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ツララのアジングロッドって実際どう?グルービーシリーズ全モデル徹底解説

ツララのアジングロッドって実際どう?グルービーシリーズ全モデル徹底解説
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「アジング専用ロッドじゃないのにアジングに使えるの?」そんな疑問を持つ方も多いかもしれません。ツララといえば怪魚ハンターのイメージが強いメーカーですが、実はライトゲームロッドのFlightexシリーズ「Groovy(グルービー)」が密かに注目を集めています。3ピース構造で携帯性に優れ、PEライン専用設計という独特のコンセプト。さらに大型魚にも対応できる強靭なバットパワーを持ちながら、繊細なジグ単操作も可能という、一見矛盾するような性能を両立させています。

この記事では、インターネット上に散らばるツララのアジングロッドに関する情報を収集し、実際のユーザーレビューや公式情報を総合的に分析しながら、各モデルの特徴や使い分け、メリット・デメリットまで詳しく解説していきます。グルービー60S、70S、80Sのスピニングモデルから、66C、76Cのベイトモデルまで、全ラインナップを網羅的にご紹介。アジング専用ロッドとの違いや、どんなアングラーに向いているのかも明らかにしていきます。

この記事のポイント
✅ ツララのアジングロッド「Groovyシリーズ」の全モデル詳細スペック
✅ 各モデルの実際の使用感とインプレッション情報
✅ 専用ロッドとの性能比較と使い分けのコツ
✅ 自分に合ったモデルの選び方と購入時の注意点

ツララのアジングロッドの基本を知る

このセクションでは以下の内容を解説します:

  1. ツララのアジングロッド「Groovyシリーズ」とは何か
  2. グルービー70Sはバランス型で最も人気が高い
  3. グルービー60Sはコンパクトで携帯性抜群
  4. グルービー80Sはメバリングベースの遠投モデル
  5. グルービー66C・76Cはベイトフィネスの新境地
  6. ツララのライトゲームロッドが持つ独自のコンセプト

ツララのアジングロッド「Groovyシリーズ」とは何か

ツララのアジングロッド「Groovyシリーズ」とは何か

ツララのFlightexブランドから展開されている「Groovy(グルービー)」シリーズは、街歩きをコンセプトにしたストリートフィッシング用のウルトラライトロッドです。一般的なアジング専用ロッドとは一線を画す、独特のコンセプトで設計されています。

最大の特徴はグリップ脱着式の2ピース+グリップという3ピース構造を採用している点です。これによりコンパクトに収納でき、電車や自転車、飛行機での移動にも最適。ヨーロッパのパーチやザンダーを狙うストリートフィッシングスタイルから着想を得たデザインとなっています。

ガイドセッティングも特徴的で、PEライン専用のローアングル小口径多連式を採用。飛距離とトラブル回避性能を高めるため、メインガイドはアルコナイト製でありながら、ガイドの個体負荷を分散させることで上位機種に引けを取らない性能を実現しています。なお、壁などに当てやすいトップガイドのみSiC製となっているのも実用性を考えた配慮といえるでしょう。

価格帯は税込34,980円(Groovy 60S)から、ハイエンドではないものの手頃な価格設定で、上位機種に匹敵する性能を持つコストパフォーマンスの高いシリーズです。

🎣 Groovyシリーズの主な特徴

特徴詳細
構造グリップ脱着式の3ピース(2ピース+グリップ)
ガイドPEライン専用ローアングル小口径多連式
コンセプトストリートフィッシング・携帯性重視
価格帯31,800円~(税別)
対象魚アジ、メバル、シーバス、ロックフィッシュなど

開発の歴史を見ると、旧グルービーは富山県のSIN-ZOベイトマスターの皆様によって作られました。中~大型キジハタが多く生息するエリアでのウルトラライトゲームにおいて、突然のキジハタ襲来に対応できるロッドとして誕生した経緯があります。「不意のキジハタバイトにすぐに対応ができるウルトラライトロッド」というコンセプトは、現在のモデルにも引き継がれています。

2018年のモデルチェンジで、ツララチームがストリートフィッシングロッドとしてFlightexブランドに統合。かつて優秀だったグルーヴィブランクスの設計をベースに、グリップジョイントの2ピース+グリップへと進化させ、ファイト時の安定性を重視したヘビーグリップを採用しています。

グルービー70Sはバランス型で最も人気が高い

グルービー70Sはバランス型で最も人気が高い

Groovy 70Sは、アジングをベースに設計された7フィートのオールラウンダーで、シリーズの中でも最も人気が高いモデルです。1g未満のジグ単から7gほどのプラグまで対応できる懐の深さが魅力となっています。

