「福浦港でアジングをしたい」と考えているあなた、実は福浦港という名前の釣り場は全国に複数存在することをご存知でしょうか。神奈川県内だけでも横浜市金沢区と湯河原町に福浦の名がつく釣り場があり、それぞれ特徴が大きく異なります。この記事では、アジング愛好家が押さえておくべき福浦港の情報を、インターネット上に散らばる釣果情報や釣り場レポートをもとに徹底解説します。
横浜の福浦岸壁(現・金沢水際線緑地)は2023年4月にリニューアルオープンし、投げ釣り禁止というルールのもと新たな釣り場として注目を集めています。一方、湯河原の福浦漁港は真鶴半島の付け根に位置し、魚影の濃さで知られる好ポイントです。どちらの釣り場を選ぶべきか、どんな釣り方が有効なのか、最新情報を交えながら詳しくお伝えします。
| この記事のポイント |
|---|
| ✓ 福浦港は複数あり、主に神奈川県の横浜と湯河原が有名 |
| ✓ 横浜・金沢水際線緑地は2023年リニューアルで投げ釣り禁止に |
| ✓ 湯河原福浦漁港は魚影が濃く多彩な魚種が狙える |
| ✓ アジングは夏から秋が最盛期だが通年可能性あり |
福浦港でアジングを始める前に押さえておくべき基本情報
- どこの福浦港?全国に点在する同名釣り場の整理
- 横浜・金沢の福浦岸壁(金沢水際線緑地)の現状
- 湯河原の福浦漁港の魅力と特徴
- 福浦でアジングに適した時期は夏から秋
- アジング初心者が揃えるべきタックル
- 効果的な釣り方とワームの選び方
どこの福浦港?全国に点在する同名釣り場の整理
インターネットで「福浦港 アジング」と検索すると、複数の釣り場情報がヒットして混乱した経験はありませんか。実は福浦という地名は全国各地に存在し、釣り場としても複数の福浦港が知られています。
主な福浦港として以下の3つが挙げられます。
📍主要な福浦港一覧
| 所在地 | 正式名称 | 特徴 |
|---|---|---|
| 神奈川県横浜市金沢区 | 金沢水際線緑地(旧福浦岸壁) | 2023年リニューアル、投げ釣り禁止 |
| 神奈川県足柄下郡湯河原町 | 福浦漁港 | 真鶴半島付近、魚影が濃い |
| 石川県羽咋市 | 福浦港 | 日本海側、情報は少なめ |
アジングの釣り場として情報が豊富なのは、神奈川県の2つの福浦港です。横浜市金沢区の福浦岸壁は八景島や海の公園に隣接する人気エリアで、湯河原町の福浦漁港は湯河原温泉の近くに位置します。
石川県羽咋市の福浦港についても一部情報が見られますが、アジングに関する具体的な釣果報告は限定的です。検索する際は、地域名を併記することで目的の釣り場情報にたどり着きやすくなります。
「福浦港でアジが釣れた」という情報を見つけたら、まずどの地域の福浦港なのかを確認することが重要です。釣り場の環境や規則、アクセス方法は場所によって大きく異なるため、事前の情報収集が釣果を左右します。
一般的には、神奈川県の福浦港がアジング釣り場として話題になることが多いため、本記事でも主に神奈川県の2つの福浦港に焦点を当てて解説していきます。
横浜・金沢の福浦岸壁(金沢水際線緑地)の現状
横浜市金沢区の福浦岸壁は、かつて「福浦岸壁」として釣り人に親しまれてきましたが、2023年4月に**「金沢水際線緑地」として生まれ変わり**ました。この施設は八景島や海の公園に隣接し、東京湾に面した絶好のロケーションを誇ります。
横浜市の釣り場にありがちな「ルアー釣り禁止」は明示されていません。ルアー釣りはできますが、投げ釣りは禁止です。
リニューアル後の最大の変更点は、投げ釣りが全面禁止になったことです。これは「ちょい投げ」や「アンダースロー」を含むすべての投げる釣りが対象となります。アジングをする場合、岸壁際でのバーチカル(真下に落とす)釣法が基本となります。
🎣金沢水際線緑地の施設概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 営業時間 | 24時間 |
| 利用料 | 無料 |
