アジングにおいて、ワームのカラー選びは釣果に大きく影響する要素の一つです。特にナイトゲームが中心となるアジングでは、「グロー(蓄光)カラー」の存在感は無視できません。しかし、「グローは目立ちすぎてスレるのでは?」「どんな時に使えばいいの?」と迷っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、アジングにおけるグローカラーの効果的な使い方、光らせ方のコツ、さらには発光の強さによる使い分けなど、グローカラーに関する疑問を網羅的に解説します。各メーカーの人気グローワームの特徴や、実際の釣り場での活用法まで、具体的な情報をお届けします。
この記事のポイント |
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✓ グローカラーが効果を発揮する具体的な状況と使い分けのタイミング |
✓ フルグロー・ドットグロー・微弱グローなど発光タイプ別の特徴と選び方 |
✓ ヘッドライトやUVライトを使った効果的な蓄光方法のコツ |
✓ 人気メーカーのおすすめグローワームと実践的なカラーローテーション術 |

アジングでグローカラーが効果を発揮する場面と使い分け
- グローカラーの基本的な効果とアジが反応する理由
- グローカラーを使うべき3つの代表的なシチュエーション
- 濁り潮でグローカラーが圧倒的に有利な理由
- 常夜灯がない暗闇エリアでのグロー活用法
- 移動直前の最後の一投でグローを使う戦略的な理由
- グローカラーのデメリットとスレを防ぐ対策方法
グローカラーの基本的な効果とアジが反応する理由
グローカラーとは、光を蓄えて発光する蓄光材を配合したワームカラーのことです。暗闇の中で淡く光を放つこの特性が、ナイトゲーム主体のアジングにおいて大きな武器となります。
アジングワームは広範囲から魚を寄せてくるアピール力を持ち合わせていないという特徴があります。その反面、ナチュラルな動きで口を使わせることに長けていますが、ここで重要になるのが「アジにワームを見つけてもらうこと」です。
出典:アジング「グロー(蓄光)」カラーはアジが釣れる?使うタイミングを知っておこう!
アジは目で見て餌を捕食する魚です。そのため、海中でワームの存在に気づいてもらえなければ、どれだけ良いアクションをしても釣果には結びつきません。グローカラーは海中で驚くほどのアピール力を発揮し、アジングワームの弱点であるアピール力不足を補ってくれる存在なのです。
さらに、自然界にもヒントがあります。アジの餌となるプランクトンや青虫(ゴカイ類)も発光する生物が多く存在します。つまり、グローカラーは決して不自然なものではなく、むしろベイトを模倣した理にかなったカラーとも言えるでしょう。
ただし、グローカラーは「絶対に釣れる魔法の色」ではありません。状況に応じて適切に使い分けることが、釣果アップの鍵となります。
グローカラーを使うべき3つの代表的なシチュエーション
グローカラーが真価を発揮する場面は、大きく分けて3つあります。それぞれの状況を理解し、適切にグローカラーを投入することで釣果は格段に向上します。
🎯 グローが効く主な状況
状況 | グローの効果 | 使い方のポイント |
---|---|---|
濁り潮 | 視認性が大幅向上 | 発光レベル高めを選択 |
暗闇エリア | 存在をアピール | 中程度の発光で様子見 |
移動直前 | 最後のアタリを取る | スレ覚悟で強めに攻める |
**1つ目は「とにかく目立たせたい時」**です。アジが多いポイントでも、ワームの存在に気づいてもらえなければ意味がありません。特に、ベイトが豊富でアジの選択肢が多い状況では、数あるエサの中から自分のワームを選んでもらう必要があります。そんな時、グローカラーの強烈なアピール力が功を奏します。
**2つ目は「濁りがある時」**です。これについては次の項目で詳しく解説しますが、濁った海中ではグローカラーの優位性が圧倒的に高まります。
**3つ目は「移動する直前」**です。立ち位置を変える(移動する)直前の何投かでグロー系カラーを使い、最後のアタリを取っていくという戦略も有効です。
出典:アジング「グロー(蓄光)」カラーはアジが釣れる?使うタイミングを知っておこう!
