エギングで下手な人が知らない❗上手い人との決定的な差はエギの”沈め方”だった

エギングを始めたものの、なかなか釣果が上がらず悩んでいる方は多いのではないでしょうか。実は、エギングで上手い人と下手な人の決定的な差は、エギの沈め方にあります。エギングで重要なのは、エギを30度～45度の角度で安定して沈めることなのです。

調査の結果、8割の人がこの基本となるエギの沈め方ができていないことがわかりました。エギの沈め方が不安定だと、せっかく寄ってきたアオリイカも警戒して逃げてしまいます。今回は、エギングがうまくいかない原因と、具体的な改善方法をご紹介します。

記事のポイント！

1. エギングで最も重要な「エギの沈め方」の正しい角度と方法
2. 風や潮の影響でエギが思い通りに沈まない時の対処法
3. フォール中のアタリを取るための具体的なテクニック
4. シンカー調整で理想的な沈降角度を実現する方法

エギングで下手な人に共通する4つの特徴と克服法

1. 上手い人が重視する「エギの沈め方」が8割の初心者にはできていない事実
2. 基本の動きを見直すだけで釣果が変わる3つのポイント
3. アオリイカの捕食はフォール時が重要な理由
4. エギングで上手い人は潮の流れと風の影響を考慮している

上手い人が重視する「エギの沈め方」が8割の初心者にはできていない事実

エギングにおいて、最も重要なのは「エギを安定した姿勢で30度～45度で沈める」という基本動作です。この角度は、各メーカーが研究を重ねて導き出した、アオリイカが最も反応しやすい理想的な沈降角度となっています。

しかし、多くの初心者はエギを投げた後のフォール中に手を動かしてしまい、エギが不安定な状態で沈んでいきます。これでは、せっかく寄ってきたアオリイカも警戒して逃げてしまう原因となります。

フォール中に意識すべきポイントは3つあります。まず、手を絶対に動かさないこと。次に、ラインを必ず着水させること。そして、ラインを張りすぎないことです。この3点を意識するだけで、エギは安定して沈むようになります。

エギングはフォール中にアタリが出やすい釣りです。フォールを制する者がエギングを制すると言っても過言ではありません。投げてシャクるだけでなく、その後のフォールこそが勝負どころなのです。

基本的な動作と意識付けができていないと、いくらテクニックを磨いても釣果は伸びません。まずは、エギを安定して沈めることから始めましょう。これができるようになれば、エギングの醍醐味であるアオリイカとの駆け引きを楽しめるようになります。

基本の動きを見直すだけで釣果が変わる3つのポイント

エギングの基本となる動作は、シャクリとフォールの繰り返しです。しかし、多くの人は基本を忘れ、独自の釣り方になってしまっています。上手くいかない時こそ、基本に立ち返ることが重要です。

第一に、シャクリは1回から2回程度の丁寧な動作を心がけましょう。風を切る音を立てるような激しいシャクリや、連続的な動きに夢中になる人も見かけますが、これではアオリイカへの効果的なアプローチとはなりません。水中でエギがどのように動いているかをイメージしながら、適度な強さでシャクることが大切です。

第二に、フォールの重要性を認識することです。アオリイカの捕食は基本的にフォール時に起こります。ラインのたるみ具合を調整し、エギが自然な姿勢で沈んでいくようにコントロールします。特に、ラインを張りすぎると自然なフォールの妨げとなるため注意が必要です。

第三に、ラインメンディング（糸のコントロール）の意識です。エギの動きはラインを通じて伝わる力に大きく影響されます。風や波の影響でラインが揺れると、エギにも不自然な動きが伝わってしまいます。余計な糸ふけは巻き取り、常にラインの状態を意識することが重要です。

これらの基本動作は、シーズンや状況に関係なく意識すべき重要なポイントです。特に釣果が上がらない時期こそ、これらの基本に立ち返って見直してみることをお勧めします。基本ができていれば、アオリイカとの駆け引きをより楽しむことができるようになります。

ただし、基本を意識しすぎるあまり、動きが固くなってしまうのも良くありません。基本を押さえた上で、その日の状況に応じて柔軟に対応することも大切です。上達のためには、基本と応用のバランスを取りながら、実践を重ねていくことが重要となります。

アオリイカの捕食はフォール時が重要な理由

アオリイカは基本的にフォール中のエギを捕食する傾向が強いことが分かっています。もちろん、底に沈んだままのエギを抱くこともありますし、エギが急に動き出す瞬間に捕食する場合もありますが、確率的にはフォール中のエギを抱く確率が圧倒的に高くなります。

