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ゼナックのエギングロッド生産終了から復活まで🎣 インクルードで再び釣りの世界を変える!?

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ゼナックのエギングロッドが生産終了となってから5年。2024年8月、ついに待望の新作「インクルード エギング」が登場しました。2001年に初のエギング専用ロッド「アソート」を発売して以来、エギングシーンを牽引してきたゼナックですが、その歴史に新たな1ページが加わることになります。

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ゼナックは1960年にバンブーロッドの製造から始まった老舗ロッドメーカー。エギング専用ロッドでは独自のパラボリックアクションやRGガイドシステムなど、革新的な技術を次々と生み出してきました。今回は生産終了となったエギングロッドの歴史から、新作インクルードまでの変遷を詳しく解説していきます。

記事のポイント!

  1. ゼナックエギングロッドの歴史と革新的な技術について
  2. 生産終了後の保証・修理サポート体制について
  3. 新作「インクルード エギング」の特徴と性能について
  4. ゼナックの販売方式の変更点について

ゼナックのエギングロッドが生産終了するまでの歴史と実績

  1. エギング専用ロッド「アソート」から始まった革新の歴史
  2. エギングシーンを牽引したパラボリックアクションの開発
  3. 2019年にガホウジンが生産終了となった理由
  4. RGガイドシステムがもたらした飛距離と感度の向上
  5. エギングモデルはブランクスの焼き上げから自社工場で製造
  6. 生産終了後も半永久保証でサポートを継続

エギング専用ロッド「アソート」から始まった革新の歴史

ゼナックは2001年に初のエギング専用ロッド「アソート」を発売し、エギングロッド市場に革新をもたらしました。当時としては斬新な磯竿用の超小型プラスティックガイドを採用し、その独創的なアプローチで注目を集めました。

自社工場での一貫生産にこだわり、熟練の技術を代々受け継ぎながら製品開発を行ってきました。「フィールドからの答えを製品に反映させる」という理念のもと、実釣での性能を重視した製品作りを続けてきています。

常識に捉われない発想で製品開発を行い、多くのコアなファンから支持を得てきました。特にエギング専用ロッドの分野では、他社にない独自の技術開発で、エギングシーンの発展に大きく貢献しています。

アソートの開発では、当時のエギングロッドの常識を覆す設計思想を取り入れ、より実践的な性能を追求しました。その姿勢は後のモデルにも引き継がれ、ゼナックのエギングロッドの方向性を確立することになります。

この時期に確立された技術と思想は、現在の新作「インクルード エギング」にも受け継がれており、ゼナックのエギングロッドの原点となっています。

エギングシーンを牽引したパラボリックアクションの開発

2004年、ゼナックは画期的なパラボリックアクションを発表します。ティップに高弾性カーボン、バットには中弾性カーボンを使用することで、張りを感じながらもバットから力強く曲がる独特のアクションを実現しました。

このアクションは「バットで投げる、バットでしゃくる」をコンセプトに開発され、ファーストテーパーでは味わえない力強いキャスティングとしゃくりを可能にしました。発売当初は革新的すぎて理解されにくい面もありましたが、徐々にその実力が認められていきました。

パラボリックアクションの特徴は、バットでキャストし、バットでしゃくることで、元調子でバットが良く曲がり、キャスト時の振り幅も大きくなる点です。これにより、レングスを活かした爆発的な飛距離を生み出すことが可能になりました。

シャクるときもバットのパワーを活かし、小さな力でパワフルなシャクリを実現。力強い復元力でキレあるエギアクションを演出することができ、ファイトも安心感のあるやり取りが可能になりました。

柔軟でパワフルなバットがナチュラルにイカを引き寄せることで、バラシも減少するなど、実釣においても多くの利点がありました。この技術は後のモデルにも受け継がれ、ゼナックの代名詞となっています。

2019年にガホウジンが生産終了となった理由

2019年にガホウジンが生産終了となった理由

2019年にガホウジンが生産終了となりましたが、コアなファンから高い支持を得ていた人気モデルでした。一般受けを意識した製品作りではなく、独自の路線を貫いていた点が特徴的でした。

製品の高い品質と独創性は広く認められていましたが、経営的な判断もあり生産終了となりました。その後、エギングロッドの新たなラインナップを待ち望む声が多く寄せられることになります。

生産終了後も半永久保証制度により、部品の在庫がある限り修理サポートを継続。これによりユーザーは安心して使い続けることができました。

当時のガホウジンユーザーからは、独特な使用感と高い実釣性能を評価する声が多く聞かれました。その評価は現在も根強く、中古市場でも人気の高いモデルとなっています。

生産終了から約5年を経て、その DNA は新作「インクルード エギング」に受け継がれることになります。これによりゼナックのエギングロッドは新たな進化を遂げることになりました。

RGガイドシステムがもたらした飛距離と感度の向上

2007年、ゼナックは「初代RGガイドシステム」を発表します。これはPEライン対応を意識した画期的なガイドシステムで、ライントラブルの軽減と飛距離の向上を実現しました。

