ダイソーのバッカンは、そのままでも十分使えますが、ちょっとした工夫で格段に使いやすくなります。釣り具の収納スペースを確保したり、使いやすい配置にカスタマイズしたりすることで、より便利な道具へと生まれ変わるんです。

バッカンの改造では、仕切りの両面にウレタンを貼ってフックを収納したり、プラグケースを両面テープで固定したり、予備フック用のスペースを作ったりできます。この記事では、ダイソーバッカンの具体的な改造方法と、実際の使用例をご紹介していきます。
この記事のポイント!
- ダイソーバッカンの基本的な改造方法と必要な材料
- ルアーやフックの収納スペースを確保する具体的なカスタム方法
- 実用的な仕切りやトレイの作り方とコツ
- より使いやすくするための工夫とポイント
ダイソーのバッカン改造で収納力アップ
- バッカンの改造に必要な道具と材料
- 仕切り板の両面にウレタンを貼る方法
- ルアーケースの取り付け手順と固定方法
- フックを収納するスペースの作り方
- 小物入れとドリンクホルダーの設置方法
- ショルダーベルトの取り付け方法
バッカンの改造に必要な道具と材料
ダイソーバッカンを改造するには、主にウレタン、両面テープ、仕切り板などの材料が必要になります。これらはほとんどがダイソーで揃えることができ、総費用は1000円程度に抑えることができます。
材料選びでは、EVA樹脂製のバッカン本体との相性を考慮する必要があります。EVA樹脂は軽量で耐久性があり、水に強い特徴を持っています。
バッカンの改造では、仕切りの数を増やしたり、ウレタンを貼り付けたりして、自分の使いやすい配置にカスタムできます。基本的な工具は、はさみやカッターがあれば十分です。
ダイソーの商品を活用することで、低コストで効果的な改造が可能です。特にトレーやケースは、サイズが合うものを選べば簡単に取り付けられます。
改造前に、収納したい釣具の量や種類を確認し、必要な材料を事前に準備しておくことをおすすめします。
仕切り板の両面にウレタンを貼る方法
仕切り板の改造では、両面にウレタンを貼ることで、フックを刺して収納できるスペースを作ることができます。この方法は特にスプーンの収納に効果的です。
ウレタンは適度な厚みのものを選び、両面テープでしっかりと固定します。貼り付ける際は、端から丁寧に空気を押し出すようにすると、きれいに仕上がります。
仕切り板は引き上げることで収納したルアーが確認しやすくなります。また、仕切りの間隔を調整することで、様々なサイズのルアーに対応できます。
この改造により、スプーンやルアーを立てて収納できるようになり、出し入れがしやすくなります。さらに、フックが絡まりにくくなるメリットもあります。
ウレタンは使用頻度の高いところから劣化していく可能性があるので、定期的なチェックが必要です。
ルアーケースの取り付け手順と固定方法
ルアーケースの取り付けでは、ダイソーの小物入れを両面テープで固定する方法が有効です。ケースは深さのあるものを選ぶことで、多くのルアーを収納できます。
取り付け位置は使用頻度の高いルアーが取り出しやすい場所を選びます。固定する際は、バッカンの形状を考慮し、蓋の開閉に支障が出ない位置を確認します。
ケースの固定には強力な両面テープを使用し、しっかりと圧着することで、使用中の落下を防ぎます。場合によっては、補強のために複数箇所を固定することもあります。
深いケースを使用する場合は、取り出しにくくなる欠点があります。これを解消するために、仕切りや区切りを追加することで、整理しやすくなります。
収納するルアーの大きさや数に応じて、適切なサイズのケースを選択することが重要です。
フックを収納するスペースの作り方
フックの収納スペースは、上部のウレタンを活用して作ることができます。使用済みのフックを刺しておける場所を確保することで、整理整頓が容易になります。
予備フックを掛けるスペースも別途設けることで、サイズや種類ごとに分類して収納できます。フックの形状の違いが一目で分かるように配置するのがポイントです。
フックを収納する際は、先端が露出しないよう注意が必要です。ウレタンはしっかりとした厚みのものを使用し、フックが完全に埋まるようにします。
収納スペースは使用頻度の高いフックを手前に配置し、予備は奥に収納するなど、効率的な配置を心がけます。フックの出し入れがしやすい角度も考慮します。
ウレタンの劣化を防ぐため、濡れたフックは水気を拭き取ってから収納することをお勧めします。
小物入れとドリンクホルダーの設置方法
小物入れとドリンクホルダーは、バッカンの外側に取り付けることで、収納スペースを有効活用できます。ダイソーのドリンクホルダーを活用すれば、手軽に設置できます。
設置位置は、使用時の重心バランスを考慮して決めます。ドリンクホルダーは飲み物だけでなく、ハサミやプライヤーなどの小物入れとしても活用できます。
固定方法は、バッカンの素材を傷めないよう、専用の金具や結束バンドを使用します。結束バンドの切り口は、怪我防止のためやすりがけが必要です。
取り付けた小物入れは、釣り具の出し入れに邪魔にならない位置に調整します。使用頻度の高いアイテムを収納することで、効率的な釣行が可能になります。
必要に応じて防水加工を施すことで、雨天時でも安心して使用できます。
ショルダーベルトの取り付け方法
ショルダーベルトの取り付けには、Dカンとカバンテープ、ピーカンアジャスターを使用します。長さ調整が可能なアジャスター付きのベルトを作ることで、快適な持ち運びが実現できます。
Dカンは、バッカンの縁ギリギリに設置することで、安定性が向上します。ロープを使って固定し、結び目をしっかりと締めることがポイントです。
ベルトの長さは、アジャスターで調整できるようにすることで、状況に応じた使い分けが可能になります。固定部分は2回以上結んで、解けないように補強します。
水汲み用のロープは、ショルダーベルトを外した状態で使用します。使用後は、ベルトに引っ掛けて収納することで、紛失を防ぐことができます。
ロープの中心がずれる場合は、ナスカンを数回巻きつけることで調整可能です。

