「アジングをやってみたいけど、夜釣りってどうすればいいの?」そんな疑問を持つ釣り人は多いはず。実は、夜のアジングで釣果を大きく左右するのが「ケミホタル」の使い方なんです。ケミホタルは単なる目印ではなく、集魚効果も期待できる優れもの。でも、どこにどうやって付ければいいのか、初めての人には分かりにくいですよね。
今回は、インターネット上に散らばるアジング経験者たちの知恵を集め、ケミホタルの効果的な付け方から、サイズの選び方、さらには釣果を上げるための実践的なテクニックまで、徹底的に解説します。Yahoo!知恵袋での質問への回答や、実際の釣行記などから得られた情報を整理し、独自の視点で分析してお届けします。
この記事のポイント |
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✓ アジングでのケミホタルの基本的な付け方と適切な位置 |
✓ ケミホタルのサイズ選びとカラー選択のコツ |
✓ 夜釣りでの集魚効果を最大化する使い方 |
✓ サビキ釣りやルアー釣りでの応用テクニック |

アジングでのケミホタルの付け方と基本知識
- アジングでのケミホタルの基本的な付け方はジグヘッドの50cm上にセットすること
- ケミホタルが夜のアジングで効果的な理由は集魚効果と視認性の向上
- ケミホタルのサイズ選びは37または50がベストな選択
- サビキ釣りでのケミホタル装着はウキや仕掛け上部が基本位置
- ケミホタルでアジが逃げる心配は少なく、むしろ寄ってくる効果がある
- ケミホタルをウキにつける方法はウキ上部の専用穴に挿し込むだけ
アジングでのケミホタルの基本的な付け方はジグヘッドの50cm上にセットすること
アジングにおけるケミホタルの付け方で最も一般的な方法は、ジグヘッドの50cm~1m程度上のライン上に装着することです。この方法は、複数の釣り情報サイトや経験者の声でも推奨されているスタンダードなセッティングと言えます。
具体的な装着手順は非常にシンプルです。まず、ケミホタルに付属している小さなチューブをラインに通します。このチューブは通常、ケミホタル本体のパッケージに2~3個同梱されています。チューブをラインに通したら、その中にケミホタルを挿し込むだけ。チューブの両端でケミホタルを固定する形になるため、釣りをしている最中にズレることはほとんどありません。
ただし、ここで重要なポイントがあります。チューブをケチって小さく切りすぎると、キャストを繰り返すうちにケミホタルが徐々に下がってきてしまう可能性があるのです。実際の経験談として、以下のような記述があります。
ゴム管をケチってしまうと、細いラインのため、キャストしているうちにケミ下がどんどんながぁーーーくなってしまいます。
出典:ケミホタリング??って何
この問題を避けるには、チューブを十分な長さで使用し、しっかりとケミホタルを固定することが大切です。一般的には、チューブを5mm~1cm程度の長さで2つ用意し、ケミホタルの上下にそれぞれ配置するのが確実な方法と言えるでしょう。
また、ケミホタルを付ける位置については、ジグヘッドから50cmという数値が頻繁に登場しますが、これは釣り場の状況や個人の好みによって調整可能です。10cmという近い位置を推奨する声もあれば、1mという遠い位置を好む人もいます。一般的には、近すぎると魚へのアピールとアタリの判別が難しくなり、遠すぎるとジグヘッドのアクションに影響が出る可能性があるため、30cm~50cm程度がバランスの取れた距離と考えられます。
📊 ケミホタル装着の基本手順
ステップ | 作業内容 | ポイント |
---|---|---|
1 | 付属チューブを用意 | 5mm~1cmの長さに2つ用意 |
2 | チューブをラインに通す | ジグヘッドから30~50cm上の位置 |
3 | ケミホタルを折って発光させる | 使用直前に折り曲げる |
4 | チューブにケミホタルを挿入 | 両端のチューブでしっかり固定 |
