アジングワームの老舗メーカーとして知られるレインズから、2024年9月に待望の最高峰アジングロッド「ZEIGO(ゼイゴ)」がついにリリースされました。デジーノブランクスを採用した全8機種のラインナップは、ジグ単専用のショートロッドからフロートリグ対応の超ロングモデルまで、あらゆるアジングスタイルをカバーする充実の内容となっています。
この記事では、インターネット上に散らばるZEIGOシリーズの情報を収集・整理し、各モデルの特徴や価格、実際の使用感などを独自の視点で分析してお届けします。これからアジングロッドの購入を検討している方、ハイエンドモデルに興味がある方にとって、きっと参考になる情報が満載です。
この記事のポイント |
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✓ ZEIGOシリーズ全8機種の詳細スペックと特徴を網羅的に解説 |
✓ デジーノブランクス採用による高性能の秘密を紐解く |
✓ ソリッドティップとチューブラーの使い分け方が理解できる |
✓ 釣り場や用途に応じた最適なモデル選びのヒントを提供 |

レインズのアジングロッド・ゼイゴの魅力と全ラインナップ
- レインズのアジングロッド・ゼイゴは2024年9月発売の最高峰モデル
- 全8機種のラインナップで幅広い釣りスタイルに対応
- デジーノブランクス採用が最大の特徴
- ソリッドティップ4機種とチューブラー4機種の構成
- 価格帯は税込58,300円~60,500円
- レインズはアジングワームの老舗メーカー
レインズのアジングロッド・ゼイゴは2024年9月発売の最高峰モデル
レインズ(reins)から2024年9月にリリースされたZEIGO(ゼイゴ)シリーズは、「至極のアジングロッド」というキャッチフレーズの通り、同社の技術とノウハウを結集した最高峰モデルとして位置づけられています。
アジングワームで長年の実績を誇るレインズが満を持して投入したロッドシリーズということもあり、発売前から多くのアジングファンの注目を集めていました。WEBマガジンHEATでは「大変長らくお待たせしました!」という表現で紹介されており、待望の製品であったことが伺えます。
ZEIGOという名称の由来については公式情報からは明確ではありませんが、おそらくアジの別名である「ゼイゴ(背中のトゲ状の鱗)」から名付けられたものと推測されます。アジングロッドとしてのアイデンティティを強く打ち出したネーミングといえるでしょう。
発売時期が2024年9月ということで、2025年10月現在では発売から約1年が経過していることになります。市場での評価や実際の使用感についての情報も徐々に蓄積されてきている段階といえます。
このZEIGOシリーズの登場により、レインズはワーム(ソフトベイト)だけでなく、ロッドメーカーとしての地位も確立しつつあるといえるでしょう。同社は過去にも「アジリンガーZ」などのアジングロッドをリリースしており、ロッド開発の経験とノウハウは十分に蓄積されていたと考えられます。
全8機種のラインナップで幅広い釣りスタイルに対応
ZEIGOシリーズの大きな特徴は、全8機種という充実したラインナップです。ショートロッドからロングロッド、ソリッドティップからチューブラーティップまで、アジングのあらゆるシチュエーションとスタイルをカバーする設計となっています。
📊 ZEIGOシリーズ全8機種一覧
モデル名 | 全長 | 自重 | 適合ルアー | ティップタイプ | 定価(税込) |
---|---|---|---|---|---|
55 GOHAN | 5’5″(164.5cm) | 約52g | 0.2-3.5g | ソリッド | 58,300円 |
59 GOKU | 5’9″(174.5cm) | 約56g | 0.2-3.5g | ソリッド | 58,300円 |
510 GOTEN | 5’10″(177cm) | 約51g | 0.1-4g | ソリッド | 59,400円 |
67 ROKUDENASHI | 6’7″(199cm) | 約61g | 0.1-4.5g | ソリッド | 59,400円 |
634 MUSASHI | 6’34″(190.5cm) | 約60g | 0.1-4g | チューブラー | 59,400円 |
666 DAMIAN | 6’66″(198cm) | 約64g | 0.1-4g | チューブラー | 59,400円 |
73 NAMIHEI | 7’3″(218.5cm) | 約70g | 1-11g | チューブラー | 60,500円 |
