アジングでジグ単リグを使う際、スナップを付けるか直結にするかは多くのアングラーが悩むポイントです。釣り場でも「スナップを使うと感度が落ちる」「いやいや、交換が楽だから必須でしょ」といった議論が絶えません。実際のところ、スナップの使用には明確なメリットとデメリットが存在し、釣果にも影響を与える可能性があります。
この記事では、アジングのジグ単におけるスナップ使用について、インターネット上の様々な情報を収集・分析し、サイズや強度の選び方、おすすめ製品、結び方まで網羅的に解説していきます。スナップを使うべきか使わないべきか、どんなスナップを選べばいいのか、初心者から上級者まで参考になる情報をまとめました。
| この記事のポイント |
|---|
| ✓ アジングでスナップを使うメリット・デメリットが分かる |
| ✓ 最適なスナップのサイズと強度の選び方が理解できる |
| ✓ おすすめのスナップ製品と結び方が学べる |
| ✓ スナップ使用派と直結派の意見の違いが把握できる |
ポチップ
アジングのジグ単におけるスナップ使用の基本知識
- スナップを使うか使わないかは釣り人の好みで決まる
- スナップ使用の最大のメリットはジグヘッド交換の速さ
- アジング用スナップのサイズはSS・SSSが基本
- スナップの強度は1.5kg〜3kgあれば十分
- 結び方はクリンチノットが簡単で強度も高い
- スナップの重量がフォール速度に影響する可能性がある
スナップを使うか使わないかは釣り人の好みで決まる
アジングにおいてスナップを使用するかどうかは、アングラーの間でも意見が分かれるテーマです。一般的には、スナップを使用することで得られる利便性と、使用しないことで保たれる繊細さのどちらを優先するかという選択になります。
調査した情報によると、スナップ使用派と直結派の両方に明確な理論的根拠があることが分かりました。スナップ使用派は「ジグヘッド交換の速さ」「リーダーの消耗抑制」「手返しの良さ」を重視し、直結派は「感度の維持」「フォール姿勢の自然さ」「こだわりの追求」を大切にしています。
特に注目すべきは、どちらの方法でも問題なく釣れているという事実です。つまり、スナップの有無が釣果を大きく左右するわけではなく、むしろ釣り人自身がストレスなく釣りを楽しめる方を選ぶことが重要だと考えられます。
初心者の方には、スナップの使用をおすすめします。なぜなら、夜間の暗い釣り場で細いラインを何度も結び直すのは非常に難しく、時間もかかるからです。慣れてきたら直結に挑戦してみて、自分に合った方法を見つけるのが良いでしょう。
またベテランアングラーの中には、状況に応じてスナップ使用と直結を使い分けている人もいます。例えば、活性が高く手返し重視の時はスナップ、シビアな状況で繊細なアプローチが必要な時は直結、といった具合です。
最終的には、自分の釣りスタイルと技術レベルに合わせて選択するのがベストな判断と言えるでしょう。
スナップ使用の最大のメリットはジグヘッド交換の速さ
スナップを付けてショックリーダーの寿命を長くできる、これもメリットの一つです
この引用が示すように、スナップ使用の利点は複数ありますが、最も大きなメリットはジグヘッドの交換が圧倒的に早くなることです。
アジングでは、その日のアジがいるレンジや活性に合わせて、ジグヘッドの重さを頻繁に変える必要があります。0.2g単位で細かくローテーションすることも珍しくありません。スナップがあれば、これらの交換を数秒で完了できます。
一方、直結の場合は、ハサミを取り出してラインを切り、新しいジグヘッドを結び直し、糸くずを処理するという一連の作業が必要です。これには慣れた人でも1分以上かかることが多く、寒い冬場や暗い夜間ではさらに時間がかかります。
特にアジングでは、短い時合いを逃さないことが釣果に直結します。10分しか時合いがない時に、ジグヘッド交換で1分ロスするのは大きな機会損失です。スナップを使えば、その1分をキャスト回数に充てられるのです。
さらに、リーダーの長さを維持できるというメリットも見逃せません。PEラインやエステルラインを使う場合、30cm程度のショックリーダーを結束しますが、直結で何度もジグヘッドを交換すると、あっという間にリーダーが短くなってしまいます。リーダーを結び直す作業はさらに時間がかかるため、スナップによってこれを回避できるのは大きなアドバンテージです。
