西伊豆は駿河湾に面した風光明媚なエリアで、アジングを楽しむアングラーにとって魅力的なフィールドです。透明度の高い海と豊富な魚影、そして比較的アクセスしやすい漁港が点在していることから、県内外から多くの釣り人が訪れます。しかし、ポイント選びを間違えると釣果に恵まれないことも少なくありません。
この記事では、西伊豆エリアで実績のあるアジングポイントを詳しく紹介します。各ポイントの特徴や狙い方、訪れる際の注意点など、実際の釣行情報をもとに整理しました。初めて西伊豆でアジングに挑戦する方も、すでに経験がある方も、きっと参考になる情報が見つかるはずです。
| この記事のポイント |
|---|
| ✓ 西伊豆の主要アジングポイント10箇所以上の詳細情報 |
| ✓ 各ポイントの特徴と釣れる時期・時間帯 |
| ✓ 初心者でも釣果が期待できる狙い方のコツ |
| ✓ ポイント選びで失敗しないための注意点 |
ポチップ
西伊豆アジングのおすすめポイント完全ガイド
- 西伊豆アジングの定番ポイントは港内の常夜灯周辺が狙い目
- 戸田港は水深があり多彩な魚種が狙えるが混雑に注意
- 宇久須港はファミリー向けで設備が充実している
- 土肥港は港内全域でアジが狙える好ポイント
- 仁科港は足場が良く初心者に最適
- 安良里港は常夜灯周辺に実績がある
- 内浦港や静浦港も実績十分なポイント
西伊豆アジングの定番ポイントは港内の常夜灯周辺が狙い目
西伊豆でアジングを楽しむ際、最も重要なのがポイント選びです。一般的に、アジは夜間に常夜灯の光に集まるプランクトンやベイトフィッシュを追って接岸する習性があります。そのため、港内に設置されている常夜灯周辺が第一の狙い目となります。
西伊豆の各漁港には、漁船の出入りや夜間作業のために常夜灯が設置されています。これらの明かりの下では、小魚やエビ、プランクトンなどが集まり、それを捕食するアジも自然と集結します。特に新月や月明かりの少ない夜は、常夜灯の効果が顕著に現れ、アジの活性も高くなる傾向があります。
ただし、常夜灯周辺は他のアングラーも注目するスポットであるため、休日や好条件の日は混雑することも少なくありません。先行者がいる場合は適切な距離を保ち、マナーを守って釣りを楽しむことが大切です。また、常夜灯の真下だけでなく、光と影の境界線（明暗部）も有望なポイントとなります。アジは明るすぎる場所を避ける傾向もあるため、少し離れた場所を探ってみるのも効果的でしょう。
西伊豆の港は水深があるところが多く、常夜灯周辺でも足元から数メートルの水深があることが一般的です。そのため、ジグヘッドの重さやカウントダウンによるレンジ調整が重要になります。表層だけでなく、中層や底付近まで幅広く探ることで、その日のアジの活性やレンジを見極めることができます。
西伊豆でアジングを始める際は、まず常夜灯のある場所を中心にポイントを選び、そこから状況に応じて移動しながら魚を探すのが効率的なアプローチと言えるでしょう。
戸田港は水深があり多彩な魚種が狙えるが混雑に注意
戸田港は西伊豆を代表する大型の漁港で、アジングの人気ポイントとして知られています。駿河湾に面したこの港は、水深が非常に深く、港内でも3メートル以上、場所によっては10メートル近い水深があると言われています。
西伊豆アジング！ | プロショップカサハラ ブログによれば、「昨晩は沼津〜西伊豆へアジングに行きました！」として、西伊豆でのアジング釣行の様子が報告されています。
この水深の深さは、アジングにおいて両刃の剣となります。一方で、深場から多彩な魚種が回遊してくる可能性があり、アジだけでなくカマス、メバル、ソーダガツオなどの外道も期待できます。しかし一方で、ジグヘッドのウエイト選択やカウントダウンによるレンジ把握が難しくなり、初心者には少しハードルが高いかもしれません。
戸田港の特徴として、透明度の高い海水が挙げられます。一般的には透明度が高いほど魚の警戒心も高まるため、ラインやリーダーの選択、ルアーアクションなどに工夫が必要です。細めのラインを使用し、ナチュラルなアプローチを心がけることで釣果が変わってくるでしょう。
ただし、戸田港は人気ポイントゆえに週末や連休は非常に混雑します。特に観光シーズンや好条件が重なる日は、駐車場が満車になることもあります。早朝や平日を狙うか、ピークタイムを避けた時間帯に訪れることをおすすめします。また、港内には船の係留ロープが多数あるため、遠投する際は根掛かりに注意が必要です。
戸田港でアジングを楽しむ際は、1.5～2.0グラム程度のジグヘッドを基準に、状況に応じて重さを調整するのが良いでしょう。河口エリアや堤防周辺など、水深がやや浅めの場所から始めて、徐々にポイントを広げていくアプローチが効率的です。
宇久須港はファミリー向けで設備が充実している
宇久須港は西伊豆町の中心部に位置し、アクセスの良さと充実した設備でファミリーフィッシングにも人気の高いポイントです。近隣にはトイレ、駐車場、コンビニ、釣具店などが揃っており、釣り初心者や家族連れでも安心して訪れることができます。
