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スクアドのアジングロッドインプレを徹底検証!ボートアジング最強説の真相は?

スクアドのアジングロッドインプレを徹底検証!ボートアジング最強説の真相は?
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レジットデザインのスクアドシリーズは、ボートアジング専用ロッドとして2020年にリリースされて以来、多くのアングラーから高い評価を得ています。特にバチコン(バーチカルコンタクト)での使用において、その「曲がる」ブランク設計が絶賛されており、ギガアジ攻略においても実績を重ねているようです。

本記事では、ネット上に散らばるスクアド アジングロッドのインプレッション情報を収集し、各モデルの特徴や実釣性能、選び方のポイントまで網羅的に解説します。実際のユーザーレビューや専門家の評価をもとに、このロッドシリーズの本当の実力に迫ります。

この記事のポイント
✓ スクアド各モデルの実釣インプレと評価ポイント
✓ バチコンやジグ単など釣法別の最適モデル選び
✓ アラミド繊維補強など独自技術の効果検証
✓ 価格帯別のコストパフォーマンス分析

スクアドのアジングロッドインプレから分かる実釣性能

  1. スクアド アジング インプレで最も評価されているのは「曲がる」ブランク設計
  2. 初心者におすすめなのはSKS-ST65UL-AJINGという万能モデル
  3. バチコン専用として人気が高いのはSKC-ST610UL/Lモデル
  4. ギガアジ対応モデルSKC-ST68L/MLの実力は青物級のパワー
  5. アラミド繊維補強により軽量ながら高い耐久性を実現
  6. 価格帯は2万円台後半から3万円台でコスパに優れる

スクアド アジング インプレで最も評価されているのは「曲がる」ブランク設計

スクアド アジング インプレで最も評価されているのは「曲がる」ブランク設計

レジットデザインのスクアド アジングシリーズにおいて、最も多くのインプレッションで言及されているのが「曲がる」というブランク特性です。一般的なアジングロッドはパリッとした張りのあるティップが主流ですが、スクアドは全く異なるコンセプトで設計されているようです。

このロッドの設計思想について、公式情報では以下のように説明されています。

市場にはないボートアジング専用設計ロッド。レジットデザインではブランクは高感度でありながらも「曲がる」ロッドという相反する設計をすることで波による揺れも曲がりで吸収しボトムステイをキープでき、不意な大型魚が掛かってもアラミドレインフォースメントでしっかり耐え、あのジグ単での「コンッ」というバイトだけでなく喰い上げバイトもとれる繊細なティップに仕上げた

<cite>出典:製品詳細(ボートアジング) | LEGIT DESIGN</cite>

この「曲がる」設計には複数のメリットがあります。第一に、船の揺れによるロッドの動きを吸収することで、仕掛けが意図しない動きをするのを防ぎます。バチコンでゼロテンション(張らず緩めず)を維持するには、この特性が非常に重要です。第二に、アジの口切れを防ぐクッション効果があります。40cm超のギガアジでも口周りは通常のアジと同様に柔らかいため、硬いロッドでは身切れやバラシのリスクが高まります。

実際の使用者からは「想像以上に感度やバランスなど良くて、この個性的なリールシートやグリップ部分に可能性を感じました」という評価も見られます。従来の「感度=硬さ」という固定概念を覆す設計が、多くのアングラーに新鮮な驚きを与えているようです。


初心者におすすめなのはSKS-ST65UL-AJINGという万能モデル

初心者におすすめなのはSKS-ST65UL-AJINGという万能モデル

スクアド アジングシリーズの中で、これからボートアジングを始める方に最もおすすめされているのがSKS-ST65UL-AJINGです。このモデルは「まずはこれ!」と公式でも謳われており、バチコン、キャロライナリグ、メタルジグなど何でもこなせるオールマイティー性が特徴です。

📊 SKS-ST65UL-AJINGの基本スペック

項目詳細
全長1.96m(6.5ft)
自重74g
ルアーウェイト1.5-10g
ラインエステル1.5-2.5lb / PE#0.2-0.6
ティップ30tカーボンソリッド(先径0.8mm)
価格28,500円(税抜)

このモデルが初心者に推奨される理由は複数あります。まず、1.5gから10gまでという幅広いルアーウェイトに対応しているため、状況に応じて様々な釣り方を試せます。軽量ジグヘッド単体から重めのキャロライナリグ、小型メタルジグまでカバーできるため、「これ一本あれば困らない」という安心感があります。