RGガイドシステムの特徴は、小口径ガイドのナローセッティングとアシストガイドの搭載です。トップガイドから4~5センチの位置にアシストガイドを配置することで、ラインの暴れを抑制し、スムーズなライン放出を可能にしました。

このシステムにより、強風下でもライントラブルが大幅に減少。さらにガイド数を増やすことで、ロッドの感度も向上し、エギの動きや潮の変化をより正確に感じ取ることができるようになりました。

RGガイドは一般的なものより数が多く、11個以上のガイドを搭載。これによってブランク本来の性能を最大限に引き出し、イカを掛けた時の引き上げる力にも大きく貢献しています。

RGガイドシステムは現在も進化を続けており、新作の「インクルード エギング」では新世代の「RG10」が採用されています。雨や風の強い状況でも飛距離が落ちにくく、より進化したシステムとなっています。

エギングモデルはブランクスの焼き上げから自社工場で製造

ゼナックは兵庫県丹波市に工場を構え、ブランクスの焼き上げからロッドの製造まで、全工程を自社で行っています。この一貫生産体制により、高い品質管理と独自の技術開発が可能となっています。

職人が1本ずつ丁寧に製造しているため、品質の高さは他社メーカーと比較にならないと評価されています。特にブランクスの焼き上げには長年の経験と技術が活かされ、独自の特性を持つロッドが生み出されています。

自社生産にこだわる理由は、熟練の技術を確実に継承し、常に新しい技術開発に挑戦するためです。エギングロッドの製造においても、この姿勢は変わることなく貫かれています。

フィニッシュの細部まで丁寧な仕上げが施され、スレッド巻きやエポキシの塗りなど、手作りならではの高品質な仕上がりが特徴です。うるし塗りの工芸品のような素晴らしいフィニッシュは、ハンドメイドの証といえます。

この製造へのこだわりは、新作の「インクルード エギング」にも受け継がれており、高品質なメイドインジャパンの誇りを感じさせる仕上がりとなっています。

生産終了後も半永久保証でサポートを継続

ゼナックの特徴的なサービスの一つが半永久保証制度です。この保証は修理部品の在庫がある限り、無期限・複数回有効で、譲り受けたロッドでも適用されます。

保証書の有無に関わらず、ゼナックに購入経緯を連絡すれば新たな保証番号が発行されます。これにより中古で購入したユーザーでも安心してロッドを使用することができます。

トップガイドの修理など部分的な修理も可能で、例えばガイド交換とスレッド巻き直し、コーティング工賃で3,900円(税別)からと、比較的リーズナブルな価格設定となっています。

保証は製造終了後3年以降で部品が無くなった場合、修理ができなくなる可能性がありますが、それまでは継続的なサポートを受けることができます。この充実した保証制度は、ユーザーから高い評価を得ています。

長期間使用できる製品づくりへのこだわりは、保証制度にも表れており、使い捨てではない価値ある道具として、多くのアングラーに支持されています。

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ついにゼナックからエギングロッドが新たに登場

  1. 2024年8月に待望の新作「インクルード エギング」が誕生
  2. パラボリックアクションの進化系が特徴的
  3. 新RGガイド「RG10」システムを搭載
  4. 生産終了品の修理費用は部品により3900円から
  5. 抽選販売から通常販売への販売方式の変更点
  6. エギングロッド生産終了から新作登場までの経緯まとめ

2024年8月に待望の新作「インクルード エギング」が誕生

2024年8月、ゼナックから新しいエギングロッドシリーズ「インクルード エギング」が登場しました。約5年ぶりとなるエギングロッドの復活は、多くのファンから待望されていた出来事です。

「インクルード エギング」は2モデルがラインナップされています。IS83-M3はエギ2.5号~3.5号に対応した全長8フィート3インチのオールラウンドモデル。IS82-M4は3号~4号対応の8フィート2インチのパワーモデルとなっています。

価格は両モデルとも58,000円(税別)。IS83-M3は2024年8月6日から受注開始となり、IS82-M4は2024年秋頃の受注開始が予定されています。納期に関しては、IS83-M3は9月下旬から順次出荷の予定となっています。

推奨リールサイズは2500~3000番台。PEラインは0.4~1.5号(IS83-M3)、0.6~2号(IS82-M4)まで対応します。ルアーウェイトはIS83-M3が6~24g、IS82-M4が10~28gと、幅広いレンジをカバーしています。

IS82-M4は、力強いフルキャストでの圧倒的な飛距離、より大きなターゲット、強風下でも力強いキャストなど、高次元なエギングを求める中上級者向けの仕様となっています。

パラボリックアクションの進化系が特徴的

「インクルード エギング」は、2004年に発表された伝説的なパラボリックアクションを進化させた新しいブランク設計となっています。ロッドの軽量化とは真逆の発想で、質量のある”肉厚ブランク”を採用しています。

バットでキャストし、バットでしゃくるというロッドアクションにより、元調子でバットが良く曲がり、キャスト時の振り幅も大きくなります。これにより、レングスを活かして爆発的な飛距離を生み出すことが可能です。