5 | 位置を確認 | ズレていないかチェック |
ケミホタルが夜のアジングで効果的な理由は集魚効果と視認性の向上
夜のアジングにおいてケミホタルが効果的な理由は、主に2つの要素に分けられます。1つ目は「集魚効果」、2つ目は「視認性の向上」です。これらは釣果を大きく左右する重要な要素となります。
まず集魚効果についてですが、アジは暗い海の中でも光に反応する習性を持っています。アジングが常夜灯周りで釣れやすいのは、光に集まるプランクトンを捕食するためアジも集まってくるという理由があるのですが、ケミホタルの光も同様の効果が期待できるのです。
実際の経験談からも、その効果が確認できます。Yahoo!知恵袋では、夜間のアジングについてこのような回答がありました。
影響します、釣果増ですよ、50センチじゃ無くて10センチとかの方が良いと思いますが、今はワームの中に入れる事が出来る奴も売ってますから釣具店で探して見て下さい。
出典:Yahoo!知恵袋
この回答からも、ケミホタルが釣果向上に寄与することが分かります。ただし、状況によっては効果が変わることもあり、別の回答者は「潮がいい日ならつけても変わんなくよく釣れます」としており、潮の状況や魚の活性によって効果の度合いは変動するようです。
2つ目の視認性の向上は、釣り人側のメリットです。暗い海面でもケミホタルの光により、自分の仕掛けがどこにあるのか、どの深さを通しているのかが一目で分かります。これにより、狙った棚(水深)を正確に攻めることができ、アタリのタイミングも把握しやすくなるのです。
特に初心者にとって、この視認性の向上は大きなアドバンテージとなります。軽量ジグヘッドを使用する際、どの棚を通しているか分からないという悩みを持つ人は多いのですが、ケミホタルをつけることで水中でボワッと光るため、どの水深を通しているかが直接目視できるようになります。
さらに、キャストポイントが明確になることも大きなメリットです。20m以上の遠投では少し見づらくなる可能性がありますが、港内や近距離の釣りでは、正確なキャストポイントの把握が可能になります。また、ケミホタルが戻ってくる方向を観察することで、潮の流れ方向や速さまで大体把握できるという副次的な効果もあるのです。
ケミホタルのサイズ選びは37または50がベストな選択
ケミホタルにはさまざまなサイズがありますが、アジングに最適なサイズはどれなのでしょうか。市場で入手できるケミホタルの主なサイズは、20、25、37、50、75といった数字で表記されており、この数字はミリメートル単位での長さを示しています。
アジング用として最も推奨されているのは、37mmサイズと50mmサイズです。この2つのサイズがバランスが良く、集魚効果と視認性の両立ができると考えられています。
🎣 ケミホタルサイズ別の特徴
・ケミホタル20(20mm)
→ 竿先への装着に最適、非常に小型で目立ちにくい
・ケミホタル25(25mm)
→ やや小さめ、軽量ジグヘッドとのバランス良好
・ケミホタル37(37mm)★おすすめ
→ アジングのレギュラーサイズ、汎用性が高い
・ケミホタル50(50mm)★おすすめ
→ 大きめのウキに適合、遠投時も視認しやすい
・ケミホタル75(75mm)
→ アジングにはやや大きすぎる可能性
37mmサイズは、メーカーの表記でも「レギュラーサイズ」とされることが多く、アジング専用として開発された「アジ蛍」という商品もこのサイズ帯に属しています。発光時間は約3時間、視認距離も十分で、ジグヘッドの上に付けても違和感が少ないバランスの良さが魅力です。
50mmサイズは、37mmよりも一回り大きく、視認性がさらに向上します。遠投する際や、波が高い日など視認性が落ちやすい状況では、この大きさの方が見やすくなります。発光時間も約5時間と長く、長時間の釣行にも対応できます。
逆に20mmや25mmといった小型サイズは、主に竿先への装着や、仕掛けの上部に取り付けて巻き込み防止を図る用途に適しています。アジング本来の目的である「海底を照らし出す」「集魚する」という効果を期待するには、やや小さすぎる可能性があります。
