「アジングロッドでチヌって釣れるのかな?」そんな疑問を持っているアングラーは多いはず。専用のチニングロッドを買うほどでもないし、手持ちのアジングロッドで代用できたら嬉しいですよね。結論から言うと、アジングロッドでチニングは可能です。ただし、どんなアジングロッドでもOKというわけではなく、いくつか押さえておくべきポイントがあります。
この記事では、インターネット上の実践者の声や専門サイトの情報を徹底調査し、アジングロッドでチニングを成功させるための条件や注意点、具体的なテクニックまで網羅的に解説します。「ロッドが折れないか心配」「どんな釣り方をすればいいの?」といった疑問にもしっかり答えていきますよ。
| この記事のポイント |
|---|
| ✓ アジングロッドでチニングは可能だが最適解ではない理由 |
| ✓ チニングに使えるアジングロッドの具体的なスペック条件 |
| ✓ 抜き上げ厳禁!ロッド破損を防ぐための必須装備 |
| ✓ ボトムを縦に狙う効果的な釣り方とジグヘッドの重さ |
アジングロッドでチニングに挑戦する前に知っておきたい基本
- アジングロッドでチニングは「できる」が最適解ではない
- チニングに流用できるアジングロッドの条件はパワーと長さ
- 抜き上げは絶対NG!タモを用意すべき理由
- 使用するジグヘッドは1〜3gが最適
- ワームはアジング用でOK!選び方のポイント
- 釣り方はボトムを縦に狙うのが効果的
アジングロッドでチニングは「できる」が最適解ではない
まず最初に明確にしておきたいのは、アジングロッドでチヌを釣ること自体は可能だということ。実際に多くのアングラーがアジングロッドを流用してチヌを釣り上げています。
ただし、専門サイトの情報を総合すると「できるけど最適解ではない」という点は理解しておく必要があります。なぜなら、アジングロッドは本来アジを釣るために設計されたロッドだからです。アジとチヌでは魚体の大きさも引きの強さも全く異なります。
アジングロッドでチヌを釣ることができるか?その答えとしては「できる」が結論です。というより、僕自身アジングやメバリングを楽しむためのロッドを使いライトチニングを楽しんでいるため、できないと考えるほうが不自然なぐらいです
特にアジング中の外道としてチヌがヒットする可能性があるエリアで釣りをする場合や、本格的なチニングではなく「ライトチニング」として手軽に楽しみたい場合には、アジングロッドの流用も十分アリな選択肢と言えるでしょう。
一方で、本格的にチニングを楽しみたいのであれば、やはり専用のチニングロッドを購入することをおすすめします。チニングロッドはチヌのパワフルな引きに対応できるバットパワーと、繊細なアタリを感知できるティップを兼ね備えているためです。
チニングに流用できるアジングロッドの条件はパワーと長さ
では、どんなアジングロッドならチニングに流用できるのでしょうか?重要なポイントは「そこそこパワーのあるロッド」を選ぶことです。超繊細なパッツン系のアジングロッドでは、チヌの引きに耐えられずロッドが破損するリスクが高まります。
📊 チニングに適したアジングロッドのスペック表
| 項目 | 推奨スペック | 理由 |
|---|---|---|
| 長さ | 6〜7フィート | 操作性とパワーのバランスが良い |
| 調子 | レギュラー寄り | 先調子だとバラしやすい |
| ルアーウェイト | 1〜5g程度 | 軽量ジグヘッドに対応 |
| パワー | ML〜L | 繊細すぎるとチヌの引きに負ける |
複数の情報源を総合すると、7フィート前後で適合ルアーウェイトが10g程度まで扱えるロッドが理想的とされています。このスペックであれば、アジングとチニングの両方に対応できる汎用性の高さがあります。
また、ロッドの調子も重要です。超先調子のファーストテーパーよりも、レギュラーテーパーのほうがチヌの引きを吸収しやすく、バラシも減らせます。パッツン系の硬いロッドは感度は良いものの、チヌの「かじりつくようなバイト」を弾いてしまうリスクがあるためです。
一言でアジングロッドと言っても、超繊細なパッツン系ロッドであったり、粘り強くパワーのあるロッドであったり、その性質は様々です。アジングロッドでチヌを狙う場合、やはり「そこそこパワーのあるロッド」をセレクトすべきです
