神奈川でアジングするなら絶対知っておきたい！釣れる時期とエリア別攻略完全ガイド

神奈川県は首都圏随一のアジングスポットとして、全国のアングラーから注目を集めています。東京湾側の横浜・川崎エリアから、尺アジが狙える三浦半島、冬でもギガアジが期待できる西湘サーフまで、多彩なフィールドが魅力です。

しかし、同じ神奈川県内でも場所や時期によって釣れるアジのサイズや数が大きく変わるのをご存知でしょうか。本記事では、神奈川各地のアジング情報を徹底的に調査し、季節ごとの攻略法やエリア別の特徴、さらには穴場スポットまで詳しく解説します。この情報を押さえておけば、あなたのアジングライフがより充実したものになるはずです。

この記事のポイント
✓ 神奈川のアジングベストシーズンは初夏から晩秋（6月～11月）
✓ 冬でも横浜・川崎の温排水エリアなら通年釣果が期待できる
✓ 三浦半島や西湘では尺アジ・ギガアジが狙える特別なエリア
✓ 時間帯は夕マズメから夜間、常夜灯周りが最も効果的

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Table of Contents

神奈川でアジングに最適な時期とシーズン別攻略法

神奈川のアジングは初夏から晩秋がベストシーズン
冬でも神奈川なら温排水エリアで釣果が期待できる
春は産卵期で難易度が上がるが大型も狙える
夏は豆アジが中心だが数釣りが楽しめる
秋が最も安定して良型が狙える黄金期
時間帯は夕マズメから夜間が最も釣れやすい

神奈川のアジングは初夏から晩秋がベストシーズン

神奈川県でアジングを楽しむなら、6月から11月の初夏～晩秋が最も釣果が期待できるベストシーズンです。この時期は全国的にもアジの接岸時期と重なり、神奈川県内のほぼすべての釣り場でアジの姿を確認できます。

全国的な目線で見ると、アジ釣りのシーズンは初夏から晩秋にかけて。それぞれ特徴と攻略のコツは異なるので、ご自分で釣りをする時期に合わせて見極めましょう！

出典：アジ釣りは『時期』が重要！シーズンごとの傾向とポイントが合えば簡単に釣れます

この時期がベストシーズンとされる理由は複数あります。まず、海水温が上昇することでアジの活性が高まり、餌を求めて湾内の浅場まで回遊してくるようになります。特に神奈川県の東京湾側では、湾奥特有の地形と潮流の影響で、堤防や護岸の足元まで良型のアジが接岸してくるのが特徴です。

📊 神奈川県アジングシーズンカレンダー

時期	釣れやすさ	サイズ	主な釣り場	特徴
6～7月	★★★★☆	10～15cm	全域	豆アジシーズン開始
8～11月	★★★★★	15～25cm	全域	ベストシーズン
12～2月	★★☆☆☆	20～30cm+	温排水エリア	低活性だが大型も
3～5月	★★★☆☆	15～30cm	外洋側	産卵期、難易度高

また、この時期は釣り人にとっても快適な気候であることも見逃せません。真夏ほど暑くなく、真冬ほど寒くないため、夜釣りでも体力的な負担が少なく、長時間の釣行が可能です。初心者の方がアジングを始めるなら、間違いなくこの初夏から晩秋の時期をおすすめします。

冬でも神奈川なら温排水エリアで釣果が期待できる

一般的にアジングは冬になると厳しくなると言われますが、神奈川県の場合、横浜・川崎エリアの工業地帯から流れる温排水により、冬でも安定した釣果が期待できるのが大きな特徴です。これは他の地域にはない神奈川アジングの最大の強みと言えるでしょう。

ここ数年は温暖化の影響なのか 12月、1月、2月くらいまでオカッパリからでも釣る事が出来ます。(数釣りは難しいですが…) 狙う場所は限定されてしまいますが釣れます。

出典：神奈川初冬のライトゲーム

温排水が流れ出る場所は、周辺の海水温が他のエリアより2～3度高く保たれます。アジの適水温は15～20度とされていますが、真冬の東京湾では水温が12度以下まで下がることも珍しくありません。しかし、温排水周辺では15度前後を維持できるため、アジが居着きやすい環境が整っているのです。

