天ヶ瀬ダムでバス釣りを楽しもうと考えている方も多いのではないでしょうか。宇治川水系に位置する天ヶ瀬ダムは、琵琶湖からの水系であることから大型のブラックバスが生息しており、おかっぱりでバス釣りが楽しめる人気スポットとなっています。

天ヶ瀬ダムでバス釣りを楽しむには、遊漁券の購入が必要となります。また、立入禁止区域や釣り禁止エリアもあるため、事前に確認が必要です。この記事では、天ヶ瀬ダムでのバス釣りに必要な遊漁券情報から、おすすめポイント、タックル選びまで詳しく解説していきます。
この記事のポイント!
- 天ヶ瀬ダムの遊漁券の購入方法と料金について
- バス釣りが禁止されているエリアと注意点
- 下流域を中心としたおすすめポイントの特徴
- 大型ブラックバスを狙うためのタックルとルアー選び
天ヶ瀬ダムのバス釣りで押さえるべき基本情報
- 遊漁券は必須で宇治川漁協から購入
- 天ヶ瀬ダムの立入禁止エリアを確認
- 釣り場へのアクセスと周辺施設の状況
- 天ヶ瀬ダムの釣果とターゲット魚種
- おすすめの釣行シーズンと時間帯
- 駐車場とトイレの利用について
遊漁券は必須で宇治川漁協から購入
宇治川漁業協同組合の管轄エリアで釣りを楽しむには、遊漁券の購入が必要です。遊漁料金は全漁業権魚種の年券が8,000円、日券が2,000円となっています。
ブラックバス釣りの場合でも遊漁券が必要です。これは、ルアーでブラックバスを釣る際に他の魚種も掛かる可能性があるためです。
遊漁券は組合事務所や指定された販売所で購入できます。また、釣り場では漁場監視員からも購入可能ですが、その場合は追加料金がかかります。年券の場合は20%以内、日券の場合は50%以内の追加料金となります。
遊漁承認証は必ず携帯し、漁場監視員から要求があった際には提示する必要があります。遊漁承認証は他人への貸与が禁止されています。
購入した遊漁券は、釣り場での提示が必要となるため、紛失しないよう注意が必要です。また、遊漁承認証の再発行は原則として行われません。
天ヶ瀬ダムの立入禁止エリアを確認
天ヶ瀬ダムには、安全管理のため立入禁止区域が設定されています。具体的には、天ヶ瀬ダムの上流端から上流500mおよび下流300mまでの区域が立入禁止となっています。
関西電力の宇治発電所および天ヶ瀬発電所の所有地内も立入禁止区域となっています。これらの区域での釣りは禁止されているため、十分注意が必要です。
また、宇治橋、朝霧橋、喜撰橋、橘橋、観流橋、白虹橋の橋上からの釣りも禁止されています。これらの橋の上での釣りは、安全上の理由から一切認められていません。
遊漁規則に違反した場合、遊漁の中止を命じられたり、以後の遊漁を拒絶されたりする可能性があります。その場合、既に納付した遊漁料の払い戻しは行われません。
漁場監視員の指示には必ず従い、禁止区域での釣りは絶対に避けるようにしましょう。
釣り場へのアクセスと周辺施設の状況
天ヶ瀬ダム周辺には天ヶ瀬森林公園が隣接しており、駐車場やトイレを利用することができます。公共交通機関でのアクセスも可能です。
施設内には自動販売機が設置されていますが、コンビニエンスストアなどの飲食店は近くにありません。そのため、飲み物や食べ物は事前に準備しておく必要があります。
周辺は観光地でもあるため、散策している観光客も多く見られます。釣りをする際は、周囲の人々に迷惑をかけないよう注意が必要です。
釣り場は岸からのアクセスが可能で、おかっぱりポイントが豊富にあります。しかし、一部エリアでは足場が悪い場所もあるため、安全面には十分な注意が必要です。
アクセスルートや駐車場の場所は、事前に確認しておくことをおすすめします。特に休日は混雑が予想されるため、早めの到着を心がけましょう。
天ヶ瀬ダムの釣果とターゲット魚種
天ヶ瀬ダムは、琵琶湖水系に属しているため、大型のブラックバスが生息しています。60センチに迫る大型魚の釣果報告もあります。
主なターゲット魚種はラージマウスバスとスモールマウスバスで、特に下流域では良型が狙えます。スモールマウスバスは30センチを超える個体も釣れています。