75mmサイズは視認性は抜群ですが、アジングには大きすぎるという意見が多く見られます。ただし、「よく見えて釣りやすい」という理由で大型ケミホタルを好む釣り人もいるため、完全に否定されるものではありません。状況により使い分けるのが賢明と言えるでしょう。
📋 サイズ別推奨用途一覧
サイズ | 発光時間 | 主な用途 | アジングでの評価 |
---|---|---|---|
20mm | 約2時間 | 竿先装着 | △(視認性重視には小さい) |
25mm | 約2時間 | 巻き込み防止 | △(補助的な使用に) |
37mm | 約3時間 | ライン装着(基本) | ◎(最もバランス良好) |
50mm | 約5時間 | ライン装着(遠投) | ◎(視認性優先時に) |
75mm | 約7時間 | 大型ウキ用 | △(アジングには大きめ) |
サビキ釣りでのケミホタル装着はウキや仕掛け上部が基本位置
アジングだけでなく、サビキ釣りでもケミホタルは大活躍します。夜のサビキ釣りでケミホタルを使用する場合、装着位置はウキの中、または仕掛けの上部が基本となります。
ウキを使用するサビキ釣りの場合、最も一般的な方法はウキの上部にある専用の穴にケミホタルを挿し込むことです。多くの夜釣り対応ウキには、ケミホタル装着用の穴が最初から開いており、そこに適合サイズのケミホタルを差し込むだけで使用できます。ウキのスペックには「ケミホタル25対応」「ケミホタル37対応」といった表記があるので、購入前に確認しておくと良いでしょう。
ぶっこみサビキのような遠投型のサビキ釣りでは、ロケットカゴの前後やオモリの上にケミホタルを配置します。仕掛けの一番下のオモリの上、またはロケットカゴの前後に付けることで、海底を照らし出し、アジを寄せる効果が期待できるのです。
実際、夜のぶっこみサビキについて解説している情報では、ケミホタルを組み込んだ仕掛けを「夜寄る仕掛け」と呼ぶそうです。この命名からも、集魚効果への期待の高さが伺えます。
さらに興味深いのは、最近では発光するロケットカゴやサビキ仕掛けも販売されているという点です。夜光で海の中で光るロケットカゴ、夜光カラーのサビキ針など、ケミホタルと組み合わせることでさらに効果を高められる製品が増えています。ケミホタルで光らせ、カゴも光らせ、仕掛けも光らせるという「ピッカピカ作戦」も選択肢の1つとなるでしょう。
ただし、光らせすぎることの弊害も指摘されています。ある経験者は「グローワームの弱い光ですら、少しすれるとぱったりと釣れなくなります」と述べており、澄み潮の場合には光物をあまり推奨しないという意見もあります。光の強さや量は、水の濁り具合や魚の警戒心に応じて調整する必要があるのかもしれません。
ケミホタルでアジが逃げる心配は少なく、むしろ寄ってくる効果がある
「ケミホタルを使うと魚が逃げるのでは?」という心配をする釣り人は少なくありません。確かに、夜の海に突然光を当てると魚が驚いて逃げるというイメージがあるかもしれません。しかし、実際のところ、ケミホタルの柔らかい光で魚が逃げる可能性は低く、むしろアジは光に寄ってくる習性があると考えられています。
この理由は、アジの捕食行動と密接に関係しています。夜間、常夜灯の周りでアジングが好釣果を上げるのは、光に集まるプランクトンを捕食するためにアジも集まってくるからです。ケミホタルの光も同様に、プランクトンを引き寄せ、結果としてアジも集まってくるという連鎖が起きるわけです。
実際の釣果報告を見ても、ケミホタルを使用して「釣果増」という評価が多く見られます。もちろん、全ての状況で効果があるわけではなく、潮の状態や魚の活性、水の透明度などによって効果は変動しますが、少なくとも「魚を逃がす」というマイナス効果よりも、「魚を寄せる」というプラス効果の方が大きいと考えて良さそうです。