西伊豆町の釣りスポットに行こう！家族連れや初心者にオススメの釣り場まとめによれば、「港から堤防に行きやすく、近くにトイレ、駐車場、コンビニ、釣具屋もあり、また近くに海水浴場もあるので、民宿に泊りがけで楽しむことができる」と紹介されています。
宇久須港の大きな特徴は、赤灯台堤防と呼ばれる外洋に面した堤防があることです。この堤防は潮通しが非常に良く、回遊魚狙いの一級ポイントとして知られています。季節によってはイナダ、ソーダガツオ、シイラなどの青物も回遊し、ルアーゲームのエキサイティングな釣りが楽しめます。アジングにおいても、この堤防周辺は好ポイントとなりますが、注意すべきは赤灯台堤防での夜釣りが禁止されている点です。
港内向きは比較的穏やかで、海底の起伏も少ないため、初心者や子供でも安全に釣りができます。サビキ釣りでイワシやアジが狙え、エギングでアオリイカの実績もあります。アジングでは、港内の岸壁沿いや常夜灯周辺を中心に探るのが効果的でしょう。
宇久須港でアジングを楽しむ際のポイントとしては、まず港内の穏やかな場所で練習し、慣れてきたら赤灯台堤防の付け根付近（日中のみ）にチャレンジするという段階的なアプローチがおすすめです。また、堤防の付け根から「宮ん崎」と呼ばれる磯場にアクセスできるため、磯場でのアジングも選択肢の一つとなります。ただし、磯場は足場が悪いため、十分な装備と経験が必要です。
設備が充実している反面、人気ポイントゆえに混雑することもあります。マナーを守り、譲り合いの精神で釣りを楽しむことが大切です。
土肥港は港内全域でアジが狙える好ポイント
土肥港は西伊豆の中でも特にアジ釣りの実績が高い漁港として知られています。港内全域でアジが狙えるため、ポイント選びの幅が広く、初心者から上級者まで楽しめるフィールドです。
【東伊豆】伊豆半島のアジングポイント１０選【西伊豆】によれば、「伊豆の土肥港はアジ釣りに最適なポイントとして名高い。昼間はサビキ釣りで、港内全域でアジを釣ることができる。一方、夜になるとアジングで狙う釣り人も増える」と紹介されています。
土肥港の特徴は、昼夜問わずアジの実績があることです。昼間はサビキ釣りでファミリーフィッシングを楽しむ人が多く、夜間はアジングやエギングのルアーマンが集まります。アジングにおいては、夕まずめから夜間にかけてが最も好条件となり、常夜灯周辺を中心に良型のアジが期待できます。
港内は比較的水深があり、岸壁沿いでも3～5メートル程度の深さがあると推測されます。そのため、ジグヘッドは1.0～2.0グラム程度を基準に、レンジを刻みながら探っていく必要があります。港の構造上、風の影響を受けにくいエリアもあるため、天候が悪い日でも比較的快適に釣りができるのも魅力の一つです。
土肥港周辺は観光地としても発展しており、温泉施設や飲食店も充実しています。釣りの合間に温泉で疲れを癒したり、地元の海鮮料理を楽しんだりすることもできます。ただし、観光客や釣り客が多い時期は混雑するため、早朝や平日を狙うのがおすすめです。
アジングのポイントとしては、堤防の先端部分や船着き場周辺、港の湾奥部など、複数のエリアを探ってみると良いでしょう。その日の潮の流れやベイトの状況によってアジの居場所は変わるため、ランガンスタイルで足を使って探すのが効果的です。
仁科港は足場が良く初心者に最適
仁科港は堂ヶ島の近くに位置する比較的小規模な漁港で、足場の良さと釣りやすさから初心者に特におすすめのポイントです。近隣には駐車スペースやトイレがあり、少し足を延ばせば露天風呂もあるため、釣りと温泉を組み合わせた楽しみ方もできます。
【東伊豆】伊豆半島のアジングポイント１０選【西伊豆】によれば、「アジや小サバ、イワシなどの小型の魚が中心ですが、足場がよく混雑も少ないため、家族でのんびり釣りをするにはピッタリの場所」と評価されています。
仁科港の水深は比較的浅めで、港内は7～8メートル程度と言われています。この程度の水深であれば、軽めのジグヘッド（0.6～1.5グラム）でも十分に底まで届き、初心者でもレンジコントロールがしやすいでしょう。足場が良く、平坦な岸壁が多いため、夜間の釣りでも安全性が高いのも魅力です。
アジのサイズは小型から中型が中心となりますが、数釣りが期待できるポイントです。特に夏から秋にかけては、小アジの群れが港内に入ってくることが多く、アジング初心者が感覚を掴むには最適な環境と言えます。また、根掛かりが少ないため、ルアーロストのリスクも低く、気軽に挑戦できます。
注意点としては、満潮時に一部のエリアで海水が這い上がってくる箇所があることです。潮位の高い時間帯に釣りをする場合は、長靴を着用するなどの対策をしておくと安心です。また、アオリイカの実績もあるポイントなので、エギングタックルも持参すれば一石二鳥の釣りが楽しめるかもしれません。
仁科港は混雑が少なく、のんびりと釣りができる雰囲気が魅力です。釣果よりも釣りの時間を楽しみたい方、家族でゆったりと過ごしたい方には特におすすめのポイントと言えるでしょう。
安良里港は常夜灯周辺に実績がある
安良里港は仁科港の南に位置する漁港で、造船所や漁協の周辺に常夜灯が設置されており、夜間のアジングに実績があります。特にオレンジ色の常夜灯周辺は多くのアングラーが集まる人気スポットとなっています。
