アジングでダウンショットリグを使う際、フック選びに迷っていませんか?ジグヘッド単体とは異なり、ダウンショットリグではフック単体の性能が釣果を大きく左右します。近年、ボトム付近を効率よく攻略できるリグとして注目を集めており、特に猛暑や寒冷期など、アジが底に張り付いている状況で威力を発揮する仕掛けです。
この記事では、インターネット上に散らばるダウンショットアジングの情報を収集・分析し、最適なフック選びから具体的な結び方、シンカーの重さ設定まで網羅的に解説していきます。スプリットショッターやバーブレスフック、シングルフックチューンといった実践的なカスタム術も紹介しますので、ダウンショットリグを使いこなしたい方はぜひ参考にしてください。
この記事のポイント |
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✓ アジング用ダウンショットフックの選び方と推奨サイズ |
✓ ハリスの長さ・シンカーの重さなどリグセッティングの基本 |
✓ スプリットショッターなどおすすめフックの特徴 |
✓ ダウンショットリグの結び方と実践的な誘い方 |

アジング用ダウンショットフックの基礎知識
- アジングでダウンショットに使うフックは細軸で吸い込みやすいものが最適
- スプリットショッター#8が定番サイズとして支持される理由
- ハリスの長さは5cm前後がバランス良好である
- シンカーの重さは3.5g~7gが一般的な選択肢
- ボトム攻略に優れているのがダウンショットリグの特徴
- リトリーブ時は水面浮上に注意が必要
アジングでダウンショットに使うフックは細軸で吸い込みやすいものが最適
ダウンショットリグでアジを釣る際、フック選びは非常に重要な要素です。一般的には細軸で軽量のフックが推奨されており、これはアジの繊細な吸い込みアクションに対応するためです。
オンスタックルの記事によると、「ダウンショットでの使用でフックに求められるのは吸い込みの良さ。カルティバ スプリットショッターは細軸軽量で非常に吸い込みが良く、マゴバチとの相性も◎ フックサイズは#8がおすすめです♪」と紹介されています。
この引用から分かるように、細軸設計のフックが推奨される理由は、アジが違和感なくワームを吸い込めるようにするためです。特にダウンショットリグの場合、シンカーが別についているため、フック自体に重さは必要ありません。むしろ軽量であることが、ナチュラルなフォールやアクションを実現する鍵となります。
また、細軸フックは針先の鋭さも維持しやすく、アジの薄い口にもしっかりとフッキングできる特徴があります。一般的なルアーフィッシングでは太軸フックが好まれる場合もありますが、アジングにおいては口が柔らかく、吸い込み力が弱いターゲットであることを考慮すると、細軸が理にかなった選択といえるでしょう。
さらに、フックの形状も重要です。ショートシャンクのものが多く採用されており、これはワームをチョン掛けした際にワーム本来の動きを損なわないようにするための工夫です。環付きフックを選ぶことで、結束部の強度も確保しやすくなります。
📌 フック選びの基本チェックポイント
- 細軸・軽量設計であること
- 針先が鋭く、吸い込みやすい形状
- ショートシャンクでワームの動きを阻害しない
- 環付きで結束強度が確保できる
スプリットショッター#8が定番サイズとして支持される理由
アジング用のダウンショットフックとして、オーナー製スプリットショッターの#8サイズが多くのアングラーに支持されています。このサイズが定番となっている理由は、汎用性の高さにあります。
Yahoo!知恵袋での質問に対する回答では、以下のような意見が見られました。
「ノーシンカーでも良いのですが普通は超軽量JHを使用するのが一般的です。0.2〜1g程のアジング、メバリング用のJHで針の大きさは使うワームに合ったサイズを選択するのがいいと思います。」
この回答からは、必ずしもノーシンカーフックにこだわる必要はないものの、軽量ジグヘッドでも代用可能であることが分かります。ただし、実際のフィールドでは#8サイズのスプリットショッター専用フックが圧倒的に人気です。