ただし、例外的な状況もあります。満月の夜など海面全体が明るい時は、常夜灯の効果が薄れるのと同様に、ケミホタルの効果も相対的に下がる可能性があります。また、非常に澄んだ潮の時には、光物全般が警戒されやすくなるという意見もあります。
興味深い現象として、「たまに、ケミホタルにアタックされる」という報告もあります。つまり、ジグヘッドのワームではなく、ケミホタル本体に魚が食いつくというのです。これは魚が光に強く興味を示している証拠と言えるでしょう。ただし、釣り人としては「そっちじゃねぇよ!!」という気持ちになるかもしれませんが、少なくとも魚が逃げているわけではないことは明らかです。
ケミホタルをウキにつける方法はウキ上部の専用穴に挿し込むだけ
ウキ釣りでケミホタルを使用する場合、装着方法は驚くほど簡単です。ケミホタル対応のウキには、上部に専用の穴が開いているので、そこに適合サイズのケミホタルを挿し込むだけで完成します。工具も特別な技術も必要ありません。
具体的な手順を説明しましょう。まず、ウキのパッケージやスペック表を確認し、対応するケミホタルのサイズを把握します。「ケミホタル37対応」などと記載されているはずです。次に、対応サイズのケミホタルを用意し、使用直前に折り曲げて発光させます。発光したケミホタルを、ウキの上部にある専用穴に差し込めば装着完了です。
注意点としては、適合サイズを必ず守ることです。穴よりも細いケミホタルを使うと、釣りの最中に抜け落ちてしまう可能性があります。逆に太すぎると、そもそも入らないか、無理に押し込んでウキを破損させる恐れがあります。
また、ウキの種類によっては、ケミホタルを横から差し込むタイプや、トップ部分を外してから装着するタイプもあります。初めて使用するウキの場合は、一度明るいところで装着方法を確認してから釣り場に向かうことをおすすめします。暗い場所での初めての装着は、思いのほか手間取る可能性があるためです。
ウキへのケミホタル装着には、いくつかのメリットがあります。まず、仕掛けのどこにアタリが出ているのか分かりやすくなります。ウキが沈んだり、横に走ったりする動きが夜間でもはっきり見えるため、アワセのタイミングを逃しにくくなります。また、投げた仕掛けの位置が常に把握できるため、隣の釣り人との仕掛け絡みを防ぐことにも役立ちます。
✨ ウキ用ケミホタル装着のチェックリスト
- ☑️ ウキの対応サイズを事前に確認
- ☑️ 適合サイズのケミホタルを用意
- ☑️ 使用直前に折り曲げて発光させる
- ☑️ 専用穴にしっかりと挿し込む
- ☑️ 抜け落ちないか軽く引いて確認
- ☑️ 予備のケミホタルを複数用意しておく
アジングでケミホタルを効果的に使うコツと実践テクニック
- 竿先へのケミホタル装着は付属チューブやテープで簡単に固定できる
- ルアーへのケミホタル取り付けは専用ホルダー付きルアーが便利
- ケミホタルで釣れる魚はアジ以外にメバル、タチウオ、イカも対象
- ダイソーのケミホタルでも十分に使用可能で付け方は同じ
- ケミホタルの光の色選びはイエローが最も汎用性が高い
- ケミホタルを使った「ケミホタリング」という独自の釣法も存在する
- まとめ:アジングでのケミホタルの付け方を理解して釣果アップ
竿先へのケミホタル装着は付属チューブやテープで簡単に固定できる
ケミホタルは仕掛けだけでなく、竿先に装着することでアタリを目視で確認しやすくするという使い方もあります。特に軽量ジグヘッドを使用するアジングでは、手元に伝わるアタリが微細で分かりにくいことがあるため、竿先の動きで視覚的にアタリを捉えるこの方法は有効です。
竿先へのケミホタル装着方法は主に2つあります。1つ目は付属のチューブを使う方法です。ケミホタルに同梱されているシリコンチューブを小さく切り、竿先の細い部分に巻きつけ、その中にケミホタルを差し込みます。チューブが竿とケミホタルの両方を固定する形になり、釣りの最中にズレにくくなります。
