「アジングロッド」を持っているけど、これで「カマス」も狙えるのか気になっている方は多いのではないでしょうか。結論から言えば、アジングロッドはカマス釣りに十分流用可能です。むしろ軽量ルアーを扱いやすい設計のため、1g前後のジグヘッドから小型プラグまで幅広く対応できます。ただし、ロッドの長さや硬さ、ティップ素材などによって釣果に差が出るのも事実。本記事では、アジングロッドでカマスを狙う際の選び方や実践テクニック、注意点を網羅的に解説します。
加えて、実際の釣り場で使われている具体的なロッドモデルや、初心者がコスパよく選ぶためのポイントも紹介。専用ロッドとの違いや、リール選び、ライン設定まで含めた総合的な情報をお届けします。アジングロッドを活用してカマスゲームを楽しみたい方は、ぜひ最後までお読みください。
| この記事のポイント |
|---|
| ✓ アジングロッドがカマス釣りに流用できる理由と相性 |
| ✓ ロッドの長さ・硬さ・ティップ素材による釣果の違い |
| ✓ リーダー設定やドラグ調整などの実践テクニック |
| ✓ 初心者向けコスパ最強モデルと価格帯別おすすめロッド |
アジングロッドでカマスは釣れる？相性と選び方のポイント
- アジングロッドでカマスを狙える理由は軽量ルアーへの対応力
- カマス釣りに適したアジングロッドの長さは7フィート前後
- ロッドの硬さはLクラスからMLクラスが最適解
- チューブラーティップとソリッドティップの使い分けが釣果を左右する
- ガイドの質と数がライン放出のスムーズさを決める
- 価格帯別おすすめモデルと選び方の基準
アジングロッドでカマスを狙える理由は軽量ルアーへの対応力
アジングロッドは元々、1g前後の軽量ジグヘッドを扱うために設計されたロッドです。この特性がカマス釣りにも活かせます。カマスは小型のベイトフィッシュを追いかける魚であり、2g〜7g程度のジグヘッドや小型プラグに好反応を示します。
ネット上の情報を調査すると、実際に多くのアングラーがアジングロッドでカマスを釣り上げています。ある釣行レポートでは以下のような記述がありました。
今回はもう少しパッツン系の竿が欲しいと思い、安価なカメヤのアジングロッド、アジニスト レジェンドを入手しました。一応カーボンソリッドで、超感度をうたってますが、さてどうしでしょうか？
この記述からわかるように、アジングロッドはカマス釣りにおいて実用的な選択肢となっています。特に軽量ルアーへの対応力が高く、繊細なアタリも取りやすい設計になっている点が魅力です。
また、カマス釣りで使用するルアーの重さは最大でも10g程度までが一般的です。これはアジングロッドのルアーウェイト範囲と重なるため、流用しやすいといえます。ただし、ロッドの硬さや長さによって扱いやすさが変わるため、選び方には注意が必要です。
📌 アジングロッドがカマスに適している理由
| 理由 | 詳細 |
|---|---|
| 軽量ルアー対応 | 1g〜10g程度のジグヘッドやプラグを扱える |
| 高感度設計 | カマスの小さなアタリも逃さず感知可能 |
| バーサタイル性 | アジだけでなく多魚種に対応できる汎用性 |
| コスパの良さ | 専用ロッドを買わずに流用できる経済性 |
アジングロッドを使ってカマスを狙う最大のメリットは、新たにロッドを購入する必要がない点です。すでにアジングタックルを持っているなら、リーダーの太さやドラグ設定を調整するだけでカマスゲームに挑戦できます。
カマス釣りに適したアジングロッドの長さは7フィート前後
カマス釣りでは、遠投性と取り回しのバランスが重要です。アジングロッドの中でも、7フィート(約2.1m)前後のモデルが最も使いやすいといわれています。
複数の情報源を調査したところ、以下のような見解が見られました。
カマス釣りに最適なロッドの長さとしては大体7フィート前後で、「私の場合は6.8フィート程度〜7.3フィート、長めで7.6フィート位まで」のロッドを好んでいる。この位のロッドを選んでおけば、足場が低い場所〜ちょっと足場が高い堤防などでも対応しやすく、ライトゲームのカマス釣りは快適に出来る。
この情報から、6.8フィート〜7.6フィートの範囲が実用的であることがわかります。長すぎると小場所での操作性が落ち、短すぎると飛距離が出ません。7フィート前後なら、漁港の常夜灯周りから堤防先端まで幅広く対応できます。