#8サイズが選ばれる理由は、15cm~25cm程度のアジに対してバランスが良いためです。小さすぎるとフッキング率が下がり、大きすぎると吸い込みが悪くなります。#8は日本の沿岸部で釣れる標準的なアジのサイズに最適化されたサイズといえるでしょう。
また、Amazonのレビューでは「#8では小さいかなと思ったけど、#6は大きく感じる不思議」といった声もあり、実際に使ってみると絶妙なサイズ感であることが分かります。20cm前後のアジであれば、#8で十分対応できるという実績が多数報告されています。
ただし、30cm近い大型アジをターゲットにする場合や、根掛かりの多いエリアでは#6を選択するアングラーもいます。状況に応じてサイズを使い分けることで、より効率的な釣りが可能になります。
ハリスの長さは5cm前後がバランス良好である
ダウンショットリグを組む際、ハリス(枝糸)の長さは釣果に直結する重要な要素です。様々なテストの結果、5cm前後が最もバランスが良いとされています。
オンスタックルの実釣レポートでは、「様々な長さをテストした結果5cm前後がバランス良くオススメです。中層狙いの場合は10cm位まで長くする事も有りますが、それ以上長くなると絡み等のトラブルが激増しました。」と詳細に解説されています。
ハリスを短くするメリットは、ライントラブルが減少することです。特にキャスト時や回収時に、メインラインとハリスが絡むリスクが低くなります。しかし、短すぎるとフッキング率が悪化するという問題があります。これは、アジがワームを咥えた際に、ハリスが短いとフックが口の奥まで入りにくくなるためです。
一方で、ハリスを長くすると、ワームの自由度が増してナチュラルな動きを演出できます。特に食いが渋い状況では、10cmまで伸ばすことも選択肢の一つです。ただし、前述の通り10cmを超えると絡みトラブルが急増するため、バランスを考慮する必要があります。
実際のフィールドでの運用では、以下のような使い分けが推奨されます:
🎣 ハリスの長さ調整ガイド
状況 | 推奨ハリスの長さ | 理由 |
---|---|---|
ボトム集中攻略 | 3~5cm | トラブル回避優先、手返し重視 |
標準的な状況 | 5cm | バランス最良 |
食い渋り時 | 7~10cm | ナチュラルさ重視 |
中層狙い | 10cm前後 | ワームの自由度確保 |
シンカーの重さは3.5g~7gが一般的な選択肢
ダウンショットリグにおけるシンカー選びは、水深や潮の流れ、風の強さなどを考慮して決定します。一般的には3.5g、5g、7gの3種類を状況に応じて使い分けることが推奨されています。
オンスタックルの記事では、「シンカーの形状も様々な形の物をテストしました。その結果、普通の丸型の物がストレスなく使用できる事が解りました。ウエイトは3.5g・5g・7gの3種類を水深や潮の流れに合わせてセレクトします。」と実践的な情報が提供されています。
シンカーの重さ選びで重要なのは、ボトム感知能力と流れへの対応です。軽すぎるシンカーでは底が取れず、重すぎると根掛かりのリスクが高まります。また、ロッドの適合ウェイトも考慮する必要があります。
一般的なアジングロッドのルアーウェイト上限は10g前後が多いため、7gであれば問題なく使用できる範囲です。ただし、強風下や深場では最大7gを使用することで、しっかりとボトムを感知できるメリットがあります。
シンカーの形状については、丸型のダウンショット専用シンカーが推奨されます。理由は、根掛かりのリスクが比較的低く、スムーズな着底が可能だからです。ナス型オモリで代用することもできますが、専用品の方がストレスなく使えるでしょう。
また、中層を狙う際は軽めのシンカーを選択することで、レンジキープがしやすくなるという利点もあります。アジが浮いている状況では、3.5gなどの軽量シンカーに変更することで、より効果的にアプローチできます。
💡 シンカーウェイト選択の目安
水深・状況 | 推奨ウェイト | 備考 |
---|---|---|
浅場(5m未満)・弱い流れ | 3.5g | レンジキープ重視 |
標準的な水深(5~10m) | 5g | 最も汎用性が高い |
