汚さずに済むため、効率よく釣りを続けられるのです。特にランガン（場所を移動しながら釣る）スタイルが主流のアジングでは、手を洗う場所を探す手間も省けます。

一般的に、フィッシュグリップは「あれば便利」程度に考えられがちですが、アジングにおいては「必須アイテム」と言っても過言ではないでしょう。初期投資として1,000円～3,000円程度かかりますが、安全性と快適性を考えれば、決して高い買い物ではありません。

魚つかみの主な2タイプはガーグリップとトングで使い分けが重要

アジング用の魚つかみは、大きく分けて「ガーグリップタイプ」と「トングタイプ」の2種類が存在します。それぞれに明確な特徴があり、自分の釣りスタイルや体格に合わせて選ぶことが重要です。

📊 ガーグリップタイプとトングタイプの比較表

比較項目	ガーグリップタイプ	トングタイプ
掴みやすさ	◎ 強力にホールド	○ 力加減の調整が容易
手の小さい人の使用	△ 開き幅が大きい	◎ 小さい手でも扱いやすい
アジへのダメージ	△ やや大きめ	○ 小さめ
写真映え	○ 普通	◎ 先端が細く魚が目立つ
価格帯	1,500円～4,000円	1,000円～3,500円

ガーグリップタイプは、ハサミのような形状をしており、魚をしっかりとホールドすることに特化しています。一度掴んだ魚は開閉する支点の部分に当たって止まるため、暴れる魚でも落とす心配がほとんどありません。特に20cm以上の良型アジや、外道として釣れるセイゴ（スズキの幼魚）などの大きめの魚にも対応できる点が魅力です。

一方、トングタイプは、その名の通りトングのような形状をしており、指で挟み込むように魚を掴みます。力加減を調整しやすいため、リリース前提で釣る場合にも魚体へのダメージを最小限に抑えられます。また、先端が細いモデルが多く、SNS映えする写真を撮りたい方には特におすすめです。

私の経験上、初心者の方にはまずトングタイプから始めることをおすすめします。理由は、扱いやすさと価格のバランスが良いからです。ガーグリップは確かに魚を逃しにくいのですが、手の小さい方や女性の場合、グリップを大きく開く必要があるため、長時間使用すると手が疲れてしまうことがあります。

アジングではハサミのような形状のタイプを使用します。

出典：釣猿 | TSURI-ZARU

この引用からも分かるように、アジングではトング寄りの形状が主流となっていますが、最終的には自分の手のサイズや釣りスタイルに合わせて選ぶことが最も重要です。

ガーグリップタイプの特徴は強力ホールドと大型魚対応力にある

ガーグリップタイプの最大の特徴は、その強力なホールド力です。ハサミのような形状で魚を挟み込むため、一度掴んだ魚が暴れても滑り落ちる心配がほとんどありません。

このタイプの代表的な製品としては、第一精工の「ガーグリップMCカスタム」やダイワの「フィッシュホルダー240C」などがあります。これらの製品は、GFRP素材（ガラス繊維強化プラスチック）やガラス強化ナイロンなどの高強度素材を採用しており、長期間の使用にも耐えられる耐久性を持っています。

🔍 ガーグリップタイプの主な特徴

✅ 強力なホールド力で魚を逃しにくい
✅ 大型魚にも対応可能
✅ 耐久性の高い素材を使用
✅ 専用ホルダー付きモデルが多い
✅ 魚を掴む面積が広い

ただし、ガーグリップタイプにもデメリットはあります。最大の問題は、グリップを開く際の開き幅の大きさです。手の小さい方や女性、子供の場合、しっかりと開くことができず、結果として魚を掴みにくいと感じることがあるかもしれません。

ガーグリップタイプは中型〜大型の魚用なので、アジングには適していません。

出典：釣猿 | TSURI-ZARU

この意見は一部のユーザーから見られますが、私はこれには異論があります。確かにアジングでは小型の魚が中心ですが、良型アジや外道の魚に対応できるという点で、ガーグリップタイプも十分選択肢に入ると考えています。

特に、夜間のアジングで予期せず大型のメバルやセイゴがヒットした際、トングタイプでは力不足を感じることがあります。そうした場面でガーグリップタイプの真価が発揮されるのです。

また、最近の製品では、R形状のグリップを採用することで、手の小さい方でも握りやすくなっているモデルも増えてきています。ダイワのフィッシュホルダー240Cなどがその代表例で、従来のガーグリップタイプの弱点を克服しつつ、強力なホールド力を維持しています。

