福岡県うきは市にある合所ダム、実はバス釣りの穴場スポットとして知られています。しかし、「釣り禁止じゃないの?」「どんなルアーが効くの?」といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

調査の結果、合所ダムではバス釣りが可能なエリアがあり、実際に46cmの大型バスが釣れたという記録も確認できました。ただし、釣りができるエリアには制限があるため、ルールを理解することが重要です。この記事では、合所ダムでのバス釣りのポイントから、周辺のダムとの比較、最新の貯水状況まで、詳しく解説していきます。
記事のポイント!
- 合所ダムでのバス釣りの可否と釣り可能なエリア
- おすすめのルアーと最近の釣果情報
- 合所ダムの現在の貯水状況とアクセス方法
- 周辺の代替釣りスポットとしての他ダムの情報
合所ダムでバス釣りを楽しむための完全ガイド
- 合所ダムでのバス釣りはダムサイト上流エリアで可能
- 合所ダムの地理と特徴はバス生息に適した環境を形成
- 最近の釣果情報では46cmの大型バスも報告されている
- バス釣りに最適なシーズンは春から初夏が狙い目
- バックウォーターエリアでは大型バスが確認されている
- ベストなルアー選びはスピンソニックとクルーバーSFが効果的
- アクセス方法は原鶴温泉から車で10分程度が便利
- 周辺施設にはトイレと駐車場が完備されている
合所ダムでのバス釣りはダムサイト上流エリアで可能
「合所ダムは釣り禁止では?」と思われている方も多いかもしれませんが、実際は一部エリアでバス釣りが可能です。合所ダム管理事務所に確認したところ、ダムサイトより二つ目のブイより上流の釣りについては、事故防止の観点から制限はあるものの、現時点では黙認されているようです。
ただし、これは公式に釣りが許可されているわけではなく、管理所側が「目をつぶっている」状態とのことですので、マナーとルールを守ることが非常に重要です。無理な場所に立ち入ったり、危険な行為をしたりすることは避けましょう。
また、合所ダムでM-1(バスフィッシングトーナメント)などの大会が開催されていた記録もありますが、現在は公式な釣り場としての位置づけではないことを理解しておく必要があります。
バス釣りを楽しむ際には、釣り禁止区域や危険箇所には絶対に立ち入らず、安全面に配慮したフィッシングを心がけましょう。特にダム湖では水位変動があるため、岸壁や急な斜面には十分注意が必要です。
何よりも、将来にわたって釣りができる環境を維持するためにも、ゴミを持ち帰り、周辺環境を大切にする姿勢が重要です。地元の方々への配慮も忘れないようにしましょう。
合所ダムの地理と特徴はバス生息に適した環境を形成
合所ダムは福岡県うきは市浮羽町に位置する、筑後川水系隈上川にあるダムです。農業用水と上水道の供給を目的とした多目的ダムとして1990年に完成しました。高さ60.7m、堤頂長270mのロックフィルダムで、総貯水容量は約766万立方メートルを誇ります。
このダムの特徴は、常時満水状態を保っていることです。農業用水や水道用水のためのダムなので、防災目的の藤波ダムとは異なり、水位が比較的安定していることがバス生息にとって良い環境となっています。
ダム湖には小さなベイト(ワカサギ)が豊富で、これがバスの餌となっているようです。実際、水面直下にベイトが多く見られ、ボイルも確認されているという報告があります。
合所ダムは耳納山麓の麓に位置し、周囲を山に囲まれた自然豊かな環境です。湖内には沈み木や水草帯も点在しており、バスの隠れ家となっています。また、入り江や小さなワンドなども形成されているため、バスフィッシングに適したポイントが多数存在します。
地形的には、バスの産卵や子育てに適した浅場から、大型バスが潜む深場まで変化に富んでいるため、様々なスタイルのバスフィッシングが楽しめるのが魅力です。
最近の釣果情報では46cmの大型バスも報告されている

2025年の最新情報によると、合所ダムでは良型のブラックバスが釣れていることが確認されています。アングラーズの釣果情報では、2025年3月1日にも釣果が報告されており、バスの活性は維持されているようです。
特に注目すべきは、46cmの大型バスが釣れたという実績報告です。バックウォーターエリアで一匹のバスがボイルしているのを発見し、ジャークベイト(阿修羅)を使用してキャッチした事例があります。このサイズのバスが生息していることは、合所ダムの環境が健全であることを示しています。
