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エギングロッドでアジングにメタルジグは使える?釣り方と重量選びの完全ガイド

エギングロッドでアジングにメタルジグは使える?釣り方と重量選びの完全ガイド
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エギングロッドを持っているけど、アジングにも使えないかな?特にメタルジグを投げる釣りならいけるんじゃない?そんな風に考えている方は多いのではないでしょうか。実は、エギングロッドでアジングを楽しむことは十分可能です。ただし、使い方や仕掛けの選び方にはいくつかポイントがあります。

この記事では、エギングロッドでアジングを楽しむための具体的な方法、メタルジグの使い方、適切な重量選び、そして実際に釣果を上げるためのテクニックまで、幅広く解説していきます。一本のロッドで複数の釣りを楽しみたい方、これからアジングを始めたい方、手持ちのエギングロッドを有効活用したい方は必見です。

この記事のポイント
✓ エギングロッドでアジングは可能だが、ジグ単(1g前後)は難しく、フロートやキャロなど5g以上の仕掛けが推奨される
✓ メタルジグを使ったアジングならエギングロッドとの相性が良く、20g前後のジグで快適に楽しめる
✓ エギングロッドの適合ルアー重量は一般的に5-25g程度で、アジング専用ロッドより硬めの設計
✓ ライトショアジギングへの流用も可能で、一本のロッドで多彩な釣りが展開できる
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エギングロッドでアジングとメタルジグを使う際の基本知識

  1. エギングロッドの基本スペックとアジングへの適性
  2. ジグ単アジングが難しい理由と重量の壁
  3. フロートリグ・キャロライナリグなら推奨レベルで使える
  4. メタルジグの重量選びと飛距離の関係
  5. エギングロッドでメタルジグを使う具体的なメリット
  6. ロッドパワーと適合ルアー重量の見極め方

エギングロッドの基本スペックとアジングへの適性

エギングロッドの基本スペックとアジングへの適性

エギングロッドとアジングロッドでは、そもそもの設計思想が大きく異なります。エギングロッドは10〜25g程度のエギをシャクる動作に最適化されており、比較的張りのあるブランクス設計になっています。

一般的なエギングロッドのスペックを見てみましょう。例えば、シマノのエントリーモデル「18セフィアBB S86ML」の場合、全長8.6フィート(約2.59m)、適合エギサイズが1.8-3.8号(約5〜25g程度)、PEライン0.4-1号対応となっています。

📊 エギングロッドとアジングロッドの比較

項目エギングロッドアジングロッド
適合ルアー重量5〜25g程度0.4〜5g程度
ロッドパワーML〜M中心UL〜L中心
長さ7.6〜8.6ft5.6〜7.6ft
調子先調子〜胴調子超先調子
用途エギのシャクリ動作繊細なアタリ取り

このスペック差から分かるように、エギングロッドは軽量ジグヘッド(1g前後)を扱うアジングには明らかにオーバースペックです。アジングの主流であるジグ単(ジグヘッド+ワーム)では、0.4〜1.5g程度の軽量リグを使用しますが、この重量帯ではエギングロッドではキャスト時の重みを感じにくく、操作感も掴みづらいのが現実です。

エギングロッドはアジングロッドに比べて竿先が硬いものが多いため、ある程度重みのある仕掛けが釣りやすいです!

出典:孤独のフィッシング

ただし、これは「ジグ単アジング」に限った話です。アジングには様々な釣り方があり、重量のある仕掛けを使う方法も多数存在します。そこにエギングロッドの活躍の場があるのです。


ジグ単アジングが難しい理由と重量の壁

ジグ単アジングが難しい理由と重量の壁

なぜエギングロッドでジグ単アジングが難しいのか、具体的に掘り下げてみましょう。実際に検証した情報によれば、エギングロッドで扱えるジグヘッドの重量は最低でも2g以上が目安とされています。

ある検証では、8.6フィート・Mクラスのエギングロッドで以下のような結果が出ています:

🎣 ジグヘッド重量別の使用感

ジグヘッド重量飛距離操作感実用性
3gそこそこ出る普通に分かる
2gダウンややぼやける
1g出ない分からない×

2gでは操作感がぼやけ始め、1gになると「何をやっているか分からない」状態になるようです。風が吹けばさらに厳しくなります。

エギングロッドでアジングをする場合は最低でも2g以上のジグヘッドを使わないと難しいと思います。

出典:孤独のフィッシング

この「感度の壁」こそが、エギングロッドでジグ単アジングを難しくしている最大の要因です。アジの繊細なアタリを取るには、ロッドティップの感度が極めて重要ですが、エギングロッドの硬めのティップではその感度が不足してしまうのです。

また、口切れの問題もあります。アジの口は非常に柔らかく、硬いロッドで強引にアワセると簡単に口が切れてバラシに繋がります。エギングロッドの硬さでは、アジの口を守りながらフッキングさせるのが難しいという側面もあるでしょう。

とはいえ、これは1g前後の軽量ジグヘッドでの話。2g以上、特に3g程度のジグヘッドであれば、エギングロッドでも十分に使えるという点は覚えておくと良いでしょう。


フロートリグ・キャロライナリグなら推奨レベルで使える

フロートリグ・キャロライナリグなら推奨レベルで使える

軽量ジグヘッドが苦手なエギングロッドですが、フロートリグやキャロライナリグなど、重量のある仕掛けを使うアジングでは、むしろ推奨レベルで活躍します。

フロートリグとは、フロート(浮き)を使って遠投性能を高める仕掛けのこと。代表的なのがアルカジックジャパンの「シャローフリーク」で、10.5gや15gなどのウェイトがあります。キャロライナリグ(キャロ)は、中通しオモリを使った仕掛けで、ティクトの「Mキャロ」などが人気です。

ちなみにエギングロッドでおすすめのアジングは、フロートやキャロを使用したアジングです!(簡単)

出典:孤独のフィッシング

🌊 遠投系リグの種類と特徴

リグタイプ重量飛距離特徴
フロートリグ(F)10.5〜20g50〜80m浮くタイプ、表層攻略
フロートリグ(D)11.7〜16.6g50〜80m沈むタイプ、レンジ調整可
キャロライナリグ5〜10g40〜60m軽量ジグヘッド使用可
スプリットショット3〜8g30〜50m感度とバランス重視

これらの重量帯は、エギングロッドの適合ルアー重量(5〜25g)にぴったり合致します。特にフロートリグの10〜15g程度は、エギングロッドで最も快適にキャストできる重量域です。

フロートリグの利点は、棚(水深)が安定することです。フロートが水面に浮いているため、その下に接続されたジグヘッド+ワームは一定の深さをキープします。アジが表層に群れているときなどは、投げて巻くだけで簡単に釣れることもあり、初心者にも優しい釣り方です。

実際の釣果報告でも、エギングロッドでフロートアジングを楽しみ、尺アジ(25cm以上)を含めて複数匹釣り上げたという事例が報告されています。エギングロッドならではの遠投性能を活かし、沖の回遊アジを狙えるのも大きなメリットでしょう。


メタルジグの重量選びと飛距離の関係

メタルジグの重量選びと飛距離の関係

メタルジグを使ったアジング、いわゆるライトショアジギングのスタイルでは、エギングロッドが非常に相性が良いと言えます。メタルジグは金属製のルアーで、小魚を模した形状をしており、サイズが小さくても重量があるため遠投性に優れています。

アジング用のメタルジグは一般的に5〜30g程度で、エギングロッドの適合ルアー重量にジャストフィットします。特に15〜25g程度のメタルジグは、エギングロッドで快適にキャストでき、操作感も良好です。

⚖️ メタルジグ重量別の適性と用途

メタルジグ重量エギングロッドでの使用感飛距離目安主なターゲット
5〜10gやや軽め40〜60m小型アジ、メバル
15〜20g最適60〜80m中型アジ、サバ
25〜30g快適70〜90m大型アジ、青物
40g以上ロッドパワー次第80〜100m+中型青物

エギングロッドでメタルジグを投げた感じはどんな感じですか?竿によっても変わると思うので大体で大丈夫です。→ドンピシャで扱いやすいと思いますよ。僕もエギング釣行の場合はエギケースに2~3個15~20gくらいのメタルジグ入れていきます。