ティップにはソリッドティップを採用しており、バイト感知に優れています。柔らかいティップがアジの吸い込みバイトや食い直しにも対応し、細かいシェイクなどの定番アジングアクションを得意としています。一方でベリーからバットにかけては張りがあり、不意の大型魚にも対応できるパワーを持っています。

グリッサンド56でやったことあるけど、メリットは自己満足 デメリット 低性能(アジングには) 特に良い事はないです。 グルービーは触ったことしかないですが、良い意味でも悪い意味でも所詮ツララです。 高感度で、ジグヘッドを繊細に操作して~なんて事に特化した専用ロッドと比べると雲泥の差です。

出典:Yahoo!知恵袋

上記のような意見もありますが、これは専用ロッドと比較した場合の話です。グルービー70Sの真価は汎用性の高さとゲストへの対応力にあります。アジングをしていて突然シーバスやロックフィッシュが掛かった時、専用ロッドでは折れるリスクがありますが、グルービー70Sなら安心してファイトできるのです。

📊 Groovy 70Sの基本スペック

項目仕様
アクションF(ファースト)
全長7’0″(約213cm)
仕舞寸法約110cm
リアグリップ長19cm
自重約156g
対応PEラインMAX 0.8号
キャストウェイト0.5~7g
価格31,800円(税別)

実際のユーザーレビューを見ると、「ティップが柔らかいのでPEセッティングでのジグ単1.3gくらいからは実用域」という評価が多く見られます。5g、7gのボトム操作も問題なく、10g程度のキャロライナリグの操作性も良好とのこと。

重要なのは縦さばきのロッドバランスです。ヘビーグリップを採用することで、不意のバイトに対しても竿を立てやすく、アングラー優位なファイトを始めることができます。これは開発当初のコンセプトである「大型魚への即座の対応」を実現するための設計です。

グルービー70Sは、アジングを楽しみながらも、突然のゲストにも対応したい欲張りなアングラーに最適なロッドといえるでしょう。純粋なアジング専用ロッドと比べると繊細さでは劣るかもしれませんが、その分の安心感とマルチな対応力を得られるのです。

グルービー60Sはコンパクトで携帯性抜群

グルービー60Sはコンパクトで携帯性抜群

2023年に追加されたGroovy 60Sは、シリーズ最短の6フィートモデルで、携帯性と取り回しの良さを最優先に設計されています。仕舞寸法はわずか81cmと、車のトランクはもちろん、公共交通機関での移動時にも持ち運びやすいサイズです。

「7フィートではちょっとレングスが長いと感じてしまう狭い場所での釣りや、足元の釣り、渓流など、6フィートのレングスを活かして攻略できるエリアは増える」という公式のコメント通り、限られたスペースでの釣りに真価を発揮します。

ティップはやや先調子のドライなティップを採用し、1g程度の小さなルアーも扱える繊細さを持ちつつ、ベリーはボトム操作ができる程度の張りがあります。これにより、ワーミング、プラッキングどちらに対しても絶妙な操作感を実現しています。

Groovy 60Sが活躍するシーン

  • ✔️ 都市部の小規模河川や運河
  • ✔️ 足場の狭い漁港の内側
  • ✔️ 渓流でのトラウトフィッシング
  • ✔️ エリアトラウト
  • ✔️ 電車やバスでの釣行
  • ✔️ バックパッキングでの旅釣り

PEセッティングでの飛距離も、レングスの短さを感じさせない程度には伸びるとのこと。これは小口径多連式ガイドの効果によるものでしょう。

📋 Groovy 60Sの詳細スペック

項目仕様
アクションF(ファースト)
全長6’0″(約183cm)
仕舞寸法81cm
リアグリップ長19cm
自重約139g
対応PEラインMAX 0.8号
キャストウェイト0.3~7g
価格34,980円(税込)

グリッサンド56との比較について触れておくと、グルービー60Sの方がティップからベリーがマイルドな設計となっています。グリッサンド56は高弾性でパキッとした印象ですが、グルービー60Sはもう少し柔軟性があり、アジングやメバリングに向いた設計といえます。

おそらく、グリッサンド56はマングローブエリアなどでのパワーゲームを想定しているのに対し、グルービー60Sは繊細なライトゲームを意識しているのでしょう。両者を使い分けることで、遊べる幅がグンと広がるはずです。

