エギングでアオリイカを狙う場合、エギの号数選びは非常に重要です。特に4号エギは23-26gと重量があり、春の大型アオリイカを狙うときや、潮の流れが速い場所での使用に適しています。

エギの重さは釣果に直結する重要な要素ですが、4号エギは3.5号と比べると水押しが強く、フォール時の姿勢も安定しているため、深場や遠投が必要な状況で威力を発揮します。一方で、アクションのキレが小さめのエギと比べて緩慢になりやすいという特徴もあり、使用するタックルや場面を考慮して選ぶ必要があります。
この記事のポイント!
- 4号エギの基本的な重さと特徴について
- 水深や潮の流れによる4号エギの使い分け方
- 4号エギに適したタックルの選び方
- おすすめの4号エギの具体的な製品情報
エギング4号の重さと特徴を徹底解説
- 4号エギの基本的な重さは23-26g
- エギのサイズ別重量早見表
- 4号エギを使うメリット・デメリット
- 4号エギに適したロッドの選び方
- シャロー/ディープで変わる4号エギの重さ
- 潮の流れと4号エギの関係性
4号エギの基本的な重さは23-26g
4号エギの重さは、メーカーによって多少の違いがありますが、一般的に23-26g程度となっています。例えばダイワのエメラルダスピークの4号は23.5g、ヤマシタのエギ王Kは26gとなっています。
この重さは、3.5号(約20-22g)と比較すると3-4g程度重くなっており、この重量差が飛距離や沈下速度に大きく影響を与えます。特に春の時期に接岸してくる大型のアオリイカを狙う際に、この重さは有効に働きます。
4号エギの重さを活かすには、適切なタックル選びが重要になってきます。エギングロッドは9フィート前後の張りのあるものを選び、リールは2500番以上の中型サイズが推奨されています。
重さがあることで、風や潮の影響を受けにくくなり、安定したフォールやアクションが可能になります。これは特に深場での釣りや、強風時のキャスティングで大きなアドバンテージとなります。
また、4号エギは遠投性能も優れており、沖合いにいるアオリイカを狙う際にも効果的です。ただし、重いぶん操作性は3.5号以下と比べると若干劣るため、その点は考慮が必要です。
エギのサイズ別重量早見表
エギの号数別の重さを整理すると、以下のような傾向があります。2号から4.5号まで、号数が上がるごとに約5gずつ重くなっていくのが特徴です。
2.0号エギは約6g、2.5号エギは約10g、3.0号エギは約15g、3.5号エギは約20g、4.0号エギは約25g、そして4.5号エギは約33gとなっています。これは主要メーカーの標準的な重量となっています。
各号数のエギは、それぞれ異なる使用シーンで活躍します。たとえば、2.5号は秋の子イカ狙いに、3.5号は通年使用可能なオールラウンドサイズとして、4号は春の親イカ狙いに適しています。
特に4号エギは、シーズンや釣り場の状況によって使い分けが重要です。春のシーズンには800gから3kgにもなる大型のアオリイカが接岸してくるため、4号エギの重量感が効果的に働きます。
メーカーごとの重さの違いも把握しておくと便利です。例えば、ダイワのエメラルダスステイ3.5号は25gと、一般的な4号エギと同等の重さがあり、このような特徴的な製品も存在します。
4号エギを使うメリット・デメリット
4号エギを使用する際の最大のメリットは、その重さを活かした安定性です。水押しが強く、波動の強さでイカにアピールできる点が特徴的です。また、遠投が利くため、広範囲を探ることができます。
水深の深い場所や潮の流れが速い場所では、4号エギの重さが有利に働きます。フォール中の姿勢が安定し、潮に流されにくいため、意図した通りのアクションを付けやすくなっています。
遠投性能の高さも大きなメリットです。岸からでは届きにくい沖のポイントまで投げられるため、活性の高いイカを狙うことができます。特に春の時期は、この特徴が重要になってきます。
一方でデメリットとしては、アクションを加えたときのキレが、小さいエギと比べて緩慢になってしまいがちな点があります。また、ロッドへの負担も大きくなるため、適切なタックル選びが必要です。
重いエギを使用することで疲労も蓄積しやすくなります。長時間の釣行では、この点も考慮に入れる必要があるでしょう。使用するロッドの適性重量も確認しておくことが重要です。
4号エギに適したロッドの選び方
4号エギを使用する場合は、張りのある9フィート前後のエギロッドを用意することが推奨されています。ロッドの適応重量は15~40g程度のものを選ぶと、4号エギを快適に使用することができます。
ロッドの調子は、エギの重さを活かしつつ、アクションをつけやすい特性を持つものを選びましょう。一般的なエギングロッドは先調子(ファストテーパー)が主流ですが、4号エギの場合は若干張りのあるものが使いやすいでしょう。
エギングロッドを選ぶ際は、適応エギサイズの表記だけでなく、実際の重量(g)表示も確認することが重要です。同じ号数でもメーカーによって重さが異なる場合があるためです。
シマノやダイワなどの主要メーカーは、4号エギに対応したロッドをしっかりとラインナップしています。特にダイワのエメラルダスやシマノのセフィアシリーズは、4号エギの操作性を考慮した設計になっています。
また、ロッドの強度だけでなく、キャスティング時の操作性やアクションの付けやすさなども重要な選択ポイントとなります。実際に店頭で確認できる場合は、ロッドのしなり具合なども確認しておくとよいでしょう。

