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タコ釣りの時期はいつがベスト?🎣 初心者でも釣れる季節と仕掛けを徹底解説

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タコ釣りは年間を通して楽しめる魅力的な釣りですが、時期によって釣果や釣れるタコのサイズが大きく変わってきます。特に初心者の方は、いつ頃から始めれば良いのか迷うことも多いのではないでしょうか。

タコ釣りのベストシーズンは5月から9月で、特に夏場は新子タコが活発に活動するため数を狙いやすい時期です。一方、冬場は数は減りますが大型のタコが狙えます。この記事では、時期ごとの特徴や釣り方、タックルの選び方まで詳しく解説していきます。

この記事のポイント!

  1. タコ釣りに適した季節と時間帯について
  2. 初心者が始めやすい時期と釣り方のコツ
  3. 地域別の漁業権や規制について
  4. 時期に応じたタックルの選び方

タコ釣りの時期と仕掛けの基本知識

  1. タコ釣りのベストシーズンは5月から9月
  2. 夏は小型が多く、冬は大型が狙える
  3. 真水を嫌うため雨の日は要注意
  4. 朝夕の時間帯が釣果が上がりやすい
  5. 潮の流れが緩やかな小潮がおすすめ
  6. 初心者は夏の時期がベスト

タコ釣りのベストシーズンは5月から9月

タコは1年中釣ることができますが、最も釣りやすい時期は5月から9月頃です。水温が上昇し始める春から、タコの活性が高まってきます。

特に夏場の6月から8月は、新子タコが多く出現する時期です。この時期は餌を積極的に追いかける習性があり、タコエギやテンヤへの反応も良好です。

新子タコは手のひらサイズと小ぶりですが、数を狙いやすいのが特徴です。ただし、小さすぎるタコは保護の観点からリリースすることをお勧めします。

気温と水温が上がってくるこの時期は、タコの捕食活動が活発になり、エサとなるカニやエビなども豊富です。

また、釣り場の気候も穏やかで、初心者の方でも快適に釣りを楽しめる時期といえます。

夏は小型が多く、冬は大型が狙える

夏場は新子タコの時期のため、全体的に小型のタコが多く釣れます。これは春に産卵した卵が孵化して成長した若いタコたちが活発に捕食活動を行っているためです。

秋から冬にかけては、数は減少しますが1kgを超えるような大型のタコを狙えます。冬場のタコは3kgクラスが混じることもあり、船宿でも冬のタコ釣りツアーを実施しているところがあります。

ただし、冬場は水温が低く活性が落ちるため、誘い方はゆっくりと丁寧におこなう必要があります。エサを使用したテンヤ仕掛けが効果的です。

冬場は防波堤や湾内での釣果は減少し、タコは餌を追って移動してしまう傾向があります。そのため、船釣りでの釣果が期待できます。

新年の縁起物として、お正月用のタコを狙う釣り人も増えてきています。

真水を嫌うため雨の日は要注意

タコは真水を極端に嫌う習性があります。そのため、雨の日や雨上がりは釣果が落ちやすくなります。

特に河口付近や浅場は、雨水の影響を大きく受けるため、タコが深場へ移動してしまうことがあります。大雨の後は、タコ釣行を避けた方が無難です。

小雨程度であれば釣り人も少なくなり、タコを狙えるチャンスにもなります。その際は、目立つカラーのタコエギを使用すると効果的です。

また、漁港や河川の影響を受けやすい場所も、タコ釣りのポイントとしては不向きです。真水の影響が少ない外海に面した堤防や防波堤がおすすめです。

夜釣りの場合は、雨天時の足元が滑りやすくなるため、安全面での注意も必要です。

朝夕の時間帯が釣果が上がりやすい

タコは夜行性が強い生き物ですが、日中も活発に捕食活動を行います。特に朝夕の薄暗い時間帯は警戒心が薄く、釣りやすい時間帯となっています。

朝マズメは夜明け前から少し明るくなる4時〜7時頃(6月末頃)が狙い目です。夕マズメは6時頃から8時の時間帯で、タコが餌を捕食する時間帯として最適です。

夜間はタコが最も活発に動き回り、エサを追う習性が強くなります。しかし、夜釣りは経験と慣れが必要なため、初心者の方は朝まずめか夕まずめからチャレンジすることをおすすめします。

