安芸津でアジングするなら知っておきたい！地元民も通う最強ポイントと釣果アップの秘訣

広島県東広島市の安芸津町は、瀬戸内海に面した風光明媚な港町です。この地域は古くから釣りのメッカとして知られ、特にアジングをはじめとするライトゲームでは高い実績を誇っています。安芸津護岸や大芝島など、足場が良く初心者からベテランまで楽しめるポイントが点在しており、シーズンには多くのアングラーで賑わいます。

本記事では、安芸津でアジングを楽しむために必要な情報を網羅的にまとめました。具体的な釣り場の特徴から、実際の釣果情報、効果的なタックルセッティング、そして地元アングラーが実践しているテクニックまで、インターネット上に散らばる様々な情報を収集・整理してお届けします。この記事を読めば、安芸津でのアジングがより充実したものになるはずです。

この記事のポイント
✓ 安芸津護岸と大芝島の具体的なポイント情報と特徴
✓ 実際の釣果データと釣れる時期・時間帯
✓ 効果的なタックルセッティングとルアー選択
✓ 地元アングラーが実践する釣果アップのテクニック

Table of Contents

安芸津でアジングを楽しむための基本情報とおすすめポイント

安芸津でアジングができるおすすめポイントは安芸津護岸と大芝島
安芸津護岸の特徴は遠浅な地形と足場の良さ
大芝島のアジングポイントは北波止が人気スポット
安芸津周辺のアジング適期は春から秋にかけて
夜釣りでのアジングが特に効果的
駐車スペースと設備の確認が重要なポイント

安芸津でアジングができるおすすめポイントは安芸津護岸と大芝島

安芸津エリアでアジングを楽しむなら、まず押さえておきたいのが安芸津護岸と大芝島の2大ポイントです。どちらも広島県東広島市安芸津町に位置し、車でのアクセスも比較的良好な場所となっています。

安芸津護岸は別名「木谷の護岸」とも呼ばれ、木谷小学校を南下すると広がる護岸一帯で釣りが楽しめます。この釣り場の最大の特徴は、護岸の足元に敷石や地磯、ゴロタ岩が転がっており、遠浅な地形になっている点です。干潮時には護岸の下に降りて竿出しができるため、沖にあるカケアガリを効果的に狙うことができます。

安芸津護岸で狙えるおすすめのターゲットはアオリイカ、チヌ、キス、メバル、ヒラメなど。

出典：【広島】東広島市のおすすめ釣りポイント　安芸津護岸 | PUKUTAKU

一方、大芝島は東広島市と橋で繋がる島の釣り場で、波止の釣りスポットが3ヶ所あります。主にチヌやアジ、メバル、ガシラ、キス、カレイ、アオリイカなどを釣ることができ、アジングにも適したポイントとなっています。

これらのポイントは地元のアングラーだけでなく、遠方からも多くの釣り人が訪れる人気スポットです。ただし、駐車場が整備されていない場所もあるため、路上駐車のマナーには十分注意が必要となります。

📍 安芸津エリアの主要釣りポイント比較

ポイント名	主な特徴	足場	駐車スペース	常夜灯
安芸津護岸	遠浅、カケアガリあり	良好	路肩に若干	なし
大芝島・北波止	広い、人気が高い	良好	あり	なし
大芝島・西波止	水深浅め	良好	狭い	あり
大芝島・南波止	曲がりくねった形状	やや悪い	限定的	なし

安芸津護岸の特徴は遠浅な地形と足場の良さ

安芸津護岸は、アジングを含む様々な釣りに対応できる優れたポイントです。この釣り場の地形的な特徴を理解することで、より効果的な釣りが可能になります。

護岸の足元は敷石、地磯、ゴロタ岩が転がっており、遠浅な地形が特徴的です。一般的に遠浅のポイントは魚が回遊しにくいと思われがちですが、安芸津護岸には沖にカケアガリ（水深が急に深くなる場所）があるため、そこがアジの回遊ルートや滞留ポイントになっているようです。