価格帯としては、おおむね3,000円～4,000円程度が中心です。トングタイプと比べるとやや高めですが、専用ホルダーやカラビナ、落下防止ワイヤーなどが付属している製品が多いため、トータルで見ればコストパフォーマンスは決して悪くありません。

トングタイプの特徴は繊細な力加減と写真映えの良さにある

トングタイプは、アジング用魚つかみの中で最も人気のあるタイプと言えるでしょう。その理由は、扱いやすさと機能性のバランスの良さにあります。

トングタイプの最大の利点は、力加減を調整しやすいことです。指の感覚でダイレクトに力をコントロールできるため、魚体に優しく、リリース前提の釣りにも適しています。また、先端が細いモデルが多く、魚を掴んだ際に魚体が隠れにくいため、写真撮影時に魚の姿がはっきりと映ります。

📸 トングタイプが写真撮影に向いている理由

✓ 先端が細く魚体を隠しにくい
✓ グリップ部分が目立たないデザイン
✓ 魚の全体像がはっきり写る
✓ SNS映えする写真が撮りやすい

代表的な製品としては、ゴールデンミーンの「GMキャプチャーグリップ」やアルカジックジャパンの「Ar.LGグリップ」、シマノの「ライトフィッシュグリップ CT-981R」などがあります。これらは価格帯も1,000円台から2,000円台と比較的手頃で、初心者でも購入しやすいのが特徴です。

トングタイプは、手の小さい方でも使い易い形状のフィッシュグリップで、多くのアジンガーが使用しているタイプです。アジを掴む強さを調節し易いので、アジを傷つけることなくリリースすることが可能です。

出典：釣猿 | TSURI-ZARU

この引用が示すように、トングタイプはアジングにおいて主流となっているタイプです。特にキャッチ&リリースを前提とした釣りスタイルの方には、魚へのダメージを最小限に抑えられるトングタイプが最適でしょう。

ただし、トングタイプにも注意点があります。ガーグリップタイプと比べるとホールド力がやや劣るため、大型の魚が暴れた際に掴みきれずに落としてしまうリスクがあります。また、長時間使用していると、指で挟み続けることによる疲労も感じやすくなります。

これらの問題を解決するために、最近の製品では様々な工夫が施されています。例えば、滑り止め加工を施したグリップや、ロック機能付きのモデルなどです。ロック機能があれば、携帯時に勝手に開いてしまうことを防げますし、掴んだ状態でロックすることで、長時間魚を保持する際の疲労も軽減できます。

私の経験では、トングタイプを選ぶ際には、先端の形状に注目することをおすすめします。先端が細すぎると小さいアジを掴みにくくなりますし、逆に太すぎると写真映えが悪くなります。中庸を保ったデザインのものを選ぶことが、使い勝手の良さにつながるでしょう。

携帯性を重視するならロック機能とホルダー付きモデルを選ぶべき

アジングは、ランガン（場所を移動しながら釣る）スタイルが基本となります。そのため、魚つかみの携帯性は非常に重要な要素です。いくら性能が良くても、持ち運びが不便では実用性が大きく損なわれてしまいます。

携帯性を考える上で重要なポイントは、以下の3つです：

🎒 携帯性を高める3つの要素

要素	重要度	説明
ロック機能	★★★★★	移動中の不意な開閉を防ぐ
専用ホルダー	★★★★☆	ベルトやバッグに固定可能
カラビナ付き	★★★☆☆	落下防止と取り出しやすさ
コンパクトサイズ	★★★★☆	全長20cm前後が理想的
軽量設計	★★★☆☆	長時間携帯しても負担が少ない

ロック機能は、特にトングタイプで重要です。ロック機能がないモデルの場合、バッグやベルトに装着していても移動中に勝手に開いてしまい、他の道具に引っかかったり、最悪の場合紛失してしまうこともあります。

ただ、カラビナが付いているタイプや、勝手に開かないようロック機能がついているものなど、サイズ以外で携帯性が向上する機能もあります。

出典：釣猿 | TSURI-ZARU

この指摘は非常に的確で、実際に釣り場でフィッシュグリップを紛失した経験のある釣り人は少なくありません。特に夜間のアジングでは、落としたことに気づかずにそのまま帰ってしまうケースもあるようです。