合所ダムのバスは、普段から人的プレッシャーを受けているためか頭が良く、一筋縄ではいかないという特徴があります。通常の釣り方では反応しないこともあるため、タイミングを見計らったアプローチが重要になるでしょう。
また、レッグワームDSなどのワームを使った釣果も報告されています。地形の変化を丁寧に探りながら、バスのいそうなポイントを攻めることで、45cm級のアフター(産卵後)のバスも釣れたという情報もあります。
合所ダムの釣果情報を総合すると、バックウォーターや地形変化のあるポイントが有望であり、バスのサイズも良型が狙えるフィールドであることがわかります。ただし、バスの警戒心は強いため、工夫を凝らした釣りが求められるでしょう。
バス釣りに最適なシーズンは春から初夏が狙い目
合所ダムでのバス釣りは、春から初夏にかけてが特に活性が高くなる傾向があります。3月から6月頃は、バスの産卵期と重なるため、シャローエリアで活発に活動するバスを狙いやすい時期といえるでしょう。
春先には水温の上昇とともにバスが活性化し、シャローエリアに移動してきます。この時期は特に朝夕の時間帯にシャロー周辺でのトップウォーターやシャロークランクが効果的です。また、産卵床を作るためにシャローに上がってくるバスも多いため、ベイトフィッシュをイミテートしたルアーが効果的に働くことがあります。
初夏になると、産卵を終えたアフターのバスが回復期に入り、積極的に捕食活動を行うようになります。この時期は少し深めのレンジを探るワームやクランクベイトなどのルアーが有効です。
夏場は水温の上昇により、バスが深場に移動することが多くなります。この時期は早朝や夕方の時間帯を狙い、水温の低いディープエリアや日陰になる場所をターゲットにするとよいでしょう。
秋になると再び活性が上がり、ベイトフィッシュを追いかけて捕食するバスが増えます。この時期はベイトの動きに注目し、ベイトパターンでアプローチするとよい結果が得られることがあります。
冬季は水温の低下によりバスの活性が下がるため、やや厳しい状況になりますが、晴れた日の日中など、日光で温められる場所を中心に探ってみるとよいでしょう。
バックウォーターエリアでは大型バスが確認されている
合所ダムの中でも、特に注目すべきポイントがバックウォーターエリアです。調査によると、このエリアでは良型のバスが複数確認されており、実際に46cmクラスの大型バスが釣れた実績もあります。
バックウォーターエリアとは、本流から少し入り込んだ入り江や支流の部分を指します。水の流れが緩やかで、水草や倒木などの障害物が多いため、バスの隠れ家や餌場として最適な環境が形成されています。
このエリアのバスは特に警戒心が強いことが特徴です。通常の釣り方では反応しないことも多く、釣り人からは「頭よすぎの天才くん達」と表現されるほどです。そのため、タイミングを見計らった積極的なアプローチが有効です。
例えば、バスがボイルしたポイントを見極め、その進行方向の5メートルほど先にルアーを投入し、ジャークテクニックでバスのスイッチを入れる方法が成功例として報告されています。常に周囲を観察し、チャンスを逃さない姿勢が重要です。
バックウォーターエリアでは、早朝の時間帯がとくに狙い目とされています。人の少ない時間帯にこのエリアに入ることができれば、大型バスを狙えるチャンスが広がるでしょう。
また、このエリアは比較的浅く、水中の障害物も多いため、ロッドやラインのセッティングには注意が必要です。強めのタックルを準備することで、フッキング後にバスが障害物に潜り込むのを防ぐことができます。
ベストなルアー選びはスピンソニックとクルーバーSFが効果的
合所ダムでのバス釣りに効果的なルアーについて、直近1ヶ月間の釣果情報を分析すると、いくつかの特に効果的なルアーが浮かび上がってきます。
まず、ウォーターランドのスピンソニックがピンクとシルバーの両カラーで釣果を上げています。このルアーはスピナーベイトの一種で、バイブレーションとフラッシングで遠くからバスの興味を引きつける効果があります。特に濁りのある状況や、バスの活性が高い時期に威力を発揮するでしょう。
また、ジャッカルのクルーバーSFのリフレクションチャートも好成績を残しています。シャッドタイプのミノーで、自然なベイトフィッシュの泳ぎをイミテートしており、合所ダムのバスに効果的なアピール力を持っています。
