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濁りの時こそワーム色選びがアジング釣果を左右する!雨後の激濁りでも釣れるカラー戦略

濁りの時こそワーム色選びがアジング釣果を左右する!雨後の激濁りでも釣れるカラー戦略
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アジングで雨後の濁りに遭遇したとき、ワームの色選びに迷ったことはありませんか?せっかく釣り場に到着したのに、海が抹茶オーレのように濁っていて「今日はダメかも…」と諦めてしまう方も多いでしょう。しかし、濁りは必ずしもマイナス要素ではありません。適切なワームカラーを選択することで、むしろ好釣果につながる可能性があるのです。

本記事では、アジングにおける濁りとワームカラーの関係性について、インターネット上の様々な情報を収集・分析し、実践的な知見をまとめました。濁り潮でのカラー選択の基本から、状況別の使い分け、さらには意外と知られていないカラーローテーションの考え方まで、網羅的に解説していきます。

この記事のポイント
✓ 濁りの程度によって効果的なワームカラーが異なる理由
✓ クリア系・ソリッド系・グロー系それぞれの使い分け方
✓ 雨後や濁り潮で実績のある具体的なカラーパターン
✓ カラーローテーションで釣果を最大化するテクニック

濁りの時のワームカラー選びがアジング釣果を決める理由

  1. 濁りに強いワームカラーは「ホワイト系」と「マット系」が定番
  2. 濁り度合いによってクリア系とソリッド系を使い分けることが重要
  3. グローカラーは激濁り状況で圧倒的な存在感を発揮する
  4. 程よい濁りはアジの警戒心を下げるプラス要素になる
  5. カラーの「見え方」を水中視点で想像することが選択の鍵
  6. 常夜灯の有無や時間帯でも最適カラーは変化する

濁りに強いワームカラーは「ホワイト系」と「マット系」が定番

濁りに強いワームカラーは「ホワイト系」と「マット系」が定番

濁り潮でのアジング攻略において、最も信頼できるカラーはホワイト系とマット系のオレンジです。複数の実釣レポートからも、この2色が濁り状況下で高い実績を持つことが確認できます。

あるアングラーの体験談では、抹茶オーレのような激濁り状況において、マットなオレンジ系のワームが2投目でヒットに持ち込んでいます。

常夜灯+アジ=クリア系という定説に反してカラーは「マットなオレンジ系」をセレクト!すると2投目でキャッチに成功! 濁りの中にアジが居ることが確認でき一安心。

出典:【おかっぱりアジング】抹茶オーレ系の激濁り状況で効くワームのカラーとは?

この理由として考えられるのは、視認性が悪い状況でワームのシルエットをはっきりと認識させる必要があるためです。濁った水中では光の透過率が低下し、クリア系カラーではワームの存在感が薄れてしまいます。一方、ソリッド系のホワイトやマット系のカラーは、光を通しにくい性質により、濁りの中でもシルエットをはっきりと見せることができるのです。

実際に、別のアングラーも同様の経験をしています。濁りが入った状況でホワイト系ワームの反応が良かったという報告があり、「濁りには白系」という金言が存在するとまで述べられています。さらに興味深いのは、視認性の良さからフグの反応も抜群だったという点です。これは裏を返せば、それだけワームが目立っていた証拠といえるでしょう。

ただし、濁りの度合いによって最適なカラーは変わります。笹濁り程度であればクリア系でも対応可能ですが、底まで濁っているような状況では、より存在感の強いソリッド系やマット系が優位になります。雨後の河川からの流入による濁りなど、真水の影響が強い場合は特にこの傾向が顕著です。

📊 濁り度合い別の推奨カラータイプ

濁りの状態推奨カラータイプ具体例理由
笹濁りクリア系+ラメゴールドラメ、赤ラメ適度な存在感で警戒心を与えない
中程度の濁りソリッド系ホワイト、マットオレンジシルエットをはっきり見せる
激濁りグロー・強発光系クレイジーオレンジ、クレイジーグロー最大限の存在感でアピール

濁り度合いによってクリア系とソリッド系を使い分けることが重要

濁り度合いによってクリア系とソリッド系を使い分けることが重要

濁りがある時のワームカラー選択において、多くのアングラーが見落としがちなのが**「濁りは表層だけか、底まで濁っているか」の判断**です。この違いによって、効果的なカラーが大きく変わります。