710 NITRO | 7’10″(237.5cm) | 約71g | 2-18g | チューブラー | 60,500円 |
このラインナップを見ると、最短の55 GOHAN(164.5cm)から最長の710 NITRO(237.5cm)まで、実に70cm以上の長さの差があります。これだけ幅広いレンジをカバーすることで、港湾部の常夜灯周りから外洋に面した磯場まで、様々な釣り場に対応できる設計となっているのです。
自重についても、最軽量の510 GOTEN(約51g)から710 NITRO(約71g)まで、わずか20gの差に抑えられています。これは長さの違いを考えると驚異的な軽量化といえるでしょう。長時間の釣行でも疲労を軽減し、快適な釣りを実現するための工夫が随所に見られます。
適合ルアーウェイトも、最軽量の0.1gから最大18gまでと非常に幅広く設定されています。軽量ジグヘッドを使った繊細な釣りから、キャロライナリグやフロートリグを使った遠投まで、アジングで使用されるあらゆるリグに対応できる設計です。
各モデルには「GOHAN(ご飯)」「GOKU(悟空)」「GOTEN(悟天)」「ROKUDENASHI(ろくでなし)」「MUSASHI(武蔵)」「DAMIAN(ダミアン)」「NAMIHEI(波平)」「NITRO(ニトロ)」といった個性的な名称が付けられており、それぞれのキャラクターを表現しているようです。
デジーノブランクスの採用が高性能を実現する理由
ZEIGOシリーズの最大の特徴といえるのが、デジーノブランクスの採用です。デジーノは天才ビルダー・神谷勇紀氏が手掛ける高性能ブランクスとして知られ、多くのロッドメーカーや釣り具メーカーから信頼を得ています。
デジーノブランクスを使用している点だろう。これは天才ビルダー神谷勇紀さんが独自に手掛ける高性能ブランクスであり、トルク、軽さ、精度といったスペックが驚くほど高次元にまとめ上げられているブランクスであり、様々なメーカー、釣種に用いられている。
デジーノブランクスが高く評価される理由は、主に以下の3点に集約されます。
🔧 デジーノブランクスの優れた特性
- トルク性能:大型魚とのファイト時にも粘り強く対応できる強靭さ
- 軽量性:長時間の使用でも疲労を感じにくい軽さ
- 精度:キャストの正確性や感度の高さを実現する精密な設計
一般的なロッドブランクスと比較して、デジーノブランクスは特に「軽さと強さの両立」という相反する要素を高次元で実現していることが特徴です。通常、ロッドを軽量化すると強度が犠牲になりがちですが、デジーノブランクスは独自の素材配合と製法により、この問題を解決しています。
アジングにおいては、0.数グラムという軽量ジグヘッドの操作感度と、不意にかかる大型のシーバスやクロダイといったゲストフィッシュとのファイト性能が同時に求められます。デジーノブランクスの採用により、ZEIGOシリーズはこの難しい要求を満たすことができているのです。
また、ブランクスの精度が高いことで、キャスト時のリリースポイントのバラつきが少なく、狙ったポイントに正確にルアーを送り込むことが可能になります。アジングでは数メートルのズレが釣果に直結することもあるため、この精度の高さは大きなアドバンテージとなるでしょう。
さらに、デジーノブランクスは他の様々なメーカーや釣種のロッドにも採用されており、その信頼性と実績は折り紙付きです。バス釣りやシーバス、エギングなど幅広いジャンルで使用されていることからも、その汎用性の高さと品質の安定性が伺えます。
ソリッドティップとチューブラーティップの違いと使い分け
ZEIGOシリーズは、ソリッドティップモデル4機種とチューブラーティップモデル4機種で構成されています。この2つのティップタイプには、それぞれ異なる特性と適した用途があります。
📌 ソリッドティップの特徴
- 穂先が詰まった構造で、柔軟性が高い
- アジの微細なアタリを取りやすい
- 食い込みが良く、バラシが少ない
- 軽量ジグヘッドの操作に適している
- 向こう合わせがしやすい
📌 チューブラーティップの特徴
- 穂先が中空構造で、反発力が強い
- 感度が高く、遠距離のアタリも察知しやすい
- キャスト性能に優れる
- プラグなどハードルアーにも対応
- 積極的なアワセが可能
ソリッドティップモデルは、主にジグ単(ジグヘッド単体)での釣りに適しています。柔軟な穂先がアジの繊細な吸い込みにも追従し、違和感を与えずにフッキングまで持ち込むことができます。特に警戒心の高いアジや、小型のアジが多い状況では、ソリッドティップの優位性が発揮されるでしょう。