西伊豆アジング | Yasuの釣りを楽しもうの釣行記によれば、安良里港で「少し南下して、安良里港へ～ 造船所横のオレンジの常夜灯の場所は人も多くギャーギャーうるさかったので漁協側へ」とあり、常夜灯周辺の人気ぶりが伺えます。
安良里港の特徴は、常夜灯の配置と港の構造にあります。造船所周辺と漁協側では雰囲気が異なり、前者は明るく活気があるのに対し、後者は比較的静かで落ち着いて釣りができる環境です。混雑を避けたい場合は、漁協側や水門周辺を探ってみるのも良いでしょう。
港内には小魚が豊富に生息しており、それを追ってセイゴ（スズキの幼魚）なども回遊してきます。アジだけでなく、カマスやメバルなどの魚種も混じるため、ライトゲーム全般を楽しむことができます。ただし、シーバスが多い場合、アジの活性が下がることもあるため、状況を見ながらポイントを移動する判断も必要です。
安良里港でアジングを行う際は、常夜灯の明暗部を意識することが重要です。明るすぎる場所ではアジが警戒して食いが渋くなることがあるため、光の届く範囲の外側や、影になっている部分を丁寧に探ってみましょう。また、水門周辺は流れの変化があるため、アジが溜まりやすいポイントとなります。
夜間の釣行が中心となるため、ヘッドライトやランタンなど、十分な照明器具を持参することをおすすめします。また、常夜灯周辺は他のアングラーも多いため、キャスト時の安全確認や適切な距離感を保つなど、マナーを守って釣りを楽しみましょう。
内浦港や静浦港も実績十分なポイント
西伊豆エリアの北端に位置する内浦港と静浦港は、沼津市に属する漁港で、アジングの実績が十分にあるポイントです。これらの港は東伊豆との境界に近く、駿河湾の奥に位置するため、独特の魚影の濃さがあります。
【東伊豆】伊豆半島のアジングポイント１０選【西伊豆】によれば、内浦港は「この漁港にはアオリイカ、ヤリイカ、回遊魚、タチウオをはじめとして、多種多様な魚が狙えます。中でもアジは特に釣れやすく、初心者から上級者まで楽しめる」と紹介されています。
内浦港の特徴は、多彩な魚種が狙えることです。アジだけでなく、アオリイカ、ヤリイカ、タチウオ、回遊魚など、季節によってさまざまなターゲットが期待できます。港内は比較的広く、ポイントも豊富なため、ランガンスタイルで釣り歩くのに適しています。アジングでは、堤防の内側や岸壁沿いを中心に探ると良いでしょう。
一方、静浦港は青物やマダイのカゴ釣りで有名ですが、実はアジングのポイントも港内に数多く存在します。堤防の内側を見落としがちですが、実はここにアジが溜まっていることが多いのです。特に常夜灯のある場所や、係留されている船の周辺は狙い目となります。
両港とも沼津市に位置するため、アクセスは比較的良好です。東名高速道路の沼津ICや新東名の長泉沼津ICから車で30～40分程度でアクセスできます。また、周辺には飲食店やコンビニも多く、釣行の前後に食事や買い物を済ませることも容易です。
内浦港と静浦港でアジングを楽しむ際は、潮の動きを意識することが重要です。駿河湾の奥に位置するため、潮の満ち引きによって魚の活性や居場所が大きく変わります。大潮の日や潮の動きが活発な時間帯を狙うことで、釣果が向上する可能性が高まります。
東伊豆のポイントも視野に入れると選択肢が広がる
西伊豆だけでなく、伊豆半島の東側にも優良なアジングポイントが数多く存在します。東伊豆のポイントを視野に入れることで、風向きや海況に応じた柔軟なポイント選択が可能になります。
東伊豆の代表的なアジングポイントとしては、熱海港、宇佐美港、伊東港、稲取港などが挙げられます。これらの港は相模湾に面しており、西伊豆とは異なる海況や魚種の傾向があります。一般的に、東伊豆は西伊豆に比べて水温が高めで、回遊魚の接岸時期も若干早い傾向があるとされています。
宇佐美港は赤灯堤防の真ん中から先端、そしてもう一つの堤防の先端付近が狙い目とされています。初心者でも楽しめるポイントとして人気があり、状況に応じた安全対策を取ることで快適な釣りが楽しめます。伊東港は東伊豆の中心的な港として知られ、夜釣りには多くの人が訪れます。白灯堤防、新井堤防、赤灯堤防など、さまざまなポイントがあり、その日の状況に応じて選択できるのが魅力です。
稲取港は堤防先端部だけでなく港内全域でアジが狙えるため、初心者から上級者まで楽しめます。港内は比較的穏やかで、足場も良いため、安全に釣りができるのも利点です。下田の犬走堤防や福浦堤防も実績のあるポイントで、アジだけでなくメバルやカサゴなども混じります。
東伊豆と西伊豆を使い分けるポイントとしては、風向きが最も重要です。西風が強い日は東伊豆、東風が強い日は西伊豆という具合に、風裏のポイントを選ぶことで快適な釣りができます。また、潮の流れ方も東西で異なるため、潮汐表を確認しながら有利なポイントを選ぶのも一つの戦略です。
西伊豆アジングで釣果を上げるためのコツと注意点
- アジングに適した時期は5月から11月で夏から秋が最盛期
- 夕まずめから夜間が最も釣れる時間帯
- 大潮周りで潮の動きがある日を狙う
