福岡市内から手軽にアクセスできる志賀島は、アジングの好ポイントとして多くの釣り人に知られています。特に弘漁港は20cm超えの良型アジが安定して釣れることから、週末になると多くのアングラーで賑わいます。しかし、人気スポットゆえに場所取りや釣り方のコツを知らないと、思うような釣果が得られないこともあるでしょう。
この記事では、インターネット上に散らばる志賀島のアジング情報を収集・分析し、実際の釣果報告や各ポイントの特徴をもとに、効果的な攻略法を詳しく解説していきます。初心者からベテランまで、志賀島でアジングを楽しみたい全ての方に役立つ情報をお届けします。
この記事のポイント |
---|
✓ 志賀島の代表的なアジングポイント「弘漁港」の詳細な釣り場情報 |
✓ 時間帯別の攻略法と良型アジが釣れる時合いの見極め方 |
✓ 効果的なタックルセッティングとルアーローテーションのコツ |
✓ 混雑回避のための到着時刻やマナー、禁止エリアの確認事項 |
志賀島アジングポイントの魅力と特徴
このセクションでは、志賀島がアジングポイントとして人気を集める理由と、各釣り場の特徴について詳しく見ていきます。
- 志賀島のアジングポイントは弘漁港がメイン釣り場
- 弘漁港の釣り場は外波戸・港内・テトラ帯の3エリアに分かれる
- 朝マズメと夕マズメが良型アジの時合い
- 常夜灯周りでのナイトゲームも実績が高い
- 志賀島漁港も選択肢だが弘漁港の方が人気
- アクセス良好で福岡市内から約30分の好立地
志賀島のアジングポイントは弘漁港がメイン釣り場
志賀島でアジングを楽しむなら、弘漁港(ひろぎょこう)が第一選択肢となります。志賀島には志賀島漁港と弘漁港の2つの漁港がありますが、アジングの実績では弘漁港が圧倒的に優れています。
志賀島には志賀島漁港と弘漁港がありますが、アジングで釣るなら弘漁港の方がおすすめです。
弘漁港が人気を集める理由は、アジの回遊が安定していることと、20cm超えの良型アジが高確率で狙える点にあります。サイズは小さいものの数が釣れるという志賀島全体の特徴に加えて、弘漁港では26cmや30cm超えの尺アジも実績があるため、サイズと数の両方を期待できるのです。
📊 志賀島の主要漁港比較
漁港名 | アジングの実績 | アクセス | 主な特徴 |
---|---|---|---|
弘漁港 | ★★★★★ | 金印公園から車で数分 | 良型アジの実績が高い、釣り場が広い |
志賀島漁港 | ★★★☆☆ | 島の入口付近 | ファミリー向け、メバル・カサゴも狙える |
弘漁港は福岡市東区の志賀島西側、金印公園の少し先に位置しています。漁港の規模も比較的大きく、複数のポイントがあるため、混雑時でも釣り座を確保しやすいという利点もあります。一般的に、福岡市内の手軽な釣り場としては新宮漁港や奈多漁港も知られていますが、島という立地条件から魚の活性が高く、より釣果が期待できるのが志賀島の強みと言えるでしょう。
ただし、人気ポイントだけに週末は早朝から混雑することも珍しくありません。特に秋のハイシーズンには、朝マズメ前の暗い時間帯から多くの釣り人が集まります。そのため、確実に良い釣り座を確保したい場合は、かなり早めの到着を心がける必要があります。
弘漁港の釣り場は外波戸・港内・テトラ帯の3エリアに分かれる
弘漁港のアジングポイントは、大きく分けて外波戸、港内の小波戸、テトラ帯の3つのエリアに分類できます。それぞれ特徴が異なり、狙える魚種や釣り方も変わってくるため、状況に応じて使い分けることが釣果アップの鍵となります。
弘と言えば、特に①の外波戸では チヌ 、夏場は バリ 釣りで 福岡ではかなり知られたポイント 。外波戸の北側はサーフとなっており、投げ釣りで キス が釣れているのも良く見ます。
外波戸エリアは弘漁港で最も人気の高いポイントです。堤防の外側には小テトラが入っており、アジング以外にもチヌ(クロダイ)やバリ(アイゴ)の実績も高い場所として知られています。先端部分は特に好ポイントで、沖堤防との距離が近く、潮の流れができやすいため一級のポイントとなっています。ただし、先端の一部には大テトラが入っている危険な場所もあるため、無理な移動は避けるべきでしょう。