これは、グローカラーがスレやすいというデメリットを逆手に取った使い方です。その場所での釣りを終える直前であれば、多少場荒れしても問題ありません。むしろ、最後に強烈なアピールで残っている魚を一網打尽にするイメージです。
このように、グローカラーは「常に使う色」ではなく、「ここぞという場面で投入する切り札」として認識しておくと良いでしょう。
濁り潮でグローカラーが圧倒的に有利な理由
濁り潮の状況は、グローカラーの真骨頂とも言える場面です。なぜ濁りがあるとグローが効くのか、その理由を詳しく見ていきましょう。
濁りは細かい砂やゴミが海中を浮遊しているから濁っているのです。前が見えないくらいの霧が立ち込めた状態をイメージしていただけると良いかもしれません。そんな状態で見えるのはやはり光、そして影(シルエット)ではないでしょうか。
出典:グローカラーの可能性
まさにこの指摘の通り、濁った海中では通常のカラーでは視認性が著しく低下します。クリアカラーやナチュラルカラーは、澄んだ海では効果的ですが、濁り潮では存在すら気づいてもらえない可能性が高いのです。
💡 濁り潮でのグロー選択基準
- 軽度の濁り:微弱グローやドットグローで十分
- 中程度の濁り:通常のフルグローが効果的
- 強い濁り:発光レベル最強のグローを選択
濁りのある海にてアジングを楽しむ場合、少しでも視認性よくするために「グローカラー」を使うという最高の選択肢を取ってみることをおすすめします。
出典:アジング「グロー(蓄光)」カラーはアジが釣れる?使うタイミングを知っておこう!
実際の釣り場では、雨後の濁りや潮の流れによる濁りなど、様々な濁り潮に遭遇します。こうした状況では、まずグローカラーから試してみることで、短時間で釣果を得られる可能性が高まります。
ただし、注意点もあります。濁り潮でグローを使う場合、発光の強さは濁りの程度に合わせて調整する必要があります。軽い濁りなのに強烈に光るグローを使うと、逆に不自然で警戒される可能性もあるためです。
常夜灯がない暗闇エリアでのグロー活用法
常夜灯周りは人気ポイントですが、プレッシャーが高く、スレたアジを相手にしなければなりません。一方、常夜灯がない暗闇エリアは、魚のプレッシャーは低いものの、ワームを見つけてもらうことが困難という課題があります。
最近、外灯なしのとこでよくしてますが蓄光で光らせた方が食いが悪かったりします。確かに目立つんですが、目立ち過ぎてるような感じです。
出典:暗闇でのアジングではグロー以外をつかうことはありますか?
この指摘は非常に興味深いポイントです。暗闇エリアだからといって、強烈に光るグローが常に正解とは限りません。むしろ、適度な光量に調整することが重要なのです。
🌙 暗闇エリアでのグロー使用テクニック
- 最初は微弱グローから試す:ヘッドライトでボヤッと光らせる程度
- 反応が悪ければ徐々に光量を上げる:段階的にテスト
- UVライトは使わず自然光程度に抑える:過度な発光は逆効果
- ドットグローを活用:点状の発光でオキアミを演出
グローは使いますがUVライトで光らせるより外灯やヘッドライトでボヤっと光らせるくらいで留めています。ほとんどは光らせてません。
出典:暗闇でのアジングではグロー以外をつかうことはありますか?