また、カマスは表層から中層を回遊する魚です。ロッドが長いほど遠投しやすく、広範囲を探れるメリットがあります。一方で、夜間の常夜灯周りを狙う場合は6フィート台のショートロッドでも十分に対応可能です。
🎣 ロッドの長さ別の用途
| 長さ | 適した釣り場 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| 6〜6.5フィート | 小規模漁港・常夜灯周り | 取り回しが良い・操作性抜群 | 飛距離が出にくい |
| 6.8〜7.3フィート | 一般的な堤防・漁港 | バランスが良い・万能 | 特筆すべき欠点なし |
| 7.6フィート以上 | 足場の高い堤防・遠投が必要な場所 | 飛距離が出る・水深対応 | 小場所では扱いにくい |
初心者の方がまず1本選ぶなら、7フィート前後のモデルを選ぶのが無難でしょう。これなら様々なシチュエーションに対応でき、アジングとの兼用もしやすくなります。
ロッドの硬さはLクラスからMLクラスが最適解
アジングロッドの硬さ(パワー)は、L(ライト)クラスからML(ミディアムライト)クラスがカマス釣りに適しています。これは使用するルアーの重さとカマスのバイト特性に関係します。
調査した情報によると、以下のような指摘がありました。
カマス釣りであれば、それほど大きな負荷がかかる釣りではありません。1万円前後でも必要な性能を満たすリールは多く、予算に余裕があれば上位機種を選ぶのも良いでしょう。自分の釣行スタイルに合った価格帯を選んでみてください。
ただし、ロッドの硬さについては使用するルアーの重さに合わせる必要があります。一般的な目安は以下の通りです。
- Lクラス：1g〜5g程度のジグヘッド中心
- MLクラス：5g〜10g程度のジグ・プラグも扱える
カマスは口が硬い魚として知られており、フッキングが甘いとバレやすい特徴があります。そのため、ある程度の張りがあるロッドのほうが合わせを入れやすく、フッキング率が向上します。
⚖️ ロッドの硬さとカマス釣りの相性
| 硬さ | 適したルアー | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| UL(ウルトラライト) | 1g以下の超軽量ジグヘッド | 繊細なアジング向き | カマスには柔らかすぎる場合も |
| L(ライト) | 1g〜5g程度 | ジグヘッド中心のカマスゲームに最適 | 重めのルアーは投げにくい |
| ML(ミディアムライト) | 5g〜10g程度 | プラグ・ジグも扱える汎用性 | 軽量ジグヘッドの感度がやや落ちる |
一般的には、Lクラスを選んでおけば大きく外すことはありません。ただし、メタルジグや小型ミノーを多用するスタイルならMLクラスも検討する価値があります。
実際の使用例として、別の情報源では次のような記述がありました。
柔らかすぎるロッドはカマスのバイトを弾く事が無いので初心者にもおすすめです。バットパワーも強いので尺超えのカマスを掛けても余裕で引き寄せる事が出来ます。
この記述からわかるように、柔らかめのロッドでもバットパワーがしっかりしていれば問題ないようです。選ぶ際は、ティップの柔軟性とバットの強さのバランスを意識しましょう。
チューブラーティップとソリッドティップの使い分けが釣果を左右する
アジングロッドには、チューブラーティップとソリッドティップの2種類があります。この違いがカマス釣りの釣果に影響するため、使い分けを理解しておくことが重要です。
📊 ティップ素材の特徴比較表
| ティップ素材 | 特徴 | カマス釣りでのメリット | カマス釣りでのデメリット |
|---|---|---|---|
| チューブラー | 中空構造で張りがある | 感度が高い・掛けの釣りに有利・プラグ操作がしやすい | 食い込みがやや劣る |
| ソリッド | 中身が詰まっていて柔軟 | 食い込みが良い・バイトを弾きにくい | 感度がやや劣る・アクション時の反応が鈍い |
調査した情報では、以下のような使い分けが推奨されていました。
マヅメ時の釣りでは高活性なカマスが相手になるので掛けに行く釣りスタイルの方が有利です。その為、感度の高いチューブラーロッドでバイトを感じたら即合わせする方が釣果の伸びが期待出来ます。一方、ナイトゲームのカマスはナーバスで群れも小さいため1バイトを大事にした釣りの方が釣果を伸ばせます。じゃれつくように針掛かりの浅いバイトをする事が多いので食い込み重視のソリッドロッドの方が有利です。