日中は岩の隙間や堤防の継ぎ目などの物陰に隠れがちですが、目の前の動くエギには反応を示します。特に夏場のハイシーズンなら日中でも十分な釣果が期待できます。

手軽に始めるなら、日の出や日没時の活性が高まる時間帯を狙うと良いでしょう。

潮の流れが緩やかな小潮がおすすめ

タコ釣りは潮の流れが速すぎても遅すぎても釣りにくくなります。小潮周りの緩やかな潮の流れがベストです。

大潮は干満差が大きく潮の流れが速くなるため、仕掛けが流されやすく、アタリも取りづらくなります。底をキープしながら誘うタコ釣りでは、緩やかな潮流の方が有利です。

ただし、潮通しの悪い湾内などでは、むしろ大潮の方が潮が動いてチャンスとなる場合もあります。釣り場の特性に合わせた潮回りの選択が重要です。

完全に潮が止まってしまうと活性が下がるため、干潮・満潮の前後の潮の動き始めと緩み始めが狙い目となります。

水深の浅いポイントや岩壁では、潮位の高い満潮付近の方が釣れやすい傾向にあります。

初心者は夏の時期がベスト

初心者がタコ釣りを始めるなら、新子タコが活発に活動する夏場がおすすめです。この時期は数が多く、タコの反応も良好です。

専用のタコエギを使えば、複雑な仕掛けも必要なく、キャスティングして底を引きずるだけの単純な釣り方で釣果が期待できます。

タコは好奇心が強く、目の前で動くものに近寄ってくる習性があるため、エサが実際の餌でなくても誤って抱きつくことが多いのも初心者には有利な点です。

また、夏場は天候も安定しており、防波堤や漁港でも快適に釣りを楽しめます。ただし、リリースサイズの小さなタコは保護のため逃がしてあげましょう。

釣った後の下処理も比較的簡単で、サッと水洗いした後に冷凍保存することもできます。自然解凍しながら水洗いすれば、ヌメリも簡単に取れます。

タコ釣りの仕掛けと釣り方のコツ

  1. タコエギとテンヤの使い分け方
  2. 防波堤からの釣り方と注意点
  3. 船釣りでの効果的なアプローチ
  4. 漁業権に注意が必要なエリアがある
  5. 地域別のおすすめスポット紹介
  6. 初心者向けタックルセットの選び方
  7. まとめ:タコ釣りの時期と基本を押さえて確実に釣果を上げよう

タコエギとテンヤの使い分け方

タコ釣り用の仕掛けは、大きく分けてタコエギとテンヤの2種類があります。タコエギはルアー感覚で操作できる擬似餌で、エサを使用せずに釣ることができます。

テンヤは板状の仕掛けにエサを巻き付けて使用します。豚の脂身やサバなどの切り身を装着して使うため、低活性時や大型のタコを狙う場合に効果的です。

タコエギは3.5号から4号サイズが一般的で、ボディに浮力があるため根掛かりしにくい特徴があります。また、ラトル音で興味を引き寄せる効果もあります。

テンヤは流れの速い場所でも安定して底をキープできるため、潮の流れが速い場所での釣りに向いています。エサの匂いで誘うため、警戒心の強い大型のタコにも効果的です。

どちらの仕掛けも、底を引きずるようにゆっくりと誘います。タコが抱きついてくると重みを感じるので、しっかりとアワセを入れることが重要です。

防波堤からの釣り方と注意点

防波堤でのタコ釣りは、壁際やテトラ周辺の隙間を狙っていきます。これらの場所にはタコが身を潜めやすく、エサとなるカニやエビも多く生息しています。

タコエギは、壁際に沿って落として底をゆっくり引きずります。エギが砂煙を上げることで、タコの興味を引くことができます。竿先をチョンチョンと動かしながら、底での滞在時間を意識します。

