エギングでシンカーを使うとアオリイカが釣れないという話を耳にすることがあります。確かにシンカーを付けることでエギのアクションは変化しますが、適切な使い方をすれば釣果アップにつながることも分かってきました。

エギングのシンカーは主に潮の流れが強い時や水深が深いポイントで使用します。シンカーを付けることでエギの沈降速度が上がり、底まで届きやすくなるメリットがある一方で、エギのダートアクションが弱くなるデメリットもあります。この記事では、シンカーの選び方から実践的な使い方まで詳しく解説していきます。
記事のポイント!
- シンカーを使っても釣れる理由と適切な使用方法
- シンカーの重さの選び方と水深との関係
- エギのアクションを損なわないシンカーの付け方
- 風や潮の状況に応じたシンカー選択のコツ
エギングでシンカーを使うと釣れないって本当?原因と対策を解説
- シンカーは使い方次第でアオリイカは釣れる
- 潮の流れが強い時はシンカーが必須
- シンカーを付けると沈み姿勢が変わるのが問題
- エギ専用シンカーを使うことで沈み姿勢は改善可能
- シンカーの重さは水深に合わせて調整が必要
- エギのバランスを崩さない付け方が重要
シンカーは使い方次第でアオリイカは釣れる
シンカーを適切に使用することは、エギングにおいて重要なテクニックの一つです。潮の流れが強かったり、水深が深いポイントでは、シンカーなしではエギを底まで到達させることが難しい状況があります。
専用のシンカーを使用することで、エギの沈降スピードをコントロールでき、イカの活性に合わせた釣りが可能になります。特に深場や潮通しの良いポイントでは、シンカーの使用が釣果に直結することもあります。
DAIWAやヤマシタなどの各メーカーから、エギ専用のシンカーが販売されており、エギのバランスを崩さずに重さを調整できるように設計されています。
エギングの初心者の方は、シンカーを使うことに抵抗があるかもしれませんが、状況に応じて適切に使用することで、むしろ釣果が向上する可能性が高くなります。
これらのシンカーは7gから60gまでのラインナップがあり、様々な状況に対応できるようになっています。
潮の流れが強い時はシンカーが必須
潮の流れが強い状況では、シンカーの使用が必須となってきます。シンカーを使用しないと、エギが潮に流されてしまい、底までしっかりと到達できない状況が発生します。
シンカーを装着することで、エギに重みが加わり、潮の影響を受けにくくなります。その結果、エギを意図した通りにコントロールしやすくなり、アオリイカにアピールしやすくなります。
特に春の大型イカを狙う場合は、シンカーの使用が重要になってきます。大型のアオリイカは深場を好む傾向があり、シンカーを使用することで効率的に攻略することができます。
シンカーの重さは、水深×1gを基本的な目安として選択します。例えば水深20mの場合は、20g程度のシンカーを選択するのが一般的です。
ただし、潮の強さや風の状況によって、この基準値は変動することもあるので、現場の状況に応じて調整が必要です。
シンカーを付けると沈み姿勢が変わるのが問題