- タックルは軽量ジグヘッドとワームが基本
- 水深や潮の流れに応じてジグヘッドの重さを調整
- レンジを刻んでアジの居場所を探すことが重要
- まとめ：西伊豆のアジングポイント選びで押さえるべきポイント
アジングに適した時期は5月から11月で夏から秋が最盛期
西伊豆でアジングを楽しむ上で、まず押さえておきたいのが適切な時期です。一般的に、アジのシーズンは5月から11月頃とされており、特に夏から秋にかけてが最盛期となります。
【東伊豆】伊豆半島のアジングポイント１０選【西伊豆】によれば、「アジのシーズンは5～11月頃。特に夏から秋が釣りやすい時期となっています」と説明されています。
5月から6月にかけては、小型のアジ（豆アジ）が接岸し始める時期です。この時期のアジはサイズこそ小さいものの、数釣りが楽しめることが多く、初心者がアジングの感覚を掴むには最適な時期と言えます。水温の上昇とともにベイトフィッシュも増え始め、アジの活性も徐々に高まっていきます。
7月から9月の夏場は、アジのサイズが大きくなり始める時期です。この頃になると、15センチ前後の中型サイズが中心となり、時には20センチを超える良型も混じるようになります。ただし、真夏の日中は水温が高くなりすぎるため、アジの活性が下がることもあります。そのため、朝夕のまずめ時や夜間を中心に釣行するのが効果的でしょう。
10月から11月の秋は、アジングの最盛期と言えます。水温が適温に下がり、アジの活性が最も高くなる時期です。また、産卵を控えた個体が多くなるため、脂の乗った良質なアジが釣れる確率も高まります。サイズも20センチ以上の良型が期待でき、引きも強く、食味も最高の時期です。
12月以降の冬場でも、条件が良ければアジは釣れることがあります。しかし、水温の低下とともに深場に落ちる個体が多くなり、岸から狙える機会は減少します。また、冬場は気温も低く、釣り人にとっても厳しい環境となるため、無理をせず適切な防寒対策を講じることが重要です。
季節による釣果の違いを理解し、自分のスキルレベルや目的に応じた時期を選ぶことで、より効率的にアジングを楽しむことができるでしょう。
夕まずめから夜間が最も釣れる時間帯
アジングにおいて、時間帯の選択は釣果に大きく影響します。一般的に、夕まずめから夜間にかけてが最も釣れやすい時間帯とされており、多くのアングラーがこの時間を狙って釣行しています。
夕まずめとは、日没前後の薄暗くなる時間帯を指します。この時間帯は、昼間は沖や深場にいた魚が餌を求めて岸近くに接岸してくるタイミングです。アジも例外ではなく、プランクトンや小魚を追って活発に動き始めます。特に、日没直後の30分から1時間程度は、アジの食い気が最も高まる「ゴールデンタイム」として知られています。
日が完全に落ちた後の夜間も、アジングには好条件が続きます。夜間は視界が制限されるため、アジの警戒心が昼間よりも薄れます。また、常夜灯の光に集まるプランクトンや小魚を捕食するため、明かりのある場所では安定した釣果が期待できます。特に新月や月明かりの少ない夜は、常夜灯の効果がより顕著になり、アジの活性も高まる傾向があります。
逆に、満月の夜は月明かりが明るいため、アジが散らばりやすく、釣果が落ちることがあります。ただし、これは絶対的なものではなく、その日の潮の流れや天候、ベイトの状況などによって変わるため、一概には言えません。実際に釣行してみて、その日の状況を判断することが大切です。
朝まずめ（日の出前後）もアジングのチャンスタイムですが、夕まずめに比べると釣果は劣る傾向があります。これは、夜間に活動していたアジが明るくなるにつれて深場や沖に戻り始めるためと考えられます。ただし、朝まずめは他のアングラーが少ない時間帯でもあるため、のんびりと釣りを楽しみたい方には向いているかもしれません。
時間帯による釣果の違いを理解し、自分のライフスタイルに合わせた釣行計画を立てることが、継続的にアジングを楽しむコツと言えるでしょう。
大潮周りで潮の動きがある日を狙う
アジングにおいて、潮の状況は釣果に大きく影響する重要な要素です。一般的に、大潮周りで潮の動きがある日が最も好条件とされており、経験豊富なアングラーはこのタイミングを狙って釣行しています。
西伊豆戸田・御浜で車中泊して釣りをした件によれば、「狙うなら大潮周りで、かつ水質が悪いくらいの方が良い！大潮のはじめぐらいで魚の回遊がありそうなタイミングがベスト」とアドバイスされています。
大潮とは、月の引力の影響が最も大きくなる時期で、満潮と干潮の潮位差が最大になります。この潮位差が大きいことで、潮の流れも速くなり、海中に酸素や栄養分が豊富に供給されます。これにより、プランクトンや小魚の活性が高まり、それを捕食するアジも活発に動き始めるのです。
特に、大潮の初日から2日目あたりは、魚の回遊パターンが変わるタイミングであり、新しい群れが接岸してくる可能性が高まります。また、潮の流れの変化に合わせて、アジが港内の特定のポイントに集まりやすくなるため、効率的に狙うことができます。