シャロー/ディープで変わる4号エギの重さ
4号エギには、使用する水深によって異なるタイプが存在します。シャローエリア用の4号エギは、通常のものより若干軽めに設計されており、ゆっくりとしたフォールを実現します。
一方、ディープタイプの4号エギは標準的な重さよりも重く設計されており、素早く底まで到達することができます。これは水深10m以上の深場や、潮の流れが速い場所での使用に適しています。
シャロータイプの4号エギは、浅場での使用時にフォール時間を確保できる利点があります。通常の4号エギだと底まで到達する時間が短すぎる場合でも、シャロータイプなら適度なフォール時間を確保できます。
ディープタイプは、その重さを活かして遠投性能も優れています。また、潮の流れが速い場所でもしっかりとボトムを取ることができ、深場でのエギングに大きなアドバンテージとなります。
選び方としては、主に釣り場の水深を基準に考えます。水深5m未満の浅場ではシャロータイプ、水深10m以上の深場ではディープタイプというように使い分けると効果的です。
潮の流れと4号エギの関係性
4号エギは、その重さを活かして潮の流れが速い場所でも安定したフォールが可能です。通常の3.5号エギでは潮に流されてしまうような状況でも、4号エギなら意図した通りのアクションを付けることができます。
強い潮流の中でも安定したフォールを実現できることは、4号エギの大きな特徴です。特に春のシーズンは潮の流れが速くなりがちですが、4号エギならその影響を最小限に抑えることができます。
また、潮の流れが強い場所では、エギの姿勢が安定することで、イカにしっかりとアピールすることができます。これは、春の大型アオリイカを狙う際に重要なポイントとなります。
重さがあることで、風の影響も受けにくくなります。これにより、キャスティングの精度が上がり、狙ったポイントを効率的に攻めることができます。特に、沖のポイントを攻める際にこの特徴が活きてきます。
強い潮流の中でも安定して釣りができる4号エギですが、その分ロッドやリールへの負荷も大きくなります。適切なタックルを選択し、メンテナンスもしっかりと行うことが重要です。

エギング4号の重さで選ぶおすすめモデル
- エギ王Kシリーズの特徴と重さ
- エメラルダスステイの重さと使い分け
- イージーQシリーズの重さと特徴
- 墨族4号の重さと特徴
- エギ番長4号の重さと特徴
- まとめ:エギング4号の重さと選び方のポイント
エギ王Kシリーズの特徴と重さ

エギ王Kの4号サイズは26gという重量で、同シリーズの3.5号(22g)より4g重くなっています。このエギは、低活性イカ攻略モデルとして開発されました。
エギ王Kの特徴的な点は、ベリー後方に装着された「ハイドロフィン」です。このフィンが船の舵のような役割を果たし、フォール時のブレを徹底的に排除します。風や波がある状況でも、安定した沈み方を実現しています。
このエギは左右へのダートアクションを必要以上に大きくせず、警戒心の高まったイカにも効果的にアピールします。また、上下方向のアクションについては、イカのいるレンジを外れないレンジキープ力の高い設定となっています。
ケイムラと490グローのW発光効果を持つ「ハイドロアイ」を搭載しており、スムーズなフォールにも貢献しています。ボディと目玉の段差をなくすことで、抵抗を軽減する工夫も施されています。
幅広のシンカー形状により、低活性なイカに効果的な直進安定性の高いフォールを実現しています。また、チューニング性も高く、糸オモリを巻き付けたディープチューンや、穴を拡張させるシャローチューンも可能です。
エメラルダスステイの重さと使い分け