一般的に、雨後の濁りは表層に集中することが多いです。河川からの真水流入による濁りは比重が軽いため、海水の上層に溜まりやすい特性があります。このような状況では、表層は濁っていても、ボトム付近は比較的澄んでいるケースがあります。

濁っているように見える海。実は上層の水だけが濁っていて、案外その下は澄んでいることが多く、そんな場合だと、澄んでいるレンジで捕食する為、クリア系で問題がない場合がほとんど。…なんですが、今回の濁りは「底まで濁ってる」感じ。ガッツリ気合の入った濁りのようで全域が濁っています。

出典:【おかっぱりアジング】抹茶オーレ系の激濁り状況で効くワームのカラーとは?

底まで濁っている状況では、クリア系カラーの反応が極端に悪くなります。上記の実釣例では、クリア系とマット系の同系統色を交互にキャストする実験が行われており、明確にマット系の方が反応が良かったと報告されています。クリア系では数回の小さなアタリしかなく、キャッチには至らなかったのに対し、マット系にチェンジするとすぐに反応が続き始めたとのことです。

興味深いのは、ダーク系(濃い)カラーを投入した結果についても言及されている点です。存在感を出すためにダーク系を試したところ、アタリはあるものの針に掛からない状態が続いたとされています。これは、シルエットがはっきりしすぎて警戒心を与えてしまった可能性が考えられます。

つまり、濁り潮でのカラー選択は以下のような思考プロセスが効果的です:

濁り時のカラー選択フローチャート

  1. 濁りの深さを確認:表層だけか、底まで濁っているか
  2. 表層のみ濁り→クリア系+ラメで対応可能(ボトム狙いの場合)
  3. 底まで濁り→ソリッド系(ホワイト、マット系)を選択
  4. 反応が悪い→グロー・強発光系でアピール強化
  5. アタリはあるが乗らない→濃すぎる可能性、やや明るめのカラーに変更

このように段階的にカラーを調整していくことで、その日の濁り具合とアジの活性に最適なカラーを見つけ出すことができます。

グローカラーは激濁り状況で圧倒的な存在感を発揮する

グローカラーは激濁り状況で圧倒的な存在感を発揮する

濁りが強い状況において、グローカラーや強発光系のワームは最終兵器として機能します。通常のソリッド系カラーでも反応がない、あるいは激濁りで視認性が極端に悪化している場合に投入すべきカラーです。

あるメーカーの開発担当者は、強発光ベースのカラーについて次のように説明しています:

『強発光ベース(激濁り潮)』こちらはグロー剤をかなり入れて強烈発光でアピール力は抜群!キャスト後にどこに飛んでいくのかが見えるほどです。私が好んで使う状況・雨上がりの激濁り・月明かりが強く通常のグロー発光では目立たない状況・場所を見切る際のラストキャスト・先行者が多い時

出典:初めに揃えるワームカラー | アジング – ClearBlue –

この説明から分かるように、グローカラーは単に濁り対策だけでなく、満月の明るい夜や、先行者が多くアジがスレている状況でも有効です。通常のグローカラーでは目立たない状況でも、強発光系は一段上のアピール力を持っているのです。

ただし、グローカラーの使用には注意点もあります。あまりに強いアピールは、状況によってはアジをスレさせる要因にもなり得ます。そのため、多くのベテランアングラーは「グローカラーは投入タイミングを選ぶ」と述べています。

実際、ある実釣レポートでは、グローを光らせないで使用するテクニックについても触れられています:

グロー系のワームはヘッドライトや蓄光器の光を当てることで、強く発光するようになるよね。何となくグロー系のワームは光っていないとダメだと考えてしまうかもしれないけど、あえて光らせないで使用することでアピール力を調整できたりする。

出典:アジングにおける雨・濁りの影響とカラーセレクトのパターン例

このように、グローカラーは光らせる・光らせないという選択肢を持てる点で戦略的な武器となります。激濁り時には思い切り光らせて最大アピール、程よい濁りではあえて光らせずに使うことで「程々に目立つ」という絶妙なバランスを作り出せるのです。