深場(10m以上)・強風時 | 7g | ボトム感知優先 |
ボトム攻略に優れているのがダウンショットリグの特徴
ダウンショットリグ最大の強みは、ボトム(海底)を効率よく攻略できる点にあります。シンカーが一番下にあることで、ボトム感知能力が非常に高く、アジがボトム付近に張り付いている状況で真価を発揮します。
タックルノートの記事では、「ダウンショットを使用すると、ボトム付近の攻略がしやすくなります。ダウンショットはシンカーが一番下にあり、ボトム感知能略に優れています。」と解説されています。
ジグヘッド単体リグやキャロライナリグと比較した場合、ダウンショットリグは底を取った状態でワームだけを動かせるという独特の利点があります。これにより、シェイキングやステイといったアクションを、ボトムから離れることなく実行できます。
特に効果的なのは、以下のような状況です:
🌊 ダウンショットが有効なシチュエーション
- 猛暑期: 表層水温が高く、アジが涼しいボトムに避難している時
- 寒冷期: 水温が低く、アジが底でじっとしている時
- 産後の時期: 産卵後の疲弊したアジがボトムで休んでいる時
- 流れの強い場所: ボートや離島など、潮流が速いエリア
また、アジングにおいては「サビキ釣りでボトム付近を狙うとアジが釣れる」という釣り人の経験則があります。ダウンショットリグは、この経験則をルアーフィッシングに応用した仕掛けともいえるでしょう。
ボトム感知能力の高さは、深場を攻略する際にも大きなアドバンテージとなります。10m以上の水深でもしっかりと底が取れるため、ジグヘッド単体では攻略が難しい深場でのアジングが可能になります。
リトリーブ時は水面浮上に注意が必要
ダウンショットリグを使用する際の注意点として、リトリーブ中にワームが水面に飛び出しやすいという特性があります。これは、シンカーとワームが分離している構造上、避けられない問題です。
実際の使用例として、以下のような報告があります:
「ダウンショットリグをリトリーブすると、足元まで来る前にルアーだけが水面から飛び出してしまうことに気が付きました。特にブレイクライン通過直後にルアーが水面に出てしまうため、肝心要のヒットゾーンでのルアーアクションが雑になってしまうようです。」
出典: ダウンショットリグお試し
この問題は、特にスロープ状の底形状を持つポイントで顕著になります。シンカーがブレイクラインを通過した瞬間、急激に水深が浅くなることで、ワームが水面まで上昇してしまうのです。
対策としては、以下のような工夫が考えられます:
⚠️ 水面浮上を防ぐテクニック
- リトリーブスピードを調整: ゆっくり巻いて角度を緩やかに保つ
- ロッドを下げる: 竿先を水面近くに保ち、リグの角度を抑える
- ポーズを入れる: 定期的に止めて再度ボトムを取り直す
- フックからシンカーまでの距離を調整: 20~30cmの範囲で最適な長さを探る
また、遠投してリトリーブする釣り方よりも、縦の釣り(真下に落としてシェイキングやリフト&フォール) の方が、ダウンショットリグの特性を活かしやすいという意見もあります。
この弱点を理解した上で使用することで、無駄な空振りを減らし、効率的にアジを狙えるようになります。万能なリグではありませんが、適切な状況で使えば高い釣果が期待できるでしょう。
アジング用ダウンショットフックの実践的選び方
- おすすめフック3選の特徴を詳しく解説
- バーブレスフックを選ぶメリットと注意点
- シングルフックチューンで根掛かり回避
- ダウンショットリグの具体的な結び方
- ジグヘッドリグとの使い分けが釣果を左右する
- 強風時や深場での実践的活用法
- まとめ:アジングでダウンショットフックを使いこなすために
おすすめフック3選の特徴を詳しく解説
アジング用ダウンショットフックとして、特に評価の高い3つの製品について詳しく見ていきましょう。それぞれに独自の特徴があり、状況に応じて使い分けることが重要です。
📍 アジングダウンショット向けフック比較表
フック名 | メーカー | 推奨サイズ | 特徴 | 適した状況 |
---|---|---|---|---|