堤防のつなぎ目や繋ぎ目、スリット部分はタコの絶好の住処となるので、特に丁寧に探ってみましょう。壁際から2〜3m前後の底付近も良いポイントとなります。

タコが掛かったら、岸壁に張り付かれないように素早く浮かせることが重要です。一度張り付かれると、なかなか外すことができなくなってしまいます。

防波堤での釣りは、周囲の釣り人に迷惑をかけないよう、キャスティングの際は十分な注意が必要です。

船釣りでの効果的なアプローチ

船釣りでは、水深15〜30mほどの深場を狙います。船の場合は、タコエギを真下に落として、ボトムを叩くように誘います。

タコエギやスッテを複数接続することで、アピール力を高めることができます。アタリが出たカラーを見つけることで、その日の釣果を伸ばすことができます。

船の上では波の影響で上下動があるため、着底を確認しながら誘いを入れていきます。船が最も沈み込んだ状態でこの状態になるようタイミングを計ると良いでしょう。

船釣りではロッドは7フィート程度の専用ロッドを使用すると、タコの引きに対して適度なバットパワーを発揮できます。吸盤で張り付くタコを引き剥がすのに、このパワーが重要です。

リールは3000〜4000番クラスのスピニングリール、またはベイトリールを使用します。PEラインは1〜2号を100mほど巻いておけば十分です。

漁業権に注意が必要なエリアがある

タコ釣りは場所によって漁業権が設定されており、一般の方が釣りをすることが禁止されているエリアがあります。釣行前に必ず確認が必要です。

漁業権や漁業許可に基づかずにタコを釣ると、懲役や高額の罰金が科される可能性があります。近年は私服でのパトロールも行われており、「知らなかった」は通用しません。

海上保安庁の「海洋状況表示システム」や、釣り場を管轄している漁業組合に事前に確認することをおすすめします。

釣り施設として、関東では「本牧海釣り施設」「大黒海釣り施設」「磯子海釣り施設」の3施設でタコ釣りが可能です。これらの施設は漁業権が設定されていないエリアなので、安心して釣りを楽しめます。

施設での釣りは、トイレや食堂も完備されており、安全対策もされているため、初心者の方にもおすすめです。

地域別のおすすめスポット紹介

愛知県では衣浦トンネル碧南側、武豊緑地がタコ釣りのポイントとして有名です。静岡県では新居海釣り公園、福田港交流広場がおすすめです。

大阪湾では各港でタコ釣りを楽しむことができ、近年では防波堤にタコエギを使用する人が増えています。明石海峡周辺は、キロオーバーの大型タコも期待できます。

関東エリアでは、東京湾でタコ釣りを楽しむことができます。船宿も多く、手軽に船釣りを楽しめます。

浜名湖は遠州灘と繋がる汽水域で、マダコ釣りのポイントとして知られています。地形の変化に富んでおり、様々な釣り方を試すことができます。

各地域の釣果情報は、海釣り施設の公式ホームページなどで確認することができます。

初心者向けタックルセットの選び方

初心者向けのタックルは、硬めのロッドと両軸リール、そして強度のあるPEラインが基本セットとなります。タコの強い引きと、岩場での使用に耐えられる強度が必要です。

ロッドは6.6フィート程度の専用ロッドがおすすめです。パワーのある竿でありながら、操作性の良さも重視されています。タコエギは最大56グラムまで使用可能なものを選びましょう。

リールは太いラインを巻ける大型のスピニングリールか両軸リールを使用します。ドラグ力が8.0kg以上あるものを選ぶと、大型のタコにも対応できます。

ラインはPE3〜5号を使用します。5号を使用すると仕掛けのロスを少なくできますが、キャスティングの際は3号程度が扱いやすいでしょう。

タコエギは3.5号サイズがスタンダードです。カラーは複数用意して、その日の反応の良いものを見つけることが重要です。

まとめ:タコ釣りの時期と基本を押さえて確実に釣果を上げよう

最後に記事のポイントをまとめます。

  1. タコ釣りのベストシーズンは5月から9月である
  2. 夏場は新子タコが多く、初心者に適している
  3. 冬場は数は少ないが大型が狙える
  4. 朝夕の時間帯が最も釣果が期待できる
  5. 雨天時は真水を嫌うため活性が下がる
  6. 漁業権の確認が必須である
  7. タコエギとテンヤは状況に応じて使い分ける
  8. 防波堤では壁際やテトラ周辺を重点的に狙う
  9. 船釣りではタコエギを複数接続して効率的に探る
  10. 初心者は専用タックルの使用がおすすめ
  11. 小潮の緩やかな潮の時が釣りやすい
  12. 釣れたタコは冷凍保存が可能である