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シマノ ヴァンフォードでアジングが劇的に変わる!番手選びから実釣インプレまで完全ガイド

シマノ ヴァンフォードでアジングが劇的に変わる!番手選びから実釣インプレまで完全ガイド
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アジングを始めたい方、あるいはリールの買い替えを検討している方にとって、シマノのヴァンフォードは非常に魅力的な選択肢です。2024年にフルモデルチェンジした24ヴァンフォードは、インフィニティクロスやインフィニティドライブといった最新テクノロジーを搭載し、従来モデルから大幅に性能が向上しました。特にC2000SとC2000SHGという2つの番手がアジングに最適とされており、実売価格24,000円前後というミドルクラスながら、上位機種に迫る性能を実現しています。

本記事では、インターネット上に散らばるヴァンフォードのインプレッション記事や比較情報を収集・分析し、アジングでの使用を前提とした実用的な情報をお届けします。番手選びの基準、ギア比の違い、他リールとの比較、実際の使用感まで、購入前に知っておきたい情報を網羅的にまとめました。

この記事のポイント
✓ C2000SとC2000SHGの違いと選び方が明確になる
✓ 24ヴァンフォードの新技術がアジングに与える影響がわかる
✓ 同価格帯リールとの比較で自分に合った選択ができる
✓ 実釣インプレから見える実際の使用感を理解できる
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シマノ ヴァンフォードがアジングに最適な理由

  1. C2000SとC2000SHG、アジングで選ぶならどっち?
  2. 24ヴァンフォードの新技術がアジングを変える
  3. 軽量155gボディが実現する操作性の高さ
  4. アジング初心者から上級者まで満足できる性能
  5. 他リールとの比較で見えるヴァンフォードの立ち位置
  6. 実売価格24,000円台のコスパは妥当か

C2000SとC2000SHG、アジングで選ぶならどっち?

C2000SとC2000SHG、アジングで選ぶならどっち?

シマノ ヴァンフォードでアジングを始める際、最初に直面するのがC2000SとC2000SHGのどちらを選ぶかという問題です。結論から言えば、街灯周りでの数釣りやジグヘッド1g以下がメインならC2000S、キャロやフロートで飛距離を出すならC2000SHGがおすすめです。

両者の最大の違いはギア比にあります。C2000Sはギア比5.1で最大巻上長69cm、C2000SHGはギア比6.0で最大巻上長81cmとなっています。この12cmの差が釣りのスタイルに大きく影響します。一般的に、アジングでは誘いを入れた後のわずかな糸ふけを回収するため、巻き取り量が少ないノーマルギアが推奨される傾向にあります。

ただし、ハイギアにもメリットがあります。ハンドル1回転あたりの巻取り量が多いため、広範囲を素早く探りたい場合や、メバリングなど他の釣りにも兼用したい場合はハイギアモデルの方が汎用性が高いでしょう。ある釣り人のブログでは「初動だけが少し重いものの、巻き出すとスムーズで滑らかな巻心地」という評価がありました。

📊 C2000SとC2000SHGのスペック比較

項目C2000SC2000SHG
ギア比5.16.0
最大巻上長69cm81cm
ハンドル長40mm45mm
自重155g155g
実売価格約24,700円約24,000円

重量は両モデルとも155gで同一です。これは2000番手のリールとしては非常に軽量な部類に入り、長時間の釣行でも疲労が少ないという大きなメリットがあります。ハンドル長も5mmしか違わないため、操作感に大きな差は感じられないでしょう。

24ヴァンフォードの新技術がアジングを変える

24ヴァンフォードの新技術がアジングを変える

24ヴァンフォードが従来モデルから大きく進化した点は、4つの新テクノロジーの搭載にあります。これらの技術革新がアジングという繊細な釣りにどのような影響を与えるのか、具体的に見ていきましょう。

インフィニティクロスは、ギアの接触面積を広げることで耐久性を約2倍に向上させる技術です。従来のシマノリールは「脆い」という印象を持たれることがありましたが、この技術により長期使用でもギアの摩耗が少なく、良質な巻き心地が持続します。アジングでは何度も繰り返し巻いては止めるという動作を行うため、ギアの耐久性向上は実用上大きな意味を持ちます。

