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尾道でアジングは難しい?実は狙えるポイントと攻略法を徹底解説

尾道でアジングは難しい?実は狙えるポイントと攻略法を徹底解説
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「尾道でアジングをやってみたいけど、本当に釣れるの?」そんな疑問を持つアングラーは少なくありません。インターネット上の情報を調査してみると、尾道エリアのアジング事情は決して楽観的ではないものの、しっかりとした情報収集と戦略があれば十分に楽しめる釣りであることがわかってきました。

本記事では、尾道市内や向島、因島といった周辺エリアでのアジング実績ポイント、釣れる時期や時間帯、効果的な釣り方まで、ネット上に散らばる貴重な情報を集約してお届けします。地元アングラーの生の声や実釣レポートをもとに、尾道エリアでアジングを成功させるための具体的なヒントをまとめました。

この記事のポイント
✓ 尾道エリアは「激シブ」だが晩秋を中心にアジングが可能
✓ 向島・因島より愛媛側の島々の方が釣果が安定している
✓ 常夜灯より暗闇の激流ヨレが実は狙い目のポイント
✓ しまなみ海道全体や三原方面も視野に入れると選択肢が広がる
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尾道でアジングを楽しむための基礎知識と現状

  1. 尾道のアジング事情は「激シブ」だが可能性はある
  2. 尾道でアジが釣れる時期は晩秋がメインシーズン
  3. 常夜灯周辺より暗闇の激流ヨレが狙い目になることも
  4. 向島や因島は本土に近いほど難易度が高くなる
  5. しまなみ海道エリアなら比較的釣果が期待できる
  6. 小用の波止(因島)は実績が確認されているポイント

尾道のアジング事情は「激シブ」だが可能性はある

尾道のアジング事情は「激シブ」だが可能性はある

尾道でのアジングについて調べてみると、正直なところ「簡単に釣れる」とは言い難い状況が見えてきます。地元の釣具店では「この辺りにはアジのポイントは無い」と言い切られてしまうケースもあるようです。

実際に尾道市向島をホームとしているアングラーの声を見ると、**「アジは晩秋のシーズン最盛期に常夜灯の堤防の一等地に陣取って粘るとたまに釣れる…年もあるかな?といった激シブな所」**という厳しい評価が見られました。

ただし、これは「全く釣れない」という意味ではありません。むしろ、釣れにくい環境だからこそ、ポイント選定や時期、釣り方の工夫次第で差が出るエリアとも言えます。近年では青物の回遊が増えており、ベイトフィッシュの動向が変化している影響もあるようです。

私のホームである尾道市向島は、アジは晩秋のシーズン最盛期に常夜灯の堤防の一等地に陣取って粘るとたまに釣れる…年もあるかな?といった激シブな所です。

出典:カレントに着くアジを更にもっと×2釣りたい!

この状況を踏まえると、尾道エリアでアジングをする際には、以下のような心構えが必要でしょう。まず、「必ず釣れる」という期待は持たず、試行錯誤を楽しむ姿勢が大切です。次に、複数のポイントを回遊する機動力や、時期を見極める情報収集力が求められます。さらに、釣果が安定している愛媛側への遠征も視野に入れると、アジングの楽しみ方が広がるかもしれません。

「激シブ」という言葉にひるむ必要はありません。むしろ、そういった環境でこそ、釣れた時の喜びは格別です。ライトゲームの面白さは、難しい状況を攻略していくプロセスにもあると言えるでしょう。


尾道でアジが釣れる時期は晩秋がメインシーズン

尾道でアジが釣れる時期は晩秋がメインシーズン

尾道エリアでアジングを狙うなら、晩秋(11月~12月頃)がメインシーズンと考えるのが妥当なようです。複数の情報源から、この時期にアジの回遊や釣果報告が集中していることが確認できました。