出典:Yahoo!知恵袋

実際の検証データでは、8.6フィート・Mクラスのエギングロッドで20gのメタルジグを投げた場合、70〜80m程度の飛距離が出るケースが多いようです。30gになると80m以上飛ぶこともありますが、ロッドパワーがMLクラスだとやや重く感じる可能性もあります。

飛距離が伸びれば、それだけ広範囲を探れるため釣果アップに繋がります。特に沖のブレイクラインや潮目を狙いたいとき、メタルジグ+エギングロッドの組み合わせは強力な武器になるでしょう。


エギングロッドでメタルジグを使う具体的なメリット

エギングロッドでメタルジグを使う具体的なメリット

エギングロッドでメタルジグを使うことには、いくつかの明確なメリットがあります。単なる「代用」ではなく、積極的に選択する理由があるのです。

エギングロッド×メタルジグの5大メリット

  1. 遠投性能の高さ:8.6フィートクラスの長さで遠心力を最大化
  2. コストパフォーマンス:一本のロッドでエギングとアジング両方楽しめる
  3. 操作性の良さ:適度な張りで、ジグのアクションを付けやすい
  4. 大型魚への対応力:MLやMパワーで不意の青物にも対応可能
  5. 汎用性:メバリング、ライトロックフィッシュなど他の釣りにも流用可

特に注目したいのがコストパフォーマンスの高さです。アジング専用ロッドとライトショアジギング用ロッドを別々に購入すれば、合計で数万円の出費になります。しかし、エギングロッドがあれば、ラインとルアーを追加するだけで両方の釣りが始められます。

また、操作性の面でも優れています。メタルジグを使ったアジングでは、ジャーク(竿を煽る動作)やフォール(沈める動作)といったアクションが重要ですが、エギングロッドの適度な張りがこれらの動作をスムーズにするのです。

エギングロッドでショアジギングをするとロッドパワーが足りず左右に走られて他の人に迷惑をかけるし、ラインが細いと青物の口や根に擦れて切れるとネットを見て思っていました。実際に釣ってみた感じだと、このくらいのサイズは針の掛かりどころさえ良ければ堤防なら寄せるのに問題はありません。

出典:アジング一年生re

40〜50cmクラスの青物であれば、エギングロッドでも十分にファイトできるという報告もあります。ドラグ設定やロッドの角度を適切にコントロールすれば、想像以上に大きな魚とも渡り合えるでしょう。


ロッドパワーと適合ルアー重量の見極め方

ロッドパワーと適合ルアー重量の見極め方

エギングロッドと一口に言っても、様々なパワー表記があります。**UL(ウルトラライト)、L(ライト)、ML(ミディアムライト)、M(ミディアム)、MH(ミディアムヘビー)**といった具合です。アジングやメタルジグ使用を考える場合、どのパワーが適しているのでしょうか。

🎯 ロッドパワー別の適性表

ロッドパワー適合エギサイズ適合ルアー重量アジングでの用途
UL1.5〜2.5号3〜12gジグ単(2g以上)、軽量フロート
L1.8〜3.0号5〜18gフロート、軽めのメタルジグ
ML2.0〜3.5号5〜20gフロート、メタルジグ15g前後
M2.5〜4.0号10〜30gメタルジグ20〜30g、重めフロート
MH3.0〜4.5号15〜40gライトショアジギング30g以上

アジングでメタルジグを使う場合、MLまたはMパワーが最も汎用性が高いと言えるでしょう。このパワー帯であれば、15〜25g程度のメタルジグを快適に扱え、アジから小型青物まで幅広く対応できます。

一方、軽めのジグ単やフロートリグも試したいという場合は、LパワーやMLパワーの柔らかめのモデルを選ぶと良いでしょう。特にライトエギングと呼ばれる、小型イカ専用のロッドは7フィート台と短めで、パワーもUL〜Lクラスなので、アジングへの流用もしやすいと言われています。