この情報から、デイゲームとナイトゲームで使い分けるのが理想的だとわかります。ただし、初心者が最初の1本を選ぶなら、どちらを選んでもそれほど大きな差はないかもしれません。
別の意見として、実釣経験者のコメントもありました。
穂先がチューブラとソリッドの差ですが、完全に好みだと思います。ソリッドの柔らかさはフッキングに有利と言われています。チューブラの場合リールのドラグを緩めれば対応できました。
つまり、ドラグ調整によってある程度カバーできるということです。チューブラーでも、ドラグを少し緩めに設定しておけば、ソリッドと同様の食い込みの良さを確保できる可能性があります。
🎯 シーン別ティップ素材の推奨
- デイゲーム（マヅメ時）: チューブラーティップ → 高活性なカマスに即合わせで対応
- ナイトゲーム（常夜灯周り）: ソリッドティップ → ナーバスなカマスの食い込みを重視
- 万能型（初心者向け）: ソリッドティップ → バイトを弾きにくく扱いやすい
個人的な見解としては、初心者はソリッドティップから始めるのが無難かもしれません。バイトを弾きにくく、フッキングミスが減るためです。慣れてきたらチューブラーティップも試してみると、釣りの幅が広がるでしょう。
ガイドの質と数がライン放出のスムーズさを決める
ロッド選びで見落としがちなのがガイドの質と数です。特にPEラインを使用する場合、ガイドの性能が飛距離やライントラブルに直結します。
調査した情報では、以下のような指摘がありました。
高品質ガイドはライン放出がスムーズで感度も向上します。特にPEラインを使用する場合、摩擦が少なく熱変形しにくいガイドが好ましいです。数が多いほど曲がりが安定しやすく、バラシ軽減にもつながります。
ガイドの数が多いと、ロッドの曲がりが均一になり、ライン放出時の抵抗が減ります。その結果、飛距離が伸びるだけでなく、感度も向上します。
🔧 ガイドの種類と特徴
| ガイドタイプ | 特徴 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| Kガイド | エントリーモデルに多い標準ガイド | コストが抑えられる | ライントラブルがやや起きやすい |
| Sicガイド(SiC) | セラミック素材で摩擦が少ない | PEラインに最適・耐久性高い | 価格がやや高い |
| トルザイトガイド | 超軽量・超高感度 | 最高レベルの性能 | 高価格帯モデルのみ |
カマス釣りではPEライン0.3〜0.6号を使用することが多いため、Sicガイド以上のモデルを選ぶのがおすすめです。エントリーモデルでもSicガイドを搭載したロッドは増えているので、予算内で選ぶと良いでしょう。
また、ガイド数については多いほうが有利ですが、その分重量が増えます。ライトゲーム用ロッドの場合、8〜10個前後のガイドが標準的です。これ以上増やしても、実釣での体感差は少ないかもしれません。
価格帯別おすすめモデルと選び方の基準
アジングロッドは価格帯によって性能差があります。カマス釣りに流用する場合、予算と目的に応じた選び方が重要です。
💰 価格帯別の特徴とおすすめモデル
| 価格帯 | 特徴 | 代表的なモデル例 |
|---|---|---|
| 〜1万円 | コスパ重視・入門向け | ダイワ アジングX、シマノ ソアレBB、メジャークラフト ファーストキャスト |
| 1万〜2万円 | 実用性十分・中級者向け | ダイワ 月下美人アジング、シマノ ソアレSS、メジャークラフト クロステージ |
| 2万〜3万円 | 高性能・上級者向け | ダイワ 月下美人MX、ヤマガブランクス ブルーカレントIII |
| 3万円以上 | ハイエンド・こだわり派向け | ダイワ 月下美人EX AGS、がまかつ 宵姫華 |
調査した情報の中で、実際に購入されたモデルの例がありました。
価格、竿の硬さ、重心の位置を考慮した結果この竿を購入しました。「DAIWA 20 月下美人 76L-T」でカマスを釣り上げることができました。
このように、1万円台のミドルレンジモデルでも十分にカマス釣りに対応できることがわかります。
