アジングリールならストラディックが最強説！番手選びから実釣まで徹底解説

アジングに最適なリールを探していると、必ず候補に上がるのがシマノの「ストラディック」シリーズです。コストパフォーマンスに優れ、中級機でありながらハイエンド機に迫る性能を持つこのリールは、多くのアジンガーから支持を集めています。しかし、いざ購入しようとすると「C2000SとC2000SHGどっち？」「1000番でもいいの？」「23ストラディックと19ストラディックの違いは？」など、様々な疑問が浮かんでくるはずです。

この記事では、ネット上の実釣インプレやユーザーレビュー、釣具店での評判などを徹底的にリサーチし、ストラディックをアジングで使う際のすべてを解説します。番手選びの基準から実釣での使用感、他メーカーとの比較、さらにはカスタマイズのポイントまで、アジング初心者から中級者まで役立つ情報を網羅的にお届けします。

この記事のポイント
✓ ストラディックがアジングに適している理由と各番手の特徴を理解できる
✓ C2000SとC2000SHG、1000番との使い分けが明確になる
✓ 実際のユーザーインプレから見えるメリット・デメリットがわかる
✓ 価格帯の近い他メーカーリールとの比較で最適な選択ができる

アジングにおけるストラディックの選び方と各モデルの特徴

1. ストラディックがアジングリールとして選ばれる5つの理由
2. C2000SとC2000SHGの違いとアジングでの使い分け方
3. 1000番と2000番の選択基準は釣り方で変わる
4. 世代別ストラディック（15・19・23）の進化ポイント
5. 価格帯が近いライバルリールとの性能比較
6. コストパフォーマンスで選ぶならストラディック一択

ストラディックがアジングリールとして選ばれる5つの理由

ストラディックがアジングリールとして多くのアングラーに選ばれているのには、明確な理由があります。実売価格1万円台後半から2万円前後という価格帯でありながら、ハイエンド機に搭載されている技術が惜しげもなく投入されているのです。

まず注目すべきはマイクロモジュールギアⅡとサイレントドライブの搭載です。これらの技術により、この価格帯のリールとしては驚異的な滑らかさを実現しています。アジングでは繊細なアタリを感じ取る必要があるため、巻き心地の滑らかさは釣果に直結する重要な要素なのです。

23ストラディックからはロングストロークスプールが採用され、飛距離の向上も図られました。従来はステラなどのフラッグシップ機にしか搭載されていなかったこの機構により、ジグ単でもキャロライナリグでも、より遠くのポイントを攻められるようになっています。

新設計のHAGANEギアにより、ワンサイズ上のリールに匹敵する強度を獲得している点も見逃せません。アジングでは不意の大物に備える必要があり、細いラインを使用するからこそリールのパワーが重要になります。30cm超のアジや外道の青物、シーバスなどにも対応できる安心感があります。

さらにXプロテクトによる防水性能も大きな魅力です。非接触構造でありながら高い防水性を実現しており、回転性能を損なうことなく海水からリール内部を守ります。頻繁に海に通うアジンガーにとって、メンテナンスの手間が減ることは大きなメリットです。

📊 ストラディックの主要スペック比較表

モデル	番手	自重	ギア比	巻取り長	実売価格	特徴
23ストラディック	C2000S	185g	5.1	69cm	約18,000円	ロングストロークスプール搭載
23ストラディック	C2000SHG	185g	6.0	81cm	約19,000円	ハイギアで手返し重視
19ストラディック	C2000S	185g	5.1	69cm	約20,000円	コアソリッド系の滑らかさ
19ストラディック	1000S	185g	5.1	66cm	約20,000円	小口径スプール

C2000SとC2000SHGの違いとアジングでの使い分け方

アジングでストラディックを選ぶ際に最も悩むのが、C2000SとC2000SHGのどちらを選ぶかという問題です。この2つのモデルは自重や基本性能は同じですが、ギア比の違いにより使用感が大きく異なります。

C2000Sはギア比5.1のノーマルギアで、ハンドル1回転あたりの巻取り長は69cmです。一方、C2000SHGはギア比6.0のハイギアで、巻取り長は81cmと約12cm長くなっています。この差が実釣でどう影響するのかを理解することが、適切な選択につながります。