6.5フィートという長さも絶妙です。短すぎず長すぎず、ボート上での取り回しがしやすく、キャストもしやすい長さです。また、不意の大型が掛かった際にも、ある程度のロッドレングスがあることで魚をいなしやすくなります。

先径0.8mmの30tカーボンソリッドティップは、繊細なアタリを捉えながらも、キャスト時の衝撃にも耐える設計です。エステルライン、PE両方に対応しているため、自分の好みやシチュエーションに合わせてラインシステムを組めます。強風や速い潮など、やや厳しい条件下でも対応できる懐の深さが、初心者にとって心強いポイントでしょう。


バチコン専用として人気が高いのはSKC-ST610UL/Lモデル

バチコン専用として人気が高いのはSKC-ST610UL/Lモデル

バチコン(バーチカルコンタクト)アジングに特化したモデルとして高い評価を得ているのがSKC-ST610UL/L-AJING Vertical Contact Specialです。このモデルは「ギガアジをも獲れるセンシティブブランク搭載」というコンセプトで開発されました。

バチコン釣法では、15号前後のシンカーを使用し、ゼロテンション(張らず緩めず)の状態で仕掛けを漂わせます。この時、繊細なティップで着底やアジがワームにじゃれている微細な変化を感じ取り、ベリーからバットにかけては大型にも対応できる粘り強さが求められます。

🎣 SKC-ST610UL/Lの特徴的な設計

  • ティップ部分:非常に柔らかく繊細で、アジがワームにじゃれている段階から感知可能
  • ベリー部分:レギュラーアクションで適度に曲がり、バイトを弾かない
  • バット部分:しっかりと残り、ギガアジの強烈な引きにも余裕を持って対応
  • グリップ長:325mmのロングタイプで、脇に挟んでのリフト&フォールがしやすい

実際の大会参加者のレビューでは以下のような評価がありました。

貸して頂いたロッドでタックルを組みます。レジットデザインSKUADアジングモデルST-65UL。ジグ単のアジングからキャロ等と幅広く使える中間モデルのアジングロッドこちらを貸して頂きました✨

<cite>出典:バチコンアジング第1回レジットデザインカップin太田屋さん参加してきました</cite>

このレビューでは別モデルについての言及ですが、スクアドシリーズ全体の操作感の良さや感度の高さが評価されています。特にバチコン専用モデルでは、タフな状況下でより繊細なアクションが求められるシーンでも釣果を出せる性能があるとされています。

「とにかく、バチコンでアジが獲りたければ先ずこの1本」という公式のキャッチコピーは、開発段階での膨大なフィールドテストの結果に裏打ちされた自信の表れと言えるでしょう。


ギガアジ対応モデルSKC-ST68L/MLの実力は青物級のパワー

ギガアジ対応モデルSKC-ST68L/MLの実力は青物級のパワー

40cm超の「ギガアジ」、さらには50cm超の「テラアジ」を狙うための専用モデルがSKC-ST68L/ML-AJING GIGA AJI SPECIALです。このモデルは東京湾や若狭湾など、ギガアジが釣れるフィールドでのテストを重ねて開発されました。

ギガアジの引きは青物に匹敵すると言われています。しかし、口周りは通常のアジと同様に柔らかいため、強引なやり取りは禁物です。この相反する要求に応えるため、スクアドのギガアジスペシャルは独特なアクション設計となっています。

ギガアジスペシャルの対応スペック

項目詳細
全長2.03m(6.8ft)
自重95g
適合ルアー150g(バーチカルMAX)
ラインPE#0.3-0.8
シンカー対応30号(約112.5g)まで
ティップ30t高弾性ソリッド(先径0.85mm、蛍光イエロー塗装)
価格29,800円(税抜)

このモデルの開発に関わった飯高博文氏(レジットデザインCEO兼ロッドデザイナー)は、ギガアジ攻略における重要な要素を以下のように語っています。

陸っぱりでは先調子でパリッパリの感度のロッドが多いですよね。そういったロッドではなく素直に曲がってくれるレギュラー気味のものがボートではあっています。ただし、全体的に曲がりはしてもティップの先端部だけはスッと入ってアジの繊細なアタリも感じ取る。そんな可変式のテーパーにすることで、今まで獲れなかったギガアジにも対応できるようになります