重要なのは、ロッドの適合ルアー重量表記をしっかり確認することです。エギの号数表記だけでなく、グラム表記がある場合はそちらもチェックしましょう。おおよその目安として、エギ2.5号=10g、3号=15g、3.5号=20g、4号=25gと考えると分かりやすいです。

ただし、メタルジグはエギと比べて比重が高く空気抵抗が少ないため、同じ重量でもロッドへの負担がやや大きくなります。エギ4号(25g)対応のロッドで30gのメタルジグを投げる場合は、垂らし(ロッドとルアーの間の糸の長さ)を長めに取るペンデュラムキャストを使うなど、キャスト方法にも工夫が必要でしょう。


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エギングロッドでアジングとメタルジグを楽しむ実践テクニック

ロッドパワーと適合ルアー重量の見極め方
  1. 実際のタックルセッティング例と推奨スペック
  2. フロートアジングの具体的な釣り方とアクション
  3. メタルジグでのアジング実釣テクニック
  4. エギングロッドでジグ単を使うための裏技
  5. ライトショアジギングへの応用と青物狙い
  6. ロッド選びで失敗しないための3つのポイント
  7. まとめ:エギングロッドでアジングとメタルジグを使いこなす

実際のタックルセッティング例と推奨スペック

実際のタックルセッティング例と推奨スペック

では、実際にエギングロッドでアジングやメタルジグを使う場合、どのようなタックルセッティングが良いのでしょうか。具体的な組み合わせ例を見ていきましょう。

📦 エギングロッドで楽しむアジング・メタルジグタックル例

パーツフロートアジング用メタルジグアジング用ライトショアジギング用
ロッド8.3〜8.6ft ML〜M8.3〜8.6ft M8.6〜9.0ft M〜MH
リール2500〜C3000番2500〜C3000番C3000〜4000番
PE0.4〜0.6号0.6〜0.8号0.8〜1.0号
リーダーフロロ1.5〜2.5号フロロ2〜3号フロロ3〜4号
仕掛け・ルアーフロート10〜15g+JH0.8〜1.5gメタルジグ15〜25gメタルジグ20〜40g

フロートアジングでは、PE0.4〜0.6号にリーダー1.5〜2.5号という細めのセッティングが一般的です。フロート自体に重量があるため、ラインは細くても飛距離は十分出ます。細いラインの方が風の影響を受けにくく、感度も向上します。

メタルジグアジングでは、やや太めのPE0.6〜0.8号が推奨されます。メタルジグは岩場や海底を攻める場面も多く、ライン強度が重要になるためです。リーダーも2〜3号と少し太めにすることで、根ズレに対する安心感が増します。

リールについては、エギングで使う2500番〜C3000番クラスがそのまま使えます。ハイギアモデルであれば、メタルジグの早巻きにも対応しやすくなるでしょう。

自分は8.6ft/Mのエギングロッドでイカに飽きてくるとアジングもします(PE0.6+フロロ2号)

出典:Yahoo!知恵袋

実際にこのようなセッティングでアジングを楽しんでいる方も多く、エギングとアジングでタックルを兼用するスタイルは決して珍しくありません。ただし、本格的なジグ単アジングを楽しみたい場合は、やはり専用タックルの導入も検討する価値があるでしょう。

ドラグ設定にも注意が必要です。アジの口は柔らかいため、ドラグは通常よりも緩めに設定することが口切れ防止に繋がります。エギングロッドは硬めなので、ドラグで衝撃を吸収するイメージです。


フロートアジングの具体的な釣り方とアクション

フロートアジングの具体的な釣り方とアクション

フロートリグを使ったアジングは、エギングロッドとの相性が抜群です。具体的な釣り方を見ていきましょう。

🎣 フロートアジングの基本3ステップ

ステップ1:仕掛けの準備

  • PEラインに直接フロロカーボンリーダーを結束(FGノットなど)
  • 余り糸を15〜20cm残し、そこにフロートを装着
  • リーダーの先端に軽量ジグヘッド(0.8〜1.5g)+ワームを接続