2つ目はテープを使う方法です。医療用のサージカルテープや、釣具店で販売されている専用の固定テープを使い、ケミホタルを竿先付近に貼り付けます。この方法の利点は、装着位置を自由に調整できることと、取り外しが簡単なことです。
重要なポイントは、糸が当たらない位置に取り付けることです。竿先からラインが出る部分にケミホタルが干渉すると、キャストの際にライントラブルが発生したり、ラインがケミホタルに擦れて傷ついたりする可能性があります。一般的には、トップガイド(竿先の穴)から2~3cm下の位置で、ラインの通り道から外れた側面に装着するのが安全です。
竿先用には、小型で細身のタイプが推奨されています。具体的にはケミホタル20やケミホタル25といった小型サイズがベストです。大きすぎると竿先に余計な重さがかかり、感度が落ちる可能性があります。
また、最近ではスイッチ付きLEDタイプの竿先用発光体も販売されています。「ギョギョライトLED」などの製品は、電池式でON/OFFができ、色の切り替えも可能です。繰り返し使用できるため、長期的にはコストパフォーマンスが良い選択肢と言えるかもしれません。
ルアーへのケミホタル取り付けは専用ホルダー付きルアーが便利
ルアー本体にケミホタルを組み込むことで、ルアーそのものを光らせるという方法もあります。この方法は、主にメタルジグやハードプラグで採用されることが多く、特にタチウオやイカ釣りで人気の高い仕掛け方です。
メタルジグへのケミホタル装着は、専用ホルダーが付いているジグを選ぶのが最も簡単な方法です。ルアーのボディに円筒形の穴が開いており、そこに適合サイズのケミホタルを挿入するだけで使用できます。挿入口には簡単な蓋やシリコン製のカバーが付いていることが多く、ケミホタルが抜け落ちないよう設計されています。
ケミホタルホルダー付きのルアーを使用するメリットは複数あります。まず、ルアーの位置確認が容易になります。夜間のキャストで、自分のルアーがどこにあるのか分からなくなることは初心者によくある悩みですが、光っているルアーなら一目瞭然です。リトリーブコースの調整やミスキャストの防止にも役立ちます。
次に、集魚効果の向上が期待できます。光るルアーは魚の注意を引きやすく、特にベイトを探して回遊している魚に対して効果的です。ただし、これは状況次第であり、澄んだ水や満月の夜など、光が多い状況では逆効果になる可能性もあります。
アジング向けのメタルジグでケミホタルホルダー付きのものはまだ少数派ですが、流用できる製品はいくつか存在します。軽量メタルジグの中には、1g~3g程度でホルダー付きのものもあり、こういった製品を選べばアジングでも光るメタルジグの釣りを楽しめます。
また、2019年に登場した「ケミホタルペイント」という新しいアイテムも注目に値します。これは、ワームに専用チューブを挿し込み、そこに発光ジェルを注入することで、ワーム自体を光らせることができる画期的な製品です。通常のケミホタルでは対応できなかったソフトルアーの発光が可能になり、アジングの戦術の幅を広げる可能性を秘めています。
📝 ルアー別ケミホタル装着方法
ルアータイプ | 装着方法 | 適したケミホタルサイズ | 効果 |
---|---|---|---|
ホルダー付きメタルジグ | ホルダーに挿入 | 製品指定サイズ | 視認性・集魚性◎ |
通常のメタルジグ | ライン上に別途装着 | 25~37mm | 視認性向上 |
ハードプラグ | ホルダー付きを選択 | 製品指定サイズ | 集魚性向上 |
ワーム | ケミホタルペイント使用 | – | 夜間のアピール力向上 |
ケミホタルで釣れる魚はアジ以外にメバル、タチウオ、イカも対象
ケミホタルはアジング専用というわけではなく、さまざまな夜釣りで活躍する万能アイテムです。アジ以外にも多くの魚種がケミホタルを使った釣りの対象となり、それぞれの魚に適した使い方が確立されています。