港内の小波戸エリアは、港内にぽつんと突き出た堤防部分を指します。春先にはワームでメバルがよく釣れることでも知られており、やはり先端部分がおすすめのポイントとなります。外波戸に比べて足場が良く、ファミリーフィッシングにも適しています。
🎣 弘漁港エリア別特徴
エリア | 足場 | 主なターゲット | 難易度 | おすすめ度 |
---|---|---|---|---|
外波戸 | 小テトラ(要注意) | アジ・チヌ・バリ | ★★★☆☆ | ★★★★★ |
港内小波戸 | 良好 | アジ・メバル | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ |
テトラ帯 | テトラ(危険) | アジ・ヤズ・アラカブ | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
ドック側波戸 | 良好 | アジ(サビキ向き) | ★☆☆☆☆ | ★★★☆☆ |
テトラ帯エリアは、ドック側波戸の根本から住宅の方にかけて広がっています。このエリアは近年、ジギングやルアーでヤズ(ブリの幼魚)やスズキを狙う釣り人が増えています。小テトラの隙間からは穴釣りでアラカブ(カサゴ)が面白いように釣れることもあります。アジングに関しても、テトラ際を丁寧に探ることで良型がヒットする可能性があります。
各エリアの使い分けとしては、良型アジを狙うなら外波戸の先端部、安全に釣りを楽しみたいなら港内小波戸やドック側波戸、多彩な魚種を狙いたいならテトラ帯といった選択が考えられます。時間帯や潮の状況によっても釣れるエリアが変わってくるため、一つのエリアで反応がなければ別のエリアを試してみる機動力も重要です。
朝マズメと夕マズメが良型アジの時合い
志賀島・弘漁港でのアジングにおいて、最も釣果が期待できる時間帯は朝マズメと夕マズメです。特に朝マズメは良型アジの回遊が活発になり、短時間で数釣りが楽しめる可能性が高まります。
6時ごろ、アジングの人がやってきて、テトラ先端に2人、私が中ほどでやっていたが、日が昇ってくると少し渋くなり先端にバイトが集中してきた。
ここで私も先端側に移動。先端部は漁船の出入りが激しく注意が必要だが、沖堤防と距離が近く狭い分、潮の流れができて1級のポイントである。暗い時間は広範囲にいたアジは、明るくなるにつれ狭い範囲を回遊している様子。そして時合いは7時ごろまでと約2時間もない。
この引用から分かるように、弘漁港では暗い時間帯はアジが広範囲に散っているのですが、日が昇るにつれて回遊範囲が狭まり、堤防先端部に集中する傾向があります。そのため、薄暗いうちは中ほどでもヒットのチャンスがありますが、明るくなると先端部の釣り人に釣果が集中するようです。
時合いの持続時間は約2時間程度と短いため、この貴重な時間を逃さないことが重要です。朝マズメを狙う場合、遅くとも午前5時前後には現地に到着しておきたいところです。実際の釣果報告でも、午前5時到着で釣り座を確保し、薄暗いうちから釣りを開始して7時頃までに複数の良型をキャッチしている例が多く見られます。
⏰ 時間帯別アジングの特徴
時間帯 | アジの行動パターン | 釣果の期待度 | 混雑状況 | ポイント選び |
---|---|---|---|---|
深夜〜夜明け前 | 広範囲に散っている | ★★★☆☆ | 少ない | 中ほどでもOK |
朝マズメ | 活性が上がり回遊開始 | ★★★★★ | 混雑 | 先端部が有利 |
日中(デイゲーム) | 深場や日陰に移動 | ★★☆☆☆ | 普通 | テクニック要 |
夕マズメ | 再び活性が上がる | ★★★★☆ | やや混雑 | 先端〜中ほど |
ナイトゲーム | 常夜灯周りに集まる | ★★★★☆ | 普通 | 常夜灯周辺 |
夕マズメも朝マズメ同様に良型アジの活性が上がる時間帯です。夕方から日没にかけて、再びアジの回遊が活発になります。ただし、夕マズメから夜にかけては、サゴシ(サワラの幼魚)やカマスも回遊してくることがあり、これらの魚がアジの群れを散らしてしまうこともあるようです。
