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タコエギングの全てが分かる!初心者でも釣れる🎣完全マニュアル

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タコエギングは近年、多くの釣り人に人気の釣り方です。堤防や漁港など身近な場所で手軽に楽しめ、美味しいタコを釣り上げることができます。特に6月~8月は小型のタコが多く活性も高いため、初心者でも釣果が期待できるシーズンとなっています。

タコエギングはタコ専用のエギを使用して釣る方法ですが、実はイカ用のエギでも十分にタコを狙うことができます。タックルもエギング用ロッドやシーバスロッドなど、すでに持っているものを流用できる場合が多いのが特徴です。この記事では、タコエギングの基本的な知識から実践的な釣り方まで、詳しく解説していきます。

この記事のポイント!

  1. タコの習性と活性が高まる時期・時間帯について理解できる
  2. タコエギングに必要なタックルと仕掛けの選び方がわかる
  3. イカエギの代用可否と使用方法について学べる
  4. 釣れるポイントと効果的な誘い方を把握できる

タコエギングの基本を徹底解説!初心者でも釣果が上がる方法

  1. タコの習性と生息場所を理解しよう
  2. タコエギングに最適な時期と時間帯
  3. タコエギングで使う基本タックルの選び方
  4. エギの種類と選び方のポイント
  5. イカエギでタコは釣れる?代用の可否を解説
  6. エサ付きエギの効果と使い方

タコの習性と生息場所を理解しよう

マダコは北海道や本州北部を除く日本の沿岸部に広く生息している生物です。夜行性が強く、日中は岩の隙間などに身を潜めて生活しています。

主食はカニなどの甲殻類や二枚貝、小魚など。大型の個体は3kg以上にも成長することがあり、国産のマダコは漁獲量が少ないため市場価値も高くなっています。

堤防の際や底周辺、沖のかけ上がりや根回りにタコは潜んでいることが多く、これらの場所を重点的に狙うとよいでしょう。砂地のポイントでも、根が点在していればタコが生息している可能性が高くなります。

エサとなる貝類やカニが多い場所がタコの生息ポイントとなりやすく、特に堤防の壁際はタコ釣りの定番ポイントとして知られています。

堤防の繋ぎ目や割れ目、スリット部分はタコの格好の隠れ家となるため、これらの周辺も見逃せないポイントです。また、堤防の基礎部分には敷石が積まれていることが多く、壁際から2~3m前後の底付近も有望なポイントとなっています。

タコエギングに最適な時期と時間帯

タコの活性が高まるのは水温が上昇する5月から9月頃です。特に6月から8月は子ダコが多く、最も釣果が期待できる時期となっています。

夜行性が強いタコは、夜間の活性が最も高くなります。また、薄暗い朝夕も活発に動き回るため、これらの時間帯が狙い目です。日中は物陰に潜んでいることが多いため、障害物周辺を入念に探る必要があります。

タコは真水を嫌う性質があるため、雨の日や雨上がりは活性が低下します。特に河口付近や浅場は雨水の影響を受けやすいため、これらの条件では避けた方が無難です。

真冬でも水温が安定している場所では釣ることは可能ですが、数が多く活性も高い初夏がタコ釣りには最適なシーズンと言えます。

時間帯による期待度は「夜>朝・夕>日中」の順となり、これを意識して釣行時間を選ぶと効率的です。

タコエギングで使う基本タックルの選び方

タコエギング用のタックルは、吸盤で張り付くタコを引き剥がせるバットパワーを備えた専用ロッドがベストです。長さは7フィート程度が扱いやすく、シマノのタコマスターなどが代表的な専用ロッドとなっています。

リールはスピニングとベイトの両方が使用可能です。初心者の場合は投げやすいスピニングリールがおすすめで、3000~4000番のサイズを選びましょう。PEラインは1~2号程度を100mほど巻けば十分です。

専用ロッドがない場合は、硬めのエギングロッドやシーバスロッド、ショアジギングロッドなども代用できます。ただし、バットパワーが弱いと大きなタコを取り込むのに苦労する可能性があります。

リールはダイワのレブロスなどの実績あるモデルがおすすめです。特にドラグ力の高いモデルを選ぶと、大型のタコとのやり取りも安心です。

タコエギング用のタックルは、投げて巻くだけでなく、タコを引き剥がす力も必要となるため、強度のあるものを選ぶことが重要です。

エギの種類と選び方のポイント

タコエギには様々な種類があり、基本的な形状のものから、エサを巻きやすいタイプ、ワームをセットしやすいタイプ、エギとは形状が大きく異なる変則系ルアーまで、多彩なラインナップがあります。

カラーは黄色が最も人気があり、次いで赤や緑、白などが定番となっています。海中での視認性が高く、アピール力が強い黄色をベースにしたカラーから揃えるのがおすすめです。

