若狭湾でアジングするなら知っておきたい爆釣ポイント完全ガイド

「若狭湾でアジングを始めたいけど、どこに行けばいいのかわからない」「せっかく釣行したのに、ボウズで帰るのは避けたい」そんな悩みを抱えているアングラーは多いのではないでしょうか。若狭湾エリアは福井県を代表する釣り場で、アジングをはじめとしたライトゲームが盛んなフィールドです。しかし、ポイントの選び方や時期による釣れるエリアの違いを知らないと、せっかくの釣行が空振りに終わってしまうかもしれません。

この記事では、若狭湾でアジングを楽しむために必要な情報を徹底的に調査し、実績のある具体的なポイントから、季節ごとの狙い方、効果的なタックルセッティングまで網羅的にご紹介します。初心者からベテランまで、若狭湾でのアジングを成功させるための実践的な情報をお届けしますので、ぜひ最後までご覧ください。

この記事のポイント
✓ 若狭湾の実績あるアジングポイント10ヶ所以上の詳細情報
✓ 春・初夏・秋の時期別攻略法と回遊パターンの違い
✓ 回遊打ちと居着き狙いの使い分けテクニック
✓ 効果的なタックルセッティングとリグの選び方

若狭湾でアジングを成功させるポイント選びの基本

1. 若狭湾のアジングポイント選びで重要な3つの要素
2. 回遊打ちで狙うべき地形的特徴とは
3. 居着きアジが溜まりやすい常夜灯周りの見極め方
4. 潮通しの良いポイントが釣果を左右する理由
5. ファミリーフィッシングにも最適な足場の良い漁港
6. 水深とポイントの関係性を理解する

若狭湾のアジングポイント選びで重要な3つの要素

若狭湾でアジングを成功させるために、まず理解しておくべきなのがポイント選びの基本です。闇雲に釣り場を回っても効率が悪いだけで、釣果に結びつきません。若狭湾エリアでアジングポイントを選ぶ際には、地形・潮の流れ・水深という3つの要素を意識することが重要です。

地形的な特徴としては、半島の先端部や大型の突堤、外洋に面したサーフなどが挙げられます。これらのエリアは潮通しが良く、回遊してくるアジの群れが接岸しやすい傾向にあります。特に若狭湾の場合、湾奥よりも外洋に面したポイントの方が、良型のアジに出会える確率が高いとされています。

潮の流れについても注目すべきポイントです。アジは潮の流れに沿って移動する魚種であり、潮がよく動くエリアには餌となるプランクトンや小魚が集まりやすくなります。潮目が見えるような場所や、潮がぶつかるような変化のあるポイントは、アジが集まりやすい一級ポイントと言えるでしょう。

水深については、シーズンによって適切な深さが変わってきます。一般的には5m以上の水深があるポイントが安定した釣果を出しやすいですが、浅場でも潮通しが良ければ十分にアジは狙えます。特に夏場の高水温期には、やや深めのポイントを選ぶことで、快適な水温帯を求めて回遊してくるアジに出会える可能性が高まります。

若狭湾は比較的プレッシャーの低いエリアも残されており、ポイントの選び方次第で驚くような釣果に恵まれることもあります。ただし、だからこそ基本を押さえた上で、実際に足を運んで自分なりのポイントを開拓していくことが大切です。地元の釣具店で情報収集することも、効率的なポイント選びには欠かせません。

📊 若狭湾アジングのポイント選び基本要素

要素	重要ポイント	具体的な狙い目
地形	潮が当たる変化のある場所	半島先端、大突堤、サーフ、カケアガリ
潮流	潮通しが良く流れがある	外洋に面したエリア、潮目周辺
水深	5m以上が理想的	季節により最適深度が変化
時期	春・初夏・秋の3シーズン	各時期で有望エリアが異なる

回遊打ちで狙うべき地形的特徴とは

若狭湾のアジングには大きく分けて「回遊打ち」と「居着き狙い」という2つのアプローチがありますが、特に爆発的な釣果を期待できるのが回遊打ちです。回遊打ちとは、餌を求めて浅場に差してくるアジの群れをピンポイントで狙う釣り方を指します。

若狭湾以外でもそうかもしれませんが、回遊打ちは時合やポイント選択が難しいが、当たれば凄いです。数十分の間に30～40匹以上釣れる事も珍しくなく、サイズも尺上だって出ます。

