愛知県犬山市にある入鹿池は、バス釣りの聖地として知られています。周囲18キロメートルの広大な人工池で、春から夏にかけてがブラックバス釣りの最高のシーズンとなります。特に新緑が芽吹く頃から、活発に動くブラックバスの姿で水面が賑わいます。

レンタルボートは手漕ぎボートなら1日2,500円、エレキなら2,000円、バッテリーは1,000円でレンタル可能です。見晴茶屋や百軒亭など複数のボート屋があり、ライブスコープ付きの最新設備を備えたボートも用意されています。初心者から上級者まで、様々なスタイルでバス釣りを楽しめるスポットとなっています。
記事のポイント!
- 入鹿池の基本情報とアクセス方法
- レンタルボートの種類と料金体系
- 季節ごとの釣れるポイントと攻略法
- 初心者でも釣果が期待できるタックル選び
バス釣り入鹿池の特徴とアクセス方法を徹底解説
- 入鹿池の規模と周辺環境について
- 車で約6分!アクセス抜群の入鹿池
- 入漁料不要で気軽に釣行可能な理由
- 見晴茶屋など周辺の施設案内
- レンタルボート料金と予約方法を詳しく解説
- 春から夏がブラックバスの最高シーズン
入鹿池の規模と周辺環境について
入鹿池は愛知県犬山市に位置する農業用の人工ため池です。周囲約18キロメートルという広大な規模を誇り、日本有数の貯水量を持つ人工池として知られています。
池の周辺には歴史的な風情を持つ「明治村」が位置しており、湖畔からは美しいレトロな建物群を眺めることができます。この景観は、釣りの合間の休憩時に心を癒してくれる特別な魅力となっています。
水質や周辺環境がブラックバスにとって理想的な生息条件を提供しており、特に今井川(五条川)が流れ込むことで、豊富な餌となる小魚や昆虫が供給されています。
深みや流れの変わり目、水草の生い茂るエリアなど、バスが好む様々なスポットが点在しているのも特徴です。これらの多様な環境が、年間を通じて安定した釣果を生み出す要因となっています。
池の規模が大きいため、1日かけても飽きることなく様々なポイントでの釣りを楽しむことができます。複数の釣り方を試せる環境が整っているため、経験者から初心者まで幅広い層に支持されています。
車で約6分!アクセス抜群の入鹿池
入鹿池へのアクセスは、中央自動車道「小牧東I.C.」から車で約6分と非常に便利です。高速道路からの距離が近く、アクセスが良好な点は、釣り人にとって大きな魅力となっています。
公共交通機関でのアクセスは最寄駅からタクシーの利用が必要となるため、基本的には車での来場がおすすめです。駐車場は各レンタルボート店舗に完備されており、釣り具を持ち込む際も便利です。
周辺には明治村があり、釣り以外の観光スポットとしても人気があります。家族連れで訪れる場合は、釣りと観光を組み合わせた1日プランを立てることも可能です。
アクセスの良さから、週末には多くの釣り人で賑わいます。特に春から夏のハイシーズンは混雑が予想されるため、早めの予約がおすすめです。
レンタルボート店は複数あり、見晴茶屋や百軒亭など選択肢が豊富です。各店舗までのアクセスルートも整備されており、初めての方でも迷うことなく到着できます。
入漁料不要で気軽に釣行可能な理由
入鹿池では入漁料が不要となっています。これは管理釣り場ではなく、農業用のため池として整備されているためです。この点は、釣り人にとって大きなメリットとなっています。
費用面では、レンタルボートと必要な装備のレンタル料金のみで釣行が可能です。初心者の方も、高額な初期投資なしで気軽にバス釣りを始めることができます。
ただし、入漁料が不要な分、マナーを守った釣行が重要です。他の釣り人への挨拶や、ゴミの持ち帰りなど、基本的なルールを守ることが大切です。
周辺の自然環境や農業用水としての機能を守るため、環境への配慮も欠かせません。これらのルールやマナーを守ることで、今後も入漁料不要の恵まれた環境を維持することができます。
入漁料が不要な分、より多くの釣り人が訪れることになるため、特に休日は混雑する傾向にあります。早朝からの釣行や、平日の利用がおすすめです。
見晴茶屋など周辺の施設案内