その他にも、デプスのサカマタシャッド(シルバーシャッド)も人気のルアーとして挙げられています。このルアーはシャッドプラグの特性を持ちながら、独特のアクションでバスを誘います。
実際の釣果例を見ると、バックウォーターエリアではジャークベイト(阿修羅)が効果を発揮したケースが報告されています。バスの進行方向を見極め、ジャークアクションで興味を引きつける釣り方が成功しています。
また、地形変化を探るフィネスタックルとしては、レッグワームDSなどのテキサスリグワームも効果的です。特に丁寧に地形を探りながら、バスが潜んでいそうなポイントを集中的に攻めることで、良型バスを狙うことができます。
初めて合所ダムを訪れる方は、これらの実績のあるルアーをいくつか用意し、状況に応じて使い分けることをおすすめします。バスの活性や天候、時間帯によって効果的なルアーは変わりますので、柔軟な対応が重要です。
アクセス方法は原鶴温泉から車で10分程度が便利
合所ダムへのアクセス方法ですが、最も便利なのは原鶴温泉方面からのルートです。添付情報によると、合所ダムは原鶴温泉から近い場所に位置しており、車で約10分程度でアクセスできます。
具体的な住所は福岡県うきは市浮羽町にあり、九州地方の福岡県東部に位置しています。福岡市内からは車で約1時間30分程度、久留米市からは約30分程度でアクセス可能です。
公共交通機関を利用する場合は、西鉄バスの「合所」バス停が最寄りとなります。ただし、バスの本数が限られている可能性があるため、事前に時刻表を確認しておくことをおすすめします。
車でのアクセスが最も便利であり、駐車場も完備されています。ダム周辺には駐車スペースがありますが、釣りのシーズンや休日は混雑することもあるので、早めの時間帯に訪れるとよいでしょう。
また、周辺には原鶴温泉があるため、釣りの後に温泉を楽しむというプランも可能です。日帰り入浴施設も複数あり、疲れを癒すことができます。
なお、初めて訪れる方は、カーナビやスマートフォンのマップアプリを使用して「合所ダム」を検索すると、スムーズにアクセスできるでしょう。山間部にあるため、携帯電話の電波が不安定な場所もあるかもしれませんので、事前に経路を確認しておくことをおすすめします。
周辺施設にはトイレと駐車場が完備されている
合所ダム周辺の施設情報について調査したところ、釣り人にとって重要なトイレと駐車場が完備されていることがわかりました。アングラーズの情報では、合所ダム周辺には駐車場とトイレの両方が「有り」と明記されています。
駐車場については、ダム管理施設付近に整備されており、無料で利用可能です。ただし、スペースには限りがあるため、特に週末や祝日は早朝から混雑することがあります。できるだけ早い時間に到着することをおすすめします。
トイレ施設も完備されていますが、釣りのポイントから離れた場所にある可能性があるため、長時間の釣行を予定している場合は事前に場所を確認しておくとよいでしょう。アングラーズの情報では「近くのトイレをGoogleマップで確認する」というリンクも掲載されており、詳細な位置情報が確認できるようです。
周辺には売店やコンビニなどの商業施設は限られている可能性があるため、飲料水や食料、釣り用品などは事前に準備しておくことが望ましいでしょう。特に夏場は水分補給が重要ですので、十分な量の飲料水を持参することをおすすめします。
また、合所ダムは山間部に位置しているため、日差しが強い日には日焼け対策、雨天時には雨具など、天候に応じた装備も必要です。季節や天候に合わせた準備をしておくと、快適に釣りを楽しむことができるでしょう。
なお、ダム周辺は自然豊かな環境ですので、ゴミは必ず持ち帰り、環境保全に協力することが大切です。マナーを守ることで、将来にわたって釣りを楽しめる環境を維持することができます。

合所ダム周辺のバス釣りスポット比較と注意点
- 合所ダムの現在の水位と貯水率は満水状態で釣りに適している
- 藤波ダムは合所ダムに近く比較的新しい釣り場となっている
- 江川ダム・寺内ダムも九州の有名バスフィールドとして知られる
- 小石原川ダムは新しい水源として注目されている
- 油木ダムや久原ダムも代替の釣り場として選択できる
- ダム釣りでは岸からの転落に注意することが重要