加えて、スナップに偶然アジが掛かるという予期せぬボーナスもあるようです。これは狙ってできることではありませんが、本来釣れなかったアジが追加で釣れることになるため、ある意味でメリットと言えるかもしれません。
このように、時間効率と手返しの良さという観点では、スナップの使用に大きなアドバンテージがあることは間違いありません。
スナップを使わない派の主な理由は感度とこだわり
スナップを使わずに直結を選ぶアングラーにも、しっかりとした理由があります。主な理由は「感度の維持」「フォール姿勢への影響」「強度への不安」の3つに集約されます。
感度への影響について、直結派のアングラーは、ジグヘッドとラインの間にスナップという物理的な介在物があることで、アジの繊細なアタリが伝わりにくくなると考えています。確かに理論上は、直結の方が振動がダイレクトに伝わる可能性が高いでしょう。
ただし、実際の釣果への影響については議論の余地があります。多くのスナップ使用派アングラーも問題なく釣果を上げているため、感度の差が明確に釣果に反映されるかどうかは不明です。おそらく、よほどシビアな状況でない限り、大きな差は出ないと考えられます。
フォール姿勢への影響も懸念材料の一つです。スナップの重量と可動域により、ジグヘッドの沈下速度や姿勢が変わる可能性があります。特に軽量ジグヘッドを使用する際には、わずかな重量差でも影響が出るかもしれません。
強度面の不安については、小さなスナップが大型の魚とのファイト中に伸びたり壊れたりするのではないかという懸念です。しかし、適切なサイズと品質のスナップを選べば、通常のアジングで問題になることはほとんどないでしょう。
また、収納や持ち運びの面で「荷物が増える」「小さいので落としたら拾いにくい」といった実用的なデメリットも指摘されています。確かに、スナップをぶちまけてしまった時の絶望感は相当なものかもしれません。
こうしたデメリットを考慮しても、釣りへのこだわりやストイックさを追求したいアングラーにとっては、直結が最適な選択となるのです。
アジング用スナップのサイズはSS・SSSが基本
📊 サイズ別の特徴比較表
| サイズ | 重量目安 | 適用場面 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|---|
| SSS | 0.018〜0.030g | 軽量ジグ単専用 | 超軽量、影響最小 | 小さすぎて扱いにくい |
| SS | 0.037〜0.045g | ジグ単〜小型プラグ | バランス良好、汎用性高 | SSSより若干重い |
| S | 0.040〜0.050g | プラグ・重めジグヘッド | 強度高い、扱いやすい | ジグ単には重い |
アジングでスナップを選ぶ際、最も重要な要素がサイズです。一般的にSS（ダブルエス）サイズとSSS（トリプルエス）サイズが推奨されています。
これらのサイズが推奨される理由は、アジングで使用するジグヘッドやプラグが非常に軽量であるためです。1g以下のジグヘッドを使用することも多く、時には0.4g前後という超軽量リグを扱うこともあります。このような繊細な釣りでは、スナップの重量が大きすぎるとフォール速度やアクションに悪影響を及ぼしてしまいます。
SSSサイズは特に軽量で、製品によっては0.018gという驚異的な軽さを実現しています。ジグヘッド単体の動きを最大限活かしたい場合には、このサイズが最適でしょう。ただし、小さすぎるため指で扱うのが難しく、夜間や手がかじかむ冬場には苦労するかもしれません。
SSサイズは、SSSよりもわずかに大きく扱いやすさと軽量性のバランスが取れています。多くのメーカーがアジング用として推奨しているのもこのサイズです。ジグヘッドだけでなく、小型プラグにも対応できる汎用性の高さも魅力です。
Sサイズ以上になると、アジングには少し大きすぎる可能性があります。ただし、ボトムワインドや重めのジグヘッド、プラグメインの釣りでは選択肢に入ってくるでしょう。
自分の使用するリグの重さと、手先の器用さを考慮して選ぶことが重要です。一般的な初心者であればSSサイズから始めるのが無難でしょう。
スナップの強度は1.5kg〜3kgあれば十分な理由
アジング用スナップを選ぶ際、強度は重要な要素ですが、過剰な強度は必要ありません。一般的に破断強度1.5kg〜3kg程度あれば、アジングには十分と考えられています。
