「21プレッソってアジングに使えるの?」そんな疑問を持つアングラーは少なくありません。ダイワの淡水専用リールとして誕生した21プレッソですが、その卓越した巻き感度と145gという驚異的な軽量性から、実はアジングシーンでも密かに注目を集めているんです。インターネット上の情報を調査してみると、実際に離島アジングや本格的なライトゲームで愛用しているアングラーが想像以上に多いことがわかりました。
ただし、淡水専用設計という特性上、海水での使用には独特の注意点があります。マグシールドレス仕様であることや、オイルベアリングの採用など、通常のソルト対応リールとは異なる特徴を理解した上で使いこなす必要があるのです。本記事では、インターネット上に散らばる実際の使用者の声や専門家の見解を集約し、21プレッソをアジングで使う際のメリット・デメリット、メンテナンス方法、他のリールとの比較まで、総合的に解説していきます。
この記事のポイント |
---|
✓ 21プレッソは淡水専用だがアジングでの使用実績が豊富にある |
✓ 145gの軽量性と高い巻き感度がアジングに最適な理由 |
✓ マグシールドレス仕様のため海水使用後の徹底したメンテナンスが必須 |
✓ コスパに優れヴァンキッシュに匹敵する性能を持つ選択肢 |
21プレッソをアジングで使う際の基本性能と適性
- 21プレッソはアジングで使用可能だが淡水専用の特性を理解すべき
- 巻き感度の高さがアジングに最適な理由
- 145gという軽量設計が繊細な釣りを可能にする
- マグシールドレス仕様のメリットとメンテナンスの必要性
- エステルラインとの相性が良好
- 離島アジングでの実績が証明する性能
21プレッソはアジングで使用可能だが淡水専用の特性を理解すべき
21プレッソは本来エリアトラウト用に設計された淡水専用リールですが、実際にはアジングでも十分に使用できることが多くのアングラーによって証明されています。Yahoo!知恵袋での質問に対する回答では、このような見解が示されています。
21プレッソでアジングですね^^
できますよ。
21プレッソは淡水専用ですが、淡水専用リールは巻き感度が高い傾向にあるので、あえてアジングに使う釣り人もいますね。
ですが、注意しなきゃいけないのは淡水専用のため防水性と対塩性が低くなってることです。
マグシールドレスですし、ベアリングも回転重視のオイル仕様(ソルト機種はグリス仕様です)しっかりと水洗いや注油でメンテナンスをしっかり行わないと劣化も相当早くなってしまいますよ><
出典:Yahoo!知恵袋 – 21プレッソはアジングで使用できますか?
この回答が示す通り、21プレッソの最大の特徴は淡水専用リールならではの高い巻き感度にあります。ソルト対応リールは海水への耐久性を重視するため、マグシールドなどの防水機構が組み込まれていますが、これが微妙な抵抗となって巻き感度を低下させる要因になることがあります。一方、21プレッソはマグシールドレス仕様のため、より繊細な巻き心地を実現しているのです。
ただし、この特性は諸刃の剣でもあります。防水性と対塩性が低いということは、海水にさらされることで通常のソルトリールよりも早く劣化するリスクがあるということです。特にベアリングがオイル仕様である点は重要で、グリス仕様のソルトリールと比較して塩ガミを起こしやすい傾向があります。
それでもなお、多くのアングラーが21プレッソをアジングで使用している背景には、適切なメンテナンスを行えば長期使用が可能であること、そして何よりその卓越した巻き感度がアジングにおいて大きなアドバンテージになるという確信があるからです。一般的には、淡水専用リールを海で使うことは推奨されませんが、メンテナンスの手間を惜しまないアングラーにとっては、21プレッソは非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
巻き感度の高さがアジングに最適な理由
21プレッソの巻き感度の高さは、アジングという釣りの特性と非常に相性が良いと評価されています。アジングは繊細なアタリを感じ取り、素早くフッキングに持ち込む必要がある釣りです。特にジグ単(ジグヘッド単体)での釣りでは、わずかな潮の変化やアジの前触れを巻き感度で察知することが釣果を左右します。
実際に21プレッソを購入したアングラーのブログでは、このような感想が述べられています。
買った理由
プレッソだからですよ、他に理由が必要かい?