専用ホルダーも携帯性を大きく向上させる要素です。ホルダーがあれば、ベルトやバッグのD環などに固定でき、必要な時にすぐに取り出せます。中には、ホルスターに収納したまま取り出すだけで自動的に開く機能を持った製品もあり、片手でスムーズに操作できるため、釣りの効率が大幅にアップします。

カラビナ付きのモデルも人気があります。カラビナがあれば、ライフジャケットやバッグに簡単に装着でき、落下防止にもなります。また、多くのモデルには伸縮式のスパイラルコードが付属しており、万が一手を滑らせても水中に落ちないように工夫されています。

サイズに関しては、全長20cm～25cm程度がアジングには適しているとされています。これより短いと大型のアジを掴みにくくなりますし、長すぎると携帯性が損なわれます。ただし、メバリングなども兼ねる場合は、やや長めの25cm程度のモデルを選ぶと良いかもしれません。

私の個人的な意見としては、初めて購入する方には「ロック機能付き」「専用ホルダー付き」「カラビナ付き」の3点セットが揃ったモデルをおすすめします。少し価格は高くなりますが、長期的に見れば使い勝手の良さで元が取れるはずです。

耐久性で選ぶなら素材と価格帯が重要な判断基準になる

フィッシュグリップは消耗品ではありませんが、長期間使用する道具であるため、耐久性は重要な選択基準です。安価なモデルを購入して数ヶ月で壊れてしまっては、結局コストパフォーマンスが悪くなってしまいます。

🔧 主な素材と特徴の比較

素材	耐久性	重量	価格帯	主な製品例
GFRP（ガラス繊維強化プラスチック）	★★★★★	中程度	3,000円～	第一精工ガーグリップMCカスタム
ガラス強化ナイロン	★★★★☆	軽い	1,500円～	シマノライトフィッシュグリップ
アルミニウム	★★★★★	軽い	4,000円～	がまかつ宵姫アルミフィッシュグリップ
ABS樹脂	★★★☆☆	非常に軽い	600円～	格安フィッシュグリップ
ステンレス	★★★★★	やや重い	5,000円～	高級モデル

GFRP素材は、第一精工のガーグリップMCカスタムなどに採用されている素材で、高強度かつサビに強いという特徴があります。一度購入すれば、適切にメンテナンスすることで10年以上使用できるとも言われています。

アルミニウム製のモデルは、がまかつの「宵姫アルミフィッシュグリップ」が代表的です。金属製でありながら軽量・高剛性で、防錆性能も備えています。見た目にも高級感があり、所有する喜びも感じられる製品です。ただし、価格は4,000円～6,000円台とやや高めです。

がまかつ(Gamakatsu)　宵姫アルミフィッシュグリップ 22cm　価格：6,080円

出典：釣猿 | TSURI-ZARU

一方、ABS樹脂製の格安モデルは、600円～1,000円程度で購入できますが、耐久性に不安があります。特にヒンジ部分（開閉する支点）が壊れやすく、数回の使用で動作が悪くなることもあるようです。

私の経験上、価格と耐久性のバランスが最も良いのは、1,500円～3,000円台のガラス強化ナイロン製のモデルです。この価格帯であれば、ある程度の耐久性を確保しつつ、万が一壊れてしまっても買い替えのダメージが少ないという利点があります。

耐久性を見極めるポイントとしては、以下の部分に注目すると良いでしょう：

✅ 耐久性チェックポイント

ヒンジ部分のガタつきがないか
グリップ部分の握り心地と滑り止め加工
先端の噛み合わせの精度
全体的な作りの丁寧さ
メーカーの信頼性

特にヒンジ部分は、使用頻度が高くなると徐々にガタつきが出てくる箇所です。購入前に実物を触れる機会があれば、開閉動作を何度か行ってみて、スムーズに動作するか、異音がしないかなどを確認することをおすすめします。

また、メーカーの信頼性も重要です。第一精工、ダイワ、シマノといった大手釣具メーカーの製品は、品質管理がしっかりしており、アフターサービスも期待できます。一方、無名ブランドの格安製品は、初期不良があっても対応してもらえないリスクがあります。

アジング用魚つかみの人気モデル徹底比較とユーザー評価

ここからは、実際に市場で人気の高いアジング用魚つかみの具体的なモデルを紹介していきます。各製品の特徴や価格、ユーザーからの評価などを詳しく見ていくことで、自分に最適な一品を見つけるヒントにしてください。

