岩手県でブラックバスを狙うなら、北上川や御所湖、田瀬湖などの主要スポットを押さえておく必要があります。特に北上川では30~50cmのブラックバスが狙え、御所湖は初心者でも釣果が期待できる人気の釣り場となっています。

岩手県のバス釣りは5~7月がハイシーズンで、この時期は河川や野池のシャローエリアで大型が狙えます。一方で冬季の11~2月は魚の活性が下がり、釣果も少なくなるため、シーズンを考慮した攻略が重要です。
この記事のポイント!
- 岩手県の主要バスフィッシングスポットの特徴と攻略法
- 初心者から上級者まで、レベルに合わせた釣り場選び
- 季節に応じた効果的なタックル選択とルアーの使い分け
- バス釣りに関する規制や禁止事項の最新情報
岩手県のバス釣りポイントと釣果情報を徹底解説
- 岩手県のバス釣り規制と注意点
- 北上川は30-50cmのブラックバスが狙える人気スポット
- 御所湖は初心者におすすめの定番ポイント
- 田瀬湖はレンタルボートでバスフィッシングが楽しめる
- 網取ダムは上級者向けのタフなフィールド
- 金流川と雫石川の釣り場情報
岩手県のバス釣り規制と注意点
岩手県では外来生物法に基づき、ブラックバスの放流や運搬、飼養が原則禁止となっています。特に重要なのは、岩手県内水面漁場管理委員会指示により、ブラックバスの再放流(キャッチ&リリース)が禁止されている点です。
違反者には厳しい罰則があり、県知事の命令に従わない場合は1年以下の懲役もしくは50万円以下の罰金、または拘留もしくは科料に処せられます。禁止区域は県内の公共用水面およびこれと連接して一体を成す水面全域となっています。
釣り上げたブラックバスは、釣り場に放置せず、各自の責任において持ち帰り、適切に処理することが求められています。これは環境保全の観点から重要な規則となっています。
小バスから大型まで様々なサイズが生息していますが、全てのサイズにおいて再放流は禁止です。観光で訪れる方も含め、すべての釣り人がこのルールを守る必要があります。
近年は特に規制が厳しくなっており、釣り場でのマナーや規則の遵守が一層重要視されています。地域の生態系を守るため、これらの規制を理解し、遵守することが不可欠です。
北上川は30-50cmのブラックバスが狙える人気スポット
北上川は岩手県を代表するバス釣りポイントで、30~50cmのブラックバスが狙えるスポットとして知られています。アベレージサイズは20~30cmですが、数釣りが期待できる定番エリアです。
釣果の特徴として、ネコリグやスピンテールジグといった食わせ力の高いルアーが効果的です。特に3~4インチのストレートワームを使用したネコリグでの攻略が実績を上げています。
アプローチ方法としては、ボトムの地形変化を意識したスローなリトリーブが重要です。ワームのアクションはズル引きが効果的で、じっくりとポイントを攻めることで結果につながります。
ただし、北上川は釣り人が多く、魚への警戒心が強いため、難易度は比較的高めです。特に人気ポイントは早朝からの釣行がおすすめです。
水温や濁り具合によって釣果が大きく変わるため、天候や時期を見極めることも重要です。特に大雨後は増水や濁りに注意が必要です。
御所湖は初心者におすすめの定番ポイント
御所湖は岩手県の中でも特に初心者に適した釣り場として知られています。春のハイシーズンには40~50cmの大型バスも期待でき、釣れるポイントが豊富なエリアです。
施設面では御所湖広域公園わんぱく広場に駐車場とトイレが整備されています。ただし、コンビニは近くにないため、飲食物は事前に準備する必要があります。
攻略方法としては、巻物での広範囲探索が効果的です。特に10g前後のスピナーベイトやスイムジグを使用し、岸際のカバーを素早くリトリーブすることで結果を出しやすいです。
朝まずめの時間帯は特に活性が高く、この時間帯を狙うことで良い釣果が期待できます。カバー周りの探り釣りも有効な手段となっています。
水温変化や気象条件によって魚の活性は変わりますが、場所を変えながらのランガンで対応できるのも御所湖の特徴です。水質の変化にも比較的強く、年間通して安定した釣果が期待できます。
田瀬湖はレンタルボートでバスフィッシングが楽しめる
田瀬湖は本格的なバスフィッシングが楽しめるスポットで、レンタルボートを利用したガイドサービスも提供しています。50cmを超える大型バスの釣果実績も報告されており、ビッグバス狙いに適したフィールドです。
レンタルボートは田瀬ボートサービスで利用可能です。ただし、事前予約が必要となるため、計画的な行動が求められます。施設としてはLake Tase Fishing Parkに駐車場とトイレが完備されています。
