アジングといえばワームとジグヘッドを使った釣りというイメージが強いですが、実は生餌を使った「エサアジング」という釣法も注目を集めています。ルアーフィッシングの手軽さと餌釣りの釣果の安定性を組み合わせた、まさにいいとこ取りの釣り方です。
特に初心者の方や、ワームではなかなか釣果が伸びない方にとって、餌を使うアジングは強力な選択肢となります。本記事では、アジングで使えるおすすめの餌から、具体的な釣り方、タックル選びまで、エサアジングに関する情報を網羅的にお届けします。
この記事のポイント |
---|
✓ アジングで使えるおすすめの餌の種類と特徴 |
✓ エサアジングのメリット・デメリット |
✓ ジグヘッド+餌の仕掛けと釣り方 |
✓ 効果的なタックルセッティング方法 |

アジングで使える餌とおすすめの選び方
- アジングで餌を使うメリットは初心者でも釣果が出やすいこと
- おすすめの餌は石ゴカイ・青イソメ・オキアミ・シラサエビ
- 餌の付け方はジグヘッドに刺すだけでOK
- 餌の選択はアジの捕食対象を観察することが重要
- ボイルオキアミは針持ちが良くておすすめ
- 冬の低水温期は特に餌が有効
アジングで餌を使うメリットは初心者でも釣果が出やすいこと
アジングに餌を導入する最大のメリットは、ワームでは反応しない魚も高確率で釣れることです。ルアーフィッシングの経験が浅い方でも、餌を使うことで格段に釣果を伸ばせる可能性があります。
実際に、ある釣行レポートでは次のような経験が報告されています。
ワームだとセレクティブなんですが、エサだと一発で乗ってきますね。いやー、これはこれで楽しい!
出典:「エサアジング」にトライ。ワームの変わりにゴカイをセットしたら極寒真冬でもよく釣れた! | TSURI HACK[釣りハック]
このコメントからも分かるように、ワームに対して警戒心を持つアジでも、生餌には素直に反応する傾向があります。特にプレッシャーの高い釣り場や、活性の低い時期には、餌の効果が顕著に現れます。
また、アクションがうまくできない初心者でも結果が出やすいのも大きな特徴です。ワームを使ったアジングでは、繊細なロッドワークや適切なリトリーブスピードが求められますが、餌の場合は海中に漂わせているだけでもアジが寄ってきて食いつきます。
ただし、エサアジングにもデメリットがあります。餌の交換頻度が高くなるため手返しが悪くなることや、餌の管理が必要になることなどです。これらの点については後のセクションで詳しく解説します。
📊 ワームと餌の比較表
項目 | ワーム | 餌 |
---|---|---|
アタリの数 | △ | ◎ |
手返しの良さ | ◎ | △ |
準備の手軽さ | ◎ | △ |
初心者の釣果 | △ | ◎ |
コスト | ○ | ○ |
おすすめの餌は石ゴカイ・青イソメ・オキアミ・シラサエビ
アジングで使える餌は複数ありますが、特におすすめなのは石ゴカイ、青イソメ、オキアミ、シラサエビの4種類です。それぞれに特徴があり、状況に応じて使い分けることで釣果を最大化できます。
各餌の特性を詳しく見ていきましょう。
**石ゴカイ(イシゴカイ)**は、虫エサの中でも比較的身がしっかりしており、針持ちが良いのが特徴です。アジだけでなく、メバルやカサゴなど根魚の反応も良く、夜釣りでの実績が高い餌です。価格は青イソメよりやや高めですが、その分耐久性があります。
**青イソメ(アオイソメ)**は最もポピュラーな虫エサで、釣具店であれば必ず置いてある入手しやすい餌です。比較的安価で大量に購入できるため、数釣りを楽しみたい方に向いています。ただし、石ゴカイに比べると身が柔らかく、針から外れやすい傾向があります。
オキアミは、サビキ釣りなどでもお馴染みの甲殻類です。生のオキアミは柔らかすぎて針持ちが悪いため、ボイル(茹でた)オキアミを使うのがポイントです。ボイルすることで身が締まり、キャストしても外れにくくなります。
シラサエビは、小型のエビで淡水・汽水域に生息しています。アジの大好物の一つで、食いつきは抜群です。ただし、価格が他の餌より高く、入手できる釣具店も限られるため、特別な状況で使用する餌と考えるとよいでしょう。