この率直な表現からも、プレッソシリーズの巻き感度に対する信頼の高さが伺えます。実際、多くのユーザーレビューで共通しているのが「巻きの滑らかさ」と「情報伝達の明瞭さ」です。
📊 21プレッソの巻き感度が優れている理由
要因 | 詳細 | アジングでのメリット |
---|---|---|
マグシールドレス | 防水機構がない分、抵抗が少ない | 微細な潮の変化を感じ取れる |
オイルベアリング | 回転重視の設計 | 巻き出しが軽く、低速巻きが安定 |
12個のベアリング | 各部の動きが滑らか | 巻きジャリや異音が少ない |
高剛性ボディ | たわみが少ない | 巻き感が直接的に伝わる |
アジングでは、特に「止めて、巻いて、また止める」というサビキスタイルのアクションを多用します。この際、巻き始めの軽さと巻き感度の高さが釣りの快適性を大きく向上させるのです。21プレッソはまさにこの点で優れており、長時間の釣行でも疲労が蓄積しにくいという利点があります。
また、ある使用者のブログでは、巻き感度の高さが釣果に直結した経験が語られています。
リールが馴染んでからは、かなり爽快な巻き心地になりました。ヌル系の巻き心地ではあるものの、マグ抜きand玉抜き、ケミカルチューンした15ルビアス2004の軽さに迫る巻き感になりました。
出典:エビがマスを釣る – 21プレッソを使ってみて分かった事
この証言から分かるように、21プレッソは使い込むほどに馴染んでいき、最終的には高額なカスタマイズを施したリールに匹敵する巻き心地を実現できる可能性を秘めています。初期状態でも十分な性能を発揮しますが、リールが馴染むことでさらなるポテンシャルが引き出されるのは、長く使い続けるモチベーションにもなるでしょう。
145gという軽量設計が繊細な釣りを可能にする
21プレッソLT1000S-Pの自重はカタログスペックで145gとされていますが、実測でもほぼこの数値に近い軽量性を実現しています。この軽さは、アジング用の軽量ロッドとの組み合わせにおいて絶大な効果を発揮します。
実際に21プレッソを使用しているアングラーのブログでは、詳細な重量測定が行われています。
重量は・・・・・・カタログスペックだと145gて書いてあったけど、こんなもんかな(°∀°)ノ
ヴァンキッシュ1000は、糸を巻いた状態で・・・146.2gだから、ヴァンキッシュの方が実際はちょっと軽いですね(*´Д`)
1g程度の差だから、持っても全く分かんないけどもw
出典:ぽけっとの小物GOMOKU日誌 – 2021年モデル、プレッソLT1000S-Pを購入
この測定結果から分かるように、21プレッソは高級機種であるヴァンキッシュとほぼ同等の軽量性を実現しています。わずか1g程度の差は体感ではほとんど感じられないレベルであり、価格差を考えると21プレッソのコストパフォーマンスの高さが際立ちます。
🎣 リール重量がアジングに与える影響
リールの重量は、タックル全体のバランスに大きく影響します。一般的なアジングロッドは60cm~70cm程度の短めのものが多く、繊細なティップを持つ軽量設計が主流です。このようなロッドに重いリールを組み合わせると、バランスが後ろに偏り、長時間の使用で手首や腕に負担がかかります。
リール重量 | タックルバランス | 長時間使用時の疲労度 |
---|---|---|
140~150g | 最適バランス | 低い |
151~170g | やや後ろ重心 | 中程度 |
171g以上 | 明らかに後ろ重心 | 高い |
21プレッソの145gという重量は、アジング用ロッドとの組み合わせで理想的なバランスポイントを実現します。特に離島アジングのような長時間の釣行では、この軽量性が疲労の蓄積を大幅に軽減してくれるでしょう。
また、軽量なリールは感度の向上にも寄与します。リール本体が軽いということは、それだけロッドからの情報伝達がダイレクトになるということです。アジの微細なアタリや潮流の変化を敏感に感じ取るためには、タックル全体を軽量化することが重要なのです。
ただし、軽量性を追求するあまり剛性が犠牲になっているリールも存在します。しかし21プレッソに関しては、ios-factoryのカスタマイズ記事で興味深い指摘がされています。
ボディ単体で軽く叩いた金属的な響きは高純度ザイオンの15イグジストに近いものを感じた
それでいて、軽いから、エリアは勿論アジングなど現在の軽量ロットに合わせやすい
出典:ios-factoryのブログ – 21プレッソ・フルチューンの実際
この指摘が示すように、21プレッソは軽量性と剛性を高いレベルで両立させている可能性があります。高純度ザイオンというのは、ダイワが開発した高剛性樹脂素材で、金属に近い強度を持ちながら軽量性を実現している素材です。おそらく21プレッソも同様の素材技術を採用しているのでしょう。
マグシールドレス仕様のメリットとメンテナンスの必要性
21プレッソの大きな特徴の一つがマグシールドレス仕様であることです。マグシールドとは、ダイワが開発した磁性オイルによる防水機構で、多くのソルト対応リールに採用されています。しかし、21プレッソはエリアトラウト専用リールとして設計されているため、この機構が省かれているのです。
マグシールドレスであることのメリットとデメリットを整理してみましょう。
✅ マグシールドレスのメリット
- 巻き心地の軽さ: 防水機構による抵抗がないため、巻き出しが極めて軽い
- 巻き感度の向上: 微細な変化がダイレクトに伝わる
- メンテナンス性: 複雑な防水機構がないため、分解清掃がしやすい
- 初期性能の高さ: 新品時から優れた回転性能を発揮
⚠️ マグシールドレスのデメリット
- 防水性の低さ: 海水や泥水が内部に侵入しやすい
- 塩ガミのリスク: 海水使用後の塩分が残留しやすい
- メンテナンスの頻度: 使用後の清掃が必須
- 寿命への影響: 適切なメンテナンスを怠ると劣化が早い
実際に21プレッソをアジングで使用している方の経験談では、メンテナンスの重要性が強調されています。
使えます、というかメチャクチャ向いてます。
マグシールドレスなので使用後のメンテは必須ですが、その分の巻きの軽さやリールの軽さはエリアだけでなくアジングにもドンピシャです。
出典:Yahoo!知恵袋 – 21プレッソはアジングで使用できますか?