特筆すべきは、干潮時には護岸の下に降りて竿出しができるという点です。満潮時は足場が浸かってしまいますが、干潮時には砂浜や地磯が出てくるため、この下に降りて竿出しが可能になります。これにより、沖のカケアガリをより効果的に狙うことができます。

釣り場には自販機が設置されている箇所もあり、長時間の釣行でも飲み物の調達に困りません。ただし、ゴミ箱は空き缶・ペットボトル専用となっているため、その他のゴミは必ず持ち帰る必要があります。

足場については比較的良好で、ファミリーフィッシングの評価は△とされていますが、中級者から上級者であれば十分に楽しめるポイントです。夜釣りも可能ですが、常夜灯がないため、ヘッドライトなどの照明器具は必須となります。

最寄りのコンビニまでは車で6分程度かかるため、事前に必要な買い物を済ませておくことをおすすめします。トイレも設置されていないため、この点も事前に確認しておくべきでしょう。

大芝島のアジングポイントは北波止が人気スポット

大芝島は安芸津エリアの中でも特に人気の高い釣り場で、複数の波止から構成されています。中でも北波止は比較的駐車スペースがあり、広いスペースで釣りができるため、大芝島でも最も人気が高い釣りスポットとなっています。

北波止は大芝島に繋がる橋を渡って左側にある波止の釣り場です。春から秋はサビキ釣りでアジやイワシが釣れ、チヌ釣りと投げ釣りも人気の釣り方となっています。春から秋はキス釣り、冬から春はカレイ釣りが楽しめ、春秋はアオリイカも釣れるという、非常にバリエーション豊かなポイントです。

ルアーフィッシングではアジングとメバリング、シーバス釣りが可能です。特にアジングでは、北波止の広いスペースを活かして、複数のアングラーが並んで釣りを楽しむことができます。

西波止はすぐ右側にある釣り場で、水深は浅めなのと駐車スペースが狭いのが難点です。ただし、夜は常夜灯があるため、アジングとメバリングのポイントとして機能します。常夜灯周りは夜の小魚が集まりやすく、それを捕食するアジも寄ってくるため、夜のアジングでは要チェックのスポットと言えるでしょう。

南波止は曲がりくねった形状で足元は浅く石が張り出ているので、サビキ釣りなど下に仕掛けを落とすには不向きです。投げ釣りやウキ釣りでのチヌ釣りがおすすめのポイントとなっています。

🎣 大芝島各波止の特性と適した釣り方

波止	水深	駐車	常夜灯	おすすめの釣り方
北波止	標準	◎	なし	アジング、サビキ、投げ釣り
西波止	浅め	△	あり	夜アジング、メバリング
南波止	浅い	△	なし	投げ釣り、ウキ釣り

安芸津周辺のアジング適期は春から秋にかけて

安芸津エリアでアジングが楽しめる時期は、一般的には春から秋にかけてがメインシーズンとなります。瀬戸内海の温暖な気候を反映して、比較的長いシーズンアジングを楽しむことができるのが特徴です。

春（3月〜5月）は水温の上昇とともにアジの活性が高まり始める時期です。特に4月〜5月はアジの接岸が始まり、良型のアジが狙える可能性が高まります。この時期は産卵を控えた個体も多く、コンディションの良いアジに出会えるチャンスです。

夏（6月〜8月）は最も活性が高い時期と言えるでしょう。水温が高く、アジの捕食活動も活発になります。ただし、日中は暑さが厳しいため、朝マズメや夕マズメ、夜釣りでの釣行が快適です。

秋（9月〜11月）は秋アジのシーズンで、サイズは小ぶりながらも数釣りが期待できる時期です。水温が徐々に下がり始めるこの時期は、アジが越冬に向けて荒食いするため、釣果が安定しやすい傾向にあります。

実際の釣果情報を見ても、例えば2019年12月のブログ記事では、安芸津方面でアジングの釣果が報告されています。

最近、安芸津方面が🔥アツイ🔥と聞いたのでスタコラサッサ🚗💨 タイミングが良かったのかアジボイルが見える・・・ 🐟 速攻で釣れてくれました！

出典：中原ブログ。【アジング】 | 釣具のポイント

このように、冬に入っても釣果が上がることはありますが、おそらく最も安定して釣果が期待できるのは春から秋にかけてと考えられます。ただし、年によって水温の変化や回遊状況は異なるため、常に最新の釣果情報をチェックすることが重要です。