逆に、小潮や長潮などの潮の動きが少ない時期は、アジの活性が低くなる傾向があります。ただし、これも絶対的なものではなく、その日の天候やベイトの状況、水温などさまざまな要因が複合的に作用するため、潮だけで判断するのは早計です。しかし、条件が良い日を選べるのであれば、大潮周りを優先するのが賢明でしょう。
潮の満ち引きのタイミングも重要です。満潮から干潮に向かう下げ潮の時間帯は、沖から岸に向かって潮が流れるため、ベイトフィッシュやアジが接岸しやすくなります。逆に、干潮から満潮に向かう上げ潮の時間帯は、岸から沖に向かって潮が流れるため、アジが沖に出てしまうこともあります。ただし、これもポイントの地形や向きによって異なるため、現地の状況を観察しながら判断することが大切です。
潮汐表やタイドグラフアプリなどを活用し、釣行日の潮の状況を事前に確認しておくことをおすすめします。
タックルは軽量ジグヘッドとワームが基本
アジングで使用するタックルは、繊細なアタリを感じ取り、小さなアジでも楽しめるライトタックルが基本となります。特にジグヘッドとワームの組み合わせは、最もスタンダードで効果的な仕掛けとして広く使われています。
沼津から西伊豆へアジング釣行！！の記事では、「レインアミリンガー＋ゼスタスターヘッド」や「オフトスクリューテールグラブ1.5インチスーパーグローの1/3カット」といった具体的なタックルが紹介されています。
ジグヘッドの重さは、釣り場の水深や潮の流れ、風の強さなどによって選択します。西伊豆の港は比較的水深があるため、0.6グラムから2.0グラム程度のジグヘッドを状況に応じて使い分けるのが一般的です。浅い場所や潮の流れが緩い時は軽めのジグヘッド、深い場所や潮の流れが速い時は重めのジグヘッドを選択します。
ワームは1.5インチから3インチ程度のものが主流です。アジの活性が高い時は大きめのワーム、活性が低い時や食いが渋い時は小さめのワームを使うのが基本です。カラーは、クリアやホワイト、グローなどのナチュラル系が定番ですが、状況によってピンクやチャートなどのアピール系も効果的です。
ロッドは6フィート台から7フィート台のアジング専用ロッドが理想的です。軽量で感度が高く、繊細なアタリを捉えやすい設計になっています。リールは2000番から2500番程度の小型スピニングリールが扱いやすく、ドラグ性能の良いものを選ぶと、小型のアジでも楽しいファイトができます。
ラインは、PEライン0.3号から0.6号にフロロカーボンリーダー2ポンドから4ポンドを組み合わせるのが一般的です。PEラインは伸びが少なく感度が高いため、繊細なアタリを取りやすいのが利点です。ただし、初心者はフロロカーボンの単線（2.5ポンドから3ポンド程度）から始めるのもおすすめです。
タックルは高価なものである必要はありませんが、感度と軽さを重視した選択をすることで、アジングの楽しさが格段に向上します。
水深や潮の流れに応じてジグヘッドの重さを調整
アジングにおいて、ジグヘッドの重さ選択は釣果を左右する重要な要素です。水深や潮の流れ、風の強さなど、さまざまな条件に応じて適切な重さを選ぶことで、効率的にアジを狙うことができます。
西伊豆の港は場所によって水深が大きく異なります。例えば、仁科港のように比較的浅い港では0.6グラムから1.5グラム程度の軽めのジグヘッドで十分ですが、戸田港のように深い港では1.5グラムから2.0グラム、場合によっては3.0グラム程度の重めのジグヘッドが必要になることもあります。
ジグヘッドの重さを選ぶ際の基本的な考え方は、「狙いたいレンジまで確実に沈め、そのレンジをキープできる最低限の重さ」を選ぶことです。重すぎるジグヘッドは着底が早すぎてアジが反応する間がなく、逆に軽すぎるジグヘッドは狙ったレンジまで沈まず、潮に流されてしまいます。
潮の流れが速い時は、通常よりも重めのジグヘッドを選ぶ必要があります。流れに負けないだけの重さがないと、ワームが不自然な動きをしてしまい、アジの食いが悪くなります。逆に、潮の流れが緩い時は軽めのジグヘッドでゆっくりとフォールさせることで、アジにしっかりとアピールできます。
風の強さもジグヘッドの重さ選択に影響します。強風下では、ラインが風に煽られて着水点がずれたり、ワームが不自然に流されたりします。このような状況では、少し重めのジグヘッドを使うことで、狙ったポイントに正確にキャストし、安定したリトリーブができるようになります。
実釣では、まず1.0グラムから1.5グラム程度の標準的な重さから始め、状況を見ながら調整していくのが良いでしょう。アタリがあるのにフッキングしない場合は重さを変えてみる、全くアタリがない場合はレンジを変えるために重さを調整する、といった試行錯誤が釣果につながります。
レンジを刻んでアジの居場所を探すことが重要
アジングにおいて、アジがどのレンジ（水深）にいるのかを把握することは、釣果を上げる上で最も重要なポイントの一つです。アジは日によって、時間帯によって、場所によって活動するレンジが変わるため、丁寧にレンジを刻んで探っていく必要があります。