インフィニティドライブは、特殊低摩擦ブッシュやメインシャフトの表面処理により、巻上げ時の摺動抵抗を大幅に軽減する技術です。これにより、少ない力で強力に回転させることが可能になり、軽量ジグヘッドを使用するアジングでも水中の変化を感じ取りやすくなります。

アンチツイストフィンは、ラインローラー下部に弾性体のフィンを設置し、ラインのたるみを抑制する新機構です。アジングでは細いラインと軽量ジグヘッドを使用するため、ライントラブルが起きやすい釣りですが、この機構によりトラブルの発生頻度が大幅に減少します。

かなりの向かい風や横風の中で0.5g以下のジグヘッドを何度もキャストしましたが、トラブルは一度も起こりませんでした。

出典:24ヴァンフォードをインプレ

デュラクロスは、ドラグワッシャーに新素材を採用し、耐摩耗性を10倍以上に高めた技術です。アジングでは細糸を使用するため、ドラグ性能が非常に重要になります。滑らかなドラグ性能を長期間維持できることは、バラシを減らし釣果向上につながります。

軽量155gボディが実現する操作性の高さ

軽量155gボディが実現する操作性の高さ

シマノ ヴァンフォードの最大の特徴の一つが、C2000番手で155gという軽量性です。この軽さがアジングにおいてどれほどのアドバンテージをもたらすのか、他のリールと比較しながら検証していきましょう。

まず、同価格帯のリールと重量を比較すると、ダイワの23レガリスLT2000S-Pが175g、シマノの23ストラディックC2000Sが185gとなっています。ヴァンフォードは20〜30gも軽量であり、これはタックル全体のバランスに大きく影響します。

リール重量が軽いことのメリットは複数あります。第一に、感度の向上です。タックル全体が軽量になることで、振動伝達効率が高まり、豆アジの繊細なアタリも感じ取りやすくなります。第二に、疲労の軽減です。アジングは何度もキャストとリトリーブを繰り返す釣りのため、長時間の釣行でも集中力を維持しやすくなります。

ボディ素材には**CI4+**という軽量カーボン素材が採用されています。これは従来の樹脂素材と比較して、同じ強度を保ちながら大幅な軽量化を実現できる素材です。ローター部分にも同じCI4+が使用されており、回転時の慣性が小さく、巻き出しが非常に軽快です。

📊 同価格帯リールの重量比較(2000番手)

リール名自重実売価格
24ヴァンフォード C2000S155g約24,700円
23レガリス LT2000S-P175g約8,500円
23ストラディック C2000S185g約18,100円
24ルビアス LT2000S-P145g約35,000円
23月下美人 LT2000S165g約18,000円

実際の使用者からは「0.4g程度のジグ単でも快適に使用できた」「先重り感も感じにくく、7フィート以下のロッドなら快適」といった評価が見られます。軽量ロッドとの組み合わせでは、リールフット付近でバランスが取れ、指先での操作性が格段に向上するようです。

アジング初心者から上級者まで満足できる性能

アジング初心者から上級者まで満足できる性能

シマノ ヴァンフォードは、ミドルクラスのリールでありながら上位機種に迫る性能を持っているため、初心者から上級者まで幅広い層におすすめできます。その理由を段階別に見ていきましょう。

初心者にとってのメリットは、まず操作性の高さにあります。軽量で巻き出しが軽いため、アジングの基本動作である「巻いて止める」が直感的に行えます。また、アンチツイストフィンによりライントラブルが起きにくく、ストレスなく釣りに集中できます。実売24,000円前後という価格も、最初の1台としては手が届きやすい範囲でしょう。

中級者にとってのメリットは、細かな調整が可能な点です。ドラグ性能が高く、デュラクロスにより長期間安定した性能を維持できるため、より繊細な釣りに対応できます。ギア比の異なる2モデルから自分の釣りスタイルに合わせて選択できる点も魅力です。

上級者にとってのメリットは、複数台揃えやすい価格設定にあります。ヴァンキッシュなど最上位機種と比べて約半額で入手できるため、ジグ単用、キャロ用と使い分けることも現実的です。インフィニティ系の技術が搭載されており、性能面でも妥協が少ないリールと言えます。