一方、チューブラーティップモデルは、遠投が必要な状況やヘビーウェイトのリグを使用する場合に真価を発揮します。キャロライナリグやフロートリグでのロングキャスト時には、チューブラーティップの高い反発力が正確なキャストを可能にします。
WEBマガジンHEATの実釣レポートでは、59 GOKUについて興味深い記述があります。
使用感としては「こちらからアジを掛けていく」というよりは、「アジが勝手に掛かる」という方が正しいと感じました。というのも、この59はソリッドモデルで唯一ガイドが9個あり(ほかのモデルはガイド数8個)、穂先の先端がより曲がり、向こう合わせが可能なロッドとなっているからです。
この記述から、同じソリッドティップでもガイド配置によって調子が変わり、それぞれ異なる釣り方に対応できることがわかります。ZEIGOシリーズでは、単にソリッドとチューブラーの2種類に分けるだけでなく、各モデルごとに細かなチューニングが施されているのです。
レインズというメーカーの歴史とアジングへの取り組み
レインズ(reins)は、1993年に創業した老舗のソフトベイトメーカーです。もともとはバス用ワームの輸入販売から事業をスタートし、その後、ソルトウォーターゲームの分野にも進出しました。
🏢 レインズの主な歴史
- 1993年:創業、バス用ワームの輸入販売開始
- 2002年:メバル用ワームの販売開始
- 2006年:アジング用ワームの製造開始
- その後:アジリンガー、アジキャロスワンプなどの定番製品を次々とリリース
- 2024年:最高峰アジングロッド「ZEIGO」シリーズ発売
アジング分野においては、「アジリンガー」や「アジキャロスワンプ」といったワームが特に有名で、多くのアングラーに愛用されています。これらのワームは、アジングが本格的に普及し始めた初期の頃から存在し、現在でも釣具店のアジングコーナーで必ず見かける定番アイテムとなっています。
レインズがアジングロッドの開発に本格的に乗り出した背景には、ワームメーカーとしての長年の経験とノウハウがあります。ワームの動きを最も理解しているメーカーだからこそ、それを最大限に活かせるロッドを作ることができるという考え方です。
実際、過去にリリースされた「アジリンガーZ」などのアジングロッドも、ワームの動きを繊細にコントロールできる設計となっており、一定の評価を得ていました。ZEIGOシリーズは、そうした過去のロッド開発の経験を踏まえつつ、デジーノブランクスという最高峰の素材を組み合わせることで、さらなる高みを目指した製品といえるでしょう。
また、レインズは2024年には「魚卵フレーバーシリーズ」という新フレーバーのワームをリリースするなど、常に新しい提案を続けているメーカーです。こうした革新的な姿勢が、ZEIGOシリーズのような意欲的な製品開発につながっているのかもしれません。
価格帯と購入可能な販売店の情報
ZEIGOシリーズの価格帯は、メーカー希望小売価格で税込58,300円~60,500円となっています。アジングロッドとしては確かにハイエンドクラスの価格設定ですが、デジーノブランクス採用という点を考えると、一般的には妥当な価格といえるでしょう。
💰 ZEIGOシリーズ価格一覧(税込)
モデル名 | 定価(税抜) | 定価(税込) | 実売価格例 |
---|---|---|---|
55 GOHAN | 53,000円 | 58,300円 | 43,700円~ |
59 GOKU | 53,000円 | 58,300円 | 43,700円~ |
510 GOTEN | 54,000円 | 59,400円 | 47,500円~ |
67 ROKUDENASHI | 54,000円 | 59,400円 | 44,500円~ |
634 MUSASHI | 54,000円 | 59,400円 | 44,500円~ |
666 DAMIAN | 54,000円 | 59,400円 | 44,500円~ |
73 NAMIHEI | 55,000円 | 60,500円 | 45,300円~ |
710 NITRO | 55,000円 | 60,500円 | 48,400円~ |
Yahoo!ショッピングのシマヤフィッシングSHOPでは、25%OFFセールで43,700円(59 GOKUの場合)で販売されていることが確認できます。定価から約15,000円程度安く購入できるため、セールやキャンペーンを狙うのも賢い選択といえるでしょう。
購入可能な主な販売店としては、以下のようなところが挙げられます。
🛒 ZEIGOシリーズ取扱店(一例)
- オンライン:Amazon、Yahoo!ショッピング、楽天市場など