夜釣りでのアジングが特に効果的

安芸津エリアでのアジングは、夜釣りが特に効果的とされています。これにはいくつかの理由があります。

まず、アジは夜行性の傾向があり、夜間の方が活発に捕食活動を行います。日中は深場に潜んでいる個体も、夜になると浅場に上がってきて餌を探すため、ショアからのアジングでは夜の方が有利になる場合が多いのです。

また、夜釣りでは常夜灯周りが重要なポイントとなります。大芝島の西波止には常夜灯が設置されており、この明かりに寄ってくるプランクトンや小魚を追って、アジも集まってきます。常夜灯の明暗の境目は特に好ポイントとされ、多くのアングラーが狙う場所となっています。

安芸津護岸には常夜灯がないため、ヘッドライトなどの照明器具が必須となりますが、それでも夜釣りの実績は高いようです。むしろ、常夜灯がない分、プレッシャーが低く、思わぬ好釣果につながることもあるかもしれません。

夜釣りでのアジングでは、グロー系（夜光）のワームやジグヘッドが効果的とされています。暗い中でもアジにアピールでき、バイトを得やすくなります。また、月明かりの有無によっても釣れるパターンが変わることがあるため、様々な条件で試してみると良いでしょう。

ただし、夜釣りでは足元の安全確保が最優先です。ライフジャケットの着用はもちろん、足元を照らすライトの準備、滑りにくい靴の着用など、安全対策を万全にして臨むことが大切です。

🌙 夜のアジングで押さえておきたいポイント

✅ 常夜灯周りの明暗の境目を重点的に攻める
✅ グロー系ワームを複数用意しておく
✅ ヘッドライトは必須（常夜灯がない場所では特に）
✅ ライフジャケット着用と足元の安全確保
✅ 満潮前後の時間帯が特に有望

駐車スペースと設備の確認が重要なポイント

安芸津エリアでアジングを楽しむ際、事前に確認しておきたいのが駐車スペースと設備の状況です。この点を軽視すると、釣り場に到着してから困ることになりかねません。

安芸津護岸については、明確な駐車場は設置されていません。路肩に若干のスペースがあり、そこに車を停める形になります。ただし、車の交通量が多い道路沿いであるため、駐車する際は十分に注意が必要です。他の車の通行の妨げにならないよう、できるだけ道路端に寄せて駐車することが求められます。

大芝島については、北波止に比較的広い路肩スペースがあり、多くのアングラーがこのスペースに車を停めて釣りをしています。ただし、あくまで路肩スペースであり、正式な駐車場ではないため、自己責任での駐車となります。

小波止の手前には広い路肩スペースがあります。皆さんこのスペースに車を停めて釣りをされています。駐車する際は自己責任でお願いします。

出典：【広島】東広島市のおすすめ釣りポイント　安芸津護岸 | PUKUTAKU

設備面では、安芸津護岸にトイレはありません。大芝島にもトイレの記載は見当たらないため、おそらく設置されていないと考えられます。最寄りのコンビニまで車で6分程度かかるため、事前にトイレを済ませておくか、釣行前に場所を確認しておくことをおすすめします。

自販機については、安芸津護岸のビニールハウス前に設置されているとの情報があります。長時間の釣行では飲み物の確保が重要になるため、この点は助かります。ただし、品揃えや営業状況は保証されないため、念のため飲み物は持参した方が安心でしょう。

ゴミについては、必ず持ち帰るのが基本です。自販機の横にゴミ箱が設置されている場所もありますが、これは空き缶・ペットボトル専用です。釣り具のパッケージやエサの容器などは、必ず持ち帰るようにしましょう。

🚗 釣行前のチェックリスト

項目	内容	注意点
駐車	路肩スペース利用	交通の妨げにならないよう注意
トイレ	なし	事前に済ませる、または最寄り施設を確認
自販機	一部あり	飲み物は念のため持参推奨
ゴミ	持ち帰り	空き缶・ペットボトル以外は絶対持ち帰り
常夜灯	大芝島西波止のみ	その他はヘッドライト必須