興味深いのは、デイゲーム(日中の釣り)でも釣果が上がっている点です。一般的にアジングはナイトゲームが主流ですが、志賀島では日中でも良型アジがキャッチされています。デイゲームでは、テンションフォールやカウントの取り方など、より繊細なテクニックが求められますが、朝の時合いを逃した場合でもチャンスがあるのは嬉しいポイントです。
常夜灯周りでのナイトゲームも実績が高い
志賀島・弘漁港では、常夜灯周りでのナイトゲームも高い実績を誇っています。マズメ時の回遊待ちとは異なり、常夜灯に集まるベイト(小魚)を捕食するアジを狙う戦略となります。
弘漁港は福岡市東区の志賀島にある漁港です。夜は常夜灯がついて明るいので、釣果を求めるならナイトゲームがおすすめ。
ナイトゲームの利点は、時合いに縛られず比較的長い時間釣りができることです。朝マズメや夕マズメは短時間勝負ですが、ナイトゲームでは常夜灯の明暗の境目を丁寧に探ることで、じっくりとアジを狙うことができます。また、日中や朝マズメに比べて釣り人も少なくなる傾向があるため、ゆったりと釣りを楽しめるのも魅力です。
常夜灯周りでのアジングは、明るい部分と暗い部分の境目(明暗の境)が重要なポイントとなります。アジは常夜灯の明かりに集まるベイトを狙うため、明るい場所に居ることもありますが、警戒心の強い良型アジは明暗の境や、やや暗い部分に潜んでいることが多いと言われています。
🌙 ナイトゲーム攻略のポイント
✅ 常夜灯の位置確認
釣行前に昼間のうちに現地を下見し、常夜灯の位置を確認しておくと効率的です。特に明るい常夜灯がどこにあるかを把握しておくことで、夜の釣り座選びがスムーズになります。
✅ 明暗の境目を重点的に攻める
明るい部分だけでなく、明暗の境目や、やや暗い部分も丁寧に探ることが大切です。ジグヘッドの重さやフォールスピードを変えながら、アジの反応を探っていきます。
✅ ヘッドライトの使用に注意
手元が見えづらい時はヘッドライトがあると便利ですが、水面を直接照らすとアジが警戒して散ってしまう可能性があります。ライトは足元を照らす程度に留め、水面には極力当てないよう注意しましょう。
✅ サゴシやカマスへの対応
ナイトゲームでは、アジ以外にもサゴシやカマスがヒットすることがあります。これらの魚は歯が鋭いため、ラインブレイクを防ぐためにも、リーダーを太めにしておくか、バイトオフが頻発する場合はワイヤーリーダーの使用も検討しましょう。
弘漁港のナイトゲームでは、アジだけでなくメバルやカサゴも狙えるため、ライトゲーム全般を楽しむこともできます。時期によってはイカ類の回遊もあるようなので、アジング専用タックルだけでなく、エギングタックルも用意しておくと、より多彩な釣りが楽しめるかもしれません。
志賀島漁港も選択肢だが弘漁港の方が人気
志賀島には弘漁港のほかに志賀島漁港もあり、こちらでもアジングを楽しむことができます。ただし、釣果の実績や人気度では弘漁港に軍配が上がります。
志賀島漁港は島の入口付近に位置し、福岡市内から志賀島に入ってすぐの場所にあります。漁港の規模は大きく、ファミリーフィッシングの人気スポットとしても知られています。サビキ釣りで小アジを釣ったり、メバルやカサゴなど根魚を狙ったりするには適した場所と言えるでしょう。
志賀島漁港は志賀島漁港と弘漁港がありますが、アジングで釣るなら弘漁港の方がおすすめです。デイゲームでは難しいので、ナイトゲームで常夜灯についたアジを狙うと釣れやすいです。
志賀島漁港でアジングをする場合は、ナイトゲームで常夜灯周りを狙うのが基本戦略となります。デイゲームでの実績は弘漁港に比べて低いようです。良型のアジを狙うなら、朝・夕マズメに堤防の先端付近で回遊してくるアジを狙う方法もありますが、やはり弘漁港の方が確率は高いと考えられます。
📍 志賀島の2つの漁港の使い分け
項目 | 弘漁港 | 志賀島漁港 |
---|---|---|
位置 | 島の西側(金印公園先) | 島の入口付近 |
アジングの実績 | 高い(良型多数) | 普通(小型中心) |
