鹿児島県指宿市にある「鰻池(うなぎいけ)」。この神秘的な火口湖は、直径約1.3km、周囲約4kmの中規模の湖で、クリアな水質と豊かな自然環境を有しています。バス釣りファンの間では「40UPのコンディションのいい魚が釣れる」と注目されるスポットなのですが、ネット上では情報が少なく「そもそも釣りができるのか?」という基本的な疑問を持つ方も多いようです。

そこでこの記事では、2025年3月時点の最新情報をもとに、鰻池でのバス釣りの基本情報からアクセス方法、効果的な釣り方やタックル選びまで、これから鰻池でバス釣りを楽しみたい方に役立つ情報を徹底解説します。さらに、鹿児島県内のその他のバス釣りスポットもご紹介していきます。
記事のポイント!
- 鰻池でのバス釣りは市の許可なく可能で、40UPの良型が釣れるポテンシャルがある
- 鰻池は水質がクリアで、おかっぱりで釣りができるエリアは限られている
- 鰻池でのバス釣りにはウェーダーか長靴が必須で、ライン選びも重要
- 2025年最新の釣果情報と共に鹿児島県内の他のバス釣りスポットも紹介
鰻池でバス釣りは可能?基本情報とアクセス方法
- 鰻池でバス釣りは市の許可なく可能
- 鰻池の場所と特徴は火口湖で直径約1.3km
- 鰻池へのアクセス方法は車が基本で駐車場あり
- 鰻池での釣りのルールはまき餌と爆弾釣りが禁止
- 鰻池のトイレと周辺施設は整備されている
- 2025年の最新釣果情報はブラックバスが好調
鰻池でバス釣りは市の許可なく可能
結論から言うと、鰻池でバス釣りは問題なく行うことができます。指宿市の公式見解でも、特に問題ないとされており、釣りをするにあたって行政への申請や許可は必要ありません。実際、多くのアングラーが訪れており、SNSなどでも釣果が報告されています。
鰻池には確かにブラックバスが生息しており、釣れる実績もあります。調査の結果、40UPのコンディションの良い魚がよく釣れているというレポートも見られます。特にInstagramなどのSNSでハッシュタグ検索すると、良型のバスが釣れている写真が多く投稿されています。
鰻池は「鰻地区」という地区にあり、西郷隆盛ゆかりの温泉「鰻温泉」がある地域に位置しています。そのため、近年は観光客の姿も見られるようになってきました。バス釣り以外にも、自然を楽しむスポットとして人気が高まっています。
ただし、「指宿市鰻池をきれいにする条例」の第3条により、まき餌釣りおよび爆弾釣りは禁止されています。また、ゴミを捨てることや土石、砂、草木などを採取すること、水質に影響を及ぼす行為も禁止されていますので、ルールを守って釣りを楽しむことが大切です。
2025年現在も、継続的に釣果が報告されていることから、安定してバスが釣れるフィールドであると言えるでしょう。初心者から上級者まで幅広いアングラーに開かれたフィールドとなっています。
鰻池の場所と特徴は火口湖で直径約1.3km

鰻池は、鹿児島県指宿市山川にある中規模の火口湖です。その大きさは直径約1.3km、周囲約4kmとなっており、歩いて一周することも可能な規模となっています。火山活動によって形成された湖であり、その地形的特徴がバスの生息環境として適していると考えられます。
水質については、非常にクリアウォーターであることが特徴的です。10m先の水が透けて見えるほどの透明度があります。また、水深50〜80cmのシャローなフラットエリアが広がっているため、ベイトフィッシュも目視しやすく、バスの動きも観察しやすい環境となっています。
湖の周辺は自然環境が豊かで、湖畔には砂浜や岩場があり、バスの隠れ家となるポイントが点在しています。特に地質が変わる境目などは、バスがつきやすいエリアとなっているようです。また、沖にはウィードが生えているエリアもあり、バスの絶好のホールディングエリアとなっています。