この証言からも分かるように、メンテナンスさえしっかり行えば、マグシールドレスはむしろアジングにおいてメリットとなる要素なのです。では、具体的にどのようなメンテナンスが必要なのでしょうか。
📋 21プレッソの海水使用後メンテナンス手順
手順 | 作業内容 | 重要度 |
---|---|---|
1. 速やかな水洗い | 使用後すぐに真水で外装を洗い流す | ★★★★★ |
2. 水気の除去 | タオルで水分を完全に拭き取る | ★★★★★ |
3. 注油 | スプール軸、ハンドルノブなど可動部に注油 | ★★★★☆ |
4. 保管環境 | 湿気の少ない場所で保管 | ★★★★☆ |
5. 定期的な分解清掃 | シーズン終了時などに分解してグリスアップ | ★★★☆☆ |
特に重要なのは、釣行後できるだけ早く真水で洗い流すことです。塩分が乾燥して結晶化してしまうと、内部に侵入した塩分を除去するのが困難になります。また、オイルベアリング仕様であることから、定期的な注油も重要です。グリスベアリングと比較してオイルは流れやすいため、補充を怠ると回転性能が低下する可能性があります。
エステルラインとの相性が良好
21プレッソのもう一つの特徴として、エステルラインとの相性の良さが挙げられます。アジングでは0.2~0.4号程度の極細エステルラインを使用することが一般的ですが、このような繊細なラインを扱う際にリールの性能が問われます。
実際に離島アジングで21プレッソを使用しているアングラーの記事では、以下のようなセッティングが紹介されています。
ロッド : Crystar60FOCUS リール : 21プレッソLT1000S-P
メインラインは、基本的にエステルの0.3号にリーダー0.8号ですが、状況によっては、エステル0.2号にリーダー0.6号の本気仕様にすることもあります。
この証言から、21プレッソが0.2号という極細エステルでも問題なく使用できることが分かります。エステルラインは感度が高く、アジの微細なアタリを取りやすい反面、伸びが少ないため衝撃に弱く、ライントラブルも起こしやすいという特性があります。
🎯 21プレッソがエステルラインに適している理由
エステルラインを快適に使用するためには、以下の条件を満たすリールが理想的です。
- スプール径の適切さ: 小径スプールは細いラインでも巻きグセがつきにくい
- スプールエッジの形状: ラインがスムーズに放出される設計
- ドラグ性能: 繊細なラインブレイクを防ぐ滑らかなドラグ
- 回転の滑らかさ: ラインに余計な負荷がかからない
21プレッソのLT1000S-Pというサイズは、まさにこれらの条件を満たしています。特にスプールの形状に関して、あるユーザーのブログでは興味深い指摘がされています。
モノコックとかいろいろあるけど、スプール形状じゃないですかね?
17プレッソの飛距離がすごいのよ
シマノチックなロングスプールにしたのかな?どうなのかな?
スプール形状の改良により、エステルラインでも飛距離が出やすくなっている可能性があります。エステルラインは比重が軽く、PEラインと比較すると飛距離が出にくいというデメリットがありますが、21プレッソのスプール設計によってこの弱点が軽減されているのかもしれません。
また、エステルラインを使用する際に重要なのがスプール受けのシム調整です。これは糸巻き形状を最適化するための作業で、アジングで使用する極細ラインでは特に重要になります。ただし、21プレッソに関してはシム調整にやや難がある、という指摘もあります。
・シムが入れにくい!
このシム調整と言うのは、基本的にリールを買ったらしなくてはいけない場合が多い。0,3号前後のライトラインを使うエリアトラウトやアジングにおいては、かなり気を使う部分ですよね。
なのに、入れにくい。というか入らないし取れない。
出典:エビがマスを釣る – 21プレッソを使ってみて分かった事
この問題に関しては、付属のシムではなく、18系シマノのラチェット受け用シムを使用することで解決できる場合があるようです。やや手間がかかる点は否めませんが、一度適切に調整してしまえば、エステルラインの性能を最大限に引き出すことができるでしょう。
離島アジングでの実績が証明する性能
21プレッソの真価は、過酷な条件下での離島アジングで証明されています。離島アジングは陸っぱりのアジングと比較して、より大型のアジが狙える反面、風や潮流が強く、タックルへの負荷も大きくなります。そのような環境下で21プレッソを使用しているアングラーの存在は、このリールの実力を物語っています。
ClearBlueのフィールドスタッフである船岡氏のタックルセッティングでは、21プレッソが実践投入されています。
ロッド : Crystar60FOCUS リール : 21プレッソLT1000S-P
このロッドを使う理由は、食い渋る鯵を確実に獲るためです。いくら離島でも渋い状況はあります。なので、軽量リグで丁寧に探りながら、僅かな潮流の変化を感じ、食い渋る鯵に違和感を与える前にヒットに持ち込むことのできるロッドが必要になるのです。
この証言から、21プレッソが繊細な釣りに対応できる性能を持っていることが分かります。離島での釣りは風との戦いでもありますが、21プレッソのタングステンジグヘッドとの組み合わせにより、鮮明なアタリ感度を得られるとのことです。
🏝️ 離島アジングで21プレッソが選ばれる理由
離島という特殊な環境では、以下のような要素が重要になります。
要求性能 | 21プレッソの対応 | 評価 |
---|---|---|
軽量性 | 145gで長時間の釣行でも疲れにくい | ◎ |
感度 | マグシールドレスで潮の変化を敏感に感じ取れる | ◎ |
剛性 | 大型アジの引きにも対応できる強度 | ○ |
耐久性 | 適切なメンテナンスが前提 | △ |
巻き心地 | 長時間の釣行でもストレスフリー | ◎ |
離島では釣行時間が長くなることが多く、タックルの軽量性と感度が釣果に直結します。また、不意の大型アジがヒットする可能性も高いため、ドラグ性能も重要です。21プレッソはエリアトラウト用として設計されているため、30cm以上の魚を想定した強度を持っています。これがアジングでも安心して使用できる理由の一つです。
また、別のユーザーのブログでは、21プレッソのドラグ性能についても言及されています。
ヴァンキッシュはもう1年以上使い込んで、40cmクラスのアジも結構な数釣ってるし、外道でシーバスもかなり釣ってるけど、ヘタレほぼ無し。
ライトゲームでの耐久性もしっかりしておりますわ(°∀°)ノ
プレッソはまだ、実践投入してないので、耐久性やドラグ性能はまだ未知数ですわ。
この指摘のように、21プレッソのドラグ性能や耐久性については、長期使用による検証が必要かもしれません。ただし、トラウトフィッシングで40~50cmの魚を想定している設計であることを考えると、アジングで遭遇する魚に対しては十分な性能を持っていると推測されます。
21プレッソをアジングで最大限活用するための実践的知識
- 海水使用後のメンテナンス手順が寿命を左右する
- ヴァンキッシュ1000SSSPGとの比較から見る位置づけ
- スプール形状の改良が飛距離向上に貢献
- プラグアジングとジグ単の両方に対応できる汎用性
- カスタマイズの可能性が広がる拡張性
- コストパフォーマンスの観点から見た選択肢
- まとめ:21プレッソをアジングで使う総合評価
海水使用後のメンテナンス手順が寿命を左右する
21プレッソをアジングで長期間使用するためには、適切なメンテナンスが不可欠です。淡水専用リールを海水で使用することは本来推奨されませんが、多くのユーザーが実践している背景には、メンテナンスの重要性を理解し、実践しているという事実があります。
海水使用後のメンテナンスを怠ると、どのような問題が発生するのでしょうか。Yahoo!知恵袋での回答では、具体的なリスクが指摘されています。
マグシールドレスですし、ベアリングも回転重視のオイル仕様(ソルト機種はグリス仕様です)しっかりと水洗いや注油でメンテナンスをしっかり行わないと劣化も相当早くなってしまいますよ><
出典:Yahoo!知恵袋 – 21プレッソはアジングで使用できますか?