<cite>出典:しっかり曲がるロッドなら「ギガアジがもっと獲れる!」</cite>

30号のシンカーを扱える強度を持ちながら、繊細なティップでアタリを取り、曲がることで口切れを防ぐ。この三位一体の設計が、ギガアジ攻略の成功率を高めているようです。ティップに施された蛍光イエロー塗装は、視認性を高めるための工夫で、昼夜問わずティップの動きを目で追いやすくなっています。

水深30m~70mという深場から青物級のファイトをするギガアジを浮かせるには、ロッドのパワーだけでなく粘り強さが必要です。アラミド繊維補強ブランクスがその役割を果たし、常にアングラー側が主導権を握れる状態を作り出します。


アラミド繊維補強により軽量ながら高い耐久性を実現

アラミド繊維補強により軽量ながら高い耐久性を実現

スクアド アジングシリーズの全モデルに採用されている**アラミド繊維補強(アラミドレインフォースメント)**は、レジットデザインが得意とする技術の一つです。この技術はバスロッドの「ワイルドサイド」シリーズでも採用されており、高い評価を得ています。

アラミド繊維とは、防弾チョッキや宇宙服にも使用される高強度・高弾性の素材です。これをカーボンブランクスに組み込むことで、軽量性を保ちながら驚異的な強度と粘り強さを実現しています。

🔬 アラミド繊維補強のメリット

  • 軽量化:カーボン単体よりも強度を保ちながら軽くできる
  • 粘り強さ:急激な負荷に対して折れずにしなる
  • 復元力:曲がった後の戻りが速く、次のアクションに移りやすい
  • 耐久性:長期使用でもヘタりにくい
  • 感度維持:強度を上げても感度が損なわれない

特にバーチカルでのやり取りが多いオフショアゲームでは、魚の引きを受け止め、浮かせやすいブランクスが求められます。硬いだけのロッドでは、魚の引きを直接受けてしまい、身切れやフックアウトのリスクが高まります。一方、柔らかすぎるロッドでは主導権を取れません。

アラミド繊維補強により、スクアドシリーズは「曲がるけど強い」という理想的な特性を獲得しています。実際のインプレッションでも「曲がってからはアラミド繊維がジワッと効いて不安を感じさせません」という評価が見られます。

この技術により、スクアド アジングシリーズは、軽量ジグヘッドから重量級シンカーまで、幅広いウェイトに対応できる懐の深さを実現しているのです。72g~96gという軽量な自重ながら、30号のシンカーやギガアジの引きにも耐えられる強度は、アラミド繊維補強なくしては成し得なかったでしょう。


価格帯は2万円台後半から3万円台でコスパに優れる

価格帯は2万円台後半から3万円台でコスパに優れる

スクアド アジングシリーズの大きな魅力の一つが、そのコストパフォーマンスの高さです。エキスパートアングラーとの共同設計、アラミド繊維補強などの最新技術、30tソリッドティップなどの高品質パーツを採用しながら、価格は28,500円~35,800円(税抜)に抑えられています。

💰 スクアド アジングシリーズ価格一覧

モデル価格(税抜)主な用途
SKS-ST64SUL-AJING28,500円ジグ単専用
SKS-ST65UL-AJING28,500円オールラウンド
SKC-ST66UL/L-AJING28,500円ベイトバチコン
SKC-ST68L/ML-AJING29,800円ギガアジ特化
SKS-ST610L/ML-AJING29,800円ギガアジ・荒天対応
SKC-ST610UL/L-AJING29,800円バチコン特化
SKS-ST73UL/L-AJING29,800円広範囲攻略
SKS-ST55UL-AJING35,800円瀬戸内特化3ピース

他メーカーのボートアジング専用ロッドと比較すると、同等スペックのモデルは4万円~6万円程度することが一般的です。スクアドシリーズは、その半額程度の価格設定ながら、プロアングラーも認める性能を持っているため、「初めてのボートアジング専用ロッド」として選ばれることが多いようです。

ある釣具店のスタッフは「価格もさほど高くなかった(2万円台後半)ので、是非ネタにしていただきたいです」とコメントしており、実売価格でのコストパフォーマンスの高さが伺えます。