出典：【一人語り】若狭湾のアジングについて　回遊打ち編

この引用からもわかるように、回遊打ちは当たれば短時間で数十匹というような釣果が期待できる魅力的な釣り方です。ただし、そのためには適切な地形を選ぶことが不可欠になります。

回遊打ちで最も重要なのが、外洋に面した潮通しの良いポイントを選ぶことです。具体的には、半島の先端部や大型の突堤、波が打ち寄せるサーフなどが該当します。これらのエリアは潮の流れがダイレクトに当たるため、回遊してくるアジの群れが接岸しやすい特徴があります。

湾奥のポイントは一見穏やかで釣りやすそうに見えますが、回遊打ちの観点からはあまりおすすめできません。なぜなら、湾奥は潮の動きが弱く、アジの群れが積極的に入ってくる可能性が低いからです。ただし、河口付近など淡水が流れ込むエリアは例外で、ベイトフィッシュが集まりやすいため回遊ルートになることもあります。

地形的な変化にも注目しましょう。カケアガリ（海底の傾斜が急になっている場所）や、沈みテトラがあるエリアは、アジが回遊する際の目印になると考えられます。また、潮がぶつかって反転流が生まれるような場所も、プランクトンが溜まりやすく好ポイントになりやすい傾向があります。

🎣 回遊打ちに適した地形チェックリスト

• ✅ 外洋に面している
• ✅ 半島の先端や岬になっている
• ✅ 大型の突堤がある
• ✅ カケアガリや地形変化がある
• ✅ 潮目が見える
• ✅ 適度な波が打ち寄せている

居着きアジが溜まりやすい常夜灯周りの見極め方

回遊打ちとは対照的に、常夜灯周りなどで餌を捕食するアジを狙うのが「居着き狙い」です。この釣り方は回遊打ちほどの爆発力はないものの、安定して釣果が出やすく、初心者にも取り組みやすいというメリットがあります。

居着き狙いで最も重要なのが常夜灯の選び方です。すべての常夜灯にアジがいるわけではなく、アジが溜まりやすい常夜灯とそうでない常夜灯が存在します。見極めのポイントは、まず光量の強さです。明るい常夜灯の方がプランクトンが集まりやすく、それを餌とする小魚、さらにそれを狙うアジという食物連鎖が成立しやすくなります。

次に重要なのが、常夜灯直下の水深です。浅すぎる場所ではアジが警戒して近づきにくく、深すぎると光が届かずにプランクトンが集まりません。一般的には水深3～8m程度の常夜灯が理想的とされています。若狭湾の漁港では、このような条件を満たす常夜灯が数多く存在します。

また、常夜灯の位置関係も考慮すべきポイントです。複数の常夜灯が並んでいる場合、端の常夜灯よりも中央付近の常夜灯の方がアジが溜まりやすい傾向があります。これは、複数の光源からの光が重なることで、より多くのプランクトンが集まるためと考えられます。

ただし、常夜灯周りの釣りには注意点もあります。プレッシャーが高くなりやすいため、特に週末などは先行者が多く、アジがスレている可能性があります。そのような場合は、常夜灯から少し離れた暗がりを狙うのも有効な戦略です。明るい場所で餌を探していたアジが、休憩のために暗がりに戻ってくるタイミングを狙うわけです。

🌙 良い常夜灯の条件比較表

項目	良い条件	避けたい条件
光量	明るく広範囲を照らす	暗い、光が弱い
水深	3～8m程度	2m以下または10m以上
位置	外向きや潮通しが良い	湾の最奥部
周辺環境	複数の常夜灯が近接	孤立した常夜灯

潮通しの良いポイントが釣果を左右する理由

アジングにおいて、潮通しの良し悪しは釣果を大きく左右する重要な要素です。なぜ潮通しが重要なのか、その理由を科学的な視点も交えて解説していきます。

まず、アジは回遊魚であり、常に餌を求めて移動しています。**潮の流れはアジにとっての「道路」**のようなもので、潮の流れに沿って効率的に餌を探索します。つまり、潮通しの良いポイントは、アジの通り道になっている可能性が高いのです。

さらに、潮の流れは水中の酸素濃度にも影響を与えます。流れがある場所では海水が常に入れ替わるため、酸素濃度が高く保たれます。アジは比較的酸素要求量の多い魚種であるため、酸素濃度の高いエリアを好む傾向があります。特に夏場の高水温期には、この傾向が顕著になります。