おすすめ時間帯 | 朝マズメ、夕マズメ | ナイトゲーム |
ファミリー向け | △(混雑時) | ◎(広く足場良好) |
混雑度 | 高い(特に週末) | 中程度 |
志賀島漁港を選ぶメリットとしては、弘漁港ほど混雑していないこと、広い港内で釣り座を確保しやすいこと、足場が良くファミリーでも楽しみやすいことなどが挙げられます。アジのサイズや数よりも、のんびりと釣りを楽しみたい場合や、子供連れで安全に釣りをしたい場合は、志賀島漁港を選ぶのも良い選択肢かもしれません。
ただし、本格的にアジングで良型を狙いたいなら、やはり弘漁港が第一選択肢となるでしょう。両方の漁港を訪れてみて、自分の釣りスタイルや目的に合った方を選ぶのがおすすめです。時期や条件によっては、志賀島漁港でも良型アジの実績があるかもしれませんので、釣具店やSNSなどで最新の釣果情報をチェックしてから出かけると良いでしょう。
アクセス良好で福岡市内から約30分の好立地
志賀島・弘漁港の大きな魅力の一つが、福岡市内中心部から車で約30分程度という抜群のアクセスの良さです。仕事帰りのちょい釣りや、休日の朝マズメ狙いなど、思い立ったらすぐに行ける距離にあることが、多くのアングラーに支持される理由となっています。
志賀島へのアクセスは、福岡市街地から国道3号線を経由して海の中道方面へ向かい、志賀島大橋を渡るルートが一般的です。志賀島は陸続きになっているため、フェリーなどを使わずに車で直接アクセスできる点も便利です。これは、同じく福岡のアジングの聖地として知られる相島や宗像大島がフェリーでのアクセスになることと比較すると、大きなアドバンテージと言えるでしょう。
🚗 志賀島へのアクセス情報
- 所要時間: 福岡市中心部から約30分
- アクセス方法: 車(志賀島大橋経由)
- 駐車場: 弘漁港周辺に駐車スペースあり(混雑時は注意)
- トイレ: 近隣に簡易トイレあり
- コンビニ: 島内にコンビニあり
駐車に関しては、弘漁港周辺に駐車可能なスペースがありますが、週末の朝マズメ時などは満車になることもあるようです。路上駐車や迷惑駐車は地元の方に迷惑をかけるだけでなく、将来的に釣り場が閉鎖される原因にもなりかねないため、絶対に避けるべきです。駐車場が満車の場合は、少し離れた場所に停めて歩くか、時間をずらして再訪することを検討しましょう。
また、志賀島は観光地としても知られており、金印が発見された場所としても有名です。志賀海神社などの観光スポットもあるため、釣りと観光を組み合わせたプランを立てることもできます。家族を連れて出かけ、自分は釣りをしながら家族は観光を楽しむといった過ごし方も可能です。
弘漁港から比較的近い場所には、カキ小屋で有名な唐泊漁港もあります。冬季であれば、釣りの帰りに新鮮な牡蠣を味わうのも良いかもしれません。このように、志賀島周辺は釣りだけでなく、食や観光も楽しめるエリアとなっているため、一日かけてゆっくりと過ごすことができるのも魅力です。
志賀島アジングポイント攻略の実践テクニック
ここからは、志賀島・弘漁港でアジングを成功させるための具体的なテクニックやタックル情報、注意点などを詳しく解説していきます。
- ジグヘッド1.2gのテンションフォールが基本の釣り方
- 尺アジ(30cm超)も狙える実績豊富なポイント
- 秋から冬にかけてがアジングのベストシーズン
- 混雑時は早朝の到着がポイント確保のコツ
- サゴシやカマスも混じる多彩なターゲット
- 禁止エリアや駐車場の情報も事前確認が必要
- まとめ:志賀島アジングポイントで釣果を上げるために
ジグヘッド1.2gのテンションフォールが基本の釣り方
志賀島・弘漁港でのアジングにおいて、最も実績の高い釣り方はジグヘッド1.2gを使ったテンションフォールです。多くの釣果報告で、このセッティングが推奨されています。
1.2gのジグヘッドとワームをセットし、テトラ沿いをジグヘッドただ巻き。右に左にキャストしてフリーフォール、テンションフォールと探る。
前の週はカマスの群れもいて、ラインブレイクもあったのだが、この日は留守の様子。そこでアジングに絞りテンションフォールさせていくと「コン」とアタリ。