アジングやメバリングはもちろん、エリアフィッシングや渓流にもオススメとされており、休日のブラリ旅を最高に楽しむための一本として完成しています。

グルービー80Sはメバリングベースの遠投モデル

グルービー80Sはメバリングベースの遠投モデル

Groovy 80Sは、メバリングをベースに設計された8フィートの遠投対応モデルです。70Sがソリッドティップなのに対し、80Sはチューブラーティップを採用しているのが大きな違いとなります。

チューブラーティップの利点は、遠投した先でのルアー操作やボトム感知に優れている点です。1g程度のジグ単から10gほどのプラグまで対応でき、特にショアからのメバルプラッキングに人気があるとのこと。九州や南紀など闇磯系の尺メバル狙いにも対応しているそうです。

8フィートという長さは、磯場や堤防からの遠投に有利に働きます。沖のポイントを攻めたい時、潮目を狙いたい時、風が強い時など、レングスがあることで対応できる状況が増えるでしょう。

🎯 Groovy 80Sの推奨用途

釣り方適性理由
メバルプラッキングチューブラーで操作性良好
尺メバル狙いパワーとレングスで対応
アジング(遠投)ジグ単1g~対応可能
ボトムゲームボトム感知に優れる
渓流レングスが長すぎる場合も

メバリングとアジングは似ているようで、実は求められるロッド特性が異なります。メバルは目で餌を追う魚なので、ルアーのアクションが重要。そのため、ルアーの動きをダイレクトに伝えられるチューブラーティップが好まれます。一方、アジは吸い込むような捕食をするため、ソリッドティップの方が違和感なく食わせられるのです。

80Sはメバリングベースではありますが、もちろんアジングにも使用可能です。特に潮の速いエリアや深場のアジを狙う場合、ヘビージグ単での攻略が必要になりますが、そういった状況で80Sの特性が活きてくるでしょう。

ただし、仕舞寸法は110cm超となるため、60Sや70Sと比べると携帯性では劣ります。飛行機での移動を考えている方は、この点を考慮する必要があるかもしれません。

推測の域を出ませんが、80Sは本格的なメバリングを楽しみたい方や、アジングでも遠投を多用する方に特に向いているモデルといえそうです。

グルービー66C・76Cはベイトフィネスの新境地

グルービー66C・76Cはベイトフィネスの新境地

スピニングモデルに加え、Groovyシリーズにはベイトモデルも2種類ラインナップされています。Groovy 66CとGroovy 76Cで、どちらもベイトフィネスに対応したモデルです。

ベイトタックルでのライトゲームは近年注目を集めているスタイルです。スピニングと比べて手返しの良さ、感度の高さ、パワーファイトのしやすさなどのメリットがあります。特にストラクチャー周りを攻める際や、風が強い状況下では、ベイトタックルの方が有利に働く場面も多いでしょう。

🎣 ベイトタックルでライトゲームをするメリット

  • ✅ キャストの精度が高い(ピンポイントキャストしやすい)
  • ✅ 手返しが速い(サミングでラインコントロールしやすい)
  • ✅ 感度が高い(ダイレクトな感触が得られる)
  • ✅ パワーファイトしやすい(竿を立てやすい)
  • ✅ ストラクチャー周りでの攻防が有利
  • ✅ 風の影響を受けにくい

66Cは6.6フィート、76Cは7.6フィートと、スピニングモデルとほぼ同様のレングスバリエーションとなっています。おそらく、66Cは取り回し重視、76Cは飛距離とパワー重視という使い分けができるのではないでしょうか。

ベイトフィネスリールの進化により、軽量ルアーでもバックラッシュしにくくなってきていますが、それでもスピニングと比べると扱える最低ルアーウェイトには制限があります。一般的には2g以上が実用的とされることが多いでしょう。

モデル想定される用途
Groovy 66C近距離戦、ストラクチャー攻め、取り回し重視
Groovy 76C中距離戦、オープンウォーター、パワー重視

ベイトモデルの詳細スペックについては公式情報が限られているため、具体的な数値は記載できませんが、グルービーシリーズのコンセプトを考えると、携帯性を保ちながらパワーも備えた設計になっていると推測されます。