| 駐車場 | 254台(24時間以内600円) |
| トイレ | あり(休憩所1階、南側トイレ棟) |
| 休憩所 | 2階建て(5:00~23:00) |
護岸の高さは成人男性でもかなり高く感じられるため、3m以上の長竿があると釣りやすいでしょう。足元の水深は約5m程度で、直立消波ブロックの際は捨て石により根が荒く、カサゴやメバルも多く潜んでいます。
元々釣り禁止だった期間が3年以上あったため、2023年のオープン当初は根魚の魚影が非常に濃い状態でした。アジングでメバルやカサゴが釣れる可能性も高く、夜釣りでは特に期待できます。
ただし、投げ釣り禁止のルールを守らない釣り人の存在が問題となっており、横浜市からも警告が出されています。ルールを守らなければ、将来的に釣り自体が禁止される可能性もあるため、マナーの徹底が求められる釣り場です。
湯河原の福浦漁港の魅力と特徴
神奈川県足柄下郡湯河原町にある福浦漁港は、真鶴半島の付け根に位置し、南西から南東以外の風であれば比較的風に強い釣り場として知られています。横浜の福浦岸壁とは異なり、昔ながらの漁港の雰囲気を残す釣り場です。
港自体はそれほど大きくないが、釣りやすさ・魚影の濃さを考えると神奈川県内では外せないポイントの一つ。
福浦漁港の大きな魅力は、水の透明度が高く、魚影を目視できることです。一部の釣行記では「底までクッキリ見えて、小サバの群れがどこにいるかも一目でわかった」という報告もあり、横浜周辺と比べて水質が良好です。
🏠湯河原福浦漁港のアクセスと施設
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| アクセス(車) | 福浦ICから車で約3分 |
| アクセス(電車) | JR東海道本線「真鶴駅」から徒歩約12分 |
| 駐車場 | あり(普通車1,000円、二輪車200円) |
| トイレ | 湾内に男女別公衆トイレあり |
| 食堂 | みなと食堂(駐車場前、水曜定休) |
駐車場は有料ですが、目の前に「みなと食堂」があり、地元の朝獲れ魚が食べられます。釣りの合間に食事やコーヒーブレイクができるのは嬉しいポイントです。
赤灯堤防からはバクダン仕掛けで回遊魚を狙う釣り人が多く、アオリイカのポイントとしても実績があります。堤防の先端付近は水深が深く海底に起伏があるため、魚の付きが非常に良いとされています。
一方で、漁港が稼働している時間帯は船の出入りがあるため、邪魔にならないよう配慮が必要です。ダイビングスクールもあるため、周囲をしっかり確認してからキャストすることが求められます。
湯河原の福浦漁港は、投げ釣りの制限がないため、より自由度の高いアジングが楽しめます。ただし、マナーを守り、他の釣り人やダイバー、漁業関係者に配慮することが大切です。
福浦でアジングに適した時期は夏から秋
福浦港でアジングを楽しむなら、時期選びが釣果を大きく左右します。一般的にアジは水温が上がる時期に接岸する傾向があり、福浦港でも季節によって釣れる魚のサイズや数が変わります。
横浜の金沢水際線緑地周辺では、遊漁船がアジを狙うポイントが沖合100m程度に存在し、6月から10月頃までの高水温期にアジの群れが岸壁際まで寄ってくることがあります。特に夜間やまずめ時が狙い目です。
📅福浦港でのアジングシーズン
| 時期 | 横浜・金沢水際線緑地 | 湯河原・福浦漁港 |
|---|---|---|
| 春(3~5月) | メバル中心、アジは少なめ | メバル、メジナが好調 |
| 夏(6~8月) | アジ・イワシ・小サバの回遊開始 | アジ・サバ・ソウダガツオ・アオリイカ |
| 秋(9~11月) | アジ最盛期、サイズアップ | アジ・サバ・カマス・イナダ |
| 冬(12~2月) | 海藻繁茂で釣りづらい、メバル狙い | メジナ・メバル中心 |
湯河原の福浦漁港では、夏から秋にかけてアジ、サバ、ソウダガツオ、アオリイカなど多彩な魚種が狙えます。特に秋はカマスやイナダなどの回遊魚も加わり、賑やかな釣り場となります。