メバリングでは、ケミホタルはアジング以上に重要なアイテムとも言えます。メバルもアジと同様に光に集まるプランクトンを捕食するため、ケミホタルの集魚効果が期待できます。メバリングでは特にフロートリグとの組み合わせが人気で、フロート本体にケミホタルを組み込むことで、表層から中層を効果的に攻略できます。
タチウオ釣りでは、ケミホタル組み込み仕掛けが定番中の定番です。タチウオは夜行性で光に強く反応する魚として知られており、ケミホタルを使うことで釣果が大きく変わることも珍しくありません。メタルジグのホルダーにケミホタルを入れる方法や、テンヤ仕掛けの上部にケミホタルを配置する方法が一般的です。
**エギング(イカ釣り)**でも、ケミホタルは有効とされています。ただし、使い方には注意が必要です。エギの手前のラインにケミホタルをつけることで、イカを寄せる効果が期待できますが、淡い光に寄ってくるというイカの習性を考えると、光が強すぎないよう配慮が必要かもしれません。エギ本体には夜光タイプも多く販売されているため、ケミホタルと組み合わせるかどうかは状況次第と言えるでしょう。
その他、サビキ釣りでの青物や小魚、ウキ釣りでのクロダイやメジナなど、夜釣りで狙える魚のほとんどがケミホタルの恩恵を受けられる可能性があります。集魚ライトとしてサビキ仕掛けの上につける使い方は、アジだけでなくイワシ、サバといった回遊魚全般に効果的です。
ただし、全ての魚種、全ての状況でケミホタルが効果的というわけではありません。警戒心の強い魚や、濁りの少ない澄んだ水では、光が逆効果になる可能性も指摘されています。魚種や釣り場の特性を理解した上で、ケミホタルの使用を判断することが重要です。
ダイソーのケミホタルでも十分に使用可能で付け方は同じ
釣具としてのケミホタルは、ルミカなどの専門メーカーから販売されているものが有名ですが、実は100円ショップのダイソーでも類似商品が販売されています。「コストを抑えたいけど、安物で大丈夫?」と心配する方もいるかもしれませんが、結論から言えば、ダイソーのケミホタルでも十分に使用可能です。
ダイソーのケミホタルは、正式には「サイリウム」や「ケミカルライト」といった名称で販売されていることが多いです。価格は100円(税抜)で複数本入っており、コストパフォーマンスは非常に高いと言えます。発光の仕組みは釣具メーカーのケミホタルと同じで、内部の2つの化学物質を混ぜ合わせることで発光します。
付け方も基本的に同じです。ダイソーのケミカルライトには付属のチューブがないことが多いので、別途釣具店でケミホタル用チューブを購入するか、適度な太さのシリコンチューブを用意すれば問題ありません。チューブをラインに通し、その中にケミカルライトを挿入するという基本的な装着方法は変わりません。
ダイソー製品と釣具メーカー製品の違いは、主に以下の点にあります:
🔍 ダイソー vs 釣具メーカー比較
- 発光時間:釣具メーカー品の方がやや長い傾向(ただし実用上は大差なし)
- サイズ展開:釣具メーカーの方が釣り専用サイズが豊富
- 付属品:釣具メーカー品にはチューブやホルダーが付属
- 耐水性:どちらも問題なく使用可能
- 価格:ダイソーの方が圧倒的に安い
実際の使用感として、ダイソーのケミカルライトでも2~3時間程度は十分に発光し続けるため、一晩の釣行には問題ありません。むしろ、使い捨てが前提のケミホタルに高いコストをかけるよりも、ダイソー製品を気軽に使う方が合理的という考え方もできます。
ただし、注意点もあります。ダイソーのケミカルライトは、釣り専用ではないため、サイズが釣り向けではない場合があります。太すぎたり、長すぎたりすると、仕掛けのバランスが崩れる可能性があるため、購入前にサイズを確認しましょう。また、専用のチューブやホルダーがないため、初めて使う場合は少し工夫が必要になるかもしれません。
コストを重視するなら、ダイソーなどの100円ショップ製品を活用し、より精密な釣りを求めるなら専門メーカー品を選ぶという使い分けが賢明と言えるでしょう。
ケミホタルの光の色選びはイエローが最も汎用性が高い