気候については、鹿児島県南部に位置しているため、年間を通して比較的温暖で、冬でも釣りが楽しめる可能性が高いです。ただし、季節や天候によって水位が変動することがあり、アクセスできるエリアが限られることもありますので、事前の情報確認が重要です。
鰻池のもう一つの特徴として、周辺に「鰻温泉」があるため、釣りの後に温泉でリラックスすることができるという点も魅力の一つです。釣りと温泉を組み合わせた一日を過ごすことができるスポットとしても人気があります。
鰻池へのアクセス方法は車が基本で駐車場あり
鰻池へのアクセスは、基本的に車での移動が前提となります。公共交通機関でのアクセスは限られているため、レンタカーやマイカーでの訪問が推奨されます。最寄り駅であるJR山川駅からは、車で約15分の距離にあります。鹿児島市の市街地からは、車で約1時間20分程度の距離となります。
アクセスルートとしては、指宿スカイラインを利用するのが一般的です。カーナビを利用する場合は、「鰻池」または「鰻温泉」を目的地として設定するとスムーズに到着できるでしょう。道路は比較的整備されていますが、山間部を通る区間もあるため、特に夜間や雨天時は慎重な運転が求められます。
駐車場については、湖畔のすぐ傍に駐車スペースが設けられています。収容台数は10台弱とそれほど多くありませんが、平日であれば比較的空いていることが多いようです。ただし、週末や祝日は早い時間から混雑することもありますので、早朝に訪れることをおすすめします。
駐車場から釣り場へのアクセスも容易で、すぐに湖畔に出ることができます。ただし、前述のように鰻池では長靴やウェーダーが必須となりますので、車内でしっかりと準備を整えてから釣り場に向かうとよいでしょう。
なお、近くにコンビニなどの施設はないため(車で10分程度の場所にはあります)、飲食物や必要なものは事前に用意しておくことが大切です。長時間滞在する予定がある場合は、特に水分や食料の準備を忘れないようにしましょう。
鰻池での釣りのルールはまき餌と爆弾釣りが禁止
鰻池でバス釣りを楽しむ際には、いくつかの重要なルールを守る必要があります。まず、「指宿市鰻池をきれいにする条例」の第3条により、まき餌釣りおよび爆弾釣りは明確に禁止されています。これは湖の環境を保全するための重要な規制です。
また、ゴミを捨てることや土石、砂、草木などを採取することも禁止されています。これは自然環境の保全と、他の釣り人や観光客のためにも徹底すべきマナーです。釣りで出たゴミはすべて持ち帰るようにしましょう。特にラインの切れ端やフックなどは野生動物に害を与える可能性があるため、細心の注意を払う必要があります。
さらに、水質に影響を及ぼす行為も禁止されています。これには、油や化学物質の流出はもちろん、過度な水面の撹拌なども含まれるでしょう。鰻池はクリアウォーターであることが特徴のひとつですので、その美しい環境を維持することが重要です。
ボートでの釣りについては、鰻池では禁止されているため、釣りができるのは基本的におかっぱりからのみとなります。浮き輪やフロートチューブなどの使用についても、同様に控えるべきでしょう。
釣果については、持ち帰る場合でも適切な数量にとどめることが、資源保護の観点から重要です。また、リリースする場合は魚にダメージを与えないよう、素早く丁寧に扱うことを心がけましょう。鰻池の環境と資源を大切にすることで、長く釣りが楽しめるフィールドとして維持されることにつながります。
鰻池のトイレと周辺施設は整備されている
鰻池周辺のインフラ整備状況ですが、基本的な施設は整っています。まず、トイレについては湖畔に設置されているため、長時間の釣行でも安心して過ごすことができます。ただし、トイレの数は限られているため、混雑時には少し待つ必要があるかもしれません。
駐車場については前述のとおり10台弱の収容があり、トイレのすぐ近くに位置しているため、車からのアクセスも便利です。ただし、日陰がない場所もあるため、夏場は車内が高温になる可能性があります。貴重品の管理や熱中症対策は十分に行うようにしましょう。