冬季は両方の釣り場ともアジの活性が下がりますが、おそらく完全にいなくなるわけではありません。横浜の金沢水際線緑地では、12月から5月頃までワカメ・アカモクなどの海藻が繁茂し、岸壁際が釣りづらくなることが想定されています。
アジングで良型を狙うなら、9月から11月の秋シーズンが最もおすすめです。この時期は水温がまだ高く、アジの活性も良好で、サイズも期待できます。
ただし、日中は水深が浅いエリアでは釣りにくいため、夕まずめから夜間、早朝のまずめ時を中心に狙うのが基本戦略となります。常夜灯がある場所では、その周辺に小魚が集まりやすく、それを追ってアジも寄ってきます。
アジング初心者が揃えるべきタックル
福浦港でアジングを始めるにあたって、適切なタックル選びは釣果に直結します。特に横浜の金沢水際線緑地では投げ釣り禁止のため、バーチカル(真下に落とす)釣法が中心となり、タックルの選択にも工夫が必要です。
🎣基本的なアジングタックル構成
| アイテム | 推奨スペック | 備考 |
|---|---|---|
| ロッド | 6~7.6フィート(アジング専用または万能ライトゲームロッド) | 金沢水際線緑地では長めが有利 |
| リール | 2000~2500番(スピニングリール) | ドラグ性能重視 |
| ライン | PE0.3~0.6号 または エステル0.3~0.4号 | フロロ・ナイロン4~5号も可 |
| リーダー | フロロカーボン1~1.5号 | 50cm程度 |
| ジグヘッド | 1~3g | 潮の流れに合わせて調整 |
| ワーム | 1.5~2インチ | クリア系、グロー系を複数用意 |
横浜の金沢水際線緑地では、護岸の高さがかなりあるため、通常のアジングロッドでは釣りづらい可能性があります。7フィート以上のロッドや、場合によっては3m程度の長竿も検討する価値があります。
根が荒いエリアでは根がかりが多発するため、ライン選びも重要です。PEラインを使うと底の感触がわかりやすく根がかり回避率が上がりますが、フロロカーボンやナイロンの4~5号を使えば、オモリをロストしても針を伸ばして回収できる可能性が高まります。
道糸をフロロorナイロン5号にする:強度が5号以上あるとだいたいのブラクリ仕掛けは針を伸ばして回収できます。
湯河原の福浦漁港では投げ釣りも可能なため、より一般的なアジングタックルで対応できます。ただし、水の透明度が高いため、ワームのカラーやアクションにはこだわりたいところです。
初心者の方は、まず**ジグヘッド単体(ジグ単)**での釣りから始めることをおすすめします。1.5~2gのジグヘッドに1.5~2インチ程度のワームを装着し、底付近から中層をゆっくり探ります。
ジグヘッドの重さは、潮の流れや水深に応じて調整します。福浦港では水深5m前後のポイントが多いため、2~3gが基本となりますが、潮が速い時は重めに、ゆっくりの時は軽めにすると良いでしょう。
効果的な釣り方とワームの選び方
福浦港でアジングを成功させるためには、基本的な釣り方とワームセレクトのコツを押さえておく必要があります。場所や時間帯によって最適なアプローチは変わりますが、いくつかの定石があります。
🎯基本的なアジングの釣り方
✅ リフト&フォール:ロッドを軽くあおってジグヘッドを持ち上げ、フォールさせる。アジはフォール中にバイトすることが多い
✅ ただ巻き:一定の速度でリールを巻き続ける。スローリトリーブが基本
✅ ドリフト:潮の流れに乗せてワームを自然に漂わせる。最も自然なアプローチ
✅ ステイ:底付近でワームを動かさずに止める。じっくり見せる戦法
横浜の金沢水際線緑地のように投げ釣り禁止の場所では、足元をバーチカルに探るのが基本です。ジグヘッドを底まで沈め、底から50cm~1m程度持ち上げた位置で誘いをかけます。
根が荒いため、完全なベタ底を攻めると根がかりが頻発します。底を取ったらすぐに持ち上げることが、ストレスなく釣りを続けるコツです。
ワームの選び方については、以下のポイントを意識しましょう。