スプリットショッター | オーナー | #8 | 細軸・軽量・鋭い針先 | 標準的なアジング全般 |
ショットリグワーム10 | デコイ | #10 | フッキング性能重視 | 食い渋り・ショートバイト対策 |
管付チヌ(黒) | がまかつ | #6 | 強度が高い | 大型アジ・外道対策 |
1. オーナー スプリットショッター
最も定番とされるフックで、多くのアングラーが第一選択としています。細軸設計により、アジが違和感なく吸い込めることが最大の特徴です。#8サイズは15~25cmのアジに最適で、汎用性の高さが魅力です。
ただし、細軸であるがゆえに、大型の根魚やサバなどの外道がヒットすると曲げられてしまう可能性もあります。アジ専用と割り切った使い方が推奨されます。
2. デコイ ショットリグワーム10
バス用として開発されたフックですが、アジングにも転用可能です。フッキング性能に優れた形状になっており、軽くスイープフッキングするだけでしっかりとフックが刺さります。
食い渋りでショートバイトが多発する状況では、このフックの真価が発揮されます。ただし、価格がやや高めなので、コストを気にする方は注意が必要です。
3. がまかつ 管付チヌ(黒)
黒鯛釣り用のフックですが、ダウンショットアジングにも使用できます。前述の2つと比べて太軸・強度が高く、尺アジクラスの大型や、カサゴ・メバルといった外道にも対応できます。
根掛かりの多いエリアで使用する場合や、大型アジが期待できるポイントでは、このフックが安心です。ただし、吸い込みやすさは細軸フックに劣るため、活性の高い時に使うのが良いでしょう。
これら3種類のフックを状況に応じて使い分けることで、より戦略的なアジングが可能になります。タックルボックスに複数種類を常備しておくことをおすすめします。
バーブレスフックを選ぶメリットと注意点
近年、バーブレス(返しなし)フックを使用するアングラーが増えています。環境保護の観点だけでなく、実釣上のメリットも多いためです。
クリアブルーのカスタム術紹介では、「#12小さな魚に使っています。主にフグに使用。ちょうど良くて気に入っています。針が長いのでフグに糸を切られず、安全にフグ釣りを楽しめます。バーブレスフックでサクッとフックから外せるので手返しがかなり良くなりますよ!」という報告があります。
バーブレスフックの最大のメリットは、リリース時の手返しの良さです。特にサイズの小さいアジが釣れた際、素早くリリースできるため、次のキャストまでの時間を短縮できます。これは、回遊待ちの釣りにおいて大きなアドバンテージとなります。
また、フックを外す際にアジへのダメージが少ないため、キャッチ&リリースを前提とした釣りでは推奨されます。さらに、万が一自分の手や服に引っかかった場合でも、比較的簡単に外せる安全性も見逃せません。
ただし、デメリットも存在します:
❌ バーブレスフックの注意点
- バレやすい(特に水面近くでの最後のひと暴れ時)
- テンションが緩むとフックアウトしやすい
- ファイト中は常にテンションを保つ必要がある
これらのデメリットを補うためには、ベイトタックルのパワーを活かした強引なやり取りが有効です。また、ドラグ設定をやや強めにすることで、バレのリスクを軽減できます。
バーブレスフックは、通常のフックのカエシをペンチで潰すことでも自作可能です。市販のバーブレスフックが少ない場合は、この方法で対応するのも一つの手です。
シングルフックチューンで根掛かり回避
ダウンショットリグをさらに使いやすくするカスタムとして、シングルフックへの換装があります。これは、根掛かりの多いエリアでボトムを攻める際に有効な手段です。
カスタム事例として、「シングルフックにするだけで根掛が劇的に減ります!①のリーダーレスダウンショットに使うアジクトはこのカスタムをしておくと便利です!」という報告があります。
シングルフックのメリットは、針先が1点のみであるため、底の障害物に引っかかりにくいことです。トレブルフックやダブルフックと比べると、根掛かり率が大幅に低下します。
特に、以下のような状況でシングルフックチューンは効果的です:
🪝 シングルフック推奨シチュエーション
- ロープや網が沈んでいる港湾部