安芸津でのアジング実釣テクニックと釣果を上げるコツ

安芸津でのアジングタックルは軽量なものを選ぶこと
ボトムステイを恐れないことが釣果アップのコツ
ミニキャロやジグヘッドの使い分けが有効な戦略
干潮時の沖のカケアガリを狙うのがおすすめ
遠浅ポイントでは遠投が釣果の鍵を握る
安芸津周辺では遊漁船の利用も選択肢に
まとめ：安芸津でのアジングを成功させるために

安芸津でのアジングタックルは軽量なものを選ぶこと

安芸津エリアでアジングを楽しむためには、適切なタックル選びが重要です。基本的には軽量なタックルを選ぶことで、アジの繊細なアタリを感じ取りやすくなり、釣果アップにつながります。

ロッドは6〜7フィート台のアジング専用ロッドが理想的です。感度が高く、軽量なジグヘッドやプラグをキャストしやすい設計になっています。チューブラーティップとソリッドティップがありますが、初心者にはバイトを弾きにくいソリッドティップがおすすめです。

リールは2000〜2500番台の小型スピニングリールが一般的です。軽量で操作性に優れ、長時間の釣りでも疲れにくいのが特徴です。ドラグ性能も重要で、細いラインでも安心してやり取りできるものを選びましょう。

ラインはPEライン0.3〜0.4号にフロロカーボンリーダー1〜1.5号を組み合わせるのが定番です。PEラインは伸びが少なく感度が高いため、アジの小さなアタリも手元に伝わりやすくなります。リーダーは根ズレ対策と透明性を考慮してフロロカーボンを使用します。

ジグヘッドは0.4〜1.5g程度のものを用意しておくと、様々な状況に対応できます。潮の流れや水深によって使い分けることが重要です。ワームは1.5〜2インチ程度のアジング専用ワームが効果的で、クリア系、グロー系、ソリッド系など複数のカラーを用意しておくと良いでしょう。

実際の釣果報告を見ると、以下のようなタックルセッティングでの成功例があります。

ミニキャロに0.4ｇのジグヘッド＋ブーティーシェイク。ちょっと遠投すると良い感じ 😎 こちらも同じくミニキャロで！ワームはマゴバチのグローヘッドタイプ。

出典：中原ブログ。【アジング】 | 釣具のポイント

この事例では、ミニキャロ（小型のキャロライナリグ）に0.4gという軽量ジグヘッドを組み合わせて遠投し、効果を上げています。

🎣 アジングタックルの基本構成

カテゴリー	推奨スペック	備考
ロッド	6〜7ft、アジング専用	ソリッドティップが初心者向き
リール	2000〜2500番	軽量で高ドラグ性能
メインライン	PE 0.3〜0.4号	高感度、伸びが少ない
リーダー	フロロ 1〜1.5号	根ズレ対策、透明性
ジグヘッド	0.4〜1.5g	状況に応じて使い分け
ワーム	1.5〜2インチ	複数カラー用意

ボトムステイを恐れないことが釣果アップのコツ

安芸津エリアに限らず、アジングで釣果を上げる重要なテクニックの一つがボトムステイです。これは仕掛けを底に沈めて待つ釣り方ですが、根掛かりを恐れて避けてしまう人も多いようです。

Yahoo!知恵袋での質問への回答を見ると、この点が明確に指摘されています。

アジなんて、どこでもいますよ。見つける努力をしてください。根掛かりおそれて、ボトムステイを避けたらだめです。または、安心してボトムステイできるポイントを見つけるか。

出典：広島でアジングができるポイントを教えてください。 – Yahoo!知恵袋

この回答では、ボトムステイを避けることの問題点が指摘されています。アジは底付近にいることも多く、特に日中や活性が低い時はボトム狙いが効果的になります。

ボトムステイのやり方としては、まずジグヘッドを着底させます。その後、竿を少し立てて糸フケを取り、底から10〜30cmほどワームを浮かせた状態でステイさせます。このとき、完全に動かさないのではなく、時々微妙にシェイクしたり、わずかにリフトしたりして、アジにアピールすることが重要です。