🦐効果的なワームカラーと形状
| 状況 | おすすめカラー | おすすめ形状 |
|---|---|---|
| 日中・高活性 | クリア系、ナチュラル系 | ストレート、ピンテール |
| 夜間・低活性 | グロー系、ホワイト系 | カーリーテール、シャッドテール |
| 濁り潮 | チャート、オレンジ、ピンク | アピール強めの形状 |
| 澄み潮 | クリアラメ、スモーク | 控えめのシルエット |
湯河原の福浦漁港のように水が澄んでいる場所では、ナチュラル系のクリアカラーが有効です。一方、夜間の金沢水際線緑地では、グロー系のワームが常夜灯周りで威力を発揮します。
ワームのサイズは、アジのサイズに合わせるのが基本です。小型の豆アジが多い時期は1.5インチ程度、良型が期待できる秋口は2インチ以上でも問題ありません。
アクションについては、アジの活性によって変えます。活性が高い時は速めのただ巻きでリアクションバイトを誘い、低活性時はスローなリフト&フォールでじっくり見せる戦法が効果的です。
根魚が多いエリアでは、メバルやカサゴが先にバイトしてくることもあります。これらの魚もアジング用のジグヘッドで釣れるため、ゲスト扱いせず楽しむ姿勢も大切です。
福浦港アジング実践編と最新釣り場情報
- 金沢水際線緑地での具体的な釣り方と守るべきルール
- 湯河原福浦漁港へのアクセスと周辺施設の活用法
- 実際の釣果情報から見る福浦港のポテンシャル
- 周辺の類似釣り場との比較で見えてくる福浦の強み
- 初心者が陥りがちな失敗とその対策
- 福浦港アジングでよくある疑問に答える
- まとめ:福浦港でアジングを成功させるために
金沢水際線緑地での具体的な釣り方と守るべきルール
2023年4月にリニューアルオープンした金沢水際線緑地では、厳格なルールが設けられているため、訪れる前に必ず確認しておく必要があります。ルール違反が続けば釣り自体が禁止される可能性もあり、釣り人全体の問題として捉えるべきです。
🚫金沢水際線緑地の禁止事項
| 禁止行為 | 詳細 |
|---|---|
| 投げ釣り全面禁止 | ちょい投げ、アンダースロー、ルアーキャストすべて禁止 |
| 護岸からの乗り出し | 壁の上に立つ、またがるなどの行為禁止 |
| スロープ周辺での釣り | 指定エリアでの釣り禁止 |
| 占用行為 | テント設営、長時間の場所取り禁止 |
| 火気使用 | コンロ、バーナー等の使用禁止 |
| 2輪車の進入 | 自転車含む2輪車の遊歩道進入禁止 |
特に問題視されているのが投げ釣り禁止のルール違反です。横浜市のウェブサイトでも英語を含む複数言語で注意喚起がされており、国際的にも釣り人のマナーが問われています。
釣り方や投げ方、仕掛けの種類にかかわらず投げる釣りは禁止のようです。アンダースローやちょい投げといったものも禁止となると、長竿で「振り込む」という程度の釣りしかできませんね。
アジングでは、バーチカルに真下を攻めるのが基本となります。ジグヘッドを足元に落とし、底を取ってから中層までをリフト&フォールで探ります。投げられない分、足で稼ぐことが重要です。
金沢水際線緑地は約500m以上の遊歩道があり、ポイントごとに特徴があります。駐車場正面のAエリア、休憩所北側のBエリア、グラウンド裏のCエリアと大きく3つに分かれており、それぞれテトラ帯との距離や常夜灯の位置が異なります。
テトラ帯に近いエリアは根魚の魚影が濃く、夜間はメバルやカサゴが浮上してくるため、アジングでも反応が得られやすいです。一方、常夜灯周辺は小魚が集まりやすく、それを追ってアジも回遊してきます。
釣り餌やコマセの放置も厳禁です。各所にほうきと塵取りが設置されているため、釣り終わりには必ず清掃を行いましょう。特にコマセを壁面に飛ばしたままにすると、臭いの原因となり他の利用者に迷惑がかかります。
ゴミ箱は自動販売機用以外にないため、すべてのゴミは持ち帰りが原則です。糸くず、ハリ、オモリなど小さなゴミも見落とさないよう注意が必要です。