レンジを探る基本的な方法は「カウントダウン」です。ワームを着水させてから沈める時間を秒数で数え、その秒数ごとにアクションを入れてみます。例えば、最初は5カウント沈めてリトリーブ、次は10カウント、15カウント、20カウント…というように、徐々に深いレンジを探っていきます。
【Dr.TJの釣れない日記】西伊豆アジング入門では、実際の釣行で「10カウントくらい沈めていたはずです」「その半分位を引いたところでカツンというバイトとともにオートフッキングしました」と、カウントダウンの重要性が実践的に示されています。
出典：西伊豆アジング入門
アタリが出たレンジが分かったら、そのレンジを重点的に攻めます。例えば、15カウントでアタリが出た場合、その前後の12カウントから18カウントあたりを中心に探ってみましょう。アジは群れで行動することが多いため、一匹釣れたレンジには他のアジもいる可能性が高いのです。
レンジキープも重要なテクニックです。アジが中層にいる場合、ワームを同じレンジで漂わせるようにリトリーブすることで、アジにしっかりとアピールできます。これには、リーリングスピードとロッドの角度を調整する技術が必要です。ゆっくりとリールを巻きながら、ロッドを徐々に立てていくことで、ワームが沈まずに一定のレンジを保つことができます。
フォール中のバイトも見逃せません。特に活性の高いアジは、フォール中に積極的にワームを追ってきます。カーブフォールを意識し、ラインの動きやテンションの変化に注意を払うことで、フォール中のバイトを捉えることができます。
レンジを探る作業は地道で根気が必要ですが、これこそがアジングの醍醐味とも言えます。試行錯誤を繰り返しながら、その日のアジの居場所を見つけ出す喜びは格別です。
西伊豆は水質が良すぎると魚の警戒心が高まる
西伊豆の海は透明度が非常に高く、その美しさは多くの人を魅了します。しかし、アジングにおいては、この透明度の高さが釣果に影響を与えることがあります。水質が良すぎると、魚の警戒心が高まり、ルアーを見切られやすくなるのです。
【Dr.TJの釣れない日記】西伊豆アジング入門では、「西伊豆の海は水が綺麗で、いつでも透明度は高いのですが、この日の戸田港の水は今まで見た中でも特別に透明度が高い。したがって魚も警戒してしまっているのでしょうか」と、透明度と魚の警戒心の関係が指摘されています。
出典：西伊豆アジング入門
透明度が高い状況では、ラインやリーダーの選択が重要になります。太いラインや目立つ色のラインは魚に見切られやすいため、できるだけ細く、透明度の高いフロロカーボンリーダーを使用することをおすすめします。2ポンドから3ポンド程度の細いラインを使うことで、魚の警戒心を減らすことができます。
ワームのカラー選択も重要です。透明度が高い時は、クリアやホワイトなどのナチュラル系カラーが効果的です。派手なカラーは魚に見切られやすいため、できるだけ自然な色合いのワームを選びましょう。また、ワームのサイズも小さめにすることで、違和感を減らすことができます。
アクションも控えめにすることが大切です。激しいアクションは魚を驚かせてしまうため、ゆっくりとしたリトリーブやナチュラルなフォールを心がけましょう。特に、フォール中のバイトを意識し、ワームを自然に沈ませることで、警戒心の高いアジにもアピールできます。
逆に、水質が少し濁っている時の方が釣果が上がることもあります。これは、魚の警戒心が薄れ、ルアーを積極的に追ってくるためです。雨上がりや風で海が少し荒れた後など、適度に濁りが入った状況を狙うのも一つの戦略と言えるでしょう。
西伊豆の美しい海を楽しみながらも、その透明度の高さを理解し、適切な対策を講じることで、釣果を向上させることができます。
混雑するポイントでは早朝や平日を狙う
西伊豆の人気アジングポイントは、特に週末や連休、好条件が重なる日には非常に混雑することがあります。混雑した状況では、十分なキャストスペースが確保できなかったり、他のアングラーとのトラブルが発生したりする可能性もあります。快適に釣りを楽しむためには、混雑を避けた時間帯や曜日を選ぶことが重要です。
西伊豆戸田・御浜で車中泊して釣りをした件によれば、「戸田・御浜で休日に釣りをするのは辞めた方が良い」として、「車中泊アングラーや、気合の入ったアングラーが、県内外から集まるので、駐車場や場所取り問題でメンタル崩壊」と警告されています。
早朝の釣行は、混雑を避ける最も効果的な方法の一つです。日の出前から釣りを始めれば、他のアングラーが少ない中で好きなポイントを選ぶことができます。また、朝まずめの時間帯は魚の活性も高いため、釣果も期待できます。ただし、早朝は気温が低いため、適切な防寒対策が必要です。
平日の釣行も混雑を避けるには有効です。特に火曜日から木曜日あたりは、週末に比べて釣り人の数が格段に少なくなります。仕事の都合がつく方は、平日に有給休暇を取得して釣行するのも良いでしょう。静かな環境でじっくりと釣りに集中できるため、釣果も向上する可能性があります。
混雑したポイントで釣りをする場合は、マナーを守ることが何よりも重要です。適切な距離を保ち、無理に割り込まない、先行者の邪魔をしない、ゴミは必ず持ち帰るなど、基本的なルールを守りましょう。また、釣り場での大声や迷惑行為は避け、他のアングラーと協調しながら釣りを楽しむ姿勢が大切です。