潮通しの良いポイントでは、プランクトンや小魚などアジの餌となる生物も豊富です。潮の流れによって栄養分が運ばれてくるため、食物連鎖の底辺から活性が高くなります。餌が豊富なエリアには、当然アジも集まってくるというわけです。

若狭湾の場合、外洋に面したポイントは総じて潮通しが良好です。具体的には、常神半島エリアや高浜町周辺などが該当します。これらのエリアでは、季節を問わず安定した釣果が期待できることが、多くの釣行記録から確認できます。

ただし、潮通しが良すぎるポイントにも注意が必要です。潮の流れが速すぎると、ジグヘッドが流されてしまい、狙ったレンジをキープするのが難しくなります。そのような場合は、やや重めのジグヘッドを使用するか、流れが緩むタイミング（潮止まり前後）を狙うなどの工夫が必要です。

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💨 潮通しとアジングの関係性

潮通しの状態	アジの活性	おすすめアプローチ
適度な流れ	高い	標準的なジグ単で広範囲を探る
流れが速い	やや低い	重めのリグ、流れが緩むタイミングを待つ
流れがほとんどない	低い	常夜灯周りの居着き狙いに切り替える

ファミリーフィッシングにも最適な足場の良い漁港

若狭湾エリアには、アジングポイントとして優秀なだけでなく、ファミリーフィッシングにも適した足場の良い漁港が数多く存在します。初心者や子供連れで釣りを楽しむ際には、釣果だけでなく安全性も重要な要素です。

足場の良さという点で特におすすめなのが、小浜新港周辺です。このエリアは駐車場から釣り場までのアクセスが良く、足場も平坦で整備されています。トイレも完備されているため、長時間の釣行でも快適に過ごせます。

小浜新港岸壁では、ほとんど何処でもアジ、サヨリ、ジャコを狙う事ができます。

出典：若狭の釣りスポット｜マーメイドつり具

このように、小浜新港は広範囲でアジを狙えるため、混雑時でも釣り座を確保しやすいというメリットもあります。特にサビキ釣りでアジを狙う場合、群れが入ってくると初心者でも簡単に数を伸ばせる可能性が高いポイントです。

他にも、敦賀新港や西津漁港なども足場が良く、ファミリーフィッシングに適しています。これらの漁港では、アジングだけでなく、サビキ釣りやちょい投げ釣りなど、様々な釣り方を楽しむことができます。家族で訪れる際は、アジング以外の釣りも準備しておくと、より楽しい時間を過ごせるでしょう。

安全面では、夜釣りの際には特に注意が必要です。ライフジャケットの着用はもちろん、足元を照らすヘッドライトなども必携です。また、潮の満ち引きによって足場の状況が変わる場所もあるため、事前に潮見表を確認しておくことをおすすめします。

👨‍👩‍👧‍👦 ファミリー向けおすすめ漁港の特徴

• ✓ 駐車場完備：車からの荷物運搬が楽
• ✓ トイレあり：長時間釣行も安心
• ✓ 足場が平坦：子供や高齢者も安全
• ✓ 常夜灯多数：夜釣りでも明るく安全
• ✓ 周辺施設充実：コンビニや飲食店が近い
• ✓ 複数の釣り方対応：飽きずに楽しめる

水深とポイントの関係性を理解する

アジングにおいて、水深は見落とされがちですが、実は非常に重要な要素です。適切な水深のポイントを選ぶことで、釣果は格段に向上する可能性があります。若狭湾でのアジングにおける水深とポイントの関係性について、季節ごとの傾向を踏まえて解説します。

春先の低水温期には、アジは比較的浅いエリアにも接岸してきます。この時期は水深3～5m程度の浅場でも十分に釣果が期待できます。ただし、あまりに浅すぎる場所では警戒心が強くなるため、適度な水深が必要です。カケアガリの手前など、深場へのエスケープルートがある場所が理想的です。

初夏から夏にかけての高水温期になると、アジは快適な水温帯を求めてやや深い場所を好むようになります。この時期は水深5～10m程度のポイントを中心に探ることをおすすめします。日中は特に深場に潜っていることが多いため、朝夕のまずめ時に浅場に上がってくるタイミングを狙うのが効果的です。

秋になると、再びアジは浅場にも積極的に接岸してきます。この時期は水深3～8mと幅広いレンジで釣果が期待できます。ベイトフィッシュ（シラウオなど）を追って浅場に入ってくることも多く、サーフや浅めの漁港でも良型アジに出会えるチャンスがあります。