見晴茶屋は入鹿池で最も有名なレンタルボート店の一つです。手漕ぎボートやエレキ船のレンタルが可能で、初心者から上級者まで幅広いニーズに対応しています。
店内では食事も提供しており、釣りの合間の休憩に利用できます。定番メニューの五平もちやうどん、カレーなど、充実した食事メニューが用意されています。
また、ワカサギ釣り用の竿やエサなど、必要な釣具のレンタルも行っています。手ぶらで訪れても、必要な装備を一式借りることが可能です。
レンタルボートの予約は電話での受付となっています。特に休日は混雑が予想されるため、事前予約がおすすめです。スタッフの方々も親切で、初心者の方でも安心して利用できます。
更衣室やトイレなどの設備も整っており、快適に釣りを楽しむことができます。また、最新の釣果情報なども店頭で確認できるため、ポイント選びの参考になります。
レンタルボート料金と予約方法を詳しく解説
レンタルボートの基本料金は、手漕ぎボートが1日2,500円、レンタルエレキが1日2,000円、バッテリーが1日1,000円となっています。これらの料金で、充実した釣行を楽しむことができます。
予約は各レンタルボート店への電話が基本となります。メールでの予約は受け付けていないため、必ず電話での予約をお願いします。特に休日は早めの予約がおすすめです。
ボートには様々な種類があり、12フィートの2人乗りから14フィートの3人乗りまで、用途に応じて選択可能です。また、最新のライブスコープ付きボートなども用意されています。
レンタル時には免許の確認が必要な場合があります。特に大型のボートや免許が必要な船外機付きボートを利用する場合は、必ず小型船舶免許を持参してください。
支払いは現金の他、各種電子マネーやクレジットカードにも対応しています。PayPayやauPAY、楽天Payなど、多様な決済方法が利用可能です。
春から夏がブラックバスの最高シーズン
入鹿池では、春の新緑が芽吹き始める頃から夏の終わりまでが、ブラックバス釣りの最高のシーズンとなります。水面は活発に動くバスの姿で賑わい、その引きの強さと美しい銀色の輝きに多くのアングラーが魅了されています。
特に週末には、家族連れや友人同士、一人でのんびりと釣りを楽しむ人々で湖畔は賑わいます。バスの活性が高まるこの時期は、初心者でも釣果が期待できる絶好の機会です。
水温の上昇とともにバスの活性も上がり、様々なルアーやテクニックでアプローチが可能になります。トップウォーターからボトムまで、幅広い釣り方を試すことができます。
ただし、真夏の時期は気温が高くなるため、熱中症対策は必須です。帽子や日焼け止め、十分な水分補給など、適切な対策を取りながら釣行を楽しみましょう。
釣果の面では、この時期に40センチを超える良型バスが釣れる可能性も高くなります。自己記録更新を狙うなら、このシーズンがおすすめです。

バス釣り入鹿池のポイントとタックル選び
- 水深15mの灯台前エリアが人気
- 五条川河口でワカサギパターンを狙う
- レイクサイド裏の年間通して釣れるポイント
- 教会前でワカサギ群れを追うバスを狙う
- 初心者向けおすすめルアー3選
- ドーム型ボートで雨でも安心の釣行
- まとめ:バス釣り入鹿池で大物を狙うならワカサギパターンがキモ
水深15mの灯台前エリアが人気
「明治村」の灯台が目印となる灯台前は、入鹿池の中でも特に人気の高いポイントです。水深が約15メートルと池の中でも深いエリアとなっています。
陸から続く岬状の地形が水中に延びており、この地形の変化を攻略するのがポイントです。北西風に強いという特徴があり、特に冬場に釣果が期待できます。
ボートでの釣りの場合、魚探を使って水中の地形を確認しながら攻めていくことで、より効率的な釣りが可能です。深いポイントでは、ジグやテキサスリグなどのボトム系ルアーが有効です。
灯台前では、フラッシュユニオンのフルメタルソニック10gが特に効果的です。このルアーは底まで一気に沈み、地形変化を把握しやすい特徴があります。
深場を攻める際は、ジャッカルのワムワム60も使い勝手が良いでしょう。高比重ワームなので、ナローゲイブタイプのオフセットフック2/0番とのマッチングで深いエリアもカバーできます。
五条川河口でワカサギパターンを狙う
入鹿池の東に位置する五条川河口は、春先のワカサギの産卵期に特に注目されるポイントです。ワカサギを追ったバスが集まってくる傾向があり、釣果率の高いエリアとなっています。
陸っぱりでの釣りも可能なこのポイントでは、川の流れによって形成されるブレイク(地形の変化点)沿いを回遊するバスを狙うのが効果的です。流れの変化を読みながら、バスの定位置を探っていきましょう。
ワカサギパターンの時期には、シルバーカラーのミノーやスピナーベイトなど、ベイトフィッシュを模したルアーが有効です。DUOのスピンベイト60は、前後の回転するプロップでバスに強くアピールできます。
特に朝夕の時合いには、水面近くでのアタックも期待できます。この時間帯は、エバーグリーンのワイルドハンチ8フッターなど、表層を意識したルアーでの攻略も効果的です。
五条川河口では、異なる水深や流れの変化が多いため、状況に応じて使用するルアーを変えていく必要があります。O.S.PのHPシャッドテール3.6インチは、様々なリグやアクションに対応できる便利なワームです。
レイクサイド裏の年間通して釣れるポイント
レイクサイド裏はボート屋からも近く、年間を通して安定した釣果が期待できるポイントです。ワンド状の地形となっており、様々なタイプのバスが生息しています。
ワカサギに付くバスを狙うのがこのエリアでの基本的な戦略となります。魚探でワカサギの群れを探しながら、その周辺を丹念に攻めていくことで、良型バスとの出会いが期待できます。
季節や天候によって、バスの居る水深は変化します。そのため、表層から中層、ボトムまでをカバーできるルアーをセットで持っておくことをお勧めします。
このエリアでは特に、ジャッカルのディービルシャッド55MRが使いやすい印象です。クランキングメソッドに対応した巻きシャッドで、水深2.5メートルまでのレンジを効率的にカバーできます。
ボート屋が近いため、他のアングラーとの距離にも気を配る必要があります。混雑時は、エリアを譲り合いながら、マナーを守った釣りを心がけましょう。
教会前でワカサギ群れを追うバスを狙う