この強度が適切である理由は、アジングで使用するライン自体が非常に細く、強度が低いためです。エステルラインの0.2〜0.3号やPEラインの0.3〜0.4号を使用することが多く、これらのラインブレイク強度は概ね1.5〜3kg程度です。
つまり、スナップよりも先にラインが切れるため、スナップに過剰な強度は不要なのです。むしろ、強度を高めようとするとスナップ自体が重くなったり大きくなったりして、ジグヘッドの動きに悪影響を与えかねません。
ただし、注意すべき点もあります。スナップは頻繁にルアーを付け替えることで金属疲労を起こし、本来の強度を維持できなくなることがあります。特に開閉部分が緩んできたり、ワイヤーが曲がってきたりした場合は、早めに交換することをおすすめします。
また、アジング中に予期せぬ大物（チヌ、シーバス、大型ロックフィッシュなど）がヒットする可能性もあります。40cmを超えるような魚の場合、スナップが伸びたり破損したりするリスクはゼロではありません。ただし、その前にラインが切れることの方が多いと考えられます。
製品選びでは、破断強度が明記されているものを選ぶと安心です。メーカーによって基準が異なる場合もあるため、実際のユーザーレビューなども参考にすると良いでしょう。
一般的なアジングであれば2kg前後の強度があれば問題なく、磯場で大型メバルを狙うような場合は3kg程度の強度があると安心できます。
結び方はクリンチノットが簡単で強度も高い
🔗 推奨ノット比較表
| ノット名 | 難易度 | 強度 | 作業時間 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|
| クリンチノット | ★☆☆ | 高い | 短い | ★★★ |
| ダブルクリンチノット | ★★☆ | 非常に高い | やや長い | ★★☆ |
| ユニノット | ★☆☆ | 高い | 短い | ★★★ |
| パロマーノット | ★★☆ | 最高 | 普通 | ★☆☆ |
アジングでスナップを使用する際の結び方として、最も推奨されるのがクリンチノットです。シンプルで覚えやすく、強度も十分に確保できる優秀なノットです。
クリンチノットが推奨される理由は、その簡便性と汎用性にあります。釣り初心者でも比較的短時間で習得でき、暗闇や寒い環境でも結びやすいというメリットがあります。また、クリンチノットは他の釣りでも頻繁に使用される基本的なノットなので、一度覚えれば様々な場面で活用できます。
基本的なクリンチノットの手順は以下の通りです。まずラインをスナップのアイに通し、元糸に3〜5回巻き付けます。次に、最初にできた輪にラインの先端を通し、しっかりと締め込みます。締め込む際は、唾液などで濡らしてから行うと摩擦熱を抑えられ、ラインの強度低下を防げます。
より強度を求める場合は、ダブルクリンチノットという変形版もあります。これはスナップのアイにラインを2回通してから巻き付ける方法で、通常のクリンチノットよりも強度が高くなります。小さなスナップに使用する際に特におすすめです。
ユニノットも人気のある選択肢です。特に寒い時期でも比較的結びやすく、シンプルな構造なので失敗が少ないという特徴があります。あるアングラーは「ユニノットで十分な強度が得られるし、簡単なので寒い時期でも問題なし」と述べています。
どのノットを選ぶにしても、しっかりと締め込むことが最も重要です。中途半端な締め込みでは本来の強度が発揮されず、予期せぬラインブレイクの原因になります。結び終わった後は、必ず軽く引っ張って緩みがないか確認しましょう。
アジングのジグ単で使えるスナップの選び方とおすすめ製品
- 定番製品はアクティブのアジスナップとDスナップライト
- 超軽量を求めるならガマカツ音速ミニスナップかラクリップ
- 強度重視ならマグバイトのハングやオーナーの一手スナップ
- ロングタイプは付け外しがしやすく初心者向き
- ダイソーなど100円ショップのスナップは避けた方が無難
- 収納ケースも併せて用意すると便利
定番製品はアクティブのアジスナップとDスナップライト
アジング用スナップの中で、多くのアングラーから支持されている定番製品がアクティブのアジスナップとダイワのDスナップライトです。
アクティブのアジスナップは、破断強度約2kg、自重0.04g（SSサイズ）という軽量性と、22本入りで400円程度という圧倒的なコストパフォーマンスが魅力です。一本あたり約20円以下という価格は、根掛かりロストが多いアジングにおいて非常に助かります。