🎯 冬の神奈川アジング攻略ポイント

✅ 排水口周辺は水温が高くアジが溜まりやすい
✅ 流れのある場所は通年通して良好
✅ 横浜エリアは沿岸部がほぼ工業地帯で狙い目多数
✅ 0.4～0.6gの軽量リグでスローな誘いが効果的
✅ 大きなアクションは不要、ただ巻きやドリフトが基本

ただし、冬のアジングは確かに難易度が高いのも事実です。アジの活性が低いため、ワームの動きは極力抑え、アジが吸い込みやすいような繊細なアプローチが求められます。また、一日のうちで釣れる時間帯が限られることも多く、タイミングを逃すと全く反応がないということもあります。

それでも、冬に釣れるアジは脂がのって非常に美味しく、サイズも20cm前後の良型が中心となるため、チャレンジする価値は十分にあります。特にふれーゆ裏や根岸港、大黒ふ頭周辺などは冬でも実績が高いエリアとして知られています。

春は産卵期で難易度が上がるが大型も狙える

3月から5月の春シーズンは、アジングにおいてはやや難易度の高い時期となります。この時期はアジの産卵期にあたり、産卵前は捕食活動が活発になる一方で、産卵中や産卵後は極端に活性が下がってしまうためです。

アジの産卵期は地域によって若干異なり、西日本では1～4月、東日本では2～5月とされています。神奈川県は東日本に位置するため、おおよそ3月から5月頃が産卵のピークと考えられます。この時期のアジは、栄養を蓄えるために産卵前は積極的に餌を追いますが、産卵が始まると一転して食いが渋くなります。

📈 春のアジング難易度が高い理由

要因	詳細	対策
産卵周期	産卵中は捕食活動が停滞	産卵前後のタイミングを見極める
活性の変化	日によって当たり外れが大きい	情報収集を徹底する
回遊の不安定さ	産卵場所への移動で予測が難しい	実績ポイントを重点的に攻める
ベイトパターン	稚鮎の遡上など特殊なパターン	地域特有のパターンを研究

しかし、春のアジングには大きな魅力もあります。それは産卵を控えた栄養満点の大型アジが狙えるということです。特に外洋に面した三浦半島のエリアでは、餌を求めて接岸してくる30cm超えの尺アジに出会える可能性が高まります。

産卵前はチャンスがあるかも西日本では1～4月。東日本では2～5月がアジの産卵時期です。アジにとって、産卵時期の前半は栄養を蓄えるための大切な時期。なので、外洋に面した地域は餌を求めた大型のアジが接岸する可能性もあります。

出典：アジ釣りは『時期』が重要！

また、春は稚鮎の遡上シーズンでもあります。鮎が見られる河口付近では、稚鮎を追って大型のアジが接岸することがあり、通常とは異なるパターンで釣果が上がることも。地域特有の情報を押さえておくことで、春でも十分にアジングを楽しむことができます。

夏は豆アジが中心だが数釣りが楽しめる

6月から8月の夏シーズンは、春に生まれた豆アジ（10cm前後）が中心となる時期です。サイズを求める釣り人には物足りないかもしれませんが、数釣りが楽しめるため、アジング初心者の練習には最適なシーズンと言えます。

この時期の豆アジは、プランクトンを捕食するために海面付近に群れていることが多く、回遊も頻繁に見られます。そのため、ポイント選びさえ間違えなければ、比較的簡単に釣果を上げることができます。ルアーへの反応も素直で、基本的なただ巻きだけでも十分にアタリが取れるでしょう。

🌊 夏のアジング特徴まとめ

✅ 10cm前後の豆アジが主体
✅ 回遊が頻繁で釣り人が多い場所=釣れている可能性が高い
✅ プランクトンパターンで表層が有効
✅ 朝夕のマズメ時だけでなく日中も狙える
✅ 料理法：南蛮漬けやから揚げがおすすめ

夏の豆アジは持ち帰って食べるには少し小さいと感じるかもしれませんが、調理法次第で非常に美味しくいただけます。頭から骨まで丸ごと食べられるから揚げや南蛮漬けにすれば、カルシウムも豊富に摂取できる健康的な一品になります。

また、夏は神奈川県内のほぼすべての釣り場でアジが狙えるため、自宅から近い場所や初めて訪れる釣り場での下見にも適しています。釣り場の地形や潮の流れ、常夜灯の位置などを確認しておけば、本格的なシーズンである秋に向けての準備ができます。