逆に言えば、ジグ単専用の5フィート台の超ライトなアジングロッドは、チニングには不向きということになります。キャロやフロートリグにも対応できる、やや長めでパワーのあるアジングロッドを選びましょう。
抜き上げは絶対NG!タモを用意すべき理由
アジングロッドでチニングをする際、最も注意すべきなのが抜き上げです。言うまでもなく、チヌはアジに比べて格段に重い魚です。体高のあるボディをしているため、サイズが小さめのチヌであっても無理に抜き上げようとすると「パキッ」とロッドが折れる可能性が高くなります。
アジングロッドは本来、アジやメバルといった比較的小型の魚を想定して設計されています。30〜40cm級のチヌになると、その引きの強さと重量はアジとは比較にならないレベルです。華奢なアジングロッドでこれを抜き上げようとするのは、ロッドに過度な負担をかける行為に他なりません。
✅ チヌとのやり取りで必須の装備
- タモ(ランディングネット):必ず携行する
- ドラグ調整:しっかりと設定しておく
- 余裕のある場所:人が少ないエリアで実践
- 慎重なファイト:一気に寄せず時間をかける
アジングロッドで釣れたチヌを抜き上げると、パキッとロッドが折れてしまう恐れあり
実際の釣りの現場では、40cm以下の比較的小型のチヌでも、タモを使ったランディングが推奨されています。「このサイズなら大丈夫だろう」という油断が、大切なロッドを破損させる原因になります。
また、ドラグ設定も重要です。アジングロッドは繊細なため、ドラグをしっかり調整しておかないと、チヌの強烈な引きに対応できません。クラッチを切れるようにしておくなど、いざという時の逃げ道も用意しておくと安心です。
使用するジグヘッドは1〜3gが最適
アジングロッドでチニングをする場合、使用するジグヘッドの重さは1〜3g程度が最適とされています。一般的なチニングでは〜10gほどの重いジグヘッドを使うことも多いのですが、アジングロッドの適合ルアーウェイトを考えると、あまり重いものは扱いにくくなります。
📌 ジグヘッドの重さ選択ガイド
| 状況 | ジグヘッドの重さ | 使い分けの理由 |
|---|---|---|
| 通常時 | 3g | メインとして使用 |
| 流れが緩い時 | 2g | よりナチュラルな演出 |
| 非常に浅い場所 | 1g | 根掛かり回避 |
| 最重量 | 5g | どんなに重くてもこれが限界 |
そもそもチヌを狙いやすい場所は「水深が浅い運河や河川」であることが多いため、必要な飛距離さえクリアできれば、軽めのジグヘッドを使ったほうが釣果を得やすいという側面もあります。重いジグヘッドは確かに飛距離は出ますが、アジングロッドの適合範囲を超えてしまうと、ロッド本来の性能を発揮できません。
実践者の声を見ても、3gのジグヘッドをメインに使い、状況に応じて2gや1gを使い分けるスタイルが一般的なようです。水深2m以内の浅い場所であれば、1〜3gで十分ボトムを取ることができます。
チニングでは〜10gほどの幅でジグヘッドを選ぶ人が多い印象ですが、アジングロッドにてチヌを狙う場合、1g〜3gほどのジグヘッドがベストでしょう。どこまで重たくても5gまでかなと考えています
ただし、風が強い日や少し深場を狙う場合には、5g程度まで重くすることもあります。とはいえ、アジングロッドでの限界はおそらく5g程度までと考えておいたほうが無難でしょう。それ以上重いリグを使いたい場合は、素直にチニングロッドやメバリングロッドを使うべきです。
ワームはアジング用でOK!選び方のポイント
嬉しいことに、アジングロッドを使った「ライトチニング」では、アジング・メバリング用としてリリースされているワームがそのまま使えることがほとんどです。わざわざチニング専用ワームを揃える必要はなく、普段アジングで使っているワームを流用できるのはコストパフォーマンス的にも優れています。
🎣 チニングで効果的なワームの特徴
| 特徴 | 推奨スペック | 効果 |
|---|---|---|
| サイズ | 1.5〜2インチ | チヌの口に合いやすい |
| ボディ形状 | やや太め(ファット) | アピール力が高い |
| カラー | クリア系・ケイムラ | ナチュラルで警戒されにくい |
| 素材 | 柔らかめ | バイトを弾きにくい |
特に推奨されているのは、1.5〜2インチのやや太めのボディを持つワームです。アジングでは細身のワームを使うことも多いですが、チニングでは少しボリュームのあるワームのほうがチヌにアピールしやすく、また口にも収まりやすいとされています。