ベイトフィネスでのライトゲームに興味がある方、すでにベイトタックルを使っている方にとって、グルービー66C・76Cは魅力的な選択肢となるでしょう。

ツララのライトゲームロッドが持つ独自のコンセプト

ツララのライトゲームロッドが持つ独自のコンセプト

ツララのライトゲームロッド、特にGroovyシリーズが他のメーカーの製品と一線を画すのは、その独自のコンセプトとデザイン哲学にあります。

最も特徴的なのは、「日本で、世界で、楽しいライトゲームを繰り広げたい」という国際的な視点です。ヨーロッパのストリートフィッシングスタイルを取り入れ、電車や自転車、飛行機での移動を前提とした設計は、まさにグローバルな釣りスタイルを体現しています。

🌍 Groovyシリーズのグローバルコンセプト

  1. 携帯性の追求 – グリップ脱着式の3ピース構造
  2. 国際基準の仕舞寸法 – 飛行機の機内持ち込みも視野
  3. PEライン専用設計 – 世界的に普及するPEに特化
  4. マルチスピーシーズ対応 – アジだけでなく様々な魚種に
  5. ストリートフィッシング – 都市部での釣りを意識

また、見た目の渋さも大きな特徴です。クラシカルなデザインは、機能性だけでなく所有する喜びも提供してくれます。

釣具屋でロッドを見ていると、一際目を引くロッドを発見した! 何だ?このクラシカルで渋いロッドは?? (中略) なんと言っても、見た目の渋さ。とにかくカッコいいロッドです。 手に持つとテンションが上がります!

出典:FISHING-RED

ツララというブランド自体が、「Ford every stream(すべての流れを渡れ)」というコンセプトを持っています。これは単にロッドの性能だけでなく、釣りを通じた冒険や探求の精神を表しているのかもしれません。

Groovyシリーズの開発背景を見ると、当初は富山県の特定のフィールドでキジハタ対応として生まれたロッドでした。しかし、ツララに統合される過程で、より広い視野と用途を持つシリーズへと進化しています。この歴史的経緯が、現在の汎用性の高さにつながっているのでしょう。

一般的なアジング専用ロッドが「いかに繊細に、いかに高感度に」という方向性を追求するのに対し、Groovyシリーズは「いかに楽しく、いかに幅広く」という異なるベクトルを向いています。この違いを理解することが、グルービーシリーズを選ぶ上で重要なポイントとなるでしょう。


ツララのアジングロッドを深掘りする

ツララのライトゲームロッドが持つ独自のコンセプト

このセクションでは以下の内容を解説します:

  1. グルービー70Sのインプレから見える実力
  2. グルービー60Sのインプレと使用感
  3. グルービー80Sのインプレとメバリング性能
  4. グルービー66C・76Cのインプレとベイトフィネスの可能性
  5. ツララのロッドは何が良いのか
  6. アジング専用ロッドとの性能比較
  7. ツララのアジングロッドに向いている人・向いていない人
  8. まとめ:ツララのアジングロッドで広がる釣りの世界

グルービー70Sのインプレから見える実力

グルービー70Sのインプレから見える実力

実際のユーザーによるGroovy 70Sのインプレッションを詳しく見ていきましょう。複数のソースから情報を集約すると、その実力が見えてきます。

FISHING-REDのレビューでは、まずグリップの重さについて触れられています。

手にとった時、最初はグリップの重さに違和感を感じましたが、慣れると特に問題はなさそう。

出典:FISHING-RED

これは前述のヘビーグリップによるもので、バランサーの役割を果たしています。最初は違和感があるものの、慣れることで先重りを抑えたバランスの良さを実感できるようです。

対応ルアーウェイトについては、実用的な評価が得られています:

💡 Groovy 70Sの実用的なルアーウェイト範囲

ルアータイプウェイト使用感
ジグ単1.3g~実用域(PEセッティング)
ボトム操作5g~7g問題なし
キャロライナリグ10g程度操作性良好
プラグ~7g対応可能

特筆すべきは、PEラインとの相性の良さです。従来、アジングではエステルラインが主流でしたが、最近は比重の高いシンキングPE(TICT RHYME 0.3等)の登場により、PEでのアジングも実用的になってきています。

Groovy 70Sは小口径多連式ガイドによるPE専用設計のため、このような進化したPEラインと組み合わせることで真価を発揮します。「このラインとGroovy 70Sとの組み合わせで、アジはさることながら突然襲いかかってくるモンスターにも対応出来る」という評価は、まさにこのロッドのコンセプトを体現しています。

🎣 ティップとバットの使い分け

  • ティップ(穂先): 柔らかいソリッド、バイト感知と食い込み重視
  • ベリー(中間): ボトム操作可能な張り、ルアーアクションに対応
  • バット(根元): 恐ろしく強い、大型魚とのファイトに対応