📅 尾道エリアのアジング時期別特徴

時期状況特徴
春~初夏情報が少なく不明瞭
夏~初秋△~×青物の回遊でベイトが減少傾向
晩秋メインシーズン、常夜灯周辺で実績あり
寒さが厳しく釣果は限定的

2015年11月に投稿された釣行記では、尾道のメバルポイントで23センチの体高があるアジが釣れたという報告がありました。また、2024年12月の釣果情報では、尾道市の向島や因島でアジの釣果が確認されています。

ただし、晩秋であっても「毎回釣れる」わけではない点に注意が必要です。おそらく、水温や潮回り、ベイトの有無など、複数の条件が重なった時にチャンスが訪れると推測されます。

近年の傾向として注目すべきは、青物の影響によるベイトフィッシュの減少です。ブリなどの青物が入ってきて小魚を捕食することで、アジのエサとなるベイトが激減し、結果としてアジ自体も少なくなっているという分析があります。ある年はメバルが激減し、サヨリも居なくなったため、シーバスも少なくなったという報告もあり、生態系のバランス変化がアジングにも影響している可能性があります。

また、興味深い指摘として「〇〇が減ると△△が増える」という現象があるようです。メバルやサヨリが減った年に、そのスキをついてアジが増えたというケースも報告されています。つまり、毎年同じパターンではなく、その年の海の状況を見極める観察眼が必要になってくるわけです。

釣行計画を立てる際には、地元の釣具店での情報収集や、SNSでの最新釣果チェックが欠かせません。「去年釣れたから今年も」という固定観念は捨てて、柔軟に対応する姿勢が釣果につながるでしょう。


常夜灯周辺より暗闇の激流ヨレが狙い目になることも

常夜灯周辺より暗闇の激流ヨレが狙い目になることも

一般的なアジングでは常夜灯周辺が定番ポイントとされますが、尾道エリアでは暗闇の激流エリアに形成されるヨレが意外な好ポイントになるケースがあるようです。

従来のアジングセオリーでは、常夜灯の光に集まるプランクトンやアミ類を捕食するアジを狙うのが基本です。しかし、尾道エリアの特性として、常夜灯には来ないが、激流のヨレに回遊してくるアジの群れが存在するという興味深い報告があります。

常夜灯には来ない、暗闇の激流のヨレに回遊してくるアジの群れが増えてやってきたのです。これはおそらく「産卵期」を意識しだしたアジの群れが、常夜灯に寄るプランクトンやアミ類よりも激流エリアに寄るイカナゴやシラスやハクなどのベイトフィッシュを捕食したがっているからではないかと推察しています。

出典:カレントに着くアジを更にもっと×2釣りたい!

この分析が正しければ、産卵を控えたアジは栄養価の高いベイトフィッシュを求めて、光ではなく潮流が生み出すヨレや払い出しに集まっているということになります。つまり、昼間に行動するアジが、夜間に特別に補食行動を取る際、常夜灯よりも効率的にベイトが集まる場所を選んでいる可能性があるわけです。

🎣 激流ヨレでのアジング攻略ポイント

  • ✅ 下げ潮の反転流が岸壁に当たる場所を探す
  • ✅ 壁際のボトムを伝って払い出していく細い潮流に注目
  • ✅ コミ(潮止まり)の時に本流が当たるピンポイントを見つける
  • ✅ 満月の夜でも関係なく釣れる可能性がある

さらに興味深いのは、満月の影響についての考察です。一般的に「満月の時は渋い、月夜は食わない」と言われるアジングですが、常夜灯のない激流エリアでは「満月でも関係ない、むしろ月で明るい方が釣れる」という見解もあります。これは、本来昼行性のアジが、月明かりの中でベイトを視認しやすくなり、捕食活動が活発になるためかもしれません。

ただし、このような釣り方は難易度が高いことも事実です。暗闇の中で潮の流れを読み、ピンポイントでリグを止める技術が求められます。ラインの種類によっても感じ取れるアタリの種類が変わるため、繊細なタックルセッティングと経験が必要になってきます。