このように、暗闇エリアでは「光らせすぎない」ことが意外と重要です。自然界の発光生物も常に発光しているわけではありません。むしろ、ほのかに光る程度の方が、警戒心の少ないアジには効果的な場合が多いのです。
また、暗闇エリアでは、グローカラー以外にも匂いや波動でアピールするワームを併用することで、より効果的な釣りが展開できます。視覚だけでなく、他の感覚でもワームを見つけてもらえるよう工夫することが、暗闇攻略の鍵となるでしょう。
移動直前の最後の一投でグローを使う戦略的な理由
グローカラーの戦略的な使い方として、多くのアングラーが実践しているのが「移動直前にグローを投入する」というテクニックです。この方法には、明確な理由と効果があります。
通常、一つのポイントで釣りをする際は、ナチュラルなカラーから始めて徐々にアピール力を上げていくのがセオリーです。これは、最初から強いアピールで場を荒らさないための配慮です。しかし、そのポイントでの釣りを終える直前であれば、事情は変わってきます。
📍 移動直前グロー戦略のメリット
メリット | 理由 |
---|---|
スレを気にせず使える | 次の釣り人に影響しない |
残存魚を一気に拾える | 強アピールで広範囲から寄せる |
タイムロスを最小化 | 短時間で判断できる |
カラーローテの締め | 見切られていた魚が反応 |
グローカラーは目立つ反面「アジがスレやすい」、つまりワームを見切られやすくなってしまうというデメリットがあります。なので、最初からグローカラーを使うと場荒れする可能性もあるため、立ち位置を変える(移動する)直前の何投かでグロー系カラーを使い、最後のアタリを取っていく…というのも一つの手ですね。
出典:アジング「グロー(蓄光)」カラーはアジが釣れる?使うタイミングを知っておこう!
この戦略が特に効果的なのは、それまでナチュラルカラーで釣っていた場合です。アジは同じ刺激に慣れてしまうと反応が鈍くなりますが、突然グローカラーという強い刺激を与えることで、警戒を解いていたアジが反射的に食いついてくることがあります。
ただし、この方法には注意点もあります。人気ポイントで次々とアングラーが入れ替わるような場所では、自分の後に釣りをする人のことも考慮する必要があります。あまりに場を荒らしてしまうのは、マナーとしても好ましくありません。一般的には、早朝や夕マズメの時合い終了時、もしくは人が少ない平日などに活用すると良いでしょう。
グローカラーのデメリットとスレを防ぐ対策方法
グローカラーは強力な武器ですが、使い方を誤るとデメリットも大きくなります。ここでは、グローカラーの主なデメリットと、それを回避するための具体的な対策を見ていきましょう。
⚠️ グローカラーの主なデメリット
デメリット1:外道が釣れやすくなる
グローカラーは目立つ分、アジだけでなくサバやフグが好反応しやすいです。これも一つのデメリットだと言えます。
出典:アジング「グロー(蓄光)」カラーはアジが釣れる?使うタイミングを知っておこう!
サバやフグは視覚に頼った捕食をする魚のため、光るものに強く反応します。アジを狙っているのに、サバばかり釣れてワームがボロボロになってしまった…という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
デメリット2:スレるスピードが速い
目立つがゆえに、アジに「これは偽物だ」と学習されるスピードも早くなります。特にプレッシャーの高いポイントでは、最初の数投は釣れても、すぐに反応がなくなることがあります。
デメリット3:状況によっては逆効果
活性が低いアジ、プレッシャーが高い場所で警戒心が高いアジ、このようなアジを釣る場合、よりナチュラルに攻めることができる「クリアカラー」が最適です。グローによる発光が仇となり、全く口を使ってくれない…ということもあるでしょう。
出典:アジング「グロー(蓄光)」カラーはアジが釣れる?使うタイミングを知っておこう!