- 実店舗:香西釣具店、その他大手釣具チェーン店など
Amazonでは在庫状況が「残り1点(入荷予定あり)」となっているモデルもあり、人気の高さが伺えます。また、Yahoo!ショッピングでは全19件の取り扱い店舗が確認されており、比較的入手しやすい状況といえるでしょう。
ただし、発売から時間が経過していることもあり、モデルによっては在庫切れや入荷待ちの状態になっている可能性もあります。購入を検討している場合は、複数の販売店で在庫状況を確認することをおすすめします。
また、実店舗で実物を手に取って確認できる場合は、ぜひ実際の重量バランスや握り心地を確かめてから購入することをおすすめします。特にグリップの長さや形状は、実際に持ってみないとわからない部分も多いため、可能であれば試し持ちをしてから決めるとよいでしょう。
レインズのアジングロッド・ゼイゴの各モデル詳細と最適な選び方
- 55 GOHANは攻撃型ショートロッドの決定版
- 59 GOKUはバーサタイル性能で初心者から上級者まで対応
- 510 GOTENは異端児として独自の個性を発揮
- 67 ROKUDENASHIは近距離から遠投まで1本でこなす万能モデル
- チューブラーモデル4機種はそれぞれ明確な役割分担
- 釣り場の状況と自分の釣りスタイルで選ぶのがコツ
- まとめ:レインズのアジングロッド・ゼイゴは全方位対応の究極シリーズ
55 GOHANは攻撃型ショートロッドの決定版
ZEIGOシリーズの中で最も短い55 GOHAN(5フィート5インチ、164.5cm)は、「攻撃型ジグ単ロッド」というコンセプトで開発されたモデルです。ショートディスタンス・ジグ単専用として設計されており、近距離戦でのアジングに特化した性能を持っています。
📝 55 GOHAN 詳細スペック
項目 | 詳細 |
---|---|
全長 | 5’5″(164.5cm) |
継数 | 2ピース |
自重 | 約52g |
適合ライン | 0.8-2lb / PE0.1-0.3号 |
適合ルアー | 0.2-3.5g |
ティップ | ソリッドティップ |
仕舞寸法 | 約86cm |
WEBマガジンHEATの実釣レポートでは、55 GOHANについて以下のように紹介されています。
全機種の中で最も短いモデルである「55(GOHAN)」は、手返し重視の攻撃型仕様。狭場所撃ちやランガンに最適なロッドです。実際の釣行では、アジをスパスパ掛けていく爽快感が尋常ではありませんでした(笑)。抜群の感度によって海中の潮の流れはもちろん、ワームを追尾してくるアジの存在感も手に伝わってくるほどです!
55 GOHANの最大の特徴は、シリーズ最短のレングスによる取り回しの良さです。港湾部の常夜灯周りや、テトラポッドの隙間など、キャストスペースが限られた場所でも快適に使用できます。また、ショートロッドは操作性に優れるため、細かなアクションを入れやすく、アジに対して積極的にアピールする攻めの釣りが可能です。
バットエンドが全8機種の中で最も短く設計されているのも大きなポイントです。これにより、ワンハンドキャストがしやすく、テンポよく釣りを展開できます。ランガン(移動しながらの釣り)スタイルでは、この機動性の高さが大きなアドバンテージとなるでしょう。
自重約52gという軽さも見逃せません。長時間キャストを繰り返しても疲労が蓄積しにくく、集中力を維持したまま釣りを続けられます。アジングでは数投の差が釣果を左右することもあるため、疲れにくさは重要な要素です。
適合ルアーウェイトは0.2~3.5gと、軽量ジグヘッドに特化した設定になっています。0.数グラムという超軽量ジグヘッドでも十分にキャストでき、繊細な操作が可能です。一方で、3.5gまで対応しているため、少し潮が速い状況や水深のあるポイントでも使用できる汎用性も備えています。
ただし、ショートロッドという特性上、遠投性能は他のモデルに劣ります。おそらく有効な飛距離は30~40m程度までと考えられるため、沖のポイントを狙いたい場合は他のモデルを選択する必要があるでしょう。55 GOHANは、あくまで近距離でのピンポイント攻略に特化したモデルといえます。
59 GOKUはバーサタイル性能で初心者から上級者まで対応
59 GOKU(5フィート9インチ、174.5cm)は、「ソリッドティップモデルを1本持つならこのロッド」というコンセプトで開発されたバーサタイルモデルです。キャスト性能、操作性能、感度を高次元で追求し、全国各地のさまざまなシチュエーションに対応できる万能性が特徴です。
📝 59 GOKU 詳細スペック
項目 | 詳細 |
---|---|
全長 | 5’9″(174.5cm) |
