エギングを始めると、エギやリーダー、プライヤーなど様々な道具が必要になってきます。それらをまとめて収納できるタックルボックスは、釣行を快適にする重要なアイテムといえるでしょう。

最近ではMEIHOやダイワ、シマノなど各メーカーから様々なタイプのタックルボックスが販売されています。ハードタイプやソフトタイプ、ロッドホルダー付きなど機能も豊富で、用途に合わせて選べるようになっています。
記事のポイント!
- エギング用タックルボックスの必需品と効率的な収納方法
- メーカー別の特徴と選び方のポイント
- サイズと機能性による使い分けの基準
- ホームセンターで代用できる商品の活用法
エギング用タックルボックスの中身と選び方のコツ
- エギング用タックルボックスの必需品は9つ
- 収納スペース別の整理方法とは
- メーカー別タックルボックスの特徴と使い分け
- タックルボックスのサイズ選びの基準
- 機能性で選ぶおすすめタックルボックス
- ホームセンターで代用できるタックルボックスとは
エギング用タックルボックスの必需品は9つ
エギング用タックルボックスには、まず基本的なアイテムを揃えることが重要です。情報源によると、エギ(1軍、2軍、予備)、デジタル測り、イカ締めピック、メンテナンススプレー、フィッシンググローブ、偏光グラス、リーダー、スナップ、フックキーパー、ギャフ(またはタモ)が必須アイテムとして挙げられています。
これらのアイテムは上段と下段に分けて収納すると効率的です。上段には小物類やリーダー、スナップなどを入れ、下段にはエギケースやルアーケースを収納するのが一般的な方法となっています。
メーカー製のタックルボックスには、専用の小物入れケースがピッタリ収まるようになっているものもあります。例えばMEIHOの製品では、VS-320などの小物ケースが上段にジャストフィットするよう設計されています。
収納の際は、よく使うアイテムは取り出しやすい位置に配置することがポイントです。特にエギの交換頻度は高いため、メインで使用するエギは手の届きやすい場所に置くことをおすすめします。
また、使用頻度の低いアイテムや予備の道具は下段に収納し、必要な時にすぐ取り出せるよう整理しておくと便利です。タックルボックスの容量に余裕があれば、レインウェアやタオルなども入れておくと安心です。
収納スペース別の整理方法とは
タックルボックスの収納スペースは、主に上段と下段に分かれています。上段は仕切り板付きの小物入れスペースとなっており、細かいアイテムを整理して収納できます。
上段には、スナップやリーダー、ハサミなどの小物類を収納します。MEIHOのVS-320などの小物ケースを使うと、さらに効率的に整理することができます。
下段は大容量のスペースとなっており、エギケースやルアーケースを収納するのに適しています。2~3ケースのエギを余裕を持って収納できる設計になっています。
エギケースは状況によって使い分けができるように、必ず2~3ケース持っていくことが推奨されています。これは隣の人が釣れているエギを持っていなかった場合の対策にもなります。
また、ロッドホルダーやドリンクホルダーなどのオプションパーツを活用することで、さらに使い勝手を向上させることができます。これらのパーツは必要に応じて追加していくことができます。
メーカー別タックルボックスの特徴と使い分け

MEIHOのランガンシステムボックスは、ハードタイプの代表的な製品です。VS-7070NやVS-7080Nなどのモデルがあり、耐衝撃性が高く、椅子としても使用できる堅牢性が特徴です。
ダイワからはTB3000シリーズが人気で、小物などを管理しやすいトレー付きの設計となっています。上蓋をトレースタンドとして使用できるなど、実用的な機能が備わっています。
シマノのタックルクッションバッグBA-038Tは、ソフトタイプで軽量かつ持ち運びやすい特徴があります。内側が防水仕様で、塩ガミしにくいファスナーを採用しています。