エメラルダスステイの3.5号は25gと、通常の4号サイズに匹敵する重量を持っています。沈下速度は3.75秒/mと、通常のエギよりもゆっくりとした設定になっています。
このエギの特徴は、飛距離を重視した設計にあります。通常の3.5号(約20g)と比べて5g程度重くすることで、より遠くのポイントまでキャストすることができるようになっています。
重さを活かしつつ、ゆっくりとした沈下速度を実現することで、イカに対して十分なアピール時間を確保できます。これは特に深場での釣りや、遠投が必要なシチュエーションで効果を発揮します。
エメラルダスステイを使用する際は、ロッドの適合重量に注意が必要です。3.5号サイズでありながら4号相当の重さがあるため、使用するロッドがその重量に対応しているか確認が重要です。
製品のパッケージには重量や沈下速度が明記されているので、購入前に確認することをお勧めします。また、同じシリーズ内でもモデルによって重量が異なる場合があるので、その点にも注意が必要でしょう。
イージーQシリーズの重さと特徴

イージーQキャストの3.5号は19gで、同シリーズのキャストプラスも19.5gと、比較的軽めの設定になっています。磯釣りやショアからのキャストも考慮した重量設定となっています。
ダートアクション時のキレの良さを重視した設計で、軽めの重量ながら安定したアクションを実現しています。フォール時の姿勢も安定しており、イカへの自然なアピールが可能です。
このシリーズの特徴は、比較的軽い重量でありながら、しっかりとしたキャスト性能を持っている点です。これは磁着タングステン重心移動システムによって実現されています。
イージーQシリーズは、潮の流れが穏やかな場所や、比較的水深の浅い場所での使用に適しています。軽めの重量設定により、長時間の釣行でも疲労が少ないという特徴があります。
製品には重量や沈下速度の情報が記載されていますので、使用する際はこれらの情報を参考に、釣り場の状況に合わせて選択することをお勧めします。
墨族4号の重さと特徴

墨族の4号は21gという重量で、シンプルなボディ形状が特徴的です。エギ本来の基本性能を追求した設計となっており、余計な違和感を与えにくい特徴を持っています。
このエギは、カラーバリエーションが豊富で、状況に応じた使い分けが可能です。シンプルな設計ながら、しっかりとしたアクションを実現しており、オールシーズンで使用可能な性能を持っています。
フォール時の安定性も高く、潮の流れの影響を受けにくい特徴があります。また、21gという重量は、4号としては若干軽めの設定となっていますが、その分キレのあるアクションが可能です。
墨族シリーズは、イカタコ専門シリーズとして開発されており、4号サイズは唯一のラインナップとなっています。他のメーカーにはない独自のカラーバリエーションも特徴的です。
重量とボディバランスの絶妙な組み合わせにより、安定したフォールと効果的なアクションを両立しています。使用するロッドの適合重量も確認しながら、使用することをお勧めします。
エギ番長4号の重さと特徴

エギ番長4号のファストシンキングモデルは28gと、4号サイズとしては重めの設定になっています。この重量により、潮の流れが早い場所や深場での使用に適しています。
エギ番長シリーズの特徴である「マジ切れダート」は、4号サイズでも健在です。重量があるにもかかわらず、しっかりとしたアクションを実現できる設計となっています。
このエギは、根がかりの原因となりやすいナス型錘などの追加アイテムを使用せずに、深場を攻めることができる特徴があります。28gという重量を活かして、素早いアプローチが可能です。
エギ番長には、通常のモデル以外にもXS(エクストラ・シャローシンキング)モデルがあり、こちらは遠浅リーフや藻場などのシャローエリア攻略に特化しています。
重量が28gあるため、使用するロッドは適合重量をしっかりと確認する必要があります。また、長時間の使用では疲労も蓄積しやすいため、その点も考慮に入れる必要があるでしょう。

まとめ:エギング4号の重さと選び方のポイント
最後に記事のポイントをまとめます。
- 4号エギの標準的な重さは23-26g程度である
- 春の大型アオリイカ狙いに4号エギが効果的である
- 水押しが強く、波動でイカにアピールできる
- 遠投性能が高く、広範囲のサーチが可能である
- 9フィート前後の張りのあるロッドが適している
- シャロータイプは浅場用で沈下速度が遅い
- ディープタイプは深場用で沈下が速い
- 潮の流れが速い場所でも安定したフォールが可能
- エギ王Kは26g、エメラルダスステイ3.5号は25gと重め
- エギ番長は28gで4号エギとしては最も重い部類
- イージーQは19-19.5gと軽めの設定
- ロッドの適合重量確認が重要である
- 各メーカーで重量設定が異なる
- 使用場所の水深や潮の流れで選択する