ある上級者の評価では「ルビアスと交互に使うつもりで購入したが、結局使い続けていたのはヴァンフォード。巻き心地や初動の軽さは21ソアレXRよりも優れている」という意見もあり、価格以上の満足度が得られることが伺えます。

他リールとの比較で見えるヴァンフォードの立ち位置

他リールとの比較で見えるヴァンフォードの立ち位置

シマノ ヴァンフォードの真価を理解するには、同価格帯や競合リールとの比較が欠かせません。ここでは主要な競合モデルと詳しく比較していきます。

ダイワ 23レガリスとの比較では、価格差が顕著です。レガリスは実売8,500円前後と圧倒的なコストパフォーマンスを誇りますが、重量は175gとヴァンフォードより20g重く、ボールベアリング数も5個とやや少なめです。ただし、エアドライブデザインを採用しており、この価格帯では驚異的な性能を持っています。予算1万円以内ならレガリス、予算2万円台なら間違いなくヴァンフォードという選択になるでしょう。

シマノ 23ストラディックとの比較では、コンセプトの違いが明確です。ストラディックは剛性重視のバーサタイルモデルで、ボディにアルミニウムを採用しています。一方、ヴァンフォードは軽量性と操作性を重視したテクニカルモデルで、CI4+素材を使用しています。重量差は30gあり、アジングなど繊細な釣りではヴァンフォード、パワーが必要な釣りではストラディックという使い分けが適切かもしれません。

📊 主要競合リールとの詳細比較

比較項目24ヴァンフォード23レガリス23ストラディック24ルビアス
ボディ素材CI4+ZAION VアルミニウムZAION
ローター素材CI4+ZAION V高強度樹脂ZAION
自重(2000番)155g175g185g145g
ベアリング数7569
防水機構XプロテクトなしXプロテクトマグシールド
実売価格約24,700円約8,500円約18,100円約35,000円

ダイワ 24ルビアスとの比較では、ヴァンフォードより1万円ほど高価ですが、自重は10g軽い145gです。モノコックボディ採用により剛性も高く、ドラグ性能やギアの大きさでやや優位に立ちます。ただし、価格差を考えると、コストパフォーマンスではヴァンフォードに軍配が上がるでしょう。メーカーの好みや予算に応じて選択することになります。

実売価格24,000円台のコスパは妥当か

実売価格24,000円台のコスパは妥当か

シマノ ヴァンフォードの実売価格は、C2000Sで約24,700円、C2000SHGで約24,000円となっています。この価格設定が性能に見合っているかを、搭載技術や他リールとの価格差から検証してみましょう。

まず注目すべきは、搭載されている最新技術の数です。インフィニティクロス、インフィニティドライブ、アンチツイストフィン、デュラクロスという4つの新技術に加え、従来からのマイクロモジュールギアⅡ、サイレントドライブ、HAGANEギアなど、シマノの主要技術がほぼ全て投入されています。これらの技術は、上位機種である24ツインパワー(実売40,500円)にも搭載されているものです。

価格差で見ると、下位の23ストラディック(約18,100円)との差は約6,600円です。この差額で得られるのは、30gの軽量化、マグナムライトローター、CI4+素材の採用などです。特にマグナムライトローターは、上位機種のヴァンキッシュと同じ素材・形状・重量のものが使用されており、巻き感度の向上は価格差以上の価値があると言えるでしょう。

上位の24ルビアス(約35,000円)との差は約10,300円です。ルビアスは10g軽く、ベアリング数も2個多いですが、巻き心地やライントラブルの少なさでは、実際の使用感としてヴァンフォードが劣るわけではないという評価も見られます。

ルビアスと交互に使うつもりでしたが、結局使い続けていたのはヴァンフォードでした。キャスト時の静音性やドラグ音の上品さで、ヴァンフォードの方が気持ちよく使えました。

出典:24ヴァンフォードC2000SHGインプレ

総合的に見て、2万円台でこれだけの技術と性能を得られるリールは他にないと言えます。初心者が長く使える1台として、また中上級者のサブ機として、価格に見合った、あるいはそれ以上の価値を提供するリールでしょう。