澄み切った海で満月の明るい夜など、海中が比較的明るい状況では、グローの強烈な光が不自然に映り、警戒されることもあります。
🛡️ デメリットを回避する対策
対策 | 具体的な方法 |
---|---|
発光レベルを調整 | 状況に応じて微弱~強発光を使い分け |
投入タイミングを工夫 | 最初は使わず、中盤以降に投入 |
クリアベースを選択 | 素材の透明感を残したグロー |
ドットグローを活用 | 全体ではなく点状の発光 |
短時間で切り上げ | 5~10投程度でローテーション |
おそらく最も効果的な対策は、「グローカラーを過信しない」ことです。グローは万能ではなく、あくまで状況に応じた選択肢の一つに過ぎません。常に複数のカラーを用意し、アジの反応を見ながら柔軟にローテーションしていくことが、安定した釣果につながるでしょう。
アジング用グローワームの選び方と人気製品の特徴
- グローワームの発光タイプ別の特徴と選び方の基準
- ヘッドライトとUVライトを使った蓄光方法の違いと効果
- フルグローワームの特徴と代表的な製品レビュー
- ドットグロー(点発光)がアミパターンに効く理由
- 微弱グローとコアグローの使い分けテクニック
- 人気メーカー別おすすめグローワームの比較
- グローカラーを含めた効果的なカラーローテーション術
- まとめ:アジングでグローカラーを使いこなすポイント
グローワームの発光タイプ別の特徴と選び方の基準
グローワームと一口に言っても、実は様々な発光タイプが存在します。それぞれの特性を理解し、状況に応じて使い分けることが、グローカラーを使いこなす第一歩となります。
✨ グロー発光タイプの分類
発光タイプ | 特徴 | 適した状況 | 代表例 |
---|---|---|---|
フルグロー | 全体が均一に発光 | 濁り潮、暗闇 | クレイジーグロー |
ドットグロー | 点状に発光 | アミパターン | 桜ドットグロー |
微弱グロー | ほのかに発光 | クリアな海 | アミグロー |
コアグロー | 中心部のみ発光 | 常夜灯下の底狙い | コアグロー |
ケイムラグロー | UV反応+夜光 | 夕マズメ | ケイムラ系 |
ワームカラーを作っていく上で、グロー素材は非常に面白く使い方次第で大きく変わってきます。グロー剤の量でも勿論光量は変化しますが基本を決めてクリアベースにグロー剤を入れると素の状態で発光してくれます。そこにベースカラーが入ると他の素材が増えるので発光が弱くなります。
出典:グローカラーの可能性
この説明からわかるように、グローの発光強度は材料の配合によって細かく調整されています。メーカーによっては、同じグローカラーでも発光レベルを「レベル1~5」のように段階的に設定している製品もあります。
🎯 状況別グロータイプの選び方
夜光虫パターンの時は、ドットグローが圧倒的に有利です。夜光虫を偏食しているアジは、発光パターンに敏感になっています。全体がボーッと光るフルグローよりも、点々と光るドットグローの方が、自然界の夜光虫の発光パターンに近いため、高い釣果が期待できます。
激濁りの時は、発光レベルが高いフルグローを選択します。視界が極端に悪い状況では、とにかく目立つことが最優先です。ClearBlueのクレイジーグローのような、発光レベル最強クラスの製品が効果を発揮します。
常夜灯下でスレている時は、微弱グローやコアグローが効果的です。適度な存在感を保ちつつ、過度なアピールを避けることで、警戒心の高いアジにも口を使わせることができます。
一般的には、まずは中間的な発光レベルのスタンダードなフルグローから試し、反応を見ながら発光の強弱を調整していくのがおすすめです。
ヘッドライトとUVライトを使った蓄光方法の違いと効果
グローワームを使う上で避けて通れないのが「蓄光」の作業です。蓄光の方法によって、グローの発光時間や光り方が大きく変わってきます。
💡 主な蓄光方法の比較
蓄光方法 | 発光の強さ | 持続時間 | 携帯性 | コスト |
---|---|---|---|---|
ヘッドライト | ★★★☆☆ | 短め | ◎ | 不要 |
チェストライト | ★★★☆☆ | 短め | ◎ | 不要 |
UVライト専用 | ★★★★★ | 長い | ○ | 必要 |
蓄光器 | ★★★★☆ | 中程度 | △ | 必要 |
グロー系カラーのワームに蓄光させるアイテムがありますが、僕は「ヘッドライト(より詳しくはチェストライト)」にて光を当て、蓄光させるようにしています。専用アイテムがなくともヘッドライトクラスの光があれば十分です。
出典:アジング「グロー(蓄光)」カラーはアジが釣れる?使うタイミングを知っておこう!
この指摘は実践的で参考になります。確かに、ヘッドライトやチェストライトは釣りの必需品ですから、追加の荷物を増やさずにグローを蓄光できるメリットは大きいです。
⚡ UVライトの特徴
UVライト(紫外線ライト)は、通常の白色光よりも強力に蓄光材を励起させることができます。そのため、発光時間が長く、光量も強くなる傾向があります。特に、短時間で強烈に光らせたい場合には有効です。
ただし、「UVライトで光らせるより外灯やヘッドライトでボヤっと光らせるくらいで留めています」という意見もあります。
出典:暗闇でのアジングではグロー以外をつかうことはありますか?