周辺の施設としては、鰻温泉があることが大きな特徴です。釣りで疲れた体を癒やすことができる温泉施設があるのは、他の釣り場にはない魅力と言えるでしょう。鰻温泉は、西郷隆盛も訪れたという歴史ある温泉で、地元の人々にも愛されています。釣りの後にほんのり汚れた身体を清めるのに最適です。
ただし、レストランやコンビニなどの飲食施設は、鰻池の直近にはありません。最寄りのコンビニやレストランは車で10分程度の場所にあるため、食料や飲み物は事前に準備しておくことをおすすめします。特に夏場は水分補給が重要ですので、十分な量の飲料水を持参しましょう。
また、釣具店も近くにはないため、必要なタックルやルアー、その他の装備品は事前に揃えておく必要があります。特にラインやフックなどの消耗品は予備を持っておくと安心です。鰻池特有の環境に合わせた装備を整えることで、より効果的な釣行になるでしょう。
2025年の最新釣果情報はブラックバスが好調
2025年3月の最新情報によると、鰻池でのブラックバスの釣果は好調を維持しています。アングラーズの釣果情報サイトによれば、最新の投稿は2025年3月16日にJIN-KUNさんによるものがあり、最近1ヶ月間はブラックバスが継続的に釣れていることが報告されています。
人気のルアーとしては、メガバス ワンテン フラッシングワカサギ、イッセイ GC.GNミノー 村上シャッド、イマカツ ゲキアサシャッド リアルワカサギ、エバーグリーン jjミノー シンワカサギなどが有効とされています。特にワカサギパターンのルアーが多いことから、鰻池のバスはワカサギを捕食対象としていることが推測されます。
釣果の中には40UP以上の良型バスも多く報告されており、フィッシングクオリティの高さがうかがえます。特に水温が上昇する時期や、風が吹いているタイミングでの釣果が良い傾向があるようです。例えば、Instagramの投稿では50UPの大型バスも確認されています。
釣行記録を見ると、2025年3月16日には朝8時18分から夕方16時50分まで、14日には13時32分頃、12日には朝6時41分から9時9分頃まで、といった時間帯で釣行が行われています。朝と夕方の時合いを狙った釣行が多いようですが、日中でも釣果があがっていることから、時間帯によらず釣りが楽しめるフィールドだと言えそうです。
気象条件としては、3月16日時点で気温9.0℃、北西風8.3m/s、気圧1009hPaとなっており、大潮の時期でした。このような条件下でも釣果があがっていることから、比較的安定して釣りが楽しめるフィールドであると言えるでしょう。今後訪れる際には、これらの最新情報を参考にしつつ、当日の気象条件なども確認することをおすすめします。

鰻池のバス釣りの特徴とおすすめの釣り方
- 鰻池の釣り場はおかっぱり2エリアが主要ポイント
- 鰻池バス釣りに必要な装備はウェーダーか長靴が必須
- 鰻池のバスポイントは地質の変わる境目と沖のウィード帯
- 鰻池バス釣りで効果的なルアーはネコリグとダウンショット
- 鰻池バス釣りのタックル選びはライン太めがおすすめ
- 鹿児島県内の他のバス釣りスポットも充実している
- まとめ:鰻池バス釣りの魅力と押さえるべきポイント
鰻池の釣り場はおかっぱり2エリアが主要ポイント
鰻池でのバス釣りは、主に2つのエリアからおかっぱりで行うことができます。これらは便宜上「①のエリア」と「②のエリア」と呼ばれており、それぞれに特徴があります。
「①のエリア」は、砂浜となっており、やや大きめの岩がゴロゴロと転がっている特徴があります。このエリアは岸沿いを徒歩で約200mほど進むことができ、様々なポイントを攻めることが可能です。転がっている岩の周辺はバスの隠れ家となっていることもあり、注目すべきポイントと言えるでしょう。
一方、「②のエリア」も同様に砂浜が広がっていますが、こちらはより広いスペースがあり、200〜300mほど歩いて進むことができます。浜のエリアが広いため、遠投がしやすいという特徴があります。特にヘビキャロなどの遠投向けのリグを使いたい場合は、こちらのエリアが適しているでしょう。