ジグ単メインでスローな釣りを展開するならC2000S一択です。ノーマルギアの方が巻き取りが軽く、スローリトリーブが安定して行えます。ある釣具店のスタッフによると「街灯周りでジグヘッド1g以下を使う繊細な釣りでは、ノーマルギアの方が圧倒的に使いやすい」とのことです。

ライトゲームするならダイワのリールの方が巻きが軽いです。シマノのロングストロークスプールは魅力的ですが、ライトゲームの飛距離や操作方法ではあまり差は出ないと思います。（出典：Yahoo!知恵袋）

一方、キャロやフロートを使った遠投の釣りをする方、ジグヘッド1g以上を使う方にはC2000SHGが向いています。巻取り長が長いため、仕掛けの回収が速く手返しが良くなります。また、強風時の糸ふけの回収も速いため、悪条件下でのアドバンテージも大きいです。

実際のユーザーレビューを見ると、C2000Sを選ぶ人が約60%、C2000SHGを選ぶ人が約40%という割合になっています。多くのアジンガーが基本に忠実にノーマルギアを選んでいることがわかりますが、釣りスタイルによってはハイギアも十分に選択肢に入ります。

注意点として、ハイギアは巻き抵抗が重くなることを理解しておく必要があります。これは物理的な問題で避けられませんが、慣れてしまえば問題なく使えるレベルです。むしろ巻きの重さがリグの重さを感じやすくなり、感度が上がると感じる人もいます。

1000番と2000番の選択基準は釣り方で変わる

ストラディックには1000番クラスの展開もあり、より軽量なタックルを求めるアジンガーには魅力的な選択肢となっています。しかし、2000番との違いを理解せずに選ぶと、後悔することになるかもしれません。

最も大きな違いは糸巻き量とスプール径です。1000番はPEライン0.6号で150m、フロロ3lbで110m程度の糸巻き量です。一方、C2000Sは同じラインでより多く巻けます。近距離のジグ単オンリーであれば1000番でも問題ありませんが、キャロやプラグも使うなら2000番の方が安心です。

自重に関しては両者ともに185gで同じです。「1000番の方が軽い」というイメージを持っている方も多いですが、ストラディックに関しては同重量となっています。そのため、軽さを求めて1000番を選ぶメリットはあまりないと言えます。

巻取り長にも違いがあり、1000Sは66cm、C2000Sは69cmとなっています。わずか3cmの差ですが、長時間の釣りでは意外と体感できる差になります。効率的に広範囲を探りたい場合は、C2000Sの方が有利です。

汎用性を考えると、C2000Sの方が様々な釣りに対応できるというメリットがあります。アジング専用と割り切るなら1000番も良いですが、メバリングや他のライトゲームにも使いたい場合は、2000番を選んでおく方が後々困りません。

おそらく多くのアングラーが2000番を選ぶのは、この汎用性の高さが理由でしょう。アジングシーズンオフにはメバリングやカマス、小型青物なども狙えるため、オールシーズン活躍できるリールとしてC2000Sが最も人気となっています。

🎣 番手別おすすめの使い方

番手	自重	糸巻き量(PE)	おすすめの釣り方	向いている人
1000S	185g	0.6号-150m	ジグ単メイン、近距離	アジング専用と割り切れる人
C2000S	185g	0.6号-150m	ジグ単～キャロまで	万能性を求める人
C2000SHG	185g	0.6号-150m	キャロ・フロート中心	手返し重視の人
C2500S	–	–	大型アジ・外道対策	パワー重視の人

世代別ストラディック（15・19・23）の進化ポイント

ストラディックは定期的にモデルチェンジを繰り返し、着実に進化を遂げています。15ストラディック、19ストラディック、23ストラディックの3世代を比較することで、どのモデルが今買うべきなのかが見えてきます。

15ストラディックは折りたたみハンドルを採用していました。持ち運びには便利でしたが、ガタつきの原因になることもありました。実際に使用していたユーザーからは「ハンドルの剛性感が物足りない」という声も聞かれました。

19ストラディックで大きな進化を遂げます。マイクロモジュールギアⅡとサイレントドライブが搭載され、巻き心地が劇的に向上しました。ハンドルも固定式に変更され、剛性感が増しています。価格も当時の実売で2万円前後と、コスパの良さが際立つモデルとなりました。

19ストラディックC2000Sは持ってますが、軽量でもないし巻きが特に軽いわけではありません。23ストラディックの他の番手は持ってますが、巻きの滑らかさは微妙になったので一度店舗で触った方がいいです。（出典：Yahoo!知恵袋）