400円で22個入りというコストパフォーマンスの高さも人気のひとつです
このようにコスパの良さが評価されているアジスナップですが、品質面でも十分信頼できます。MADE IN JAPANの製品で、細かな作りや品質のばらつきの少なさに定評があります。ワンタッチでジグヘッドを交換できる構造で、夜間でも指先の感覚だけで付け外しが可能です。
一方、ダイワのDスナップライトは、引っ張り強度13.6kg（Sサイズ）、重量0.037gというバランスの良さが特徴です。昔ながらの開閉式スナップで、構造がシンプルで誰にでも使いやすい設計になっています。
DスナップライトのSSS〜Sサイズまでのラインナップは、軽量ジグヘッドから小型プラグまで幅広く対応できます。特にSSSサイズは重量0.018gと超軽量でありながら、破断強度9kgという十分な強度を持っています。
どちらも入手性が高く、釣具店やネットショップで容易に購入できる点も大きなメリットです。初めてアジング用スナップを購入する方には、この2製品のいずれかをおすすめします。
製品選びに迷ったら、コスパ重視ならアクティブ、バランス重視ならダイワを選ぶと良いでしょう。
超軽量を求めるならガマカツ音速ミニスナップかラクリップ
できる限りスナップの重量をジグヘッドに乗せたくない、水中での抵抗を最小限に抑えたいと考えるアングラーには、ガマカツの音速ミニスナップやティクトのラクリップがおすすめです。
ガマカツの音速ミニスナップ0番は、重量わずか0.030gでありながら破断強度12kgという驚異的なスペックを持っています。軽さと強度を両立した製品として、ストイックなアングラーから高い評価を得ています。
この製品の特徴は、ジグヘッドのアイをスナップに通すだけでセットが完了する簡便さです。複雑な操作が不要なため、見た目以上に使いやすいという声が多く聞かれます。ただし、非常に小さいためプラグには使いにくく、基本的にはジグ単専用と考えた方が良いでしょう。
軽量ジグヘッドとの相性は良く、アイをスナップに通すだけでセットが完了するため見た目以上に簡単に使える
ティクトのラクリップは、重量0.019gという現存するアジング用スナップの中でもトップクラスの軽さを誇ります。ライトゲーム専門メーカーであるティクトならではの、徹底的に軽量化を追求した製品です。
ラクリップのコンセプトは、余計な重量をジグヘッドに乗せないことと、できる限り水中での抵抗を減らすことです。コンパクトな設計により、アジに違和感を与えにくくなっています。
ただし、軽量・コンパクトであるがゆえのデメリットもあります。小さすぎて指で摘むのが難しく、特に夜間や手がかじかむ冬場には取り扱いに苦労する可能性があります。また、破断強度は2kg程度と必要十分ではあるものの、頻繁なルアー交換による金属疲労には注意が必要です。
これらの超軽量スナップは、ジグ単の動きを最大限活かしたい上級者向けの製品と言えるでしょう。初心者の方は、もう少し扱いやすいサイズから始めることをおすすめします。
強度重視ならマグバイトのハングやオーナーの一手スナップ
大型のアジや外道の可能性を考慮して強度を重視したい場合は、マグバイトのライトゲームスナップハングやオーナーの一手スナップが適しています。
マグバイトのハングSサイズは、重量0.038gと軽量でありながら破断強度3.5kgというクラス最高レベルの強度を実現しています。高強度ステンレスワイヤーを使用することで、この優れたスペックを達成しています。
この製品の魅力は、アジングだけでなく黒鯛やシーバスなどの外道がヒットした場合にも安心してやりとりができる点です。磯場でのアジングや、大型が混じる可能性のあるエリアで特に重宝するでしょう。
また、寒い環境下でもしっかりとホールドできる形状設計がされており、ジグヘッドの取り外しがスムーズです。使いやすさと強度の両立という点で、非常にバランスの取れた製品と言えます。
オーナーの一手スナップSSサイズは、破断強度2.9kgで剛性の高さに定評があります。この製品の最大の特徴は、ラインアイがシームレス構造になっている点です。
通常のスナップでは、ラインアイに隙間があり、稀に細いラインが抜けてしまうトラブルが報告されています。しかし一手スナップはシームレス構造のため、そのような心配が一切ありません。エステルラインの0.2号など極細ラインを使用する際に特に安心です。