第一精工ガーグリップMCカスタムは定番中の定番モデル
ダイワフィッシュホルダーシリーズはR形状グリップが特徴
シマノのライトフィッシュグリップはコスパ最強との評価多数
34（サーティフォー）HMグリップは専用設計の最高峰
ゴールデンミーンのキャプチャーグリップは機能性と価格のバランスが秀逸
コスパ重視なら1000円台のトングタイプがおすすめ
まとめ：アジング用魚つかみは用途と予算で選ぶのが正解

第一精工ガーグリップMCカスタムは定番中の定番モデルとして支持される理由

第一精工の「ガーグリップMCカスタム」は、アジング用フィッシュグリップの中で最も知名度が高く、多くの釣り人から支持されている製品です。その人気の理由は、高い機能性と信頼できる品質にあります。

🏆 ガーグリップMCカスタムの主要スペック

項目	詳細
全長	235mm
素材	GFRP（ガラス繊維強化プラスチック含有率55%）
カラビナ	○
開閉ロック機能	×
収納ケース	○（専用ホルダー付き）
カラー展開	ダークアース、フォリッジグリーン、ブラック
価格帯	約3,200円～3,500円

この製品の最大の特徴は、高強度でサビないGFRP素材を採用している点です。一度購入すれば長期間使用できるため、長い目で見ればコストパフォーマンスに優れています。

掴んだアジを逃さないガーグリップ形状のフィッシュグリップです。高強度でサビない『GFRP素材(ガラス繊維強化プラスチック含有率55%)』を採用したモデルなので、一度買えば長期間買い換える心配はありません。

出典：釣猿 | TSURI-ZARU

専用の収納ケースも大きな魅力です。このケースには湾曲したハンガーが付いており、ベルトに装着した際に抜け落ちにくい設計になっています。さらに、ケースから取り出すだけで先端が開く仕組みになっているため、片手でスムーズに操作できます。

ユーザーからの評価も概ね高く、Amazonのレビューでは★4.4と高評価を獲得しています（1,508件のレビュー）。多くのユーザーが「丈夫で長持ちする」「ホルダーが使いやすい」といった点を評価しています。

ただし、いくつか注意点もあります。まず、開閉ロック機能がない点です。これは携帯時に若干不便を感じる可能性があります。また、グリップを握る際にやや硬いと感じるユーザーもいるようで、長時間使用すると手が疲れるという声も見られました。

使用感としては、まず気になる点はとてもグリップ握る時に硬いです。ちょっとした筋トレかと思うくらいには硬いので、めっちゃ釣れる場合は疲れるでしょう、、

出典：note – まひろ

この点については、個人差もあるかと思いますが、握力に自信のない方や女性の場合は、購入前に店頭で実際に握ってみることをおすすめします。

また、ガーグリップタイプ全般に言えることですが、手の小さい方には開き幅が大きすぎると感じる場合があります。特に子供や女性の場合は、次に紹介するトングタイプの方が使いやすいかもしれません。

価格は約3,500円前後と、アジング用フィッシュグリップとしてはやや高めですが、耐久性を考えれば妥当な価格設定と言えるでしょう。長期間使用することを前提とするなら、十分に投資価値のある製品です。

ダイワフィッシュホルダーシリーズはR形状グリップで握りやすさを追求

ダイワの「フィッシュホルダー240C」は、ガーグリップタイプの弱点である「握りにくさ」を克服した製品として注目されています。R形状（丸みを帯びた形状）のグリップを採用することで、手の小さい方でも握りやすくなっています。

📊 フィッシュホルダー240Cの主要スペック

項目	詳細
全長	240mm
カラビナ	○
開閉ロック機能	×
収納ケース	○
カラー展開	ブラック、グレー、コヨーテ
価格帯	約3,400円～3,500円

魚の魚をキャッチしやすい広口で、オリジナルのギザ歯は掴んだアジを傷つけにくく高いグリップ力を可能にしています。手の小さい方でも握りやすい『R形状』のグリップを採用。子供から女性まで幅広いアングラーが使用できます。

出典：釣猿 | TSURI-ZARU

このR形状グリップは、ダイワの独自技術で、握った際に手のひらにフィットするように設計されています。これにより、長時間使用しても疲れにくく、またグリップを開く際の力も少なくて済みます。