第一精工のタックルキャリアーMS2725は、ロッドスタンドが標準装備されており、EVA製セミハードタイプの特徴を活かした製品です。収納力と軽さのバランスが取れています。
これらのメーカー製品は、それぞれに特徴があり、釣り方や使用環境に応じて選択することができます。オプションパーツの種類も豊富で、カスタマイズ性も高くなっています。
タックルボックスのサイズ選びの基準
タックルボックスのサイズ選びは、使用する状況やフィールドによって大きく分かれます。船からエギングを行うオフショアでは、道具以外にもレインウェアやタオルなど必要なものが多くなるため、大容量なサイズが適しています。
対して、陸っぱりでポイントをランガンする場合は、機動力を重視してコンパクトで持ち運びやすいサイズを選ぶことが多くなります。最大でも幅40cm以下のサイズが持ち運びやすいとされています。
エギのみをきれいに収納して取り出しやすくしたい場合は、専用のタックルボックスを使用してバッグに入れる方法もあります。これにより、地合いのようなスピーディーさが要求される状況下でも素早く望みのエギを選び出すことができます。
収納容量は、通常使用するエギの本数や必要な小物の量に応じて選択します。2軍エギまで含めて持ち運ぶ場合でも、幅40cm程度のボックスであれば十分な収納力を確保できます。
また、ハードタイプとソフトタイプでもサイズ感は異なってきます。ハードタイプは形状が固定されているため、必要なサイズをしっかりと見極めて選ぶ必要があります。
機能性で選ぶおすすめタックルボックス
タックルボックスの機能性は、主に収納力、携帯性、耐久性の3つの観点から評価できます。MEIHOのVS-7070NやVS-7080Nは、これらのバランスが良く、多くのアングラーに支持されています。
ロッドホルダーは、エギやリーダー交換時にロッドを立てておける便利な機能です。移動中の竿立てとしても使え、両手が空くため安全性も向上します。ダイワのTB3000シリーズなどは、オプションでロッドホルダーを装着できます。
防水機能も重要な要素で、シマノのタックルクッションバッグBA-038Tのように内側が防水仕様になっているモデルもあります。これにより、濡れたエギやタックルをそのまま収納しても問題ありません。
システム収納に対応したモデルでは、エギケースを整理して収納できる機能を備えています。MEIHOの製品では、専用の小物ケースがピッタリ収まるよう設計されています。
また、第一精工のタックルキャリアーMS2725のように、EVA製セミハードタイプを採用することで、収納力と軽さを両立させている製品もあります。
ホームセンターで代用できるタックルボックスとは
ホームセンターには、タックルボックスとして使用できる工具箱やケース類が豊富に揃っています。リングスターの工具箱は、釣り用に代用できる製品として人気があります。
工具箱は、釣りで使用する工具類やルアーなどの小物を収納するのに最適です。選ぶ際は耐久性を重視し、国産の製品を選ぶことがおすすめです。
マルチケースは、細かく間仕切りされているため、針やスナップ、スイベルなどを収納するのに適しています。また、多段式ケースは、ルアーや小物、工具類を引き出しごとに整理できる特徴があります。
コンテナボックスは、サイズによってはリールを収納できるため、釣り用としても便利なアイテムです。自作でショルダーベルトを付ければ、釣り場での持ち運びも容易になります。
ただし、釣り専用品と比べると機能性では劣る面もあるため、用途に応じて使い分けることが重要です。雨対策として、上フタや大型ハンドルが付いたものを選ぶことをおすすめします。

エギング用タックルボックスを120%活用するコツ
- 上段と下段の効率的な収納方法
- エギの本数別おすすめボックスサイズ
- エギケース収納に適したボックスの特徴
- ロッドホルダー付きボックスのメリット
- 防水・防錆機能で選ぶポイント
- 持ち運び時の注意点と対策
- まとめ:エギング用タックルボックスの中身と選び方の重要ポイント
上段と下段の効率的な収納方法