この設計により、「ティップからベリーは曲がるがバットが恐ろしく強い」という独特の曲がり方を実現。40cmを超えるギガアジや、不意に掛かったシーバス、ロックフィッシュなどにも対応できる安心感があります。

実際のユーザーは「頼もしい相棒が出来ました!これから色々と楽しませてくれるでしょう」とコメントしており、長く付き合える一本としての期待が伝わってきます。

動画レビューでは600mlのペットボトルをぶら下げたテストも行われており、バットパワーの強さが視覚的に確認できるようです。一般的なアジングロッドでは考えられない負荷に耐える様子は、まさにツララらしい設計といえるでしょう。

グルービー60Sのインプレと使用感

グルービー60Sのインプレと使用感

Groovy 60Sは2023年に追加された比較的新しいモデルのため、まだインプレッション情報は限られていますが、公式情報と他モデルとの比較から使用感を推測できます。

最大の特徴は81cmという仕舞寸法です。これは:

✈️ 持ち運びシーン別の利便性

シーン60S(81cm)70S(110cm)80S(110cm超)
機内持ち込み
電車移動
自転車×
バックパック×
車トランク

公式のコメントでは「グリッサンド56と比べ、ティップからベリーはマイルド」とされています。これはよりライトゲーム向きの調子ということを意味しているでしょう。グリッサンド56が高弾性でパキッとしているのに対し、60Sは柔軟性があり、繊細なルアー操作がしやすい設計と推測されます。

自重は約139gとシリーズ最軽量クラスです。70Sの約156gと比べても17g軽く、長時間の使用でも疲れにくいでしょう。レングスが短い分、シャクリなどのアクションも入れやすいはずです。

対応キャストウェイトは0.3~7gと、70Sの0.5~7gよりも下限が低くなっています。これは短いレングスでも軽量ルアーをしっかり投げられる設計になっていることを示しています。

🎯 60Sが特に活躍する具体的なシチュエーション

  1. 都市河川の小場所 – 7フィートでは長すぎる狭い場所
  2. 漁港の内側 – 足元重視の釣り
  3. 管理釣り場 – エリアトラウトでの使用
  4. 渓流 – 源流域など狭い場所
  5. 旅先での釣り – 持ち運びやすさが重要

おそらく、アジングにおいては近距離戦や足元狙いに適しているでしょう。遠投性能では70Sや80Sに劣るものの、取り回しの良さは圧倒的です。

価格は税込34,980円と、70Sよりやや高めに設定されています。これは新しいモデルであることと、コンパクト化のための設計コストが反映されているのかもしれません。

実際のユーザーインプレがもっと集まれば、より詳細な使用感が明らかになってくるでしょう。現時点では、携帯性を最優先する方や、6フィートという取り回しの良さを求める方にとって魅力的な選択肢といえます。

グルービー80Sのインプレとメバリング性能

グルービー80Sのインプレとメバリング性能

Groovy 80Sはメバリングベースの設計ということもあり、メバル狙いでの使用に関するインプレッションが中心となっています。

チューブラーティップの採用により、70Sとは異なる使用感を提供します。チューブラーの利点は:

🎯 チューブラーティップのメリット

  • ✅ ルアーのアクションがダイレクトに伝わる
  • ✅ ボトムの変化を明確に感知できる
  • ✅ ルアーの泳ぎを手元で感じやすい
  • ✅ フッキングパワーの伝達が良い
  • ✅ 風の影響を受けにくい

メバルは視覚的に餌を追う魚なので、ルアーのアクションが重要です。トゥイッチやジャークといったアクションを多用するプラッキングスタイルでは、チューブラーティップの方がルアーをキレよく動かせます。

「九州や南紀など闇磯系の尺メバル狙いにも対応」という記述から、パワーと遠投性能が高いレベルにあることが分かります。尺メバル(30cm超)は引きが強く、磯場の複雑な地形で掛けることも多いため、相応のパワーが必要です。

📊 80Sの想定使用シーン別適性

釣り方適性レベル推奨度
メバルプラッキング★★★★★最適
尺メバル狙い(磯)★★★★★最適
遠投アジング★★★★☆推奨
ディープアジング★★★★☆推奨
港湾部メバリング★★★★☆推奨
渓流★☆☆☆☆不向き

1g程度のジグ単から対応できるとのことですが、8フィートのレングスと考えると、おそらく実用的には2g以上が快適に使える範囲でしょう。軽すぎるルアーは、レングスがある分、キャスト時の操作が難しくなる可能性があります。