水深を意識する際のポイントとして、レンジの把握も重要です。水深10mのポイントでも、アジが表層付近にいることもあれば、ボトム付近にいることもあります。カウントダウンで様々なレンジを探り、その日のアジがいるレンジを見つけ出すことが釣果アップのカギとなります。

📏 季節別・最適水深ガイド

季節	最適水深	アジの行動パターン	狙い方のコツ
春（4月）	3～5m	浅場のアミエビを捕食	カケアガリ周辺を丁寧に探る
初夏（6～7月）	5～10m	やや深めの快適な水温帯	朝夕のまずめ時集中
秋（9～11月）	3～8m	ベイトフィッシュを追い浅場へ	広範囲をランガンで探る

若狭湾の時期別アジングポイント攻略法

1. 春の回遊アジを狙うベストタイミングは夕方から夜
2. 初夏のアジングは河口付近の漁港が狙い目
3. 秋の大型アジを仕留める半島先端ポイント
4. 時間帯によって変わるポイント選択の重要性
5. 実績のある若狭湾の具体的なポイント10選
6. 豆アジ釣りと良型狙いの釣り分け方
7. タックルセッティングで釣果が変わる理由
8. まとめ：若狭湾でアジングを成功させるためのポイント選び

春の回遊アジを狙うベストタイミングは夕方から夜

若狭湾で年間を通じて最初にアジングシーズンが到来するのが春です。4月頃から、居着きのアジやメバルを釣っている際に、小規模なアジの群れに遭遇する機会が増えてきます。春のアジングは他のシーズンとは異なる特徴があるため、適切なアプローチが必要です。

4月ごろ、居付きのアジやメバルを釣っている際に、小規模な集団に出くわすことがあります。メバルが始まる頃から、シーバスが釣れ出すまでくらいの期間でしょうか。

出典：【一人語り】若狭湾のアジングについて　回遊打ち編

この引用から分かるように、春のアジは小規模な群れで行動することが多く、大規模な回遊ではないため見つけるのがやや難しい時期です。しかし、狙うべき時間帯とポイントを絞り込むことで、効率的に釣果を上げることができます。

春のアジが最も活発に捕食活動を行うのは、夕方から夜中にかけてです。早朝に群れと遭遇することは比較的少ないとされています。これは、春の水温がまだ低めで、日中に温められた表層付近の水温が快適になる夕方以降に、アジが活発に動き出すためと考えられます。

ポイント選びでは、湾入り口のサーフやカケアガリ周辺が有望です。この時期のアジは主にアミエビを捕食しており、アミエビが溜まりやすい地形を選ぶことが重要です。特に潮がぶつかるような場所では、アミエビが集積しやすく、それを狙ってアジが集まってきます。

春のアジングで使用するルアーは、アミエビパターンを意識したものが効果的です。クリア系やグロー系のワームに、0.4～1g程度の軽めのジグヘッドを組み合わせるのが基本です。ゆっくりとしたリトリーブで、アミエビが漂うようなアクションを演出しましょう。

🌸 春のアジング攻略ポイント

要素	詳細
ベストタイム	夕方17時～深夜0時
有望エリア	湾入り口のサーフ、カケアガリ周辺
メインベイト	アミエビ
適切なリグ	ジグヘッド0.4～1g + クリア・グロー系ワーム
釣り方	スローリトリーブ、長めのステイ

初夏のアジングは河口付近の漁港が狙い目

6月から7月半ば頃の梅雨明けまでの期間は、若狭湾でアジングの初夏シーズンとなります。この時期は春とも秋とも異なる独特の釣れ方をするため、季節に合わせたアプローチが求められます。

初夏のアジの特徴は、河口付近の漁港に朝夕のマズメ時に差してくるという行動パターンです。河川からの淡水流入により栄養分が豊富で、ベイトフィッシュが集まりやすいエリアが狙い目となります。若狭湾では、特に北川や南川などの河口周辺の漁港が実績ポイントとして知られています。

初夏のアジングでは、時間帯の選択が非常に重要です。日中の高水温時はアジの活性が下がりやすく、朝マズメ（日の出前後1時間）と夕マズメ（日没前後1時間）に集中的に釣ることが効果的です。特に朝マズメは、一晩中深場で過ごしていたアジが浅場に上がってくるタイミングで、短時間勝負ながら高い釣果が期待できます。

この時期のアジは、春のアミエビパターンから徐々にベイトフィッシュパターンへと移行していきます。そのため、ルアーも少し大きめのサイズ（2～3インチ）を選び、よりアクティブなアクションで誘うのが効果的です。カラーは、朝マズメならナチュラル系、夕マズメならグロー系やチャート系が実績があります。