シンカーを付けることで、エギの沈降姿勢が変化することが最大の問題点です。アオリイカは、エギの自然な沈み方に反応して捕食行動を起こすため、不自然な姿勢は警戒される原因となります。
エギは通常30度~45度の角度で沈むように設計されていますが、シンカーを付けることでこの角度が崩れてしまう可能性があります。特に重すぎるシンカーを使用すると、エギが頭から真っ直ぐ落ちてしまい、アオリイカに警戒されやすくなります。
そのため、シンカーを選ぶ際は、エギのバランスを崩さない重さを選ぶことが重要です。メーカーが推奨する重さを参考にしながら、実際の釣り場で動きを確認することをおすすめします。
エギのサイズによっても適切なシンカーの重さは変わってきます。2.5号から3.5号の一般的なエギの場合、シンカーは2g~3g程度から始めて、必要に応じて重さを増やしていくのが良いでしょう。
水深や潮の状況を見ながら、エギの沈み姿勢が自然になるように調整することが、シンカーを使用する際の重要なポイントとなります。
エギ専用シンカーを使うことで沈み姿勢は改善可能
エギ専用のシンカーを使用することで、エギの沈み姿勢の問題は大きく改善されます。各メーカーから発売されているエギ専用シンカーは、エギの形状に合わせて設計されているため、バランスを崩さずに重さを追加することができます。
特にDAIWAの仮面シンカーは、タングステン樹脂を使用しており、エギのヘッドにフィットするように作られています。柔軟性があるため、エギのバランスを崩さずに装着することが可能です。
ヤマシタのエギ王TRシンカーも、エギの動きを損なわないように設計されており、様々なエギに対応できる汎用性の高さが特徴です。シンカーを付けても自然なフォールを実現できます。
シンカーの装着位置も重要で、エギのヘッド部分に近い場所に装着することで、より自然な動きを実現できます。メーカー純正のシンカーを使用することで、エギ本来の特性を活かしながら、必要な重さを確保することができます。
また、専用シンカーは簡単に脱着できるため、状況に応じて柔軟に対応することができます。必要なときだけシンカーを付け外しすることで、より効率的な釣りが可能になります。
シンカーの重さは水深に合わせて調整が必要
水深に応じたシンカーの重さ調整は、エギングの成功率を左右する重要な要素です。基本的な目安として、水深(メートル)×1グラムという計算式が使われています。
例えば、水深10メートルのポイントであれば、10グラム程度のシンカーを使用します。ただし、これはあくまでも基本的な目安であり、実際の釣り場の状況に応じて調整が必要です。
潮の流れが強い場合は、基準より重めのシンカーを選択することで、エギを底まで到達させやすくなります。逆に潮の流れが弱い場合は、軽めのシンカーを選択することで、より自然な動きを演出することができます。
シンカーの重さを決める際は、エギのサイズも考慮する必要があります。3.5号のエギであれば、標準的な重さのシンカーを使用できますが、2.5号などの軽いエギの場合は、シンカーの重さを控えめにする必要があります。
エギが水中でどのように動いているかを意識しながら、状況に応じて適切な重さのシンカーを選択することが、釣果向上のポイントとなります。
エギのバランスを崩さない付け方が重要
エギのバランスを保つために、シンカーの付け方にも注意が必要です。エギ専用シンカーの場合、ヘッド部分に装着するタイプと、アイにスナップで取り付けるタイプがあります。
ヘッドに被せるタイプのシンカーは、エギのバランスを崩さずにフォール姿勢を維持できる利点があります。シンカーがフラつかないため、アクションと安定感を損なうことなく使用できます。
一方、スナップで取り付けるタイプは、どのエギにも使用できる汎用性が高いものの、特にアイが上部にあるエギは動きが悪くなる傾向があります。この場合、エギの動きが不自然になりやすいため、注意が必要です。
シンカーを装着する際は、エギのボディに近い部分から巻き始めるのが基本です。これにより、エギ本来の特性を活かしながら、必要な重さを確保することができます。
シンカーの取り付け位置や方法によって、エギの動きは大きく変わってきます。実際の釣り場で動きを確認しながら、最適な付け方を見つけることが重要です。

エギングでシンカーを使う時のポイントと注意点
- 風や潮の強さでシンカーの重さを変える
- ダートアクションは弱くなるので上下の動きを意識
- エギのサイズに合わせたシンカー選びが大切
- 水深×1gを目安にシンカーの重さを決める
- シンカー装着時は着底がわかりやすくなる
- イカの活性が低い時は軽めのシンカーを使用
- まとめ:エギングでシンカーを使って釣れないときは基本に立ち返ろう
風や潮の強さでシンカーの重さを変える
エギングでは、風や潮の流れの強さによってシンカーの重さを調整する必要があります。潮の流れが強い場合、エギは横に流されやすくなり、底までしっかりと到達できなくなってしまいます。
特に深場や潮通しの良いポイントでは、シンカーの重さが足りないとエギが流されてしまい、アオリイカにアピールすることができません。そのため、状況に応じて適切な重さのシンカーを選択することが重要です。
エギのサイズによっても必要なシンカーの重さは変わってきます。大きめのエギを使用する場合は、より重いシンカーが必要になることもあります。シンカーの重さは7gから60gまでのラインナップがあり、様々な状況に対応することができます。
風が強い日は、ラインが風の影響を受けやすくなります。この場合も、やや重めのシンカーを使用することで、エギを安定させることができます。
ただし、重すぎるシンカーを使用すると、エギの動きが不自然になってしまう可能性があるため、状況を見ながら適切な重さを選ぶことが大切です。
ダートアクションは弱くなるので上下の動きを意識
シンカーを装着することで、エギのダートアクションは弱くなる傾向があります。これは重さが増すことで、横方向への動きが制限されるためです。
そのため、シンカーを使用する際は、上下の動きを意識したアクションを心がける必要があります。左右への動きよりも、上下の動きを強調することで、アオリイカの興味を引くことができます。
強いジャークを入れなければエギが動きにくくなるため、竿の動かし方も通常より大きくする必要があります。特にディープエリアや潮の流れが強い状況では、この傾向が顕著になります。
シンカーを使用する場合は、エギをゆっくりと沈めることを意識しましょう。アオリイカはフォール中に抱くことが多いため、沈下速度をコントロールすることが重要です。
また、底付近での誘いも効果的です。シンカーによって着底がわかりやすくなるため、底からの誘いを積極的に取り入れることができます。
エギのサイズに合わせたシンカー選びが大切