初心者の方であれば、まずは1万円前後のエントリーモデルから始めるのが賢明でしょう。アジングとカマス釣りの両方を楽しみながら、自分の好みや釣りスタイルを見極めてから上位モデルを検討するのがおすすめです。
一方、既にアジングの経験があり、本格的にカマスゲームに取り組みたい方は、2万円以上のモデルを選ぶことで、軽量化や高感度といったメリットを実感できるでしょう。
アジングロッドでカマスを釣るための実践テクニックと注意点
- リーダーは太めに設定してラインブレイクを防ぐ
- ドラグ調整をこまめに行うことでバラシを減らせる
- カマスの活性に合わせたギア比の選択が効率を上げる
- ジグヘッドの重さは1g〜7g程度が基本レンジ
- プラグやメタルジグも使える汎用性がアジングロッドの魅力
- 初心者が最初に選ぶべきコスパ最強モデルとは
- まとめ：アジングロッドでカマスを狙う際の重要ポイント
リーダーは太めに設定してラインブレイクを防ぐ
カマスは非常に鋭い歯を持つ魚です。アジングで使用する細いリーダーでは、噛み切られてしまうリスクが高まります。そのため、カマスを狙う際はリーダーを太めに設定することが必須です。
調査した情報では、以下のような具体的な設定が推奨されていました。
カマスの歯はとても鋭いため、ラインブレイクに注意が必要です。フロロリーダーを太めにするか、リーダーの長さをやや多めに確保しておくと安心できます。メインラインにPE0.6号前後を使う場合、リーダーは8lb前後を目安にすると、歯擦れによる糸切れを減らすことが可能です。
一般的なアジングでは4lb程度のリーダーを使用しますが、カマスの場合は最低でも5lb、推奨は8lb前後です。場合によっては2段リーダーシステムを採用する方法もあります。
🎣 リーダー設定の具体例
| メインライン | リーダー1本目 | リーダー2本目(先端) | 用途 |
|---|---|---|---|
| PE0.3号 | フロロ5lb | フロロ7号(20cm) | ナイトゲーム・繊細な釣り |
| PE0.6号 | フロロ8lb | 不要 | デイゲーム・標準設定 |
| PE0.8号 | フロロ10lb | 不要 | 大型狙い・ラフな釣り場 |
2段リーダーシステムとは、メインリーダー+先端に太いリーダーを追加する方法です。ルアーに直結する部分だけを太くすることで、歯擦れによる切断を防ぎつつ、ルアーのアクションへの影響を最小限に抑えられます。
別の情報源では、さらに具体的な設定が紹介されていました。
PEラインに2号フロロを結束、その先に7号を結びます。7号は20㎝ほどで良いです。何故こんな面倒なシステムにするのかというと、カマスは歯が鋭い魚だからです。鋭い歯にラインが当たると簡単にスパッと切れてしまいます。
このように、先端20cm程度を太いリーダーにするだけでも、ラインブレイクのリスクは大幅に減らせます。結束が苦手な方は、スナップを使う方法もあります。スナップの金属部分が歯の攻撃を防いでくれるため、リーダーの保護になります。
ドラグ調整をこまめに行うことでバラシを減らせる
カマスのファイトは意外と強烈です。掛かった瞬間に突っ込まれることもあるため、ドラグ設定が重要になります。
調査した情報では、以下のような指摘がありました。
カマスを掛けた後、急に突っ込まれる場面があるため、ドラグは少しだけ余裕を持たせておきましょう。あまりに締めすぎると、歯が当たって切られるリスクが増します。とくにリールのドラグ音を確認しながらファイトし、随時調整することでバラシやラインブレイクを防ぎやすくなります。
一般的な目安としては、ライン強度の3割程度にドラグを設定すると良いとされています。例えば、8lbのリーダーを使用している場合、約800g程度の負荷でドラグが滑るように調整します。
⚙️ ドラグ設定の目安表
| リーダー強度 | ドラグ設定の目安 | 注意点 |
|---|---|---|
| 5lb(約2.3kg) | 約700g | ナイトゲーム向け・繊細な設定 |
| 8lb(約3.6kg) | 約1.0kg | 標準的な設定 |
| 10lb(約4.5kg) | 約1.3kg | 大型狙い・強めの設定 |
ドラグを締めすぎると、カマスが突っ込んだ際にラインが切れるリスクが高まります。逆に緩すぎると、フッキングが甘くなり、バレやすくなります。