水域によって生息する魚種や大きさが異なり、下流域では大型のラージマウスバスが、流れのある場所ではスモールマウスバスが狙えます。
琵琶湖から流れてくる魚も多いため、魚影は濃い傾向にあります。ただし、水位変動や放流量によって釣果は大きく変わってきます。
釣果報告では、朝まずめの時間帯に活性が高くなる傾向が見られます。
おすすめの釣行シーズンと時間帯
天ヶ瀬ダムでのバス釣りは、4月から6月の春がハイシーズンとなります。この時期は大型のブラックバスも狙えます。
冬季でも釣果を期待することができ、むしろ釣り人が少ないため快適に釣りを楽しめる場合もあります。
朝まずめの時間帯は魚の活性が高く、特に人の少ない日の出時がおすすめです。観光客が多くなる日中は、落ち着いて釣りができない場合があります。
水位や放流量の変動が大きい場合は、釣果に影響が出る可能性があります。事前に放流情報をチェックしておくと良いでしょう。
釣行時期によって有効なルアーや釣り方も変わってきますので、シーズンに合わせた対策を考える必要があります。
駐車場とトイレの利用について
天ヶ瀬森林公園には駐車場とトイレが併設されており、釣り人も利用することができます。釣り場に近い場所に施設があるのは便利なポイントです。
コンビニエンスストアは近くにないため、必要な物は事前に準備しておく必要があります。自動販売機は設置されているので、飲み物の補給は可能です。
駐車場は休日になると観光客で混雑する可能性があります。特に朝まずめを狙う場合は、早めの到着を心がけましょう。
トイレは公園施設内にあるため、開園時間内であれば利用可能です。ただし、夜間は利用できない可能性があります。
施設を利用する際は、他の利用者への配慮も忘れずに。マナーを守って利用することで、快適な釣り場環境を保つことができます。

天ヶ瀬ダムのバス釣りポイントと攻略法
- 下流域がバス釣りの人気スポット
- ブラックバスの生息エリアと特徴
- おすすめのタックル選び
- 効果的なルアーとリグの使い分け
- 水位変動と放流量への対応方法
- 安全に釣りを楽しむための注意点
- まとめ:天ヶ瀬ダムバス釣り完全ガイド2024年版
下流域がバス釣りの人気スポット
天ヶ瀬ダムの下流域は、大型のブラックバスの釣果実績が豊富なエリアです。特に川の流れが早い場所では、良型が狙えます。
下流域のポイントはおかっぱりで釣りができるため、手軽にアクセスが可能です。複数のポイントをランガンしながら探ることができます。
天ヶ瀬ダムの下流域ではダウンショットリグを使った釣りが効果的です。シャッド系ワームをセットして、川の流れにドリフトさせるアプローチが有効です。
下流域は川の流れが早いため、タックルは6フィートLクラスのスピニングタックルがおすすめです。流れの中でもラインコントロールがしやすい特徴があります。
ただし、放流量が多い時期は釣りが難しくなる場合もあるため、事前に水位情報をチェックしておくと良いでしょう。
ブラックバスの生息エリアと特徴
天ヶ瀬ダムは琵琶湖水系に属しており、琵琶湖から流れてくる大型のブラックバスが生息しています。90センチを超える超大型の魚の釣果報告もあります。
実績のあるサイズは60センチクラスで、ブラックバスのアベレージサイズも大きい特徴があります。特にバックウォーター(停滞水域)には大型魚が潜んでいる可能性があります。
スモールマウスバスも生息しており、30センチを超える良型が釣れています。流れのある場所を中心に生息しており、引きの強さが特徴です。
ベイトフィッシュを捕食するブラックバスが多いため、シャッド系のルアーが効果的です。活性の高い時間帯には水面系のルアーも有効です。
ただし、プレッシャーの影響で活性が下がっている場合もあり、その際はスローな釣りが必要になってきます。
おすすめのタックル選び
天ヶ瀬ダムでバス釣りを楽しむなら、ライトリグを快適に扱えるスピニングタックルがおすすめです。ロッドは6フィート台のULクラスを選びましょう。
