栃木県宇都宮市にある赤川ダムは、関東地方でも有数の大物バスが狙えるスポットとして知られています。過去には60センチ級の大型ブラックバスが釣れた実績があり、数は少ないものの、大きなサイズを狙える魅力的な釣り場です。

ダム湖は透明度が高く、足場の良い遊歩道が整備されているため、岸からのおかっぱり釣りが楽しめます。ただし、ボート釣りは禁止されているため、岸からの釣りのみとなります。釣り場へのアクセスも良く、駐車場やトイレなどの設備も整っているため、初心者から上級者まで幅広い層に人気があります。
この記事のポイント!
- 赤川ダムのバスの特徴と釣果傾向について
- 季節別の釣れる時期と効果的な釣り方
- おすすめの釣り場ポイントと攻略法
- 必要な道具と近隣の釣具店情報
赤川ダムでバス釣りを楽しもう!初心者向けポイントガイド
- 赤川ダムの基本情報と特徴を解説
- バス釣りに最適なシーズンと時間帯
- 赤川ダムのバスサイズと釣果傾向
- おすすめの釣り場ポイント3選
- アクセス方法と周辺施設情報
- 駐車場・トイレ等の設備状況
赤川ダムの基本情報と特徴を解説
赤川ダムは宇都宮市の北西部、古賀志山の麓にある宇都宮市森林公園内に位置する溜め池のようなダム湖です。水質が良好で透明度が高いことが特徴で、偏光グラスを使用すれば水中のバスを目視で確認することができます。
ダム湖の周囲には整備された遊歩道があり、ほぼ全周をおかっぱりで攻めることができます。ダム湖内でのボート釣りは無許可では禁止されているため、岸からの釣りのみとなります。
アクセス面では、国道293号線から田野町交差点を経由してアクセスできます。周辺には森林公園やキャンプ場などのレジャー施設も充実しており、家族での釣行にも適しています。
公園内には休憩所やレストランもあり、食事をとることもできます。特に「彩来」というレストランでは、名物の赤川ダムカレーを楽しむことができます。
現地で使用できる施設としては、無料駐車場やトイレが完備されており、長時間の釣行でも快適に過ごすことができます。
バス釣りに最適なシーズンと時間帯
赤川ダムでのバス釣りのトップシーズンは5月から11月中旬までです。特に4月下旬から5月にかけては、バックウォーター周辺のシャローエリアで産卵に関連した大型バスのペアを見かけることが多くなります。
水質が良好で透明度が高いため、偏光グラスを使用することで水中のバスを視認しやすい特徴があります。これにより、産卵床を守るバスを狙うネストパターンでの釣りが可能です。
気温が安定する春から秋にかけては、早朝や夕方がバスの活性が高まる時間帯となります。透明度の高い水域では、バスが警戒心を強めるため、この時間帯を狙うことで釣果につながりやすくなります。
一方で、1月から3月の寒い時期は活性が下がり、釣果を期待しにくい時期となります。4月と12月は時期によって釣果にばらつきが出やすく、天候や気温の変化に影響を受けやすい傾向があります。
赤川ダムの特徴として、水質が良いために魚が警戒心を強めやすい点があります。そのため、時間帯の選択が釣果を左右する重要な要素となっています。
赤川ダムのバスサイズと釣果傾向
赤川ダムの特徴として、60センチを超える大型のブラックバスが生息していることが挙げられます。ただし、ハイプレッシャーな釣り場であるため、数釣りは難しい傾向にあります。
小型のバスは比較的釣れやすい一方で、50センチを超えるような大型や30センチ前後のアベレージサイズのバスは非常に警戒心が高く、容易には釣れません。水の透明度が高いため、魚の目を考慮したアプローチが重要になります。
特に大型のバスは、ルアーを見ただけで逃げてしまうケースが多いため、できるだけ自然なアピールが求められます。よく使用されるルアーでは小バスには通用しても、50センチを超えるようなバスは見向きもしないことがあります。
水質が良好なため、バスは視覚に頼って餌を捕食する傾向があります。偏光グラスを使用することで、バスの位置や反応を確認しながら釣りを進めることができます。
釣果を上げるポイントとしては、色も形もアピール系ではなく、リアル系のルアーを中心に使用することが効果的です。特にリアルなスイムベイトで自然なアクションを演出できれば、大型バスを狙うチャンスが広がります。
おすすめの釣り場ポイント3選
宇都宮森林公園第一キャンプ場前は、赤川ダムの堰堤から右手に広がるシャローエリアで、沖からゆるやかなカケアガリの地形となっています。水通しが良く、湖を一望できる位置にあり、当日のフィールドコンディションをチェックするのに最適なポイントです。
第二キャンプ場前は、赤川ダムのメインのインレットがある超1級ポイントです。大型バスの釣果報告も多く、水質が良好で活性の高いバスをよく見かけることができます。春先にはスポーニングベッドも多く確認でき、年間を通して大型バスが狙えるスポットとなっています。