エギのサイズは3.5号を基準に選びましょう。アピール力が強く、様々なサイズのタコに対応できます。タコが小さい場合は2.5号など、シルエットの小さいものも効果的です。

船釣りの場合は50号程度のオモリと組み合わせて使用するため、エギ自体の重さはそれほど重要ではありません。多くの製品は35g前後のオモリが付いています。

デュエルの「タコやん」は、ボディに浮力があって根掛かりしにくく、初心者でも扱いやすい製品として人気があります。

イカエギでタコは釣れる?代用の可否を解説

イカ用のエギでもタコは十分に釣ることができます。実際、イカを狙ってエギングをしている時にタコが掛かることも珍しくありません。ただし、タコエギに比べるとフッキング率は劣ります。

タコ狙いでイカエギを使用する場合は、オモリを追加して使うことで対応可能です。ただし、針(カンナ)がタコに対しては小さく、全笠ゆえに根掛かりも多いため、あえて使用するメリットは少ないでしょう。

イカエギをタコ釣りに使う際は、底取りのしやすさを優先して重めのもの(30~40g程度)を選ぶことがポイントです。また、複数のエギを組み合わせることで、イレギュラーな動きを演出できます。

シーズン中のタコのサイズによっては、イカエギの方が適している場合もあります。特に小型のタコが多い時期は、タコエギの太い針では掛かりにくい場合があります。

船の上では、イカエギの使用を推奨する船宿もあります。これは、タコのサイズが小さい時期に、タコエギの太い針では掛かりにくいためです。

エサ付きエギの効果と使い方

タコに警戒心を与えず、長時間抱かせるには、豚の脂身などのエサを巻き付けるのが効果的です。近年では、バターを塗る方法も流行しています。

エサを巻きやすいタイプのタコエギも多く販売されており、背面のピンでエサを固定できるタイプや、ワイヤーでしっかりと巻けるタイプなどがあります。

リーダーに接続する「集寄」を使用すれば、さらにアピール力を高めることができます。特に乗合船の場合、周りのエギよりも目立たせることができる利点があります。

ただし、大きな集寄を使用すると潮受けが大きくなり、オマツリしたり感度が低下してアタリが分かりにくくなったりするデメリットもあります。また、仕掛けの全長が長くなるためキャストもしづらくなるので注意が必要です。

タコエギングの実践的な釣り方とコツ

  1. 基本的なアクションと誘い方を解説
  2. 仕掛けの組み方と結び方
  3. アタリの見極め方とフッキングのコツ
  4. 釣れる代表的なポイントと探し方
  5. タコが掛かった時の取り込み方
  6. 初心者が陥りやすい失敗と対策
  7. まとめ:タコエギングで確実に釣果を上げるためのポイント

基本的なアクションと誘い方を解説

タコエギの基本的な誘い方は、底から離さずにゆっくりと動かすことです。竿先で10cm程度の小さい幅でチョンチョンと操作して誘います。

底の変化を感じられる程度のスピードで引いていき、障害物や石が多い場所を見つけたら、その場でアクションをつけて誘い出すのが効果的です。

魅せる誘いとして、エギを約50cm跳ね上げるアクションも有効です。単段、2段、3段と跳ね上げ方を変えることで、タコの反応を探ることができます。

しかし、魅せる誘いを多用しすぎるとタコがエギに乗れなくなる可能性があります。タコは上方向への早い動きに対して捕獲が苦手なため、魅せる誘いはタコを寄せる目的で使用し、実際の捕獲は底での誘いで行うのが基本となります。

船釣りの場合は50号程度のオモリを組み合わせて使用し、オモリを底に付けたままロッドでシェイクして誘うことが基本となります。

仕掛けの組み方と結び方

タコエギの基本的な仕掛けは、三股のサルカンを使用し、1つの枝に50号のオモリを付け、残りの枝にタコエギを取り付けます。

PEラインは1.5号前後を使用し、フロロカーボン5号~6号をリーダーとして接続します。この組み合わせなら、根掛かりした際も針が伸びることが多く、ロストを防ぐことができます。

タコエギを2個付けする場合は、異なる種類やカラーを組み合わせることでアピール力を高めることができます。3号と3.5号といった異なるサイズを組み合わせると、動きの違いが生まれて効果的です。

リーダーとの接続には集寄を使用することで、さらにアピール力を高めることができます。ただし、大きすぎる集寄は潮受けが強くなり、操作性が悪くなる点に注意が必要です。

船釣りでは、同船者とのオマツリを避けるため、PEラインやオモリの号数に指定がある場合があるので、事前に確認しておきましょう。

アタリの見極め方とフッキングのコツ

タコがエギに乗ると、竿先を押さえつけられるような違和感があります。魚のような明確なアタリではなく、根掛かりのようにエギが動かなくなる感覚です。

アタリを感じたら、早くアワセると掛からないことが多いので、そのまま誘い続けて深く抱き込ませることが重要です。タコがエギに乗ってからも誘い続けることで、タコが獲物を強く押さえつけようとするため、抱きが深くなります。