🎣 アジング用餌の特徴一覧
餌の種類 | 針持ち | 入手性 | 価格 | おすすめ度 |
---|---|---|---|---|
石ゴカイ | ◎ | ○ | やや高 | ★★★★★ |
青イソメ | ○ | ◎ | 安い | ★★★★☆ |
オキアミ(ボイル) | ◎ | ◎ | 安い | ★★★★★ |
シラサエビ | △ | △ | 高い | ★★★☆☆ |
キビナゴ | ○ | ○ | 普通 | ★★★☆☆ |
さらに、これらの餌以外にもキビナゴを小さくカットして使う方法もあります。キビナゴは青物にも効果的で、大型のアジを狙う際に有効な選択肢となります。
餌の付け方はジグヘッドに刺すだけでOK
エサアジングの仕掛けは驚くほどシンプルで、通常のアジング用ジグヘッドに餌を刺すだけです。特別な仕掛けを準備する必要はなく、ワームの代わりに餌を使うだけで始められます。
具体的な餌の付け方を見ていきましょう。
虫エサ(石ゴカイ・青イソメ)の場合は、ジグヘッドの針を頭部から刺し、針のカーブに沿って通していきます。この時、針先が少し出るくらいまで通すのがポイントです。あまり深く刺しすぎると、アジが吸い込んだ時にフッキングしにくくなります。
また、虫エサは一匹丸ごと使うのではなく、2〜3cmにカットして使うとちょうど良いサイズになります。アジの口は意外と小さいため、餌が大きすぎると食いにくくなってしまいます。
オキアミの場合は、尾の部分から針を刺し、頭の方へ抜く「チョン掛け」が基本です。ボイルオキアミなら身がしっかりしているため、この付け方でも十分な耐久性があります。
シラサエビの場合は、尾の付け根あたりから針を刺し、背中の方へ抜く方法が一般的です。エビが弱りにくく、自然な動きで誘えるのがメリットです。
ある釣行記では、エサアジングの簡便さについてこう述べられています。
ジグヘッドにワームをセットする釣り方ですが、この釣り方はワームの代わりにゴカイをセットする釣り方。真冬の海で試してみたのですが、それはそれはとんでもない反応の数々……。これが生き餌の魔力か!?
出典:「エサアジング」にトライ。ワームの変わりにゴカイをセットしたら極寒真冬でもよく釣れた! | TSURI HACK[釣りハック]
この引用からも分かるように、餌の付け方は非常にシンプルで、特別な技術は必要ありません。むしろ、餌そのものが持つ集魚力が最大の武器となります。
🔧 餌の付け方のコツ
- ✅ 虫エサは2〜3cmにカット
- ✅ 針先は少し出す程度に
- ✅ オキアミはチョン掛けが基本
- ✅ エビは尾の付け根から刺す
- ✅ 餌が取られたらこまめに交換
餌の選択はアジの捕食対象を観察することが重要
アジングで使う餌を選ぶ際、海中でアジが実際に何を食べているかを観察することが釣果を左右する重要なポイントになります。アジには「餌の選択性」があり、状況によって好む餌が変わることが科学的にも確認されています。
興味深い研究報告があります。
アジは複数種類の餌が豊富に存在する時には、エネルギー消費に考慮したコスパが良い捕食活動をする。
出典:【アジング】初心者オススメ!ルアー・ワーム選びのヒントは「餌の選択性」にあり?|釣り科学
この研究によると、アジは空腹時には小型で捕まえやすい餌を食べ、お腹が満たされてくると一度に多くのエネルギーが得られる大型の餌を選択的に捕食する傾向があることが分かっています。
実際の釣り場でこの知識をどう活かすかというと、以下のような観察と判断が有効です。
まず、釣り場に到着したら水面や水中を観察してみましょう。小魚の群れが見えるか、アミやプランクトンが豊富にいるか、どのような生物が多いのかを確認します。常夜灯がある場合は、光に集まってくる小型生物の種類も参考になります。
もし小型のプランクトン類が多いようであれば、小さめにカットした虫エサやオキアミが効果的かもしれません。逆に、小魚の群れが確認できる場合は、シラサエビや少し大きめのキビナゴが良い選択となる可能性があります。