初心者の方は、まず基本となる常夜灯周辺のアジングをマスターした上で、段階的にこうした応用テクニックにチャレンジしていくのが良いでしょう。


向島や因島は本土に近いほど難易度が高くなる

向島や因島は本土に近いほど難易度が高くなる

尾道エリアでアジングを考える際、向島や因島といった本土に近い島ほど釣果が厳しいという傾向があるようです。これは複数の情報源で一致している重要なポイントです。

Yahoo!知恵袋での質問に対する回答を見ると、明確にこの傾向が指摘されています。

向島、因島とか本土に近ければ近いほど激渋です。しまなみ街道、愛媛側の大島まで行けばアジングを楽しんでいるアングラーさんが沢山います。

出典:尾道在住なのですが、アジングができるポイントって近くにあるのでし…

🗺️ しまなみ海道エリアの難易度マップ(推測)

エリア難易度特徴
尾道本土★★★★★最も厳しい、ポイント選定が重要
向島★★★★☆本土に近く激渋、無料橋でほぼ陸続き
因島★★★★☆小用の波止など一部実績ポイントあり
生口島★★★☆☆中間地点、情報は限定的
大三島★★☆☆☆愛媛側に近づき条件が良くなる
大島(愛媛)★☆☆☆☆アングラーが多い、釣果が安定

この傾向が生まれる理由として、いくつかの要因が考えられます。まず、本土に近いエリアは人的プレッシャーが高い可能性があります。アクセスしやすい分、釣り人が多く、アジが警戒心を強めているのかもしれません。

また、海水の透明度や潮通しの違いも影響している可能性があります。尾道本土周辺は比較的閉鎖的な海域である一方、しまなみ海道を南下していくにつれて潮通しが良くなり、外海の影響を受けやすくなります。アジのような回遊魚にとって、潮通しの良さは重要な条件です。

向島については「無料の橋で本土とつながっていてほぼジカタ(地方)」という表現があり、実質的に本土の延長線上として扱われています。あらゆる魚が少なく、いつもアジは居ないという厳しい評価も見られました。

ただし、因島の小用の波止では実際にアジやカマスの釣果報告があるため、「絶対に釣れない」わけではありません。ポイント選定と時合を外さなければ、チャンスはあると考えられます。

釣行計画を立てる際には、時間と労力をかけてでも愛媛側の島々まで足を伸ばすことを視野に入れることで、釣果の確率は大きく向上するでしょう。しまなみ海道は車で渡れるため、遠征のハードルも比較的低いと言えます。


しまなみ海道エリアなら比較的釣果が期待できる

しまなみ海道エリアなら比較的釣果が期待できる

尾道単独で考えるよりも、しまなみ海道全体をアジングエリアとして捉えることで、選択肢が大きく広がります。Yahoo!知恵袋での回答でも「しまなみ海道各所に多数存在」という明確な指摘がありました。

しまなみ海道各所に多数存在

出典:尾道在住なのですが、アジングができるポイントって近くにあるのでし…

しまなみ海道とは、尾道市から愛媛県今治市を結ぶ全長約60kmの海の道です。途中、向島、因島、生口島、大三島、伯方島、大島という6つの島を経由します。それぞれの島に漁港や堤防があり、アジングのポイントとなり得る場所が点在しています。

📍 しまなみ海道の主要な島々

  • 🏝️ 向島:尾道から最も近い、無料橋で接続
  • 🏝️ 因島:小用の波止など一部実績ポイントあり
  • 🏝️ 生口島:レモンの島として有名、釣果情報は限定的
  • 🏝️ 大三島:メバルなどの釣果報告あり
  • 🏝️ 伯方島:ヤズ(ハマチ)の釣果報告あり
  • 🏝️ 大島:愛媛側、アジングアングラーが多い