ただし、夏の炎天下での釣行は熱中症のリスクがあるため、十分な水分補給と日焼け対策を忘れずに。特に日中に釣りをする場合は、帽子やサングラス、日焼け止めなどの対策が必須です。

秋が最も安定して良型が狙える黄金期

9月から11月の秋シーズンこそ、神奈川アジングの真骨頂です。この時期は夏に成長した豆アジが15～25cmの良型サイズに育ち、数・サイズともに最も充実したシーズンとなります。全国的にも秋がアジング最盛期とされていますが、神奈川県も例外ではありません。

8〜11月はアジの数はもちろん、サイズも良いベストシーズンです。しかし、この時期から注意しなくてはいけないのが、アジの回遊状況です。季節の運びにあわせて広い範囲を移動するため、少し前は釣れたのにまったくダメ……ということがありえます。

出典：アジ釣りは『時期』が重要！

秋のアジングが優れている理由は複数あります。まず、アジ自体のサイズが適度に成長しているため、ルアーへの反応が良く、引きも楽しめます。また、海水温もまだ高めで維持されているため、アジの活性が高い状態が続きます。さらに、イワシなどのベイトフィッシュが接岸する時期でもあり、それを追ってアジも岸に寄ってくるため、ショアからでも十分に狙うことができます。

🍂 秋のアジング攻略ポイント

ポイント	詳細
回遊パターン	日々変わるため情報収集が重要
時合い	日の出・日の入り時刻が特に有効
釣り場選び	海釣り公園や有名堤防で回遊チャンス大
情報源	地元釣具店での情報収集がベスト
ルアー	アジングでもサビキでも好釣果

ただし、秋のアジングには注意点もあります。回遊魚であるアジは季節の進行に合わせて広い範囲を移動するため、「先週は爆釣だったのに今週は全く釣れない」ということも珍しくありません。これを避けるためには、釣行前の情報収集が非常に重要になります。

地元の釣具店に立ち寄って最新の釣果情報を確認したり、SNSで同じエリアの釣果報告をチェックしたりすることで、当日の釣果を大きく左右することができます。また、釣り場でも周囲のアングラーとコミュニケーションを取ることで、リアルタイムの情報が得られることもあります。

秋に釣れるアジは脂ののりも良く、刺身で食べると絶品です。釣り場で血抜きや氷締めなどの処理をしっかり行えば、さらに美味しくいただけます。釣って楽しい、食べて美味しい、まさにアジングの醍醐味を味わえるのが秋なのです。

時間帯は夕マズメから夜間が最も釣れやすい

神奈川のアジングでは、夕マズメから夜間にかけての時間帯が最も釣果が期待できるというのが定説です。特に常夜灯周りでのナイトゲームは、アジングの基本中の基本と言えるでしょう。

アジは日の出・日の入りの時間帯に接岸する習性があります。これはマズメ時と呼ばれる時間帯で、魚全般の活性が高まる時間として知られています。特に夕マズメから暗くなる時間帯は、アジが餌を求めて活発に動き回るゴールデンタイムです。

日中にアジ釣を楽しむなら、船釣りがよいでしょう。出港が午後のアジ釣りツアーもありますよ。

出典：アジ釣りの時期と時間帯｜関東・東京湾をはじめ全国のアジが釣れる場所を徹底紹介！

⏰ 時間帯別アジング釣果期待度

時間帯	期待度	特徴	おすすめ度
早朝（4～6時）	★★★☆☆	朝マズメで活性高	中
日中（6～16時）	★★☆☆☆	船釣りなら可能	低
夕マズメ（16～18時）	★★★★★	最も釣れる時間	高
夜間（18～24時）	★★★★★	常夜灯周りが◎	高
深夜（24～4時）	★★★☆☆	場所によって差	中

夜間のアジングで重要なのが常夜灯の存在です。常夜灯の光にはプランクトンが集まり、それを餌とする小魚が寄ってきます。そしてその小魚を狙ってアジも集まってくるという食物連鎖が成立するのです。横浜・川崎エリアの多くの釣り場には常夜灯が設置されており、これがナイトゲームを成立させる重要な要素となっています。