また、時間帯による変化にも注目しましょう。マヅメ時などアジの活性が高い時間帯は、様々な餌に反応しやすくなります。一方、真夜中などの低活性時には、より食いつきの良い餌を選ぶことが重要です。
さらに、季節によってもアジの捕食対象は変化します。春先はイソメやゴカイなどの多毛類、夏はアミやプランクトン、秋は小魚を捕食する傾向が強くなると言われています。
ただし、これらはあくまで一般的な傾向であり、実際の釣り場では試行錯誤が必要です。複数種類の餌を用意しておき、アジの反応を見ながら切り替えていくのが最も確実な方法でしょう。
🔍 海の観察ポイント
- 🌊 水面に小魚の群れはいるか
- 🦐 プランクトンやアミは多いか
- 💡 常夜灯に集まる生物の種類
- ⏰ 時間帯による活性の変化
- 📅 季節ごとの捕食対象の違い
ボイルオキアミは針持ちが良くておすすめ
エサアジング初心者に特におすすめしたいのがボイルオキアミです。生のオキアミに比べて扱いやすく、針持ちも良いため、ストレスなく釣りを楽しめます。
ボイルオキアミの最大のメリットは、茹でることで身が締まり、キャストしても外れにくいことです。生のオキアミは非常に柔らかく、ジグヘッドに刺してもキャストの衝撃で飛んでいってしまうことがよくあります。特に初心者の方は、力加減が分からずに餌を失うことが多いでしょう。
ボイルオキアミなら、そうした心配が大幅に軽減されます。ある程度の強度があるため、2〜3投は同じ餌で釣りができることもあります。虫エサが苦手な方や、女性・お子様にも扱いやすい餌と言えるでしょう。
また、保存性が高いのもボイルオキアミの利点です。生餌に比べて腐りにくく、冷凍保存も可能です。釣行の前日に準備しておけば、当日は解凍するだけですぐに使えます。
価格面でも、ボイルオキアミは比較的安価で入手できます。大手釣具店であれば100円〜300円程度で購入でき、一パックあれば数時間の釣りには十分な量が入っています。コストパフォーマンスに優れた選択肢です。
使用する際のコツとしては、オキアミの尾を切り落とすとさらに針持ちが良くなります。尾の部分は特に柔らかく外れやすいため、カットすることで安定性が増します。
📦 ボイルオキアミの利点
メリット | 詳細 |
---|---|
針持ちの良さ | 身が締まっているため外れにくい |
扱いやすさ | 虫エサが苦手な人でもOK |
保存性 | 冷凍保存が可能 |
入手性 | どの釣具店でも購入できる |
コスト | 100〜300円程度で入手可能 |
ただし、ボイルオキアミにもデメリットはあります。生餌に比べると匂いや味のアピール力が若干落ちる可能性があります。また、エサ持ちが良い反面、アジが食いついた際の違和感が大きく、警戒されやすいという意見もあります。
それでも、総合的に見れば、エサアジング初心者が最初に試すべき餌としてボイルオキアミは最有力候補と言えるでしょう。
冬の低水温期は特に餌が有効
エサアジングが特に威力を発揮するのが、冬の低水温期です。水温が下がるとアジの活性も低下し、ワームへの反応が悪くなる傾向がありますが、餌ならば食いつきが期待できます。
冬のアジは代謝が落ちており、あまり動き回らずに効率的にエサを摂取しようとします。この時期は本物の餌の方が圧倒的に有利になるのです。
実際の釣行例を見てみましょう。
良型のカサゴも釣れます。今回狙っているのはアジですが、たとえ目的以外の魚であっても、冬に釣れるのは本当に楽しいですね!これだけ魚が釣れるのは、エサの力でしょうか。やっぱり、食いつき方が違いますね。ワームよりも明らかに反応が良く、アタリの数も圧倒的にエサのほうが多い。
出典:「エサアジング」にトライ。ワームの変わりにゴカイをセットしたら極寒真冬でもよく釣れた! | TSURI HACK[釣りハック]
この釣行記からも、冬場における餌の優位性が明確に示されています。ワームでは反応がないような低活性の状況でも、餌なら連続でヒットさせることができるケースが多いのです。
また、冬は外道(アジ以外の魚)もよく釣れる季節です。メバル、カサゴ、セイゴなど、様々な魚種が餌に反応します。アジが釣れない時でも他の魚が楽しめるため、坊主(釣果ゼロ)を避けやすいのも冬のエサアジングの魅力です。