この警告は決して大げさではありません。海水に含まれる塩分は金属を腐食させる性質があり、特にベアリングなどの精密部品は塩ガミを起こしやすくなります。マグシールドがないことで海水が内部に侵入しやすく、オイルベアリングは塩分が混入すると急速に性能が低下します。
🔧 21プレッソの詳細メンテナンスガイド
以下は、21プレッソを海水で使用した際の推奨メンテナンス手順です。
使用直後(釣行から帰宅後すぐ)
- 外装の水洗い: 真水をかけながら、軽くスポンジで表面の汚れを落とす
- 特にスプール周辺、ラインローラー部分は念入りに
- ドラグノブやハンドルノブの隙間も洗い流す
- 高圧洗浄機は使用しない(内部に水が侵入するリスク)
- 水気の除去: マイクロファイバータオルで完全に拭き取る
- 隙間に残った水分は綿棒で除去
- ドライヤーの冷風で細部を乾燥させるのも効果的
- 注油: 可動部に適切なオイルを注油
- ハンドルノブの根元
- スプール軸
- ラインローラー(外側のみ)
- ドラグノブのネジ部
週1回の使用頻度の場合(月4回程度の釣行)
- 月に1回程度、より詳細な清掃を実施
- ハンドルを取り外して内部を確認
- スプールを外して内部の塩分残留をチェック
- ラインローラーの回転がスムーズか確認
シーズン終了時(年1~2回)
- 専門店での分解清掃を検討
- 自身で分解する場合は、各部のグリスアップを実施
- ベアリングの洗浄と再注油
- ドラグワッシャーの点検と交換
📊 メンテナンス頻度と寿命の関係
メンテナンス頻度 | 予想寿命 | 性能維持レベル |
---|---|---|
毎回実施 | 5年以上 | 高い |
月1回程度 | 3~4年 | 中程度 |
シーズン終了時のみ | 1~2年 | 低い |
ほぼ無し | 半年~1年 | 急速に低下 |
あるユーザーのブログでは、実際に塩ガミを経験した際の対処法が紹介されています。
カヤックフィッシングを始めたのですが、昨日初めて使ったベイトリールが帰ってから塩ガミ?かなんかで最初はジャリジャリいって回しづらかったです。その後はバケツに水を入れてその中で回したら直りました。
出典:Yahoo!知恵袋 – カヤックフィッシングのリールケア
この対処法は応急措置としては有効ですが、根本的な解決にはなりません。塩ガミが発生した時点で、内部にも塩分が侵入している可能性が高いため、より徹底的な清掃が必要です。特に21プレッソのようなマグシールドレスのリールでは、塩ガミが発生する前の予防的メンテナンスが重要になります。
また、保管環境も寿命に大きく影響します。湿度の高い場所や、直射日光が当たる場所での保管は避けるべきです。理想的には、除湿剤を入れたケースに保管し、定期的に動作確認を行うことで、長期間にわたって最高の性能を維持できるでしょう。
ヴァンキッシュ1000SSSPGとの比較から見る位置づけ
21プレッソをアジングで使用する際、よく比較対象として挙げられるのがシマノの19ヴァンキッシュ1000SSSPGです。両者は価格帯も性能も近く、多くのアングラーが購入時に迷う選択肢となっています。実際に両方を所有しているユーザーの比較レビューは、非常に参考になります。
僕が今使ってるリールで、一番使い心地が気に入っているのは、19 ヴァンキッシュ 1000SSSPG 。
現在所有しているのは グランデージ アトラス100H に 21ツインパワー8000HG(PE4号)を組み合わせ、プラグとジグを半々の割合で使用してまいりました。
ちなみに19ヴァンキッシュ1000SSSPGが気に入っているところは、ドラグ性能、本体重量、巻の軽さ、なんですよ。
このユーザーは、ヴァンキッシュを非常に高く評価しながらも、21プレッソも購入しています。その理由は何だったのでしょうか。同じブログでさらに詳しい比較が述べられています。
ヴァンキッシュ:ギア比4.6(1回転58cm巻き上げ) プレッソ:ギア比4.9(1回転60cm巻き上げ)