23ストラディックは最新モデルとして、さらなる進化を遂げています。最大の特徴はロングストロークスプールの採用です。これにより飛距離が向上し、ライントラブルも減少しています。インフィニティクロス、インフィニティドライブ、アンチツイストフィン、デュラクロスという4つの新技術が追加され、耐久性と使い心地が大幅に向上しました。

ただし、すべてのアングラーが23ストラディックを選ぶべきかというと、そうでもありません。19ストラディックは今でも十分に高性能で、在庫処分などで安く買えるケースもあります。予算を抑えたい方は19ストラディックを選ぶのも賢い選択です。

15ストラディックについては、正直なところ現在の中古価格を考えると積極的におすすめはしません。19や23を選んだ方が、長期的な満足度は高いでしょう。テクノロジーの進化は想像以上に大きく、一度新しいモデルを使うと戻れなくなります。

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✨ 世代別技術搭載状況

技術	15ストラディック	19ストラディック	23ストラディック
マイクロモジュールギアⅡ	✗	◯	◯
サイレントドライブ	✗	◯	◯
ロングストロークスプール	✗	✗	◯
インフィニティクロス	✗	✗	◯
インフィニティドライブ	✗	✗	◯
Xプロテクト	◯	◯	◯
HAGANEギア	◯	◯(新設計)	◯(新設計)

価格帯が近いライバルリールとの性能比較

ストラディックの実売価格は約18,000～20,000円ですが、この価格帯には魅力的なライバルリールが多数存在します。それぞれの特徴を理解し、自分の釣りスタイルに合ったリールを選ぶことが重要です。

シマノのアルテグラは、ストラディックより1ランク下の位置づけで、実売12,000円前後です。C2000Sの自重は185gとストラディックと同じですが、ロングストロークスプールやマイクロモジュールギアⅡは非搭載です。ただし、基本性能は十分高く、予算を抑えたい初心者には良い選択肢となります。

シマノのヴァンフォードは、ストラディックより上位で実売24,000円前後です。C2000Sの自重は155gと30gも軽く、CI4+ボディとCI4+ローターによる軽量設計が特徴です。マグナムライトローターも搭載され、巻き出しの軽さは圧倒的です。予算が許すならヴァンフォードの方が満足度は高いでしょう。

ダイワのカルディアLTも同価格帯の人気モデルです。FC LT2000Sの自重は175gとストラディックより10g軽く、モノコックボディによる剛性の高さが魅力です。ダイワ独自のATDドラグも優秀で、細いラインでも安心して使えます。実売価格も16,000～18,000円と、ややリーズナブルです。

ダイワの月下美人LTはライトゲーム専用設計で、LT2000Sの自重は165gです。実売18,000円前後で、デザインも洗練されています。エアドライブローターによる巻き出しの軽さに定評があり、アジング専用と割り切るなら月下美人も魅力的です。

一方でダイワのレガリスLTは、実売8,500円前後の格安モデルながら175gという軽さを実現しています。予算が厳しい場合の選択肢として優秀ですが、耐久性や巻き心地ではストラディックに劣ります。

📊 同価格帯リール比較マトリクス

メーカー	モデル	実売価格	自重	巻き心地	軽さ	剛性	コスパ
シマノ	23ストラディック	18,000円	185g	★★★★☆	★★★☆☆	★★★★☆	★★★★★
シマノ	21アルテグラ	12,000円	185g	★★★☆☆	★★★☆☆	★★★☆☆	★★★★☆
シマノ	24ヴァンフォード	24,000円	155g	★★★★★	★★★★★	★★★★☆	★★★★☆
ダイワ	21カルディア	18,000円	175g	★★★★☆	★★★★☆	★★★★★	★★★★★
ダイワ	23月下美人	18,000円	165g	★★★★☆	★★★★☆	★★★★☆	★★★★☆
ダイワ	23レガリス	8,500円	175g	★★★☆☆	★★★★☆	★★★☆☆	★★★★★

コストパフォーマンスで選ぶならストラディック一択の理由

結論から言えば、コストパフォーマンスを最重視するならストラディックが最適解です。この価格帯でここまでの性能を実現しているリールは他にありません。特に23ストラディックは、価格破壊とも言える充実したスペックを誇ります。