カラー選択については、クリア系やケイムラカラーが定番です。チヌは警戒心が高い魚として知られているため、あまり派手なカラーよりもナチュラル系のカラーのほうが良い結果を生むことが多いようです。
実際にアジングロッドでチニングを楽しんでいるアングラーの中には、アジング用ワームの外道としてチヌがよく釣れていたため、そのままチニングに流用してみたところ好釣果が得られた、というケースも報告されています。つまり、アジに効くワームはチヌにも効く可能性が高いということです。
ただし、推測の域を出ませんが、ワームの動きや波動もチヌの反応に影響する可能性があります。リブ(溝)の入ったワームは水中で微細な波動を発するため、チヌの側線を刺激しやすいかもしれません。いくつかのパターンを試してみて、その日のチヌの好みを探るのも釣りの楽しみの一つです。
釣り方はボトムを縦に狙うのが効果的
アジングロッドでのチニングにおいて、最も効果的な釣り方は**「ボトムを縦に狙う」**アプローチです。一般的なチニングではボトムのズル引きが定番ですが、アジングロッドを使う場合は、ズル引きよりも縦の動きを意識したほうが釣果が伸びることが多いようです。
具体的な釣り方の流れは以下の通りです:
✨ 効果的な釣り方の手順
- キャストする:ポイントへ正確にキャスト
- ボトムを確実に取る:着底をしっかり確認
- チョンチョンと2回アクション:竿先で小刻みに動かす
- テンションフォールで着底:糸を張ったまま沈める
- 着底後すぐにアクション:再着底を感じたら即立ち上げ
- これを繰り返す:同じ動作を繰り返す
この釣り方の**最大のポイントは「ボトムを確実に取ること」と「再着底後の即時立ち上げ」**です。チヌは警戒心が高い魚なので、無駄なステイ(放置)はなるべく入れないほうが良いとされています。アクションとフォールを繰り返すことで、チヌの捕食本能を刺激します。
アタリの出方も特徴的で、「カツン」と金属的な明確なアタリが出ます。ラインテンションさえしっかり張っていれば、問題なくアタリを取ることができます。アジングロッドは感度が良いため、このアタリを手元で明確に感じ取れるのもメリットの一つです。
ボトムを確実に取るのと、再着底後の即時立ち上げが釣果を伸ばすコツ。チヌは警戒心高めな魚のため、無駄なステイはなるべく入れないほうがいい
ただし、アジングロッドではチヌの引きを一気に抑えることが難しいため、ファイトは慎重に行う必要があります。無理に引っ張らず、ドラグを活用してゆっくりと寄せてくることが重要です。また、大型のチヌがヒットした場合はタックルパワー不足が顕著になるため、人が少ない広い場所で実践することをおすすめします。
アジングロッドでチニングを成功させる実践テクニック
- メバリングロッドとアジングロッドの違いを理解する
- チニングロッドとアジングロッドの汎用性を比較
- ロッドの長さは7フィート前後がベスト
- 硬さはML〜Lクラスを選ぶべき理由
- ラインとリーダーの適切なセッティング
- 釣れる場所は河川や運河の浅瀬がメイン
- まとめ:アジングロッドでチニングを楽しむためのポイント
メバリングロッドとアジングロッドの違いを理解する
チニングにロッドを流用する際、アジングロッドとメバリングロッドでは適性が大きく異なることを理解しておくことが重要です。同じライトゲーム用ロッドでも、設計思想や得意とする釣りが違うため、チニングへの流用においても向き不向きがあります。
結論から言うと、チニングに流用するならメバリングロッドのほうが適しているケースが多いです。なぜなら、メバリングロッドは粘りがありバットパワーもしっかりしているため、チヌのパワフルな引きに対応しやすいからです。
📊 アジングロッドvsメバリングロッド比較表
| 特徴 | アジングロッド | メバリングロッド |
|---|---|---|
| ティップの繊細さ | 非常に繊細 | やや繊細 |
| バットパワー | 弱め | 強め |
| 粘り | 少ない | ある |
| チニング適性 | △(条件付き) | ○(向いている) |
| 特にオススメな釣法 | ボトムワインド | ボトムズル引き |
アジングロッドは非常に繊細な設計になっており、バットもティップも繊細過ぎるため、本格的なチニングには向きません。特にジグ単専用モデルなどは適合ルアーウェイトがシビアで、チヌの引きに耐えられない可能性が高くなります。