ダイソーバッカン改造のカスタマイズ例
- プラグ収納ケースの作り方
- スプーン収納の工夫とコツ
- 観音開きシステムの導入方法
- トレイの改造とインナートレイの活用法
- 防水性と耐久性を高める工夫
- まとめ:ダイソーバッカン改造で快適な釣りライフを実現
プラグ収納ケースの作り方
ダイソーの150円のルアーケースを使用して、プラグ収納ケースを作ることができます。ケースの蓋は取り外しができるように、後ろ側のつなぎ目を削ることがポイントです。
小さなルアーや部品は、ダイソーの7個100円の小分けケースを活用すると便利です。立てずリルアーやBバイブスナップなど、小さなアイテムを整理して収納できます。
マジックテープを使用してケースを固定することで、必要に応じて着脱が可能になります。これにより、使用頻度や季節に応じた収納の調整ができます。
蓋を取り外し可能にすることで、ルアーの飛び散りを防ぎながら、交換のしやすさも実現できます。使いやすさと安全性を両立させた設計となっています。
取り付け位置は、使用頻度の高いルアーが取り出しやすい場所を選びましょう。収納するルアーの大きさや数に応じて、ケースの配置を工夫することができます。
スプーン収納の工夫とコツ
スプーンは仕切りの両面にウレタンを貼り、フックを刺して収納するスタイルが効果的です。仕切りを引き上げることで、収納したルアーが一目で確認できます。
QMのような長いブレードのスプーンは、蓋がちゃんと閉まるようにアクリル板でカバーすることで、垂れ下がりを防ぐことができます。これにより、スペースを有効活用できます。
マイクロスプーン(0.6g以下)は、仕切り板の間に収納することで、蓋を閉めても問題なく収まります。サイズに応じた収納方法を選択することが重要です。
スプーンの待機コーナーを設けることで、使用頻度の低いものを効率的に収納できます。アクリル板のカバーにより、長いブレードのスプーンでも邪魔になりません。
収納の際は、フックが絡まないよう注意が必要です。ウレタンにしっかりとフックを刺すことで、移動時の絡みを防ぐことができます。
観音開きシステムの導入方法
観音開きシステムは、ドリームマスターのスプーンケースを活用して実現できます。ダイソーのマジックテープで固定することで、安定した開閉が可能になります。
スプーンの数が少ない場合は、ケースを1つだけ設置することもできます。必要に応じて左側にケースを追加することで、収納力を向上させることが可能です。
マジックテープによる固定は、使用頻度や収納内容に応じて位置を調整できる利点があります。ケースの取り付け位置は、使いやすさを考慮して決定します。
観音開きシステムにより、収納したルアーの視認性が向上し、必要なアイテムをすぐに取り出すことができます。効率的な釣行をサポートする機能となっています。
システムの導入により、スプーンの出し入れがスムーズになり、釣行時の作業効率が向上します。収納スペースを最大限に活用できる設計となっています。
トレイの改造とインナートレイの活用法
インナートレイの改造では、熱変形による落下を防ぐためにクリップを活用します。クリップをインナートレイに引っかけることで、効果的な落下防止が実現できます。
インナートレイの蓋は、ルアー交換の邪魔になる場合があるため、カッターで切り取ることができます。これにより、素早いルアーの交換が可能になります。
トレイの仕切りを活用することで、ルアーやタックルを種類ごとに整理することができます。使用頻度に応じた配置を工夫することで、効率的な収納が可能です。
クリップの取り付けにより、ジッパーが使えなくなる欠点がありますが、持ち運び時はバッカンの取手を上部でジョイントさせることで、蓋の開閉を防ぐことができます。
インナートレイの改造により、収納の安定性が向上し、釣行時のストレスを軽減することができます。実用性を重視した改造方法となっています。
防水性と耐久性を高める工夫
EVA樹脂製のバッカンは、真水での丸洗いが可能な素材です。釣行後は水で洗い、水分を拭き取って日陰で乾燥させることで、長期間の使用が可能です。
クリーニングの際は、たわしやクレンザーの使用は避け、スポンジでの洗浄にとどめましょう。過度な力での洗浄は、素材を傷める原因となります。
EVA樹脂は、軽量で柔軟性があり、弾力性に優れた素材です。ただし、高温や熱には弱いため、直射日光を避けた保管が重要となります。
防水性を活かし、活かしバケツや水汲みバケツとしても活用できます。エアーポンプを取り付けることで、生き餌の保管にも対応できます。
素材の特性を理解し、適切なメンテナンスを行うことで、長期間の使用が可能です。使用環境に応じた適切な管理が重要となります。

まとめ:ダイソーバッカン改造で快適な釣りライフを実現
最後に記事のポイントをまとめます。
- バッカンの基本改造には両面ウレタン貼りが効果的である
- プラグ収納には150円ルアーケースが最適である
- スプーン収納は仕切り板の両面活用が重要である
- 観音開きシステムでルアーの視認性が向上する
- インナートレイはクリップで落下防止が可能である
- ドリンクホルダーは小物入れとしても活用できる
- ショルダーベルトの取り付けで持ち運びが便利になる
- EVA樹脂製で丸洗い可能な特徴がある
- 材料はほぼダイソーで揃えられる利点がある
- 1000円程度の予算で改造が可能である
- マジックテープ固定で着脱が容易になる
- エアーポンプ取り付けで活かしバケツとしても使用可能である