- マナーとルールを守ることで将来にわたって釣りが楽しめる
- まとめ:合所ダムバス釣りは規制を理解して楽しむべき九州の人気スポット
合所ダムの現在の水位と貯水率は満水状態で釣りに適している
2025年3月の最新情報によると、合所ダムの貯水率は100%で満水状態を維持しています。水位はEL.133.71m、貯水量は6,697千立方メートルとなっており、水資源機構の情報によれば理想的な水位を保っています。
この満水状態は、合所ダムが農業用水と上水道供給を目的としたダムであるため、常時高い水位を維持していることに起因します。これはバス釣りにとっては安定した環境を意味し、大きなメリットとなります。
水位が安定していると、バスの生息環境も安定し、シーズンを通じてポイントが大きく変わりにくいため、釣り場を把握しやすくなります。また、水位が高いことで水没した木や水草などの障害物が多く存在し、バスの隠れ家となっています。
現在の流入量(前日平均)は0.17立方メートル/秒、放流量(前日平均)は0.13立方メートル/秒と緩やかなため、急激な水位変動もなく、バスにとっても安定した環境が続いています。
気象条件としては、3月16日の情報によると、気温9.0度、西北西の風4.7m/s、気圧1008hPaとなっており、穏やかな気象条件となっています。このような状況は釣りにとっても好条件といえるでしょう。
なお、ダムの水位や気象条件は日々変動するものですので、最新の情報を確認することをおすすめします。特に大雨の後などは水質が悪化している可能性もありますので、直近の釣果情報などもチェックするとよいでしょう。
藤波ダムは合所ダムに近く比較的新しい釣り場となっている
合所ダムからほんの1km程度の近距離に位置する藤波ダムは、比較的新しい釣りスポットとして注目されています。2009年に完成したこのダムは、合所ダムより山一つ西に越えた巨瀬川に建設された洪水調節を目的とした補助治水ダムです。
藤波ダムの型式は合所ダムと同じく中央土質遮水壁型ロックフィルダムで、高さは52.0mとなっています。ただし、合所ダムとは目的が異なり、藤波ダムは防災目的のダムであるため、通常時の水位は満水ではなく、大雨などに備えて水位を下げた状態を維持していることが特徴です。
この特性は釣りにおいても影響を与え、合所ダムと藤波ダムでは同じ地域にありながら、異なる釣り環境が楽しめます。水位が低めの藤波ダムでは、岸際の構造物やストラクチャーが露出していることが多く、これらをターゲットにした釣りが可能です。
また、完成から約15年経過していることから、バスの生息環境も安定してきており、良型のバスも生息している可能性があります。合所ダムが混雑している場合や、違ったタイプの釣り場を開拓したい場合は、藤波ダムも有力な選択肢となるでしょう。
地元の釣り人によると、藤波ダムは合所ダムほど釣り人の圧力が高くないため、バスの警戒心もやや低い傾向があるとのことです。そのため、初心者や新しいフィールドを開拓したいアングラーにとっても魅力的な釣り場といえるでしょう。
ただし、防災ダムとしての性質上、大雨の後などは急激な水位変動が起こる可能性がありますので、最新の情報を確認し、安全に配慮した釣行を心がけることが重要です。
江川ダム・寺内ダムも九州の有名バスフィールドとして知られる
合所ダム以外の福岡県内のバス釣りスポットとして、江川ダムと寺内ダムが挙げられます。これらのダムは合所ダムと同様、筑後川水系に位置しており、九州でも有名なバスフィッシングのフィールドとして知られています。
江川ダムは福岡県朝倉市にあり、総貯水容量約4,000万立方メートルの大規模なダムです。現在の貯水率は約70.8%で、水位はEL.215.97m、貯水量は17,002千立方メートルとなっています。バスの生息数も多く、サイズも良型が釣れることで知られています。特にシャローエリアや沈み木周り、岩場などが有力なポイントとして挙げられています。
一方、寺内ダムも朝倉市に位置し、江川ダムとともに「筑後川水系水資源開発基本計画」に組み込まれている重要なダムです。現在の貯水率は約49.2%で、水位はEL.112.19m、貯水量は4,427千立方メートルとなっています。こちらもバスフィッシングに適したスポットが多く、特にワームを使ったフィネスフィッシングが効果的とされています。