芝生広場前は、水路の流れ出しに位置するエリアで、大雨の後は浮遊ゴミやベイトフィッシュが流されてきてバスが集まりやすい特徴があります。水の動きがある場所で、ベイトフィッシュも集まりやすいポイントですが、減水時は干上がってしまうこともあります。
これらのポイントは、それぞれ特徴的な地形や環境を持っており、状況に応じて使い分けることで効率的なバス釣りが可能です。ただし、水位変動や天候の影響を受けやすいため、事前の下見や情報収集が重要になります。
アクセス方法と周辺施設情報
赤川ダムへのアクセスは、国道293号線を利用します。田野町交差点から入り、森林公園の案内に従って進むことで到着できます。車での来場が一般的で、ダムサイト付近に無料駐車場が完備されています。
周辺施設として、宇都宮森林公園第一キャンプ場と第二キャンプ場があります。また、サイクリングターミナルには「彩来」というレストランがあり、名物の赤川ダムカレーを提供しています。
バス釣りに必要な釣具の購入や補充は、近隣の釣具店で対応可能です。具体的には、つり具おおつか宇都宮店と上州屋鹿沼店が充実しており、どちらの店舗もルアーコーナーが充実しています。
公園内には自然休養村管理センターがあり、BBQやキャンプ場の利用受付を行っています。また、売店や食堂はダムサイト付近に設置されており、長時間の釣行時も便利に利用できます。
施設内は遊歩道が整備されており、ハイキングやウォーキング、サイクリングなども楽しめる複合的なレジャースポットとなっています。
駐車場・トイレ等の設備状況
赤川ダムの駐車場は、ダムサイト下に無料駐車場が設置されています。ダム湖周辺の各ポイントは、この駐車場から徒歩でアクセス可能です。駐車場からは遊歩道が整備されており、釣り道具を持っての移動も比較的容易です。

赤川ダムのバス釣りテクニックと注意点
- 初心者向けタックル選びのポイント
- 効果的なルアーの選び方と使い方
- 水質と地形を活かした釣り方のコツ
- 遊漁規則と注意事項
- 近隣の釣具店情報
- 初心者向けバス釣り必須アイテム
- まとめ:赤川ダムバス釣り完全ガイド2025
初心者向けタックル選びのポイント
赤川ダムでの釣行には、2種類のタックルを準備してポイントごとに使い分けることをおすすめします。1つ目は中大型スイムベイト・ムーチング用のタックルで、6.4ft前後でM~MLのテーパーはスローからレギュラーのベイトロッドを使用します。
リールは、ノーマルギヤの200g以下のベイトリールを選択し、ラインは10lb以上のナイロンラインを使用します。このセットアップは、大型のルアーや生餌を使用する際に威力を発揮します。
2つ目のセットは、ワームや小型プラグ用として、6ft前後でL~MLの先調子のスピニングロッドを用意します。リールは2500番程度のスピニングリールを使用し、ラインは4~6lbのPEラインまたはFCラインを使用します。
初心者の方には、シマノの22シエナコンボS86MLがおすすめです。ライン付きのセットなので、すぐに釣りを始めることができます。アリビオシリーズとの組み合わせで、コスパの良い入門セットとなっています。
赤川ダムは透明度が高い釣り場のため、ラインの選択も重要です。特に警戒心の強い大型バスを狙う場合は、ラインの見え方にも注意を払う必要があります。
効果的なルアーの選び方と使い方
赤川ダムの透明度の高い環境では、リアル系のスイムベイトがおすすめです。2010年以降に発売されたスイムベイトは、色も形もアクションも非常にリアルで、本物の魚のように見えるほどの完成度です。
リアル系のルアーは、警戒心の強いバスに対して効果的です。特に大型のバスは経験を積んでおり、一般的なルアーでは反応が薄い傾向にあります。自然な動きを演出できるスイムベイトは、そうした大型バスへのアプローチに適しています。
生餌を使用したムーチング(泳がせ釣り)も、赤川ダムでは効果的な手法です。ベイトタックルでナイロン12lb前後のラインを使用し、フックサイズは#2/0以上を選択します。アタリは向こう合わせで、大きく合わせることが重要です。
小型のバスを狙う場合は、4インチ前後のストレートワームが使いやすいでしょう。クロスファクターのサイコストレート4インチ ブルーギルなど、ナチュラルカラーのワームが効果的です。
透明度の高い水域では、リアルな見た目と自然なアクションが重要です。アピール系の派手なルアーよりも、控えめな色合いと自然な動きを重視したルアー選びが求められます。
水質と地形を活かした釣り方のコツ
赤川ダムは透明度が高く、水質が良好な釣り場です。そのため、バスは視覚に頼って餌を探す傾向が強くなっています。偏光グラスを使用することで、水中のバスやその行動を観察しながら釣りを進めることができます。
アプローチの方法としては、最初は岸際に平行にルアーをキャストし、反応が無い場合は広範囲を巻物で探っていきます。岸辺近くではバスがベイトフィッシュを追い込んで捕食していることが多いため、この順序でのアプローチが効果的です。