さらに、ワンタッチでルアーを交換できる機構により、スピーディーなローテーションが可能です。開く・閉じるという作業が不要なため、交換スピードでは他製品を上回るかもしれません。
強度を求めつつも軽量性や使いやすさも犠牲にしたくないという方には、これらの製品が最適な選択となるでしょう。
ロングタイプは付け外しがしやすく初心者向き
アジング用スナップには、通常のノーマルタイプに加えてロングタイプというバリエーションが存在します。ロングタイプは指でつまみやすく、ルアーの交換がよりスムーズに行えるという特徴があります。
ロングタイプは指でつまみやすいので、ルアーの交換がスムーズに出来ます
ロングタイプの最大のメリットは、指先からリング部分が十分に離れているため、ジグヘッドの着脱時に指先にジグヘッドが当たりにくいことです。ノーマルタイプでは、小さすぎて指とジグヘッドが干渉してしまい、特に夜間や手がかじかむ状況では作業がしにくくなります。
アクティブからは「アジスナップロング」というロングタイプの製品がリリースされており、SSSとSSの2サイズが展開されています。ノーマルタイプと比べて若干軸が長くなっていますが、その分取り扱いやすさが大幅に向上しています。
ティクトの「ラクリップ・ロング」も人気の高いロングタイプ製品です。通常のラクリップよりも長尺設計で、着脱のしやすさは随一と評価されています。さらに、ガン玉やカブラ付きハリスを装着することで、スナップ自体をルアーとして使用することも可能というユニークな使い方もできます。
📋 ノーマルタイプとロングタイプの比較
| 項目 | ノーマルタイプ | ロングタイプ |
|---|---|---|
| 着脱のしやすさ | △ | ◎ |
| コンパクトさ | ◎ | ○ |
| 重量 | 軽い | やや重い |
| 初心者おすすめ度 | ○ | ◎ |
| 上級者好み度 | ◎ | ○ |
ただし、ロングタイプにもデメリットがあります。軸が長い分、わずかに重量が増加し、水中での抵抗も増える可能性があります。とはいえ、その差は微々たるもので、実釣において明確な違いを感じることは少ないでしょう。
初めてアジングに挑戦する方や、スナップの扱いに慣れていない方には、ロングタイプを強くおすすめします。操作性の向上により、ストレスなく釣りに集中できるはずです。
ダイソーなど100円ショップのスナップは避けた方が無難
釣具の中には、100円ショップで購入できるコストパフォーマンスに優れた製品も存在します。しかし、アジング用のスナップに関しては、ダイソーなど100円ショップの製品は避けた方が無難でしょう。
その理由はいくつかあります。まず、100円ショップで販売されているスナップは、一般的にバス釣りやショアジギングなど、より大型のルアーを想定したサイズ展開になっていることが多く、アジングに適したSSSやSSサイズが見つからない可能性が高いです。
仮に小さめのサイズがあったとしても、品質面での懸念があります。アジング用スナップは非常に精密な製品で、わずかな重量差や形状の違いが釣果に影響を与える可能性があります。安価な製品では、品質のばらつきが大きく、一部は使えても他は使えないといった状況が起こりえます。
また、強度や耐久性の面でも不安が残ります。アジング専用に開発された製品は、軽量でありながら必要十分な強度を確保するために、材質や設計に工夫が凝らされています。100円ショップの製品でこのレベルの品質を期待するのは難しいでしょう。
ただし、練習用や試し釣りには使えるかもしれません。スナップの使い方に慣れるため、家で練習するような用途であれば、100円ショップの製品でも十分です。実際の釣行では、しっかりとした専用品を使用することをおすすめします。
アジング用スナップは、専用品でも1パック数百円程度で購入でき、1パックで相当な期間使用できます。安全性と釣果を考えれば、ここはケチらずに専用品を選ぶべきポイントと言えるでしょう。
収納ケースも併せて用意すると便利
アジング用のスナップを購入したら、適切な収納ケースも併せて用意することをおすすめします。スナップは非常に小さく、バラバラになると管理が大変だからです。
適切な収納ケースを使用するメリットはいくつかあります。まず、紛失防止です。小さなスナップは、バッグの中で散らばったり、釣り場で落としたりしやすいです。専用ケースに入れておけば、このようなトラブルを防げます。