ハンドル長は ヴァンキッシュ:35mm プレッソ:40mm
ベアリングの数も単純に、ヴァンキッシュ:11個も対してプレッソ:12個ってことで、プレッソが一つ多い(*´Д`)
🔍 ヴァンキッシュ1000SSSPGと21プレッソLT1000S-Pの詳細比較
項目 | ヴァンキッシュ1000SSSPG | 21プレッソLT1000S-P | 差異の影響 |
---|---|---|---|
自重 | 約145g(実測146.2g) | 約145g(実測145.5g) | ほぼ同等 |
ギア比 | 4.6 | 4.9 | プレッソの方がやや高速 |
巻上長 | 58cm | 60cm | プレッソの方が2cm長い |
ハンドル長 | 35mm | 40mm | プレッソの方が長い |
ベアリング数 | 11個 | 12個 | プレッソの方が多い |
ドラグ力 | 最大2kg | 最大5kg | プレッソの方が強い |
防水性能 | マグナムライトローター+防水 | マグシールドレス | ヴァンキッシュが優位 |
価格 | 約44,000円 | 約38,000円 | プレッソの方が約6,000円安い |
この比較表から、いくつかの重要なポイントが浮かび上がります。
巻き心地の違い
ユーザーのブログでは、巻き心地について以下のように評価されています。
ヴァンキッシュ1000SSSPGと比べると、ほんのちょっとだけ、「巻の重さ」を感じるけど、これは「ギア比の差」ですね。
なめらかさで比較すると、僕の使い込んだヴァンキッシュよりも、プレッソがちょっと上かなぁ~。
プレッソは、オイルボールベアリング仕様ってことで、この驚くほどなめらかな巻き心地。
この評価から、21プレッソはオイルベアリング仕様により、新品時の滑らかさではヴァンキッシュを上回る可能性があることが分かります。ただし、ギア比の違いにより、若干の巻き抵抗を感じる可能性もあるようです。
使い分けの提案
両リールを使い分ける際の基準として、以下のような考え方が提示されています。
巻の滑らかさ・ヌメヌメ感をとるのであれば、21プレッソLT1000。
巻初めのクイックさを求めると、ヴァンキッシュ1000SSSPG。
この使い分けは非常に理にかなっています。アジングのスタイルによって、求められる性能が異なるからです。
🎣 釣りスタイル別おすすめリール
- サビキスタイル(止めと巻きの繰り返し): ヴァンキッシュ
- 巻き初めの軽さが重要
- 頻繁な動作の切り替えに対応
- 巻きの釣り(一定速度のリトリーブ): 21プレッソ
- 滑らかな巻き心地が長時間継続
- マイクロスプーンやプラグの安定した巻きが可能
- ドリフトやフォール中心: どちらでも可
- あまり巻かない釣りでは両者の差は小さい
コストパフォーマンスの観点では、21プレッソに軍配が上がります。約6,000円の価格差は決して小さくありません。この差額でラインやルアーを購入できることを考えると、初めて本格的なアジング用リールを購入する方には21プレッソが推奨されるでしょう。
一方、既に複数のリールを所有しており、より特化した性能を求めるアングラーにとっては、ヴァンキッシュの防水性能や実績も魅力的です。
ヴァンキッシュはもう1年以上使い込んで、40cmクラスのアジも結構な数釣ってるし、外道でシーバスもかなり釣ってるけど、ヘタレほぼ無し。
この長期使用での耐久性実績は、ヴァンキッシュの大きな魅力です。21プレッソについては、まだ長期使用データが少ないため、今後の検証が待たれるところです。
スプール形状の改良が飛距離向上に貢献
21プレッソの注目すべき改良点の一つが、スプール形状の最適化です。先代の17プレッソと比較して、21プレッソではスプールのデザインが変更されており、これが飛距離向上に寄与している可能性があります。
モノコックとかいろいろあるけど、スプール形状じゃないですかね?
17プレッソの飛距離がすごいのよ
シマノチックなロングスプールにしたのかな?どうなのかな?