程よい濁りはアジの警戒心を下げるプラス要素になる

程よい濁りはアジの警戒心を下げるプラス要素になる

濁りに対してネガティブなイメージを持つアングラーは多いですが、実は適度な濁りはアジングにとってプラス要素になることが多いのです。この認識を持つことで、雨後の釣行をポジティブに捉えられるようになります。

ベテランアングラーの見解では、アジは濁りに対する耐性が比較的強い魚種とされています:

アジ自体は「濁りに対する強さは結構ある」というのが、今までの経験での印象かな。濁りが入ることでプレッシャーの高い場所でも、アジが常夜灯の真下や足元付近まで寄ってきて積極的に餌を食うためにライズしたりしている光景を何度も目にしている。

出典:アジングにおける雨・濁りの影響とカラーセレクトのパターン例

これは非常に重要なポイントです。通常、水が澄んでいる状況では、アジは光と影の境界線をシビアに意識し、警戒心が高い状態にあります。アングラーの姿が見えたり、ルアーの動きが不自然だったりすると、すぐに警戒して口を使わなくなります。

しかし、程よい濁り(笹濁り程度)が入ると状況が一変します:

📋 濁りがアジの行動に与える影響

項目澄み潮時笹濁り時
警戒心高い(シビアな釣り)低い(大胆に捕食)
活動範囲明暗の境界線に限定常夜灯直下まで接近
ライズの頻度控えめ派手に広範囲で追う
足元への寄り慎重積極的

別の情報源でも同様の見解が示されています。濁りがある時は、表層付近に小型のベイトが溜まりやすく、それを追ってアジのレンジが普段より上になる傾向があるとされています。これは雨後の真水流入により、プランクトンや小型ベイトが表層に集まるためと推測されます。

ただし、どんな濁りでも良いというわけではありません。ドロドロの激濁りは逆効果になります。透明度がほぼゼロに近い状態では、さすがにアジングは厳しくなると多くのアングラーが指摘しています。「透明度が多少残っている笹濁りのコンディション」が最も理想的な濁り具合といえるでしょう。

また、雨による塩分濃度の低下についても、アジは比較的耐性があります。アジは河口付近にも積極的に入ってくる魚種であり、よほどの大雨でない限り、真水の影響は問題にならないという見解が一般的です。むしろ、雨後の濁りによってベイトフィッシュの活性が上がり、それに伴ってアジの活性も上がるケースが多いようです。

カラーの「見え方」を水中視点で想像することが選択の鍵

カラーの「見え方」を水中視点で想像することが選択の鍵

ワームカラーを選ぶ際、人間の目で見た色ではなく、水中でアジからどう見えるかを想像することが重要です。これは多くのベテランアングラーが共通して指摘するポイントです。

あるアングラーは、カラー選択の基準について次のように述べています:

私の場合「海の中でのワームの見え方」を想像するようにしています。つまり、海の中で目立つか目立たないか、シルエットがハッキリしているかハッキリしていないか・・・というイメージですね。

出典:「アジング」ワームカラーはこう決める!

この考え方に基づくと、カラー選択は「何色か」という視点ではなく、**「光をどの程度通すか」「シルエットがどう見えるか」**という視点で行うべきということになります。

🔍 光の透過性によるカラー分類

クリア系カラーの特徴:

  • 光を通しやすい
  • 水中での存在感を薄くできる
  • 水に馴染んで目立ちにくい
  • 澄み潮や低活性時に有効

ソリッド系カラーの特徴:

  • 光を通しにくい
  • シルエットをハッキリ見せられる
  • 常夜灯下、月夜、濁り時に強い
  • 高活性時や存在感を出したい時に有効

この考え方は、実際の魚の視覚特性とも整合性があります。魚は色を判別する能力が限定的で、むしろ明暗の差やシルエット、動きで餌を認識しているとされています。特に濁りがある状況では、色の判別はさらに困難になり、シルエットの認識がより重要になります。

実際、白黒で見た場合のワームカラーの違いを検証したアングラーの報告では、多くのクリア系カラーは大差なく見え、明確な違いが出るのはブラック、ホワイト、ラメ入りなど、光の反射や吸収に大きな差があるものだけだったとされています。