ただし、初夏は梅雨の時期と重なるため、天候による影響を受けやすい季節でもあります。雨による濁りが入った場合は、アジの活性が上がることもあれば、逆に釣れなくなることもあります。一般的には、適度な濁りは好条件とされており、警戒心が薄れたアジが大胆にルアーにアタックしてくる可能性が高まります。

☀️ 初夏のアジング・時間帯別攻略チャート

• 🌅 朝マズメ（5:00～7:00）
  • 最も釣果が期待できる時間帯
  • 河口の流れ込み周辺を重点的に
  • ナチュラルカラーのワームが効果的
• 🌞 日中（7:00～17:00）
  • アジの活性は低め
  • 日陰や深場を丁寧に探る
  • 渓流釣りなど他の釣りに切り替えるのも一案
• 🌆 夕マズメ（17:00～19:00）
  • 朝マズメに次ぐ好時合
  • サイズアップの可能性が高い
  • グロー・チャート系が有効
• 🌙 ナイト（19:00～）
  • 常夜灯周りの居着き狙いに切り替え
  • 安定した釣果が期待できる

秋の大型アジを仕留める半島先端ポイント

若狭湾のアジングシーズンで最も釣果が期待できるのが、秋のシーズンです。9月から11月にかけて、アオリイカが釣れ始める頃と同じタイミングで、アジの回遊も本格化します。この時期は良型のアジに出会える確率が最も高く、アジンガーにとって見逃せないシーズンです。

秋のアジの特徴は、半島の先端や海流の当たる漁港、ゴロタなどに差してくるという回遊パターンです。常神半島エリアや高浜町周辺など、外洋に面したポイントが特に有望となります。この時期のアジは、シラウオなどのベイトフィッシュを積極的に追い回しており、サイズも20～25cm級の良型が多く混じります。

アオリイカが釣れ始めるころから、半島の先端や海流のあたる漁港、ゴロタにアジが差してきます。（サーフとかにも来るのかな？）この時期のアジは、場所にもよるでしょうがシラウオなどのベイトフィッシュを食っているようです。

出典：【一人語り】若狭湾のアジングについて　回遊打ち編

秋のアジングで面白いのが、場所によって釣れる時間帯が異なるという点です。早朝が良いポイントもあれば、夕方が良いポイントもあります。その原因は完全には解明されていませんが、おそらくベイトフィッシュの回遊ルートや、潮の流れのタイミングが関係していると推測されます。

この時期のアジはベイトフィッシュを追っているため、リグの選択肢も広がります。ジグ単だけでなく、小型のメタルジグ（3～5g）やプラグも効果的です。特にマイクロジグを使ったボトムネチネチの釣り方は、良型アジを選んで釣る際に非常に有効な手段となります。

秋のアジングでは、ランガン（移動しながら釣る）スタイルが効果的です。一つのポイントで粘るよりも、複数のポイントを回遊しながら、その日にアジが入っているエリアを見つけ出す方が効率的です。車を使って広範囲を探ることができれば、爆釣の可能性が格段に高まります。

🍂 秋の大型アジ攻略・ポイント別特徴

ポイントタイプ	特徴	狙い方	期待できるサイズ
半島先端	潮通し抜群、回遊量多い	ランガンでテンポよく	20～27cm
大型漁港	安定した釣果、足場良好	常夜灯周り中心	15～23cm
サーフ	ベイト追い回すアジ	遠投してボトム攻略	18～25cm
ゴロタ場	穴場的スポット	地形変化を丁寧に	20～28cm

時間帯によって変わるポイント選択の重要性

アジングにおいて、時間帯は釣果を大きく左右する要素の一つです。同じポイントでも、時間帯によってアジの有無や活性が大きく変わることがあります。若狭湾でアジングを効率的に楽しむためには、時間帯に応じた適切なポイント選択が不可欠です。

日中のアジングは、一般的に難易度が高いとされています。明るい時間帯はアジの警戒心が強く、特に浅場では人影を察知して警戒してしまいます。しかし、日中でも釣果を上げる方法はあります。深場を丁寧に探ることと、日陰になっているエリアを狙うことがポイントです。

朝マズメは、アジングにおいて最も期待値の高い時間帯の一つです。夜明け前の薄暗い時間から、太陽が昇って明るくなるまでの約1～2時間が勝負の時間です。この時間帯は、夜間に深場で過ごしていたアジが浅場に上がってきて、積極的に捕食活動を行います。河口周辺や常夜灯付近など、ベイトが溜まりやすい場所を重点的に攻めましょう。