つまり、状況によっては「強く光らせすぎない」ことも重要なテクニックなのです。
🔦 実践的な蓄光テクニック
- 基本はヘッドライトで:5~10秒程度照射
- 強く光らせたい時はUVライト:3~5秒で十分
- 微弱に光らせたい時は遠目から:距離を取って照射
- 再蓄光のタイミング:5~10投ごとに再照射
蓄光は釣りのリズムにも影響します。頻繁に蓄光作業をすると釣りのテンポが悪くなりますし、逆に蓄光を怠ると効果が半減します。自分の釣りのスタイルに合わせて、蓄光のタイミングとバランスを見つけることが大切です。
また、ワームケースに小型のUVライトを常備しておくと、暗闇でもスムーズに蓄光作業ができて便利です。おそらく多くのベテランアングラーは、こうした小さな工夫を積み重ねているのでしょう。
フルグローワームの特徴と代表的な製品レビュー
フルグローワームは、ワーム全体が均一に発光するタイプで、グローカラーの中では最もスタンダードな存在です。ここでは、人気メーカーの代表的なフルグロー製品を見ていきましょう。
🌟 人気フルグローワーム比較表
製品名 | メーカー | サイズ | 発光レベル | 特徴 |
---|---|---|---|---|
アジングビーム2.0 | ダイワ | 2.0インチ | 標準~強 | エビ粉コア配合 |
リーブイ | リグデザイン | – | 5段階調整 | フルブースト可能 |
グローホロ | ClearBlue | – | 標準 | オールマイティ |
クレイジーグロー | ClearBlue | – | 最強(50倍) | 激濁り専用 |
月下美人アジングビーム2.0がコアにエビ粉を高濃度で配合し集魚力がパワーアップ!エビ粉をコアの部分に集中的に配合することで外側の透明感を残しつつ、ニオイと味の持続性がUPした。
出典:月下美人 アジングビーム
ダイワの月下美人アジングビームは、グローの発光に加えて集魚成分も配合されているのが特徴です。視覚だけでなく、嗅覚や味覚でもアピールできる設計となっています。カラーバリエーションも豊富で、「グローピンク」「グローホワイト」「グローレモン」など、ベースカラーとの組み合わせで微妙な発光の違いを演出しています。
今までにない強烈な発光を実現!!夜にキャストすると流れ星の様に見えます!激濁り潮・月夜でも十分に魚にアピールして存在感を伝えてくれます。
出典:グローカラーの可能性
ClearBlueのクレイジーグローは、発光レベルを通常の50倍に設定した超強力グローです。文字通り「流れ星のように見える」というその発光力は、他のグローワームでは太刀打ちできない濁り潮でも効果を発揮します。ただし、その強力さゆえに、使用する状況は限定的です。
📝 フルグロー選びのチェックポイント
- 素材の違い:エラストマー系は伸びが良く、PVC系はセットしやすい
- 集魚成分の有無:アミノXやエビ粉配合モデルは集魚力アップ
- ベースカラーとの組み合わせ:ピンク系、ホワイト系、イエロー系など
- サイズ展開:1.5~3.0インチまで状況に応じて選択
一般的には、まず標準的な発光レベルのフルグローから試してみることをおすすめします。そこから、状況に応じて発光の強弱を調整していけば、効率的にパターンを見つけられるでしょう。
ドットグロー(点発光)がアミパターンに効く理由
近年、アジングで注目を集めているのが「ドットグロー(点発光)」です。全体が光るフルグローとは異なり、点状に発光する特殊なカラーで、特定の状況で驚異的な釣果を叩き出します。
夜釣りのサビキをやったことある方ならわかると思いますが、オキアミってっ結構光りますよね✨光り方も、目のアタリが点で光っているので、まさにドットグローのよう!