一方、10gほどのプラグまで対応できるのは大きな強みです。メバル用のミノーやシンキングペンシルは7~10g程度のものが多く、これらを遠投してゆっくり引いてくるスタイルに最適でしょう。

遠投性能に関しては、8フィートというレングスが活きてきます。沖の潮目を狙ったり、風が強い状況下でもしっかり飛ばせる安心感があるはずです。

一般的には、メバリングロッドとアジングロッドを別々に持つアングラーも多いですが、グルービー80Sがあれば両方をカバーできる可能性があります。ただし、繊細なジグ単アジングには70Sの方が向いているかもしれません。

グルービー66C・76Cのインプレとベイトフィネスの可能性

グルービー66C・76Cのインプレとベイトフィネスの可能性

ベイトモデルのGroovy 66CとGroovy 76Cについては、残念ながら詳細なインプレッション情報が限られています。しかし、ベイトフィネスでのライトゲームという観点から、その可能性を探ってみましょう。

ベイトフィネスの最大の利点は精度とパワーの両立です。スピニングタックルでは難しい、ストラクチャーギリギリへのアプローチや、掛けた後の強引なファイトが可能になります。

🎣 ベイトとスピニングの特性比較

特性ベイト(66C/76C)スピニング(60S/70S/80S)
キャスト精度
最低ルアーウェイト△(2g~)◎(0.3g~)
パワーファイト
手返し
ストラクチャー攻略
風への強さ
トラブルレス
初心者の扱いやすさ

66Cは6.6フィートということで、おそらく近距離から中距離の精密射撃を得意とするでしょう。港湾部のストラクチャー周りや、足元のテトラポッドなど、ピンポイントで狙いたい場所が多いシチュエーションで真価を発揮すると推測されます。

76Cは7.6フィートと、スピニングの70Sよりやや長め。これは遠投性能とパワーを重視した設計と考えられます。オープンウォーターでの使用や、やや大きめのルアーを使った釣りに向いているかもしれません。

ベイトフィネスリールの選択も重要です。一般的には以下のようなスペックが推奨されます:

🎯 ベイトフィネスリールの推奨スペック

  • スプール重量: 10g以下の軽量スプール
  • ブレーキシステム: マグネット or 遠心 or DC
  • ギア比: 6.3~8.0程度(用途で選択)
  • 最大ドラグ力: 3~5kg程度
  • ライン: フロロカーボン4~6lb or PE0.6~0.8号

ベイトフィネスでのライトゲームは、まだまだ発展途上の釣り方です。グルービー66C・76Cは、その可能性を広げる一翼を担っているといえるでしょう。

ただし、ベイトタックルにはバックラッシュのリスクがあります。初心者の方は、まずスピニングモデルから始めることをお勧めします。ベイトタックルに慣れている方や、新しい釣り方にチャレンジしたい方にとっては、魅力的な選択肢となるはずです。

ツララのロッドは何が良いのか

ツララのロッドは何が良いのか

ここまで具体的なモデルを見てきましたが、改めてツララのロッド全体に共通する魅力を整理してみましょう。

まず挙げられるのは、独自のブランドフィロソフィーです。ツララは「Ford every stream(すべての流れを渡れ)」というコンセプトのもと、冒険心と探求心を刺激するロッドを作り続けています。単なる道具としてのロッドではなく、釣りを通じた体験や物語を提供しようとする姿勢が感じられます。

🌟 ツララのロッドが持つ独自の魅力

  1. デザイン性 – クラシカルで所有欲を満たすルックス
  2. コンセプトの明確さ – 各モデルの用途と思想が明確
  3. 品質と価格のバランス – 手の届く価格で高性能
  4. 多様性 – 怪魚からライトゲームまで幅広いラインナップ
  5. ストーリー性 – 開発背景や思想が興味深い

特にGroovyシリーズにおいては、グローバルな視点が大きな特徴です。日本国内だけでなく、ヨーロッパのストリートフィッシングスタイルを取り入れ、世界中どこでも楽しめる釣りを提案しています。

価格設定も絶妙です。ハイエンドロッドではないものの、3万円台で手に入る性能としては十分すぎるほどの内容を持っています。初めての本格的なライトゲームロッドとしても、ベテランのサブロッドとしても、適切な選択肢といえるでしょう。

また、長く使える耐久性も魅力の一つです。ツララは元々怪魚ハンターのブランドとして出発しており、過酷な使用環境での耐久性にノウハウがあります。その技術がライトゲームロッドにも活かされているのでしょう。