2024年12月の釣果情報を見ると、尾道市~三原市エリアで以下のような釣果が報告されています。

  • 向島:ブリ86cm頭に2尾、チヌ32cm頭に5尾
  • 因島:サゴシ60cm、ママカリ10cm頭に50尾、アオリイカ胴長25cm
  • 伯方島:ヤズ50cm
  • 大三島:メバル27cm
  • 大島:シーバス70cm頭に2尾

アジの釣果報告は具体的には含まれていませんが、これは調査時点でのデータであり、時期が合えばアジの釣果も期待できると考えられます。また、他の魚種が釣れているということは、ベイトが回遊しており、海の状態が良いことを示唆しています。

しまなみ海道エリアを攻略する際のポイントは、複数の島を効率的に回遊することです。車で移動しながら、それぞれの島で短時間ずつ様子を見て、反応がある場所を重点的に攻めるという戦略が有効でしょう。

また、地元の釣具店で情報収集することも大切です。尾道や今治の釣具店では、最新の釣果情報や推奨ポイントを教えてもらえることがあります。SNSでのハッシュタグ検索(#しまなみアジング など)も、リアルタイムの情報を得る手段として活用できます。


小用の波止(因島)は実績が確認されているポイント

小用の波止(因島)は実績が確認されているポイント

尾道エリアで具体的な釣果実績が確認できるポイントとして、**小用の波止(尾道市因島)**が挙げられます。このポイントでは実際にアジングやジギングでの釣果報告があり、信頼性の高い情報源となっています。

小用の波止での釣行レポートを見ると、以下のような釣果が報告されていました。

🎣 小用の波止での釣果例

釣り方釣果詳細
ジグサビキアジ、カマス小サイズだがコンスタントに
ライトゲームカマスサビキよりやや大きめ
アジングアジ体高のある個体も

尾道市因島の小用の波止で釣りをしてきましたので釣果報告です。波止の先端で竿を出します。小用の波止は島の南側に位置する港です。

出典:小用の波止(尾道市因島)でアジングやジギングをしてみました。

この釣行では、午前中にライトジギングから始め、反応がないためジグサビキに切り替えたところアジとカマスが釣れたとのこと。その後、ライトゲーム(アジング)でも釣果を得ることができたようです。

小用の波止の特徴として、投げまくっても根掛かりしないという利点が挙げられています。海藻がかかって上がってくる程度で、ストレスなくキャストを続けられる環境のようです。これは初心者にとっても嬉しいポイントです。

ただし、釣れたアジやカマスは「小さい」とのコメントがあり、サイズを期待する場合には時期や潮回りをさらに吟味する必要があるかもしれません。手前では「ウマズラハギ」も釣れたそうですが、「あと10センチあれば喜んで持ち帰る」サイズだったとのことで、全体的に小型の魚が中心の釣果だったようです。


尾道アジングの実践テクニックと周辺情報

小用の波止(因島)は実績が確認されているポイント
  1. ジグサビキが効果的な釣り方のひとつになる
  2. カレントゲームで産卵期のアジを狙う戦略
  3. 愛媛方面への遠征も視野に入れると選択肢が広がる
  4. 広島湾全体のアジング状況を把握することも重要
  5. 三原方面も含めてエリアを広げる価値がある
  6. 潮汐情報をチェックして釣行計画を立てる
  7. まとめ:尾道でのアジングを成功させるための総括

ジグサビキが効果的な釣り方のひとつになる

ジグサビキが効果的な釣り方のひとつになる

尾道エリアでのアジングにおいて、ジグサビキという釣り方が効果的な選択肢になることがあります。小用の波止での釣行レポートでは、ジグを単体で使うライトジギングよりも、ジグサビキの方が釣果が出たという報告がありました。

ジグサビキとは、メタルジグの上にサビキ仕掛けを接続し、ジグのキラキラで魚を寄せて、サビキ仕掛けで食わせるという戦略の釣り方です。YouTubeなどの動画でも紹介されており、近年人気が高まっている手法です。