さらに、同じ回答者は補足として以下のようにアドバイスしています。

アジはストレート系のワームをよくつかいますね？ストレート系のワームは、何をイミテートしているか考えてください。ベイトが小魚であれば通常のリフト&フォールやただ巻きでいいでしょう。仮に、ベイトが多毛類であれば･･･底生物はボトムでネチネチ動きますよね？または、潮流にながされてるか。ルアーをルアーでなく、ルアーを生き物だと思って操作してください。

出典：広島でアジングができるポイントを教えてください。 – Yahoo!知恵袋

この指摘は非常に重要です。ワームが何を模倣しているのかを考え、それに合わせた動かし方をすることで、よりナチュラルにアジを誘うことができます。底生物を意識するなら、ボトムでネチネチと動かす、潮に流される餌を意識するなら、ボトムステイで潮に流されるに任せるといった工夫が効果的です。

安芸津護岸のような遠浅のポイントでは、沖のカケアガリ付近でのボトムステイが特に有効と考えられます。カケアガリは地形変化があり、アジが滞留しやすいポイントだからです。

🎯 ボトムステイ攻略のポイント

✅ 根掛かりを恐れすぎない（ロストは釣りの一部と割り切る）
✅ 着底後、竿を立てて糸フケを取る
✅ 底から10〜30cm浮かせた状態を意識
✅ 完全に止めるのではなく、微妙なシェイクやリフトを入れる
✅ ワームが何を模倣しているか考えて動かす
✅ カケアガリなど地形変化のある場所で特に有効

ミニキャロやジグヘッドの使い分けが有効な戦略

安芸津エリアでのアジングでは、ミニキャロライナリグとジグヘッド単体の使い分けが釣果を左右する重要な要素となります。それぞれに長所と短所があり、状況に応じて使い分けることで、より多くのアジをキャッチできる可能性が高まります。

ジグヘッド単体は、最もシンプルなアジングのリグです。ワームとジグヘッドだけで構成されており、セッティングが簡単で、アジのバイトをダイレクトに感じ取れるのが最大の魅力です。近距離から中距離を探るのに適しており、アジの活性が高い時や、足元に寄っている時に特に効果的です。

一方、ミニキャロライナリグは、メインラインとリーダーの間に小型のフロートやシンカーを入れるリグです。飛距離が大幅に向上し、遠浅のポイントでも沖のカケアガリを狙うことができます。また、ジグヘッド単体よりもゆっくりフォールさせることができ、アジにじっくりとアピールできるのも利点です。

実際の釣果報告では、ミニキャロでの成功例が報告されています。

ミニキャロに0.4ｇのジグヘッド＋ブーティーシェイク。ちょっと遠投すると良い感じ

出典：中原ブログ。【アジング】 | 釣具のポイント

この事例では、0.4gという軽量ジグヘッドをミニキャロに組み合わせることで、遠投とスローフォールを両立させています。安芸津護岸のような遠浅のポイントでは、このような遠投系のリグが威力を発揮するのでしょう。

使い分けの基本的な考え方としては、以下のようになります：

ジグヘッド単体が有効な場面

アジの活性が高い時
足元〜近距離にアジがいる時
ボトムを丁寧に探りたい時
風が弱く、軽量ジグヘッドでも投げやすい時

ミニキャロが有効な場面

遠投が必要な時
遠浅のポイントで沖を狙いたい時
アジの活性が低く、ゆっくり誘いたい時
風が強く、軽量ジグヘッドでは飛ばない時

また、ワームの選択も重要です。前述の事例では「ブーティーシェイク」や「マゴバチのグローヘッドタイプ」といった具体的なワーム名が挙げられています。特にグローヘッドタイプは夜釣りで効果的で、アジにしっかりとアピールできます。

🎣 リグとシチュエーションの対応表

リグタイプ	飛距離	操作性	感度	適したシチュエーション
ジグヘッド単体	△	◎	◎	近距離、高活性時、ボトム攻略
ミニキャロ	◎	○	○	遠投、遠浅、低活性時
フロートリグ	◎	△	△	超遠投、表層〜中層攻略