一方、メバリングロッドは適度な粘りと強靭なバットを持ち合わせているため、チニング専用ロッドに匹敵するポテンシャルを発揮することもあります。実際、複数の情報源で「メバリングロッドをチニングへ流用するのはあり」という意見が見られました。
アジングロッドをチニングへ流用するのは不向き。アジングロッドは非常に繊細であり、バットもティップも繊細過ぎるためチニングには向きません。一方、メバリングロッドは粘りがありバットパワーもしっかりしているものが多く、メバリングロッドをチニングへ流用するのはあり
ただし、釣り方によっては例外もあります。例えば、ボトムワインドと呼ばれる釣法では〜3gの軽量ジグヘッドを使うため、軽量リグの扱いに長けているアジングロッドのほうが適している場合もあるのです。つまり、自分がどんな釣り方でチニングを楽しみたいかによって、選ぶべきロッドが変わってくるということですね。
チニングロッドとアジングロッドの汎用性を比較
「わざわざチニング専用ロッドを買う必要はあるのか?」という疑問を持つ方も多いでしょう。実は、チニングロッドは汎用性が非常に高いロッドとして知られています。一方、アジングロッドも他の釣りに流用できる場面はありますが、その適性は異なります。
チニングロッドの汎用性の高さは驚くべきもので、チヌ狙いだけでなく以下のような釣りにも対応できます:
🎯 チニングロッドで楽しめる釣りの種類
- ✅ シーバス:小型〜中型のシーバスに対応
- ✅ アジング(フロートリグ):遠投リグでのアジング
- ✅ メバリング(キャロライナリグ):重めのリグを使う釣り
- ✅ ロックフィッシュ:カサゴやハタなどの根魚
- ✅ カマス:表層〜中層の青物ライトゲーム
一方、アジングロッドは基本的にライトゲームに特化しており、重いリグを扱うことは苦手です。ただし、その繊細さゆえに軽量リグの扱いは抜群で、ジグ単でのアジングやメバリングでは最高のパフォーマンスを発揮します。
興味深いのは、チニングロッドを「万能ロッド」として位置づける声が多いことです。ティップが繊細でありながらバット部分がしっかりしているため、幅広い魚種に対応できるのです。これは、アジングロッドとは対照的な特性と言えるでしょう。
| ロッドタイプ | 得意な釣り | 汎用性 | コスパ |
|---|---|---|---|
| アジングロッド | ジグ単、軽量リグ | △ | ○ |
| チニングロッド | ボトムゲーム、中量リグ | ◎ | ◎ |
| メバリングロッド | プラッギング、フロート | ○ | ○ |
もし予算に余裕があり、「一本で色々な釣りを楽しみたい」という方には、チニングロッドを揃えることをおすすめします。逆に、「主にアジングをやりたいけど、たまにチヌも釣れたらいいな」程度であれば、パワーのあるアジングロッド一本で十分かもしれません。
ロッドの長さは7フィート前後がベスト
チニングに使うロッド(アジングロッドを流用する場合も含めて)の長さは、7フィート前後が最適とされています。これは、操作性とパワーのバランスが最も良い長さだからです。
短いロッドのメリット・デメリット、長いロッドのメリット・デメリットを整理してみましょう:
📏 ロッドレングスによる特性の違い
| ロッド長 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 5〜6ft(短い) | 操作性が高い、感度が良い | チヌとのやり取りが難しい |
| 7〜7.6ft(標準) | バランスが良い、汎用性高い | 特になし |
| 8ft以上(長い) | 粘りがある、遠投しやすい | 取り回しが悪い、ズル引きしにくい |
一般的なアジングロッドは5〜6フィート台のものが多いのですが、この長さだとチニングにはやや短すぎる可能性があります。チヌの強烈な引きを受け止め、適切にいなすためには、ある程度の長さが必要なのです。
逆に、8フィート以上の長いロッドは遠投性能には優れますが、チニングの基本である「ボトムズル引き」や「細かいアクション」をつけにくくなります。足場が高い場所やテトラ帯など、特殊な状況では8フィート台のロッドも有効ですが、一般的な場所では7フィート前後がベストバランスと言えるでしょう。
チニングロッドを選ぶときの「長さ」は、7ft台が最も適しているレングスだと考えます。短いロッドであれば操作性が高まり感度も良くなる傾向ですが、チヌとのやり取りに難が出ます