24時間営業のため夜釣りも可能ですが、常夜灯があるとはいえヘッドライトやランタンは必携です。足元の安全確保と、仕掛けの交換などの作業に必要不可欠です。
湯河原福浦漁港へのアクセスと周辺施設の活用法
湯河原の福浦漁港は、温泉地からもアクセスしやすい立地が魅力の一つです。釣りと観光を組み合わせたプランを立てることもでき、家族連れでも楽しめる環境が整っています。
🚗湯河原福浦漁港へのアクセス詳細
| 交通手段 | 所要時間・経路 | 備考 |
|---|---|---|
| 車(東京方面から) | 真鶴道路「福浦IC」から約3分 | 首都高湾岸線経由で約90分 |
| 電車 | JR東海道本線「真鶴駅」から徒歩約12分 | 品川駅から約90分 |
| バス | 真鶴駅からバス利用可能 | 本数は少なめ |
駐車場は漁協が管理する有料駐車場で、普通車1,000円、二輪車200円です。駐車台数はそれほど多くないため、休日は早めの到着がおすすめです。駐車場から釣り場までは徒歩数分と近く、荷物の運搬も楽です。
駐車場脇にできた「みなと食堂」は地のモノを使った料理を提供していることもあり、材料がなくなり次第閉店するようだ。食事をするならお早めに。
みなと食堂は駐車場前にあり、営業時間は11:30~15:00(ラストオーダー14:30)、定休日は水曜日です。月に2回火・水曜日の連休があるため、事前に確認することをおすすめします。地元で朝獲れの新鮮な魚が食べられるため、釣りの前後に立ち寄る価値は十分にあります。
トイレは湾内に男女別の公衆トイレがあります。夜間も電気が明るいため、女性や子供連れでも比較的安心して利用できます。ただし、トイレットペーパーの有無については情報が曖昧なため、ポケットティッシュ持参が無難です。
周辺には自動販売機もあるため、飲み物の補給は可能ですが、食料品を購入できる場所は限られます。事前にコンビニで買い出しをしておくことをおすすめします。最寄りのコンビニは「セブン-イレブン 真鶴駅西店」で、車で約5分の距離です。
釣具店としては「(有)あおき釣具店」が真鶴町にあり、営業時間は4:30~21:00(火曜定休)です。早朝から営業しているため、朝マズメ狙いで出かける際にも立ち寄れます。地元の釣り情報も得られる可能性があるため、積極的に活用しましょう。
湯河原温泉街も近いため、釣りの後に温泉で疲れを癒すプランも魅力的です。日帰り入浴施設も複数あり、釣りと温泉を組み合わせた一日を楽しめます。
実際の釣果情報から見る福浦港のポテンシャル
福浦港の実力を知るには、実際の釣果情報をチェックするのが最も確実です。インターネット上には釣果投稿サイトやブログに多くの情報が蓄積されており、時期や釣り方の参考になります。
📊福浦港での主な釣果事例
| 釣り場 | 時期 | 魚種 | サイズ・数 | 釣り方 |
|---|---|---|---|---|
| 石川県福浦港 | 2018年11月 | アジ | 最大27cm、18匹 | アジング |
| 神奈川県湯河原福浦漁港 | 夏季 | アジ・サバ・イワシ | 入れ食い状態の報告あり | サビキ |
| 横浜金沢水際線緑地 | 2023年以降 | カサゴ・メバル | 多数(サイズは小型中心) | ブラクリ・ジグヘッド |
石川県の福浦港では、アジングで良型のアジが複数釣れたという報告があります。
雨が降りしばらくすると、良型のアジが入れ食いに。日が登り、天候が回復すると当たりが止まってしまい短い地合いでした。
この事例から、雨後の時合いを狙うことの有効性がわかります。天候が回復すると活性が下がることもあるため、むしろ曇天や小雨の方がチャンスかもしれません。
湯河原の福浦漁港では、水の透明度が高く、底までクッキリ見えるため、魚群を目視で確認できることが大きなアドバンテージです。サビキ釣りでイワシや小サバが入れ食いになった事例も複数報告されています。
普段行く横浜周辺と比べたら、本当に水の澄み具合が違うんですよね~。海の中を眺めるだけでも癒される感じ!