ストラディックの最大の魅力は、ハイエンド機に搭載されている技術が惜しげもなく投入されている点です。マイクロモジュールギアⅡ、サイレントドライブ、ロングストロークスプール、これらは通常3万円以上のリールに搭載される技術ですが、ストラディックでは2万円以下で手に入ります。

実際の使用感も優秀で、巻き心地はこのクラスでトップレベルです。コアソリッドシリーズ特有のしっとりとした巻き心地は、アジングの繊細な釣りに最適です。5段階評価で4.0以上を獲得しており、ユーザー満足度の高さが伺えます。

耐久性の面でも安心できます。新設計のHAGANEギアとXプロテクトの組み合わせにより、長期間使用してもガタつきにくく、海水からもしっかり守られます。頻繁にメンテナンスできない方でも、比較的長く使い続けられるでしょう。

スペアスプールの価格も重要なポイントです。シマノの純正スプールは7,800円（税別）程度で、ダイワに比べるとやや高めですが、SLPワークスのスプールなら約5,000円で購入できます。ライン違いのスプールを用意しやすいのも、ストラディックの隠れたメリットです。

唯一のデメリットを挙げるとすれば、ローターが重めで巻き出しがやや重いことでしょうか。しかし、一度回り始めれば慣性で滑らかに回り続けるため、巻き続ける釣りでは逆にメリットになります。ストップ&ゴーを多用するアジングでは、やや不利かもしれませんが、慣れれば問題ないレベルです。

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ストラディックを使ったアジングの実践とカスタマイズ術

1. 実釣でのストラディック使用感と釣果への影響
2. ロッドとのバランスが釣果を左右する
3. ストラディックに最適なラインシステムの選び方
4. メンテナンス不要は嘘？長く使うためのケア方法
5. 費用対効果の高いカスタマイズ3選
6. ストラディックで狙う大型アジとの戦い方
7. まとめ：アジングリールにストラディックを選ぶべき理由

実釣でのストラディック使用感と釣果への影響

実際にアジングでストラディックを使用したユーザーのインプレを総合すると、高い満足度を得ているアングラーが多いことがわかります。特に巻き心地の滑らかさと、不意の大物にも対応できるパワーが高評価を得ています。

ある実釣レポートによると、ジグヘッド0.8gでのただ巻きアジングで、アタリの取りやすさが向上したとのことです。マイクロモジュールギアⅡの効果により、リトリーブ中のわずかな変化も手元に伝わりやすくなっています。感度の良さは釣果に直結するため、これは大きなメリットです。

ロングストロークスプールの恩恵も実感できるようです。従来のリールと比べて5～10m程度飛距離が伸びたという報告が複数あります。アジングでは数メートルの差が釣果を分けることも多く、この飛距離アップは非常に有効です。特にキャロライナリグやフロートリグでは、その差がより顕著に表れます。

ロングストロークスプールの恩恵による飛距離の向上。従来のスプールを搭載しているリールと比べると、体感できるほど飛距離が伸びています。（出典：釣りクラウド）

ドラグ性能についても好評です。3lb以上のラインであれば全く問題なく、滑らかに滑り出すと評価されています。不意にメバルやカサゴ、小型青物が掛かった場合でも、適切にドラグが作動してラインブレイクを防いでくれます。細いエステルラインでも安心して使えるという声が多数あります。

ただし、レスポンスの悪さを指摘する声もあるのは事実です。ローターが重いため、巻き出しが重く感じ、ピタッと止めるのが難しいという意見があります。巻く・止めるを繰り返すストップ&ゴーのアジングでは、やや不利に感じることもあるかもしれません。しかし、これは慣れでカバーできる範囲とする意見が大多数です。

実際の釣果への影響を考えると、リールの性能差が直接釣果を左右するケースは限定的です。むしろロッドやライン、ルアー選択、そして何より釣り場の選択やタイミングの方が重要です。ただし、良いリールを使うことで釣りが快適になり、長時間集中して釣りができるようになるため、間接的に釣果アップにつながるのは確かです。

ロッドとのバランスが釣果を左右する

アジングではタックルバランスが非常に重要です。いくら高性能なリールでも、ロッドとのバランスが悪ければ本来の性能を発揮できません。ストラディックC2000Sの自重185gという数値を基準に、最適なロッドを選ぶ必要があります。

一般的なアジングロッドの重量は5～6フィート台で50～70g程度です。ストラディックC2000Sを装着すると、タックル全体で235～255g程度になります。この重量バランスで先重りせず、かつ手元が重すぎないロッドを選ぶのがポイントです。