さらに、水深や光量によっても見え方は変わります。昼間の表層と、夜の中層では、同じカラーでも全く異なる見え方をする可能性があります。そのため、一概に「この色が釣れる」と決めつけるのではなく、状況に応じてワームの見え方を想像し、カラーを選択する柔軟性が求められます。

常夜灯の有無や時間帯でも最適カラーは変化する

常夜灯の有無や時間帯でも最適カラーは変化する

濁りの影響を考える際、常夜灯の有無と時間帯も重要な要素となります。同じ濁り具合でも、これらの条件によって最適なワームカラーは変わってきます。

常夜灯周りでのアジングは、光によってベイトフィッシュやプランクトンが集まり、それを追ってアジも集まるという構図になります。しかし、濁りが入ると光の届き方が変わり、明暗の境界線がぼやけるため、通常とは異なるアプローチが必要です。

📊 常夜灯の有無×濁り×時間帯のマトリクス

条件推奨カラー理由
常夜灯あり×濁り×夜ソリッド系(白、オレンジ)シルエットをはっきり見せる
常夜灯なし×濁り×夜グロー、強発光系存在感を最大化
常夜灯あり×濁り×昼クリア系+ラメ、ケイムラ自然な存在感
常夜灯なし×濁り×昼ソリッド系、ラメ強め視認性重視

昼間の濁り潮では、ケイムラ(紫外線発光)カラーが特に有効とされています。太陽光に含まれる紫外線によってワームが青白く発光し、濁りの中でも存在をアピールできます。実際、デイゲームでケイムラカラーの有効性を指摘する情報は多く見られます。

夜間の常夜灯周りでは、濁りがあると光の拡散により水中が均一に明るくなる傾向があります。この場合、通常の澄み潮時よりもソリッド系カラーでシルエットをはっきり見せた方が効果的なケースが多いようです。

逆に、常夜灯がないエリアで濁りがある場合は、グローカラーの出番です。周囲が暗い中でワームだけが発光することで、アジの注意を引きつけることができます。ただし、満月の夜など月明かりが強い場合は、通常のグローでは埋もれてしまう可能性があるため、強発光系を選択することが推奨されています。

時間帯による使い分けとしては、マズメ時は特別な考慮が必要です。この時間帯はアジの活性が高く、ベイトを積極的に追っているため、濁りがあっても比較的どのカラーでも反応が得られやすいとされています。ただし、コマセサビキに囲まれている状況では、白系のソリッドカラーで存在感を出すという戦略を取るアングラーもいます。

実践!濁りでのワームカラーローテーション術

常夜灯の有無や時間帯でも最適カラーは変化する
  1. 初手はクリア系+ラメから入り反応を見るのが基本
  2. 反応がなければソリッド系(ホワイト・オレンジ)に切り替える
  3. アピール系カラーは多用するとスレるので注意が必要
  4. 点発光(ドットグロー)カラーは夜光虫パターンで圧倒的威力
  5. ラメの色と大きさで微調整することも有効
  6. 自分が信じられるカラーを使うことが最も重要
  7. カラーより先にレンジやアクションを疑うべき場合もある

初手はクリア系+ラメから入り反応を見るのが基本

初手はクリア系+ラメから入り反応を見るのが基本

濁りがある状況でも、まずはクリア系+ラメから釣りを始めるのが多くのベテランアングラーの基本戦略です。これには明確な理由があります。

第一に、見た目の濁り具合と実際の水中の濁り具合は異なる場合があるためです。前述したように、表層だけが濁っていて、ボトム付近は比較的澄んでいるケースは珍しくありません。初手からアピール系を投入してしまうと、もし澄んでいるレンジがあった場合に逆効果になる可能性があります。

第二に、アジの活性を測る意味があります。クリア系で反応があれば、アジは濁りの中でも十分にワームを認識できる状態にあり、活性も悪くないと判断できます。この場合、無理にカラーチェンジする必要はありません。

実際の釣行例では、次のようなアプローチが取られています:

私が悪天候の時、比較的良く使うワームのカラーを挙げるとこんな感じかな。クリア系+ラメ:ナチュラル系という認識で使用。主にゴールド、黒、赤ラメなどを使う

出典:アジングにおける雨・濁りの影響とカラーセレクトのパターン例

ラメの色選択も重要なポイントです。一般的に、ゴールドラメは最も弱いアピールとされ、赤ラメや黒ラメは水中ではっきり見えるため強めのアピールになるとされています。つまり、同じクリア系でも、ラメの色を変えることでアピール力を調整できるのです。

🎯 ラメカラーの強弱と使い分け

アピール系ラメ(光の反射重視):

  • ホログラムラメ:最も強い反射
  • 金ラメ:中程度の反射
  • 銀ラメ:やや弱めの反射

シルエット系ラメ(存在感重視):

  • 黒ラメ:最も強い存在感
  • 赤ラメ:強めの存在感
  • 青・緑・紫ラメ:中程度の存在感

濁り始めの状況では、まず銀ラメやゴールドラメのクリア系から入り、反応が薄ければ赤ラメや黒ラメに変更、それでもダメならソリッド系に移行するという段階的なアプローチが効果的とされています。

また、常夜灯の色によってベースとなるカラーを変えるという考え方もあります。白系の常夜灯ではクリア系、オレンジ系の常夜灯ではオキアミ系(オレンジ寄りのクリア)を中心にするというシンプルな法則です。これに濁りの要素を加えて、ラメの強弱で調整していくイメージです。

反応がなければソリッド系(ホワイト・オレンジ)に切り替える

反応がなければソリッド系(ホワイト・オレンジ)に切り替える

クリア系で反応がない、あるいはアタリはあるがフッキングしない場合、次のステップとしてソリッド系カラーへの切り替えを検討します。特にホワイトとマットオレンジは、濁り時の鉄板カラーとして多くの実績があります。

ある釣行レポートでは、激濁り状況下でのカラーローテーションの結果が詳しく報告されています:

画像左のクリア系は×  右側のマット系は◎。検証のためダーク系(濃い)カラーを投入するも…そこで、ダーク系(濃い)カラーを投入してみると今度はアタリはあるものの、ハリに掛からない状態が続く。

出典:【おかっぱりアジング】抹茶オーレ系の激濁り状況で効くワームのカラーとは?

このレポートから分かる重要なポイントは、ソリッド系の中でも「明るめ」のカラーが効果的だということです。ダーク系だと存在感は出るものの、シルエットがはっきりしすぎて違和感を与えてしまう可能性があります。ホワイトやマットオレンジは、存在感を出しつつも威圧感を与えない絶妙なバランスを持っているのです。

別の実釣例でも、同様の傾向が見られます:

この日は大潮満月。曇りならよかったのに、ごらんのとおり満月が丸々出ていました。湘南、西湘のサーフ(茅ヶ崎や大磯など)からキス釣りをやられている方の率直な意見をお願いします久しぶりにクリアーチャートでヒットしたものの、その後はバイトなし。そこでいろんなカラーのルアーを試していきました。

出典:濁り潮でもアジは釣れます♪

この例では、最終的にチャート系(黄緑色)のカラーで釣果を得ています。チャートは視認性が高く、濁りの中でも目立ちやすいソリッド系カラーの一種です。特に昼間や、常夜灯がある場所での濁り時には、チャートカラーが有効な選択肢となります。

ソリッド系カラーへの切り替えタイミング

  • クリア系で10投以上反応がない
  • アタリはあるが全く乗らない(視認性の問題)
  • 濁りが明らかに底まで入っている
  • 月明かりや常夜灯で周囲が明るい
  • ベイトが小さく、シルエットをはっきり見せたい

ソリッド系に切り替える際の注意点として、急激にアピールを上げすぎないことが挙げられます。クリア系からいきなり強発光グローに飛ばすのではなく、まずはホワイトやマットオレンジなどの中間的なアピールを試すことで、アジの反応を段階的に探ることができます。

アピール系カラーは多用するとスレるので注意が必要

アピール系カラーは多用するとスレるので注意が必要

濁り時に有効なピンク、チャート、グローなどのアピール系カラーですが、使いすぎるとアジがスレてしまうというリスクがあります。これは多くのベテランアングラーが警鐘を鳴らすポイントです。

アピール系カラーの特性について、次のような指摘があります:

ピンクやチャート、グローなどの良く目立つ系のカラーはアピール力がある。だから水が濁っているような魚からの視認性が悪い状況下では、強い効果を発揮することもある。しかし、逆に言うと魚が飽きてしまう場合もあり、多用するとすぐにスレて反応が悪くなるパターンもあるから、そのあたりの見極めはしっかりする事。

出典:アジングにおける雨・濁りの影響とカラーセレクトのパターン例

これは非常に重要な指摘です。アピール系カラーは短期決戦で効果を発揮するカラーであり、長時間使い続けるものではないということです。特に、同じポイントで繰り返し使うと、アジが学習してしまい反応が悪くなる可能性があります。

では、アピール系カラーで反応が悪くなった場合、どうすべきでしょうか?同じ情報源では次のような対処法が紹介されています:

アピール系のカラーで釣っていて反応が悪くなった時は、似たような強いカラーでローテーションしていくのでは無く、ちょっと弱めのナチュラルなカラーに変えてみる。それで釣れるようになればそれでOKだし、釣れなくてもしばらくナチュラルなカラーで引っ張ってみてアジの目先をニュートラルな状態に戻す。

出典:アジングにおける雨・濁りの影響とカラーセレクトのパターン例

つまり、「休ませる」という概念が重要なのです。アピール系で反応が悪くなったら、一度ナチュラル系に戻してアジの記憶をリセットし、時間を置いてから再びアピール系を投入すると、また釣れ始めることがあるということです。

📋 アピール系カラーの効果的な使い方

フェーズ使用カラー目的投入数の目安
第1段階ナチュラル系(クリア+ラメ)状況把握10〜20投
第2段階アピール系(ピンク、チャート)活性化・反応確認5〜10投
第3段階ナチュラル系に戻すリセット・休ませる10〜15投
第4段階再度アピール系投入再活性化5〜10投

このサイクルを意識することで、アピール系カラーの効果を最大限に引き出しつつ、スレを防ぐことができます。特に、釣れている最中でも定期的にナチュラル系を挟むことで、長時間同じポイントで釣り続けることが可能になります。

また、アピール系カラーを使う際は、グローの発光強度を調整するというテクニックも有効です。通常、グローカラーはヘッドライトや蓄光器で光を当てて発光させますが、あえて光を当てずに使うことで、弱めのアピールに調整できます。これにより、完全なナチュラル系とフル発光の中間のアピール力を実現できるのです。

点発光(ドットグロー)カラーは夜光虫パターンで圧倒的威力

点発光(ドットグロー)カラーは夜光虫パターンで圧倒的威力

濁り時のナイトアジングにおいて、点発光(ドットグロー)カラーは特別な威力を発揮します。特に夜光虫が発生している状況では、他のどのカラーよりも効果的だという報告が多数あります。

点発光カラーとは、ワームの一部に小さな発光点が散りばめられているカラーのことです。これが夜光虫(バイオルミネセンスを放つプランクトン)のパターンにマッチするため、アジが違和感なく捕食してくれるとされています。

あるアングラーは、点発光カラーについて次のように述べています:

私が圧倒的におすすめしてるのが「点発光カラー」です。大抵の場合、パイロットカラーとして使いますし、なにより本当に釣れる。正直、なぜこんなに釣れるのか?と疑問に感じるほどは、よく釣れるカラーです。もし、夜アジングに一つだけしかワームカラー選べないとなると、絶対的に点発光を選びますね。

出典:「アジング」ワームカラーはこう決める!

この証言からも分かるように、点発光カラーは単なる「選択肢の一つ」ではなく、ナイトアジングの主力カラーとして位置づけられています。濁りがある状況では、点発光の存在感がさらに際立ち、アジの視覚に強く訴えかけることができます。

点発光カラーが特に有効な状況をまとめると:

🌟 点発光カラーが威力を発揮する状況

  1. 夜光虫が発生している時:ベイトフィッシュが動くたびに夜光虫が光る状況では、点発光ワームが完璧にマッチ
  2. 濁りがある夜間:通常のグローよりも自然な光り方で違和感を与えない
  3. 常夜灯がないエリア:暗闇の中で適度な存在感を出せる
  4. 低活性時:強すぎないアピールでスレたアジにも効果的
  5. ベイトが小さい時:小さなプランクトンを模倣できる