春先の4月下旬から5月にかけては、シャローエリアでスポーニング(産卵)に関連したパターンを狙うことができます。この時期は大型バスを狙える絶好の機会となりますが、産卵床を守るバスの習性を理解した釣り方が必要です。
ポイント攻略では、倒木や流木が点在するエリアを重点的に狙います。特に第二キャンプ場前のエリアでは、ワームやラバージグをストラクチャーやブッシュの際に打ち込んでいく釣り方が効果的です。
水の透明度が高いため、人影や音に敏感なバスが多いのが特徴です。ポイントへのアプローチは、岸辺から少し離れた位置からキャストを開始し、反応を見ながら徐々に近づいていく慎重さが求められます。
遊漁規則と注意事項
赤川ダムは栃木県鬼怒川漁業協同組合の管轄する内共第23号の共同漁業権区域に含まれています。遊漁規則には知事の認可が下りており、法的効力を持っています。
遊漁時間については、遊漁規則第9条第3項により、日の出から日没までと定められています。また、午後券を利用する場合は、午後0時から日没までとなっています。
ボートの使用については、無許可での出艇は禁止されています。そのため、バス釣りはおかっぱりのみとなります。また、柵の中に入っての釣りは禁止されており、万が一の事故は自己責任となります。
ダム施設の保守点検等により、水位が変動する場合があります。これにより湖面の利用が制限される可能性がありますが、その際の補償は行われません。
釣り場では、他の利用者への配慮も重要です。特に散策やサイクリングを楽しむ人も多いため、ルアーの飛距離には注意が必要です。
近隣の釣具店情報
赤川ダム周辺の釣具店として、つり具おおつか宇都宮店があります。栃木県宇都宮市下川俣町206-7に位置し、営業時間は10:00から21:00まで、火曜日(祝日は営業)が定休日となっています。バス釣りに通じたスタッフが常駐しており、初心者はルアーの選択やタックル選びの相談ができます。
もう一つの選択肢として、上州屋鹿沼店があります。栃木県鹿沼市西茂呂4-45-6に所在し、平日は10:00から20:00まで、土日は9:00から20:00まで営業しています。2020年にバス釣りコーナーを拡大リニューアルしており、品揃えが充実しています。
両店舗ともルアーコーナーが充実しており、頻繁にセールやイベントが開催されています。特につり具おおつかではバスプロによるトークイベントも行われており、最新の釣果情報も入手できます。
上州屋鹿沼店は赤川ダムから最も近い釣具店となっています。2020年のリニューアル以降、バス釣り用品の品揃えがさらに充実し、地元の釣り人からの支持を得ています。
両店舗とも定休日や営業時間が異なるため、訪問前に確認することをおすすめします。特に初心者の方は、スタッフに相談しながら必要な道具を揃えることができます。
初心者向けバス釣り必須アイテム
赤川ダムでバス釣りを始める際に必要な基本アイテムをご紹介します。まず最も重要なのが偏光グラスです。透明度の高い赤川ダムでは、水中のバスや地形を確認するために必須のアイテムとなります。
タックル面では、初心者向けのセットとしてシマノの22シエナコンボS86MLがおすすめです。このセットはライン付きで、アリビオとの組み合わせにより、すぐに釣りを始めることができます。
ルアーは、4インチ程度のストレートワームから始めるのが良いでしょう。クロスファクターのサイコストレート4インチなど、ナチュラルカラーのワームが使いやすく、初心者でも扱いやすい特徴があります。
スモールラバージグも初心者に適したルアーです。ダイワのスモラバ スモールラバージグSS3.5gは、テナガエビカラーが定番で、比較的リーズナブルな価格帯で購入できます。
プラグ系のルアーは、少し慣れてから使用することをおすすめします。特に赤川ダムのような透明度の高い環境では、ナチュラルな色合いのものを選択することが重要です。

まとめ:赤川ダムバス釣り完全ガイド2025
最後に記事のポイントをまとめます。
- 赤川ダムは栃木県宇都宮市の森林公園内に位置する透明度の高いダム湖である
- 60センチ級の大型ブラックバスが生息し、トップシーズンは5月から11月中旬である
- ボート釣りは禁止されており、おかっぱりのみの釣場となっている
- 遊漁時間は日の出から日没までと規定されている
- 主要な釣りポイントは第一キャンプ場前、第二キャンプ場前、芝生広場前の3か所である
- タックルは中大型スイムベイト用と小型ワーム用の2セットの準備が推奨される
- リアル系スイムベイトとナチュラルカラーのワームが効果的なルアーとして挙げられる
- 水質が良好で透明度が高いため、偏光グラスが必須アイテムとなる
- 近隣の釣具店としてつり具おおつか宇都宮店と上州屋鹿沼店が利用可能である
- 初心者向けタックルとしてシマノ22シエナコンボS86MLがおすすめである
- ダム湖周辺は整備された遊歩道があり、アクセスが容易である
- 駐車場やトイレなどの施設が完備されており、長時間の釣行も快適である