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シマノ ヴァンフォードをアジングで使う際の注意点

実売価格24,000円台のコスパは妥当か
  1. 番手選びで失敗しないための具体的アドバイス
  2. ギア比(ノーマルvsハイギア)の選択基準
  3. ライントラブルを防ぐアンチツイストフィンの実力
  4. ドラグ性能とデュラクロスの耐久性
  5. 20ヴァンフォードからの進化ポイント
  6. エギングやメバリングなど他の釣りへの応用
  7. まとめ:シマノ ヴァンフォードでアジングを楽しむために

番手選びで失敗しないための具体的アドバイス

番手選びで失敗しないための具体的アドバイス

シマノ ヴァンフォードでアジングを行う際、番手選びは釣果に直結する重要な要素です。ヴァンフォードには13機種のラインナップがありますが、アジングに適しているのは主にC2000S、C2000SHG、C2500S、C2500SXGの4機種です。

C2000S/C2000SHGを選ぶべき人は、軽量性と感度を最優先する方です。自重155gという軽さは、6フィート前後のアジングロッドとのバランスが最適で、豆アジの繊細なアタリも逃しません。糸巻き量はPE0.6号で150m、0.8号で110mと、アジングには十分な容量です。街灯周りでの近距離戦や、感度重視のジグ単がメインの方に最適です。

C2500S/C2500SXGを選ぶべき人は、やや大型のアジを狙う方や、遠投が必要な状況が多い方です。自重は同じ155gですが、スプール径が44mmとやや大きく、糸巻き量もPE0.6号で200m、0.8号で150mと余裕があります。ただし、スプール径が大きいとラインの放出抵抗が増えるため、超軽量ジグヘッドの飛距離はC2000番の方が出る可能性があります。

📊 アジングに適した番手の比較

番手自重スプール径PE糸巻量(0.8号)推奨使用シーン
C2000S155g43mm110m街灯周り・ジグ単メイン
C2000SHG155g43mm110m飛距離重視・多目的
C2500S155g44mm150m遠投・やや大型狙い
C2500SXG155g44mm150mキャロ・フロート多用

注意点として、2500番以上のリールはアジングには不向きです。3000番や4000番になると自重が180g以上になり、アジングロッドとのバランスが悪くなります。また、スプール径が大きすぎてロッドの1番ガイドに干渉しやすくなり、飛距離にも悪影響を及ぼします。

ダブルハンドルモデルのC3000SDHも存在しますが、これはアジングよりもメバリングやエギングを想定した仕様です。アジングでダブルハンドルを使いたい場合は、別途カスタムパーツを購入する必要があります。

ギア比(ノーマルvsハイギア)の選択基準

ギア比(ノーマルvsハイギア)の選択基準

シマノ ヴァンフォードでアジングを行う際、ギア比の選択は釣りのスタイルを左右する重要な決断です。一般的に「アジングにはローギアが良い」と言われますが、実際にはそれぞれにメリット・デメリットがあります。

ノーマルギア(C2000S、ギア比5.1)のメリットは、巻き取り量が1回転69cmと少ないため、誘い後の微妙な糸ふけ調整がしやすい点です。ジグヘッドをフォールさせた後、余分な糸ふけだけを回収してテンションを張るという動作が直感的に行えます。また、巻き出しの抵抗が少なく、長時間の釣行でも疲れにくいという利点があります。

ハイギア(C2000SHG、ギア比6.0)のメリットは、素早い巻き取りが可能な点です。手返しを良くしたい時や、広範囲を探りたい時に効率的です。また、ラインスラックの回収が速いため、フッキング時の対応が早くなります。メバリングやエギングなど、他の釣りにも兼用しやすいという汎用性の高さも魅力です。

実際の使用感について、経験者の意見を見てみましょう。

ハイギアで巻取り量が多くなってしまうなら、竿をさびいてライテンションを張って戻した分だけ巻き取るなどのクセをつければ良い。どちらかというと、色んなリールを使うより同じ機種・同じギア比のリールを長く使い続ける方が、自分なりのアジングの型が形成される。

出典:シマノ ヴァンフォードc2000s インプレ

この意見は非常に示唆的です。つまり、ギア比よりも慣れの方が重要ということです。ハンドル1回転80cm前後までなら、ハイギアでも十分対応可能という意見も多く見られます。