テンションフォールとは、ジグヘッドを着水させた後、ラインにテンション(張り)を保ちながらゆっくりとフォール(落下)させるテクニックです。フリーフォール(ラインを張らずに自然落下させる)と使い分けることで、その日のアジの活性や捕食パターンに合わせた誘いができます。
🎣 基本的なタックルセッティング
アイテム | 推奨スペック | 備考 |
---|---|---|
ロッド | アジング専用7〜8ft台 | 繊細なアタリを取れる感度重視 |
リール | 2000番台スピニング | ドラグ性能が良いもの |
メインライン | エステルライン0.3〜0.4号 | PEでも可(0.3〜0.4号) |
リーダー | フロロカーボン1〜1.5号 | 1m程度 |
ジグヘッド | 1.2g前後 | 潮の流れで調整 |
ワーム | 1.5〜2インチ | クリア系やグロー系 |
ジグヘッドの重さは1.2gが基本ですが、風や潮の流れが強い場合は1.5gや1.8gに変更することもあります。逆に、アジの活性が低く、よりスローに誘いたい場合は1.0gや0.8gに落とすことも有効です。弘漁港は潮通しの良いポイントなので、基本は1.2g前後で問題ないでしょう。
ワームのカラーについては、明るい時間帯はクリア系(透明やスモーク系)、ナイトゲームではグロー系(夜光)やホワイト系が実績が高いと一般的に言われています。ただし、その日の状況やベイトの種類によっても変わるため、複数のカラーを用意してローテーションすることをおすすめします。
釣り方の基本ステップは以下の通りです:
- キャスト: テトラ沿いや堤防先端方向へキャスト
- フォール: 着水後、カウントを取りながらフォール(まずはフリーフォールで底まで)
- テンションフォール: 中層から表層まで、テンションを保ちながらフォール
- ただ巻き: ゆっくりとしたただ巻きで誘う
- リフト&フォール: ロッドでワームを持ち上げてフォールさせる
アジは基本的にフォール中にバイトすることが多いため、フォールの仕方が釣果を左右します。「コン」という明確なアタリもあれば、ラインが止まる程度の微妙なアタリもあるため、集中してラインの動きを観察することが重要です。
尺アジ(30cm超)も狙える実績豊富なポイント
志賀島・弘漁港の大きな魅力の一つが、尺アジ(30cm超)の実績が豊富という点です。福岡県内のアジングポイントの中でも、尺クラスの実績では上位にランクされるポイントと言えるでしょう。
すると、強烈に絞る引き、ドラグが鳴る!セイゴか?右に左に走る。テトラにラインをすられながら、上がってきたのはアジだ。しかもデカい!下に降りていき、しっかりつかみ取った。サイズは今季初の尺アジである。
尺アジというのは、アジングにおいて一つの目標となるサイズです。通常のアジが15〜20cm程度であることを考えると、30cm超えのアジがいかに大きいかが分かります。尺アジクラスになると引きも強烈で、エステルラインなどの細いラインでは簡単にラインブレイクしてしまう可能性があります。
📏 アジのサイズ分類と難易度
サイズ分類 | 体長 | 釣りやすさ | 引きの強さ | 評価 |
---|---|---|---|---|
豆アジ | 〜10cm | ★☆☆☆☆ | 弱い | 数釣り向き |
小型 | 10〜15cm | ★★☆☆☆ | やや弱い | 初心者向き |
中型 | 15〜20cm | ★★★☆☆ | 普通 | 食べ頃サイズ |
良型 | 20〜25cm | ★★★★☆ | 強い | 引きを楽しめる |
大型 | 25〜30cm | ★★★★★ | かなり強い | やりとり要技術 |
尺アジ | 30cm超 | ★★★★★ | 非常に強い | 最高峰の目標 |
弘漁港で尺アジを狙うためのポイントは、朝マズメや夕マズメの時合い時に堤防先端部で回遊を待つことです。大型のアジは警戒心が強く、群れの中でも慎重に行動する傾向があります。そのため、数釣りを意識した早い釣りよりも、丁寧にフォールさせて食わせの間を作ることが重要です。