継数 | 2ピース |
自重 | 約56g |
適合ライン | 0.8-2lb / PE0.1-0.3号 |
適合ルアー | 0.2-3.5g |
ティップ | ソリッドティップ |
仕舞寸法 | 約91cm |
ガイド数 | 9個(他のソリッドモデルは8個) |
WEBマガジンHEATの実釣レポートでは、59 GOKUの特徴的な使用感について言及されています。
使用感としては「こちらからアジを掛けていく」というよりは、「アジが勝手に掛かる」という方が正しいと感じました。というのも、この59はソリッドモデルで唯一ガイドが9個あり(ほかのモデルはガイド数8個)、穂先の先端がより曲がり、向こう合わせが可能なロッドとなっているからです。実際にアジのアタリを感じた際、ロッドで即アワセはせず、リールを使用した巻きアワセを行ったところ、バラシが激減! 食い込みも深くなりました。
59 GOKUの最大の特徴は、ガイドが9個配置されている点です。他のソリッドティップモデルが8個のガイドなのに対し、1個多く配置されることで、穂先の曲がり方がより滑らかになり、アジの吸い込みに対して柔軟に追従します。これにより、アングラー側から積極的にアワセを入れなくても、自然にフッキングが決まる「向こう合わせ」が可能になっているのです。
この特性は、特にアジングの経験が浅い初心者にとって大きなメリットとなります。アジのアタリは繊細で、適切なタイミングでアワセを入れるには経験が必要です。しかし、59 GOKUであれば、アタリを感じた後にリールを巻くだけで自然にフッキングできるため、技術的なハードルが下がります。
一方で、上級者にとっても59 GOKUは魅力的なモデルです。バーサタイル性能を持つため、様々な釣り方に対応でき、1本で多くの状況をカバーできます。旅先での釣行や、複数のロッドを持ち歩けない状況では、59 GOKUのような万能モデルが重宝するでしょう。
バットエンドの長さは一般的なアジングロッドと同程度に設定されており、大型のゲストフィッシュとのファイトにも対応できます。シーバスやクロダイといった強い引きを見せる魚が掛かった場合でも、腕全体でロッドを支えることができ、安心してやり取りができます。
自重約56gは、55 GOHANより4g重いものの、依然として軽量の部類に入ります。この程度の重量差であれば、実際の釣行では大きな違いを感じないかもしれません。むしろ、若干の重みがあることでキャスト時の振り抜きやすさにつながる可能性もあります。
510 GOTENは異端児として独自の個性を発揮
510 GOTEN(5フィート10インチ、177cm)は、「ソリッドティップモデルの異端児」というキャッチフレーズで紹介されているユニークなモデルです。シリーズ中で3番目に長いにもかかわらず、自重は最軽量の約51gという驚異的な軽さを実現しています。
📝 510 GOTEN 詳細スペック
項目 | 詳細 |
---|---|
全長 | 5’10″(177cm) |
継数 | 2ピース |
自重 | 約51g(全8機種中最軽量) |
適合ライン | 0.8-2lb / PE0.1-0.3号 |
適合ルアー | 0.1-4g |
ティップ | ソリッドティップ |
仕舞寸法 | 約92cm |
特徴 | 超ファーストテーパー、最短グリップ |
WEBマガジンHEATの実釣レポートでは、510 GOTENについて以下のような評価がなされています。
印象としては、ソリッドモデル4本のなかで最もしっくり手になじむ使用感でした。55、59と比べロッドの調子が柔らかく、軽量ジグヘッドのピンポイント撃ちがとてもやりやすいといった具合。さらに、豆アジを掛けた際でもロッドがよく曲がるため、アジの引きを存分に楽しむことができます。尺アジクラスとのファイトは最高に楽しかったですね。
510 GOTENの最大の特徴は、グリップがラインナップ中で最も短く設計されている点です。これは55 GOHANと同様のコンセプトで、手返しの良さと操作性を重視した設計といえます。ショートグリップにより、ロッド全体の重心が手元に近づき、非常にバランスの良い感触が得られるのです。
また、「超ファーストテーパー」という調子設定も特徴的です。ファーストテーパーとは、ロッドの先端部分が主に曲がる調子のことで、感度が高く、繊細なアクションを入れやすいという特性があります。510 GOTENは、この特性を極端に推し進めた設計となっており、シェイクやショートトゥイッチといった微細なアクションに最適化されています。