オリジナルのギザ歯も特徴的です。一般的なフィッシュグリップのギザ歯は、魚を強く挟むと魚体を傷つけてしまうことがありますが、このギザ歯は適度なグリップ力を保ちながら、魚へのダメージを最小限に抑える設計になっています。

落下防止用のカラビナ付きヒモもセットで付属しており、すぐに使い始められるのも嬉しいポイントです。ダイワ製という安心感もあり、初めてフィッシュグリップを購入する方にもおすすめできる製品です。

ユーザーからの評価では、「握りやすさ」「耐久性」に関する肯定的なコメントが多く見られます。特に女性アングラーからの支持が厚いようで、「他のガーグリップタイプでは握りにくかったが、これなら問題なく使える」という声が多数ありました。

一方で、いくつかの改善点も指摘されています。例えば、専用ホルダーの水抜き穴がないモデルもあるため、雨天時の使用後は水が溜まりやすいという点です。また、ホルダーからの取り出しがやや硬いという声もあり、スムーズな操作を求める方には若干のストレスになるかもしれません。

次にダメな点としては、ホルダーとグリップを連結した時にめちゃくちゃ硬いです。ベルトにホルダー付けて、グリップを取り出そうとしたらホルダーごと外れましたw

出典：note – まひろ

この点については、使い始めは硬くても、使用していくうちに馴染んでくる可能性もありますが、購入前に認識しておくべきポイントと言えるでしょう。

価格は第一精工のガーグリップMCカスタムとほぼ同等で、約3,500円前後です。どちらを選ぶかは好みの問題になりますが、握りやすさを重視するならダイワ、耐久性と実績を重視するなら第一精工、といった選び方が良いかもしれません。

シマノのライトフィッシュグリップはコスパ最強との評価が多い

シマノの「ライトフィッシュグリップ CT-981R」は、トングタイプのフィッシュグリップの中で最も人気のある製品の一つです。その理由は、1,000円台という手頃な価格ながら、シマノブランドの信頼性と十分な機能性を備えているからです。

💰 ライトフィッシュグリップ CT-981Rの主要スペック

項目	詳細
全長	210mm
素材	ガラス強化ナイロン
カラビナ	×
開閉ロック機能	○（ワンタッチ式）
収納ケース	×
カラー展開	ブラック、ライトグレー、カーキ
価格帯	約1,100円～1,500円

この製品の最大の魅力は、価格の安さです。大手釣具メーカーであるシマノの製品でありながら、1,000円台で購入できるという点は、初心者にとって非常に魅力的でしょう。

ガラス強化ナイロン素材を使用しているため、錆びにくく強度も十分です。また、ワンタッチで開閉するロック機能を搭載しているため、携帯時に勝手に開いてしまう心配もありません。

ワンタッチで開閉するロック機能を搭載したトングタイプのフィッシュグリップです。ガラス強化ナイロン素材を使用した錆びにくく強度のあるモデルです。先端部は小魚の口をつかめるミニグリップ機能が搭載されているので、リリース前提のアジに有効です。

出典：釣猿 | TSURI-ZARU

先端部に搭載されたミニグリップ機能も便利です。これは、非常に小さい魚（10cm以下のアジなど）でも掴める構造になっており、魚を傷つけずにリリースできます。

Amazonでのレビュー評価も高く、★4.1と好評価を獲得しています（758件のレビュー）。多くのユーザーが「コスパが良い」「初心者におすすめ」といった点を評価しています。

ただし、付属品が少ない点はデメリットです。カラビナやホルダーが付属していないため、別途購入する必要があります。また、全長が210mmとやや短めなので、20cm以上の大型アジには少し使いにくいかもしれません。

私の個人的な意見としては、この製品は「アジングを始めたばかりの初心者」や「とりあえずフィッシュグリップを試してみたい」という方に最適だと考えています。価格が安いため、もし自分に合わなくても経済的なダメージが少なく、買い替えのハードルも低いからです。

逆に、すでにアジングにどっぷりハマっている方や、より高機能なモデルを求める方には、もう少し上位のモデルを検討することをおすすめします。

34（サーティフォー）HMグリップは専用設計の最高峰モデルとして君臨

34（サーティフォー）の「HMグリップⅡ」は、アジング専用ブランドが開発した、まさにアジングのためのフィッシュグリップです。価格は約7,500円と高額ですが、その価格に見合った性能と使い心地を提供してくれます。