これら2つのエリア以外は、基本的にボートがないと入ることができない構造になっています。しかし、前述のように鰻池ではボートでの釣りが禁止されているため、実質的に釣りができるのはこの2つのエリアに限られることになります。
両エリアともに、水際から少し入ったところにはシャローフラットが広がっており、その先には水深が徐々に深くなっていくエリアがあります。特に水位の変動によっては、アクセスできる範囲が変わってくることもありますので、訪問時の水位状況に応じて柔軟に対応することが大切です。
初めて訪れる方は、まずは両方のエリアを見て回り、その日の状況に応じて釣り場を選ぶとよいでしょう。天候や風向き、時間帯によっても釣れるエリアは変わってくるため、色々なポイントを試してみることをおすすめします。
鰻池バス釣りに必要な装備はウェーダーか長靴が必須
鰻池でバス釣りを行う際に最も重要な装備のひとつが、ウェーダーまたは長靴です。鰻池の岸辺は砂浜になっていますが、普通に歩くとすぐに濡れてしまう環境です。そのため、すねの高さくらいある長靴か、より理想的にはウェーダーを着用することがほぼ必須となります。
特に水位が高い日には、入り口付近から動けないこともあるため、ウェーダーがあると行動範囲が大幅に広がります。実際、鰻池で頻繁に釣りをしているアングラーの多くは、ほぼ必ずウェーディングをしているとのことです。ウェーダーは安価なものであれば5,000円程度から入手可能ですので、鰻池に行く予定がある方は事前に準備しておくことをおすすめします。
また、鰻池はクリアウォーターで、水深50〜80cmのシャローなフラットエリアが広がっているため、偏光サングラスも非常に役立つ装備です。これにより水中の状況やバスの動きを視認しやすくなり、より効果的な釣りが可能になります。
ラインについては、鰻池はウィードが濃いフィールドであるため、太めのラインが推奨されています。具体的には16〜20ポンドくらいの太さが望ましいとされています。3〜12ポンド程度の細いラインだと、バスがかかった際にファイト中に巻かれてしまう可能性があります。
その他、日差しが強い日には帽子や日焼け止めなどの日焼け対策グッズ、夏場には熱中症対策として十分な量の飲料水も必要です。また、近くにコンビニなどはないため、食料や必要な物資は事前に購入しておくことも重要なポイントです。長時間の釣行を快適に過ごすためにも、装備の準備は万全にしておきましょう。
鰻池のバスポイントは地質の変わる境目と沖のウィード帯
鰻池でバスを効果的に釣るためには、重要なポイントを把握しておくことが不可欠です。地元の釣り人の知識によると、特に注目すべきポイントがいくつかあります。
まず第一に、岸際をどんどん歩いていくと「明らかに地質が変わる境目」があり、そのあたりにバスが比較的つきやすいとされています。この境目は、砂地から岩場に変わる場所や、底質の変化がある場所などが該当します。魚は一般的にこうした「エッジ」と呼ばれる環境の変化する場所に集まる傾向があるため、こうした地点を重点的に攻めることで釣果につながりやすくなります。
次に、沖にはウィードが生えているエリアがあり、そこを越して遠投してルアーを誘導するのが効果的とされています。ウィード帯はバスの絶好の隠れ家となっており、特に良型のバスが潜んでいることが多いです。ただし、ウィードが濃いため、ライントラブルには注意が必要です。前述のように太めのラインを使用することが推奨されています。
また、鰻池はクリアウォーターであるため、バスが警戒しやすい環境でもあります。そのため、早朝や夕方などの薄暗い時間帯、あるいは風が立って水面が少し波立っているような条件下では、バスが活性化しやすく、釣果も上がりやすいと考えられます。