適合ルアーウェイトの下限が0.1gと、全シリーズ中でも最も軽い設定になっているのも注目点です。超軽量のジグヘッドでも十分な操作性を発揮できるため、警戒心の高いアジや、食いが渋い状況でも繊細なアプローチが可能です。
実釣レポートにあるように、柔らかい調子のため、小型のアジが掛かった場合でもロッドがよく曲がり、引きを楽しめるという点も魅力です。一般的に、ハイエンドロッドは感度や強度を重視するあまり、小型魚の引きを味わいにくい傾向がありますが、510 GOTENは豆アジから尺アジまで、サイズを問わず楽しめる設計となっているようです。
バットエンドは55 GOHANと同様の短いタイプが採用されており、不意の大物にも対応できるよう配慮されています。腕に当たることで支点ができ、大型魚とのファイト時にも安定したやり取りが可能になります。
「異端児」という呼び名にふさわしく、510 GOTENは独特の個性を持ったモデルといえます。万人受けするバーサタイルモデルというよりは、その特性を理解し、使いこなせる玄人向けのロッドかもしれません。しかし、その分、ハマった時の性能は他のモデルでは得られない唯一無二のものとなるでしょう。
67 ROKUDENASHIは近距離から遠投まで1本でこなす万能モデル
67 ROKUDENASHI(6フィート7インチ、199cm)は、ソリッドティップモデルの中で最も長いモデルで、「ショートロッドの手返しの良さと、ロングロッドのキャスト性能を併せ持つ」というコンセプトで開発されています。
📝 67 ROKUDENASHI 詳細スペック
項目 | 詳細 |
---|---|
全長 | 6’7″(199cm) |
継数 | 2ピース |
自重 | 約61g |
適合ライン | 0.8-3lb / PE0.1-0.4号 |
適合ルアー | 0.1-4.5g |
ティップ | ソリッドティップ |
仕舞寸法 | 約103cm |
WEBマガジンHEATの実釣レポートでは、67 ROKUDENASHIの遠投性能と感度の高さが評価されています。
最も感動した点は、大アジの吸い込み捕食時の微細なアタリ(違和感バイト)が明確に分かったことです。アジはサイズが大きくなるとアタリが小さくなり、大抵のロッドはアタリがぼやけてしまうか、最悪の場合アタリをとれないことがあります。「67(ROKUDENASHI)」はその心配が一切なく、前述した通りアジのさまざまなアタリを一つも逃すことなく、確実にキャッチすることができました!
67 ROKUDENASHIの最大の特徴は、ソリッドティップの持つ食い込みの良さと、ロングロッドならではの遠投性能を両立している点です。足元の近距離をジグ単で攻める繊細なアクションから、ロングキャストで広範囲を探る釣りまで、1本でこなせる汎用性の高さが魅力です。
適合ルアーウェイトの上限が4.5gと、ソリッドティップモデルの中では最も重い設定になっています。これにより、ヘビージグ単(重めのジグヘッド)を使った深場攻略や、潮が速い状況でも使用できる幅が広がります。一方で、下限は0.1gと超軽量にも対応しているため、本当の意味でのオールラウンダーといえるでしょう。
実釣レポートで特筆されている「大アジの微細なアタリを確実にキャッチできる」という点は、67 ROKUDENASHIの高い感度を示しています。一般的に、アジはサイズが大きくなるほど警戒心が強くなり、ルアーを吸い込む際のアタリが小さくなる傾向があります。この微細なアタリを感知できるかどうかが、尺アジクラスの大型を仕留められるかの分かれ目となります。
バットエンドは「やや長め」に設定されており、キャロライナリグやフロートリグの遠投にも対応しています。両ハンドキャストでしっかりとロッドを振り抜くことができ、正確なキャストが可能です。
足場の高い釣り場での使用にも適していることが紹介されています。防波堤や磯など、水面までの距離がある場所では、ある程度のロッドレングスがないとアジとのやり取りが難しくなります。67 ROKUDENASHIであれば、足場の高低に左右されず、安定した釣りが展開できるでしょう。
実釣レポートによると、小型のアジは軽量ジグヘッドで足元、大型のアジは遠投先の深場で釣れたとのことです。この1本で両方のパターンに対応できるという実例は、67 ROKUDENASHIの汎用性の高さを如実に示しています。
チューブラーモデル4機種それぞれの役割と使い分け
ZEIGOシリーズのチューブラーティップモデルは、634 MUSASHI、666 DAMIAN、73 NAMIHEI、710 NITROの4機種で構成されています。それぞれが明確な役割を持ち、使い分けることでアジングの可能性を大きく広げることができます。
🎣 チューブラーモデル4機種比較表