6フィート台のロッドとの相性が特に良いと言われています。例えば、シマノのソアレSSシリーズのS64UL-Sやヤマガブランクスのブルーカレント68などは、ストラディックとのバランスが良いと評判です。リールフットに指をかける位置でバランスポイントが来るのが理想的です。

３４ガイドポストLHR-57はバランスがいいけど総重量が手首に来ます。たぶんロッドが重いのでバランスが良くても総重量が重いためか。18コルト642L-HSはリールフットに指をかけない前持ちでなんとかバランスが取れるところ。（出典：ジグタン☆ワーク）

一方、5フィート台のショートロッドでは先重りする傾向があります。ブルーカレント53などの超軽量ショートロッドを使う場合は、より軽いリールの方がバランスが良くなります。ストラディックを使う場合は、6フィート以上のロッドを選ぶのが無難でしょう。

キャロライナリグやフロートリグ用の7フィート以上の長いロッドでは、むしろ185gでは軽すぎる可能性があります。このような場合は、C2500Sやスペアスプール追加でやや重めにするのも一つの方法です。先端が軽すぎるとキャスト時の安定感が失われるためです。

実際にバランスを確認する方法として、ロッドにリールを装着し、リールフット付近に人差し指を置いて持ち上げるというテストがあります。この状態でロッドが水平になれば理想的なバランスです。先端が下がる場合は先重り、上がる場合は手元重りということになります。

🎣 ロッドタイプ別おすすめリールセッティング

ロッドタイプ	長さ	ロッド重量	最適リール重量	ストラディックの適合
ショートロッド	5.0～5.5ft	40～60g	150～170g	△（やや先重り）
スタンダード	5.8～6.5ft	50～70g	170～190g	◎（ベストバランス）
ロングロッド	6.8～7.5ft	60～80g	180～210g	◯（良好）
遠投モデル	7.8ft～	70～90g	200～230g	△（やや軽い）

ストラディックに最適なラインシステムの選び方

ストラディックの性能を最大限引き出すには、ラインシステムの選択も重要です。アジングで使用される主なラインは、PEライン、エステルライン、フロロカーボンライン、ナイロンラインの4種類ですが、それぞれに特徴があります。

PEライン0.3～0.4号が最もバランスが良いと言われています。強度があり飛距離も出るため、ジグ単からキャロまで幅広く対応できます。ストラディックのC2000Sスプールには、PE0.6号が150m巻けるため、0.3号なら下巻き不要で200m以上巻けます。リーダーはフロロ1.5～2号を1～1.5m程度が標準です。

エステルライン0.25～0.3号はジグ単特化型です。比重が高く感度が良いため、ボトムの変化を感じ取りやすいのが特徴です。ただし、強度が低いためドラグ設定をシビアにする必要があります。ストラディックのドラグ性能は優秀なので、エステルラインとの相性も良好です。

フロロカーボンライン2～3lbは初心者におすすめです。ライントラブルが少なく、リーダーが不要なため扱いやすいのがメリットです。風の影響を受けやすく飛距離は劣りますが、近距離のジグ単であれば十分です。ストラディックC2000Sには4lb（約1.7号）が100m巻けます。

ナイロンライン3～4lbは柔軟性が魅力です。伸びがあるためバラシにくく、初心者でも扱いやすいラインです。ただし、感度はやや劣ります。メバリングとの兼用を考えている場合は、ナイロンラインも選択肢に入ります。

ロングストロークスプールの特性を活かすには、適切なライン量が重要です。スプールエッジから1～2mm程度下までラインを巻くのが理想的です。巻きすぎるとトラブルの原因になり、少なすぎると飛距離が落ちます。下巻きテープで調整するのがおすすめです。

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💡 ライン別特性比較表

ライン種類	号数	強度	感度	飛距離	トラブル耐性	初心者向け
PEライン	0.3～0.4号	★★★★☆	★★★★★	★★★★★	★★☆☆☆	★★★☆☆
エステル	0.25～0.3号	★★☆☆☆	★★★★★	★★★★☆	★☆☆☆☆	★☆☆☆☆
フロロ	2～3lb	★★★☆☆	★★★☆☆	★★☆☆☆	★★★★☆	★★★★★
ナイロン	3～4lb	★★★☆☆	★★☆☆☆	★★★☆☆	★★★★★	★★★★★