- 岩礁帯や根の多いエリア
- テトラポッド周辺
- シーバスや根魚などの大型外道が多い場所
ただし、シングルフックはフッキング率がやや下がる傾向があります。これは、針が1本しかないため、アジがワームを咥えた角度によってはフックが刺さりにくいためです。
この問題を解決するカスタムとして、地獄針仕様(2本のシングルフックを背中合わせにセット) にする方法もあります。これにより、フッキング率を上げつつ、根掛かりリスクも抑えられます。
また、シングルフックを選ぶ際は、通常のフックより1サイズ大きめを選ぶと良いでしょう。例えば、#8のトレブルフックを使っていた場合、#6のシングルフックに変更することで、フッキング率の低下を補えます。
ダウンショットリグの具体的な結び方
ダウンショットリグの組み方は、バス釣りとは若干異なるポイントがあります。アジングに最適化された結び方の具体的な手順を解説します。
🔧 アジング用ダウンショットリグの作り方(基本編)
- メインライン(PEまたはエステル)にリーダーを結ぶ
- 推奨:電車結び、FGノット、PRノットなど
- リーダーはフロロカーボン0.6~0.8号
- リーダーにフックを結ぶ
- 直結する(ハリス5cm程度残す)
- 結び方:ユニノット、クリンチノットなど
- フックから20~30cm下にシンカーをセット
- ダウンショット専用シンカーを使用
- クイックスナップで交換しやすくすると便利
- シンカーの下は10~15cm程度のラインを残す
- 捨て糸として機能
- 根掛かり時はここから切れるように調整
一方、バス釣り用のダウンショットリグは、メインラインに直接フックを結び、そこから下にシンカーを付ける方法が一般的です。しかし、アジングではハリス(枝糸)を取る方法が推奨されます。
オンスタックルの記事では、「ブラックバスを狙う時のダウンショットリグはメインラインに直接フックを付けますが、アジングではメインラインの抵抗が大きくてルアーを吸い込みにくくなります。その為にハリスをとります」と解説されています。
この構造により、メインラインの太さや硬さがワームの動きに影響を与えにくくなり、よりナチュラルなアクションが可能になります。
また、簡易的な方法として、ジグヘッドを分解してノーシンカーフックとシンカーに分けるという裏技もあります。これにより、専用パーツを揃えなくてもダウンショットリグが作れます。
📝 リグ作成時のポイント
- ハリスの長さは5cm前後(トラブルとフッキング率のバランス)
- フックからシンカーまでは20~30cm(ブレイクライン対応)
- シンカーは交換しやすいようスナップ使用
- 捨て糸は根掛かり対策として10~15cm残す
ジグヘッドリグとの使い分けが釣果を左右する
ダウンショットリグは万能ではありません。状況によってはジグヘッド単体リグの方が有利なケースも多くあります。両者の使い分けが釣果を大きく左右します。
💡 リグ選択の判断基準
項目 | ジグヘッド単体 | ダウンショット |
---|---|---|
表層~中層攻略 | ◎ | △ |
ボトム攻略 | ○ | ◎ |
手返しの良さ | ◎ | △ |
遠投性能 | ○ | ◎ |
深場対応 | △ | ◎ |
トラブルの少なさ | ◎ | △ |
アタリの取りやすさ | ◎ | ○ |
ジグヘッド単体リグの最大の利点は、シンプルでトラブルが少ないことです。キャストからリトリーブ、フッキングまで一連の動作がスムーズに行えます。また、表層から底まで幅広いレンジを探りやすく、特にアジが中層で活発に捕食している状況では圧倒的に有利です。
一方、ダウンショットリグは前述の通り、ボトム攻略に特化した仕掛けです。深場や強風時、アジが底に張り付いている状況で威力を発揮します。
実際のフィールドでは、まずジグヘッド単体リグで広くレンジを探り、アジの反応がボトム付近に集中していると判断できたら、ダウンショットリグに切り替えるという戦略が効果的でしょう。
また、ゴミや海藻が多いエリアでは、ダウンショットリグは不利になります。シンカーとフックの2ヶ所でゴミを拾ってしまうため、頻繁に回収してゴミを取る必要があり、釣りの効率が下がります。このような状況では、素直にジグヘッド単体を使う方が賢明です。