ステップ2:キャストとレンジ調整

  • フロートの重量を利用して遠投
  • フロートが着水したらラインテンションを張る
  • フロートタイプ(F=浮く、D=沈む)で攻めるレンジを調整

ステップ3:リトリーブとアクション

  • ただ巻き、ストップ&ゴー、トゥイッチの3パターンを使い分け
  • アジの反応を見ながらスピードを調整
  • アタリがあったら即アワセせず、竿を立ててゆっくりテンションをかける

特に効果的なのがストップ&ゴーです。リールを数回転巻いて止める、また巻いて止めるを繰り返すことで、ワームがフォール(沈下)する瞬間を作り出します。アジはこのフォール中にバイトしてくることが非常に多いのです。

リールを巻く→止める を繰り返すだけです。なぜこの方法が有効かというと、アジはフォール中に食ってくることが多いからです。

出典:孤独のフィッシング

フロートの種類選びも重要です。夜のアジは表層にいることが多いため、浮くタイプ(Fタイプ)が基本ですが、日中や深場を攻める場合は沈むタイプ(Dタイプ)が有効です。シャローフリークであれば、F10.5gとD11.7gを両方持っておくと、状況に応じて使い分けられて便利でしょう。

エギングロッドの長さ(8.6フィート程度)は、フロートリグの遠投に大きなアドバンテージとなります。アジングロッドでは届かない沖のポイントも、エギングロッドなら余裕で攻められるのです。


メタルジグでのアジング実釣テクニック

メタルジグでのアジング実釣テクニック

メタルジグを使ったアジングは、通常のジグ単アジングとは異なるアプローチが求められます。メタルジグの特性を活かした釣り方を解説します。

メタルジグアジングの4大アクション

アクション方法効果使用タイミング
ワンピッチジャーク竿を煽りながら1回転巻くアピール力大、広範囲探索朝夕マズメ、活性高
ただ巻き一定速度で巻き続けるナチュラルアピールデイゲーム、中層狙い
フォール着底後、テンションを張って沈めるリアクションバイト誘発低活性時
リフト&フォール竿を上げて落とす繰り返し縦の動きで誘うボトム付近狙い

メタルジグの基本はボトム(底)から攻めることです。キャスト後、着底を確認したら(ラインが緩む)、そこから2〜3回シャクり上げてフォールさせる。これを繰り返しながら、アジのいるレンジを探っていきます。

底からやわらかくシャクると同じサイズがヒットしました。底付近で緩やかなメタルジグの動きに反応したようです。

出典:釣りスタイル

興味深いのは、激しいジャークよりも柔らかいシャクりの方が効果的という報告があることです。特に真鯛やキジハタといった根魚系は、緩やかなアクションに好反応を示すようです。アジも同様で、あまり激しく動かしすぎると警戒される可能性があります。

メタルジグの重量選びでは、20g前後が最もバランスが良いとされています。15gでは飛距離がやや物足りなく、30gではアジのサイズに対してジグが大きすぎる可能性があります。20gであれば、15〜25cmクラスのアジにもマッチし、飛距離も70〜80m程度確保できるでしょう。

また、メタルジグではサバや小型青物などの外道も良く釣れます。これはメタルジグの特性上、小魚を模した動きが多くの魚種にアピールするためです。アジ狙いのつもりが思わぬ大物との出会いに繋がることもあり、それもメタルジグアジングの楽しみの一つと言えるでしょう。


エギングロッドでジグ単を使うための裏技

エギングロッドでジグ単を使うための裏技

基本的にエギングロッドでのジグ単は推奨されませんが、どうしてもジグ単をやりたいという方のために、いくつかの工夫を紹介します。

💡 エギングロッドでジグ単を使う3つの裏技

裏技1:ライトエギングロッド(7ft台・UL〜L)を使う ライトエギングと呼ばれる小型イカ専用のロッドは、7フィート台と短く、パワーもUL〜Lクラス。これなら2g前後のジグヘッドも扱いやすくなります。一般的なエギングロッドよりもアジングに近い感覚で使えるでしょう。

裏技2:重めのジグヘッド(2〜3g)を使用する 1gではなく2〜3gのジグヘッドを使えば、エギングロッドでも操作感を得やすくなります。ただし、アジの活性が低い時やプレッシャーが高い場所では食いが悪くなる可能性があります。