横浜の金沢水際線緑地では、リニューアル直後の2023年は根魚の魚影が極めて濃い状態でした。カサゴやメバルがヘチ釣りやブラクリで高確率で釣れ、アジングでもこれらがゲストとして頻繁にヒットします。
ただし、時間が経つにつれて魚もスレてくるため、今後はより繊細な釣り方が求められるようになるでしょう。特にメバルは警戒心が強くなり、ライトラインや小型ワームが必要になる可能性があります。
釣果投稿サイトの情報を見ると、夜間の釣果報告が多い傾向にあります。これはアジが夜行性であることに加え、日中は水深が浅いエリアでは釣りにくいためです。
夏から秋にかけては、タチウオやアオリイカも回遊してくるため、アジング以外のターゲットも視野に入れると楽しみが広がります。特に湯河原の福浦漁港はアオリイカの好ポイントとして知られており、エギングとの組み合わせも効果的です。
周辺の類似釣り場との比較で見えてくる福浦の強み
福浦港の価値を正しく評価するには、周辺の類似釣り場と比較することが有効です。神奈川県内には数多くの釣り場があり、それぞれに特徴があります。福浦港ならではの強みを理解することで、釣行計画の精度が上がります。
🏆神奈川県主要釣り場との比較
| 釣り場 | 料金 | 投げ釣り | 夜釣り | 魚影 | アクセス |
|---|---|---|---|---|---|
| 横浜・金沢水際線緑地 | 無料 | 禁止 | 可 | ★★★★★ | ★★★★☆ |
| 湯河原・福浦漁港 | 駐車場1000円 | 可 | 可 | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
| 本牧海づり施設 | 有料(大人900円) | 可 | 可 | ★★★☆☆ | ★★★★★ |
| 大黒海づり施設 | 有料(大人900円) | 可 | 可 | ★★★★☆ | ★★★★★ |
| 三崎港 | 無料 | 可 | 可 | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ |
横浜の金沢水際線緑地の最大の強みは、入場料無料で24時間利用可能という点です。駐車場も24時間以内600円と比較的リーズナブルで、コストパフォーマンスに優れています。
一方、投げ釣り禁止というデメリットもあります。アジングではそれほど影響がないものの、遠投が必要な青物狙いなどはできません。しかし、これがかえって混雑を緩和し、落ち着いて釣りができる環境を作っているとも言えます。
リニューアル後、3年以上の釣り禁止期間があったため、根魚の魚影が回復している点も大きな魅力です。カサゴやメバルの放流も定期的に行われており、今後も一定の魚影が維持される可能性があります。
湯河原の福浦漁港は、水質の良さと魚種の多様性が強みです。アジだけでなく、メジナ、イシダイ、クロダイ、アオリイカなど、さまざまなターゲットが狙えます。投げ釣りも可能なため、釣り方の自由度が高いです。
欠点としては、東京方面からのアクセスがやや遠いことと、駐車場料金が1,000円とやや高めなことが挙げられます。しかし、釣りと観光を組み合わせられるという点で、遠征の価値は十分にあります。
本牧海づり施設や大黒海づり施設は、設備が充実しており初心者や家族連れに最適ですが、入場料がかかります。また、管理釣り場のため自由度は若干低くなります。
三崎港は無料で魚影も濃いですが、アクセスが遠いことがネックです。ただし、マグロなど大物の可能性もあり、本格的な釣りを楽しみたい人には魅力的です。