アオリイカがフォール中のエギに反応する理由は、エギの沈み方と関係があります。適切な角度でゆっくりと沈んでいくエギは、アオリイカの餌となる小魚の動きに近いものとなります。一方で不安定な動きをするエギは、アオリイカに警戒されやすいのです。

フォール中のエギに不必要な動きを与えないためには、手とラインのコントロールが重要です。特にラインを張りすぎると、エギに余計な力が加わって不自然な動きになってしまいます。ラインは必ず水面に着水させ、適度なたるみを持たせることで、エギは理想的な角度で沈んでいきます。

エギを投げた後のフォール中は本番であり、この時間を大切にすることが釣果向上につながります。多くの初心者は投げてシャクるだけで終わりというイメージを持っていますが、それは間違いです。シャクった後のフォールにこそ、エギングの醍醐味があるのです。

フォール中に何もしないのではなく、ラインの動きを注視してアタリを待つことが大切です。アオリイカは繊細な生き物なので、エギを抱いた時の微妙な変化を見逃さないようにしましょう。

エギングで上手い人は潮の流れと風の影響を考慮している

風や潮の影響によって、エギは思い通りの角度で沈まなくなることがあります。特に横風が強い場合、エギに横方向の力が加わり、理想的な30度～45度の沈降角度が保てなくなってしまいます。

潮の流れも同様に、エギの沈降角度に大きな影響を与えます。潮の流れが速い場合、エギは流されて浅い角度でしか沈まなくなります。このような状況では、アオリイカがエギを追いかけにくくなり、釣果に影響が出ます。

こうした問題を解決するために、上手い人はシンカーを使用します。シンカーの重さを調整することで、風や潮の影響を受けても理想的な角度を維持できるようになります。ただし、シンカーの重さは状況に応じて変える必要があります。重すぎると急角度になりすぎ、軽すぎると浅すぎる角度になってしまいます。

上手い人は釣り始める前に、その日の風や潮の状況を確認し、必要なシンカーの重さを予測します。また、シンカーを付けることが目的ではなく、エギを30度～45度で沈めることが目的だということを常に意識しています。

エギの沈降角度は、アオリイカの捕食行動に大きく影響します。風や潮の影響を考慮し、適切なシンカー調整を行うことで、より多くのアタリを誘うことができるようになります。上達のためには、これらの環境要因にも注意を払う必要があるのです。

エギングで下手な人のための具体的な上達方法

1. 初心者がやりがちな同じコースを投げ続ける悪習慣
2. イカの警戒心を引き起こす激しすぎるアクションとは
3. サイトフィッシングに慣れることで格段に釣果が上がる理由
4. 秋イカの特徴と効果的なアプローチ方法
5. 夜釣りで型が上がりやすい理由と実践テクニック
6. まとめ：エギングで下手な人が意識すべき重要ポイント

初心者がやりがちな同じコースを投げ続ける悪習慣

同じ場所に何度も投げ続けることは、アオリイカに警戒心を与えてしまう大きな要因となります。特に秋イカは、最初は反応が良くてもエギを何度も通すことで見切られやすい傾向があります。

エギングでは扇状に投げ分けることで、より広い範囲のイカにアプローチすることができます。これにより、スレていないイカと出会える可能性が高まります。また、1投目は特に重要で、その場所で最もフレッシュな状態のイカと出会えるチャンスとなります。

投げるポイントを変えることで、イカに「新しい獲物が来た」という印象を与えることができます。例えば、3投ほどして反応がない場合は、少し休ませてから投げ直したり、異なる場所を攻めたりすることで、新鮮な状態でアプローチできます。

場所を固定せずに移動しながら釣る「ラン＆ガン」というスタイルも効果的です。これは特に秋イカに有効で、群れを見つけて効率よく釣ることができます。時には釣り座やキャスト場所を変えることで、思わぬ成果につながることもあります。

イカは警戒心が強い生き物です。何度も同じ場所を攻めることで、エギを見切られてしまう可能性が高くなります。効率的に釣果を上げるためには、投げるポイントを適度に変えながら、広範囲を探っていく姿勢が重要です。

イカの警戒心を引き起こす激しすぎるアクションとは

激しすぎるアクションは、アオリイカに違和感を与えてしまいます。特に初心者に多いのが、ビュンビュンと音を立てるような強いシャクリや、連続的な強いアクションです。

エギングでは「メリハリ」が重要です。エギを動かしてアピールする時間と、フォールさせて実際に抱かせる時間、この2つのバランスが釣果を左右します。激しい動きだけでは、イカに警戒心を与えてしまい、抱きつく機会を失ってしまいます。