ケミホタルには複数のカラーバリエーションがあり、どの色を選ぶかも釣果に影響する可能性があります。主に販売されているカラーは、イエロー、レッド、グリーン、ブルー、オレンジなどで、それぞれに特徴があります。
アジングにおいて**最も汎用性が高いのはイエロー(黄色)**です。イエローは視認性が高く、暗い海面でも見つけやすいという釣り人側のメリットと、水中での透過性が良いという魚側へのアピール性を兼ね備えています。多くのベテランアングラーもイエローを基本カラーとして推奨しており、迷ったらまずイエローを選ぶのが無難です。
次に人気があるのが**レッド(赤)**です。赤い光は水中で減衰しやすいという特性がありますが、それゆえに魚に警戒されにくいという利点があります。また、エビやアミエビを連想させる色でもあるため、これらをベイトとしているアジに対して効果的という説もあります。澄んだ潮や、魚の警戒心が高い状況では、レッドが有効な場合があります。
**グリーン(緑)**も選択肢の1つです。グリーンは自然界の海藻や植物性プランクトンを連想させる色で、ナチュラルなアピールができます。特に港内や藻場の近くでの釣りでは、グリーンが馴染みやすいかもしれません。
カラー選択の基本的な考え方として、以下のような使い分けが一般的です:
🎨 ケミホタルカラー選択の基本
【視認性重視の状況】
→ イエロー、オレンジなど明るい色
【警戒心の高い魚を狙う】
→ レッド、グリーンなど控えめな色
【濁り潮の時】
→ イエロー、グリーンなど透過性の高い色
【澄み潮の時】
→ レッドなど減衰の早い色
【常夜灯下】
→ どの色でも比較的効果あり
【暗闇の釣り場】
→ イエローなど明るい色で視認性確保
ただし、カラーによる効果の差については、明確な科学的根拠があるわけではなく、経験則や個人の好みによる部分も大きいです。そのため、複数のカラーを用意しておき、状況に応じてローテーションするのが理想的と言えるでしょう。
また、マルチカラー対応のLEDタイプのケミホタルなら、スイッチで色を切り替えられるため、釣り場で状況を見ながら最適な色を選択できます。初期投資はやや高くなりますが、繰り返し使えることを考えるとコストパフォーマンスは悪くありません。
ケミホタルを使った「ケミホタリング」という独自の釣法も存在する
実は、ケミホタルを単なる補助アイテムとしてではなく、釣法の中心に据えた「ケミホタリング」という独自の釣り方が存在します。この釣法は、一部のアングラーの間で実践されている創意工夫の結晶とも言える方法です。
ケミホタリングの基本的な考え方は、ケミホタルそのものを浮力体として利用し、ジグヘッドの動きをコントロールするというものです。通常のフロートリグやキャロライナリグとは異なり、シンカーやフロートの代わりにケミホタルを使うことで、視認性とリグの機能性を同時に確保するという発想です。
あるアングラーのブログでは、この釣法について詳しく解説されています。
ケミホタルが付いていると感度が鈍るような気もしますが、大体の場合は、コッって明確にあたりはわかります。手前にすぅぃーーーと動いてるケミホタルが止まる。沈むはずのケミホタルが沈まない。ケミホタルが、横または手前、または奥に、”ピュッ”と動く。
出典:ケミホタリング??って何
このように、ケミホタルの動きを観察することで、水中の状況やアタリを視覚的に捉えることができるのが、ケミホタリングの大きな特徴です。
具体的な仕掛けの構成は、リーダーにケミホタルを装着し、その下にジグヘッド+ワームを配置するというシンプルなものです。ケミホタルとジグヘッドの距離は状況に応じて調整しますが、一般的には30cm~50cm程度が基本となります。
ケミホタリングの動かし方は通常のアジングとは少し異なります:
- ケミホタルを水面に出す感じでロッドを操作すると、すぃーーと手前によってくる(早めの動き)
- ケミホタルを水中に沈めると、ゆぅーーーっくり手前に動く(ゆっくりの動き)