❄️ 冬のエサアジングが有効な理由
- ✅ 低水温でもアジが餌には反応する
- ✅ ワームへの食いが悪い時期の切り札
- ✅ メバルやカサゴなど外道も狙える
- ✅ 活性が低くても釣果が期待できる
- ✅ 寒さに耐えながらでも釣れる喜び
ただし、冬の釣りには防寒対策が必須です。特に夜釣りでは体感温度がさらに下がりますので、十分な防寒着を準備しましょう。また、餌が凍らないよう保管にも気をつける必要があります。
エサアジングの実践方法とタックル選び
- タックルは通常のアジング用ロッドとリールでOK
- ジグヘッドは1g前後が扱いやすい
- 釣り方はゆっくり巻くかリフト&フォール
- デメリットは餌の針持ちが悪く手返しが悪いこと
- ワームとの使い分けで釣果アップ
- 夜間の常夜灯周りが狙い目
- まとめ:アジングで餌を使うおすすめの方法
タックルは通常のアジング用ロッドとリールでOK
エサアジングを始めるにあたって、特別なタックルを新たに購入する必要はありません。既にアジング用のロッドとリールをお持ちであれば、それをそのまま使えます。
アジング用のロッドは、一般的に6〜7ft(フィート)前後の長さで、ウルトラライト〜ライトアクション(UL、L表記)のものが多いでしょう。これらは軽量ジグヘッドを扱うために設計されており、餌を付けたジグヘッドにも最適です。
リールについても、2000〜2500番のスピニングリールであれば問題なく使用できます。アジングでは繊細なアタリを感じ取る必要があるため、ドラグ性能がしっかりしたものを選ぶのがポイントです。
ラインに関しては、エサアジングの場合は少し考慮が必要です。一般的なアジングではPEライン0.2〜0.4号やエステルラインが使われますが、餌を使う場合はフロロカーボンライン1.5〜2lbやナイロンラインも選択肢に入ります。
なぜなら、餌釣りの場合はワームほど繊細なアクションを付ける必要がなく、むしろラインの強度や擦れへの耐性を重視した方が良い場合があるからです。特に根が荒い場所で釣りをする場合は、フロロカーボンラインの方が安心です。
🎣 エサアジング用タックルの例
タックル要素 | 推奨スペック | 備考 |
---|---|---|
ロッド | 6〜7ft、UL〜L | 通常のアジングロッドでOK |
リール | 2000〜2500番 | ドラグ性能重視 |
メインライン | フロロ1.5〜2lb or PE0.3〜0.4号 | 餌釣りならフロロも◎ |
リーダー | フロロ1〜1.5号(4〜6lb) | PEの場合は必須 |
ジグヘッド | 0.4〜2g | 1g前後がおすすめ |
また、スナップやサルカンといった小物も準備しておくと便利です。ジグヘッドの交換が容易になり、釣り場での効率が上がります。
既にエギングロッドやメバリングロッドを持っている方は、それらを代用することも可能です。ただし、ロッドが硬すぎると餌のナチュラルなアクションが出しにくくなるため、できるだけ柔らかめのものを選びましょう。
ジグヘッドは1g前後が扱いやすい
エサアジングで使用するジグヘッドは、0.4〜2g程度の範囲で選ぶのが一般的ですが、初心者の方には1g前後のものが最も扱いやすいでしょう。
ジグヘッドの重さ選びは、アジングにおいて非常に重要な要素です。軽すぎると飛距離が出ず、風の影響も受けやすくなります。逆に重すぎると、底取りが難しくなったり、アジが違和感を感じて離してしまう可能性があります。
1g前後のジグヘッドなら、ほどよい飛距離が出せて、かつアジが吸い込みやすい重さです。初めてエサアジングに挑戦する方は、まずこの重さから始めて、状況に応じて調整していくのがおすすめです。
ジグヘッドの形状については、**丸型(ラウンドタイプ)**が最もスタンダードです。餌釣り専用の「虫ヘッド」という製品もあり、これは餌が外れにくいように設計されています。
ジグヘッドは、この釣り専用の虫ヘッド(カルティバ)がオススメ。エサの交換時などに手で持ちやすい扁平ヘッドや、刺したエサがズレるのを防ぐ「生エサキーパー」など、ワーム使用のジグヘッドとは少し違った設計になっている。