シャクリの基本は、大きくあおるような動作でエギを上に移動させることです。鋭くシャクると横方向に動いてしまうため、イカが抱きにくくなります。適度な強さで上下動を意識したシャクリを心がけましょう。

エギの動きに変化をつけることも大切です。例えば、活性が高い時は強めのアクション、警戒している時は穏やかなアクションというように、状況に応じて使い分けることで、より多くのアタリを誘うことができます。

シャクリの後のフォールタイムを十分に取ることで、イカに捕食のチャンスを与えることができます。激しい動作を続けるのではなく、適度な間を持たせることで、より自然な誘いができるようになります。

サイトフィッシングに慣れることで格段に釣果が上がる理由

サイトフィッシングとは、イカが見える状態で釣ることを指します。秋イカは足元まで寄ってくることが多く。この時期はサイトフィッシングのチャンスが増えます。

イカが寄ってきた時の基本は、エギを動かさないことです。イカがエギに興味を示してスッと近づいてきた時は、静止したままイカの行動を待ちます。逆に、イカが離れていく時は、パッパッと動かして再び興味を引くことが効果的です。

サイトフィッシングのコツは、同じコースばかり攻めないことです。イカに見切られないよう、一度エギを水から出して違うコースから通すことで、また新鮮な状態でアプローチできます。

昼間のサイトフィッシングで経験を積むことで、イカの反応や動きのパターンを学べます。これは夜釣りでも活かせる貴重な経験となり、結果的に釣果の向上につながります。

サイトフィッシングは、イカとの距離感や反応を直接確認できる貴重な機会です。この経験を積み重ねることで、ブラインド（見えない状態）での釣りの精度も上がっていきます。

秋イカの特徴と効果的なアプローチ方法

秋イカは警戒心が薄く食欲が旺盛な傾向にあります。そのため、エギングを始めるのに最も適したシーズンと言えます。初心者の方は、ぜひこの時期から始めることをお勧めします。

秋イカの特徴として、群れで行動することが挙げられます。一度イカを見つけたら、その周辺にも複数のイカがいる可能性が高いです。ただし、同じ場所を何度も攻めすぎると警戒されてしまうため、適度な移動が重要です。

群れを見つけるためには、「ラン＆ガン」と呼ばれる移動しながらの釣りが効果的です。釣れない時間が続いたら、積極的に場所を変えて新しいポイントを探ることをお勧めします。

潮の動きと時合いも重要な要素です。潮が動き出しのタイミングや、朝マズメ・夕マズメと呼ばれる時間帯は、イカの活性が高まりやすい時間です。この時間を逃さず攻めることで、釣果につながります。

アプローチの基本は、エギの安定したフォールです。たとえ活性が高い時期でも、不自然な動きのエギには警戒心を示します。基本となる30度～45度の沈降角度を意識することが、成功への近道となります。

夜釣りで型が上がりやすい理由と実践テクニック

アオリイカは本来夜行性の生き物です。特に秋は夜間の方が大型のイカが活発に活動する傾向があります。日中よりも警戒心が低くなり、より積極的な捕食活動を行います。

夜釣りの利点として、常夜灯に集まる小魚を追いかけてくるイカを狙えることが挙げられます。特に秋イカは常夜灯周りに活発に寄ってくるため、ポイントを見つけやすいという特徴があります。

時間帯としては、潮が動いているタイミングがチャンスとなります。夜は日中と比べて潮の流れがわかりにくいため、事前に潮回りを確認しておくことが重要です。潮が動いている時間を逃さず、集中的に攻めることをお勧めします。

夜釣りでは、アタリがとりにくいと感じる方も多いですが、むしろ夜の方が型が上がりやすい傾向にあります。日中のような警戒心の強さがないため、エギへの反応もより積極的になります。

ただし、夜釣りは安全面での注意が必要です。足元が見えにくくなるため、必要な安全対策をしっかりと行った上で挑戦することが大切です。

まとめ：エギングで下手な人が意識すべき重要ポイント

最後に記事のポイントをまとめます。

1. エギを30度～45度の角度で安定して沈めることが最重要
2. フォール中は手を動かさず、ラインは必ず着水させる
3. ラインを張りすぎない
4. 風や潮の影響を考慮し、シンカーで適切な角度を維持する
5. 同じコースばかり攻めず、扇状に投げ分ける
6. 激しすぎるアクションは避け、メリハリをつける
7. サイトフィッシングで基本を学ぶ
8. 秋イカは群れで行動するため、ラン＆ガンが効果的
9. 潮の動きと時合いを意識する
10. 夜釣りは型が上がりやすく、常夜灯周りが有効
11. 基本動作の習得が上達への近道
12. 安全対策を忘れずに