夕マズメも朝マズメと同様に好時合です。日没前後の時間帯は、日中深場にいたアジが浅場に移動してくるタイミングで、サイズの良い個体に出会える可能性が高まります。夕マズメの特徴として、朝マズメよりも時合が長く続く傾向があります。日没後も1～2時間はアジの活性が高い状態が続くことが多いです。

夜間のアジングは、常夜灯周りを中心とした居着き狙いがメインとなります。夜間は昼間ほど警戒心が強くないため、比較的イージーにアジを釣ることができます。ただし、プレッシャーの高いポイントでは、夜でもアジがスレていることがあるため、常夜灯の明暗の境目や、少し離れた暗がりを狙うのも効果的です。

⏰ 時間帯別・最適ポイント選択ガイド

1. 日中（7:00～17:00）
   • 深場中心、日陰を探る
   • プレッシャーの低い穴場へ
   • 難易度高め、経験者向け
2. 朝マズメ（5:00～7:00）
   • 河口、カケアガリ周辺
   • 短時間集中型
   • 数・型ともに期待大
3. 夕マズメ（17:00～19:00）
   • サーフ、半島先端部
   • 時合が長め
   • 大型の可能性高い
4. 夜間（19:00～深夜）
   • 常夜灯周り
   • 安定した釣果
   • 初心者にも◎

実績のある若狭湾の具体的なポイント10選

若狭湾エリアには数多くのアジングポイントが存在しますが、その中でも特に実績が高く、多くのアングラーに支持されているポイントを10ヶ所厳選してご紹介します。それぞれのポイントの特徴や、おすすめの時期・時間帯も合わせて解説します。

①小浜新港 若狭湾を代表するファミリーフィッシングスポットで、アジングにも最適です。岸壁が広く、駐車場やトイレも完備されており、初心者でも安心して釣りを楽しめます。6月～11月がアジのシーズンで、サビキ釣りでも簡単に数が釣れます。夜間は常夜灯周りでのアジングが効果的です。

②音海大波止 水深があり潮通しも良好な、回遊打ちに最適なポイントです。夏を中心にアジの群れが回遊し、当たれば大量釣果が期待できます。アジング初心者にもおすすめで、比較的簡単に釣果を上げることができます。

音海大波止はアジングに適した釣り場として知られ、サビキ釣りでは夏を中心にアジの群れに当たれば大量に釣ることができます。

出典：音海大波止の釣り場情報

③敦賀新港 敦賀市を代表する大型漁港で、様々な魚種が狙えます。アジは夜釣りがメインで、ソフトルアーやプラグ、小型メタルジグで狙えます。足場も良く、周辺施設も充実しているため、長時間釣行にも適しています。

④常神半島エリア 地磯や小さな漁港が点在する穴場エリアです。釣り人が比較的少なく、魚のプレッシャーも低いのが特徴です。地磯でもアジングが楽しめ、メバルやアオリイカなども同時に狙えます。ただし、足場の悪い場所も多いため、慣れたアングラー向けです。

⑤神子漁港 三方上中郡若狭町にある漁港で、夜釣りのアジングが盛んです。漁港内には様々な魚影があり、アジ以外にもメバルやキジハタなどの根魚も狙えます。トイレもあり、釣り環境は良好です。

⑥世久見漁港 静かな雰囲気で、のんびりと釣りを楽しめる漁港です。サビキ釣りで群れに当たれば簡単に釣れるため、ファミリーフィッシングにも適しています。夜釣りでアジングを楽しむ人も多いポイントです。

⑦釣姫漁港 潮通しが良く、時折青物も回遊してくるポイントです。港内では小アジや豆アジがメインですが、条件が良ければ良型も期待できます。メバリングやショアジギングなど、様々な釣りが楽しめる多彩なポイントです。

⑧宇久漁港 夏から秋にかけての小アジが主なターゲットですが、サビキ釣りのアジを泳がせると、アコウなどの根魚やヒラメも狙えます。夜釣りでのアジングが特に効果的で、日中より夜の方が釣果が期待できます。

⑨西津漁港 小浜新港の北側に位置する漁港で、港内はアジやサヨリ狙いがおすすめです。外波止は夜間に灯りがつくため、夜釣りも安全に楽しめます。トイレや駐車場も完備されています。