初期投資を抑えながら本格的なボートアジングを始められる点は、これから挑戦したい方にとって大きなメリットでしょう。また、複数のモデルを揃えて状況に応じて使い分けることも、この価格帯なら現実的な選択肢となります。


スクアドのアジングロッドを選ぶ際の具体的なポイント

価格帯は2万円台後半から3万円台でコスパに優れる
  1. ジグ単メインならSKS-ST64SUL-AJINGが最適解
  2. ベイトタックルで手返し重視ならSKC-ST66UL/Lを選ぶべき
  3. ロングレングスのSKS-ST73UL/Lは広範囲攻略に向いている
  4. ボートアジング初心者が最初に選ぶべきモデルの条件
  5. バチコンアジングで重要なのはティップの感度とブランクの粘り
  6. 深場攻略には30号対応のSKS-ST610L/MLが威力を発揮
  7. まとめ:スクアド アジング インプレから見えた最適な選び方

ジグ単メインならSKS-ST64SUL-AJINGが最適解

ジグ単メインならSKS-ST64SUL-AJINGが最適解

ジグヘッド単体(ジグ単)での釣りを主体とするアングラーには、SKS-ST64SUL-AJINGが最も適しています。このモデルは「アジングの基本、ジグヘッド単体専用ロッド」として開発されており、0.5g~3gという超軽量ルアーに特化した設計です。

ジグ単でのアジングは、アジング釣法の基本中の基本です。軽量ジグヘッドを使うことで、アジに警戒心を与えず、自然にバイトに持ち込めます。しかし、軽量リグゆえの難しさもあります。キャストしづらい、風に弱い、感度が取りづらいといった課題があるのです。

SKS-ST64SUL-AJINGは、これらの課題を解決するために細部まで作り込まれています。先径0.7mmという極細の30tカーボンソリッドティップは、0.5gという超軽量でもしっかりとティップに重みを乗せてキャストできます。また、アジの繊細なバイトを視覚的にも触覚的にも捉えやすい設計です。

🎯 ジグ単専用モデルの設計思想

  • 適度な張りを抑えた設計:水中の変化がブランクの曲がりで伝わりやすい
  • 違和感を与えない追従性:アジが違和感なく喉の奥まで飲み込む
  • 軽量ジグを曲げて飛ばす:しなりを利用して飛距離を伸ばす
  • 6.4ftの取り回しの良さ:ボート上でのトラブル回避、不意の大型への対応

あるベテランアジンガーのインプレッションでは「ソルティーアドバンスよりも操作感はハリがあって、10gシンカーでバンプなども楽にできました」という評価がありますが、ジグ単専用モデルはさらに繊細な領域に特化しています。

ジグ単での釣りでは、アジがワームを吸い込んでから飲み込むまでの「間」をロッドが作り出すことが重要です。硬すぎるロッドでは、アジが違和感を感じて吐き出してしまいます。SKS-ST64SUL-AJINGの「適度に曲がる」特性は、この「間」を自然に作り、フッキング率を向上させているようです。

エステルライン1~2lbという極細ラインとの組み合わせで真価を発揮するこのモデルは、「ジグ単の繊細さを極めたい」というアングラーにとって最適解と言えるでしょう。


ベイトタックルで手返し重視ならSKC-ST66UL/Lを選ぶべき

ベイトタックルで手返し重視ならSKC-ST66UL/Lを選ぶべき

ボートアジングにおいて、ベイトタックルの採用は近年増加傾向にあります。その理由は手返しの良さバーチカルでの操作性にあります。スクアドシリーズのベイトモデルSKC-ST66UL/L-AJINGは、これらのメリットを最大限に活かせる設計となっています。

ベイトタックルの最大の利点は、クラッチのON/OFFによる瞬時のレンジ操作です。スピニングではベールを返す動作が必要ですが、ベイトはサミングしながらクラッチを切るだけで即座にフォールに移行できます。時合いの短いアジングでは、この数秒の差が釣果を大きく左右します。

また、バーチカルな釣りではラインが真下に出るため、ダイレクトな操作感が得られます。ボトムの感知、リフト&フォールのアクション、アタリの取り方、全てにおいてスピニングよりも明確な情報が得られるのです。