裏技3:デイゲーム(日中)で目視確認する 暗闇では操作感が分からなくても、日中であればワームの動きやアジの追い方を目で確認できます。視覚情報を頼りにすれば、ロッドの感度不足をある程度カバーできるでしょう。

ただその時は運良く2匹ほどアジが釣れたのですが、釣った感は0でしたね(^-^;

出典:孤独のフィッシング

実際に1.5gのジグヘッドで暗闇の中アジングをした方の感想では、「何をしているか全く分からなかった」とのこと。運良く釣れても、釣った実感がないというのは、やはり楽しさに欠けるでしょう。

もし本格的にジグ単アジングを楽しみたいのであれば、エントリーモデルでも良いのでアジング専用ロッドの導入を検討することをおすすめします。5,000〜10,000円程度でも十分使えるアジングロッドが販売されており、釣りの楽しさは格段に向上するはずです。

それでもエギングロッドでチャレンジしたいという方は、上記の裏技を試してみてください。ただし、あくまで「裏技」であり、快適性や釣果は専用ロッドに劣ることは理解しておきましょう。


ライトショアジギングへの応用と青物狙い

ライトショアジギングへの応用と青物狙い

エギングロッドの真価が発揮されるのが、**ライトショアジギング(LSJ)やスーパーライトショアジギング(SLSJ)**への応用です。これらは20〜60g程度のメタルジグを使って、堤防や磯から青物を狙う釣り方です。

🐟 エギングロッドで狙える魚種と適正ジグ重量

ターゲット魚種サイズメタルジグ重量ロッドパワー推奨
アジ15〜30cm10〜25gML〜M
サバ20〜40cm15〜30gM
イナダ(ワカシ)30〜50cm20〜40gM〜MH
サゴシ40〜60cm25〜40gM〜MH
カツオ40〜60cm30〜50gMH

エギングロッドのMLやMパワーであれば、30〜50cmクラスの小型〜中型青物に十分対応できます。実際に77cmのブリ(ハマチサイズ)をエギングロッドで釣り上げたという報告もあります。

やっと海面まで浮かせてタモ入れしてもらうと77センチのブリ。予想より魚が大きく私が下手だから簡単に寄らなかっただけなんですね…釣れてラッキーでした。

出典:アジング一年生re

重要なのは、ドラグ設定とロッドの角度調整です。大型魚が掛かった場合、ロッドを立てすぎると折れるリスクがありますし、ドラグが締まりすぎていればラインブレイクします。適度にドラグを緩め、魚の走りに合わせてロッドの角度を調整することで、想像以上の大物とも渡り合えるのです。

ライトショアジギングでは、メタルジグのカラーとアクションも重要です。朝夕マズメ時はシルバー系やゴールド系の派手なカラーでアピールし、日中はブルー系やグリーン系のナチュラルカラーが効果的とされています。アクションは基本的にワンピッチジャークですが、活性が低い時はただ巻きやスロージャークも試してみましょう。

エギングとライトショアジギングを組み合わせることで、1回の釣行で複数のターゲットを狙えるというメリットもあります。イカが釣れなければ青物狙いに切り替える、青物の活性が低ければイカ狙いに戻る、といった柔軟な対応が可能になるのです。


ロッド選びで失敗しないための3つのポイント

ロッド選びで失敗しないための3つのポイント

これからエギングロッドを購入し、アジングやメタルジグにも使いたいと考えている方へ、ロッド選びで失敗しないためのポイントをまとめます。

アジング・メタルジグ兼用を考えたエギングロッド選びの3原則

【原則1】パワーはML〜Mを選ぶ 柔らかすぎるとエギングで力不足、硬すぎるとアジングで使いにくい。MLまたはMパワーが最も汎用性が高いです。特にMLは「万能パワー」と呼べるバランスの良さがあります。

【原則2】長さは8.3〜8.6フィートが理想 短すぎると飛距離が出ず、長すぎると取り回しが悪い。8.3〜8.6フィート(約2.5〜2.6m)が遠投と操作性のバランスが良いでしょう。特に8.6フィートはエギングでも定番の長さです。