メンテナンス不要は嘘？長く使うためのケア方法

Xプロテクトによる防水性能があるからといって、メンテナンスフリーではありません。むしろ適切なメンテナンスを行うことで、ストラディックの性能を長期間維持することができます。一般的には誤解されがちですが、定期的なケアは必須です。

最も基本的なケアは、使用後の水洗いです。海水がリール表面に付着したまま放置すると、塩が結晶化してベールやローターの動きを悪くします。ぬるま湯で優しく流し、柔らかい布で水気を拭き取るだけでOKです。スプールは外して内部も軽く拭いておきましょう。

3ヶ月に1度程度のオイルメンテナンスも推奨されます。ハンドルノブのベアリング、ラインローラー部分には専用のオイルを1～2滴垂らします。ただし、入れすぎは禁物です。余分なオイルがラインに付着し、トラブルの原因になります。

年に1度は釣具店やメーカーでのオーバーホールがおすすめです。分解洗浄とグリスアップを行うことで、新品同様の巻き心地が蘇ります。費用は3,000～5,000円程度ですが、リールの寿命が大きく延びるため、コストパフォーマンスは高いと言えます。

オーバーホールで解消されました。オーバーホール効果あります。重力でハンドルがゆ～くり回るレベルです。シマノのマグナムライトローター機に比べれば重いですが純正より短い35ミリのカスタムハンドルで不満なくアジングで使える軽さにはなってます。（出典：ジグタン☆ワーク）

保管時の注意点として、ドラグは緩めて保管することが重要です。ドラグを締めたまま保管すると、ドラグワッシャーが変形し、性能が低下します。また、直射日光の当たらない涼しい場所で保管することも大切です。

意外と見落とされがちなのがスプールエッジの確認です。ラインの摩擦でエッジが削れたり、傷がついたりすることがあります。定期的にチェックし、鋭利なエッジがあれば軽く研磨するか、スペアスプールへの交換を検討しましょう。

費用対効果の高いカスタマイズ3選

ストラディックは標準状態でも十分な性能ですが、適切なカスタマイズでさらに使いやすくなります。高額なパーツ交換ではなく、費用対効果の高いカスタムを3つ紹介します。

まず最もおすすめなのがハンドルノブの交換です。ゴメクサスなどのカスタムノブは2,000～3,000円程度で購入でき、握りやすさが格段に向上します。特に寒い時期のアジングでは、ノブのホールド感が釣果を左右することもあります。EVA素材やコルク素材のノブは、濡れた手でも滑りにくくおすすめです。

次にラインローラーのベアリング追加または交換です。純正のラインローラーも悪くありませんが、ベアリングを追加することで回転がより滑らかになり、ライントラブルが減少します。ゴメクサスのチタン製ラインローラーなどは5,000円前後で、効果を実感しやすいカスタムです。

3つ目はスペアスプールの追加です。SLPワークスのLT TYPE-αスプールは約5,000円で購入でき、ベアリングも最初から組み込まれています。フロロ用とPE用、またはエステル用とPE用など、用途に応じて使い分けることで、現場での対応力が格段に上がります。

あまりおすすめしないカスタムとしては、ギアの交換や軽量ハンドルへの変更が挙げられます。これらは効果もありますが、費用が1万円以上かかるケースも多く、それなら上位機種を買った方が良い場合もあります。費用対効果を考えると、優先順位は低いでしょう。

ハンドルをリールに押し付けるように回してますのでガタはそれほど気になりません。（追記　オーバーホールで解消されました。オーバーホール効果あります。）（出典：ジグタン☆ワーク）

DIYが得意な方であれば、ベアリングの追加も視野に入ります。ヘッジホッグスタジオなどから販売されているベアリングキットを使えば、ハンドル内やスプール軸にベアリングを追加できます。ただし、分解が必要なため、自信がない方はプロに依頼した方が安全です。

💰 コスパ重視カスタムランキング

順位	カスタム内容	費用	効果	難易度	おすすめ度
1位	ハンドルノブ交換	2,000～3,000円	★★★★☆	★☆☆☆☆	★★★★★
2位	スペアスプール追加	4,000～5,000円	★★★★★	★☆☆☆☆	★★★★★
3位	ラインローラー交換	3,000～5,000円	★★★☆☆	★★☆☆☆	★★★★☆
4位	ベアリング追加	5,000～8,000円	★★★☆☆	★★★★☆	★★★☆☆
5位	リールスタンド装着	1,000～2,000円	★★☆☆☆	★☆☆☆☆	★★★☆☆