使い込むほどに喜びが感じられそうなロッドですね。

出典:FISHING-RED

この言葉が示すように、ツララのロッドは使い込むほどに愛着が湧く道具です。単なる消耗品ではなく、相棒として長く付き合える一本になる可能性を秘めています。

見た目の渋さも見逃せません。釣り場で周りと差別化したい、個性的な道具を使いたいという方にとって、ツララのロッドは最適な選択です。機能性だけでなく、所有する喜びも提供してくれるのです。

アジング専用ロッドとの性能比較

アジング専用ロッドとの性能比較

ツララのアジングロッドを検討する際、避けて通れないのが専用ロッドとの比較です。34やティクトなど、アジング専門メーカーの製品と比べてどうなのか、客観的に見ていきましょう。

まず、率直な意見として以下のようなコメントがあります:

グリッサンド56でやったことあるけど、メリットは自己満足 デメリット 低性能(アジングには) 特に良い事はないです。 グルービーは触ったことしかないですが、良い意味でも悪い意味でも所詮ツララです。 高感度で、ジグヘッドを繊細に操作して~なんて事に特化した専用ロッドと比べると雲泥の差です。

出典:Yahoo!知恵袋

この意見は重要です。純粋なアジング性能だけを求めるなら、専用ロッドに軍配が上がるということを示しています。

📊 専用ロッドとグルービーの性能比較表

項目アジング専用ロッドGroovyシリーズ優位性
感度専用
繊細さ専用
軽量ジグ単専用
大型魚対応Groovy
汎用性Groovy
携帯性Groovy
デザイン性Groovy
価格○~△Groovy

専用ロッドの利点は明確です:

アジング専用ロッドのメリット

  • 超軽量ジグ単(0.4g~)に対応
  • 繊細なアタリを逃さない高感度設計
  • アジの吸い込みに特化したティップ
  • アジングに最適化されたバランス
  • 専門メーカーのノウハウが詰まっている

一方、Groovyシリーズの利点は:

🎯 Groovyシリーズのメリット

  • 不意の大型魚に対応できる安心感
  • アジング以外にも使える汎用性
  • 携帯性の高さ(3ピース構造)
  • 所有欲を満たすデザイン
  • グローバルな釣りスタイルへの対応

つまり、求めるものによって選択が変わるということです。

「アジングだけをとことん極めたい」という方は、専用ロッドを選ぶべきでしょう。34のアドバンスメントやティクトのUTRシリーズなど、専門メーカーの製品は確かに繊細さと感度において優れています。

一方、「アジングも楽しみたいけど、他の釣りもしたい」「旅先で色々な釣りを試したい」「一本で幅広く対応したい」という方には、Groovyシリーズが適しているでしょう。

重要なのは、自分の釣りスタイルと目的を明確にすることです。道具選びに正解はありません。自分が何を求めているのかを理解し、それに合った道具を選ぶことが最も重要です。

また、両方を持つという選択肢もあります。港湾部での専門的なアジングには専用ロッド、旅先や気軽な釣行にはGroovyシリーズ、というような使い分けも一般的かもしれません。