点発光カラーにも種類があり、発光の強さや持続時間が異なります。一般的なグロー素材を使用したものと、ルミノーバ(蓄光顔料)を使用したものがあり、後者の方が長時間発光が持続します。濁りが強く、長時間アピールし続けたい場合は、ルミノーバ使用のワームを選ぶと良いでしょう。

ただし、点発光カラーにも弱点があります。昼間はほとんど効果がないことと、極端に澄んだ水では逆に不自然に見える可能性があることです。そのため、点発光は主に夜間、特に濁りがある状況での使用に限定した方が効果的です。

実際の使い方としては、濁りがある夜のアジングでは、まず点発光カラーから入り、反応を見るという戦略が有効です。反応があればそのまま使い続け、反応がなければ他のカラーを試すという流れです。多くの場合、点発光で何らかの反応が得られるため、状況判断の基準としても優秀なカラーといえます。

ラメの色と大きさで微調整することも有効

ラメの色と大きさで微調整することも有効

ワームカラーの選択において、ラメの色と大きさによる微調整も、濁り時の釣果を左右する重要な要素です。同じクリア系やソリッド系でも、ラメの特性によってアジの反応が変わることがあります。

ラメには大きく分けて2つのタイプがあります:

📊 ラメの種類と特性

タイプ主な色特徴適した状況
アピール系ラメホログラム、金、銀光の反射が強い濁り、常夜灯周り
シルエット系ラメ赤、緑、青、紫、黒存在感・シルエット重視月夜、澄み潮との境界

あるメーカーの開発者は、ラメの使い分けについて次のように説明しています:

《アピール系ラメ》光の反射を目的としたラメ。銀ラメ / ホログラムラメ / 金ラメ 弱  ← アピール  →  強。潮色に合わせてアピールの強弱で選ぶのをお勧めします。《シルエット系ラメ》光の反射が少なく、ワームの中での存在感・シルエットの演出が目的のラメ

出典:初めに揃えるワームカラー | アジング – ClearBlue –

この分類に基づくと、濁り時のラメ選択は以下のように考えられます:

笹濁り程度の濁り:

  • 銀ラメやゴールドラメのクリア系
  • 光の反射で存在を知らせる
  • ナチュラルさを保ちつつアピール

中程度の濁り:

  • 赤ラメや黒ラメのクリア系
  • シルエットをやや強調
  • 自然な存在感を演出

激濁り:

  • ホログラムラメやソリッドカラー
  • 最大限の反射とシルエット
  • 確実に見つけてもらう

実際の釣行では、ラメの大きさも重要な要素です。細かいラメは繊細な光り方をし、大きなラメは強い反射を生みます。濁りが強い場合は大きめのラメ、笹濁り程度なら細かいラメという使い分けも考えられます。

興味深い指摘として、常夜灯周りでのラメの見え方についての考察があります:

UVキングシルバーをライトにかざすと、赤ラメをライトにかざすと、ラメのサイズが違うんで比べずらいっすけど、ラメが光を通さないんでだいたい黒く見えるだけなんですよね

出典:使っちゃダメなワームカラー | てぃんくんの釣り日記

この観察は重要で、夜間の常夜灯下ではラメの色による差は少なく、むしろラメの大きさや数(密度)の方が影響が大きい可能性を示唆しています。つまり、夜の濁り時にラメ入りワームを選ぶ際は、ラメの色よりもラメの大きさや量を重視した方が良いかもしれません。

ラメによる微調整は、カラーローテーションの最後の段階として考えるのが良いでしょう。大まかなカラータイプ(クリア系、ソリッド系、グロー系など)を決めた後、さらに反応を高めるためにラメの特性を変えてみるという流れです。

自分が信じられるカラーを使うことが最も重要

自分が信じられるカラーを使うことが最も重要

ワームカラーの選択において、最終的に最も重要なのは**「自分が信じられるカラーを使うこと」**だという指摘があります。これは技術論を超えた、メンタル面の重要性を説いています。

あるアングラーは、カラー選択の本質について次のように述べています:

本題の これは絶対やめとけってカラーはあります!!それはズバリ釣れなそうなカラーです!!じっくり最後まで信じて攻め続けられなくなりますし、この色だから釣れないんだって諦めちゃいます。だから自分が信じられないカラーはダメカラーです。逆に言えば自分が好きなカラーはどんな色でも最高のカラーっす!!