干潮時の沖のカケアガリを狙うのがおすすめ

安芸津護岸での釣りでは、干潮時に沖のカケアガリを狙うのが効果的な戦略とされています。これは安芸津護岸特有の地形的特徴を活かした釣り方です。

安芸津護岸は遠浅な地形が特徴ですが、沖にはカケアガリ（駆け上がり）があります。カケアガリとは、水深が急に深くなる場所のことで、魚が回遊するルートや滞留するポイントになりやすい重要なストラクチャーです。

干潮時には護岸の下に降りて竿出しができます！沖の方にカケアガリがあるので干潮時に護岸の下から狙うのがおすすめ！

出典：【広島】東広島市のおすすめ釣りポイント　安芸津護岸 | PUKUTAKU

干潮時に護岸の下に降りることで、通常よりも沖のカケアガリに近づくことができます。これにより、軽量なジグヘッドでも届く範囲が広がり、アジが溜まっているポイントを効果的に攻めることができるのです。

カケアガリの攻め方としては、まずミニキャロやジグヘッドで遠投し、カケアガリの上を通過させるようなイメージでリトリーブします。カケアガリの斜面に沿ってゆっくりとフォールさせるのも効果的です。アジは変化のある場所を好むため、カケアガリの上部やブレイクライン（水深が変わる境目）付近に高確率で潜んでいます。

ただし、干潮時に護岸の下に降りる際は、足元の安全に十分注意する必要があります。濡れた岩は非常に滑りやすく、転倒の危険があります。必ず滑りにくいシューズを着用し、ライフジャケットも忘れずに装着しましょう。また、潮が上げてくる時間を常に意識し、取り残されないように注意が必要です。

満潮時は足場が浸かってしまうため、護岸の下には降りられません。この時は護岸の上から投げ釣りやウキ釣りを楽しむことになります。したがって、安芸津護岸でアジングをする場合は、潮汐表を事前に確認し、干潮時を狙って釣行するのが賢明な戦略と言えるでしょう。

🌊 干潮時の釣り方のポイント

タイミング	釣り方	狙うべきポイント	注意点
干潮前後	護岸下から投げる	沖のカケアガリ	足元の安全確保、潮の動きに注意
満潮時	護岸上から投げる	足元〜中距離	遠投が必要
下げ潮	護岸下から投げる	カケアガリの上部	退路の確保

遠浅ポイントでは遠投が釣果の鍵を握る

安芸津護岸のような遠浅のポイントでは、遠投能力が釣果を大きく左右します。遠浅の地形では、アジは沖の深場に留まっていることが多く、届かなければ釣れないという単純明快な理由からです。

遠投のためには、まず適切なタックルセッティングが重要です。ロッドは6.5フィート以上のやや長めのものを選ぶと、キャストの飛距離が伸びやすくなります。リールも、ラインキャパシティが十分にある2500番クラスがおすすめです。

ラインシステムも重要で、メインラインにはPEラインを使用することで、伸びが少なく飛距離が出やすくなります。0.3〜0.4号の細めのPEラインを使用すれば、空気抵抗が減り、さらに飛距離が伸びます。

リグの選択も飛距離に大きく影響します。前述のミニキャロライナリグは、まさに遠投のために開発されたリグと言っても過言ではありません。ジグヘッド単体では届かない距離でも、ミニキャロを使用すれば十分に届く可能性があります。

キャスティングのテクニックも磨く必要があります。オーバーヘッドキャストが最も飛距離が出やすいですが、周囲に人がいる場合は危険なので、サイドキャストやバックハンドキャストも習得しておくと良いでしょう。キャストの際は、ロッドのしなりを活かし、リリースポイントを意識することで、効率よく飛距離を伸ばすことができます。

また、風向きも飛距離に大きく影響します。追い風の時は普段以上に飛距離が伸びますが、向かい風の時は思うように飛ばないことがあります。風が強い日は、少し重めのジグヘッドやシンカーを使用することで、風の影響を軽減できます。