⚙️ ベイトモデルSKC-ST66UL/Lの特徴

  • 2g~30gの幅広い対応範囲:ジグ単からバチコンまでカバー
  • 6.6ftのやや長めレングス:バーチカルでもキャストでも使いやすい
  • PE#0.3-0.6対応:一段階強いラインシステムで手返しアップ
  • ダイレクト感重視の設計:クラッチON/OFFでの精密なレンジ操作が可能

あるアングラーのインプレッションでは以下のような評価がありました。

その際に本命購入(だったはず)のレジットデザインのスクアド 64SULもやや乗せ調子な感じで良さげでした。ボートアジング用のロッドですが、展示会でテスターの方から『ショアでの使用も想定はしている』と言っていた通り0.8g以上のジグ単にいい感じでした

<cite>出典:アジングの前アタリについて | ジグタン☆ワーク アジング日記</cite>

ベイトタックルは、バス釣り経験者にとっても馴染みやすいスタイルです。バスロッドでの経験をそのまま活かせるため、「ベイトフィネスの感覚でアジングができる」という声も聞かれます。

ただし、ベイトタックルには向き不向きがあります。風が強い日のキャストや、軽量ジグヘッドの遠投には不向きです。そのため、スピニングモデルと併用し、状況に応じて使い分けるアングラーが多いようです。SKC-ST66UL/Lは、そうした使い分けの中で「バーチカル主体、手返し重視」というシチュエーションで真価を発揮するモデルと言えるでしょう。


ロングレングスのSKS-ST73UL/Lは広範囲攻略に向いている

ロングレングスのSKS-ST73UL/Lは広範囲攻略に向いている

スクアド アジングシリーズの中で最も長い7フィート3インチのモデルがSKS-ST73UL/L-AJING Vertical Contact Specialです。このロングレングスモデルは「より広く探る」ことを目的に開発されました。

バチコンの基本アクション「ゼロテン(ゼロテンション)」では、シンカーとジグヘッドの間に「捨て糸」と呼ばれるラインを設定します。この捨て糸の長さを2m以上に設定する場合、短いロッドでは操作が難しくなります。7フィート以上のロングレングスがあれば、長い捨て糸でもスムーズに操作できるのです。

📏 ロングレングスモデルのメリット

メリット詳細説明
広範囲サーチキャスト飛距離が伸び、一投でカバーできる範囲が広がる
長い捨て糸対応2m以上の捨て糸でもスムーズなアクションが可能
レンジキープ長いロッドで角度をつけることで、狙ったレンジを維持しやすい
魚とのやり取りロッドの長さを活かして大型魚をいなせる
視認性向上ティップが高い位置にあるため、目視でのアタリ取りがしやすい

一方で、ロングレングスにはデメリットもあります。ボート上での取り回しが難しくなる、疲れやすい、繊細さが若干スポイルされるといった点です。しかし、SKS-ST73UL/Lはこれらのデメリットを最小限に抑える工夫がされています。

自重86gという軽量設計により、長時間の使用でも疲労を軽減。405mmというロングリップにより、脇に挟んでの操作がしやすく、安定したゼロテンアクションが可能です。また、30tソリッドカーボンの繊細なティップとアラミド繊維補強によるトルクフルブランクの組み合わせで、長さによる繊細さの損失を補っています。

公式の説明では「このバランスを見出し開発したのが7’3”の『Vertical Contact Special(バーチカルコンタクトスペシャル)』である」とされており、長さと繊細さのバランスを追求した結果が7フィート3インチだったようです。

広いエリアを効率的に探りたい、群れの位置が定まらない、潮の流れで仕掛けが流される、といった状況ではこのロングレングスモデルが威力を発揮するでしょう。


ボートアジング初心者が最初に選ぶべきモデルの条件

ボートアジング初心者が最初に選ぶべきモデルの条件

これからボートアジングを始める方が最初に選ぶべきロッドには、いくつかの条件があります。スクアド アジングシリーズの中から最適な一本を選ぶ際の判断基準を整理してみましょう。

🔰 初心者がロッドを選ぶ際の重要ポイント

  1. オールラウンド性能:様々な釣り方に対応できること
  2. 扱いやすい長さ:6フィート台半ばが理想的
  3. 適度な硬さ:UL(ウルトラライト)クラスが汎用性高い
  4. 価格の手頃さ:初期投資を抑えられること
  5. 情報の豊富さ:インプレや使い方の情報が多いモデル