🎣 ジグサビキのメリット

  • ✅ ジグ単体よりもアピール力が高い
  • ✅ サビキの疑似餌が複数あるため、群れに対応しやすい
  • ✅ アジだけでなくカマスなど他魚種も狙える
  • ✅ ボトムから中層まで幅広く探れる

小用の波止での釣行では、キャスト後に底を取ってからリフト&フォールを繰り返す方法で釣果が出たようです。ただし、釣れた魚は小さめだったため、サイズを求める場合には時期や場所の選定が重要になってきます。

一方で、ジグサビキにもデメリットがあります。仕掛けが長くなるため、風が強い日や潮の流れが速い場所では扱いにくくなります。また、ジグ単体と比べて飛距離が落ちる傾向があるため、遠投が必要な状況では不利です。

尾道エリアのように「激シブ」な環境では、まず魚の反応を得ることが最優先です。その意味で、アピール力の高いジグサビキは有効な選択肢と言えるでしょう。魚の居場所を見つけてから、より繊細なジグ単体やワームに切り替えるという段階的なアプローチも効果的かもしれません。

また、サビキ仕掛けのカラーや針のサイズも工夫の余地があります。一般的には、夜間や濁りがある時は白やピンクなどの明るいカラー、澄んでいる時はナチュラル系のカラーが良いとされます。針のサイズは、ターゲットのサイズに合わせて調整しましょう。

初心者の方は、まずジグサビキで魚の反応を確かめてから、徐々にルアーゲームの技術を磨いていくのが良いかもしれません。サビキ釣りの延長線上として取り組みやすく、ルアーフィッシングへの入門としても適しています。


カレントゲームで産卵期のアジを狙う戦略

カレントゲームで産卵期のアジを狙う戦略

尾道エリアでのアジング上級テクニックとして、**カレントゲーム(潮流を利用した釣り)**があります。これは前述した「暗闇の激流ヨレ」を狙う釣り方の具体的な方法論です。

カレントゲームでは、潮の流れが作り出すヨレや払い出しといった潮目をピンポイントで攻めることが重要です。尾道市向島をホームとするアングラーの実釣レポートによると、下げ潮の反転流が岸壁に当たり、その一部が壁際のボトムを伝って払い出していく細い潮流にアジが集まっていたとのことです。

このような釣り方では、ラインの選択が非常に重要になります。実釣レポートでは、以下のようなラインが使用され、それぞれ異なるアタリの取り方が紹介されていました。

📏 カレントゲームで使用されるラインの特性

ライン種類特徴得意なアタリ
オルトロスFCフロロの二重構造、硬い芯と柔らかい外層感触アタリ(ヌルッとした感覚)
シンサヤ芯がエステル、外がナイロン衝撃アタリ(コッという振動)
シンカーアジング感触・衝撃・張力を兼ね備える複合的なアタリ
PE伸びが少ない張力アタリ(カツーンという引き)
ザ・ワンポリエチレンのモノライン荷重アタリ(ジワリという重さ)

特に注目すべきは「荷重アタリ」という概念です。超軽いジグヘッドでも沈むが比重は0.98という特殊なライン(ザ・ワン)を使用すると、魚が咥えて定位しただけで発生するラインの水抵抗を感じ取れるとのこと。いわゆる「居食い」でも分かるというのは、まさに上級者の領域です。

このようなテクニカルな釣りは、初心者にはハードルが高いかもしれません。しかし、なぜ常夜灯で釣れない時に暗闇で釣れるのかという理論を理解しておくことは、アジングの奥深さを知る上で有益です。

産卵期を意識したアジは、プランクトンよりもベイトフィッシュを積極的に捕食します。そのベイトフィッシュが集まるのが、潮の流れによって作られるヨレやブレイクです。この理屈を理解していれば、常夜灯以外のポイント開拓にもつながります。

また、満月でも関係なく釣れる可能性があるという点も重要です。一般的なアジングのセオリーでは、新月や月が昇る前が良いとされますが、カレントゲームでは月明かりがあった方がアジがベイトを視認しやすいという逆の考え方もあるのです。