実際の釣り場では、最初は少し緩めに設定しておき、カマスが掛かってからファイト中に微調整するのがおすすめです。リールのドラグノブは簡単に回せるので、状況に応じて調整する癖をつけておくと良いでしょう。
カマスの活性に合わせたギア比の選択が効率を上げる
リールのギア比も、カマス釣りの効率に影響します。アジングではローギア(ノーマルギア)が主流ですが、カマス釣りではハイギアも選択肢に入ります。
調査した情報では、以下のような使い分けが推奨されていました。
リールのギア比は手返しに直結します。カマスが表層を回遊しているときや、広範囲をテンポよく探る場合はハイギアが便利です。反対に活性が落ちているときにはノーマルギアでじっくり探れるのが利点になります。
🎛️ ギア比による使い分け
| ギア比 | 特徴 | 適したシーン | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|---|
| ノーマルギア(5.0前後) | 巻き抵抗が軽い | ナイトゲーム・低活性時 | ゆっくり探れる・疲れにくい | 手返しが悪い |
| ハイギア(6.0以上) | 巻き取り速度が速い | デイゲーム・高活性時 | 広範囲を素早く探れる | 巻き抵抗がやや重い |
個人的な見解としては、初心者はノーマルギアから始めるのが無難かもしれません。巻き抵抗が軽く、ゆっくりとルアーを引けるため、カマスのバイトタイミングを掴みやすくなります。
慣れてきたら、ハイギアモデルも試してみると良いでしょう。特にデイゲームで広範囲を探る釣りでは、ハイギアのほうが効率的です。また、フッキング後の巻き取りも速いため、次のキャストまでの時間が短縮できます。
ジグヘッドの重さは1g〜7g程度が基本レンジ
カマス釣りで使用するジグヘッドの重さは、1g〜7g程度が基本です。この範囲であれば、アジングロッドで十分対応できます。
調査した情報では、以下のような記述がありました。
一般的な港湾部で小型のルアーを使用してカマスを狙うのであれば、ルアーの重さは大体2g〜7g程度を使うことが多い。なのでロッドの最大ウェイトは目安として「7g〜10g程度まで対応できるもの」を選んでおけばOKで、最低でも5g程度まで扱えるものがおすすめ。
🎣 ジグヘッドの重さと用途
| 重さ | 適したシーン | 特徴 |
|---|---|---|
| 1〜2g | 表層・スローな誘い | ナイトゲーム向き・繊細な操作が可能 |
| 3〜5g | 中層・標準的な釣り | 最も汎用性が高い重さ |
| 5〜7g | 底付近・遠投が必要 | デイゲーム向き・風の影響を受けにくい |
カマスは表層から中層を回遊することが多いため、基本的には3〜5gのジグヘッドを中心に揃えておけば問題ないでしょう。ただし、風が強い日や水深がある場所では、5〜7gのやや重めのジグヘッドが必要になることもあります。
逆に、常夜灯周りでゆっくり探る場合は、1〜2gの軽量ジグヘッドが効果的です。この場合、ソリッドティップのロッドのほうが扱いやすいかもしれません。
プラグやメタルジグも使える汎用性がアジングロッドの魅力
アジングロッドは、ジグヘッドだけでなく小型プラグやメタルジグも扱えます。これがカマス釣りにおいて大きなメリットとなります。
調査した情報では、以下のような記述がありました。
カマス釣りで使用するルアーは1g前後のジグヘッドからミノー、バイブレーションなど様々ですからいわゆるバーサタイル的なロッドが便利です。専用ロッドを代用する場合は尺アジをターゲットとしたパワーのあるアジングロッドがおすすめです。
🎯 カマス釣りで使えるルアーの種類
| ルアータイプ | 重さの目安 | 特徴 | 使用シーン |
|---|---|---|---|
| ジグヘッド+ワーム | 1〜7g | 基本のルアー | オールラウンド |
| 小型ミノー | 3〜7g | リアルなベイトフィッシュ模倣 | 表層攻略 |
| バイブレーション | 5〜10g | 強いアピール力 | 広範囲サーチ |
| メタルジグ | 5〜15g | 遠投・深場対応 | デイゲーム・遠投が必要な場所 |
アジングロッドでも、7〜10g程度のメタルジグであれば投げられるモデルが多いです。カマスが沖に落ちている場合や、足場が高い堤防では、メタルジグの遠投性能が活きてきます。