出典:ジグヘッド+エサで爆釣!超お手軽ハイブリット釣法のススメ
このように、エサアジング専用のジグヘッドも市販されています。こうした専用製品を使えば、餌の持ちが良くなり、釣りの効率が大幅に向上します。
また、ジグヘッドのフックサイズも重要です。#8〜#10程度のフックが付いたジグヘッドが、アジングには適しています。あまり大きいフックだとアジが吸い込めず、小さすぎるとフッキングが甘くなります。
🪝 ジグヘッド選びのポイント
- ⚖️ 重さは1g前後がベスト
- 🔵 形状は丸型(ラウンド)が基本
- 🎣 フックサイズは#8〜#10
- 🔧 餌用「虫ヘッド」なら更に便利
- 📦 複数の重さを用意しておく
状況によっては、より軽い0.6gや、やや重い1.5gなども使い分けると効果的です。風が強い日や潮の流れが速い場所では重めを、逆に凪いでいる日や浅場では軽めを選ぶと良いでしょう。
釣り方はゆっくり巻くかリフト&フォール
エサアジングの釣り方は、ゆっくりただ巻きかリフト&フォールが基本となります。餌自体に集魚力があるため、ワームのように複雑なアクションを付ける必要はありません。
ただ巻きの場合は、キャスト後に着底させたら、リールをゆっくりと巻いてくるだけです。巻くスピードは1秒に1回転程度が目安で、かなりスローなペースです。この時、ロッドは水平に構え、ラインのテンションを保つようにします。
アジのアタリは、ワームの時と同様に「コツコツ」「グググ」といった感触で伝わってきます。アタリがあったら、すぐに軽くアワセを入れましょう。餌の場合、アジが深く吸い込んでいることが多いので、大きくアワセる必要はありません。
リフト&フォールの場合は、ロッドをゆっくり持ち上げて(リフト)、その後ロッドを下げながら糸ふけを回収(フォール)する動作を繰り返します。この時、アタリが出やすいのはフォール中です。
ある実践記事では、エサアジングの釣り方についてこう述べられています。
使用するのはオキアミがオススメ。ボイルしたオキアミが外れにくく使いやすいです。秘密兵器としてオリジナル アジングボールを投入。やっぱりすごいです。すぐに魚の活性が上がりました。
この引用にもあるように、集魚剤を併用するのも効果的な方法です。アジングボールなどの集魚剤を投入することで、アジを釣り座に寄せることができます。
また、誘いをかけすぎないことも重要です。餌は水中で自然に漂っているだけでもアジが寄ってきますので、むしろ動かしすぎると不自然になってしまいます。基本は「放置気味に誘う」イメージで行いましょう。
🎯 エサアジングの釣り方のコツ
- ✅ キャスト後、底まで沈める
- ✅ ゆっくりただ巻き(1秒1回転)
- ✅ またはリフト&フォール
- ✅ アタリがあったら軽くアワセ
- ✅ 誘いすぎないのがポイント
- ✅ 集魚剤の併用も効果的
釣り場の状況によって、どちらの釣り方が効くかは変わります。最初はただ巻きで様子を見て、反応が薄ければリフト&フォールに切り替えるなど、試行錯誤しながら探っていくのが釣果への近道です。
デメリットは餌の針持ちが悪く手返しが悪いこと
エサアジングには多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。特に注意すべきは、餌の針持ちの悪さと、それに伴う手返しの悪化です。
最も大きな問題は、餌がすぐに外れたり、魚に取られたりすることです。特に生の虫エサや通常のオキアミは、キャストの衝撃で飛んでいってしまうことがあります。また、アジが餌をかじっても針掛かりしなかった場合、餌だけが無くなってしまいます。
これにより、頻繁に餌を付け直す必要が生じます。ワームであれば10投、20投と続けて使えますが、餌の場合は1〜3投で交換することも珍しくありません。この交換作業が、釣りのリズムを崩す要因となります。
実際の釣行経験からも、この点は明確に指摘されています。
エサの場合、アタリは連発するものの、針持ちが極端に悪いため、手返し良く釣りするのが難しかったです。「ワーム+ジグヘッド」でやっていた友人は、手返しの良さもあり大爆釣。