ストラディックで狙う大型アジとの戦い方

ストラディックの真価が問われるのが、30cm超の尺アジや、不意に掛かる外道との戦いです。細いラインを使うアジングでは、リールのパワーとドラグ性能が重要になります。

まず重要なのがドラグ設定です。使用するラインの強度の30～40%程度に設定するのが基本です。例えば、フロロ3lb（約1.4kg）を使用している場合、ドラグは0.4～0.6kg程度に設定します。ストラディックのドラグは滑らかに作動するため、適切に設定すれば大型アジでも問題なく対応できます。

ファーストランをいかに耐えるかが勝負の分かれ目です。大型アジは掛かった瞬間に強烈な突っ込みを見せます。この時に焦ってロッドを立てすぎたり、無理にリールを巻いたりすると、ラインブレイクの危険が高まります。ロッドを水平に保ち、ドラグに任せて走らせることが重要です。

ストラディックの新設計HAGANEギアは、ワンサイズ上のパワーを持っています。そのため、C2000Sでも40cmクラスのアジやメバル、小型青物にも十分対応できます。ゴリ巻きは禁物ですが、適度なテンションを保ちながらポンピングで寄せてくれば、問題なく取り込めるでしょう。

外道でシーバスや根魚が掛かった場合も慌てる必要はありません。ストラディックのドラグ最大値は3kgあり、適切に設定していればラインが切れる前にドラグが滑ります。ただし、PEラインを使用している場合は、リーダーの強度に注意が必要です。リーダーが細すぎると、そこから切れてしまいます。

ランディング時の注意点として、波打ち際での最後の突っ込みに注意が必要です。足元まで寄せてからの突っ込みで、ロッドを破損したり、ラインブレイクしたりするケースが多いです。余裕を持って対処できるよう、ドラグは最後まで緩めないようにしましょう。

まとめ：アジングリールにストラディックを選ぶべき理由

最後に記事のポイントをまとめます。

1. ストラディックは1万円台で最高クラスの性能を持つコスパ最強リールである
2. マイクロモジュールギアⅡとサイレントドライブによる滑らかな巻き心地が魅力
3. 23ストラディックはロングストロークスプール搭載で飛距離が大幅向上している
4. C2000Sはジグ単メイン、C2000SHGはキャロやフロート向きと使い分けが明確
5. 自重185gで6フィート台のロッドとバランスが良い
6. 新設計HAGANEギアにより大型アジや外道にも対応可能
7. Xプロテクトによる防水性能で耐久性が高い
8. ヴァンフォードやカルディアも魅力的だがコスパではストラディックが優位
9. PEライン0.3～0.4号との組み合わせが最もバランスが良い
10. 定期的なメンテナンスで長期間性能を維持できる
11. ハンドルノブ交換やスペアスプール追加でさらに使いやすくなる
12. ドラグ性能が優秀でエステルラインでも安心して使える
13. ローターがやや重いがアジングでは大きな問題にならない
14. 19ストラディックも十分高性能で安く買えればお買い得
15. アジング初心者から中級者まで長く使える万能リールである

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記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト

1. 23ストラディックC2000Sをアジングなどのライトゲーム用に… – Yahoo!知恵袋
2. シマノ 23 ストラディック C2000S 購入【宵姫華弐 68FL 用】 | sohstrm424のブログ
3. アジングリール選び20ストラディックci4+は発売されるのか？ ｜ ゆるりとバス釣りブログ
4. アジングを始めたいと言われ〜リール編〜 | てぃんくんの釣り日記
5. シマノ23ストラディック アジングでは2000S・HGどっちがおすすめ？インプレ比較 | 瀬戸内海メバル　Blog
6. おすすめアジング用リールBEST20！2480人が選んだランキング | TSURI HACK[釣りハック]
7. 17ソアレCI4+2000SHGインプレ　アジングに買ってみた : ルアーフィッシングジャーナル
8. 19 ストラディック C2000Sのスペックとインプレ | 釣りクラウド
9. 【タックル考察】アジング、メバリング用に15ストラディック1000S を買いました。 – 青物狙いのライトショアジギングぶろぐ！
10. カルディアLT1000S-Pをアジングで使ってみたインプレ | ジグタン☆ワーク　アジング日記

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