- リトリーブはせず、ロッド操作でケミホタルを一定層にキープし、ラインスラックを巻き取る
この釣法のメリットは、常にケミホタルが見えているため、どこに仕掛けがあるか完全に把握できることです。キャストポイントが明確で、ケミホタルの戻ってくる方向で潮の流れ方向や速さまで分かります。また、着水後に足元にフリーフォールさせてケミホタルの光が見えなくなる深さをチェックすることで、大体の水深も把握できます。
ただし、デメリットもあります。ゴミが多いと拾いやすい、潮の流れが速い時は抵抗になって余計に早く流れる、ケミホタルにアタックされることがある、割高になる、そして「少し恥ずかしい」という心理的なハードルも…。最後の点については、この釣法を編み出したアングラー自身も認めていますが、「みんなが使うようなれば恥ずかしくなくなる」とも述べています。
ケミホタリングは、まだ一般的に広まっているとは言えませんが、視認性と操作性を両立させた面白い釣法として、今後注目される可能性を秘めています。
まとめ:アジングでのケミホタルの付け方を理解して釣果アップ
最後に記事のポイントをまとめます。
- アジングでのケミホタルの基本的な付け方は、ジグヘッドの30~50cm上のライン上に付属チューブを使って装着する
- チューブは5mm~1cm程度の長さで2つ用意し、ケミホタルの上下をしっかり固定することでズレを防ぐ
- ケミホタルが夜のアジングで効果的な理由は、集魚効果と視認性向上の2つの要素がある
- アジは光に集まるプランクトンを捕食するため、ケミホタルの光にも寄ってくる習性がある
- ケミホタルのサイズは37mmまたは50mmがアジングに最適で、バランスと視認性の両立ができる
- サビキ釣りではウキの専用穴への装着、またはロケットカゴやオモリの上への配置が基本
- ケミホタルで魚が逃げる心配は少なく、むしろ寄ってくる効果の方が大きい
- 竿先へのケミホタル装着は付属チューブやテープで簡単に固定でき、アタリの視認性が向上する
- ルアーへのケミホタル取り付けは、専用ホルダー付きのメタルジグやプラグを選ぶと便利
- ケミホタルはアジ以外にもメバル、タチウオ、イカなど多くの魚種の夜釣りで効果を発揮する
- ダイソーなど100円ショップのケミカルライトでも十分に使用可能で、コストパフォーマンスが高い
- カラー選びではイエローが最も汎用性が高く、視認性と水中透過性を兼ね備えている
- 状況に応じてレッドやグリーンなど他のカラーも使い分けることで釣果が変わる可能性がある
- ケミホタルを中心とした「ケミホタリング」という独自の釣法も存在し、視認性と操作性を両立できる
- ケミホタルの発光時間は37mmで約3時間、50mmで約5時間なので、釣行時間に応じて選ぶ
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
- 【検証】ワームにケミホタルを入れて光らせたら釣れるようになるのか? – YouTube
- ジクヘッドの50cmほど上にケミホタルをつけて夜間にアジングしたいと思います… – Yahoo!知恵袋
- アジング爆釣の時間帯は夜!?ナイトアジングを攻略する5つのコツ | TSURI HACK[釣りハック]
- アジング入門完全版!タックルやルアー、アジングのやり方を徹底解説! – Fish Paradise
- ケミホタルの使い方&おすすめアイテム|夜釣りの目印・集魚に大活躍 | TSURI HACK[釣りハック]
- ケミホタリング??って何 | 釣れれば『どこでも』いいんじゃねぇの?
- ぶっこみサビキは夜が熱い!?仕掛けのコツはケミホタルにあり | 釣りとキャンプのマガジンBlue’s
- メバリング初心者が軽量ジグ使うならケミホタルつけるのがオススメ!
- アジングの仕掛け講座!基本の作り方やワーム・ジグヘッドなどの選び方まで! | 釣具のポイント
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