混雑を避けられない場合は、メジャーポイントではなく、少しマイナーなポイントを探してみるのも一つの方法です。人気ポイントから少し離れた場所や、あまり知られていない小さな港などでも、意外と良い釣果が得られることがあります。自分だけの穴場ポイントを見つける楽しみも、アジングの魅力の一つと言えるでしょう。
季節による魚のサイズと数の違いを理解する
アジングでは、季節によって釣れるアジのサイズと数に明確な違いがあります。この違いを理解しておくことで、釣行の目的に応じた時期選びができ、より満足度の高い釣りができるでしょう。
初夏（5月～6月）は、豆アジと呼ばれる小型のアジが主体となります。サイズは10センチ前後が中心で、時には5センチ程度の極小サイズも混じります。サイズは小さいものの、数釣りが楽しめるのがこの時期の特徴です。初心者がアジングの感覚を掴むには最適な時期で、コンスタントにアタリが出るため、釣りの楽しさを実感しやすいでしょう。
盛夏（7月～8月）になると、アジのサイズが徐々に大きくなってきます。15センチ前後の中型サイズが中心となり、条件が良ければ20センチ近い良型も期待できます。ただし、真夏は水温が高くなりすぎるため、日中の活性は低下する傾向があります。夕まずめから夜間、早朝などの涼しい時間帯を狙うのが効果的です。
初秋（9月～10月）は、アジングの最盛期と言えます。この時期のアジは産卵を控えて栄養を蓄えているため、サイズも大きく、脂も乗っています。20センチ以上の良型が期待でき、時には25センチを超える尺アジも狙えるかもしれません。数も出やすく、サイズも良いため、最も満足度の高い釣りができる時期です。
晩秋から初冬（11月～12月）は、アジの活性が徐々に落ちてくる時期です。水温の低下とともに深場に移動する個体が増え、岸から狙える数は減少します。ただし、残っている個体は良型が多く、質を重視した釣りができます。また、この時期のアジは引きが強く、ファイトを楽しむことができます。
季節ごとの特徴を理解し、「数を釣りたいなら初夏」「サイズを狙いたいなら初秋」というように、自分の目的に合わせて時期を選ぶことで、より充実したアジングが楽しめるでしょう。
西伊豆の釣り場周辺には温泉や観光施設も充実
西伊豆でアジングを楽しむ魅力の一つに、釣り以外の楽しみも豊富にあることが挙げられます。特に温泉施設が充実しており、釣りの前後に温泉でリフレッシュすることができます。
仁科港の近くには「沢田公園露天風呂」があり、絶景を眺めながら入浴できることで知られています。海を見下ろす崖の上に位置し、駿河湾の美しい景色と夕日を楽しみながら温泉に浸かることができます。料金も比較的リーズナブルで、釣りの疲れを癒すには最適です。
戸田周辺にも「道の駅 くるら戸田」に併設された温泉施設があります。大人500円、子供250円という良心的な価格設定で、24時間開放の駐車場もあるため、車中泊をしながら釣りを楽しむアングラーにも人気です。清潔な施設で、ゆっくりと体を休めることができます。
土肥は温泉地として有名で、多くの温泉宿や日帰り温泉施設があります。釣りを楽しんだ後、温泉宿で地元の海鮮料理を味わいながらゆっくりと過ごすのも贅沢な楽しみ方です。また、土肥港周辺には飲食店も点在しており、釣りの合間に食事を楽しむこともできます。
観光施設としては、松崎の「洞窟クルーズ」や「天窓洞」などがあります。海からしか見られない絶景を船で巡るツアーは、釣りとは違った角度から西伊豆の自然を楽しむことができます。また、堂ヶ島の「三四郎島」や「堂ヶ島洞窟めぐり」なども人気の観光スポットです。
釣りだけでなく、温泉や観光も楽しむことで、西伊豆への釣行がより充実したものになります。家族連れで訪れる場合も、釣りをしない家族が温泉や観光を楽しむことができるため、全員が満足できる旅行になるでしょう。
地元の釣具店で最新情報を入手するのがおすすめ
西伊豆でアジングを楽しむ際、地元の釣具店に立ち寄って最新の釣果情報を入手することを強くおすすめします。地元の釣具店には、その日の釣況や有望なポイント、効果的なルアーやタックルなど、貴重な情報が集まっています。
宇久須には「深沢釣具店」があり、地元の釣り情報に精通しています。店主やスタッフに声をかければ、その日の状況や注意点などを教えてくれることが多いです。また、地元でよく釣れているワームのカラーやジグヘッドの重さなども教えてもらえるかもしれません。
仁科周辺には「高柳釣具店」や「まつや釣具店」があります。これらの店では、地元のアングラーからの釣果報告が集まるため、リアルタイムの情報を得ることができます。特に、その日の朝に釣れた魚の情報などは非常に参考になります。
釣具店で情報を得る際のコツは、具体的な質問をすることです。「今日はどこで釣れていますか？」という漠然とした質問よりも、「アジングをしたいのですが、おすすめのポイントはありますか？」「今の時期、どのくらいのジグヘッドが良いですか？」といった具体的な質問の方が、有益な情報を得やすくなります。