水深についても重要なポイントです。鰻池は水深50〜80cmのシャローなフラットエリアが広がっていますが、そこから一気に深くなるブレイクラインも存在します。このようなブレイクラインに沿ってバスが回遊していることもありますので、水深の変化するポイントも重点的に攻めるとよいでしょう。
これらのポイントを理解し、その日の気象条件や水温、時間帯などを考慮しながら効果的にポイントを攻めることで、鰻池でのバス釣りの成功率を高めることができるでしょう。
鰻池バス釣りで効果的なルアーはネコリグとダウンショット

鰻池でのバス釣りにおいて、どのようなルアーやリグが効果的なのでしょうか。地元のアングラーや釣具屋の店員によると、特に以下のルアーやリグが鰻池のバスに効果的だとされています。
まずは「ネコリグ」です。ネコリグはボトムに落としたワームをその場で微動させる釣り方で、警戒心の強いバスにも効果があります。鰻池のようなクリアウォーターでは、ナチュラルな動きが重要となるため、ネコリグは特に有効なリグと言えるでしょう。シャド系やストレートワームなどを使用するとよいようです。
次に「リアル系ワームのダウンショット」も高い効果を発揮します。ダウンショットリグは、ボトムをとらえながらもワームを浮かせて自然な動きを演出できるリグです。特にリアルなベイトフィッシュを模したワームを使うことで、より自然な誘いが可能になります。
「ラバージグでのズル引き」も効果的とされています。これは底を這わせるように引いていくテクニックで、特にウィード際や地質の変わる境目などでバスのバイトを誘うことができます。トレーラーには、ザリガニ系やカエル系のワームが相性が良いでしょう。
2025年の最新情報では、メガバス ワンテン フラッシングワカサギ、イッセイ GC.GNミノー 村上シャッド、イマカツ ゲキアサシャッド リアルワカサギ、エバーグリーン jjミノー シンワカサギなどが人気のルアーとして挙げられています。特にワカサギパターンのルアーが多いことから、鰻池のバスはワカサギを主な捕食対象としている可能性が高いことがうかがえます。
また、バークレイ バニッシュレボリューションなどの太めのフロロカーボンライン(16〜20ポンド)を使用することも推奨されています。ウィードが濃いフィールドのため、ラインブレイクのリスクを減らすためにも太めのラインは必須と言えるでしょう。
季節や気象条件によっても効果的なルアーは変わってくるため、複数のパターンを用意して、その日の状況に応じて使い分けることが重要です。特に初めて訪れる際は、上記のようなルアーを中心に、様々なパターンを試してみることをおすすめします。
鰻池バス釣りのタックル選びはライン太めがおすすめ
鰻池でのバス釣りを成功させるためには、適切なタックル選びが重要です。特にウィードが濃いフィールドという特性から、専門家や地元のアングラーから推奨されているタックル構成があります。
まず、ロッドについては、ベイトロッドとスピニングロッドの両方が使用可能ですが、ウィードの密度が高いエリアではベイトタックルが有利とされています。具体的な長さとしては、6.6〜7フィート(約2m前後)のミディアムヘビーからヘビーパワーのロッドが適しています。このクラスのロッドであれば、ウィードに絡んだバスを強引に引き抜く力も備えています。
リールについては、ベイトリールであればギア比7.0:1以上の高速リトリーブモデルが、素早くラインを巻き取れるため有利です。スピニングリールを使用する場合も、パワーのあるモデルを選ぶことをおすすめします。
最も重要なのはラインの選択です。鰻池はウィード(水草)が非常に濃いフィールドであるため、一般的なバス釣りで使われる3〜12ポンド程度の細いラインでは、バスがかかったときに巻かれてしまい、ブレイクする危険性が高いです。そのため、16〜20ポンドクラスの太めのラインが強く推奨されています。
ライン素材としては、フロロカーボンラインが人気です。バークレイのバニッシュレボリューションなどの高強度のフロロカーボンラインは、鰻池のような環境に適しています。また、PEラインを使用する場合は、リーダーとしてショックリーダーを接続すると効果的です。