また、尺クラスのアジがヒットした際のやりとりも重要です。エステルラインは感度が良い反面、強度は低いため、無理な引き寄せはラインブレイクの原因になります。ドラグを適切に調整し、アジの走りに合わせて竿を立ててやりとりすることが大切です。テトラ周りで釣りをしている場合は、ラインが根ズレすることもあるため、特に慎重なやりとりが求められます。
尺アジの出現時期については、おそらく秋から冬にかけてが最も可能性が高いと考えられます。一般的に、アジは水温が下がる時期に体を大きくして越冬する傾向があるためです。ただし、春先や初夏でも尺クラスがヒットする報告はあるため、年間を通じてチャンスはあると言えるでしょう。
秋から冬にかけてがアジングのベストシーズン
志賀島・弘漁港でのアジングは秋から冬にかけてがベストシーズンとされています。この時期は水温が適温となり、アジの活性が高まるとともに、サイズも良型が増える傾向にあります。
例年、年末まで夜間やマヅメ時に20cm超えのアジは志賀島、奈多、新宮で釣れるはずである。
この記載から、年末まで良型アジの釣果が期待できることが分かります。福岡のアジングシーンでは、おそらく9月頃から徐々に良型アジの回遊が増え始め、10月〜12月がピークとなる傾向があるようです。
🗓️ 志賀島アジング・シーズンカレンダー
時期 | 釣れやすさ | サイズ | 特徴・注意点 |
---|---|---|---|
春(3〜5月) | ★★★☆☆ | 小〜中型 | メバルやカサゴも好シーズン |
初夏(6〜7月) | ★★☆☆☆ | 小型中心 | 水温上昇で活性低下 |
夏(8〜9月) | ★★★☆☆ | 小〜中型 | 夕涼みナイトゲームがおすすめ |
秋(10〜11月) | ★★★★★ | 中〜大型 | ベストシーズン・尺アジも |
冬(12〜2月) | ★★★★☆ | 中〜良型 | 低水温期も実績あり |
秋がベストシーズンとなる理由はいくつか考えられます。まず、夏の高水温期を過ぎて水温が下がり始めることで、アジの活性が上がります。また、秋はイワシなどのベイトフィッシュが接岸しやすい時期でもあり、それを追ってアジも岸近くまで寄ってくるようです。さらに、アジ自身も冬に向けて体に栄養を蓄える時期であり、積極的に捕食する傾向があります。
冬場についても、福岡は比較的温暖な地域であるため、真冬でもアジングを楽しむことができます。ただし、北風が強く吹く日などは釣りにくくなるため、天候や風向きを確認してから出かけることをおすすめします。
春から初夏にかけても、小型〜中型のアジは釣れるようですが、数やサイズの面では秋冬に劣る傾向があります。ただし、春はメバルやカサゴなど他の魚種も好シーズンとなるため、ライトゲーム全般を楽しむには良い時期と言えるでしょう。
釣行計画を立てる際は、このシーズナルパターンを参考にしつつ、直近の釣果情報もチェックすることをおすすめします。釣具店のスタッフや、SNSでの釣果投稿などから最新情報を得ることで、より確実に釣果につなげることができるでしょう。
混雑時は早朝の到着がポイント確保のコツ
志賀島・弘漁港は福岡県内でも有数の人気アジングスポットであるため、特に週末や祝日、そしてベストシーズンの秋にはかなりの混雑が予想されます。良い釣り座を確保するためには、早朝の到着が必須と言えるでしょう。
午前5時に到着。土曜日とあってテトラ沿いはすでに満員御礼。釣れてるのか?と空き場所を見つけてテトラを慎重に進む。
この引用から、土曜日の午前5時到着でもすでにテトラ沿いは満員だったことが分かります。朝マズメの時合いが始まるのが6時前後であることを考えると、遅くとも午前4時30分〜5時頃までには現地に到着しておきたいところです。
🚙 混雑状況と到着時刻の目安
曜日・状況 | 推奨到着時刻 | 混雑度 | ポイント確保の難易度 |
---|---|---|---|
平日・朝マズメ | 5:00〜5:30 | ★★☆☆☆ | 比較的容易 |
平日・ナイトゲーム | 日没前 | ★☆☆☆☆ | 容易 |
週末・朝マズメ | 4:00〜4:30 | ★★★★☆ | 困難 |
週末・ナイトゲーム | 日没1時間前 | ★★★☆☆ | やや困難 |