また、神奈川県では根岸港や大黒ふ頭など、夜間でも明るい釣り場が多く存在します。これらの場所は安全面でも優れており、初心者や女性アングラーでも安心して夜釣りを楽しむことができます。

一方、日中のアジングは確かに難易度が高くなります。日中はアジが沖の深場に移動していることが多く、ショアからのルアーでは届かないことも。また、明るい中ではアジがルアーを見切りやすくなるため、より繊細なアプローチが必要になります。ただし、船釣りやボートアジングなら日中でも十分に釣果が期待できます。

神奈川エリア別のアジング時期とおすすめポイント

横浜エリアは通年アジングが可能な温排水スポット
川崎エリアは冬でも安定した釣果が期待できる
三浦半島では尺アジ・黄金アジが狙える
西湘エリアは冬のサーフアジングで大型が狙える
常夜灯周りが神奈川アジングの一級ポイント
根岸湾は5～6月の産卵期が特におすすめ
まとめ：神奈川のアジングは時期とエリア選びが重要

横浜エリアは通年アジングが可能な温排水スポット

横浜エリアは神奈川アジングのメッカと言っても過言ではありません。工業地帯から流れる温排水の影響で、真冬でもアジを狙うことができる貴重なエリアです。特に根岸港、ふれーゆ裏、大黒ふ頭周辺は、年間を通じて多くのアングラーで賑わう人気スポットです。

横浜エリアの最大の特徴は、東京湾という閉鎖的な水域の中でも特に魚影が濃いという点です。工業地帯が密集しているため、複数の温排水流出ポイントがあり、それぞれがアジの溜まり場となっています。また、港湾設備や護岸などの人工構造物が多く、アジの餌となる小魚やプランクトンが豊富に生息しています。

🏙️ 横浜エリア主要ポイント一覧

ポイント名	時期	特徴	アクセス
根岸港	通年（特に5～6月）	産卵期の大型が狙える	首都高からすぐ
ふれーゆ裏	通年	温排水で冬も可能	駐車場使用不可
大黒ふ頭西緑地	秋～冬	尺アジの実績高	夜間通行規制あり
大黒海づり施設	通年	有料だが確実	駐車場完備
本牧海づり施設	通年	ファミリー向け	有料施設

根岸港は特に注目すべきポイントです。GW前後から1ヶ月程度の産卵時期には、多くのアジンガーが集まる激戦区となります。ローソン周辺は障害物が多く、足元や近距離でアジが安定して釣れるため、初心者にもおすすめです。

根岸港近くのローソンでトイレが借りられたり買い物ができたりと便利な釣り場。ここはGWあたりから1ヶ月くらいの産卵の時期にアジが釣れ続くためその時期には多くのアジンガーが通っている。

出典：首都圏でのアジングについて｜宮

大黒ふ頭西緑地（通称：ベイ下）も見逃せないポイントです。横浜ベイブリッジの真下に位置し、秋から冬にかけて多くのアングラーが訪れます。注意点として、22時から5時まで道路が封鎖されるため、この時間帯を避けるか、夜通し釣りをする必要があります。また、2025年4月からは公園内禁煙となり、より快適な釣り環境が整備されています。

横浜エリアのもう一つの特徴は、情報が豊富という点です。アングラーズなどの釣果投稿サイトやSNSで、リアルタイムの釣果情報が多数投稿されているため、釣行前の情報収集が容易です。釣具店も多く、地元の最新情報を入手しやすいのも大きなメリットと言えるでしょう。

川崎エリアは冬でも安定した釣果が期待できる

川崎エリアも横浜と同様に、工業地帯の温排水による恩恵を受けられる貴重なエリアです。特に東扇島西公園と浮島つり園は、川崎を代表するアジングポイントとして知られています。

東扇島西公園は、釣り公園ではありませんが、釣り人のために整った環境が整備されています。広い駐車場があり、釣具店も常駐しているため、仕掛けやエサを忘れても現地調達が可能です。また、釣具店から最新の釣果情報を得ることもできるため、初めて訪れる人でも安心です。

🏭 川崎エリアの特徴

✅ 東扇島西公園：駐車場・トイレ・釣具店完備の好環境
✅ 浮島つり園：混雑が少なく穴場的存在
✅ 温排水の影響で冬場も釣果が期待できる
✅ 多摩川河口という特殊な環境で魚種豊富
✅ 先端部分が一級ポイント