もしこれからアジングロッドを購入してチニングにも流用したいと考えているなら、6.5〜7フィート台のモデルを選ぶと良いでしょう。キャロライナリグやフロートリグにも対応できる長さなので、アジング自体の幅も広がります。
硬さはML〜Lクラスを選ぶべき理由
ロッドの「硬さ」選びは初心者にとって特に悩ましいポイントかもしれません。アジングロッドでチニングをする場合、ML(ミディアムライト)〜L(ライト)クラスの硬さが最適とされています。
一見すると「チヌという大型魚を釣るならM(ミディアム)やMH(ミディアムヘビー)のほうがいいのでは?」と思うかもしれません。しかし、実はそうではないのです。なぜなら、アジングロッドは基本的に高弾性でシャキッとした調子のものが多く、同じML表記でも他のロッドより硬めに感じることがあるからです。
🎣 ロッドの硬さと調子の関係
| 要素 | 推奨スペック | 理由 |
|---|---|---|
| 硬さ | ML〜L | 柔軟性とパワーのバランス |
| 調子(テーパー) | レギュラー〜スロー | チヌのバイトを弾きにくい |
| ティップ | ソリッドが理想 | 感度と食い込みの良さ |
| バットパワー | しっかりしたもの | ファイト時の安定性 |
特に重要なのが「調子(テーパー)」です。ファーストテーパー(先調子)のロッドはアジの小さなアタリを即座にフッキングするのに適していますが、チヌの「かじりつくようなバイト」には不向きです。バイトを弾いてしまい、フッキング率が下がる可能性があります。
レギュラーテーパー(真ん中付近から曲がる)やスローテーパー(手元近くから曲がる)のロッドは、チヌのバイトをしっかり受け止め、口の中にワームを吸い込ませてからフッキングできるため、バラシが減ります。
チニングと兼用できるアジングロッドのおすすめの硬さはL〜MLクラスがおすすめです。普通に考えればオーバースペックとなるため、MやMHクラスはパワーがありそうですが、チニングと兼用する場合には適していません
また、ティップの種類も重要で、チューブラー(中空)よりも**ソリッドティップ(中身が詰まっている)**のほうがチニングには向いています。ソリッドティップは感度が高く、しなやかに曲がるため、チヌの繊細なバイトも捉えやすく、かつ食い込みも良好です。
結論として、アジングロッドでチニングをするなら「ML〜Lクラスの硬さ」「レギュラー〜スローテーパー」「ソリッドティップ」という組み合わせを目指すのが理想的です。
ラインとリーダーの適切なセッティング
ロッドだけでなく、ラインシステムの適切なセッティングもチニングの成功を左右する重要な要素です。アジングロッドでチニングをする場合、ラインとリーダーの選び方には特に注意が必要です。
一般的なチニングでは、PEラインの0.6〜0.8号が推奨されることが多いのですが、アジングロッドを流用する場合はPE0.3〜0.6号程度が適切でしょう。これはロッドの繊細さとバランスを取るためです。
🧵 推奨ラインシステム
| 種類 | 推奨スペック | 備考 |
|---|---|---|
| メインライン(PE) | 0.3〜0.6号 | 感度と強度のバランス |
| リーダー(フロロ) | 2〜5号(8〜20lb) | 根ズレ対策 |
| リーダー長さ | 1〜1.5m | 標準的な長さ |
| リール番手 | 2000〜2500番 | ラインキャパとのバランス |
メインラインにPEラインを使う理由は、感度の良さと伸びの少なさです。チヌのボトムでの繊細なアタリも、PEラインなら手元まで明確に伝わってきます。ただし、PEラインは擦れに弱いため、必ずフロロカーボンのリーダーを結束しましょう。
リーダーの太さは状況によって調整しますが、3〜5号(12〜20lb)程度が標準的です。あまり細すぎるとチヌの歯や障害物で切れてしまいますし、太すぎるとワームの動きが不自然になります。
実際の使用例を見てみると、例えばPE0.2号にフロロカーボン5号(約12lb)のリーダーという組み合わせや、PE0.3号にフロロ2〜3号という組み合わせが報告されています。
PE0.6程度で考えています。リールはレバーブレーキなんかもいいですね
リールについては、2000〜2500番のスピニングリールがバランス良く使えます。あまり大きなリールを使うとロッドとのバランスが悪くなり、長時間の釣りで疲れやすくなってしまいます。