福浦港(特に横浜の金沢水際線緑地)は、都心からのアクセスの良さと無料利用のバランスが取れた釣り場として、アジング愛好家にとって貴重な選択肢と言えるでしょう。
初心者が陥りがちな失敗とその対策
福浦港でアジングを始める初心者が、よく陥る失敗パターンを知っておくことで、無駄な時間やコストを削減できます。経験者の失敗談や釣り場レポートから、代表的な問題点と対策を整理しました。
⚠️よくある失敗事例と対策
【失敗1】投げ釣り禁止を知らずに金沢水際線緑地に行く
横浜の金沢水際線緑地では、2023年のリニューアル後、すべての投げ釣りが禁止されています。ちょい投げやアンダースローも含まれるため、遠投前提のタックルを持っていっても使えません。
対策:事前に釣り場のルールを必ず確認する。金沢水際線緑地ではバーチカル(真下)専用の釣りと割り切り、長竿やヘチ竿を用意する。
【失敗2】根がかりでオモリや仕掛けを大量ロスト
福浦港の両方とも、岸壁際は捨て石で根が荒い環境です。ベタ底を探ると根がかりが頻発し、初心者は仕掛けやオモリを大量に失います。
対策:できるだけ軽いオモリ(2~3g)を使い、底を取ったらすぐに50cm~1m持ち上げる。PEラインを使うと底の感触がわかりやすくなり、根がかり回避率が上がる。
【失敤3】日中に釣りをして全く釣れない
アジは基本的に夜行性で、日中は沖の深場にいることが多いです。特に水深が浅い福浦港では、日中の岸際にアジはほとんどいない可能性が高いです。
対策:夕まずめから夜間、早朝のまずめ時を中心に釣行する。日中に釣る場合は、根魚(カサゴ・メバル)狙いに切り替える。
【失敗4】護岸が高すぎて竿が届かない
特に金沢水際線緑地では、護岸の高さが成人男性でも高く感じるレベルです。通常のアジングロッド(6~7フィート)では、海面まで届きにくい場合があります。
対策:7フィート以上のロッドを使うか、脚立を持参する。または3m程度の長竿(磯竿やヘチ竿)も検討する。
【失敗5】駐車場が満車で釣りができない
休日や好条件の日は、駐車場が早い時間に満車になることがあります。特に湯河原の福浦漁港は駐車スペースが限られているため、到着が遅れると入れない可能性があります。
対策:早朝(日の出前)か、平日を狙う。または公共交通機関を利用する。
【失敗6】コマセや餌の片付けを怠る
金沢水際線緑地では、コマセや餌の放置が厳禁です。壁面や床に飛び散ったコマセをそのままにすると、臭いの原因となり他の利用者に迷惑がかかります。
対策:各所に設置されているほうきと塵取りを借りて、必ず清掃してから帰る。持参したブラシや濡れ雑巾で壁面も拭く。
【失敗7】ワームのカラーやサイズが合っていない
活性や水質に合わないワームを使い続けると、釣果が極端に落ちます。特に湯河原の福浦漁港のように水が澄んでいる場所では、ワームの選択がシビアになります。
対策:クリア系、グロー系、チャート系など、複数のカラーを用意する。サイズも1.5インチ~2.5インチまで揃えておく。現場で反応を見ながらローテーションする。
福浦港アジングでよくある疑問に答える
福浦港でアジングをする際に、多くの人が抱くよくある疑問について、インターネット上の情報や一般的な釣りの知識をもとに回答します。
❓Q1:福浦港は初心者でも釣れますか?
A:おそらく初心者でも十分釣果が期待できます。特に横浜の金沢水際線緑地は、リニューアル後に根魚の魚影が濃くなっており、ブラクリやジグヘッドでカサゴやメバルが比較的簡単に釣れる環境です。
ただし、護岸が高いため長めの竿があると釣りやすくなります。また、夜間やまずめ時を狙うことで、初心者でもアジに出会える確率が上がります。
❓Q2:福浦港で釣れる時期はいつですか?