東扇島西公園で最もアジが釣れるのは先端部分です。ただし、この場所は多くの常連カゴ師で賑わっており、場所取りが激しいことでも知られています。早朝から釣り座を確保するか、他のポイントを探すかの判断が必要になります。

浮島つり園は、多摩川の河口に位置する釣り施設です。釣り場として整備されていますが、駐車場がないため、自転車やバイクでしか行けないというアクセスの問題があります。そのため常に空いており、穴場的な存在となっています。ただし、路上駐車は駐車違反となるリスクがあるため、自己責任での判断が求められます。

川崎エリアのアジングでは、潮の流れを意識することが重要です。多摩川という大きな河川の影響を受けるため、潮の動きが複雑で、それがアジの回遊ルートにも影響を与えます。潮汐表を確認し、潮が動いている時間帯を狙うことで、釣果を伸ばすことができるでしょう。

三浦半島では尺アジ・黄金アジが狙える

三浦半島エリアは、尺アジ（30cm以上）や黄金アジと呼ばれる高級アジが狙える特別なエリアです。横浜・川崎とは異なり、外洋に面した磯や堤防が多く、回遊してくる大型のアジをターゲットにできるのが最大の魅力です。

黄金アジとは、回遊せずに湾内に住み着いた個体で、体色が黄色がかっているのが特徴です。同じマアジでも、回遊性の強い黒アジより脂がのっていて美味しく、高値で取引されています。三浦半島、特に走水周辺はこの黄金アジの産地として有名です。

三浦半島の中には30cmを超える大アジ、尺アジが釣れるポイントがある。このアジは横須賀走水で有名な黄金アジと呼ばれているアジのことである。これが陸から狙えるのでハイシーズンになるとアジ狙いのアングラーが増える。

出典：【アジング】三浦半島で磯や堤防でアジ釣りができるポイント

🎣 三浦半島の大アジ・尺アジポイント

ポイント名	アクセス	難易度	ベスト時期	備考
剣崎	やや遠い	高	夕～夜	遠投カゴが有利
大畑崎	要注意	高	梅雨～秋	足場低く水没注意
雨崎・長手鼻	複雑	中	夕マズメ	尺アジ実績高
間口港	良好	低	昼夜可	小アジ中心
松輪港	良好	低	夜	干潟で魚影濃い

三浦半島でのアジングは、横浜・川崎とは異なるアプローチが必要です。大型のアジは沖を回遊していることが多く、ジグ単（ジグヘッド単体）では届かないことも。そのため、フロートリグや遠投カゴを使った釣り方が主流となっています。

剣崎は三浦半島を代表する大アジポイントです。YouTubeなどでも多数の釣果動画が上がっており、夕方から夜間にかけて30cm超えのアジが釣れることで有名です。ただし、大型のアジは沖を回遊するため、遠投カゴでの釣りが圧倒的に有利です。アジングのライトタックルでは不利な状況も多く、上級者向けのポイントと言えるでしょう。

大畑崎も尺アジの名所として知られていますが、足場が低く、潮によっては水没する場所もあるため注意が必要です。梅雨から秋にかけてが狙い目で、遠投カゴで深いポイントを狙うのが定番です。夕方から夜にかけての時間帯が最も実績が高いとされています。

三浦半島でのアジングは、確かに難易度が高く、釣り場へのアクセスも決して良いとは言えません。しかし、30cmを超える大型アジとのやり取りは、横浜・川崎では味わえない醍醐味があります。アジング中級者以上で、大型狙いにチャレンジしたい方にはぜひおすすめしたいエリアです。

西湘エリアは冬のサーフアジングで大型が狙える

西湘エリアは、神奈川県西部の相模湾に面したエリアで、冬のサーフアジングで尺アジ・ギガアジ（35cm以上）が狙える特別なフィールドです。東京湾側とは全く異なる釣り方が展開され、近年注目を集めているエリアです。

西湘のサーフアジングは、12月上旬から翌年3月頃まで楽しめる、まさに冬限定の釣りです。冬場はイワシ系のベイトが浅場に接岸し、それを追って沖から大型のアジが回遊してきます。サーフという広大なフィールドの中から、アジの居場所を見つけ出す難しさはありますが、当たれば尺アジは当たり前、ギガアジも夢ではない夢のある釣りです。