これらのダムは合所ダムとは異なる特性を持ち、水位変動や地形、環境によって釣りのアプローチも変わってきます。たとえば、江川ダムは広大な水面を持つため、ボートフィッシングが盛んですが、寺内ダムは比較的コンパクトな水域で、岸からのキャスティングでも多くのポイントにアクセスできるという特徴があります。
また、これらのダムは公式に釣りが認められているエリアが明確に定められている場合が多いため、合所ダムよりも釣り場としての整備がされている可能性があります。初めて訪れる際は、各ダムの管理事務所や情報サイトで最新の釣り場情報を確認することをおすすめします。
週末に合所ダムが混雑している場合や、新しいフィールドを開拓したい場合は、これらの代替スポットも検討してみる価値があるでしょう。
小石原川ダムは新しい水源として注目されている

筑後川水系の新たな水源として注目されているのが小石原川ダムです。この比較的新しいダムは、合所ダム、江川ダム、寺内ダムと共に福岡県・佐賀県の水ガメとしての役割を担っています。
現在の小石原川ダムの貯水状況は貯水率91.0%、水位EL.345.75m、貯水量31,858千立方メートルと良好な状態を維持しています。流入量(前日平均)は0.26立方メートル/秒、放流量(前日平均)は0.15立方メートル/秒となっています。
小石原川ダムは水資源機構によって管理されており、上水道供給を主な目的としています。比較的新しいダムであるため、バスの生息状況については情報が限られていますが、筑後川水系にあることから、バスの生息可能性は十分にあると考えられます。
新しいダムであることから、釣り人の圧力も比較的少ない可能性があり、未開拓のポイントが多く残されているかもしれません。バスフィッシングの観点からは、新たなフロンティアとして期待が持てるフィールドといえるでしょう。
ただし、小石原川ダムでの釣りに関しては、釣り可能エリアや規制について事前に確認することが重要です。一般的にダムでは安全上の理由から立ち入り禁止区域が設定されていることが多いため、管理事務所や公式情報源で最新の情報を確認することをおすすめします。
また、新しいダムということで地形や水中構造物についての情報も限られているため、初めて訪れる際は安全面に十分配慮し、慎重に釣りを行うようにしましょう。バスフィッシングの挑戦的な新フィールドとして、小石原川ダムも検討の価値があるスポットです。
油木ダムや久原ダムも代替の釣り場として選択できる
福岡県内には、合所ダム以外にも多くのバス釣りスポットがあります。その中でも油木ダム(油木ダム湖)と久原ダムは、代替の釣り場として検討する価値があるスポットです。
油木ダムは福岡県朝倉郡東峰村に位置するダムで、別名「蜂の巣湖」とも呼ばれています。周囲を山に囲まれた自然豊かな環境で、バスフィッシングを楽しむことができます。アングラーズの情報によると、油木ダムも合所ダムと同様に九州地方に分類されており、比較的近い距離にあるため、日帰りでの釣行先としても検討できるでしょう。
久原ダムは福岡県糟屋郡久山町に位置するダムで、福岡市からのアクセスが良好なことから、都市部に住むアングラーにとって便利な釣り場です。サイズはそれほど大きくありませんが、バスの生息数は比較的多く、初心者から上級者まで楽しめるフィールドとなっています。
これらのダムは合所ダムと比較して知名度や人気度はやや劣るものの、そのぶん釣り人の圧力も少なく、バスの警戒心も低い可能性があります。混雑を避けたい場合や、新しいフィールドを開拓したい場合には、これらのダムも選択肢として考慮してみるとよいでしょう。
ただし、どのダムでも釣りを行う際には、各施設のルールや規制を必ず確認し、マナーを守ることが重要です。特に立ち入り禁止区域や危険箇所には絶対に立ち入らないよう注意しましょう。
また、これらのダムでの釣り情報は合所ダムほど多くない可能性があるため、訪問前にインターネットや釣具店で情報収集を行うか、地元のアングラーからアドバイスを得ることをおすすめします。新たなフィールドの開拓は、バスフィッシングの楽しみの一つです。
ダム釣りでは岸からの転落に注意することが重要
ダム湖でのバス釣りには特有の危険性があり、特に注意すべきなのが岸からの転落事故です。合所ダムを含むダム湖では、岸壁が急になっている場所や、水位変動によって足場が不安定になっている場所があります。