残念ながら、LTDは持ってないから、21を即買いしたのよ
エッジの形状が全然違うから、同じように飛距離出るかな?と思ってワクワクです
スプール形状が飛距離に与える影響は非常に大きいのです。特にエステルラインのような軽量ラインを使用する場合、スプールからのライン放出がスムーズでないと、飛距離が大きく低下してしまいます。
📐 スプール形状と飛距離の関係
スプールの設計要素と、それが飛距離に与える影響を整理してみましょう。
設計要素 | 影響 | 21プレッソの特徴 |
---|---|---|
スプール径 | 大きいほど飛距離が出やすい | 適度なサイズ(1000番手) |
スプールエッジの角度 | 緩やかな方がライン放出がスムーズ | 改良されたエッジ形状 |
スプール深さ | 浅い方が軽量ラインに適する | シャロースプール仕様 |
表面加工 | 滑らかな方が抵抗が少ない | 高品質な仕上げ |
21プレッソのスプール設計は、おそらくこれらの要素を最適化したものと推測されます。特にエッジ形状の改良は、エステルラインとの相性を向上させる重要な要素です。
アジングでは、通常1~3g程度の軽量ジグヘッドを使用します。このような軽いルアーでは、キャスト時のライン放出抵抗が飛距離に直結します。スプールからラインがスムーズに放出されることで、軽量リグでも十分な飛距離を確保できるのです。
🎯 アジングにおける飛距離の重要性
飛距離は、単に遠くのポイントを攻められるというだけでなく、以下のようなメリットがあります。
- 広範囲の探索: アジの回遊ルートを見つけやすい
- 警戒心の軽減: 足元の物音を警戒している魚に届く
- ドリフトの時間: 長い距離を流せるため、より自然なアピール
- 風への対応: 向かい風でも十分な距離を確保
また、ios-factoryのカスタマイズ記事では、21プレッソの内部構造について興味深い指摘があります。
コンポーネントは20ルビアスと同じでも各部の作り込みと性能はあきらかに21プレッソが上
この証言から、21プレッソは20ルビアスと共通のパーツを使用しながらも、細部の作り込みで差別化されている可能性があります。スプール形状もその一環として、より精密に設計されているのかもしれません。
実際の飛距離については個体差や使用環境によって変わりますが、一般的なアジングシーンでは以下のような数値が目安となります。
21プレッソ+エステル0.3号+1.5gジグヘッドの想定飛距離
- 無風時: 30~40m
- 追い風: 40~50m
- 向かい風: 20~30m
これらの数値は、エステルラインを使用する他のリールと比較しても遜色ないレベルと言えるでしょう。スプール形状の改良により、21プレッソは軽量リグでも安定した飛距離を実現していると推測されます。
プラグアジングとジグ単の両方に対応できる汎用性
21プレッソのもう一つの魅力は、ジグ単とプラグアジングの両方に対応できる汎用性です。多くのアジング専用リールはジグ単での使用を前提に設計されていますが、21プレッソはエリアトラウト用として開発されたため、プラグの巻きにも適した特性を持っています。
実際に離島アジングで21プレッソを使用しているアングラーの記事では、プラグアジングでの使用について触れられています。
また、2gまでのハードルアーも軽快に扱えるので、プラグ中心の場合は必ず使用しています。
この証言から、21プレッソが2g程度までのプラグを快適に扱えることが分かります。アジング用のプラグは1~3g程度のものが主流であり、21プレッソはこの重量帯をカバーできる設計になっているのです。
🎣 ジグ単とプラグアジングの違いと求められるリール性能
要素 | ジグ単 | プラグアジング | 21プレッソの対応 |
---|---|---|---|
釣り方 | 主にフォールとステイ | 巻きが中心 | 両方に対応 |
求められる感度 | 極めて高い | 中~高 | 高感度を実現 |
巻きの快適性 | やや重要 | 非常に重要 | 滑らかな巻き心地 |
ドラグ性能 | 重要 | 非常に重要 | 最大5kgで十分 |
巻き取り量 | やや少なめでも可 | 多い方が有利 | 60cm/回転で適切 |
プラグアジングでは、一定速度でのリトリーブが基本となります。この際、巻き心地の滑らかさが直接的に釣果に影響します。巻きムラがあると、プラグのアクションが不安定になり、アジの警戒心を高めてしまう可能性があるからです。
21プレッソのオイルベアリング仕様は、まさにこのプラグアジングに適しています。滑らかな巻き心地により、プラグを一定速度で引くことが容易になり、より自然なアクションを演出できるのです。
また、あるユーザーのブログでは、巻きの釣りでの21プレッソの優位性が指摘されています。
21プレッソは「巻きの釣りに持ってこいなリール」ということ。
とにかく巻きがし易い。巻き感度はそこそこですが、Lt特有のトルクがあるため、抵抗があるプラグ類や大型スプーンの一定な巻きがとてもやり易い。
そして、ヌル系特有の低速での巻きの安定感から来るマイクロスプーンの扱いやすさ。
出典:エビがマスを釣る
この評価は非常に重要です。21プレッソがエリアトラウトで培った「巻きの釣り」のノウハウが、アジングのプラグゲームにも活かされているということです。特に低速巻きの安定感は、アジングにおいて大きなアドバンテージとなります。
✨ 21プレッソで楽しめるアジングスタイルの幅
21プレッソの汎用性の高さは、以下のような多様な釣りスタイルに対応できることを意味します。
- ジグ単のフォール&ステイ: 高感度で微細なアタリを感知
- ジグ単のリフト&フォール: 滑らかな巻き上げで誘いをかける
- ジグ単のただ巻き: 一定速度を維持しやすい
- プラグの巻き: 低速から高速まで安定したアクション
- フロートリグ: 遠投性能と巻き心地の両立
- キャロライナリグ: 重めのシンカーでも快適に巻ける