モデル | 全長 | 自重 | 適合ルアー | 主な用途 | 定価(税込) |
---|---|---|---|---|---|
634 MUSASHI | 6’34″(190.5cm) | 約60g | 0.1-4g | ジグ単&プラグの二刀流 | 59,400円 |
666 DAMIAN | 6’66″(198cm) | 約64g | 0.1-4g | ジグ単~キャロ・スプリット | 59,400円 |
73 NAMIHEI | 7’3″(218.5cm) | 約70g | 1-11g | ディープ・激流エリア | 60,500円 |
710 NITRO | 7’10″(237.5cm) | 約71g | 2-18g | フロートリグ専用 | 60,500円 |
**634 MUSASHI(武蔵)**は、「チューブラーのスタンダードスペック」として位置づけられています。ジグ単はもちろん、プラグ(ハードルアー)の使用にも対応できる「二刀流」というコンセプトが特徴です。
おそらく、アジング用のプラグ(小型のミノーやバイブレーション)を使いたい場合、ソリッドティップでは柔らかすぎてルアーのアクションを十分に引き出せないことがあります。チューブラーティップの634 MUSASHIであれば、プラグの動きをしっかりと伝えることができ、様々なルアーを使った攻略が可能になります。
**666 DAMIAN(ダミアン)**は、634 MUSASHIよりも若干長く、ロングキャストに特化した設計です。スプリットショットリグやキャロライナリグで遠くのポイントを攻めつつ、手前のポイントもジグ単で攻められる汎用性を持っています。
チューブラーティップの感度の高さにより、遠投時のアタリも明確に感じ取れるのが強みです。ソリッドティップでは、遠距離になるとアタリが伝わりにくくなることがありますが、666 DAMIANであればその心配が少なくなります。
**73 NAMIHEI(波平)**は、「使う者を虜にする」という表現で紹介されている7フィート3インチのロングロッドです。ディープエリアや激流エリアを直撃するためのモデルで、スプリットショットリグやキャロライナリグをメインとしています。
適合ルアーウェイトの下限が1gからとなっており、軽量ジグヘッドよりもヘビーウェイトのリグに特化していることがわかります。ヘビージグ単の感度と操作性もアップしているとのことで、深場や速い潮流の中でも確実にアジのアタリを捉えられる設計です。
**710 NITRO(ニトロ)**は、全シリーズ中で最長の7フィート10インチ(237.5cm)というモデルです。キャロライナリグやフロートリグに特化しており、「未開のポイントを打ち抜く」ための遠投性能が最大の特徴です。
適合ルアーウェイトは2~18gと、かなりヘビーな設定になっています。10g以上のフロートリグを遠投する際には、710 NITROのようなパワーのあるロッドが必要不可欠です。チューブラーの反発力により、重いリグでも正確にキャストでき、沖合の未開拓ポイントを攻略できます。
これら4機種のチューブラーモデルは、それぞれが明確な役割を持っており、使用するリグや狙うポイントによって使い分けることが重要です。ジグ単メインなら634 MUSASHI、遠投が必要なら666 DAMIAN、深場や激流なら73 NAMIHEI、超遠投が必要なら710 NITROという選択になるでしょう。
釣り場の環境と自分の釣りスタイルに合わせた選び方
ZEIGOシリーズは全8機種という充実したラインナップですが、逆にどれを選べばいいか迷ってしまうという声もあるかもしれません。ここでは、釣り場の環境や自分の釣りスタイルに応じた選び方のポイントを整理します。
🎯 釣り場環境別おすすめモデル
釣り場環境 | おすすめモデル | 理由 |
---|---|---|
港湾部の常夜灯周り | 55 GOHAN、59 GOKU | 近距離戦メイン、取り回しの良さが重要 |
防波堤(足場が高い) | 67 ROKUDENASHI、666 DAMIAN | ある程度の長さが必要、遠投もカバー |
サーフ・外洋 | 73 NAMIHEI、710 NITRO | 遠投が必須、深場や激流に対応 |
テトラポッド | 55 GOHAN、510 GOTEN | 狭い場所での操作性が重要 |
漁港の船の隙間 | 59 GOKU、510 GOTEN | ピンポイント攻略に適した長さと感度 |
🎣 釣りスタイル別おすすめモデル
釣りスタイル | おすすめモデル | 理由 |
---|---|---|