出典:アジング×アミパターンにピッタリの点発光(ドットグロー)ワーム×ビビビームをレビュー
この観察は非常に的確です。実際、夜の海でオキアミを観察すると、目の部分が点々と光っているのが確認できます。ドットグローは、まさにこの自然界の発光パターンを模倣したカラーなのです。
🔴 ドットグローの発光パターン
ドットグローには主に2つのタイプがあります:
- ランダムドット:ワーム全体にランダムに発光点が配置
- 規則的ドット:等間隔で発光点が並ぶ
どちらが効果的かは状況次第ですが、一般的にはランダムドットの方がより自然な印象を与えると言われています。
🎣 ドットグローが特に効く状況
状況 | 理由 | おすすめカラー |
---|---|---|
アミパターン | オキアミの発光を模倣 | 桜ドットグロー |
夜光虫パターン | プランクトンの発光に酷似 | 夜光虫グロー |
スレた魚 | フルグローとは異なる刺激 | オレンジドットグロー |
クリアウォーター | 控えめアピール | チャートドットグロー |
「桜ドットグロー」や「ドットUVレッド」「グロードットUVグリーン」など、ドット系のカラーバリエーションが展開されている。
出典:月下美人 アジングビーム
ダイワの月下美人シリーズでは、複数のドットグローカラーを展開しています。特に「桜ドットグロー」は、桜の花びらのようなピンク色のベースに白い発光点が配置され、非常に柔らかな印象の発光パターンを実現しています。
ドットグローの使い方のコツは、フルグローと同じ感覚で使わないことです。ドットグローは「控えめだが効果的」という位置づけです。フルグローで反応が悪い時、あるいはクリアカラーでは物足りない時の中間的な選択肢として考えると良いでしょう。
また、偏食パターンを見極める指標としても有効です。ドットグローで連発するようなら、その日はアミやプランクトンを捕食している可能性が高いと判断できます。
微弱グローとコアグローの使い分けテクニック
グローカラーの中でも、より繊細なアプローチを可能にするのが「微弱グロー」と「コアグロー」です。これらは、グローの持つ強力なアピール力を抑えつつ、必要最小限の視認性を確保する設計となっています。
🌙 微弱グローの特性
薄い茶色ベースにグロー剤の量を抑えてぼんやりとした発光に調整してプランクトンの発光を演出しました。アミパターンなどに効果的!
出典:グローカラーの可能性
微弱グローは、グロー剤の配合量を通常の半分程度に抑えたカラーです。発光はするものの、その光は非常にほのかで、人間の目でもやっと認識できる程度です。この「ぼんやり感」が、警戒心の高いアジや、クリアな海での釣りに効果を発揮します。
💫 コアグローの特徴
一方、コアグローはワームの中心部分だけが発光する設計です。外側はクリアやナチュラルカラーで透明感を保ちつつ、コア部分が光ることで、独特の視覚効果を生み出します。
クリアカラーをベースにワームの中心部だけグロー発光するようになっているカラー。常夜灯下の底狙いにはだいたいこれを使ってます。
出典:【アジアダー】アジングの人気ワームのおすすめ最強カラー5選
この使い方は理にかなっています。常夜灯下では、表層付近は明るいものの、底付近は意外と暗くなっています。そこで、クリアベースで見切られにくさを保ちつつ、コア部分の発光で最低限の視認性を確保するわけです。
⚖️ 使い分けの基準
状況 | 微弱グロー | コアグロー |
---|---|---|
水深 | 浅場~中層 | 底付近 |
明るさ | やや明るい | やや暗い |
魚の警戒心 | 高い | 中程度 |
水質 | クリア | やや濁り |
微弱グローとコアグローの共通点は、「目立ちすぎない」ことです。フルグローのような強烈なアピールではなく、「気づいてもらえる最低限の存在感」を演出するのが目的です。
おそらく、経験豊富なアングラーほど、こうした繊細なグローカラーを上手く使いこなしているのでしょう。初心者のうちはフルグローから始め、釣りのスキルが上がるにつれて、微弱グローやコアグローといった繊細なカラーにも挑戦していくのが良いかもしれません。
人気メーカー別おすすめグローワームの比較
アジング用グローワームは多くのメーカーから発売されています。ここでは、主要メーカーの特徴と代表的な製品を比較していきます。
🏭 主要メーカーのグローワーム特徴
ダイワ(月下美人シリーズ)
ライトゲームの定番ワーム「アジングビーム」が、形状や素材はそのままに、集魚コア仕様になってリニューアル。エビ粉をコアの部分に集中的に配合することで外側の透明感を残しつつ、ニオイと味の持続性がUPした。
出典:月下美人 アジングビーム
ダイワの強みは、大手メーカーならではの研究開発力です。集魚成分「アミノX」を配合し、視覚だけでなく嗅覚・味覚でもアピールする設計が特徴です。カラーバリエーションも豊富で、グロー系だけで10色以上展開しています。
リグデザイン
リグデザイン「リーブイ」のアミグローというカラーで、発光レベルを5段階中2に設定しており、ボヤーっと光るその見た目の威力は最強です。
出典:アジング「グロー(蓄光)」カラーはアジが釣れる?使うタイミングを知っておこう!