エギのサイズによって適切なシンカーの重さは異なります。大きなエギには重めのシンカー、小さなエギには軽めのシンカーを選ぶことで、より自然な動きを実現することができます。
エギの号数によって基本的な重さの目安があり、2.5号の場合は軽めのシンカー、3.5号の場合はやや重めのシンカーを選択します。これはエギ本体の重さとのバランスを考慮するためです。
専用シンカーの場合、エギの形状に合わせて設計されているため、バランスを崩さずに重さを追加することができます。メーカー純正のシンカーを使用することで、より自然な動きを実現できます。
シンカーを選ぶ際は、エギの動きを確認しながら、最適な重さを見つけることが重要です。重すぎるシンカーを使用すると、エギの特性を活かすことができなくなってしまいます。
また、シンカーは簡単に脱着できるため、状況に応じて柔軟に対応することができます。必要なときだけシンカーを付け外しすることで、より効率的な釣りが可能になります。
水深×1gを目安にシンカーの重さを決める
シンカーの重さを選ぶ際の基本的な目安として、水深(メートル)×1グラムという計算式があります。例えば水深20メートルのポイントでは、20グラム程度のシンカーを選択します。
この基準はあくまでも目安であり、実際の釣り場の状況によって調整が必要です。潮の流れが強い場合は、より重めのシンカーを選択することで、エギを底まで到達させやすくなります。
シンカーを使用すると着底時の感触が分かりやすくなるため、底の状態を把握しやすくなります。これにより、エギを効率的に操作することができ、アオリイカへのアピール力も向上します。
水深に対して重すぎるシンカーを使用すると、エギが頭から真っ直ぐ落ちてしまい、アオリイカに警戒されやすくなります。そのため、最小限の重さで目的を達成することを心がけましょう。
また、シーズンや時期によっても適切なシンカーの重さは変わってきます。イカの活性が高い時期は軽めのシンカーで、活性が低い時期は重めのシンカーを選択するなど、状況に応じた使い分けが重要です。
シンカー装着時は着底がわかりやすくなる
シンカーを装着することで、着底時の感触がより明確になります。これは重みが増すことで、底に触れた際のラインを通じた感覚が強くなるためです。
着底がわかりやすくなることで、水深や底の状態を正確に把握することができます。これにより、エギを効率的に操作することができ、アオリイカへのアピール力も向上します。
シンカーを使用することで、潮の流れが強い状況でも安定してエギを操作することができます。これは重みによってエギが潮に流されにくくなり、意図した通りの誘いが可能になるためです。
ただし、シンカーが重すぎると根掛かりのリスクが高まります。そのため、必要最小限の重さで目的を達成することを心がける必要があります。
また、シンカーの重さによって着底時の感触は変わってきます。より正確に底の状態を把握したい場合は、適切な重さのシンカーを選択することが重要です。
イカの活性が低い時は軽めのシンカーを使用
アオリイカの活性が低い時期は、より慎重なアプローチが必要になります。この場合、軽めのシンカーを使用することで、エギをよりナチュラルに見せることができます。
エギの沈降速度が遅くなることで、アオリイカがエギを確認する時間が増え、抱く確率が高まります。特に水温が低い時期や、潮の動きが緩やかな時期は、この傾向が顕著になります。
シンカーの重さを調整することで、エギのフォールスピードをコントロールすることができます。イカの様子を見ながら、最適な沈降速度を見つけることが重要です。
ただし、潮の流れが強い場合は、軽すぎるシンカーではエギが流されてしまう可能性があります。状況に応じて適切な重さを選択する必要があります。
また、活性が低い時期は、エギの動きもよりスローに設定することで、アオリイカの反応を引き出しやすくなります。

まとめ:エギングでシンカーを使って釣れないときは基本に立ち返ろう
最後に記事のポイントをまとめます。
- シンカーは状況に応じて必須のアイテムとなる
- 水深×1gを基本的な目安として重さを選択する
- エギ専用シンカーを使用することでバランスを保てる
- 風や潮の強さによってシンカーの重さを調整する必要がある
- シンカー装着時はダートアクションが弱くなるため上下動作を意識する
- エギのサイズに合わせたシンカー選びが重要
- 着底感が分かりやすくなるため底取りがしやすい
- イカの活性に応じてシンカーの重さを調整する
- 重すぎるシンカーは不自然な動きの原因となる
- 必要最小限の重さで目的を達成することを心がける
- 7gから60gまでのラインナップから状況に応じて選択する
- 簡単に脱着できるため状況に応じて使い分けが可能
- エギのヘッド部分に装着することでバランスを保てる
- タングステン樹脂製のシンカーはエギにフィットしやすい