ただし、あまり重いルアーを投げ続けると、ロッドに負担がかかり破損のリスクもあります。ロッドの推奨ルアーウェイトを確認し、無理のない範囲で使用しましょう。
初心者が最初に選ぶべきコスパ最強モデルとは
カマス釣りに初めて挑戦する方にとって、コスパの良いロッド選びは重要です。調査した情報から、初心者におすすめのモデルをいくつか紹介します。
💡 初心者向けコスパ最強モデル
| メーカー | モデル名 | 価格帯 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ダイワ | アジングX 72L-S | 約1万円 | 硬めの設定・バランス良好 |
| シマノ | ソアレBB S76UL-T | 約1.5万円 | チューブラーティップ・標準的な設定 |
| メジャークラフト | ファーストキャスト FCS-682AJI | 約6千円 | 超コスパ重視・入門用 |
実際に購入された方の声として、以下のような記述がありました。
私が購入した竿はこれです。メバルモデルの月下美人です。穂先がチューブラタイプとなっていて少し硬めの印象です。適度な硬さと反発があるので、手に馴染みました。
この方が選んだのはダイワ 20 月下美人 76L-Tで、価格は約1.5万円です。初心者にとっては少し高く感じるかもしれませんが、長く使える性能を考えればコスパは十分良いといえるでしょう。
一方、さらに予算を抑えたい方には、メジャークラフト ファーストキャストがおすすめです。6千円程度で購入でき、カマス釣りに必要な基本性能は備えています。
個人的な見解としては、予算が許すなら1万円以上のモデルを選ぶことをおすすめします。安価すぎるロッドは耐久性や感度に不安が残るため、結局買い替えが必要になるケースもあります。最初からミドルレンジのモデルを選んでおけば、長く愛用できるでしょう。
まとめ：アジングロッドでカマスを狙う際の重要ポイント
最後に記事のポイントをまとめます。
- アジングロッドはカマス釣りに十分流用可能で、1g〜10g程度の軽量ルアーに対応できる
- ロッドの長さは7フィート前後が最もバランスが良く、幅広いシーンで使いやすい
- 硬さはLクラスからMLクラスを選び、使用するルアーの重さに合わせる
- チューブラーティップは感度重視、ソリッドティップは食い込み重視で使い分ける
- ガイドはSicガイド以上を選ぶことで、PEラインの放出がスムーズになる
- リーダーは最低5lb、推奨8lb前後に設定し、2段リーダーも検討する
- ドラグはライン強度の3割程度に設定し、ファイト中に微調整する
- ギア比は初心者ならノーマルギア、慣れたらハイギアも試す
- ジグヘッドは3〜5gを基本に、1〜7gの範囲で状況に応じて選ぶ
- 小型プラグやメタルジグも使えるバーサタイル性がアジングロッドの魅力
- 初心者はダイワ アジングXやシマノ ソアレBBなど1万円前後のモデルがおすすめ
- カマスの歯は鋭いため、スナップや太いリーダーでラインブレイク対策をする
- デイゲームとナイトゲームでロッドやルアーの使い分けをすると釣果が向上する
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
- アジングロッドでカマスを釣る！！ | メッキを釣る！！
- カマスのルアーフィッシングがおもしろい！釣り方を”超わかりやすく”解説します | TSURI HACK[釣りハック]
- アジング釣行の厄介なゲスト「カマス」対策 タチウオにはお手上げ？ | TSURINEWS
- カマスのルアー釣りはこれで決まり！最強ルアーとタックルについて解説！ | 釣りingドットコム
- カマス釣り用ルアーロッドおすすめ10選！長さ等の選び方を解説！ | タックルノート
- カマス釣り用ルアーロッドの選び方・おすすめアイテムを紹介！【実釣比較セレクト】 | まるなか大衆鮮魚
- ライトゲーム全般アジングカマスメッキカサゴメバルに使えるロッドのお… – Yahoo!知恵袋
- カマス釣りリール・ロッドの選び方｜おすすめ商品と使用時の注意点を徹底解説！｜釣りGOOD【超特化】東海・北信越の釣り情報＆釣具レビュー
- 【比較】初心者がコスパ良くワームを使えるカマス釣り用ロッドの選び方 | いるペンBlog
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