また、ドラグ調整も重要なポイントです。アジングロッドは繊細なため、ドラグを緩めに設定しておき、チヌの強烈な引きをドラグで吸収するようにしましょう。「竿が曲がったらドラグが出る」くらいの設定が理想的です。
釣れる場所は河川や運河の浅瀬がメイン
アジングロッドでチニングをする場合、釣り場選びも成功の鍵となります。おすすめは「河川」や「運河」といった、比較的浅く流れの穏やかな場所です。
なぜ河川や運河が良いのかというと、以下の理由があります:
🌊 河川・運河がチニングに適している理由
- ✅ 水深が浅い(2m以内が理想)
- ✅ ストラクチャー(障害物)が豊富
- ✅ チヌのエサとなる甲殻類が多い
- ✅ 流れが適度にある
- ✅ 軽量ジグヘッドでも攻略可能
特に水深2m以内の浅場は、アジングロッドの軽量ジグヘッド(1〜3g)でも十分にボトムを取ることができるため、ロッドの性能を最大限に活かせます。深場になると重いジグヘッドが必要になり、アジングロッドの適合ウェイトを超えてしまう可能性があります。
また、河川や運河の岸壁沿い、いわゆる「キワ」もチヌが付きやすいポイントです。堤防が海に一本通っているとしたら、その左右どちらの岸壁際もポイントになり得ます。目立った変化やストラクチャー(テトラ、杭、係船ロープなど)があればさらに好ポイントです。
時間帯については、夜のほうが釣れるという情報が複数の情報源で確認できました。チヌは夜行性の傾向があり、日中よりも夜間のほうが警戒心が薄れ、積極的にエサを捕食するようです。
水深2m以内の場所が理想、夜のほうが釣れる、河川や運河がマスト
具体的なポイントとしては、大阪南港のような都市部の港湾エリアも実績があります。足場が良く、アクセスしやすいポイントが多いのも魅力です。ただし、人気のポイントは先行者が多いことも想定されるため、平日や早朝・夜間を狙うのも一つの戦略でしょう。
避けるべき場所としては、水深が深すぎる場所、流れが強すぎる場所、足場が極端に悪い場所などが挙げられます。特に足場の悪い場所は、アジングロッドでチヌとのやり取りをする際に不利になるため、なるべく避けたほうが無難です。
まとめ:アジングロッドでチニングを楽しむためのポイント
最後に記事のポイントをまとめます。
- アジングロッドでチニングは可能だが、専用ロッドが最適解である
- 流用するなら6〜7フィート、ML〜Lクラスのパワーのあるアジングロッドを選ぶ
- 抜き上げは厳禁で、必ずタモを使ってランディングする
- ジグヘッドは1〜3g、最大でも5gまでが適正範囲
- ワームはアジング用がそのまま使え、1.5〜2インチのファット系が効果的
- 釣り方はボトムを縦に狙うアプローチが有効
- メバリングロッドのほうがチニングへの流用には適している
- チニングロッドは汎用性が高く、様々な釣りに流用できる
- ロッドの調子はレギュラー〜スロー、ティップはソリッドが理想
- ラインシステムはPE0.3〜0.6号にフロロリーダー3〜5号の組み合わせ
- 釣り場は水深2m以内の河川や運河が最適
- 時間帯は夜釣りのほうが釣果が期待できる
- ドラグ調整をしっかり行い、チヌの引きを吸収する
- ボトムワインドなら軽量リグを扱えるアジングロッドも有効
- 大型チヌが掛かった場合はタックルパワー不足を覚悟する
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
- アジングロッドで「チヌ」は釣れる?その答え合わせ | リグデザイン
- 【大阪湾2020】アジングタックルでのチヌ攻略法 良型多く当たり年か | TSURINEWS
- ライトチニングとアジングに | madaoもアジング
- アジングロッドでチニングはできる?流用条件とおすすめ6選! | タックルノート
- アジングロッドにチヌ針つけてカニつけて黒鯛狙おうと思うんですが – Yahoo!知恵袋
- チニングロッドと、キャロ用のアジングロッドとどっちが汎用性がありますか? – Yahoo!知恵袋
- チニングロッドは流用でオッケー?長さや硬さなど基本スペックと、超おすすめ7選 | ツリネタ
- アジングロッドでチヌ狙い! | STAFFのブログ
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