リグデザインは、発光レベルを細かく設定できる点が特徴です。同じグローカラーでも発光の強さを選べるため、状況に応じた繊細な使い分けが可能になります。
ClearBlue
ClearBlueでは単純なグローと言う一括りではなく、その中でも違いを付けて使い分けて頂けるように考えております。
出典:グローカラーの可能性
ClearBlueは、グローの発光強度を明確に分類し、弱い順に「グローハーフ」「グローノーマル」「グロー50倍」とラインナップしています。この分かりやすい分類は、初心者にも選びやすい設計です。
レイン(reins)
アジング最強ワームに名を連ねるレインズのアジアダー。「グロー冷凍ミカン」はオキアミに似せた配色でしかもグローで発光するという特性を活かしたカラー。
出典:【アジアダー】アジングの人気ワームのおすすめ最強カラー5選
レインのアジアダーは、細身のシルエットが特徴のワームです。グローカラーでもその細身を活かし、「目立つけど食わせやすい」という絶妙なバランスを実現しています。
ゼスタ(XESTA)
アジングニードルもカラーを一新し、さらには追加サイズも加わりさらにパワーアップ!ビロード同様に全12色展開で、3.2inchを追加し大きめのベイトパターンにも対応。
ゼスタのアジングニードルは、深めのリブにねじりを加えた独特のテール形状が特徴です。グローカラーも「夜光虫グロー」「ケイムラサクラエビ」など、ベイトを意識したネーミングが興味深いです。
📊 価格帯と入手しやすさの比較
メーカー | 価格帯 | 入手性 | 特徴 |
---|---|---|---|
ダイワ | 500円前後 | ◎ | 全国の釣具店で入手可能 |
リグデザイン | 400~600円 | ○ | 公式ストア・Amazon |
ClearBlue | 400~500円 | ○ | 専門店・通販 |
レイン | 600~800円 | ◎ | 人気で品薄の場合も |
ゼスタ | 400円前後 | ○ | 専門店中心 |
一般的には、まず入手しやすいダイワやレインの製品から試してみるのがおすすめです。その上で、自分の釣りスタイルや好みに合わせて、他のメーカーの特徴的な製品にも挑戦していくと良いでしょう。
グローカラーを含めた効果的なカラーローテーション術
グローカラーは強力ですが、単独で使い続けるのではなく、他のカラーと組み合わせたローテーションが釣果アップの鍵となります。
🔄 基本的なカラーローテーションの考え方
カラーローテーションの基本原則は、「ナチュラル→アピール→グロー」という流れです。最初からグローを使うのではなく、段階的にアピール力を上げていくことで、場を荒らさずに効率的にアジを釣っていけます。
📋 状況別ローテーション例
パターン1:常夜灯下での基本ローテ
- 1投目~10投目:必殺クリア(透明系)
- 11投目~20投目:ポーアイチャート(クリアチャート)
- 21投目~30投目:微弱グロー
- 31投目~:フルグロー or 移動
このローテーションは、警戒心の高い常夜灯下のアジに対して、徐々にアピール力を上げていく戦略です。最初のクリアカラーで警戒心の低い個体を拾い、徐々に目立つカラーで奥に潜んでいる個体を引き出していきます。
パターン2:濁り潮での逆転ローテ
- 1投目~5投目:フルグロー(強発光)
- 6投目~10投目:ドットグロー
- 11投目~:ソリッドカラー(非グロー)
濁り潮では、最初からグローで勝負します。濁りで視認性が悪い状況では、ナチュラルカラーでは気づいてもらえない可能性が高いためです。グローで反応がなくなってきたら、逆に目立たないカラーに変えることで、再び反応を得られることがあります。