⑩田烏漁港 外波止の内向きや駐車場すぐの波止は足場がよく、気軽に釣りが楽しめます。夜は港内に電灯がつくため、アジングに最適です。アジだけでなく、グレやチヌ、アオリイカなども狙えます。

🎯 若狭湾アジングポイントTOP10比較表

ポイント名	アクセス	設備	難易度	おすすめ度	ベストシーズン
小浜新港	⭐⭐⭐⭐⭐	⭐⭐⭐⭐⭐	★☆☆☆☆	⭐⭐⭐⭐⭐	6～11月
音海大波止	⭐⭐⭐⭐	⭐⭐⭐	★☆☆☆☆	⭐⭐⭐⭐⭐	夏中心
敦賀新港	⭐⭐⭐⭐⭐	⭐⭐⭐⭐⭐	★☆☆☆☆	⭐⭐⭐⭐	通年
常神半島	⭐⭐	⭐	★★★★	⭐⭐⭐⭐⭐	春～秋
神子漁港	⭐⭐⭐	⭐⭐⭐⭐	★★☆☆☆	⭐⭐⭐⭐	通年

豆アジ釣りと良型狙いの釣り分け方

若狭湾でアジングをしていると、豆アジ（10cm以下）ばかりが釣れて、良型のアジに出会えないという経験をすることがあります。実は、豆アジ釣りと良型狙いでは、アプローチ方法を変える必要があります。この釣り分けができるようになることで、より戦略的なアジングが可能になります。

豆アジは基本的に表層付近に群れていることが多く、ジグヘッドが沈む前にアタってくることも珍しくありません。一方で、良型のアジはボトム付近や中層にいることが多く、豆アジの群れの下に潜んでいるケースが多いです。

その後たまたまボトムまで落とすことに成功しボトムをネチネチと探って来ると良型HIT！！やはりボトムか、、、🤔

出典：爆釣！！ 若狭湾アジング！！ 前編

この引用から分かるように、良型アジを狙うにはボトム攻略が非常に重要です。豆アジが表層で騒いでいても、我慢してボトムまでしっかりとリグを沈め、底をネチネチと攻めることで良型に出会える確率が高まります。

リグの選択も、豆アジと良型では変えるべきです。豆アジ狙いなら軽めのジグヘッド（0.4～1g）で表層を探りますが、良型狙いならやや重めのジグヘッド（1.5～2.5g）やマイクロジグ（3～5g）を使用します。これにより、豆アジの群れを素早く通過してボトムまで到達させることができます。

ワームのサイズも重要です。豆アジは小さなワーム（1.5～2インチ）を好みますが、良型アジはやや大きめのワーム（2～3インチ）にも反応します。大きめのワームを使うことで、自然と豆アジのバイトを減らし、良型をセレクトすることができます。

釣り方の工夫も効果的です。豆アジが多い場合は、投げてすぐに巻き始めるのではなく、10～20カウントしっかりと沈めてからリトリーブを開始しましょう。また、ただ巻きだけでなく、リフト&フォールやボトムバンピングなど、アクションに変化をつけることで良型にアピールできます。

🎣 豆アジvs良型アジ・釣り分けテクニック

項目	豆アジパターン	良型アジパターン
狙うレンジ	表層～中層	中層～ボトム
ジグヘッド	0.4～1g	1.5～2.5g
ワームサイズ	1.5～2インチ	2～3インチ
リグ	ジグ単	ジグ単、マイクロジグ
カウントダウン	0～5カウント	10～20カウント
アクション	ただ巻き中心	リフト&フォール、ボトムバンピング

タックルセッティングで釣果が変わる理由

若狭湾でのアジングにおいて、タックル選びは釣果を大きく左右する重要な要素です。適切なタックルを使用することで、飛距離が伸び、感度が上がり、結果として釣果の向上につながります。ここでは、若狭湾でのアジングに最適なタックルセッティングについて詳しく解説します。

ロッド選びでは、ターゲットとする釣り方によって最適な長さと硬さが変わります。回遊打ちをメインとする場合、飛距離を稼ぐために7.5～8.6フィート程度のやや長めのロッドが有利です。一方、常夜灯周りの居着き狙いなら、取り回しの良い6～7フィート程度のロッドが使いやすいでしょう。

ロッド：宵姫EX83M　元々、キャロやフロートリグ用のロッドですが、2g前後のジグ単でも十分使えるので使用しています。実際の所、そこそこ感度が合ってポイントまで飛ばせれば良いだけなので、柔らかめのエギングロッドで代用できます。