また、釣具店で餌や仕掛けを購入することも大切です。地元の釣具店を利用することで、店側も情報を提供しやすくなりますし、地域の釣り文化を支えることにもつながります。Win-Winの関係を築くことが、長期的に見て自分自身の釣果向上にもつながるでしょう。
さらに、釣具店には地元のアングラーが集まることも多く、そこでの会話から思わぬ情報を得られることもあります。釣り仲間を作る場としても、地元の釣具店は貴重な存在と言えます。
アジング以外の魚種も狙える五目釣りが楽しめる
西伊豆でライトタックルを楽しむ際、アジだけでなく、さまざまな魚種が狙える「五目釣り」のスタイルも魅力的です。一つの釣行で複数の魚種を釣ることができるため、飽きることなく長時間釣りを楽しむことができます。
アジングタックルで釣れる代表的な魚種としては、まずメバルが挙げられます。メバルもアジと同様に夜間の常夜灯周辺に集まる習性があり、同じポイントでアジと混じって釣れることが多いです。アジよりも引きが強く、ファイトを楽しむことができます。また、食味も良いため、持ち帰って料理するのにも適しています。
カマスも西伊豆のライトゲームで人気のターゲットです。特に秋口には群れで接岸し、時に入れ食い状態になることもあります。カマスは歯が鋭いため、ワームを傷めやすいという欠点はありますが、そのスピーディーな引きとジャンプは非常にエキサイティングです。
カサゴやムラソイなどの根魚も、岸壁沿いや堤防の際を探ることで釣ることができます。これらの魚は日中でも釣れるため、夜間のアジングの前に根魚を狙って楽しむという釣り方もできます。根魚は引きが強く、食味も良いため、ファンの多い魚種です。
ネンブツダイやハタンポなどの小型魚も、アジングをしていると頻繁にヒットします。これらは一般的には外道として扱われますが、数釣りを楽しむという意味では面白いターゲットです。特に初心者や子供が釣りをする場合、これらの魚でも十分に楽しむことができます。
時期によっては、ソーダガツオやメッキなどの小型回遊魚も港内に入ってくることがあります。これらの魚は非常にスピーディーな引きで、ライトタックルでは強烈なファイトを楽しむことができます。
アジだけにこだわらず、その日の状況に応じてさまざまな魚種を狙うことで、西伊豆のライトゲームがより一層楽しくなるでしょう。
まとめ：西伊豆のアジングポイント選びで押さえるべきポイント
最後に記事のポイントをまとめます。
- 西伊豆には戸田港、宇久須港、土肥港、仁科港、安良里港など、多数の実績あるアジングポイントが存在する
- 港内の常夜灯周辺が最も基本的な狙い目ポイントである
- 戸田港は水深が深く多彩な魚種が狙えるが、混雑と係留ロープに注意が必要である
- 宇久須港は設備が充実しファミリー向けだが、赤灯台堤防での夜釣りは禁止されている
- 土肥港は港内全域でアジが狙え、昼夜問わず実績が高い好ポイントである
- 仁科港は足場が良く水深も適度で、初心者に最適な環境が整っている
- アジングのベストシーズンは5月から11月で、特に夏から秋が最盛期となる
- 夕まずめから夜間にかけてが最も釣れやすい時間帯である
- 大潮周りで潮の動きがある日を狙うと釣果が向上しやすい
- ジグヘッドは0.6グラムから2.0グラム程度を水深や潮の流れに応じて使い分ける
- レンジを刻んでアジの居場所を探ることが釣果を上げる鍵となる
- 西伊豆は水質が良すぎると魚の警戒心が高まるため、細いラインとナチュラルカラーが有効である
- 人気ポイントは混雑するため、早朝や平日を狙うことが推奨される
- 季節によってアジのサイズと数が変わり、初夏は数釣り、初秋はサイズ狙いに適している
- 釣り場周辺には温泉や観光施設が充実しており、釣り以外の楽しみも豊富である
- 地元の釣具店で最新情報を入手することで釣果向上が期待できる
- アジング以外にもメバル、カマス、根魚など多彩な魚種が狙える五目釣りが楽しめる
- 透明度の高い海では魚に見切られやすいため、アプローチに工夫が必要である
- 東伊豆のポイントも視野に入れることで風向きに応じた柔軟な選択ができる
- マナーを守り、他のアングラーと協調しながら釣りを楽しむことが何より重要である
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
- 沼津から西伊豆へアジング釣行！！ | 釣具のイシグロ
- 【東伊豆】伊豆半島のアジングポイント１０選【西伊豆】 | 魚速報
- 西伊豆アジング！ | プロショップカサハラ ブログ
- 釣魚：アジが狙える釣り場|伊豆の釣果速報
- 西伊豆で釣れたアジの釣り・釣果情報 – アングラーズ
- 西伊豆町の釣りスポットに行こう！家族連れや初心者にオススメの釣り場まとめ
- 西伊豆アジング | Yasuの釣りを楽しもう
- 西伊豆戸田・御浜で車中泊して釣りをした件 – こつこつlife
- 西伊豆でアジング さてアジは釣れるのか？ – 雨女ニモマケズ
- 【Dr.TJの釣れない日記】 西伊豆アジング入門
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