入鹿池の西に位置する教会前は、ワカサギが集まりやすい特徴的なポイントです。ボート屋からのアクセスも良好で、効率的な釣行が可能なエリアとなっています。
このポイントでは、魚探を使ってワカサギの群れを探すことが重要です。ワカサギの群れを見つけたら、その周辺を入念に探ることで、良型バスとの出会いが期待できます。
朝夕の時間帯には、水面近くでワカサギを追うバスの姿も見られます。トップウォーターやシャッドプラグなど、表層を意識したルアーでの攻略も効果的です。
深場では、バイブレーションやジグなどのシンキングルアーが有効です。魚探で確認したワカサギの群れの真下を攻めることで、チャンスが広がります。
ワカサギパターンが強い時期には、シルバーやナチュラルカラーのルアーが特に効果を発揮します。ベイトフィッシュを模したアクションと合わせて、バスの捕食本能を刺激していきましょう。
初心者向けおすすめルアー3選
入鹿池での釣りを始めたばかりの方には、まずはシンプルなルアーから始めることをお勧めします。使い方が分かりやすく、かつ実績のあるルアーを3つご紹介します。
1つ目は「フラッシュユニオンのフルメタルソニック10g」です。このバイブレーションルアーは、キンクロカラーが定番で、底まで一気に沈んで地形を把握しやすい特徴があります。実売価格も800円前後とリーズナブルです。
2つ目は「ジャッカルのワムワム60」。高比重ワームで、特にプリズムシャイナーカラーが人気です。ナローゲイブタイプのオフセットフック2/0番との相性が良く、初心者でも扱いやすい設計となっています。
3つ目はDUOのスピンベイト60です。前後の回転するプロップでバスへの強いアピール力があり、広範囲のシャローエリアをサーチするのに適しています。特に春から夏にかけての時期に効果を発揮します。
これらのルアーは、入鹿池の様々なポイントで実績のある定番アイテムです。状況に応じて使い分けることで、より効率的な釣りが可能になります。
ドーム型ボートで雨でも安心の釣行
入鹿池では、雨や雪の日でも快適に釣りを楽しめるドーム型ボートのレンタルが可能です。このボートは屋根付き電動ボートで、悪天候時でも安心して釣行を楽しめます。
ドーム型ボートの料金は、電動モーター付きでリチウムバッテリー2個セットの場合、1日8,500円(キャンペーン価格)となっています。定員は大人3名+小学生以下1名、または大人2名+小学生以下2名まで乗船可能です。
ただし、ドーム型ボート内での火気の使用は危険なため、絶対に禁止されています。調理器具などの危険物の持ち込みも禁止されているので、注意が必要です。
1時間単位のレンタルも可能で、電動モーター付きの場合は4,000円となっています。短時間の釣行や、天候が不安定な日の利用に便利です。
ドーム型ボートは人気が高いため、特に休日は早めの予約をお勧めします。予約は電話での受付となっており、一度の予約で1艇までとなっています。

まとめ:バス釣り入鹿池で大物を狙うならワカサギパターンがキモ
最後に記事のポイントをまとめます。
- 入鹿池は周囲18キロの広大な人工池で、入漁料が不要
- 春から夏がブラックバス釣りの最高シーズン
- レンタルボートは手漕ぎ、エレキ、ドーム型など多様な選択肢あり
- 灯台前は水深15メートルの人気ポイント
- 五条川河口は春先のワカサギパターンで釣果期待大
- レイクサイド裏は年間を通して安定した釣果
- 教会前はワカサギの群れを追うバスを狙える
- 初心者向けルアーは実績のある定番品を優先
- ドーム型ボートで悪天候でも快適な釣行が可能
- 各ボート店は電話予約が基本で、休日は早めの予約が必要
- 支払いは現金の他、電子マネーやクレジットカードにも対応
- 周辺には明治村があり、釣り以外の観光も楽しめる