A:アジングのベストシーズンは、一般的に6月から11月頃です。特に9月から11月の秋シーズンは、アジのサイズも良く、数も期待できます。
冬季(12月~2月)は水温低下により活性が下がりますが、メバル狙いには適した時期です。湯河原の福浦漁港では、春先にメジナやメバルが好調になることもあります。
❓Q3:金沢水際線緑地と湯河原福浦漁港、どちらがおすすめですか?
A:目的によって異なります。
- 手軽にアクセスして無料で釣りたい → 金沢水際線緑地
- 投げ釣りも含め自由に釣りたい、水質の良い場所で釣りたい → 湯河原福浦漁港
- 釣りと観光を組み合わせたい → 湯河原福浦漁港
東京方面から日帰りで気軽に行くなら金沢水際線緑地、週末にゆっくり遠征するなら湯河原福浦漁港という選び方もあります。
❓Q4:夜釣りは安全ですか?
A:両方の釣り場とも夜釣りは可能ですが、安全対策は必須です。
金沢水際線緑地には常夜灯があり比較的明るいですが、ヘッドライトやランタンは必携です。護岸が高いため、足元に十分注意してください。
湯河原の福浦漁港も夜釣り可能ですが、常夜灯の数は限られています。ライフジャケット着用をおすすめします。
❓Q5:子供連れでも大丈夫ですか?
A:推測の域を出ませんが、金沢水際線緑地は子供連れには向いていないかもしれません。護岸が高すぎるため、子供の背では海が見えず、脚立を使うと落水の危険が増します。
子供連れで釣りをする場合は、ライフジャケット着用が必須です。または、本牧海づり施設や大黒海づり施設など、柵が整備された管理釣り場の方が安全でしょう。
❓Q6:コマセは使えますか?
A:金沢水際線緑地では、コマセの使用は禁止されていませんが、清掃が必須です。壁面や床に飛び散ったコマセは必ず掃除してから帰りましょう。
湯河原の福浦漁港でもコマセは使用できますが、同様に清掃への配慮が求められます。特に夏場は臭いが出やすいため、注意が必要です。
❓Q7:釣った魚は持ち帰れますか?
A:両方の釣り場とも、釣った魚の持ち帰りは可能です。ただし、小型の魚は資源保護の観点からリリースすることが推奨されます。
カサゴなら20cm以上、アジなら15cm以上を持ち帰りの目安とすると良いでしょう。クーラーボックスと氷を用意し、鮮度を保って持ち帰りましょう。
まとめ:福浦港でアジングを成功させるために
最後に記事のポイントをまとめます。
- 福浦港は全国に複数あり、主に神奈川県の横浜市金沢区と湯河原町が有名である
- 横浜の福浦岸壁は2023年に金沢水際線緑地としてリニューアルし、投げ釣りが全面禁止になった
- 金沢水際線緑地は24時間無料で利用でき、駐車場も600円と比較的安い
- 湯河原の福浦漁港は水質が良く魚影が濃いが、駐車場は1,000円と高め
- アジングのベストシーズンは6月から11月、特に秋が良型が期待できる
- 金沢水際線緑地では投げ釣り禁止のため、バーチカル釣法が基本になる
- 護岸が高いため3m以上の長竿があると有利である
- 根が荒いため根がかり対策として軽めのオモリと底から50cm~1m上げる釣り方が有効
- ワームはクリア系、グロー系、チャート系など複数カラーを用意すべき
- 日中より夜間やまずめ時の方が釣果が期待できる
- 金沢水際線緑地ではコマセや餌の清掃が必須で、ルール違反が続けば釣り禁止の可能性もある
- 湯河原福浦漁港は投げ釣り可能で釣りの自由度が高い
- 周辺の釣り場と比較すると、金沢水際線緑地はアクセスと無料利用のバランスが良い
- 初心者は根がかりや時間帯選択のミスに注意が必要
- 子供連れの場合はライフジャケット着用が必須で、管理釣り場の方が安全かもしれない
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
- 福浦港(羽咋)で釣れたアジの釣り・釣果情報 – アングラーズ
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