パターン3:偏食パターン攻略
夜光虫などを食っている時にはグローカラーに偏食します。しかし好みがあるようで、発光の強弱で当たり方にも違いがでます。
出典:グローカラーの可能性
- 基本のグローホロで様子見
- 発光の強いマスカットグロー
- 発光の弱いアミグロー
- 反応の良い方向性で3色をメイン
このように、偏食パターンの時は、グロー同士でのローテーションも効果的です。アジが求めている発光の強さを探っていくイメージです。
🎨 カラーローテーションの注意点
- 変えすぎない:1色につき最低5~10投は試す
- 理由を持って変える:何となくではなく、反応を見て判断
- 戻す勇気:一度反応が良かったカラーに戻すのも有効
- 記録を取る:どのカラーで何匹釣れたか記録する
おそらく、上級者ほど緻密なカラーローテーションを行っているはずです。ただし、初心者のうちは複雑に考えすぎず、「クリア→チャート→グロー」程度のシンプルなローテーションから始めるのが良いでしょう。
まとめ:アジングでグローカラーを使いこなすポイント
最後に記事のポイントをまとめます。
- グローカラーはアジングワームのアピール力不足を補う強力な武器である
- 濁り潮・暗闇エリア・移動直前の3つの状況で特に効果を発揮する
- 濁り潮では視認性が劇的に向上し、フルグローの優位性が高まる
- 常夜灯がないエリアでは過度な発光を避け、微弱グローが効果的
- 移動直前にグローを投入する戦略で、スレを気にせず最後の一匹を狙える
- サバやフグなど外道が釣れやすく、スレるのが早いというデメリットがある
- グローにはフルグロー・ドットグロー・微弱グロー・コアグローなど様々なタイプが存在する
- ドットグローはオキアミやプランクトンの発光パターンを模倣し、アミパターンに効果的
- ヘッドライトでも十分蓄光できるが、UVライトを使うとより強力に発光する
- 状況に応じて発光の強さを調整することが、グロー使いこなしの鍵
- ダイワ・リグデザイン・ClearBlue・レイン・ゼスタなど各メーカーに特徴的な製品がある
- ダイワ月下美人は集魚成分配合、リグデザインは発光レベル調整が可能
- カラーローテーションは「ナチュラル→アピール→グロー」が基本
- 濁り潮では最初からグローで攻め、常夜灯下では段階的にアピールを上げる
- 偏食パターンでは発光の強弱を変えたグロー同士のローテーションも効果的である
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
- アジング「グロー(蓄光)」カラーはアジが釣れる?使うタイミングを知っておこう! | リグデザイン
- 暗闇でのアジングではグロー以外をつかうことはありますか? – Yahoo!知恵袋
- グローカラーの可能性 | アジング – ClearBlue –
- 【アジアダー】アジングの人気ワームのおすすめ最強カラー5選 | てっちりの釣り研究
- 月下美人 アジングビーム(ルアー)|DAIWA
- アジング×アミパターンにピッタリの点発光(ドットグロー)ワーム×ビビビームをレビュー | TULINKUBLOG
- 月下美人 アジングビーム バチコンカスタム MID(ルアー)|DAIWA
- AJING NEEDLE 2022 – XESTAゼスタ公式ウェブサイト
- Amazon.co.jp : アジング ワーム グロー
- パームボールアジングエディション | ライトソルト | 製品情報 | バスデイ株式会社
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