タックルボックスの上段には、小物入れの専用ケースを使用すると整理しやすくなります。MEIHOのVS-320などの小物ケースを活用することで、スナップやリーダーなどの細かいアイテムを効率的に管理できます。
下段は大型のアイテムを収納するスペースとして活用できます。エギケースやルアーケースなどを複数入れることができ、使用頻度の低いアイテムや予備の道具も収納可能です。
メーカー製のタックルボックスは、システム収納に対応していることが多く、専用のケースがピッタリと収まるように設計されています。特にMEIHOのランガンシステムボックスシリーズは、付属の仕切り板を使って収納スペースを自由にカスタマイズできます。
使用頻度の高いアイテムは取り出しやすい位置に配置することが重要です。よく使うエギは手の届きやすい場所に置き、予備のエギは下段に収納するなど、使用頻度に応じて配置を工夫すると便利です。
マルチケースを活用すると、針やスナップ、スイベルなどの小物類をさらに細かく整理することができます。これにより、必要なアイテムをすぐに取り出せるようになります。
エギの本数別おすすめボックスサイズ
エギングでは2~3ケースのエギを持ち運ぶことが推奨されています。これは状況に応じてエギを使い分けるためで、隣の人が釣れているエギを持っていない場合の対策にもなります。
MEIHOのVS-7070NやVS-7080Nは、2~3ケースのエギを余裕を持って収納できるサイズです。幅40cm以下のサイズは持ち運びやすく、ランガンスタイルにも適しています。
大容量のモデルとしては、シマノのセフィアシステマティックエギボックスBK-293Sがあり、3.5号エギを最大48本まで収納可能です。エギを立てて収納できる設計で、出し入れもスムーズです。
小型のモデルでは、DRESSのバッカンミニ+プラスがあり、エギングなどのライトゲームに適したコンパクトサイズです。ロッドホルダーやプライヤーホルダーなども装備されています。
バレーヒルのボートエギケースⅡ DX72Nは、様々なサイズのエギを最大72本収納できる大容量モデルです。インナーケースは市販品なので、使いやすいようにカスタマイズすることも可能です。
エギケース収納に適したボックスの特徴

エギケース収納に適したタックルボックスは、内部が個室になっているものが多く、エギの布が傷ついたり、カンナが変形したりするのを防ぐことができます。タックルボックス自体に水抜き穴が付いているものは、ケースごと洗って塩抜きができる利点があります。
シマノのセフィアエギケースシリーズは、取り出しやすいラウンド形状の仕切りが特徴です。水抜き穴が設けられており、ケースごと丸洗いができる設計になっています。2~3号のエギが10本収納できるMサイズと、3~4号のエギが10本収納できるLサイズがラインナップされています。
第一精工のエギラックシリーズは、三角形の個別対面収納を搭載した半透明エギケースです。3箇所のカラビナ用ループと1箇所のベルトループがあり、持ち運びに便利な設計となっています。
MEIHOのリバーシブル160は、対面トライアングル構造が採用されたルアー&エギケースです。両面に5本ずつルアー・エギを収納でき、使いたい時にサッと取り出せる構造になっています。
エバーグリーンのエギボックスは、スリット形状の低反発ウレタンを採用し、エギの収納や取り出しがスムーズな設計です。4号サイズが10本収納でき、4.5~5号サイズの大きいエギにも対応できるラージサイズもラインナップされています。
ロッドホルダー付きボックスのメリット
ロッドホルダー付きのタックルボックスは、エギやリーダー交換時にロッドを立てておくことができ、両手が空くため作業がしやすくなります。MEIHOのVS-7070NやVS-7080Nは、オプションでロッドホルダーを装着できる設計になっています。
MEIHOのロッドスタンドBM-300は、ネジを使わずに装着でき、アタッチメントと本体をスライドロックで固定することで安心感を向上させています。フットレストも衝撃で外れにくいセパレート構造を採用しています。