このように、尾道のような難しいフィールドだからこそ、工夫の余地が多く、釣りの技術を磨く絶好の機会とも言えます。


愛媛方面への遠征も視野に入れると選択肢が広がる

愛媛方面への遠征も視野に入れると選択肢が広がる

尾道でのアジングを考える際、愛媛方面への遠征も積極的に視野に入れることをおすすめします。実際、尾道をホームとするアングラーが愛媛まで遠征し、大型アジ(ギガアジ、テラアジ)を釣り上げた事例があります。

11月26日土曜日!朝、広島の家を出発し、電車で尾道へと向かいました。そこで合流したのが、一度広島アジングをご一緒した兵庫のアジンガーであり、今回が初愛媛な1つ先輩の山ちゃんさん

出典:念願のギガアジ・テラアジとの出逢い!! IN 愛媛

この釣行では、尾道から出発し、しまなみ海道を通って愛媛入りしています。佐田岬周辺で釣りをした結果、50cmのテラアジと47cmのギガアジという素晴らしい釣果を得ることができたようです。

🚗 尾道から愛媛への遠征ルート

尾道 → しまなみ海道(向島、因島、生口島、大三島、伯方島、大島) → 今治 → 愛媛県内各地

しまなみ海道を利用すれば、車で比較的スムーズに愛媛まで移動できます。高速道路料金はかかりますが、途中の島々で下りて様子を見ることもできるため、複数のポイントを効率的に回遊できるというメリットがあります。

愛媛でのアジングが尾道よりも有利な理由はいくつか考えられます。まず、潮通しの良さです。瀬戸内海の西側に位置する愛媛は、豊後水道からの潮の影響を受けやすく、外海性の魚が回遊しやすい環境です。

次に、ベイトの豊富さが挙げられます。潮通しが良いということは、プランクトンやベイトフィッシュも多く、それを追ってアジも集まりやすいというわけです。

さらに、愛媛県はアジングの聖地としても知られており、情報が豊富という利点があります。地元の釣具店やアングラーから、最新の釣果情報やポイント情報を得やすい環境が整っています。

ただし、愛媛でも「いくら愛媛の聖地でも、タイミングとポイントを外せば全然違う釣果になる」という指摘があります。愛媛に行けば必ず釣れるわけではなく、やはり情報収集とタイミングの見極めが重要です。

遠征の際には、雨や風といった天候条件も味方につけることができます。前述の釣行では、雨と爆風の中での釣りとなりましたが、それが逆に人的プレッシャーを減らし、好釣果につながったという分析がありました。「雨と爆風だったからこその釣果」という考え方は、悪天候を避けがちな釣り人にとって新しい視点かもしれません。


広島湾全体のアジング状況を把握することも重要

広島湾全体のアジング状況を把握することも重要

尾道は広島湾の東側に位置していますが、広島湾全体のアジング状況を把握しておくことも、釣行計画を立てる上で参考になります。

広島湾は瀬戸内海の中でも比較的大きな湾であり、太田川をはじめとする複数の河川が流入しています。栄養分が豊富な一方、河川水の影響で塩分濃度が低下しやすく、外洋性の魚にとっては若干厳しい環境になることもあるようです。

福山周辺(尾道の東側)の釣果情報を見ると、内海町、沼隈、鞆周辺でコウイカ、キス、カサゴ、アコウ、メバル、ハマチ、カワハギ、ママカリなどが釣れているという情報があります。アジの釣果報告は含まれていない点が気になるところです。

一方、2024年12月の釣果情報では、尾道市~三原市エリアでアジの釣果が一部確認されています。ただし、詳細な数やサイズの情報は限られており、あくまで「釣れることもある」という程度の状況のようです。

広島湾全体でアジングを考える場合、以下のようなエリア分けができるかもしれません(推測を含みます)。

🗾 広島湾エリア別アジング難易度(推測)