連休・ベストシーズン | 3:30〜4:00 | ★★★★★ | 非常に困難 |
平日であれば比較的余裕を持って釣り座を確保できるようですが、週末は早朝からの激戦が予想されます。ゴールデンウィークや秋の連休などは、さらに混雑が激しくなる可能性があります。
混雑時のマナーとして、以下の点に注意しましょう:
✅ 適切な間隔を保つ
隣の釣り人と最低でも5m程度の間隔を空けることが望ましいです。ライトゲームは比較的短い距離をキャストすることが多いため、間隔が狭すぎるとお互いにラインが絡むトラブルの原因になります。
✅ 割り込みは厳禁
既に釣りをしている人の前に無理やり入り込むような行為は絶対に避けましょう。良いポイントが空いていないからといって、他人の釣りを妨害することは許されません。
✅ 大声での会話は控える
早朝の静かな時間帯に大声で会話すると、周囲の釣り人の集中を妨げるだけでなく、魚を警戒させる可能性もあります。会話は必要最低限に、声のトーンも控えめにしましょう。
✅ 釣り場の移動は慎重に
テトラ帯など足場の悪い場所では、特に暗い時間帯の移動は危険です。ヘッドライトを使用し、足元を確認しながら慎重に移動しましょう。また、他の釣り人のラインを踏まないよう注意が必要です。
どうしても良いポイントが確保できない場合は、少し時間をずらして訪れるか、平日を狙うという選択肢もあります。また、弘漁港以外の志賀島漁港や、周辺の新宮漁港、奈多漁港なども検討してみると良いでしょう。
サゴシやカマスも混じる多彩なターゲット
志賀島・弘漁港でアジングをしていると、アジ以外の魚種がヒットすることも珍しくありません。特にサゴシ(サワラの幼魚)やカマスは秋に回遊してくることが多く、思わぬ嬉しい外道となることもあります。
前の週はカマスの群れもいて、ラインブレイクもあったのだが、この日は留守の様子。
サゴシやカマスは歯が鋭く、アジング用の細いリーダーでは簡単に切られてしまいます。これらの魚が回遊している気配がある場合は、リーダーをワイヤーに変更するか、少し太めのフロロカーボンリーダー(3〜4号程度)に変更することを検討しましょう。
🐟 志賀島・弘漁港で釣れる主な魚種
魚種 | シーズン | 釣り方 | 注意点 |
---|---|---|---|
アジ | 周年(秋〜冬が最盛期) | ジグヘッド+ワーム | エステルラインは繊細な扱いが必要 |
メバル | 春〜初夏 | ジグヘッド+ワーム | 夜釣りが有効 |
カサゴ(アラカブ) | 周年 | ジグヘッド・穴釣り | 根掛かりに注意 |
サゴシ | 秋〜冬 | メタルジグ・ミノー | 歯が鋭い・リーダー太めに |
カマス | 秋〜冬 | メタルジグ・ワーム | 歯が鋭い・群れで回遊 |
チヌ(クロダイ) | 春〜秋 | フカセ・チニング | 外波戸で実績あり |
セイゴ(スズキ) | 夏〜秋 | ルアー全般 | 大型は引きが強烈 |
イカ類 | 春・秋 | エギング | 時期により様々な種類 |
アジング中に他魚種がヒットした場合、タックルが対応できるかどうかを瞬時に判断する必要があります。アジング用のライトタックルでは、サゴシやセイゴの強烈な引きに対応しきれないこともあるため、無理をせずドラグを緩めて魚の走りに対応することが大切です。
また、これらの魚種を積極的に狙いたい場合は、アジング専用タックルとは別に、もう少し強めのタックルを用意しておくことをおすすめします。例えば、メバリングロッドやシーバスロッドなど、少しパワーのあるロッドに、10〜20gのメタルジグやミノーを組み合わせることで、サゴシやカマス、セイゴなどを効率的に狙うことができます。
多彩な魚種が狙えるということは、アジが釣れない時でも楽しみが増えるということでもあります。アジングに固執せず、柔軟に釣り方を変えることで、より充実した釣行になる可能性があります。ただし、メインターゲットがアジであることを忘れず、アジの時合いを逃さないよう注意しましょう。
禁止エリアや駐車場の情報も事前確認が必要