実際に地元のアングラーが使用しているタックル例として、以下のような組み合わせが挙げられています:
ベイトタックル:
- ロッド:シマノ バスワン XT 166M-2(6.6フィート ミディアムパワー)
- リール:シマノ バスワンXT 150(右ハンドル)
スピニングタックル:
- ロッド:ダイワ ブレイゾン 6102LS
- リール:ダイワ フリームス LT2500S-XH
ただし、調査によると4ポンドの細いラインではまったく太刀打ちできないとの報告もあるため、特にスピニングタックルを使用する場合も、できるだけ太めのラインを巻くことが重要です。鰻池の特性を理解し、適切なタックルを選ぶことで、より多くのバスをキャッチすることができるでしょう。
鹿児島県内の他のバス釣りスポットも充実している
鰻池でのバス釣りを楽しんだ後は、鹿児島県内の他のバス釣りスポットも訪れてみるのはいかがでしょうか。鹿児島県には、鰻池以外にも魅力的なバス釣りポイントが多数存在します。
まず挙げられるのが「薩摩湖」です。これは鹿児島県内最大級の人造湖で、広大な面積を持ち、様々なフィッシングスタイルが楽しめる人気のスポットです。薩摩湖はカバーも豊富で、大型のバスが生息していることでも知られています。ボート釣りとおかっぱり釣りの両方が可能で、周年バスが釣れるフィールドとして地元アングラーに愛されています。
「下小原池」も鹿児島県内の有名なバスフィールドです。比較的小規模な池ながら、良型のバスが生息しており、初心者でも挑戦しやすいスポットとして人気があります。手軽にアクセスできる立地も魅力のひとつです。
「池田湖」は九州最大のカルデラ湖で、バス釣りのほか、様々な魚種が狙える多目的なフィッシングフィールドです。特に水質が良く、大型のバスが釣れることもあります。周辺の観光地と合わせて訪れるのもおすすめです。
「永吉ダム」も鹿児島県内のバス釣りポイントとして知られています。人造湖ながら自然環境が豊かで、四季を通じてバスが活性化する時期があります。特に夏場から秋にかけては好釣果が期待できるスポットです。
「市来ダム」も同様に人造湖で、比較的アクセスしやすい立地にあります。水位の変動によってポイントは変わりますが、コンスタントにバスが釣れるフィールドとして地元アングラーに親しまれています。
これらのフィールドはそれぞれに特徴があり、鰻池とはまた違った釣りの楽しみ方ができます。鹿児島県内でバス釣りを楽しむ際には、これらのスポットも含めて、計画的に訪れてみることをおすすめします。季節や天候に応じて釣果の良いフィールドは変わってきますので、情報収集をしながら選択するとよいでしょう。

まとめ:鰻池バス釣りの魅力と押さえるべきポイント
最後に記事のポイントをまとめます。
- 鰻池は鹿児島県指宿市山川にある直径約1.3km、周囲約4kmの火口湖
- バス釣りは市の許可なく可能で、40UP以上の良型バスが釣れるポテンシャルがある
- 「指宿市鰻池をきれいにする条例」によりまき餌釣りと爆弾釣りは禁止
- アクセスは車が基本で、JR山川駅から15分、鹿児島市から約1時間20分の距離
- 駐車場(10台弱)とトイレが整備されているが、近くにコンビニはない
- 2025年3月現在もブラックバスの釣果が好調で、ワカサギパターンのルアーが有効
- おかっぱりで釣りができるのは主に2つのエリアに限定される
- ウェーダーか長靴は必須装備で、偏光サングラスも効果的
- 地質の変わる境目や沖のウィード帯がバスのつきやすいポイント
- ネコリグ、リアル系ワームのダウンショット、ラバージグでのズル引きが効果的な釣り方
- ウィードが濃いため16〜20ポンドの太めのラインが推奨される
- 鰻池周辺には「鰻温泉」があり、釣りの後にリラックスできる
- 鹿児島県内には薩摩湖、下小原池、池田湖、永吉ダム、市来ダムなど他のバス釣りスポットも豊富