ギア比選択のチェックリスト

  • ジグヘッド1g以下の超軽量リグがメイン → ノーマルギア推奨
  • キャロやフロートで遠投する機会が多い → ハイギア推奨
  • アジング以外の釣りにも使いたい → ハイギア推奨
  • 巻きの抵抗を最小限にしたい → ノーマルギア推奨
  • 手返しの良さを重視したい → ハイギア推奨

最終的には、自分の釣りスタイルに合わせて選び、そのリールに慣れることが最も重要です。どちらを選んでも、24ヴァンフォードの基本性能は同じなので、大きな失敗はないでしょう。

ライントラブルを防ぐアンチツイストフィンの実力

ライントラブルを防ぐアンチツイストフィンの実力

シマノ ヴァンフォードの目玉機能の一つが、アンチツイストフィンです。この機構がアジングでのライントラブルをどれだけ軽減するのか、その実力を検証してみましょう。

アンチツイストフィンは、ラインローラーの下に弾性体のフィンを設置することで、ラインがローラーから離れないようにする機構です。従来のリールでは、ラインがたるんだり、ラインローラーから外れてスプール下部に落ちてしまうことがありました。特にアジングのような細いラインと軽量ジグヘッドを使う釣りでは、このトラブルが頻発していました。

実際の使用者からは、次のような高評価が見られます。

0.2gの軽量ジグヘッドを使用し、約8mほど飛ばして実釣したところ、特にライントラブルが頻発することはありませんでした。エステルライン2lbという超極細ラインでも問題なく使用できました。

出典:24ヴァンフォードでアジング実釣徹底レビュー

アンチツイストフィンの効果は、風が強い状況でより顕著になります。向かい風や横風の中でキャストすると、ラインが風に煽られてたるみやすくなりますが、フィンがしっかりとラインを保持することでトラブルを防ぎます。また、ラインがよれたまま巻き付けられることも減少し、ラインの寿命も延びるという副次的な効果もあります。

従来のリールとの比較では、同じシマノの23ストラディックにもアンチツイストフィンが搭載されていますが、マグナムライトローターとの組み合わせで効果が最大化されているのがヴァンフォードの特徴です。ローターの回転が滑らかなため、ラインのヨレ自体が発生しにくくなっています。

📊 ライントラブル防止機能の比較

リール名アンチツイストフィンライントラブル防止機能
24ヴァンフォード搭載ワンピースベール、AR-Cスプール
23ストラディック搭載AR-Cスプール
23レガリス非搭載ツイストバスター(ラインローラー)
22ミラベル非搭載AR-Cスプール

ただし、アンチツイストフィンがあっても完全にトラブルがゼロになるわけではありません。ラインの巻き方が不適切だったり、スプールに対して太すぎるラインを使用したりすると、トラブルは発生します。適切なラインの選択と正しい巻き方を心がけることが前提です。

ドラグ性能とデュラクロスの耐久性

ドラグ性能とデュラクロスの耐久性

シマノ ヴァンフォードに搭載されたデュラクロスは、ドラグワッシャーの耐摩耗性を10倍以上に高めた新素材です。アジングにおいてドラグ性能がどれほど重要か、そしてデュラクロスがもたらすメリットを詳しく見ていきましょう。

アジングでは、PEライン0.3号やエステルライン0.3号といった非常に細いラインを使用します。これらの細糸は感度が高く飛距離も出ますが、急激な負荷に弱いという弱点があります。そのため、魚が掛かった際には適切にドラグが滑り出し、ラインブレイクを防ぐ必要があります。

従来のドラグワッシャーは、使用を重ねるうちに摩耗し、ドラグの滑り出しが不安定になることがありました。特に「滑りだしたら止まりにくい」という現象が起き、小型のアジでもドラグが出すぎてしまうことがありました。デュラクロスは、繊維を織り込むことで材料を強化し、この摩耗を大幅に抑制しています。

実際の使用感については、以下のような評価があります。

豆アジでもスムーズに滑り出し、ラインに掛かる負荷を抑える役割をします。ドラグ性能が悪いとアジの柔らかいアゴでは口切れが頻発してバラシが多くなりますが、24ヴァンフォードはしっかりと追従してくれます。