タコが十分に抱き込んだと感じたら、一気に大きなストロークでアワセを入れます。掛かったら、ハリから抜けないように一定速度で巻き上げることが重要で、テンションが抜けるとバラしの原因となります。

特に船釣りでは、オモリを底から離さずに誘うことが鉄則です。先調子(穂先が胴に対して柔らかい)のタコエギ専用ロッドを使うと、この操作がやりやすくなります。

根掛かりと間違えやすいため、竿先の感覚を常に意識することが大切です。エギが障害物に当たった時とタコが乗った時では、微妙に違う感触があります。

釣れる代表的なポイントと探し方

タコの定番ポイントは堤防の壁際です。エサとなる貝類やカニが多く、タコのエサ場となっています。堤防の繋ぎ目や割れ目、スリット部分は特に重点的に探るべきポイントです。

沖には岩や捨て石などの障害物が形成されていることがあり、これらの場所も良いポイントとなります。仕掛けを引いてきて引っ掛かりを感じる場所は、障害物があり、タコの住処となっている可能性が高いです。

石畳はタコが好む隙間だらけで、エサも多い超一級ポイントです。ただし、根掛かりが多いため、タコエギなどで根掛かりを避けながら釣りをする必要があり、やや上級者向けとなります。

堤防の基礎部分には敷石が積まれていることが多く、壁際から2~3m前後の底付近も狙い目です。これらの場所を丁寧に探ることで、タコとの出会いが期待できます。

砂地のポイントでも、根が点在していればタコが生息している可能性があるので、そういった場所も見逃さないようにしましょう。

タコが掛かった時の取り込み方

タコが掛かったら、テンションを保ちながら一定の速度で巻き上げることが重要です。特に大型のタコは強い力で張り付いてくるので、慎重なやり取りが必要です。

タコは強力なクチバシのような口を持っているため、取り込み時は噛まれないように注意が必要です。また、吸盤で這い上がるため、バケツに入れても脱走する可能性があります。

釣り上げたタコは、できるだけ早めに締めてクーラーボックスに収納するのがベストです。締め方は、目と目の間の部分をナイフで刺すか、ハサミを入れてカットします。締まると色が白くなって抵抗しなくなります。

鮮度を保つために、ビニール袋に入れて氷に直接触れないようにすることで、味が落ちにくくなります。生きた状態で持ち帰りたい場合は、洗濯ネットや専用のネットを用意しておくと便利です。

小さすぎるタコはリリースすることで、資源の保護にもつながります。

初心者が陥りやすい失敗と対策

アタリがあった時に早合わせしてしまうのは、初心者がよくする失敗の一つです。タコがエギを十分に抱き込むまで待つことが重要で、アタリを感じてからも誘い続けることで、フッキング率が上がります。

タコエギの誘い方で多いミスは、エギを底から離しすぎることです。タコは海底にいるため、エギを底から離さずに動かすのが基本となります。時々大きく浮かせるのは効果的ですが、ずっと浮かせていると当たりが減ってしまいます。

魅せる誘いばかりを行うのも失敗の一つです。タコは上方向への早い動きに対して苦手なため、魅せる誘いはタコを寄せる目的で使い、実際の捕獲は底での誘いで行うようにします。

大きな集寄を使用すると潮受けが大きくなり、操作性が悪くなったりアタリが分かりにくくなったりします。また、仕掛けが長くなってキャストもしづらくなるので、適度なサイズを選ぶことが大切です。

雨の日や雨上がりは、タコが真水を嫌うため活性が下がります。特に河口付近や浅場は雨水の影響を受けやすいので、こういった条件での釣行は避けるのが賢明です。

まとめ:タコエギングで確実に釣果を上げるためのポイント

最後に記事のポイントをまとめます。

  1. 釣れる時期は5月~9月で、特に6月~8月が最適である
  2. タコは夜行性で、夜間や薄暮時が最も活性が高い
  3. 基本的なタックルは7フィート前後のロッドとPEライン1~2号が標準
  4. タコエギは3.5号を基準に、黄色系のカラーから始めるのが無難
  5. イカエギでもタコは釣れるが、サイズに応じて使い分けが必要
  6. エサ付きエギは警戒心を与えず、長時間の抱きを期待できる
  7. タコの基本的な誘い方は底から離さず小刻みにシェイク
  8. アタリは根掛かり感覚で、すぐにアワセずじっくり待つ
  9. 堤防の壁際や石畳、沖の障害物周りが有望ポイント
  10. 雨の日は活性が下がるため、釣行を避けるのが賢明
  11. 釣れたタコは速やかに締めて、氷締めで鮮度を保つ
  12. 小型個体は将来に向けてリリースを心がける