エリア特徴難易度
広島市街地周辺人的プレッシャー高い
福山・尾道周辺本記事で扱うエリア
呉・江田島周辺潮通しが比較的良い中~高
しまなみ海道(広島側)向島、因島など
しまなみ海道(愛媛側)大島など

広島湾でのアジングが難しいとされる理由として、内海的な性質が関係している可能性があります。閉鎖性の高い海域では、水質の変化や水温の上昇・下降が激しく、魚の動きも不安定になりがちです。

また、広島市や福山市といった大都市圏に近いエリアでは、生活排水の影響も無視できないかもしれません。環境保全の取り組みは進んでいるものの、魚の生息環境としては決して最適とは言えない可能性があります。

とはいえ、広島湾全体で全く釣れないわけではありません。タイミングや場所、釣り方を工夫すれば、十分に楽しめる釣りであることは間違いありません。地元アングラーの中には、独自のポイントを開拓し、コンスタントに釣果を上げている方もいるはずです。


三原方面も含めてエリアを広げる価値がある

三原方面も含めてエリアを広げる価値がある

尾道の東側に位置する三原市も、アジングの選択肢として考慮する価値があります。三原は瀬戸内海に面した港町であり、漁港や堤防が点在しています。

釣果情報サイトを見ると、「尾道市〜三原市」というエリア設定で釣果が紹介されることが多く、実際には尾道と三原は一体のエリアとして捉えられているようです。

三原市の主な釣りポイントとしては、三原港、須波港、糸崎港などがあります。これらの港では、サビキ釣りやアジング、エギングなど、さまざまな釣りが楽しめます。

ただし、須波港については釣り禁止の場所があるという情報もあります。釣行前には、必ず釣り禁止看板の有無を確認し、ルールを守って釣りを楽しみましょう。

🎯 三原エリアの主な釣りスポット

  • 🚢 三原港:市街地に近く、アクセス良好
  • 🚢 須波港:釣り禁止区域に注意、須波海浜公園も近い
  • 🚢 糸崎港:工業地帯だが釣り実績あり
  • 🚢 その他の小規模漁港:地元の情報が重要

三原方面の利点は、尾道よりもさらに東に位置するため、福山方面へのアクセスも良く、広いエリアをカバーできる点です。尾道で釣れなかった時に、東へ移動して三原で試してみる、あるいはその逆といった柔軟な対応ができます。

また、三原周辺ではショアジギングでの青物の実績もあるようです。青物が回遊しているということは、ベイトフィッシュも豊富にいる可能性があり、アジングにとってもプラスの材料となります。

三原エリアでの釣果情報は尾道ほど多くないため、情報収集がやや難しいかもしれません。しかし、だからこそ未開拓のポイントが残されている可能性もあります。積極的に探索してみる価値はあるでしょう。

地元の釣具店で情報を聞いたり、SNSで「#三原釣り」「#三原アジング」といったハッシュタグを検索したりすることで、最新情報を得られることがあります。また、釣り仲間と情報交換することも、ポイント開拓には欠かせません。


潮汐情報をチェックして釣行計画を立てる

潮汐情報をチェックして釣行計画を立てる

アジングの釣果を左右する重要な要素のひとつが**潮汐(潮の満ち引き)**です。尾道エリアでの釣行計画を立てる際にも、潮見表やタイドグラフを必ずチェックしましょう。

一般的に、アジングに適しているとされるのは大潮から中潮の時期です。潮の動きが大きいと、ベイトフィッシュが活発に動き、それを追ってアジも回遊してくるためです。

🌊 潮回りとアジングの関係

潮回り特徴アジングへの影響
大潮潮の干満差が最大ベイト・魚の動きが活発、チャンス大
中潮潮の動きが適度安定した釣果が期待できる
小潮潮の動きが小さい魚の活性がやや落ちる傾向
長潮ほとんど動かない厳しい状況になりやすい
若潮小潮から回復期意外と釣れることも