⭐ HMグリップⅡの主要スペック

項目	詳細
全長	約220mm
素材	カーボン繊維+ガラス繊維
カラビナ	○
開閉ロック機能	○（オリジナルロック機構）
収納ケース	○
カラー展開	オレンジ、ブラック等
価格帯	約7,500円～7,800円

この製品の最大の特徴は、オリジナルのロック機構です。携帯時はガッチリと固定され、使用時はスルリと抜けるという理想的な動作を実現しています。

値段を加味しなければHMグリップがぶっちぎりです。専用設計だけあり、あらゆる所作の中でストレスを感じない作りで、考え抜かれてるなあと言ったところです。

出典：note – まひろ

このユーザーのレビューは非常に的確で、HMグリップⅡは「釣行中のストレスを極限まで減らす」ことを目的に開発された製品であることが分かります。グリップの握りやすさ、ホルダーからの取り出しやすさ、ロック機構の操作性など、すべての面で高いレベルにあります。

素材にもこだわっており、グリップにはカーボン繊維、ホルスターにはガラス繊維を織り交ぜた素材を使用しています。これにより、軽量でありながら高い耐久性を実現しています。

ギザ歯もしっかりと設計されており、ヌメリの多いサバなどの魚でもしっかりと掴むことができます。アジングでは外道としてサバが釣れることも多いため、これは実用的な機能と言えるでしょう。

ただし、価格の高さは大きなハードルです。約7,500円という価格は、エリアトラウトなどで金銭感覚がやや麻痺している方でなければ、なかなか手が出ない金額かもしれません。

ただしお値段がネックで、エリアトラウトで金銭感覚がバグって無ければ、中々手が出ない金額かなあと思います

出典：note – まひろ

また、先端がやや太めなので、SNS映えする写真を撮りたい方には、少し気になるかもしれません。とはいえ、この程度の太さであれば、実用上は特に問題ないレベルと言えるでしょう。

私の見解としては、HMグリップⅡは「アジングを本気で楽しんでいる方」「釣行頻度が高い方」「道具にこだわりたい方」に最適な製品だと考えています。確かに高額ですが、使用頻度が高ければ、その快適性は十分に価格に見合うものと思われます。

ゴールデンミーンのキャプチャーグリップは機能性と価格のバランスが秀逸

ゴールデンミーンの「GMキャプチャーグリップ」は、機能性と価格のバランスに優れた製品として人気があります。特にホルダーセット版は、アジング用フィッシュグリップに欲しい機能がほぼすべて揃っているにもかかわらず、価格は3,000円台前半と非常にリーズナブルです。

🎯 GMキャプチャーグリップホルダーセットの主要スペック

項目	詳細
全長	250mm
カラビナ	○
開閉ロック機能	○
収納ケース	○（専用ホルダー付き）
スパイラルロープ	○（落下防止）
カラー展開	ブラック、グレー、ネイビー
価格帯	約1,900円（単品）～3,850円（ホルダーセット）

アジング用のフィッシュグリップに欲しい機能が全て詰まった最強のフィッシュグリップです。先端は細長く写真映えが良いのに加え、開閉ロック機能、カラビナ標準装備、落下防止のスパイラルロープ、専用ホルダー付きとこれ以上何を求めましょう。価格も他の商品とあまり変わらないので、コスパ重視の方はこの商品一択です。

出典：釣猿 | TSURI-ZARU

この引用が示すように、GMキャプチャーグリップは非常にバランスの取れた製品です。特に専用ホルダーの設計が秀逸で、ホルダー下部には水抜き穴が付いているため、雨天時や魚を掴んだ後でも水が溜まりにくい構造になっています。

先端がシャープな形状をしているのも特徴です。これにより、写真撮影時に魚がはっきりと映りますし、20cm以上のサイズのアジでもしっかりと握り込めます。

ロック機能も使いやすく、グリップエンドのスライドロックを押すだけで簡単にロックが解除されます。片手での操作も容易で、ストレスなく使用できます。

価格面では、単品で約1,900円、ホルダーセットで約3,850円という設定になっています。おそらく多くの方がホルダーセットを選ぶと思いますが、この価格で必要な機能がすべて揃っているのは非常にコストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。

ユーザーからの評価も概ね良好で、「コスパが良い」「使いやすい」といったポジティブなコメントが多く見られます。ただし、一部のユーザーからは「グリップ部分の質感がやや安っぽい」という指摘もあるようです。