これらの条件を満たすのが、前述したSKS-ST65UL-AJINGです。公式でも「まずはこれ!」と謳われているように、このモデル一本あれば、ボートアジングの基本的な釣り方は全てカバーできます。

初心者が陥りがちな失敗の一つが、「専門性の高すぎるロッドを最初に選んでしまう」ことです。例えば、ジグ単専用モデルを買ったものの、実際のフィールドではキャロライナリグが有効だった、という状況では対応できません。

SKS-ST65UL-AJINGなら、1.5g~10gという幅広いルアーウェイトに対応しているため、ジグ単、キャロ、メタルジグ、バチコンと、状況に応じて釣り方を変えられます。この「試行錯誤できる余地」が、上達への近道となります。

また、エステルライン、PE両方に対応している点も重要です。最初はどちらのラインが自分に合っているか分からないため、両方試せる柔軟性があると安心です。


バチコンアジングで重要なのはティップの感度とブランクの粘り

バチコンアジングで重要なのはティップの感度とブランクの粘り

バチコン(バーチカルコンタクト)アジングで釣果を上げるために最も重要な要素は、ティップの感度ブランクの粘りの両立です。この二つは一見相反する性能のように思えますが、スクアドシリーズはこの難題を見事にクリアしています。

バチコンでは、ゼロテンション(張らず緩めず)の状態で仕掛けを漂わせ、アジがワームに接触した瞬間を感知する必要があります。この時、ティップが硬すぎると微細な変化を捉えられず、柔らかすぎると着底が分からなくなります。

スクアドシリーズのティップは、先径0.7mm~0.85mmという極細の30tカーボンソリッドを採用しています。この繊細なティップが、以下のような情報を明確に伝えてくれます。

🎣 バチコンで必要な感度情報

  • 着底の瞬間:シンカーが底に着いたタイミング
  • ボトムの質:砂地、岩、牡蠣殻などの違い
  • 潮の流れ:仕掛けにかかる水圧の変化
  • アジの接触:ワームをつつく、じゃれる動作
  • 本バイト:しっかり咥えた瞬間

一方、ブランクの粘りは、フッキング後のやり取りで重要になります。40cm超のギガアジが掛かった瞬間、青物のような強烈な引きが始まります。この時、硬いロッドでは口切れやフックアウトのリスクが高まります。

スクアドのアラミド繊維補強ブランクスは、引きを「受け流す」ような粘り強さがあります。急激な突っ込みもロッドの曲がりで吸収し、常にテンションを保ちながら主導権を握れる設計です。

あるプロアングラーは「船の揺れを吸収するためのしなやかさが重要」と語っています。波によるボートの上下動が、硬いロッドでは仕掛けに余計な動きを与えてしまいます。適度にしなるブランクスが揺れを吸収することで、ゼロテンションを維持しやすくなるのです。

バチコンアジングでスクアドシリーズが高評価を得ているのは、この「感度と粘りの両立」が実現できているからこそでしょう。


深場攻略には30号対応のSKS-ST610L/MLが威力を発揮

深場攻略には30号対応のSKS-ST610L/MLが威力を発揮

水深50m以上の深場や、潮流が速く底取りが困難な状況では、SKS-ST610L/ML-AJING GIGA AJI SPECIALが威力を発揮します。このモデルは30号(約112.5g)のシンカーにも対応できる強靭なブランクスを持ちながら、繊細なティップでアタリを捉えられる設計です。

深場攻略では、通常の15号シンカーでは底取りが困難なケースがあります。潮が速い、水深が深い、風が強いといった条件が重なると、シンカーが斜めに流され、真下に落ちません。このような状況では、より重いシンカーが必要になります。

🌊 深場・荒天時の課題と対策

状況課題SKS-ST610L/MLの対応
水深50m以上軽いシンカーでは底取り困難30号まで対応、しっかり底を感じ取れる
強風・高波ラインが風に煽られるL/MLパワーで風に負けないブランク
速潮仕掛けが流される重いシンカーで垂直を維持
深場のギガアジ浮かせるパワーが必要アラミド繊維補強で粘り強く対応

このモデルのもう一つの特徴は、グリップ長が315mmとSKS-ST73UL/Lよりやや短めに設定されている点です。これにより、15号シンカーでのキビキビとした誘いにも対応できます。つまり、「30号も使えるし、15号でも快適に使える」という汎用性を持っているのです。