遠投ができるようになれば、釣れる確率は格段に上がります。特に安芸津護岸のように遠浅のポイントでは、遠投技術が釣果の明暗を分けると言っても過言ではないでしょう。

💡 遠投のための技術とタックル

✅ ロッドは6.5フィート以上の長めを選択
✅ リールは2500番クラスでラインキャパシティ重視
✅ PEライン0.3〜0.4号で空気抵抗を減らす
✅ ミニキャロやフロートリグを活用
✅ オーバーヘッドキャストの練習
✅ 風向きを考慮してキャストする
✅ リリースポイントを意識する

安芸津周辺では遊漁船の利用も選択肢に

安芸津エリアでアジングを楽しむ方法として、ショア（陸）からの釣りだけでなく、遊漁船を利用したオフショアでのアジングも選択肢の一つです。実際に、安芸津港からは遊漁船が運航されており、様々なターゲットを狙うことができます。

安芸津港発の遊漁船「晴光丸」では、タチウオ、メバル、アジ、鯛ラバなど、瀬戸内海の四季折々の釣りを楽しむことができます。

瀬戸内の四季折々の釣りを楽しむ

出典：広島県安芸津港発遊漁船・釣船晴光丸

遊漁船を利用するメリットは多数あります。まず、ショアからは届かない沖のポイントに連れて行ってもらえるため、大型のアジや数釣りが期待できます。また、船長が魚の居場所を熟知しているため、初心者でも釣果を上げやすいのが大きな利点です。

遊漁船でのアジングは、ライトゲーム（LT）と呼ばれる釣り方が主流です。軽量なタックルで小型のジグやサビキ仕掛けを使い、アジを狙います。ショアからのアジングとは異なる醍醐味があり、ベテランアングラーでも楽しめる釣りです。

ただし、遊漁船を利用する場合は事前の予約が必要です。晴光丸の場合、予約は電話またはメールで受け付けており、出航日の前夜に確認の電話を入れる必要があります。出港から帰港まで約8時間の釣行となり、15時〜17時を目安に帰港します。

料金については各遊漁船によって異なりますが、一般的には1人あたり1万円前後が相場となっているようです。レンタルタックルの有無や、仕掛けの提供なども船によって異なるため、予約時に確認しておくと良いでしょう。

ショアからの釣りとオフショアの釣りを両方経験することで、アジングの世界がさらに広がります。ショアで思うような釣果が得られない時や、大型のアジを狙いたい時は、遊漁船の利用を検討してみるのも良いかもしれません。

🚢 遊漁船利用のメリットと注意点

メリット	注意点
沖の好ポイントに行ける	事前予約が必要
船長のガイドで釣果アップ	料金がかかる（1万円前後）
大型や数釣りが期待できる	船酔い対策が必要
初心者でも安心	約8時間の釣行
様々な魚種が狙える	天候による出航中止の可能性

まとめ：安芸津でのアジングを成功させるために

最後に記事のポイントをまとめます。

安芸津の主要アジングポイントは安芸津護岸と大芝島の2ヶ所である
安芸津護岸は遠浅な地形で、沖にカケアガリがある特徴的な釣り場
大芝島では北波止が最も人気が高く、駐車スペースも比較的確保しやすい
西波止には常夜灯があり、夜のアジングに適している
シーズンは春から秋が中心だが、冬でも釣果が上がることがある
夜釣りが効果的で、常夜灯周りの明暗の境目が好ポイントとなる
駐車場は整備されておらず、路肩スペースを利用する必要がある
トイレは設置されていないため、事前の準備が必要
アジングタックルは軽量で高感度なものを選ぶべき
ボトムステイを恐れずに実践することが釣果アップの鍵
ミニキャロとジグヘッド単体を状況に応じて使い分けることが重要
干潮時に護岸の下から沖のカケアガリを狙うのが効果的
遠浅ポイントでは遠投能力が釣果を大きく左右する
遊漁船を利用すれば、ショアからは届かないポイントを攻められる
ゴミは必ず持ち帰り、釣り場のルールとマナーを守ることが大切

記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト

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