強風時や深場での実践的活用法
ダウンショットリグが真価を発揮するのは、厳しい条件下です。特に強風時や深場では、他のリグでは攻略が難しい状況でも、安定した釣果が期待できます。
🌪️ 強風時の活用テクニック
強風が吹くと、ジグヘッド単体リグやフロートリグでは、風に流されてボトムが取れなくなることがあります。しかし、ダウンショットリグなら7gといった重めのシンカーを使用することで、しっかりとボトムを感知できます。
オンスタックルの記事では、「この7gで、非常に過酷な強風下でもボトムを感知出来ました。ジグヘッドリグ・キャロライナリグではボトム感知不可能でした・・・。」という実釣報告があります。
強風時は、以下のような工夫が効果的です:
強風対策のポイント
- シンカーを最大7gまで重くする
- キャスト後はラインテンションを保つ
- ロッドを風下に向けて構える
- 風裏のポイントを選ぶ
🌊 深場攻略のコツ
水深10m以上の深場では、ジグヘッド単体リグだとフォールに時間がかかり、効率が悪くなります。ダウンショットリグなら、重めのシンカーで素早く底まで到達させ、効率的に探れます。
深場での使い方としては、リフト&フォールやシェイキングが有効です。シンカーを底に付けたまま、ロッドアクションでワームだけを動かすことで、その場でアジを誘えます。これは、深場で移動力の少ないアジを狙う際に非常に効果的です。
また、ボートアジングや離島遠征など、流れの速いエリアでは、ダウンショットリグの安定性が光ります。シンカーが底を這うことで、流れに負けずにポイントをキープできます。
ただし、深場では根掛かりのリスクも高まるため、捨て糸をしっかり設定し、高価なシンカーを使いすぎないことも大切です。ナス型オモリなどの安価なシンカーで代用するのも賢い選択でしょう。
まとめ:アジングでダウンショットフックを使いこなすために
最後に記事のポイントをまとめます。
- アジング用ダウンショットフックは細軸・軽量で吸い込みやすいものが最適である
- オーナー スプリットショッター#8が定番サイズとして多くのアングラーに支持されている
- ハリスの長さは5cm前後がトラブルとフッキング率のバランスが良い
- シンカーは3.5g、5g、7gの3種類を状況に応じて使い分けることが推奨される
- ダウンショットリグはボトム攻略に特化した仕掛けであり、猛暑期や寒冷期に有効である
- リトリーブ時は水面にワームが浮上しやすいため、ロッドを下げるなどの工夫が必要である
- おすすめフックはスプリットショッター、ショットリグワーム10、管付チヌの3種類である
- バーブレスフックは手返しが良いが、バレやすいというデメリットもある
- シングルフックチューンにより根掛かりを劇的に減らすことができる
- リグの結び方ではハリスを取ることでメインラインの抵抗を減らし吸い込みを良くする
- ジグヘッド単体リグとの使い分けが釣果を左右し、状況判断が重要である
- 強風時や深場ではダウンショットリグの優位性が発揮される
- フックからシンカーまでの距離は20~30cmが標準的な設定である
- ゴミや海藻が多いエリアではジグヘッド単体の方が有利である
- ダウンショットリグは万能ではなく、適した状況で使うことが成功の鍵である
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
- オンスタックル発! ダウンショットアジング♪
- アジングで、スプリットショットリグのフックは、何がいいのでしょうか?
- アジング ダウンショット フック遍歴 バチコン
- アジングでダウンショットの仕掛けは有効?誘い方のコツ!
- マヅメの回遊は?アジングダウンショット!
- ファンキーアジクト野郎のアジクト43カスタム術
- ダウンショット アジング(o^^o)
- アジング新革命 ダウンショットリグの使い方
- OWNER(オーナー) MH-11 スプリットショッター フック
- ダウンショットリグお試し
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