攻略方法としては、スモラバやネコリグといった食わせ力の高いルアーが効果的です。特に3インチの甲殻系ワームを使用したスモラバで、岸際のカバーを狙うリフトアンドフォールが好結果につながっています。
初心者の方でもガイドサービスを利用することで、効率的な釣りが可能です。ボートならではの攻め方や、ポイントの選び方なども学べる機会となっています。
田瀬湖の特徴として、バスの生息域が広く、様々なタイプのポイントを攻略できることが挙げられます。シーズンを通して安定した釣果が期待でき、技術向上にも適したフィールドとなっています。
網取ダムは上級者向けのタフなフィールド
網取ダムはバス釣りの難易度が高く、上級者向けのフィールドとして知られています。人的プレッシャーが高く、魚の警戒心も強いため、高度な技術が要求されます。
施設面では管理事務所に隣接する駐車場が利用可能ですが、コンビニやトイレは近くにありません。釣り方の特徴として、マイボートでの釣りが一般的で、エンジン付きボートは使用禁止となっています。
攻略方法としては、ネコリグやノーシンカーリグが効果的です。特に岸際のカバーに対してのキャストからのシェイクが有効で、視認できるバスに対してのサイトフィッシングも可能です。
水温は場所によって6.4℃前後を記録することもあり、魚の活性に影響を与えます。地形が複雑なため、メタルバイブでのカウントダウンによる水深把握も重要な要素となっています。
プロトーナメントも開催される高度な技術を要するフィールドですが、その分やりがいのある釣り場となっています。積極的に新しい攻略法を試すことができ、技術向上につながります。
金流川と雫石川の釣り場情報
金流川と雫石川は岩手県の主要なバス釣りポイントとして知られています。両河川とも100件以上の釣果情報があり、定期的に更新されているアクティブな釣り場です。
最近の釣果情報では、6日前の時点で新しい釣果が報告されており、継続的に釣果が出ているスポットとなっています。アクセスの良さと釣果の安定感から、地元アングラーにも人気の釣り場となっています。
両河川ともに周辺環境が整っており、釣り場へのアプローチがしやすい特徴があります。ただし、増水時や濁り時は注意が必要で、安全な釣行が求められます。
シーズンを通して様々なサイズのバスが生息しており、技術レベルに応じた釣りが楽しめます。特に朝まずめ時は活性が高く、良い釣果が期待できます。
河川特有の流れや地形を読み取る必要があり、その分やりがいのある釣り場となっています。シーズンや天候に応じた攻略法の選択が重要です。

岩手県バス釣りの攻略法とタックル選び
- 春夏のベストシーズンは5-7月
- スピニングタックルの選び方と推奨スペック
- ベイトタックルのセッティング方法
- 効果的なルアー選択と使い分け
- 朝まずめ時の巻物攻略パターン
- まとめ:岩手県バス釣りで釣果を上げるためのポイント
春夏のベストシーズンは5-7月
岩手県のバス釣りは5〜7月がハイシーズンとなっています。この時期は河川や野池のシャローエリアで大型が狙え、数釣りの釣果実績も豊富です。
一方で11〜2月の冬シーズンはブラックバスの活性が落ち、釣果実績が少なくなります。岩手県の冬季の水温は3℃前後まで下がることもあり、魚の活性に大きな影響を与えます。
ベストシーズンには40〜50cmの大型も期待でき、特に御所湖などの湖では大型バスの釣果が多く報告されています。朝まずめの時間帯は特に魚の活性が高く、積極的なバイトが期待できます。
増水や濁りなどの気象条件によって釣果は大きく変わるため、天候や水質の状況を確認することが重要です。特に大雨後は濁りと流木に注意が必要です。
シャローエリアでは水温の変化が魚の活性に直接影響するため、季節に応じた攻略法の選択が重要となります。
スピニングタックルの選び方と推奨スペック
スピニングタックルは撃ち物を扱えるハリのあるファーストテーパーのモデルを選びます。具体的には6.6〜6.10フィートのULロッドに2500番のギア比6.0以上のスピニングリールの組み合わせが基本となります。
ラインは4ポンド以下のフロロカーボンラインを使用することで、ネコリグやスモラバといった撃ち物の操作性が向上します。特に岸際のカバー周りでの釣りでは、細いラインの感度が重要になります。
タックルの選定では、岸際のカバーまでしっかりとキャストできる飛距離と、魚とのやり取りに必要なバットパワーのバランスが重要です。スピニングタックルはベイトタックルと比べて初心者でも扱いやすい特徴があります。