次に、サイズ別の整理ができます。複数のサイズのスナップを使い分ける場合、ケース内で仕切って保管すれば、必要なサイズをすぐに取り出せます。暗い夜間の釣り場でも、手探りで目的のサイズを見つけられるでしょう。
さらに、防水性も重要です。釣り場では水しぶきや雨にさらされることが多く、普通の容器では中身が濡れてしまいます。防水性の高いケースなら、スナップの錆びを防ぎ、長期間良い状態を保てます。
🎯 おすすめ収納ケースの特徴
✅ 防水性が高い ✅ 仕切りが複数ある ✅ コンパクトで持ち運びやすい ✅ 透明または半透明で中身が見える ✅ 開閉しやすい構造
マグバイトの「マグタンクS」は、防水性能が高く、万が一海に落としても浮くため回収可能です。ジグヘッドを刺すスリットが入ったウレタンフォームも搭載されており、スナップとジグヘッド、ワームまで一つのケースで管理できます。
メイホウの「WP-3」は、仕切りが3つあり、それぞれ独立した蓋がついています。取り出したいものだけを取り出せるため、他のものを落とす心配がありません。耐久性のあるABS樹脂製で、タフな使用にも耐えられます。
スナップだけでなく、ジグヘッドやワーム、小型プラグなども一緒に収納できる多機能タイプのケースを選ぶと、釣り場での荷物をコンパクトにまとめられます。アジングはランガンスタイルが多いため、できるだけ身軽に動きたいものです。
適切な収納ケースを使用することで、快適で効率的なアジングを楽しめるようになるでしょう。
まとめ：アジングのジグ単でスナップを活用する方法
最後に記事のポイントをまとめます。
- アジングでスナップを使うかどうかは釣り人の好みで決まるが、初心者には使用を推奨する
- スナップ使用の最大のメリットはジグヘッド交換の速さで、時合いを逃さず効率的に釣りができる
- 直結派の主な理由は感度の維持とこだわりの追求だが、実際の釣果差は不明確
- アジング用スナップのサイズはSS・SSSが基本で、使用するリグの重さに合わせて選ぶ
- スナップの強度は1.5kg〜3kgあれば十分で、ラインより先にスナップが壊れることは少ない
- 結び方はクリンチノットまたはユニノットが簡単で強度も高く推奨される
- 定番製品はアクティブのアジスナップとダイワのDスナップライトでコスパと性能のバランスが良い
- 超軽量を求めるならガマカツ音速ミニスナップやティクトのラクリップが最適
- 強度重視ならマグバイトのハングやオーナーの一手スナップを選ぶべき
- ロングタイプは付け外しがしやすく初心者向きで、特に夜間や寒い時期に便利
- 100円ショップのスナップはサイズや品質の面で避けた方が無難である
- 収納ケースを用意すると紛失防止とサイズ別整理ができて便利
- スナップは頻繁な交換で金属疲労を起こすため、開き気味になったら早めに交換する
- 状況に応じてスナップ使用と直結を使い分ける上級者もいる
- 自分の釣りスタイルと技術レベルに合わせてスナップの使用を判断することが最も重要である
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
- アジングで「スナップ」は使わない？付ける派の僕がその理由を噛み砕いてお話します | リグデザイン
- アジングにスナップをつけていいの？繊細な釣りだからこそ知っておきたい基礎知識 | TSURI HACK
- ジグたんアジングなんてすが、スナップありなしで釣果に影響ありま… – Yahoo!知恵袋
- ジグ単リグのアジングにスナップは必要？ メリットとデメリットを解説 | TSURINEWS
- 【アジング】ライトゲーム専用のスナップは長尺が使い易い｜okada_tsuri
- 補充するなら絶対コレ！アジング用クリップタイプ小型スナップ最強アイテム！ACTIVE アジスナップのインプレッション！
- アジング用スナップおすすめ5選｜初心者でもわかるサイズの選び方をご紹介－釣猿 | TSURI-ZARU
- アジング・メバリング用スナップを比較インプレ。ジグヘッド単体からプラグまで。
- アジング用スナップは使った方がいいよ！アジスナップロングSSSをインプレ – しゅみんぐライフ
- アジング用スナップおすすめ8選！サイズ（大きさ）の選び方！結び方も紹介！ | タックルノート
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