ツララのアジングロッドに向いている人・向いていない人

ツララのアジングロッドに向いている人・向いていない人

ここまでの情報を総合して、どんな人にツララのアジングロッドが向いているか、逆に向いていない人はどんな人かを整理してみましょう。

👍 ツララのアジングロッドが向いている人

汎用性を求める人

  • 一本で色々な釣りをカバーしたい
  • アジング以外にもメバリング、シーバス、ロックフィッシュなどを楽しみたい
  • 予算的に複数本のロッドを揃えられない

携帯性重視の人

  • 公共交通機関での釣行が多い
  • 旅先での釣りを楽しみたい
  • バックパッカースタイルの旅行者
  • 車のトランクスペースが限られている

大型魚への対応力が欲しい人

  • ギガアジを狙いたい
  • 不意のゲストにも対応したい
  • エステルラインでは不安を感じる

デザイン性を重視する人

  • 道具の見た目にこだわりたい
  • 周りと差別化したい
  • 所有欲を満たす道具が欲しい

グローバルな釣りスタイルに興味がある人

  • ヨーロッパのストリートフィッシングに憧れる
  • PEラインを使いこなしたい
  • 新しい釣りスタイルを試したい

👎 ツララのアジングロッドが向いていない人

純粋なアジング性能を追求する人

  • 0.4g以下の超軽量ジグ単を多用する
  • 繊細さと感度を最優先する
  • アジング専門で他の釣りはしない

軽量ロッドにこだわる人

  • とにかく軽いロッドが良い
  • 長時間のシャクリで疲れたくない
  • ヘビーグリップが受け入れられない

初心者で扱いやすさ重視の人

  • 初めてのアジングロッドを探している
  • できるだけシンプルな構造が良い
  • 3ピース構造が面倒に感じる

予算が限られている人

  • できるだけ安いロッドが良い(2万円以下)
  • コストパフォーマンスだけで選びたい
  • ブランドやデザインにこだわらない

レンタルボートなど特殊な釣りが中心の人

  • 短すぎる or 長すぎるレングスが必要
  • 特殊なスペックが求められる釣り方
  • Groovyシリーズの守備範囲外の釣り

🤔 迷っている人へのアドバイス

もしGroovyシリーズと専用ロッドで迷っているなら、以下の質問に答えてみてください:

  1. アジング以外の釣りもしますか? → YES なら Groovy
  2. 旅先での釣りを重視しますか? → YES なら Groovy
  3. 0.4g以下のジグ単を多用しますか? → YES なら 専用ロッド
  4. 見た目やデザインも重要ですか? → YES なら Groovy
  5. 予算は3.5万円程度ありますか? → NO なら 他の選択肢も検討

これらの質問に対する答えが、あなたに最適なロッド選びのヒントになるはずです。

最終的には、実際に店舗で手に取ってみることをお勧めします。グリップの感触、ロッドバランス、見た目の印象など、スペック表だけでは分からない情報が得られます。可能であれば、実際に使っている方の話を聞いたり、YouTubeなどの動画レビューを参考にするのも良いでしょう。

まとめ:ツララのアジングロッドで広がる釣りの世界

まとめ:ツララのアジングロッドで広がる釣りの世界

最後に記事のポイントをまとめます。

  1. ツララのアジングロッド「Groovyシリーズ」は、ストリートフィッシングをコンセプトにした3ピース構造のライトゲームロッドである
  2. グリップ脱着式の設計により、仕舞寸法が短く携帯性に優れ、公共交通機関や飛行機での移動にも対応している
  3. PEライン専用のローアングル小口径多連式ガイドを採用し、飛距離とトラブル回避性能を両立している
  4. Groovy 70Sはアジングベースの7フィートモデルで、ソリッドティップとヘビーグリップによりバランスが良く、最も人気が高い
  5. Groovy 60Sは仕舞寸法81cmのコンパクトモデルで、狭い場所や渓流、エリアトラウトなど取り回しを重視する釣りに最適である
  6. Groovy 80Sはメバリングベースの8フィートモデルで、チューブラーティップを採用し遠投性能とボトム感知に優れている
  7. Groovy 66C・76Cはベイトフィネスモデルで、精度の高いキャストとパワーファイトを実現している
  8. ヘビーグリップの採用により先重りを抑え、大型魚とのファイト時の安定性を確保している
  9. アジング専用ロッドと比べると繊細さでは劣るが、汎用性と大型魚への対応力では優れている
  10. 40cmを超えるギガアジや不意のシーバス、ロックフィッシュなどにも対応できるバットパワーを持つ
  11. 開発の歴史は富山県でのキジハタ対応にルーツがあり、現在はグローバルなストリートフィッシングスタイルへと進化している
  12. 税込3万円台という価格帯で、ハイエンドロッドに匹敵する性能を持つコストパフォーマンスの高さが魅力である
  13. クラシカルで渋いデザインは所有欲を満たし、釣り場での差別化にもつながる
  14. 一本で幅広い釣りをカバーしたい人、旅先での釣りを楽しみたい人、大型魚への対応力を求める人に特に向いている
  15. 純粋なアジング性能を追求する人や、0.4g以下の超軽量ジグ単を多用する人には専用ロッドの方が適している

記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
  1. ツララのロッドを使ってアジングをしている人に質問したいのですが、ツララのロ… – Yahoo!知恵袋
  2. TULALA | Ford every stream | » Product_Category » Groovy
  3. Groovy 60S – TULALA online store
  4. TULALA | Ford every stream | » 【公式】ライトゲームの季節に「Flightex “Groovy”(グルーヴィ)」
  5. TULALA Groovy 70S モンスターが穫れるアジングロッドとは!? | @FISHING-RED
  6. TULALA | Ford every stream | » Harmonix Stiria Cuarzo70

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