【原則3】適合ルアー重量を必ず確認 エギの号数だけでなく、グラム表記も確認しましょう。5〜25g程度をカバーできるモデルであれば、フロートアジングからライトショアジギングまで幅広く対応できます。

🎯 予算別おすすめエギングロッド選びの目安

予算グレード特徴アジング・メタルジグへの適性
〜1万円エントリーコスパ重視、重め△(重いが使える)
1〜2万円ミドルバランス良好○(十分快適)
2〜3万円ミドル〜ハイ軽量・高感度◎(非常に快適)
3万円〜ハイエンド最高峰の性能◎(最高の体験)

エントリーモデル(1万円以下)でも、最近の製品は十分な性能を持っています。ただし、自重がやや重め(120〜150g程度)なので、長時間の使用では疲れやすいかもしれません。予算が許すなら、1〜2万円のミドルクラスを選ぶと、軽量化と基本性能の向上により、快適性が大きく向上するでしょう。

また、メーカーの選択も重要です。シマノ、ダイワ、メジャークラフトなどの大手メーカーは、品質管理がしっかりしており、保証も充実しています。特にシマノのセフィアシリーズ、ダイワのエメラルダスシリーズは定番中の定番で、多くのアングラーに支持されています。

購入前に可能であれば、実際に店頭で握ってみることをおすすめします。グリップの太さや形状、ロッドのバランス感などは、個人の好みや手の大きさによっても異なります。実物を触ることで、自分に合ったロッドが見つかりやすくなるでしょう。


まとめ:エギングロッドでアジングとメタルジグを使いこなす

まとめ:エギングロッドでアジングとメタルジグを使いこなす

最後に記事のポイントをまとめます。

  1. エギングロッドでアジングは十分可能だが、軽量ジグ単(1g前後)は感度不足で難しい
  2. フロートリグやキャロライナリグなど5g以上の仕掛けならエギングロッドが推奨レベルで使える
  3. メタルジグを使ったアジングではエギングロッドとの相性が抜群に良い
  4. エギングロッドの適合ルアー重量は一般的に5〜25gで、メタルジグ15〜25gが最適
  5. MLまたはMパワー、8.3〜8.6フィートの長さが汎用性が高い
  6. PE0.4〜0.8号、リーダー1.5〜3号程度のセッティングが標準的
  7. フロートアジングではただ巻き、ストップ&ゴー、トゥイッチの3アクションを使い分ける
  8. メタルジグでは底から攻めるのが基本、緩やかなシャクりが効果的
  9. ライトショアジギングへの応用も可能で、30〜50cmクラスの青物も狙える
  10. 一本のロッドでエギング、アジング、ライトショアジギングを楽しめるコスパの高さが魅力
  11. ドラグは緩めに設定し、アジの口切れを防ぐ配慮が重要
  12. ロッド選びでは適合ルアー重量のグラム表記を必ず確認すること
  13. ライトエギングロッド(7ft台・UL〜L)ならジグ単にも対応しやすい
  14. 本格的なジグ単アジングを楽しむなら専用ロッドの導入も検討価値あり
  15. エギングロッドの遠投性能を活かせば、沖の回遊アジや青物も射程圏内

記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト

  1. エギングロッドでもアジングはできる!おすすめの釣り方をご紹介 | 孤独のフィッシング
  2. エギングロッドでアジングは可能ですか? – Yahoo!知恵袋
  3. ライトショアジギングにエギングロッドを流用してみた|アジング一年生re
  4. エギングロッドを5〜20gくらいのメタルジグを使って鯖やツバスなどを… – Yahoo!知恵袋
  5. エギングロッドでライトショアジギング!メタルジグでアジも釣れる! | 釣りスタイル
  6. エギングロッドでアジングを楽しむことは可能? | リグデザイン
  7. エギングロッドでアジングに挑戦してみた!釣果を上げる5つのポイントを実釣解説 | TSURI HACK
  8. アジングにエギングロッドはむしろ推奨レベル!? 使い所を解説! | アジング専門/アジンガーのたまりば
  9. Super Light Shore Jigging のメタルジグ飛距離チェック – gagarablog’s

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