この汎用性の高さは、まだアジングのスタイルが定まっていない初心者から、状況に応じて様々なアプローチを使い分ける上級者まで、幅広いアングラーにとってメリットとなります。
一つのリールで多様な釣りスタイルに対応できるということは、タックルの本数を減らせるというメリットもあります。特に遠征や離島釣行では、荷物を減らせることは大きな利点です。21プレッソ一つあれば、その日の状況に応じて柔軟に釣り方を変えられるのです。
カスタマイズの可能性が広がる拡張性
21プレッソの隠れた魅力の一つが、豊富なカスタマイズの可能性です。ベースとなる性能が高いだけでなく、様々なカスタムパーツに対応しているため、自分好みにチューニングして楽しむことができます。
ios-factoryのフルチューンに関する記事では、21プレッソのカスタマイズについて詳しく解説されています。
しかし、21プレッソをはじめて回した時に、ん?? これは20ルビアスとは違うなぁーと良い意味で思った。しっかりとした剛性感からくる巻き感が、金属ボディの18イグジストやルビアスエアリティに通じるものがあると見た
さらにカスタムパーツも適合するとなると本格的に内部をバラして組み付けてみたくなる
ようするに、カスタムパーツ装着前提のフルチューンである
この指摘が示すように、21プレッソはカスタマイズ前提で設計されている可能性があります。ベースとなる性能が高いことに加え、内部構造が洗練されているため、カスタムパーツを組み込むことでさらなる性能向上が期待できるのです。
🔧 21プレッソの主なカスタマイズ項目
カスタマイズによって向上が期待できる性能と、具体的なパーツを整理してみましょう。
カスタマイズ項目 | 使用パーツ例 | 期待できる効果 |
---|---|---|
ベアリング交換 | 高精度シールドベアリング | 回転性能の向上、耐久性アップ |
ハンドルノブ | カーボンノブ、チタンノブ | 感度向上、軽量化 |
ハンドル | カーボンハンドル | さらなる軽量化 |
ドラグワッシャー | カーボンドラグ | ドラグ性能の向上 |
スプール | 軽量スプール | 立ち上がりの軽快化 |
ラインローラー | ダイレクトローラー | ライン保護、感度向上 |
実際にカスタマイズを施した21プレッソの事例も見つかっています。
リールラインローラーネジ部をゴールドアルマイトのネジに変更。
ハンドルキャップ部もゴールドアルマイトの、キャップに変更。
カーボンハンドルを取り付けて使用しておりましたので、純正ハンドルは新品の同様品です。
出典:Yahoo!フリマ – DAIWA 21 プレッソ カスタマイズ品
この事例では、外観のカスタマイズとハンドルの交換が行われています。カーボンハンドルへの交換は、軽量化と感度向上の両方を実現できる定番カスタマイズです。
ios-factoryの記事では、さらに本格的なカスタマイズ内容が紹介されています。
ギアの取り出しはIOSディスクレンチを使用する
メインのギアを支えているオープンベアリングから純正より厚い高精度シールドベアリングへと交換
合わせてラバー製0リングからステンレス製スペーサーへ交換
しっかり確実とギアを支持することで大手メーカーの樹脂ボディにありがちな巻きはじめのジャリ感や(通称巻きジャリ)リトリーブ時のカタカタ音が軽減する
このような本格的なカスタマイズは専門知識が必要ですが、効果は絶大です。特にベアリング交換とスペーサーの変更により、巻きジャリやカタカタ音が軽減されるという点は、長期使用において大きなメリットとなります。
💡 カスタマイズの注意点
カスタマイズを検討する際には、以下の点に注意が必要です。
- 保証の問題: 自分で分解すると、メーカー保証が効かなくなる可能性がある
- 技術の必要性: 内部のカスタマイズには専門的な知識と工具が必要
- コスト: 高品質なカスタムパーツは高価な場合が多い
- 個体差: カスタマイズの効果は個体差により異なる場合がある
初心者がカスタマイズを検討する場合は、まず外装系のカスタマイズ(ハンドルノブやハンドルの交換)から始めることをお勧めします。これらは比較的簡単に行え、効果も実感しやすいからです。内部のカスタマイズについては、ある程度リールの構造を理解してから、または専門店に依頼することを推奨します。
21プレッソがカスタマイズベースとして優秀な理由は、ベースとなる性能が高いことに加え、18系のDシステムなど多くのカスタムパーツが適合する点にあります。これにより、ユーザーは自分の釣りスタイルや好みに合わせて、リールを育てていく楽しみを得られるのです。
コストパフォーマンスの観点から見た選択肢
21プレッソの大きな魅力の一つが、その卓越したコストパフォーマンスです。高性能リールとしては比較的手頃な価格設定でありながら、上位機種に匹敵する性能を持っているため、多くのアングラーから支持を集めています。
価格帯を整理してみると、21プレッソの位置づけがより明確になります。
💰 アジング向けリールの価格帯別比較
価格帯 | 代表的なモデル | 特徴 | 対象ユーザー |
---|---|---|---|
~20,000円 | レガリス、バリスティック | 入門~中級者向け | 初めてアジングを始める方 |
30,000~40,000円 | 21プレッソ、ルビアス | 中級~上級者向け | 本格的にアジングを楽しむ方 |
40,000~50,000円 | ヴァンキッシュ | 上級者~プロ向け | 最高性能を求める方 |
50,000円~ | ステラ、イグジスト | プロ~こだわり派 | 究極を追求する方 |
21プレッソは約38,000円という価格設定で、中級~上級者向けの価格帯に位置しています。この価格で得られる性能を考えると、非常にコストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。
実際に21プレッソを購入したユーザーのブログでは、コスパの良さが評価されています。
21プレッソも19ヴァンキッシュも、値段からすると、かなりのコスパリールだと思いますわ!