ただし、必ずしも大潮が良いとは限りません。潮の流れが速すぎると、軽いジグヘッドが流されてしまい、ボトムを取ることが難しくなります。また、魚が移動してしまい、定位しにくくなることもあります。

**時合(魚が最も釣れやすい時間帯)**も潮汐と密接に関係しています。一般的には、満潮と干潮の前後1時間が時合とされます。特に、下げ潮の反転流は狙い目の時間帯です。前述のカレントゲームでも、下げ潮の反転流が岸壁に当たる場所でアジが釣れたという報告がありました。

尾道エリアの潮見表は、インターネット上の潮汐情報サイトで簡単に確認できます。多くのサイトでは、満潮・干潮の時刻、潮位、潮名(大潮・中潮など)が表示されています。

釣行当日だけでなく、数日前から潮の動きをチェックしておくことも重要です。大潮の初日と終わりでは、潮の動き方が微妙に異なるため、経験を積むことで自分なりのパターンが見えてくるでしょう。

また、潮汐だけでなく、風向きや天候も考慮する必要があります。特に尾道エリアは山が近く、風の影響を受けやすい地形です。爆風の日は釣りにくいですが、前述のように人的プレッシャーが減るという利点もあります。

潮見表アプリをスマートフォンにインストールしておくと、いつでもどこでも潮汐情報をチェックできて便利です。多くのアプリは無料で利用でき、全国各地の潮見表に対応しています。


まとめ:尾道でのアジングを成功させるための総括

まとめ:尾道でのアジングを成功させるための総括

最後に記事のポイントをまとめます。

  1. 尾道エリアのアジングは「激シブ」だが、ポイントと時期を選べば釣果は期待できる
  2. メインシーズンは晩秋(11月~12月頃)で、この時期に釣果報告が集中している
  3. 常夜灯周辺だけでなく、暗闇の激流ヨレという新しい視点も持つべきである
  4. 向島や因島は本土に近いほど難易度が高く、愛媛側の島々の方が有利である
  5. しまなみ海道全体をアジングエリアとして捉え、複数の島を回遊する戦略が有効
  6. 小用の波止(因島)は実績が確認されているポイントで、初心者にも試しやすい
  7. ジグサビキは尾道のような厳しいエリアでも反応を得やすい釣り方である
  8. カレントゲームは上級テクニックだが、ラインの特性を理解すると新たな可能性が開ける
  9. 愛媛方面への遠征を視野に入れることで、大型アジとの出会いのチャンスが広がる
  10. 広島湾全体や三原方面も含めてエリアを広げると選択肢が増える
  11. 潮汐情報を必ずチェックし、大潮から中潮の時期を狙うのが基本である
  12. 下げ潮の反転流や満潮・干潮の前後1時間が時合として狙い目の時間帯
  13. 青物の影響でベイトが減少している年もあり、その年の海の状況を見極める観察眼が必要
  14. 満月の夜でも、暗闇の激流エリアでは関係なく釣れる可能性がある
  15. 釣り禁止区域に注意し、ルールを守って釣りを楽しむことが大前提である

記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト

  1. 尾道在住なのですが、アジングができるポイントって近くにあるのでし… – Yahoo!知恵袋
  2. 小用の波止(尾道市因島)でアジングやジギングをしてみました。
  3. 【へっぽこキャスティング】 尾道アジング
  4. カレントに着くアジを更にもっと×2釣りたい!
  5. 念願のギガアジ・テラアジとの出逢い!! IN 愛媛  「止め」のアジング!
  6. 尾道市〜三原市 アジング 陸っぱり 釣り・魚釣り | 釣果情報サイト カンパリ
  7. 各地でアジが回遊中! サビキ釣りやアジングが楽しめそう【中国、四国、九州の堤防釣り最新釣果】
  8. 全国の潮見表・タイドグラフ(2025年最新版・完全版)

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