出典:24ヴァンフォードでアジング実釣徹底レビュー

ドラグ設定の目安としては、アジングでは300g前後に設定するのが一般的です。使用するラインの強度の30〜40%程度を目安にします。デュラクロスにより、この設定値での滑り出しが長期間安定するため、頻繁な調整が不要になります。

ただし、24ヴァンフォードにはリジットサポートドラグやハイレスポンスドラグは搭載されていません。これらは上位の魚種特化モデル(21ソアレXRなど)にのみ搭載される機能です。より高度なドラグ性能を求める場合は、そちらのモデルも検討する価値があるでしょう。

20ヴァンフォードからの進化ポイント

20ヴァンフォードからの進化ポイント

シマノ ヴァンフォードは2020年に初登場し、2024年にフルモデルチェンジしました。旧モデル(20ヴァンフォード)からどこが進化したのかを理解することで、買い替えの判断材料にもなります。

最大の進化点は、前述した4つの新技術の搭載です。インフィニティクロス、インフィニティドライブ、アンチツイストフィン、デュラクロス、これらは全て24ヴァンフォードで新たに追加されました。これにより、耐久性、巻き心地、ライントラブルの少なさ、ドラグ性能が大幅に向上しています。

興味深いのは、自重とベアリング数には変化がない点です。C2000Sで比較すると、20ヴァンフォードは150g、24ヴァンフォードは155gと、むしろ5g重くなっています。ベアリング数も両モデルとも7個です。つまり、重量やベアリング数といったスペック上の数値ではなく、内部構造の改良による質的向上が図られたモデルチェンジだったと言えます。

デザインも大きく変わりました。20ヴァンフォードは赤色の加飾が多く、好みが分かれるデザインでしたが、24ヴァンフォードは赤色を大幅に減らし、グロスブラックのボディでシックな印象になりました。メッキ部分も抑えられ、より洗練されたデザインに生まれ変わっています。

📊 20ヴァンフォードと24ヴァンフォードの比較

比較項目20ヴァンフォード24ヴァンフォード
インフィニティクロス非搭載搭載
インフィニティドライブ非搭載搭載
アンチツイストフィン非搭載搭載
デュラクロス非搭載搭載
自重(C2000S)150g155g
ベアリング数7個7個
実売価格約20,000円約24,700円

価格面では、20ヴァンフォードが約20,000円だったのに対し、24ヴァンフォードは約24,700円と、約4,700円の値上げとなっています。この価格差をどう見るかは人それぞれですが、搭載技術の違いを考えれば妥当な価格設定と言えるでしょう。

現在も20ヴァンフォードは在庫があれば購入可能です。デザインの好みや予算を重視するなら旧モデル、最新技術と性能を重視するなら新モデルという選択になります。ただし、長期的な使用を考えれば、耐久性が向上した24ヴァンフォードの方が結果的にコスパが良いかもしれません。

エギングやメバリングなど他の釣りへの応用

エギングやメバリングなど他の釣りへの応用

シマノ ヴァンフォードは、アジング専用リールではなく汎用リールです。そのため、エギング、メバリング、バス釣り、トラウトなど様々な釣りに応用可能です。それぞれの釣りでの適性を見ていきましょう。

エギングでの使用では、C2500SXGやC3000XGが適しています。エギのサイズにもよりますが、2.5〜3.5号のエギを使う一般的なエギングでは、これらの番手で十分対応できます。軽量ボディによる操作性の高さは、シャクリの動作を繰り返すエギングで大きなアドバイスになります。ただし、専用モデルのセフィアシリーズと比べると、リジットサポートドラグが非搭載という違いがあります。

エステルラインを使用するならドラグ性能が重要。24ヴァンフォードと24ルビアスで迷ったが、ルビアスの方がドラグ性能はやや上。ただし、価格差を考えるとヴァンフォードで十分。

出典:シマノ24ヴァンフォード アジングで使うならどれがおすすめ

メバリングでの使用では、C2000SHGやC2500SHGが推奨されます。メバリングはアジングよりもやや重いルアーを使うことが多く、また巻きの釣りの比重が高いため、ハイギアモデルの方が使いやすいでしょう。プラグやフロートリグを多用する場合は特にハイギアが有利です。