出典:使っちゃダメなワームカラー | てぃんくんの釣り日記

この考え方は、一見非科学的に思えるかもしれません。しかし、釣りという行為において集中力とモチベーションの維持がいかに重要かを考えれば、非常に理にかなっています。

自分が信じられないカラーを使っていると:

  • アタリがない時、すぐにカラーのせいにして交換してしまう
  • 集中力が続かず、微細なアタリを見逃す
  • 諦めモードになり、アクションが雑になる
  • カラーチェンジばかりで、他の要素(レンジ、アクション)の調整がおろそかになる

逆に、自分が信じているカラーを使っていると:

  • 粘り強く同じカラーで探ることができる
  • 「このカラーなら釣れる」という確信が集中力を高める
  • カラー以外の要素(レンジ、スピード、ポイント移動)に意識が向く
  • 結果的に正しい判断ができる可能性が高まる

別のアングラーも同様の見解を示しています:

カラーの要素って魚へのアピールもありますけど釣り人のモチベーション維持もあると僕は思うんですよね。釣れない時間が長くてもこっちのカラーならどうだ?ってカラーチェンジすることで集中力を保てるし

出典:使っちゃダメなワームカラー | てぃんくんの釣り日記

つまり、カラーローテーションの真の目的は、魚への刺激だけでなく、アングラー自身の集中力を保つことにもあるということです。新しいカラーに変えることで「今度こそ!」という気持ちになり、再び集中して釣りに取り組めるのです。

💡 自分にとっての「信じられるカラー」を見つける方法

  1. 実績を積む:実際に釣れた経験があるカラーは自然と信頼できる
  2. 理屈を理解する:なぜそのカラーが効くのか、理論を知ることで信頼度が上がる
  3. 見た目の好み:単純に好きな色は投げていて楽しく、集中力が続く
  4. 他人の推奨を参考に:信頼できるアングラーの推奨カラーは試す価値がある
  5. 実験精神を持つ:新しいカラーにも積極的に挑戦し、引き出しを増やす

したがって、濁り時のカラー選択においても、「このカラーが絶対」という固定観念にとらわれず、自分なりの信頼できるカラーパターンを構築していくことが重要です。それが結果的に、最も釣果につながる選択となるでしょう。

まとめ:濁りでのワームカラー選びがアジング釣果を左右する実践ポイント

まとめ:濁りでのワームカラー選びがアジング釣果を左右する実践ポイント

最後に記事のポイントをまとめます。

  1. 濁り時の定番カラーはホワイト系とマット系オレンジで、激濁り状況でも実績が高い
  2. 濁りの深さを見極めることが重要で、表層のみの濁りならクリア系でも対応可能である
  3. グローカラーや強発光系は激濁り時の最終兵器として機能し、投入タイミングを選ぶべきである
  4. 程よい濁りはアジの警戒心を下げ、常夜灯直下まで寄せる効果がある
  5. カラー選択は「何色か」ではなく「水中でどう見えるか」という視点で考えるべきである
  6. 常夜灯の有無や時間帯によって最適なカラーは変化し、状況に応じた使い分けが必要である
  7. 初手はクリア系+ラメから入り、反応を見てからソリッド系に切り替えるのが基本戦略である
  8. ラメの色と大きさで微調整することで、さらに釣果を伸ばすことができる
  9. アピール系カラーは短期決戦用で、多用するとスレるためナチュラル系との交互使用が効果的である
  10. 点発光(ドットグロー)カラーは夜光虫パターンで圧倒的な威力を発揮する
  11. 自分が信じられるカラーを使うことが集中力とモチベーション維持につながる
  12. カラーローテーションは魚への刺激だけでなくアングラー自身のリフレッシュ効果もある
  13. ケイムラカラーは昼間の濁り時に紫外線発光で効果を発揮する
  14. ソリッド系でも明るめのカラーが効果的で、ダーク系は威圧感を与える可能性がある
  15. カラーに固執しすぎず、レンジやアクションなど他の要素も同時に調整すべきである

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