深場攻略では、ロッドのパワーだけでなく、巻き上げ時の疲労も考慮する必要があります。水深70mから何度もリグを上げ下げするのは、想像以上に体力を消耗します。SKS-ST610L/MLは自重78gという軽量設計により、長時間の深場攻略でも疲れにくい設計となっています。

また、深場ではアタリの伝わり方も変わります。水深が深いほど、ラインの伸びや水圧の影響でアタリが分かりにくくなります。30tソリッドティップの高感度と、PEラインの低伸度を組み合わせることで、深場でも明確なアタリを捉えられるようになります。

荒天時や深場という「タフな状況でもギガアジのワンチャンスをモノにできる」というコンセプトは、まさにこのモデルのためにあると言えるでしょう。


まとめ:スクアド アジング インプレから見えた最適な選び方

まとめ:スクアド アジング インプレから見えた最適な選び方

最後に記事のポイントをまとめます。

  1. スクアド アジングシリーズは「曲がる」ブランク設計が最大の特徴である
  2. 曲がることで船の揺れを吸収し、口切れを防ぎ、自然なバイトを演出する
  3. アラミド繊維補強により、軽量ながら強靭で粘り強いブランクスを実現している
  4. 初心者にはSKS-ST65UL-AJINGというオールラウンドモデルが最適である
  5. ジグ単専用にはSKS-ST64SUL-AJING、バチコン専用にはSKC-ST610UL/Lが適している
  6. ギガアジ攻略にはSKC-ST68L/MLまたはSKS-ST610L/MLが開発されている
  7. ベイトタックルでの手返し重視ならSKC-ST66UL/Lを選ぶべきである
  8. 広範囲攻略や長い捨て糸使用にはSKS-ST73UL/Lのロングレングスが有効である
  9. 価格帯は28,500円~35,800円とコストパフォーマンスに優れている
  10. 30tカーボンソリッドティップが0.5g~150gまでの幅広いウェイトに対応する
  11. 深場や荒天時には30号対応のSKS-ST610L/MLが威力を発揮する
  12. エステルライン、PE両方に対応しているモデルが多く、ラインシステムの選択肢が広い
  13. 瀬戸内エリア特化型の3ピースモデルSKS-ST55UL-AJINGも存在する
  14. バチコンでは感度と粘りの両立が重要で、スクアドはこれを高次元で実現している
  15. ベイトモデルはクラッチON/OFFによる精密なレンジ操作が可能である
  16. グリップ長も用途に応じて最適化されており、ゼロテンアクションがしやすい
  17. ティップは蛍光イエロー塗装で視認性を高めたモデルもある
  18. 実際のユーザーレビューでは「想像以上に感度やバランスが良い」と評価されている
  19. プロアングラーとの共同開発により、実釣性能が徹底的に磨かれている
  20. モデル選びは自分の釣り方、フィールド、ターゲットサイズに合わせることが重要である

記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト

  1. アジングの前アタリについて | ジグタン☆ワーク アジング日記
  2. 監修者が語る!”唯一無二”なボートアジング専用ロッド『スクアド(レジットデザイン)』のこだわりとは?│ルアマガプラス
  3. 【超個性的なアジングロッド】シナスタジアとベイライナー、ティクトの新作をチェック|あおむしの釣行記4
  4. しっかり曲がるロッドなら「ギガアジがもっと獲れる!」レジットデザイン『スクアド』アジングシリーズに珠玉のNEWモデルが登場!│ルアマガプラス
  5. バチコンアジング第1回レジットデザインカップin太田屋さん参加してきました | 埼玉のナオ・フィッシングブログ
  6. 尺超え当たり前!バチコンアジングのススメ。釣り方や仕掛けを解説、堤防からのオカッパリでもできるの? – さかまた : 釣りとガジェット
  7. シマノ 21 ソアレXR S610L-S – 東京湾チニング、アジング、メバリング用ロッド インプレ | 釣り酒師あっきーのよかログ
  8. ボートアジングロッドおすすめガイド:初心者から上級者までの選び方とコツ|釣りGOOD
  9. レジットデザイン「SKUAD(スクアド)」! ハイコスパ&超コダワリ系のソルトロッドが登場 | TSURI HACK
  10. 製品詳細(ボートアジング) | LEGIT DESIGN

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