志賀島・弘漁港で釣りを楽しむ前に、釣り禁止エリアや駐車場の情報を事前に確認しておくことが重要です。近年、全国的に釣り場の閉鎖が相次いでおり、マナーの悪い釣り人による問題が原因となっているケースが多く見られます。
釣り禁止エリアについては、現地に看板が設置されている場合もありますが、必ずしも全てのエリアに明確な表示があるわけではありません。一般的に、以下のような場所は釣りが禁止されているか、避けるべき場所とされています:
⚠️ 釣りが禁止・制限される主なエリア
- 漁船の係留場所や漁業作業の妨げになる場所
- 立入禁止の看板が設置されている場所
- フェンスや柵で囲まれている場所
- 漁協や港湾管理者が禁止を明示している場所
- 私有地や民家の敷地内
弘漁港については、現時点で全面的な釣り禁止という情報は確認できませんが、今後規制が強化される可能性も考えられます。実際、福岡県内の他の漁港では、釣り人のマナー違反により釣り禁止となった場所もあります。例えば、新宮漁港では大波止側が釣り禁止となっており、相島漁港や岩屋漁港も現在は釣り禁止となっているようです。
🚫 釣り場を守るために守るべきマナー
✅ ゴミは必ず持ち帰る
最も基本的なマナーです。自分のゴミだけでなく、落ちているゴミを拾う心がけも大切です。特に、ワームのパッケージやラインの切れ端など、釣り特有のゴミは絶対に残さないようにしましょう。
✅ 駐車場所を守る
指定された駐車場所以外には停めない、路上駐車をしない、漁業関係者の車の出入りを妨げないなど、駐車マナーは非常に重要です。弘漁港周辺の駐車スペースが満車の場合は、無理に停めようとせず、別の場所を探すか時間をずらすことを検討しましょう。
✅ 騒音を出さない
特に早朝や夜間の釣行では、大声での会話や車のドアの開閉音など、近隣住民の迷惑になる騒音は避けましょう。
✅ 漁業関係者に配慮する
漁港は漁業関係者の仕事場です。漁船の出入りの際は速やかに道を空ける、漁具や網に近づかない、作業の邪魔にならない場所で釣りをするなど、配慮が必要です。
✅ 釣り糸やゴミを海に捨てない
ライントラブルで切れた糸や、根掛かりで失ったリグなどは仕方ない面もありますが、意図的にラインやゴミを海に捨てる行為は厳禁です。
これらのマナーを守ることは、釣り場を未来に残すために不可欠です。一人一人の意識と行動が、釣り場の存続を左右します。自分だけは大丈夫という考えではなく、全ての釣り人が模範となるような行動を心がけましょう。
まとめ:志賀島アジングポイントで釣果を上げるために
最後に記事のポイントをまとめます。
- 志賀島のアジングは弘漁港がメインポイントで、良型アジの実績が非常に高い
- 朝マズメと夕マズメが最も釣れる時間帯で、時合いは約2時間程度と短い
- ジグヘッド1.2g前後のテンションフォールが基本的な釣り方として有効
- 尺アジ(30cm超)の実績も豊富で、大型狙いのアングラーにもおすすめ
- 常夜灯周りのナイトゲームも安定した釣果が期待でき、明暗の境目が重要
- 秋から冬にかけてがベストシーズンで、年末まで良型アジが狙える
- 週末は混雑必至で、良いポイント確保には午前4時台の到着が推奨される
- 外波戸・港内小波戸・テトラ帯の3エリアがあり、状況に応じた使い分けが有効
- サゴシやカマスも回遊し、多彩な魚種が狙えるライトゲームのメッカ
- 福岡市内から約30分というアクセスの良さが大きな魅力
- 志賀島漁港も選択肢だが、アジングの実績では弘漁港が上回る
- 釣り禁止エリアや駐車マナーの確認が必要で、将来の釣り場保全のため遵守すべき
- エステルラインは繊細な扱いが必要で、尺アジクラスではやりとりに技術が求められる
- デイゲームでも実績ありで、テクニックを磨けば日中でも釣果が期待できる
- 周辺の観光や食事も楽しめるため、家族連れでも一日楽しめるエリアである
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
- 早朝アジングで良型26cm手中 時合狙って数釣りも満喫【福岡・志賀島】 | TSURINEWS
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