シャクるときもバットのパワーを活かし、小さな力でパワフルなシャクリを実現。力強い復元力でキレあるエギアクションを演出することができ、ファイトも安心感のあるやり取りが可能です。

また、柔軟でパワフルなバットがナチュラルにイカを引き寄せるので、バラシも減少するという利点があります。質量感を増すことでバットを強化し、トルク力を発生させるブランク設計により、従来のファーストテーパーの軽量ロッドとは全く違うフィーリングを実現しています。

このパラボリックアクションは、発売当初は理解されにくい面もありましたが、徐々にフィールドでその実力が認められ、多くのアングラーから支持されるようになりました。

新RGガイド「RG10」システムを搭載

新RGガイド「RG10」システムを搭載

「インクルード エギング」では、新開発のRGガイド「RG10」を採用しています。従来のRGバットガイド(RG7)を超高足に進化させた新システムで、雨や風の強い状況でも飛距離が落ちにくく、ライントラブルを激減させる効果があります。

ガイド数も増やすことで感度が向上し、ラインの接点も多くなることでブランク本来の力を最大限に活かすことができます。これにより、イカを掛けたときの引き上げる力にも大きく貢献しています。

リールサイズにジャストフィットする「ヘキサゴンリールシート15」も新たに搭載。カーボンフレームの骨格と加水分解による変化がない特殊ラバーを採用し、絶妙な硬度で設計したラバーで全体を覆うことで手になじみやすく、操作性も大きく向上しています。

ヘキサゴン形状により少ない力でもロッドを保持しやすく、実釣性能を上げるためのロッドバランスにもこだわっています。リアグリップにはロッドバランサーとしてメタルのリアリングを装着し、ゼナックロゴを刻印して機能美も追求しています。

飛距離のほか、感度やパワーもある理想的なガイド設計となっており、これまでのRGガイドシステムをさらに進化させた仕様となっています。

生産終了品の修理費用は部品により3900円から

ゼナックの生産終了品の修理については、部品の在庫がある限り対応が可能です。例えば、トップガイドの交換とスレッド巻き直し、コーティング工賃で3,900円(税別)からとなっています。

修理の際は、フェルールのコミ調整なども同時に行うことができ、長期使用による不具合も併せて改善することが可能です。ただし、製造終了後3年以降で部品が無くなった場合は、修理ができなくなる可能性があるため注意が必要です。

生産終了品の修理は、保証書の有無に関わらず対応が可能です。購入経緯をゼナックに連絡すれば、新たな保証番号が発行され、サポートを受けることができます。

中古で購入したロッドでも保証は引き継がれ、新しい保証番号が発行されます。そのため、オークションなどで保証書の有無を過度に気にする必要はありません。

修理の受付はゼナックの本社で行っており、送料はユーザー負担となります。修理期間は部品の在庫状況や修理内容によって変動するため、事前に確認することをおすすめします。

抽選販売から通常販売への販売方式の変更点

ゼナックの販売方式は2023年11月から大きく変更され、これまでの抽選販売から通常販売へと移行しました。ただし、予定数に達すると完売となるため、実質的には早い者勝ちの状況となっています。

以前は、オーダーの受付が始まっても翌日には多くのモデルが売り切れとなり、次のオーダー再開まで半年待つ必要があるなど、入手が困難な状況が続いていました。

現在は店頭在庫として商品を仕入れることができなくなっており、実物を触れる機会も減少しています。既に所有している人や知り合いが持っているケース以外では、購入前に実物を確認することが難しい状況です。

以前は「コンファームサービス」として、3本まで取り寄せて実物を確認できるサービスがありましたが、現在は終了しています。また、「工房ルーフ」でのカスタマイズサービスも現在は行われていません。

供給が需要に追いついていない状況は続いていますが、通常販売への移行により、以前よりは購入の機会が増えたと言えるでしょう。

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エギングロッド生産終了から新作登場までの経緯まとめ

最後に記事のポイントをまとめます。

  1. ゼナックは2001年の「アソート」発売以来、エギングシーンを革新する製品を開発
  2. 2004年に画期的なパラボリックアクションを開発し、エギング専用ロッドの新境地を開拓
  3. 2007年に初代RGガイドシステムを発表し、飛距離と感度の向上を実現
  4. 2019年にガホウジンが生産終了となり、新たなエギングロッドが待望される
  5. 半永久保証制度により、生産終了後も部品在庫がある限り修理サポートを継続
  6. 2024年8月、約5年ぶりに新作「インクルード エギング」が登場
  7. IS83-M3とIS82-M4の2モデルで、価格は58,000円(税別)
  8. 新開発のRG10ガイドシステムとヘキサゴンリールシート15を搭載
  9. パラボリックアクションを進化させた新設計のブランクを採用
  10. 抽選販売から通常販売へと販売方式を変更し、購入機会を拡大
  11. 生産終了品の修理は3,900円(税別)から対応可能
  12. 自社工場での一貫生産により、高品質なメイドインジャパンを実現