リールは2500番の軽量スピニングリール、ラインは4ポンド以下のフロロカーボンラインが適しています。このセッティングで、様々なライトリグを使いこなすことができます。
特にノーシンカーワームを扱いたい場合は、SULクラスのスピニングロッドも効果的です。繊細なアクションを出しやすく、バイトも取りやすい特徴があります。
タックルは1本持参すれば十分ですが、バックアップとして同じようなセッティングをもう1本用意しておくと安心です。
スピニングタックルで快適に釣りを楽しむためには、適切なメンテナンスも重要です。使用後は真水で洗い流し、しっかり乾燥させましょう。
効果的なルアーとリグの使い分け
ルアーは4インチ前後のシャッド系ワーム、ピンテールワーム、ストレートワームを中心に用意します。リグはノーシンカー、ダウンショット、ライトテキサス、スモラバ、ネコリグなどが効果的です。
天ヶ瀬ダムではベイトフィッシュを捕食するブラックバスが多いため、シャッド系ワームが定番となっています。特にダウンショットリグでの釣果が多く報告されています。
流れのある場所では、シェイクアクションを軸にしたスローな誘いが効果的です。スレた魚が多いため、自然な動きを心がけることが重要です。
朝まずめの時間帯には、バズベイトなどのトップウォータールアーも効果を発揮します。ただし、人の多い時間帯は水面系の釣りは控えめにした方が良いでしょう。
ブラックバスはルアーにスレていることが多いため、シェイクアクションを主体としたスローな攻めが基本となります。
水位変動と放流量への対応方法
天ヶ瀬ダムの水位や放流量は、釣果に大きな影響を与えます。特に瀬田川洗堰からの放水量が多い時期は、ダムもほぼ全開放流となることがあります。
放流量が多い時期は、流れの緩やかな場所やバックウォーターを狙うのが効果的です。特に下流域では、流れの変化する場所に魚が集まりやすい傾向があります。
水位が低い時期は、普段は見えない構造物が姿を現すため、新たなポイントが発見できる可能性もあります。ただし、足場が悪くなる場合もあるので注意が必要です。
放流量の情報は国土交通省のホームページで確認することができます。事前にチェックしておくことで、より効率的な釣りが可能になります。
水位変動が激しい時期は、タモ網を長めに伸ばせるものを選ぶと良いでしょう。魚とのやり取りが安全にできる距離を確保することが重要です。
安全に釣りを楽しむための注意点
釣り場では必ず遊漁承認証を携帯し、漁場監視員の指示には従う必要があります。違反行為があった場合、遊漁の中止命令や今後の入漁拒否などのペナルティがあります。
他の釣り人との適切な距離を保ち、迷惑行為は避けましょう。特に人気ポイントでは、お互いの釣りを妨げないよう配慮が必要です。
環境保全も重要な課題です。ゴミは必ず持ち帰り、釣り場の美化に努めましょう。特に釣り糸やフックの放置は、野鳥や魚の命を奪う可能性があるため、絶対に避ける必要があります。
観光地でもあるため、一般の観光客への配慮も忘れずに。キャストする際は周囲の安全確認を徹底し、事故のないように注意しましょう。
体調管理にも気を配り、熱中症対策や水分補給はこまめに行うようにします。

まとめ:天ヶ瀬ダムバス釣り完全ガイド2024年版
最後に記事のポイントをまとめます。
- 遊漁券は必須で、全魚種年券8,000円、日券2,000円
- 天ヶ瀬ダム上流端から上下500m・300mは立入禁止
- 下流域が大型ブラックバス狙いの人気ポイント
- 琵琶湖水系のため90cm超えの特大魚も生息
- スモールマウスバスは30cm以上の良型が狙える
- 6フィートULクラスのスピニングタックルが基本
- シャッド系ワームとダウンショットリグが効果的
- 4月から6月が釣果期待できるハイシーズン
- 水位変動と放流量のチェックが重要
- 観光地のため一般客への配慮が必須
- 朝まずめが最も活性が高い時間帯
- 環境保全とマナーを意識した釣行を心がける