出典：【一人語り】若狭湾のアジングについて　回遊打ち編

この引用にあるように、若狭湾の回遊打ちでは飛距離と手返しが重視されます。必ずしも高価な専用ロッドである必要はなく、柔らかめのエギングロッドでも代用可能です。重要なのは、使用するリグの重さに対して適切なパワーがあり、ポイントまで届かせられることです。

リールは2000番台のハイギアモデルが基本です。ハイギアは巻き取り速度が速いため、手返しが良くなり、回遊打ちのようなテンポの速い釣りに向いています。ただし、ゆっくりとしたリトリーブが必要な場合もあるため、ノーマルギアでも問題ありません。

ラインシステムは、メインラインにPE0.2～0.6号、リーダーにフロロカーボン3～7lbというセッティングが一般的です。PEラインは伸びが少なく感度が高いため、小さなアタリも捉えやすくなります。ただし、軽いジグ単を使用する場合は、エステルラインも選択肢に入ります。

リグについては、基本となるジグ単（ジグヘッド+ワーム）に加えて、マイクロジグやキャロライナリグなど、状況に応じて使い分けることが重要です。特に若狭湾の回遊打ちでは、飛距離を稼げるマイクロジグが非常に有効です。3～5gのマイクロジグをフルキャストし、ボトムをネチネチと攻めることで、良型アジをセレクトして釣ることができます。

🎣 若狭湾アジング推奨タックルセッティング

🔹 回遊打ちタックル

• ロッド：7.5～8.6ft、ML～Mクラス
• リール：2000番ハイギア
• メインライン：PE0.4～0.6号
• リーダー：フロロ5～7lb
• リグ：ジグ単1～2.5g、マイクロジグ3～5g

🔹 居着き狙いタックル

• ロッド：6～7ft、UL～Lクラス
• リール：2000番（ノーマルギアも可）
• メインライン：PE0.2～0.4号またはエステル0.3号
• リーダー：フロロ3～5lb
• リグ：ジグ単0.4～1.5g

まとめ：若狭湾でアジングを成功させるためのポイント選び

最後に記事のポイントをまとめます。

1. 若狭湾のアジングポイント選びでは、地形・潮流・水深の3要素を重視する
2. 回遊打ちは外洋に面した半島先端や大突堤が有望で、当たれば30～40匹以上の爆釣も可能
3. 居着き狙いは常夜灯周りが基本で、光量・水深・位置関係を見極めることが重要
4. 春のアジングは4月頃から始まり、夕方から夜中がベストタイミング
5. 初夏（6～7月）は河口付近の漁港で朝夕マズメ時が狙い目
6. 秋（9～11月）は良型アジのシーズンで、半島先端部やゴロタ場が実績ポイント
7. 小浜新港や音海大波止など、足場の良いファミリー向けポイントも充実している
8. 豆アジと良型の釣り分けには、ボトム攻略とリグの使い分けが効果的
9. 時間帯によって最適なポイントが変わるため、朝マズメ・夕マズメ・夜間で戦略を変える
10. 若狭湾は比較的プレッシャーが低く、穴場的なポイントも多数存在する
11. 常神半島エリアは特に釣り人が少なく、地磯でのアジングも楽しめる
12. タックルは回遊打ち用と居着き狙い用で使い分けると釣果が向上する
13. マイクロジグでのボトム攻略は良型セレクトに非常に効果的
14. 潮通しの良いポイントは餌が豊富でアジの活性が高い
15. 水深は季節によって最適な深さが変わり、春は3～5m、夏は5～10m、秋は3～8mが目安

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記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト

• 【一人語り】若狭湾のアジングについて　回遊打ち編 : ただ釣りがしたいだけ
• 爆釣！！ 若狭湾アジング！！ 前編 | 海無し県民によるライトゲーム釣狂記
• 福井若狭湾アジングオススメスポット
• 若狭の釣りスポット｜マーメイドつり具
• 若狭湾ライトゲーム釣行でアジ入れ食いに20cm級メバルも連打と絶好調 | TSURINEWS
• 福井県のアジングポイント10選 | 魚速報
• 「ポイントの選び方」 | アジング – ClearBlue –
• 小浜市周辺（波止） | 釣場 嶺南全域ポイント
• 若狭湾で釣れたアジの釣り・釣果情報 – アングラーズ
• 長橋漁港の釣り場情報 | 魚速報

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