アジングにおいては、ほぼ最上位機種と考えてよいと思います。
バンキッシュが4万4千円くらい、プレッソが3万8千円くらい。金額差は6,000円くらい。
約6,000円の価格差は、決して小さくありません。この差額で、以下のようなものを購入できます。
📦 6,000円で購入できるアジング用品の例
- 高品質なエステルライン 2~3個
- アジング用ジグヘッド 100個以上
- アジング用ワーム 20パック程度
- 小型プラグ 4~6個
- ロッドケースやタックルボックス
つまり、21プレッソを選択することで浮いた予算を、他のタックルやルアーに回すことができるのです。特にアジングを始めたばかりの方にとっては、様々なルアーを試すことが上達への近道となるため、この価格差は大きな意味を持ちます。
また、あるユーザーのブログでは、21プレッソの価格に対する率直な感想が述べられています。
プレッソはとりあえず、勝って損はないリールです
球数も少ないし、モノがいいから値下がりしにくい
この指摘は重要です。21プレッソは生産数が限られているため、リセールバリューが高いという特徴があります。もし万が一、アジングをやめることになったり、他のリールに乗り換えたりする場合でも、比較的高い価格で売却できる可能性があるのです。
🔄 リセールバリューの観点
高品質なリールは、中古市場でも需要が高く、価値が下がりにくい傾向にあります。
リール | 新品価格 | 中古相場(美品) | 価値保持率 |
---|---|---|---|
21プレッソ | 38,000円 | 27,000~30,000円 | 約71~79% |
ヴァンキッシュ | 44,000円 | 31,000~38,000円 | 約70~86% |
ルビアス | 35,000円 | 22,000~28,000円 | 約63~80% |
エントリーモデル | 15,000円 | 6,000~9,000円 | 約40~60% |
この表から分かるように、21プレッソは中古市場でも高い価値を維持しています。これは、性能の高さと生産数の少なさが相まって、需要が供給を上回っているためと推測されます。
ただし、コストパフォーマンスを考える際には、メンテナンスコストも考慮する必要があります。前述の通り、21プレッソは淡水専用リールを海水で使用するため、メンテナンスの頻度が高くなります。メンテナンス用品(オイル、グリス、クリーナーなど)や、場合によっては専門店でのオーバーホール費用も必要になるでしょう。
💡 総合的なコスト試算(3年使用を想定)
- リール本体: 38,000円
- メンテナンス用品: 年2,000円 × 3年 = 6,000円
- オーバーホール: 年1回 5,000円 × 3年 = 15,000円
- 合計: 59,000円
対して、ソルト対応の同価格帯リールの場合:
- リール本体: 40,000円
- メンテナンス用品: 年1,000円 × 3年 = 3,000円
- オーバーホール: 年1回 5,000円 × 3年 = 15,000円
- 合計: 58,000円
この試算を見ると、メンテナンスコストを含めた総額では大きな差がないことが分かります。ただし、これはあくまで一例であり、使用頻度やメンテナンスの方法によって大きく変わります。自分でメンテナンスを行えば、オーバーホール費用を大幅に削減できるでしょう。
結論として、21プレッソは初期投資を抑えつつ高性能を手に入れたい方、またはメンテナンスを楽しみながらリールを育てていきたい方にとって、非常に魅力的な選択肢と言えます。
まとめ:21プレッソをアジングで使う総合評価
最後に記事のポイントをまとめます。
- 21プレッソは淡水専用リールだが、実際にアジングで使用しているアングラーが多数存在し、その有効性が実証されている
- マグシールドレス仕様により、巻き感度が極めて高く、アジの繊細なアタリを感知しやすい
- 145gという軽量設計は、軽量ロッドとのバランスが良く、長時間の釣行でも疲れにくい
- オイルベアリング仕様により、新品時から滑らかな巻き心地を実現している
- 海水使用後は徹底したメンテナンスが必須で、これを怠ると急速に劣化する
- ヴァンキッシュ1000SSSPGと比較して約6,000円安価でありながら、同等以上の性能を持つ
- スプール形状の改良により、エステルラインでも十分な飛距離を確保できる
- ジグ単だけでなく、プラグアジングにも対応できる汎用性の高さが魅力
- エステルライン0.2~0.4号との相性が良く、離島アジングでも実績がある
- 豊富なカスタムパーツに対応しており、自分好みにチューニングできる拡張性がある
- リセールバリューが高く、中古市場でも70%以上の価値を維持する
- メンテナンスの手間を惜しまないアングラーにとって、コストパフォーマンスに優れた選択肢である
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
- 俺の離島仕様 | アジング – ClearBlue –
- 21プレッソはアジングで使用できますか? – Yahoo!知恵袋
- 21Presso LT1000S-P | 【山口アジング】ほやけんちゃアジング【愛媛アジング】
- 2021年モデル、プレッソLT1000S-Pを購入 | ぽけっとの小物GOMOKU日誌
- 21プレッソを使ってみて分かった事、困った事、良かった事 | エビがマスを釣る
- DAIWA 21 PRESSO LT 1000s-p エリアトラウト アジング | Yahoo!フリマ
- 「21プレッソ・フルチューンの実際」 | ios-factoryのブログ
- DAIWA 21 プレッソ 1000sp カスタマイズ品 | Yahoo!フリマ
各サイト運営者様へ
有益な情報をご公開いただき、誠にありがとうございます。
感謝の意を込め、このリンクはSEO効果がある形で設置させていただいております。
※リンクには nofollow 属性を付与しておりませんので、一定のSEO効果が見込まれるなど、サイト運営者様にとってもメリットとなれば幸いです。
当サイトは、インターネット上に散在する有益な情報を収集し、要約・編集してわかりやすくお届けすることを目的としたメディアです。
一部では「コタツブロガー」と揶揄されることもございますが、情報の収集や整理には思いのほか時間と労力を要します。
私たちは、その作業を通じて「情報をまとめてわかりやすく伝える」という形で新たな価値を提供できるのではないかと考え、運営しております。
なお、引用や参照の方法に不備、あるいはご不快に感じられる点がございましたら、迅速に対応いたしますので、お手数ですがお問い合わせフォームよりご連絡いただければ幸いです。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
当サイトでは、インターネット上に散らばるさまざまな情報を収集し、AIを活用しながら要約・編集を行い、独自の切り口で見解を交えながらわかりやすい形でお届けしています。
情報の整理・編集にあたっては、読者やオリジナル記事の筆者へご迷惑をおかけしないよう、細心の注意を払って運営しておりますが、万が一、掲載内容に問題がある場合や修正・削除のご要望がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
迅速に対応をさせていただきます。
その際には、該当記事の URLやタイトルをあわせてお知らせいただけますと、より速やかに対応 することができますのでそちらもご協力いただけますと大変幸いでございます。
今後とも当サイトをよろしくお願いいたします。