出典:「エサアジング」にトライ。ワームの変わりにゴカイをセットしたら極寒真冬でもよく釣れた! | TSURI HACK[釣りハック]
このコメントが示すように、アタリは多くても、実際の釣果では手返しの良いワームに負けることもあるのです。
また、餌の管理も課題です。虫エサは生きているため、保管に気を使う必要があります。暑い日には弱りやすく、寒い日には動きが鈍くなります。冷蔵保存が必要な場合もあり、釣行前の準備や釣行中の管理に手間がかかります。
さらに、匂いや汚れの問題もあります。虫エサやオキアミを扱うと、どうしても手や道具に匂いが付きます。釣り場で手を洗う場所がない場合は、ウェットティッシュなどを準備しておく必要があります。
⚠️ エサアジングのデメリット一覧
デメリット | 対策 |
---|---|
餌の針持ちが悪い | ボイルオキアミや専用ジグヘッドを使用 |
手返しが悪い | 餌のストックを十分に用意 |
餌の管理が面倒 | クーラーボックスで保管 |
匂いや汚れ | ウェットティッシュを携帯 |
コストがかかる | ワームと使い分ける |
ただし、これらのデメリットは工夫次第で軽減可能です。ボイルオキアミや専用ジグヘッドを使えば針持ちは改善できますし、餌のストックを十分に用意しておけば交換作業もスムーズになります。
また、ワームと併用することで、両方の良いとこ取りができます。釣り始めは餌で数を稼ぎ、アジの回遊ポイントが分かったらワームに切り替えて手返し良く釣る、といった戦略も有効です。
ワームとの使い分けで釣果アップ
エサアジングで釣果を最大化するには、ワームとの使い分けが非常に重要です。それぞれに得意な状況があるため、場面に応じて切り替えることで、より多くのアジをキャッチできます。
餌を使うべき状況は以下の通りです。
まず、アジの活性が低い時です。水温が低い冬場や、日中の高プレッシャー時など、ワームへの反応が鈍い時は餌の出番です。生き餌の持つ本物の匂いと味は、低活性のアジでも口を使わせる力があります。
次に、初めて訪れる釣り場では、まず餌から試すのがおすすめです。アジの回遊ルートや溜まり場が分からない状態で、広範囲に餌の匂いを漂わせることで、アジを探し当てる確率が上がります。
また、大型のアジを狙う時にも餌が有効です。尺アジ(30cm以上)クラスになると、ワームには見向きもしないことがありますが、本物のエビや大きめの虫エサには反応することがあります。
ワームを使うべき状況は以下の通りです。
アジの活性が高い時、特にマヅメ時や夜間の常夜灯周りでは、ワームの方が手返し良く数を稼げます。アジが入れ食い状態の時は、いちいち餌を付け直す時間がもったいないため、ワームの効率性が際立ちます。
風が強い日もワームが有利です。餌は風の影響で飛距離が出にくく、ラインも絡みやすくなります。ワームならキャスト精度も高く、ストレスなく釣りができます。
そして、数釣りを楽しみたい時は断然ワームです。10投、20投と続けて使えるため、釣りのリズムが途切れません。
🔄 餌とワームの使い分け表
状況 | おすすめ | 理由 |
---|---|---|
低活性時 | 餌 | 本物の匂いと味が効く |
高活性時 | ワーム | 手返しの良さで数を稼げる |
初場所 | 餌 | アジの居場所を探せる |
マヅメ時 | ワーム | 入れ食いに対応できる |
風が強い日 | ワーム | キャスト精度が高い |
大型狙い | 餌 | サイズセレクトしやすい |
実際の釣行では、両方を持参して状況に応じて切り替えるのが最も賢い選択です。最初は餌でアジを寄せ、群れの位置が分かったらワームで効率的に釣る、といった戦略も効果的です。
また、ロッドを2本用意して、一方に餌、もう一方にワームをセットしておけば、即座に切り替えができます。多少荷物は増えますが、釣果アップのためには検討する価値があるでしょう。
夜間の常夜灯周りが狙い目
エサアジングで高確率でアジをキャッチしたいなら、夜間の常夜灯周りを狙うのが鉄板です。この場所とタイミングの組み合わせは、アジング全般における黄金パターンと言えます。