スピニングタックルは3〜5グラムのルアーを遠投できるULクラスを選ぶことで、様々なシチュエーションに対応できます。特に青葉湖などでの釣りでは、軽量ルアーの操作性が重要となります。
アタリは手元まで感じ取れないことがあるため、ラインのテンションの変化を見ながらのフッキングが必要です。
ベイトタックルのセッティング方法
ベイトタックルはグラス素材を使用した巻物専用モデルを選びます。ロッドは6.6〜6.10フィートのMクラス、リールはギア比6.0以上のベイトリール、ラインは12ポンドのナイロンラインという組み合わせが基本セッティングとなります。
朝まずめの時間帯に巻物を使用する際は、このベイトタックルが威力を発揮します。特にスピナーベイトやスイムジグといった巻物系ルアーの操作性が向上し、効率的な広範囲探索が可能になります。
御所湖などでは10グラム前後のスピナーベイトを使用することが多く、ベイトタックルの特性を活かした攻略が可能です。岸際のカバーにキャストし、素早くリトリーブする使い方が効果的です。
ベイトタックルは巻物での探り釣りに適していますが、撃ち物との使い分けも重要です。時間帯や状況に応じて、スピニングタックルとの使い分けを行うことで、より効率的な釣りが可能となります。
特に活性の高い時間帯は、ベイトタックルでの巻物攻めが効果的です。素早いリトリーブでバスを追わせる展開を作ることができます。
効果的なルアー選択と使い分け
撃ち物系ルアーはネコリグ、スモラバ、ノーシンカーリグ、テキサスリグが主流です。ネコリグには3〜4インチのストレートワーム、スモラバには3インチのトレーラーワーム、テキサスリグには4インチの甲殻系ワームが効果的です。
巻物系ルアーはスピナーベイト、スイムジグ、ポッパー、スピンテールジグを状況に応じて使い分けます。特に朝まずめの時間帯は巻物系ルアーの効果が高く、オープンエリアでの探り釣りに適しています。
ワームのアクションはシェイクやズル引きが効果的で、特にネコリグではボトムの地形変化を意識したスローなリトリーブが重要です。カバー周りでは、特に丁寧なアプローチが求められます。
活性が低い時期や警戒心の強いポイントでは、食わせ力の高いネコリグやスモラバが有効です。一方、活性の高い時期は巻物系ルアーで広範囲を探ることができます。
冬季の低水温期(3℃前後)には、オサカナスイマー125などのコンパクトなルアーが効果的です。水温が低い時期は、ブレイク際の50cm上をトレースするような緻密な攻略が必要です。
朝まずめ時の巻物攻略パターン
朝まずめの時間帯は、バスの活性が高く巻物での攻略が効果的です。オープンエリアでは魚が積極的に捕食活動を行い、巻物系ルアーへの反応が良くなります。
巻物を使った攻略では、素早いリトリーブが基本となります。ルアーの動きが破綻せず、引き抵抗を感じられるスピードでの巻きが重要です。これにより、活性の高いバスを効率的に狙うことができます。
オープンエリアだけでなく、岸際のカバーやボトムのストラクチャーも有効なポイントとなります。特に御所湖では、10グラム前後のスピナーベイトやスイムジグを使用し、カバー周りを素早くリトリーブする攻略法が実績を上げています。
スピナーベイトやスイムジグは、水深やリトリーブスピードの調整が容易で、様々な状況に対応できます。特に朝まずめ時は、バスが活発に動くため、広範囲を探ることができます。
水温や濁り具合によって釣果は変化するため、状況に応じたルアーの選択と使い方の調整が必要です。また、早朝は人気ポイントでも釣り人が少なく、ゆっくりと攻略することができます。

まとめ:岩手県バス釣りで釣果を上げるためのポイント
最後に記事のポイントをまとめます。
- 岩手県では外来生物法及び県の規制によりブラックバスの再放流が禁止
- 5〜7月がハイシーズンで、シャローエリアでの大型狙いが有効
- 北上川では30〜50cmのブラックバスが生息し、数釣りも期待できる
- 御所湖は初心者に適した釣り場で、40〜50cmの大型も狙える
- 田瀬湖ではレンタルボートとガイドサービスを利用可能
- 網取ダムは上級者向けの技術を要するフィールド
- スピニングタックルは6.6〜6.10フィートULロッドが基本
- ベイトタックルは巻物攻略用のMクラスロッドを使用
- 朝まずめはスピナーベイトやスイムジグでの攻略が効果的
- 低水温期はコンパクトなルアーでの緻密な攻略が必要
- カバー周りではネコリグやスモラバによる丁寧なアプローチが重要
- 季節や天候に応じたタックル・ルアーの選択が釣果のカギ