ジグ単メイン | 55 GOHAN、59 GOKU、510 GOTEN | ソリッドティップの食い込みの良さ |
プラグも使いたい | 634 MUSASHI | チューブラーでプラグに対応 |
キャロ・スプリット中心 | 666 DAMIAN、73 NAMIHEI | 遠投性能と感度のバランス |
フロートリグ専門 | 710 NITRO | 最長レングスで超遠投可能 |
ランガンスタイル | 55 GOHAN、510 GOTEN | 軽量で移動時の負担が少ない |
座って釣る | 67 ROKUDENASHI、666 DAMIAN | 長さが座り姿勢でも扱いやすい |
初めてZEIGOシリーズを購入する場合、一般的には「59 GOKU」が最もおすすめといえるでしょう。バーサタイル性能を持ち、様々な状況に対応できるため、1本目として選んで後悔することは少ないはずです。
一方で、すでに他のアジングロッドを持っていて、2本目、3本目として追加する場合は、自分の釣りスタイルや得意な釣り場に合わせて選ぶとよいでしょう。例えば、既にバーサタイルなロッドを持っているなら、特化型の55 GOHANや710 NITROを選ぶことで、釣りの幅が大きく広がります。
また、体格や筋力によっても最適なモデルは変わってきます。力のある男性であれば710 NITROのような長尺ロッドでも問題なく扱えますが、女性や子供の場合は、55 GOHANや59 GOKUのような短めのモデルの方が扱いやすいかもしれません。
予算に余裕があれば、ソリッドティップから1本、チューブラーから1本という組み合わせで複数本揃えるのも良い選択です。例えば「59 GOKU」と「666 DAMIAN」の組み合わせであれば、ジグ単からキャロ・スプリットまで、ほぼすべての状況に対応できるでしょう。
実店舗で購入する場合は、ぜひ実際に手に取って、グリップの握り心地やロッドのバランスを確認することをおすすめします。スペック表だけではわからない部分も多く、実際に持ってみて「しっくりくる」感覚は非常に重要です。
まとめ:レインズのアジングロッド・ゼイゴは全方位対応の究極シリーズ
最後に記事のポイントをまとめます。
- ZEIGOシリーズは2024年9月にレインズから発売されたアジング最高峰ロッド
- デジーノブランクス採用により、トルク・軽さ・精度が高次元で両立
- 全8機種のラインナップで、あらゆる釣りスタイルに対応可能
- ソリッドティップ4機種は食い込みの良さと感度を重視
- チューブラーティップ4機種は遠投性能とプラグ対応を実現
- 55 GOHANは攻撃型ショートロッドで近距離戦に特化
- 59 GOKUはバーサタイルモデルで初心者から上級者まで使える
- 510 GOTENは異端児として超ファーストテーパーの個性を発揮
- 67 ROKUDENASHIは近距離から遠投まで1本でこなす万能型
- 634 MUSASHIはジグ単とプラグの二刀流を可能にする
- 666 DAMIANは遠投性能と汎用性のバランスが秀逸
- 73 NAMIHEIはディープや激流エリアを攻略できるロングロッド
- 710 NITROはフロートリグに特化した最長モデル
- 価格帯は税込58,300円~60,500円のハイエンドクラス
- Yahoo!ショッピングなどでセール価格で購入できる場合もある
- レインズはアジングワームの老舗として20年以上の実績を持つ
- 釣り場環境によって最適なモデルは異なる
- 初めての1本なら59 GOKUがおすすめ
- 複数本揃える場合はソリッドとチューブラーの組み合わせが効果的
- 実店舗で実物を確認してから購入するのが理想的
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
- ZEIGO – reins公式サイト
- 【25%OFFセール】 ZEIGO 59 GOKU reins – Yahoo!ショッピング
- 大変長らくお待たせしました!あの「レインズ」より、至極の【アジングロッド ZEIGO】が遂に登場! – WEBマガジン HEAT
- アジングワームの老舗から専用ロッドが登場!間違いなくハイスペック!こだわりのラインナップ! – ルアマガプラス
- reins アジングロッド「ZEIGO」(ゼイゴ) – 香西釣具店
- レイン(Reins) アジングロッド ZEIGO (ゼイゴ) 59 GOKU – Amazon
- レイン(Reins) アジングロッド ZEIGO (ゼイゴ) 67 ROKUDENASHI – Amazon
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