常夜灯の光は、プランクトンや小魚を集める効果があります。光に集まった小型の生物を捕食しに、アジも常夜灯周辺に回遊してきます。つまり、餌となる生物が豊富に存在する場所なのです。
夜間は、アジがより大胆に捕食活動を行う時間帯でもあります。昼間は警戒心が強く、ルアーや餌に対しても慎重ですが、暗闇の中では大胆に餌を追います。特に生餌の匂いに対する反応は非常に良くなります。
常夜灯周りを攻める際のポイントをいくつか挙げます。
まず、明暗の境目を狙うことです。常夜灯で照らされた明るい部分と、影になっている暗い部分の境界線に、アジが潜んでいることが多いです。この境目に餌を流し込むようにキャストすると効果的です。
次に、潮の流れを意識することです。常夜灯周辺でも、潮の流れに沿ってプランクトンが流れていきます。その流れの先にアジが待ち構えていることが多いので、潮上から潮下に向けてキャストすると良いでしょう。
また、水深にも注目しましょう。常夜灯直下は比較的明るいため、アジは表層から中層に浮いていることがあります。底ばかり探るのではなく、カウントダウンで様々な層を探ってみてください。
💡 常夜灯周りでの釣り方
- 🌓 明暗の境目を重点的に攻める
- 🌊 潮の流れを読んで潮上からキャスト
- 📏 表層〜中層も探ってみる
- ⏱️ 夕マヅメから夜にかけてが最も効果的
- 👥 先行者がいる場合は十分な距離を保つ
常夜灯周りは人気のポイントでもあるため、先行者がいることも多いです。その場合は、無理に割り込まず、十分な距離を保って釣りをしましょう。トラブル回避だけでなく、アジを散らさないためにも重要です。
また、光の種類によって集魚効果が異なることも知っておくと良いでしょう。水銀灯は強い集魚力がありますが、LED灯はやや効果が落ちると言われています。ただし、これも絶対ではなく、実際に釣りをしてみて判断する必要があります。
夜間の釣りでは、ヘッドライトや小型ライトが必需品です。餌の交換時や、釣れた魚を取り込む際に必要となります。ただし、水面を照らすとアジが逃げてしまうことがあるので、使用は最小限に留めましょう。
まとめ:アジングで餌を使うおすすめの方法
最後に記事のポイントをまとめます。
- アジングで餌を使う「エサアジング」は初心者でも釣果を出しやすい有効な釣法である
- おすすめの餌は石ゴカイ、青イソメ、ボイルオキアミ、シラサエビの4種類
- ボイルオキアミは針持ちが良く、虫エサが苦手な人でも扱いやすい
- 仕掛けは通常のジグヘッドに餌を刺すだけで、特別な準備は不要
- ジグヘッドは1g前後が扱いやすく、初心者におすすめ
- タックルは通常のアジング用ロッド・リールがそのまま使える
- 釣り方はゆっくりただ巻きかリフト&フォールが基本
- 冬の低水温期は特に餌の効果が高く、ワームより有利になる
- アジは餌を選択的に捕食するため、海中の様子を観察して餌を選ぶことが重要
- デメリットは餌の針持ちが悪く手返しが悪化すること
- 専用の「虫ヘッド」を使うと餌が外れにくく釣りの効率が上がる
- ワームとの使い分けが釣果アップの鍵で、状況に応じて切り替えると効果的
- 夜間の常夜灯周りは餌の効果が最大限に発揮される黄金ポイント
- 集魚剤を併用することでさらにアジを寄せることができる
- 餌の管理や匂いの問題には、クーラーボックスやウェットティッシュで対応可能
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
- 初心者必見!アジの釣り方やアジングにおすすめのタックル選びをご紹介|アウトドア用品・釣り具通販はナチュラム
- 「エサアジング」にトライ。ワームの変わりにゴカイをセットしたら極寒真冬でもよく釣れた! | TSURI HACK[釣りハック]
- ジグヘッド+エサで爆釣!超お手軽ハイブリット釣法のススメ – ニュース | つりそく(釣場速報)
- アジングから別の釣りにジョブチェンジしたい人へ エサ釣り編 | アジング専門/アジンガーのたまりば
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