神奈川では、この冬が最も熱いシーズンであり大型の鯵も狙えます。冬場はイワシ系のベイトを中心に浅場にベイトが接岸しますので、それを追ってアジが沖から回遊してきます。

出典：冬が熱い！サーフアジング

🏖️ 西湘サーフアジングの特徴

✅ 12～3月の冬がメインシーズン
✅ 尺アジ・ギガアジが狙える夢のある釣り
✅ フロートリグで70～85m遠投が基本
✅ 急深サーフで届く範囲に10m以上の水深
✅ 流れがぶつかる場所やブレイクラインが重要

西湘サーフアジングのポイント選びには、いくつかの重要な要素があります。まず、流れがぶつかる場所です。河口周りや離岸流周りなど、潮流が複雑にぶつかる場所には、餌となるベイトが溜まりやすく、アジもそこに集まります。フロートにかかる抵抗を感じ取りながら、その日の潮の状況を探っていくことが重要です。

もう一つ重要なのが、ブレイクライン（かけ下がる地形）が近いことです。西湘サーフは急深サーフと呼ばれ、岸から近い場所で一気に深くなる地形が特徴です。フロートで探れる範囲は最大でも70～85m程度なので、なるべくブレイクラインが近いポイントを選ぶことで、チャンスが広がります。

📊 西湘サーフアジング推奨タックル

アイテム	推奨スペック	理由
ロッド	Crystar62CRAZIST	0.8g～20gまで対応可能
リール	2500番ハイギア	巻き上げ長が長く遠投に有利
ライン	PE0.3～0.6号	感度と飛距離のバランス
リーダー	1.5号程度	大型に対応できる強度
フロート	14～20g	十分な飛距離を確保

西湘サーフアジングの釣り方は、基本的にフロートを使った遠投ゲームです。フロートをフルキャストし、表層から中層を探っていきます。ワームはケイテックのイージーシェイカー2.5インチなど、波動の強いタイプが実績が高いようです。ただ巻きやドリフト（潮に流す）といったシンプルなアクションで十分に釣果が上がります。

ただし、西湘サーフアジングは決して簡単な釣りではありません。広大なサーフの中からアジの居場所を見つけ出す必要があり、また冬の寒さの中での長時間釣行は体力的にもきついものがあります。しかし、それらの苦労を乗り越えて尺アジ・ギガアジを手にした時の喜びは、他では味わえないものがあるでしょう。

常夜灯周りが神奈川アジングの一級ポイント

神奈川県内のアジングポイントを語る上で欠かせないのが、常夜灯周りの重要性です。特に夜間のアジングでは、常夜灯の有無が釣果を大きく左右すると言っても過言ではありません。

常夜灯が重要な理由は、光に集まる生物の連鎖にあります。まず常夜灯の光にプランクトンが集まり、そのプランクトンを餌とする小魚が寄ってきます。そして最終的に、その小魚を捕食するためにアジが集まってくるという構図です。この食物連鎖が成立している常夜灯周りは、まさにアジングの一級ポイントとなります。

夜の常夜灯周りには餌となるプランクトンなどが集まってきます。特に冬場は数少ないアジを見つける大指針となるので、見逃せないシチュエーションとなります。

出典：アジ釣りは『時期』が重要！

💡 常夜灯周りアジング攻略法

✅ 明暗の境目を重点的に攻める
✅ 光の当たる範囲と影の部分を両方試す
✅ シルエットがはっきり出るワームカラーが有効
✅ 冬場は特に常夜灯周りが重要になる
✅ 複数の常夜灯がある場合は順番に回る

常夜灯周りでのアジングで特に重要なのが、明暗の境目です。アジは完全に明るい場所にいるわけではなく、光と影の境界線あたりに身を潜めていることが多いのです。ルアーを明るい場所から暗い場所へ、または暗い場所から明るい場所へと通過させることで、アジの捕食スイッチを入れることができます。

横浜エリアでは、根岸港や臨港パークなど、常夜灯が充実している釣り場が多数あります。川崎エリアでも東扇島西公園などで常夜灯を活用したアジングが楽しめます。また、三崎港一帯も常夜灯が多く、夜間でも明るい環境でアジングができる好ポイントです。