第一精工のタックルキャリアーMS2725は、ロッドスタンドが標準で装備されており、竿を立てた状態でも上フタを開け閉めできる設計です。ステンレスフレームを採用することで、抜群の耐食性も実現しています。
DRESSのバッカンミニ+プラスは、ロッドホルダーやプライヤーホルダーなどの機能が標準装備されています。ショルダーベルトも付いているため、ランガンスタイルでの使用に適しています。
マズメのバッカンⅡ MZBK-345は、エギングロッドもしっかりと立てられるロッドホルダーが2箇所付いており、ルアーラックも付いているため、小物を管理しやすい設計になっています。
防水・防錆機能で選ぶポイント
タックルボックスの防水・防錆機能は、釣具の保護において重要な要素です。シマノのタックルクッションバッグBA-038Tは、内側が防水仕様になっており、濡れたエギやタックルをそのまま収納しても問題ありません。
JEJアステージのシールドボックスシャッド500Xは、パッキン付きの簡易密閉型設計で、水と埃をシャットアウトする機能を備えています。底部には水抜き穴があり、丸洗いも可能です。
第一精工のタックルキャリアーMS2725は、ステンレスフレームを採用することで、高い耐食性を実現しています。EVA製セミハードタイプの特徴を活かし、収納力と軽さのバランスも取れています。
メイホウのバーサスシリーズは、耐衝撃性の高い素材を使用したハードタイプで、大切なタックルを高次元で保護する強度を備えています。雨や海水から道具を守る設計となっています。
タックルボックスの素材には、プラスチック系の硬い素材で出来た耐久性や強度も高いハードケースタイプと、ソフト素材で出来た軽量で持ち運びもしやすいソフトケースタイプがあります。用途に応じて選択することが重要です。
持ち運び時の注意点と対策
タックルボックスを持ち運ぶ際は、サイズと重量のバランスが重要です。陸っぱりでポイントをランガンする場合は、幅40cm以下のサイズが持ち運びやすいとされています。
MEIHOのVS-7080Nは、ハンドルストッパー機能を搭載しており、収納物や装着しているオプションパーツによるバランスの崩れを防ぐことができます。これにより、安心して持ち運ぶことが可能です。
DRESSのバッカンミニ+プラスは、ショルダーベルトが付属しており、移動時の負担を軽減できます。軽量コンパクトな設計で、ランガンスタイルに適しています。
コンテナボックスタイプのタックルボックスは、自作でショルダーベルトを付けることで、釣り場での持ち運びを容易にすることができます。上フタや大型ハンドルが付いたものを選ぶと、雨対策にも有効です。
ホームセンターで購入できる工具箱を代用する場合は、国産の製品を選ぶことで耐久性を確保できます。ただし、釣り専用品と比べると機能性では劣る面もあるため、用途に応じた使い分けが必要です。

まとめ:エギング用タックルボックスの中身と選び方の重要ポイント
最後に記事のポイントをまとめます。
- タックルボックスの必需品には、エギ、デジタル測り、イカ締めピック、メンテナンススプレー、フィッシンググローブ、偏光グラス、リーダー、スナップ、フックキーパーが含まれる
- 上段には小物類、下段にはエギケースを収納する基本レイアウトが効率的
- エギは2~3ケースを持ち運ぶことで、状況に応じた使い分けが可能
- ランガン時は幅40cm以下のサイズが持ち運びやすい
- ロッドホルダー付きは、エギ交換時の作業性を向上させる
- 防水・防錆機能は、釣具の保護に重要な要素
- メーカー製品はシステム収納に対応し、専用ケースがピッタリ収まる
- ホームセンターの工具箱も代用可能だが、機能性は専用品に劣る
- 使用頻度の高いアイテムは取り出しやすい位置に配置する
- 素材は用途に応じてハードタイプとソフトタイプを選択する
- タックルボックスの選択は、釣り方や使用環境に合わせて行う
- 専用のエギケースを使用することで、スピーディーな取り出しが可能