私の考えでは、GMキャプチャーグリップは「初めてのフィッシュグリップとして最適」な製品だと思います。シマノのライトフィッシュグリップよりは高額ですが、ホルダーやロック機能などが付属しているため、トータルで見ればこちらの方がお得感があります。また、34のHMグリップほどは高額ではないため、手が届きやすいのも魅力です。

コスパ重視なら1000円台のトングタイプから始めるのが賢い選択

ここまで比較的高価なモデルを中心に紹介してきましたが、「とりあえずフィッシュグリップを試してみたい」という方には、1,000円台のトングタイプから始めることをおすすめします。

💡 1000円台で購入できる主なモデル

製品名	価格	主な特徴
シマノライトフィッシュグリップ	約1,100円	ワンタッチロック機能付き
タカミヤファルケン R	約680円	超低価格モデル
第一精工ワニグリップミニMC（単品）	約1,100円	第一精工の低価格版
汎用トングタイプ	約600円～	ABS樹脂製の格安品

これらの製品は、確かに高級モデルと比べると耐久性や機能性で劣る面もあります。しかし、アジングを始めたばかりの初心者や、フィッシュグリップの必要性を体感したい方にとっては、十分な性能を持っています。

特にシマノのライトフィッシュグリップは、前述したように1,000円台でありながらロック機能を搭載し、ガラス強化ナイロン製で耐久性も確保されています。「まずは安いものから試してみて、気に入ったら高級モデルを購入する」という戦略は、非常に合理的だと思います。

ただし、格安品を選ぶ際には注意が必要です。特に600円～800円程度の無名ブランドのABS樹脂製モデルは、ヒンジ部分の耐久性に問題があることが多く、数回の使用で壊れてしまうケースもあるようです。

様々なメーカーがフィッシュグリップを販売していますが、あまり安いものはおすすめしません。定価1,000円以上の商品を購入すればいざという時に壊れて使いものにならないということはないでしょう。

出典：タックルノート

この指摘は重要で、極端な格安品は避け、最低でも1,000円以上のモデルを選ぶことをおすすめします。

また、1,000円台のモデルを選ぶ場合でも、大手釣具メーカー（シマノ、ダイワ、第一精工など）の製品を選ぶことで、品質面での安心感を得られます。無名ブランドの製品は、初期不良があっても交換や返品が難しいケースがあるため、できれば避けた方が無難でしょう。

私の個人的な意見としては、「最初の一本」としてシマノのライトフィッシュグリップを購入し、アジングにハマって頻繁に釣行するようになったら、34のHMグリップⅡやゴールデンミーンのキャプチャーグリップなどの中級～上級モデルにステップアップする、というのが理想的なルートかと思います。

まとめ：アジング用魚つかみは用途と予算で最適なモデルを選ぼう

最後に記事のポイントをまとめます。

アジングで魚つかみが必要な理由は、アジの棘による怪我防止と、鱗やヌメリによる手の汚れ防止のため
フィッシュグリップには主にガーグリップタイプとトングタイプの2種類があり、それぞれ特徴が異なる
ガーグリップタイプは強力なホールド力が特徴だが、手の小さい人には開き幅が大きすぎる場合がある
トングタイプは力加減の調整がしやすく、写真撮影にも適しているが、ガーグリップより魚を逃しやすい
携帯性を重視するならロック機能と専用ホルダー付きモデルを選ぶべき
耐久性は素材に大きく依存し、GFRP素材やガラス強化ナイロン製が推奨される
価格と耐久性のバランスでは1,500円～3,000円台のモデルが最もコストパフォーマンスが高い
第一精工のガーグリップMCカスタムは定番モデルとして高い信頼性を誇る
ダイワのフィッシュホルダー240CはR形状グリップで握りやすさを追求している
シマノのライトフィッシュグリップは1,000円台でコスパ最強との評価が多い
34（サーティフォー）のHMグリップⅡはアジング専用設計の最高峰モデルだが価格は約7,500円と高額
ゴールデンミーンのGMキャプチャーグリップは機能性と価格のバランスが最も優れている
初心者には1,000円台のトングタイプから始めることをおすすめする
極端な格安品は避け、最低でも1,000円以上の大手メーカー製品を選ぶべき
最終的には自分の手のサイズ、釣りスタイル、予算に合わせて選択することが最も重要

記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト

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