常夜灯周りでのワームカラー選びも重要です。明暗がはっきりしている状況では、シルエットが明確に出るカラーが有効です。セクシービーの「狂ったみかん」やアジボーンの「クレイジーオレンジ」など、視認性の高いカラーが実績を上げています。

また、常夜灯の種類によっても戦略が変わります。LED照明の常夜灯は集魚力が弱い傾向にあり、従来の蛍光灯やナトリウム灯の方がプランクトンを集めやすいとされています。釣り場を選ぶ際には、常夜灯の有無だけでなく、その種類にも注目してみると良いでしょう。

根岸湾は5～6月の産卵期が特におすすめ

根岸湾は、横浜エリアを代表するアジングポイントとして、多くのアングラーから支持を集めています。特に5月のGW前後から6月にかけての産卵期には、連日多くのアジンガーで賑わう激戦区となります。

根岸湾の魅力は、何と言ってもアクセスの良さと釣り場の広さです。首都高速からすぐにアクセスでき、広大な護岸が続いているため、釣り場難民になることがほとんどありません。車を釣り場の後ろに停めることができるため、荷物の運搬も楽で、女性や初心者でも気軽に訪れることができます。

時間帯としては夕マズメから日が沈んでしばらくが一番釣れるイメージで、深夜から入った場合や朝マズメなどは周りも含めあまり釣れている印象がない。

出典：首都圏でのアジングについて｜宮

🎯 根岸湾攻略ポイント

エリア	特徴	おすすめ度	備考
ローソン周辺	障害物多く足元で釣れる	★★★★★	初心者向け
火力発電所方面	奥のポイント、魚影濃い	★★★★☆	やや距離あり
電源開発前護岸	高さがあり釣りにくい	★★★☆☆	脚立あると便利
港内全域	夜ならどこでも可能	★★★★☆	広大で空いている

根岸湾で最も人気が高いのは、ローソン周辺のエリアです。コンビニが近くにあるため、トイレや買い物に困らず、また障害物が多いため足元や近距離でアジが安定して釣れます。柵などはないため落水には注意が必要ですが、その分ロッドは扱いやすく、水面も近いためアジングがしやすい環境です。

根岸湾でのベストタイムは、夕マズメから日が沈んで2～3時間程度です。この時間帯に集中的に釣果が上がることが多く、逆に深夜から朝マズメにかけては釣れにくい傾向があります。そのため、仕事帰りなどでも十分に楽しめるのが根岸湾の魅力とも言えます。

ただし、根岸湾にも注意点があります。産卵期の5～6月は非常に混雑するため、人気スポットは早めに場所を確保する必要があります。また、一部の常連アングラーのマナーが悪いという報告もあり、飲酒運転や騒音などの問題も指摘されています。ルールとマナーを守って、みんなが気持ちよく釣りができる環境を維持したいものです。

根岸湾以外にも、磯子海づり施設や本牧海づり施設など、根岸湾周辺には有料の釣り施設もあります。これらの施設は足場が良く、トイレや売店も完備されているため、ファミリーフィッシングにも最適です。釣果情報もホームページで確認できるため、初心者の方はまずこうした施設から始めるのも良いでしょう。

まとめ：神奈川のアジングは時期とエリア選びが重要

最後に記事のポイントをまとめます。

神奈川のアジングベストシーズンは6月から11月の初夏～晩秋である
特に9月から11月の秋が数・サイズともに最も充実している
横浜・川崎エリアは温排水の影響で冬でもアジングが可能
三浦半島では尺アジ・黄金アジなどの大型が狙える特別なエリア
西湘サーフでは12月から3月の冬にギガアジが狙える
時間帯は夕マズメから夜間が最も釣果が期待できる
常夜灯周りは年間を通じて一級ポイントとなる
根岸湾は5～6月の産卵期に多くのアングラーが集まる激戦区
春（3～5月）は産卵期で難易度が高いが大型のチャンスもある
夏（6～8月）は豆アジ中心だが初心者の練習に最適
情報収集が釣果を左右する重要な要素である
地元釣具店やSNSで最新情報をチェックすることが重要
エリアによって釣り方やターゲットサイズが大きく異なる
アジは日の出・日の入り時刻に接岸する習性がある
潮の動きを意識することで釣果アップにつながる

記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト

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