ダム湖の岸は一般的な自然の湖や河川と異なり、人工的に作られた斜面であることが多く、特に水位が下がった後は泥や苔で滑りやすくなっていることがあります。また、見た目以上に深くなっていたり、水中に障害物が隠れていたりする場合もあるため、細心の注意が必要です。
特に注意すべきポイントとしては、以下のようなものが挙げられます。
第一に、岸からの釣りでは必ず滑りにくい靴を着用し、足場の確認を徹底することが重要です。特に雨の後や朝露で濡れている場合は、より慎重に行動しましょう。
第二に、急な斜面や崖に近づきすぎないようにします。良いポイントを見つけたとしても、明らかに危険な場所であれば無理をせず、安全な場所から釣りを行うことが大切です。
第三に、一人での釣行はできるだけ避け、複数人で行動することをおすすめします。万が一の事故の際には、すぐに助けを求められる環境が重要です。
第四に、ライフジャケットの着用も有効な安全対策です。特に水辺に近い場所や、ボートを使用する場合は必須といえるでしょう。
合所ダムの環境は、前述のようにバックウォーターや地形変化の多いエリアがポイントとなりますが、これらの場所は同時に危険性も高い可能性があります。良型のバスを追い求めるあまり、安全面をおろそかにするのは厳禁です。
バス釣りを楽しむためには、まず自身の安全を確保することが最優先事項であることを忘れないようにしましょう。
マナーとルールを守ることで将来にわたって釣りが楽しめる
合所ダムでバス釣りを楽しむためには、マナーとルールを守ることが非常に重要です。調査によると、合所ダム管理事務所は現在、ダムサイトより二つ目のブイより上流の釣りについては「目をつぶっている」状態とのことですが、これは公式に釣りが許可されているわけではありません。
この現状を維持し、将来にわたって釣りができる環境を守るためには、すべてのアングラーが責任ある行動を取る必要があります。まず、ゴミの持ち帰りは絶対条件です。釣り糸や釣り針、ルアーの包装など、釣り関連のゴミは必ず持ち帰りましょう。ダム湖の環境を守ることは、バスの生息環境を守ることにもつながります。
また、大声で騒いだり、音楽を大音量で流したりするなど、周囲の迷惑になる行為も控えましょう。合所ダム周辺は自然豊かな環境で、地元の方々も利用する場所です。互いに気持ちよく過ごせる雰囲気づくりを心掛けることが大切です。
釣りのルールとしては、禁止区域には絶対に立ち入らないこと、危険な場所での釣りは避けること、他の釣り人との距離を適切に保つことなどが挙げられます。特に人気のポイントでは、長時間同じ場所を独占しないなど、配慮ある行動を心掛けましょう。
捕獲したバスの扱いについても注意が必要です。合所ダムのバスは「頭の良い」個体が多いと報告されており、これは長年の釣りのプレッシャーによるものと考えられます。資源を守るためにも、キャッチ&リリースを基本とし、バスを傷つけないよう丁寧に扱うことが重要です。
合所ダムでのバス釣りの現状は、管理側の「黙認」という微妙なバランスの上に成り立っていることを理解し、すべてのアングラーが責任ある行動を取ることで、このすばらしいフィールドを将来の世代にも残していきましょう。

まとめ:合所ダムバス釣りは規制を理解して楽しむべき九州の人気スポット
最後に記事のポイントをまとめます。
- 合所ダムでのバス釣りは全面禁止ではなく、ダムサイトより二つ目のブイより上流エリアでは管理事務所が現状では「目をつぶっている」状態
- 46cmの大型バスが釣れた記録があり、良型のバスが生息している
- バックウォーターエリアが特に大型バスの狙い目となっている
- ジャークベイト(阿修羅)やスピンソニック、クルーバーSFなどのルアーが効果的
- 2025年3月現在、合所ダムの貯水率は100%で満水状態を維持しており、釣りに適した環境
- 周辺にはトイレと駐車場が完備されており、釣り場としての基本的な設備は整っている
- 藤波ダム、江川ダム、寺内ダムなど周辺にも代替となるバス釣りスポットが存在する
- 小石原川ダムは新しい水源として注目されており、新たなバスフィールドとなる可能性がある
- ダム釣りでは岸からの転落など安全面に特に注意が必要
- マナーとルールを守ることが、将来にわたって釣りができる環境を維持するために重要
- 合所ダムのバスは警戒心が強く「頭が良い」ため、タイミングを見計らった効果的なアプローチが必要
- 釣果を出すためには早朝など人の少ない時間帯を狙うことが効果的