バス釣りでの使用では、C3000番以上がおすすめです。スモールプラグやライトリグでの繊細な釣りに向いています。軽量で感度が高いため、ワームのボトムタッチやバイトを明確に感じ取れます。ただし、大型バスとのパワーファイトには不向きなので、使用するラインの太さには注意が必要です。

トラウトでの使用では、渓流なら500番やC2000S、管理釣り場ならC2500Sが適しています。エリアトラウトでは操作性の高さが釣果に直結するため、ヴァンフォードの軽量性は大きなメリットになります。

釣り種別おすすめ番手一覧

  • アジング: C2000S、C2000SHG
  • メバリング: C2000SHG、C2500SHG
  • エギング: C2500SXG、C3000XG
  • バス(フィネス): C3000HG、C3000XG
  • トラウト(渓流): 500、C2000S
  • トラウト(エリア): C2500S、C2500SXG

このように、ヴァンフォードは非常に汎用性の高いリールです。複数の釣りを楽しむ方にとって、1台で様々な釣りに対応できるのは大きな魅力でしょう。

まとめ:シマノ ヴァンフォードでアジングを楽しむために

まとめ:シマノ ヴァンフォードでアジングを楽しむために

最後に記事のポイントをまとめます。

  1. アジングにはC2000SとC2000SHGが最適で、街灯周りの数釣りならC2000S、遠投やキャロ使用ならC2000SHGを選ぶべき
  2. 24ヴァンフォードには4つの新技術(インフィニティクロス、インフィニティドライブ、アンチツイストフィン、デュラクロス)が搭載され、従来モデルから大幅に性能向上している
  3. C2000番手で155gという軽量性は、アジングロッドとのバランスが良く、長時間の釣行でも疲れにくい
  4. 実売価格24,000円台は、搭載技術や性能を考えると非常にコストパフォーマンスが高い
  5. 同価格帯の23レガリス(8,500円)や23ストラディック(18,100円)と比較しても、軽量性と巻き感度で優位に立つ
  6. 上位機種の24ルビアス(35,000円)との価格差約1万円を考えると、ヴァンフォードの方がコスパに優れる
  7. ギア比は好みの問題で、ハンドル1回転80cm以内なら慣れ次第でどちらでも使いこなせる
  8. アンチツイストフィンにより、風が強い状況や軽量ジグヘッド使用時でもライントラブルが激減する
  9. デュラクロスにより、ドラグワッシャーの耐摩耗性が10倍以上向上し、長期間安定したドラグ性能を維持できる
  10. 20ヴァンフォードと比較して、自重は5g増加したものの、内部構造の改良により質的に大きく向上している
  11. 2500番以上の番手はアジングには不向きで、重量やスプール径の関係でバランスが悪くなる
  12. エギング、メバリング、バス釣り、トラウトなど、他の釣りにも十分応用可能な汎用性の高さを持つ
  13. リジットサポートドラグやハイレスポンスドラグは非搭載のため、より高度なドラグ性能を求めるなら魚種特化モデルも検討すべき
  14. マグナムライトローターにより、巻き出しの軽さと感度の高さは価格以上の価値がある
  15. 初心者から上級者まで、幅広い層におすすめできる性能と価格設定となっている

記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト

  1. ヴァンフォードc2000s インプレ | あらちゃんの裏の裏
  2. 【インプレ】24ヴァンフォードでアジング実釣徹底レビュー!
  3. シマノ ヴァンフォード C2000Sをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証 | マイベスト
  4. 24ヴァンフォードC2000Sをアジングなどのライトゲームに検討していま… – Yahoo!知恵袋
  5. シマノ ヴァンフォードC2000とC2000HGのとりあえずインプレ | ジグタン☆ワーク アジング日記
  6. コスパ最強のアジングリールのおすすめはこれ。本気で集めてみた。 | たにせん
  7. 24ヴァンフォードC2000SHGインプレ!アジング・メバリングで24ルビアスと比較する。 : 釣果で証明する釣りの理論
  8. 【新作】シマノ ヴァンフォードが24年にモデルチェンジ アジング2000番手をインプレ比較
  9. 24ヴァンフォードをインプレ!エギングやアジングのみならず様々な釣りで活躍する軽量オールラウンダー!

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